JP2006153001A - ゴムラテックスディップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゴムラテックスのエマルジョン破壊を発生させることなく、ゴムラテックス溶液を圧送することのできるポンプを具えたゴムラテックスディップ装置を提供する。
【解決手段】ゴムラテックスディップ装置において、ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックスに流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、インペラは永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液に浮上して回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具える。
【選択図】図1
【解決手段】ゴムラテックスディップ装置において、ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックスに流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、インペラは永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液に浮上して回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具える。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ等における静電潜像プロセスに用いられる帯電ローラ等のOAローラのゴムラテックス層を、ディップ塗布により形成するのに用いられるゴムラテックスディップ装置に関し、特に、ディップ槽に安定した品質のゴムラテックス溶液を収容することのできるものに関する。
従来、複写機、プリンタ等の電子写真装置では、まず、感光体の表面を一様に帯電させ、この感光体に光学系から映像を投射して、光が当った部分の帯電を消去することによって潜像を形成する静電潜像プロセスにより静電潜像を得、次いで、トナーの付着により静電潜像をトナー像として顕像化し、紙等の記録媒体へのトナー像の転写により、プリントする方法がとられている。
そして、感光体の表面を帯電するのに、感光体にOAローラを当接させ、これらを回転させながらOAローラに電圧を印加することにより、感光体表面を帯電させる接触帯電方式が広く実施されている。この接触帯電方式に使用されるOAローラは帯電ローラと呼ばれ、例えば、ゴムやウレタンフォーム等の材料を、金型内に注入し、あるいは押出機から押し出してシャフトの周りに弾性層を形成し、この弾性層の半径方向外側に、ウレタン、アクリルウレタン、アクリルエステル、ナイロン等の樹脂やNBR等の合成ゴムに導電剤を添加して抵抗値を調整した溶液をディップ塗装して抵抗調整層を形成し、更にその外側にアクリル、ウレタン、ナイロン等の樹脂を有機溶剤や水に溶解した樹脂溶液を、同じくディップ塗装して表皮層を形成したものが知られている。
このような帯電ローラにおいて、弾性層についてもディップ塗装を施して形成することにより、全ての層の形成をディップ塗装によって行い、製造設備の投資コスト抑える試みが検討されており、その解決策として、出願人は、特願2004−193877にて、弾性層をゴムラテックス溶液中にディップして凝固させて形成するOAローラの製造方法を提案した。
一方、ディップ塗装により形成される抵抗調整層や、表皮層についても、これらの層厚さが厚い場合には、従来の方法では何度も重ね塗りする必要があり、そのための生産性の低下が問題となっており、その解決策として、出願人は、特願2004−218324にて、弾性層以外の層のうち少なくとも一層を、ゴムラテックスを凝固させて形成するOAローラの製造方法を提案した。
ゴムラテックスを凝固させて層を形成するこれらの提案について、その概要を以下に説明する。図1は、この提案の製造方法によって形成されるOAローラを、感光体表面を帯電させるのに用いられる帯電ローラを例として示す断面図である。帯電ローラ10は、シャフト1、シャフト1の周りに配設された弾性層2、ローラ周面を形成する表皮層4、および、弾性層2と表皮層4との間に設けられた抵抗調整層3よりなる。ここで、シャフト1は、プリンタ等の電子写真装置に軸支される部分であり、金属あるいはプラスチック製のものが用いられる。
弾性層2、抵抗調整層3、および表皮層4の一つ以上を、ゴムラテックスを凝固させて形成することができるが、弾性層2を、ゴムラテックス凝固法を用いて形成する場合を例として、その際の工程について説明する。図2は、帯電ローラ10を製造する工程の流れを示す工程図であり、この製造工程は、シャフト1を準備して供給するシャフト供給工程81、シャフト1の廻りにゴムラテックスをディップ凝固させて弾性層2を形成する弾性層形成工程82、弾性層2の半径方向外側に塗料をディップして抵抗調整層3を形成する抵抗調整層形成工程84、抵抗調整層3の半径方向外側に、同じく塗料をディップして表皮層4を形成する表皮層形成工程86、および、表皮層4を強制乾燥させる表皮層乾燥工程87を具え、最後の表皮層乾燥工程87を終えた帯電ローラ10は、次の工程、例えば、検査工程に移される。
図3は、弾性層2をゴムラテックス凝固法により形成する工程の詳細を示す工程図であり、まず、ラテックス下塗り工程82aで、水に乳濁したゴムラテックスの液を収容するラテックスディップ槽に、基体となるシャフト1を浸漬して、シャフト1の周面に、ラテックスを下塗りしたあと、凝固剤ディップ塗装工程82bで、凝固剤の溶液を収容する凝固液ディップ槽に、下塗り済のシャフト1を浸漬してシャフト1の外側に凝固剤をディップ塗装する。ここで、下塗り用ラテックスは、凝固剤をシャフト1に接着させるための接着剤として機能する。
凝固剤を塗装したシャフト1を、風をあてて常温乾燥させたあと、ラテックスディップ塗装工程82cで、ディップ槽に収容されたゴムラテックス溶液中に浸漬する。このとき、酸性の凝固剤とアルカリ製のゴムラテックスとは酸アルカリ反応を起こすが、この反応に伴って、ゴムラテックスはゲル化して凝固される。
ラテックスディップ塗装工程82cのあと、酸アルカリ反応で発生した水を除去するため、低温乾燥工程82dで、形成途中のローラの温度を、例えば40℃程度に保って乾燥させ、続いて、酸アルカリ反応で発生した塩を除去するため、洗浄工程82eで、薄い塩濃度の水でこれを洗浄して塩を除去する。塩を除去する工程が必要なのは、もしこれを除去しない場合には、塩が異物としてローラ内に残り、使用中にローラ表面に析出して感光体を汚染する原因となるからである。その後、帯電ローラを高温乾燥工程84fに移送して、例えば70〜80度程度の高温下で乾燥を行い、水分を蒸発させるとともにラテックスを加硫して弾性層2の形成を完了する。
以上、ゴムラテックスよりなる層を有するOAローラの製造工程を、帯電ローラを例にとって説明したが、この工程は、帯電ローラ以外のOAローラを製造するのにも適用することができる。
ラテックスディップ塗装工程82cにおいて、ディップ槽のゴムラテックス溶液は、OAローラの生産量に応じて消費されてゆき、また、凝固剤との反応の進行とともに変質してゆくので、新しい溶液をディップ槽に継続的に補給する必要があり、そのため、通常、ディップ槽にゴムラテックス溶液を自動的に補給するポンプが必要となる。
また、ディップ槽の溶液は、自然沈降や、ディップ処理の進行に伴って、ディップ槽内の溶液の成分分布が場所ごとに異なってくるので、その変化を抑えて分布を均一にするため、ディップ槽内の溶液をいつも循環させておくポンプも必要となってくる。
一方、ゴムラテックスは、表面活性剤を介して乳化懸濁された状態で水中に分散されているが、これに剪断力が作用すると表面活性剤が脱離し、エマルジョン破壊を起こしてしまう。そして、このエマルジョン破壊は、ゴムラテックスの特性を変化させてしまうことに加え、水中に分散できなくなった粒子を、ディップ槽表面や配管等、種々の機器に付着させることになり、その結果、安定的な操業が阻害されてしまう。
ゴムラテックス溶液を圧送するための前述のポンプとして、もっとも汎用的に用いられる渦巻きポンプを用いた場合、渦巻きポンプは、インペラがケーシングの外に配置されたモータ等の原動機によって駆動される構造となっているため、ケーシングに穴を設けこの穴にインペラの回転軸を貫通させた構造を有する。そして、この貫通部から内部の液が漏れるのを抑えるとともに、軸受け機能を兼ねる貫通部に内部の溶液を供給してこれを潤滑するための軸封部が設けられていて、例えば、メカニカルシールやラビリンスパッキン等により構成される。しかしながら、軸封部は狭い流路を液が外部に流れるように構成されているため、液には大きな剪断力が作用し、そのため、ゴムラテックスのエマルジョン破壊を多量に発生させ、前述のような問題を招いてしまう。
そのため、ゴムラテックス溶液を圧送するポンプとして渦巻きポンプを用いる代わりに、シリンダ内壁にゴム製弾性膜の周囲を固定し弾性膜を往復動させてシリンダ内の容積を変化させることにより液を圧送するダイヤフラム式ポンプが用いられてきたが、このポンプは、インペラを回転させる渦巻きポンプとは異なり、弾性膜の往復動に伴って圧送液の脈動が発生し、この脈動によって、溶液は、ダイヤフラムやポンプ壁面から剪断力を受けるので、エマルジョン破壊の問題は軽減されたものの、前述の問題は依然解決されてはいない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ゴムラテックスのエマルジョン破壊を発生させることなく、ゴムラテックス溶液を圧送することのできるポンプを具えたゴムラテックスディップ装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、シャフトを含む基体をゴムラテックス溶液にディップして、OAローラのゴムラテックス層を形成するのに用いられ、ゴムラテックス溶液を収容するディップ槽と、このディップ槽へゴムラテックス溶液を供給し、もしくは、ディップ槽に収容されたゴムラテックス溶液を流動させるゴムラテックス圧送ポンプとを具えたゴムラテックスディップ装置において、
前記ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックス溶液に流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、
インペラは、インペラに固定された永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液中に浮いて回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具えてなるゴムラテックスディップ装置である。
前記ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックス溶液に流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、
インペラは、インペラに固定された永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液中に浮いて回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具えてなるゴムラテックスディップ装置である。
(2)本発明は、(1)において、ケーシングの、インペラ軸方向一方の側に吸入口を配置し、インペラの半径方向中心部にその軸方向に貫通する貫通穴を一個以上設け、吸入口から吸入されたゴムラテックス溶液を、軸方向一方の側から他方の側に向けて貫通穴を通過させたあとインペラの軸方向他方側の側面とケーシング内面との間の隙間を半径方向外側に向かわせる流路を形成し、インペラの軸方向他方側の側面を平坦に構成してなるゴムラテックスディップ装置である。
(3)本発明は、(2)において、前記インペラの軸方向他方側の側面における凹凸の出入りは、3.0mm以下としてなるゴムラテックスディップ装置である。
(4)本発明は、(2)もしくは(3)において、前記貫通穴の総断面積を28.3mm2以上としてなるゴムラテックスディップ装置である。
(5)本発明は、(2)〜(4)のいずれかにおいて、前記貫通穴の個数を1としてなるゴムラテックスディップ装置である。
(6)本発明は、(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記インペラの回転により流速が付与されたゴムラテックス溶液が流れる配管内に流速センサを設置して溶液の流速を常時計測し、溶液の流速が設定下限値以下になった場合は、前記インペラの回転数を上昇させ、溶液の流速が設定下限値を超えた段階で前記インペラの回転数の上昇を止めるように構成してなるゴムラテックスディップ装置である。
(7)本発明は、(1)〜(6)のいずれかにおいて、ゴムラテックススキムを除去するためのフィルタの前の配管内に圧力センサを設置して配管内圧を常時計測し、配管内圧が設定値以上になった場合は前記インペラの回転を停止するように構成してなるゴムラテックスディップ装置である。
(1)の発明によれば、ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックス溶液に流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、インペラは、インペラに固定された永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液中に浮いて回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具えるので、ダイヤフラム式のポンプのように脈動が発生することはなく、また、従来の渦巻きポンプでは不可欠であった軸封部ももたないため、ゴムラテックス溶液に作用する剪断力を大幅に低下させて、ゴムラテックスのエマルジョン破壊を効果的に抑制することができる。
(2)の発明によれば、吸入口から吸入されたゴムラテックス溶液を、軸方向一方の側から他方の側に向けて貫通穴を通過させたあとインペラの軸方向他方側の側面とケーシング内面との間の隙間を半径方向外側に向かわせる流路において、インペラの軸方向他方の側の側面を平坦に構成したので、インペラのこの側面を凸凹に形成した場合には、ここを流れるゴムラテックスに大きな剪断力が作用してしまうところ、この剪断力を小さく抑え、前記エマルジョン破壊をより効果的に抑制することができる。
(3)の発明によれば、前記インペラ他方の側の側面における凹凸の出入りは、3.0mm以下としたので、この流路を通過するゴムラテックスのエマルジョン破壊をさらに抑えることができる。
(4)の発明によれば、前記貫通穴の総断面積を28.3mm2以上としたので、貫通穴を流れるゴムラテックス溶液の流速を抑え、流速に比例して大きくなる流路壁面からの剪断力を減じることができる。
(5)の発明によれば、前記貫通穴の個数を1としたので、貫通穴を流れるゴムラテックス溶液の流速をさらに抑え、エマルジョン破壊抑制効果を高めることができる。
(6)の発明によれば、前記インペラの回転により流速が付与されたゴムラテックス溶液が流れる配管内に流速センサを設置して溶液の流速を常時計測し、溶液の流速が設定下限値以下になった場合は、前記インペラの回転数を上昇させ、溶液の流速が設定下限値を超えた段階で前記インペラの回転数の上昇を止めるように構成したので、ポンプをフレキシブルに駆動できる。
(7)の発明によれば、ゴムラテックススキムを除去するためのフィルタの前の配管内に圧力センサを設置して配管内圧を常時計測し、配管内圧が設定値以上になった場合は前記インペラの回転を停止するように構成したので、ポンプを、よりフレキシブルに駆動できる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図4は、第一のゴムラテックスディップ装置を示す概念図である。ディップ装置20は、ゴムラテックス溶液6を収容するオーバーフロー式ディップ槽21と、ディップ槽21の下部に設けられた流入口21Bに溶液を補給する循環ポンプ24と、ディップ槽21の上面21Aからオーバーフローする溶液を一旦受けるオーバーフロー受液タンク22と、オーバーフロー受液タンク22からの溶液を貯留する溶液貯留タンク23と、溶液貯留タンク23に新しいゴムラテックス溶液6を補給する補給ポンプ25とを具えて構成され、循環ポンプ24は、溶液貯留タンク23から溶液を汲み上げて循環するよう構成される。
このように構成されたディップ装置20は、ディップ槽21の上面21Aからいつも溶液をオーバーフローさせるので液面を一定に保持することができ、あわせて、液面に発生するスキムを排出して浸漬済の基体を引き上げる際にこれが異物となって付着することを防止することができる。
そして、このディップ装置20を用いて、ゴムラテックス層を形成するには、凝固剤の層7が既に形成されているシャフト1の一端部をローラ把持部材8で把持し、シャフト1を垂直な姿勢に保持して、ディップ槽21に収容されたゴムラテックス溶液6の中に浸漬し、その後、溶液6中に所定時間放置することにより、溶液のゴムラテックスと凝固剤とを反応させゴムラテックス層を形成することができる。
図5は、ゴムラテックス溶液を圧送する、循環ポンプ24、補給ポンプ25の断面構造を示す概念図である。これらは同様の構造を有するので循環ポンプ24について、以下に説明する。
循環ポンプ24は、ゴムラテックス溶液部分70を囲むケーシング61と、ケーシング内で、回転軸線62cの周りに回転してゴムラテックス溶液6に流速を付与するインペラ62と、ケーシング61の外部に設けられてインペラ62を回転駆動するインペラ駆動手段69とを具える。
インペラ62は、永久磁石63を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液6に浮上して回転するよう構成され、インペラ駆動手段69は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具え、交番磁界発生装置は、磁束生成コイル64と、これによって生成された磁束を永久磁石63まで導くヨーク65とにより構成される。
ケーシング61の、インペラ軸方向一方の側に吸入口71が配置され、インペラ62の半径方向中心部には、その軸方向に貫通する貫通穴72が1個以上(図の場合1個)設けられる。そして、吸入口71から吸入されたゴムラテックス溶液6の一部は、インペラ62の羽根62wによって渦巻状に半径方向外側に放射され吐出口74から吐出されるが、吸入口71から吸入されたゴムラテックス溶液の他の部分は、貫通穴72を、インペラ62の軸方向一方から他方の側に向けて通過し、インペラ62の他方側の側面68とケーシング内面との間の隙間73を半径方向外側に向かったあと、吐出口74から吐出されるよう流路が形成されている。
このように、インペラ62は、ゴムラテックス溶液6中に浮上して回転するよう構成され、そのため、これを駆動するための軸を、ケーシング外部に貫通させて、原動機の出力軸と締結する必要はなく、その結果、軸封部も不要のものとすることができるので、従来のポンプにおいて軸封部で発生するエマルジョン破壊をなくすことができる。
そして、インペラ62の他方側の側面68は平坦に形成され、この凹凸xが3.0mmを超えた場合には、側面68に対するゴムラテックス溶液6の流動抵抗が大きくなりすぎてエマルジョン破壊を起こす可能性が高くなる。
また、貫通穴72の個数は一個とし、その断面積を、28.3mm2以上とするのが好ましく、これらの条件を満足するよう貫通穴を設けた場合には、ゴムラテックス溶液6の流動抵抗を下げ、ゴムラテックスのエマルジョン破壊を一層効果的に防止することができる。
このポンプ24を作動させるには、磁束生成コイル64に交番電流を印加してヨーク65内に磁束を形成する。この磁束は、ヨーク65の先端からヨーク65の外に放射され、永久磁石63に力を作用して、インペラ62を中心軸62cの周りに回転させる。
図6(a)は、第二の実施形態のゴムラテックスディップ装置を示す断面図であり、図6(b)は図6(a)のb−b断面に対応する断面図である。ゴムラテックスディップ装置30は、凝固剤の層7が表面に形成されたシャフト1にゴムラテックスをディップするものであり、ゴムラテックス溶液6を収容するディップ槽31と、ゴムラテックス溶液6の表層流Fを形成して液面に発生したゴムラテックススキムをディップ槽の外に排出する液流形成手段とを具え、液流形成手段は、表層流上流側の壁面に設けられた流入堰32と、表層流下流側の壁面に設けられ、流入堰32と同等もしくはそれより低い高さに設定された流出堰33と、流入堰32を介してディップ槽と連通し、液面S1を流入堰32より高い位置に保持する表層流生成タンク35とを含んで構成される。
ここで、流入堰32や流出堰33は、それぞれ、左右上下を囲って形成された開口部を通して表層流を流入、もしくは、流出させるものであってもよく、この場合、流出堰33をなす開口部の下縁が、流入堰32の開口部の下縁と同等以下の高さに設定されていなければならない。
表層流生成タンク35は、ディップ槽31をその内部に収容する構造を有し、流出堰33を介してもディップ槽31と連通するよう構成されており、図6に示すものは、流入堰32に隣接する部分と、流出堰33に隣接する部分とが、ディップ槽31の下方部分を通して繋がっているが、これらの部分をディップ槽31の側方部分で繋げてもよく、さらには、パイプ等で連通させることもできる。
表層流生成タンク35内には、排出された表層流からゴムラテックススキムを除去するフィルタ36と、流出堰33に隣接する側の液面S2を低下させるとともに流入堰32に隣接する側の液面S1を上昇させる循環ポンプ37が設けられ、循環ポンプ37は、表層流生成タンク35内に図中fで示した流れを形成する機能をも有する。
このように構成されたディップ装置30においては、循環ポンプ37を駆動させることにより、流入堰32に連通する側の液面S1を上昇させて流入堰32より高いレベルに保持するとともに、流出堰33に連通する側の液面S2を下降させて流出堰33より低いレベルに保持することにより、流入堰32は、流出堰33に対して同等以上の高さに設定されているので、溶液を流入堰32から、流出堰33に向けて流動させることができ、これが表層流Fとなってゴムラテックススキムを排出することができる。また、この表層流Fは、流入堰32側と、流出堰33側とのヘッド差で流動するので溶液内部Vの流動に影響を与えることがないので、溶液内部Vは静置されたままであり、このことによってゴムラテックス層を均一に形成することができる。
表層流生成タンク35において、流入堰32側と、流出堰33側のそれぞれの液面レベルを上述のように維持するためには、全体の液量を過不足のない状態に保つことも重要であり、そのため、溶液を補給する補給ポンプ38からの配管と、溶液を排出する排出ライン39とが、表層流生成タンク35に接続される。
第二の実施形態のゴムラテックスディップ装置に関しても、ゴムラテックス溶液を圧送する循環ポンプ37ならびに補給ポンプ38は、第一の実施形態について説明したとおり、図5に示した構造を具え、ケーシング61中でインペラ62を浮上させて回転することにより、ゴムラテックス溶液6のエマルジョン破壊を抑えながら、必要な圧送を行わせることができる。
次に第三の実施形態について説明する。この実施形態のゴムラテックスディップ装置も、図1に示した帯電ローラ10の弾性層2を、ゴムラテックスを凝固させて形成する場合を例にしたラテックスディップ塗装工程22cに用いられるものであり、図7は、この実施形態のゴムラテックスディップ装置を示す概念図である。
ゴムラテックスディップ装置40は、ゴムラテックス溶液6を収容するディップ槽41と、ゴムラテックス溶液6の表層流Fを形成して液面に発生したゴムラテックススキムをディップ槽の外に排出する液流形成手段とを具え、液流形成手段は、表層流上流側の壁面に設けられた流入堰42と、表層流下流側の壁面に設けられ流入堰42と同等もしくはそれより低い高さに設定された流出堰43と、流入堰42を介してディップ槽と連通し液面S1を流入堰42より高い位置に保持する表層流生成タンク45とを含んで構成され、これらの構成については第二の実施形態と同様である。
このディップ装置40は、さらに、排出された表層流からゴムラテックススキムを除去するフィルタ46と、ゴムラテックススキムが除去された残余の溶液を貯留する貯留タンク44と、貯留タンク46からこの溶液を前記表層流生成タンク45に環流させる循環ポンプ47とを具える。
このように構成されたディップ装置40においては、第二の実施形態のディップ装置30と同様の原理で、表層流Fだけを生成することができるが、循環ポンプ47の吐出量を制御することにより、流入堰42に連通する側の液面S1をより高精度に制御することができ、このことにより、液面S1のレベルと相関のある表層流Fの流速を細かく設定することができ、その結果、ゴムラテックススキムを排出してなお、溶液内部Vの流動への影響を一層抑制することができる。
なお、補給タンク46における溶液に過不足を調整するため、補給ポンプ48と、排出ライン49とが、貯留タンク44に接続される。
この実施形態に関しても、ゴムラテックス溶液を圧送する循環ポンプ47ならびに補給ポンプ48は、第二の実施形態について説明したとおり、図5に概念図で示した構造を具え、ケーシング61中でインペラ62を浮上させて回転することにより、ゴムラテックス溶液6のエマルジョン破壊を抑えながら、必要な圧送を行わせることができる。
このゴムラテックスディップ層に収容するゴムラテックス溶液の調合例を以下に例示する。
(調合例A)
ゴムラテックス(JSR0561:JSR(株)製):100質量部、カーボンブラック(MA100:三菱化学(株)製):10質量部、コロイド硫黄(コロイド硫黄:細井化学工業(株)製):2質量部、および、増粘剤(SNシックナーA−815:サンノプコ(株)製):1質量部、を攪拌羽根により混合する。
(調合例A)
ゴムラテックス(JSR0561:JSR(株)製):100質量部、カーボンブラック(MA100:三菱化学(株)製):10質量部、コロイド硫黄(コロイド硫黄:細井化学工業(株)製):2質量部、および、増粘剤(SNシックナーA−815:サンノプコ(株)製):1質量部、を攪拌羽根により混合する。
(調合例B)
ゴムラテックス(JSR0561:JSR(株)製):100質量部、カーボンブラック(MA100:三菱化学(株)製):10質量部、コロイド硫黄(コロイド硫黄:細井化学工業(株)製):2質量部、および、起泡剤(FR25:花王(株)製):0.5質量部、を高速高速泡立て攪拌機により混合、フォーム密度0.4g/cm3のフォーム塗料を調整する。
ゴムラテックス(JSR0561:JSR(株)製):100質量部、カーボンブラック(MA100:三菱化学(株)製):10質量部、コロイド硫黄(コロイド硫黄:細井化学工業(株)製):2質量部、および、起泡剤(FR25:花王(株)製):0.5質量部、を高速高速泡立て攪拌機により混合、フォーム密度0.4g/cm3のフォーム塗料を調整する。
上記の(調合例A)および(調合例B)のいずれについても、凝固剤ディップ塗装工程24bにおける凝固液として、凝固剤(硝酸カルシウム4水和物:大塚化学(株)製):50質量部、およびメタノール:50質量部、を攪拌羽根により混合して凝固液を調整したものを組み合わせて用いることができる。なお、以上の調合例において、導電剤としてカーボンブラックを用いたがこの代わりにイオン導電剤を用いても何ら支障はない。
以上、帯電ローラ10の弾性層2を例にとってゴムラテックス層の形成に用いるゴムラテックスディップ装置について説明したが、帯電ローラ10の弾性層2以外の層や、これ以外のOAローラのゴムラテックス層に形成にあたっても、同様のゴムラテックスディップ装置を用いることができ、同様の効果を得ることができる。
数種類のポンプを準備して、それぞれのポンプを用いてゴムラテックス溶液を圧送循環する実験を行い、ゴムラテックスのエマルジョン破壊が発生するまでの時間、すなわち、球状固化したゴムラテックスが観測され始めるまでの時間を調査した。その結果を表1、表2に示す。なお、表中、球状固化までの経過時間(時間)において「30超」と記したものは、30時間で実験を打ち切ったがそのとき固化の現象は観測されなかったことを意味する。
実験で行ったポンプの流量のレベルは、3l/minと、15l/minの2水準とした。また、実験に用いたゴムラテックス溶液は、NRラテックス((株)ムサシノケミカル製)、硫黄、酸化鉛、N−エチル−N−フェニルジチオカルバミン酸亜鉛より配合した。
ここで、実施例1に用いたポンプは、(株)イワキ製レビトロポンプ、型式LEV300であり、実施例2〜4のポンプは、実施例1のポンプのインペラを追加工によって試作したものであり、これらは、実施例1のポンプにおいてインペラの側面68の凹凸を小さくするとともに、インペラ62の貫通穴72が、表1、表2に示すような個数と直径を有するよう追加工を施した。また、比較例として用いたポンプは、(株)タクミナ製ダイヤフラムポンプである。
表1、表2から明らかなように、最低流量3l/minでも、目標とする使用時間15時間で球状固化が観測さされないためには、インペラが浮上して回転するポンプを用いる必要があり、さらに、最大流量15l/minで15時間の使用が可能なためには、インペラの側部の凹凸を3.0mm以下とし、貫通穴の総断面積を28.3mm2以上とするのが好ましく、個数を1個とするとなお一層好ましい。
なお、第一、第二、第三の実施形態のゴムラテックスディップ装置では、ゴムラテックス溶液を循環する際は、レビトロポンプ→フィルタ→ディップ槽→溶液貯留タンク→レビトロポンプの順で循環しており、レビトロポンプは、インペラの回転を制御することで脈動および剪断が無く、NRラテックスを代表としたラテックスエマルジョンのような非常に剪断力に弱い塗料であっても、液の固形化による配管内の詰まりが無く、循環することができる。しかし、長時間循環によるフィルタ内のゴムラテックススキム詰まりによる配管内圧上昇と、それに起因するポンプ圧低下による循環流量低下には、回転数制御のみで駆動しているレビトロポンプでは対処できず、流量が低下したことが分かりしだい、手動でレビトロポンプのインペラの回転数を上げなければならない場合がある。
図8は、循環開始から24時間経過後の回転数と流量の変化の一例を示す図である。レビトロポンプは回転数が一定となるように制御されるため、図8のAで示すように、流量が下限設定値(3l/min)以下になっても、レビトロポンプのインペラは回転するが流量は増加しない。図8のBでは、流量低下に気付き、手動にてレビトロポンプのインペラの回転数を上昇させている。このように、長時間循環では手動でレビトロポンプのインペラの回転数を上げなければならない場合が生じ、手間がかかるという問題があり、また、図8に示すように、回転数を上昇させるたびに溶液の流量が大きく変化するという問題がある。
図9は、上述した問題を解決するための方法の一例を示す図である。以下に動作を説明する。インペラの回転により流速が付与されたゴムラテックス溶液が循環する配管内に、溶液の流速を測定するための流速センサを設置し、およびゴムラテックススキムを除去するためのフィルタの前の配管内に配管内圧を測定するための圧力センサを設置して、溶液の流速および配管内圧を常時計測する。得られたデータをポンプ制御装置にフィードバックさせ、ポンプ制御装置は、溶液の流速が設定下限値以下になった場合は、PID制御でレビトロポンプのインペラの回転数を上昇させ、流速が設定下限値を超えた段階でインペラの回転数上昇を止める。また、配管内圧が設定値以上になった場合は、インペラの回転を停止させる。
このように、レビトロポンプの回転数制御に流速センサや圧力センサを組み合わせることにより、よりフレキシブルにレビトロポンプを駆動させることができる。
なお、図9では、流速センサを、フィルタとディップ槽との間に設置したが、この場所にかぎるものではなく、インペラの回転により流速が付与されたゴムラテックス溶液が循環する配管内であれば、いずれの場所に設置してもよい。
このOAローラ用ゴムラテックスディップ装置は、帯電ローラの他、電子写真装置に用いられる、複数の層よりなる高精度なOAローラの一層を、ゴムラテックスを凝固させて形成するのに用いることができる。
1 シャフト
2 弾性層
3 抵抗調整層
4 表皮層
6 ゴムラテックス溶液
7 凝固剤の層
8 ローラ把持部材
9 ディップ層
10 帯電ローラ
20 ディップ装置
21,31,41 ディップ槽
21A ディップ槽の上面
21B 流入口
22 オーバーフロー受液タンク
23 溶液貯留タンク
24,37,47 循環ポンプ
25,38,48 補給ポンプ
30,40 ゴムラテックスディップ装置
32,42 流入堰
33,43 流出堰
35,45 表層流生成タンク
36,46 フィルタ
39,49 排出ライン
44 貯留タンク
61 ケーシング
62 インペラ
62c 回転軸線
62w 羽根
63 永久磁石
64 磁束生成コイル
65 ヨーク
68 インペラの側面
69 インペラ駆動手段
70 ゴムラテックス溶液部分
71 吸入口
72 貫通穴
73 インペラ側面とケーシング内面との間の隙間
74 吐出口
81 シャフト供給工程
82 弾性層形成工程
82a ラテックス下塗り工程
82b 凝固剤ディップ塗装工程
82c ラテックスディップ塗装工程
82d 低温乾燥工程
82e 洗浄工程
82f 低温乾燥工程
84 抵抗調整層形成工程
86 表皮層形成工程
87 表皮層乾燥工程
F 表層流
2 弾性層
3 抵抗調整層
4 表皮層
6 ゴムラテックス溶液
7 凝固剤の層
8 ローラ把持部材
9 ディップ層
10 帯電ローラ
20 ディップ装置
21,31,41 ディップ槽
21A ディップ槽の上面
21B 流入口
22 オーバーフロー受液タンク
23 溶液貯留タンク
24,37,47 循環ポンプ
25,38,48 補給ポンプ
30,40 ゴムラテックスディップ装置
32,42 流入堰
33,43 流出堰
35,45 表層流生成タンク
36,46 フィルタ
39,49 排出ライン
44 貯留タンク
61 ケーシング
62 インペラ
62c 回転軸線
62w 羽根
63 永久磁石
64 磁束生成コイル
65 ヨーク
68 インペラの側面
69 インペラ駆動手段
70 ゴムラテックス溶液部分
71 吸入口
72 貫通穴
73 インペラ側面とケーシング内面との間の隙間
74 吐出口
81 シャフト供給工程
82 弾性層形成工程
82a ラテックス下塗り工程
82b 凝固剤ディップ塗装工程
82c ラテックスディップ塗装工程
82d 低温乾燥工程
82e 洗浄工程
82f 低温乾燥工程
84 抵抗調整層形成工程
86 表皮層形成工程
87 表皮層乾燥工程
F 表層流
Claims (7)
- シャフトを含む基体をゴムラテックス溶液にディップして、OAローラのゴムラテックス層を形成するのに用いられ、ゴムラテックス溶液を収容するディップ槽と、このディップ槽へゴムラテックス溶液を供給し、もしくは、ディップ槽に収容されたゴムラテックス溶液を流動させるゴムラテックス圧送ポンプとを具えたゴムラテックスディップ装置において、
前記ゴムラテックス圧送ポンプは、ゴムラテックス溶液部分を囲むケーシングと、ケーシング内で回転してゴムラテックス溶液に流速を付与するインペラと、ケーシングの外部に設けられてインペラを回転駆動するインペラ駆動手段とを具え、
インペラは、インペラに固定された永久磁石を内蔵するとともに、ゴムラテックス溶液中に浮いて回転するよう構成され、インペラ駆動手段は、前記永久磁石に、インペラを回転させる向きの力を生起させる交番磁界発生装置を具えてなるゴムラテックスディップ装置。 - ケーシングの、インペラ軸方向一方の側に吸入口を配置し、インペラの半径方向中心部にその軸方向に貫通する貫通穴を一個以上設け、吸入口から吸入されたゴムラテックス溶液を、軸方向一方の側から他方の側に向けて貫通穴を通過させたあとインペラの軸方向他方側の側面とケーシング内面との間の隙間を半径方向外側に向かわせる流路を形成し、インペラの軸方向他方側の側面を平坦に構成してなる請求項1に記載のゴムラテックスディップ装置。
- 前記インペラの軸方向他方側の側面における凹凸の出入りは、3.0mm以下としてなる請求項2に記載のゴムラテックスディップ装置。
- 前記貫通穴の総断面積を28.3mm2以上としてなる請求項2もしくは3に記載のゴムラテックスディップ装置。
- 前記貫通穴の個数を1としてなる請求項2〜4のいずれかに記載のゴムラテックスディップ装置。
- 前記インペラの回転により流速が付与されたゴムラテックス溶液が流れる配管内に流速センサを設置して溶液の流速を常時計測し、溶液の流速が設定下限値以下になった場合は、前記インペラの回転数を上昇させ、溶液の流速が設定下限値を超えた段階で前記インペラの回転数の上昇を止めるように構成してなる請求項1〜5のいずれかに記載のゴムラテックスディップ装置。
- ゴムラテックススキムを除去するためのフィルタの前の配管内に圧力センサを設置して配管内圧を常時計測し、配管内圧が設定値以上になった場合は前記インペラの回転を停止するように構成してなる請求項1〜6のいずれかに記載のゴムラテックスディップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005224051A JP2006153001A (ja) | 2004-11-04 | 2005-08-02 | ゴムラテックスディップ装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004320318 | 2004-11-04 | ||
JP2005224051A JP2006153001A (ja) | 2004-11-04 | 2005-08-02 | ゴムラテックスディップ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006153001A true JP2006153001A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36631574
Family Applications (1)
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JP2005224051A Withdrawn JP2006153001A (ja) | 2004-11-04 | 2005-08-02 | ゴムラテックスディップ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006153001A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008238035A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Seiko Epson Corp | 浸漬塗布装置及び浸漬塗布方法 |
WO2018029116A1 (de) * | 2016-08-08 | 2018-02-15 | Efficient Energy Gmbh | Elektrischer scheibenläufer mit einem druckreduzierer für den motorspalt |
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-
2005
- 2005-08-02 JP JP2005224051A patent/JP2006153001A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2567582B (en) * | 2016-08-08 | 2022-06-01 | Efficient Energy Gmbh | Electric disc armature comprising a pressure reducer for the motor gap |
GB2567581B (en) * | 2016-08-08 | 2022-07-13 | Efficient Energy Gmbh | Electric disk motor with media separation within the motor gap |
JP2022533272A (ja) * | 2019-07-01 | 2022-07-21 | オークウッド ラボラトリーズ,エル.エル.シー. | ミクロスフェア及びエマルションを製造するためのシステム及び方法 |
JP7157263B2 (ja) | 2019-07-01 | 2022-10-19 | オークウッド ラボラトリーズ,エル.エル.シー. | ミクロスフェア及びエマルションを製造するためのシステム及び方法 |
US11623190B2 (en) | 2019-07-01 | 2023-04-11 | Oakwood Laboratories, Llc | System and method for making microspheres and emulsions |
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