JP2005128053A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】付加容量素子18の容量を維持しつつ開口率を向上させると共に、付加容量素子18におけるリーク電流を低減して耐圧を向上させる。
【解決手段】液晶表示装置Sは、絶縁性基板1の上で互いに交差して延びる複数のゲート配線5及びソース配線12と、マトリクス状に設けられると共に画素開口部37を有する複数の画素と、各画素に設けられた画素電極26及び付加容量素子18とを備えている。付加容量素子18は、下部電極20と、下部電極20の上に容量絶縁膜14を介して積層された上部電極19とにより構成され、ゲート配線5に重なっている。そして、画素開口部37を区画する付加容量素子18の端部23では、下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端が、絶縁性基板1の法線方向に揃っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置に関し、特に、付加容量素子を有する液晶表示装置に関するものである。
近年、液晶表示装置は、軽量、薄型、低消費電力等の利点を有するディスプレイとして注目され、研究開発が盛んに行われている。液晶表示装置は、液晶層を透明電極で挟んで構成された画素がマトリクス状に配置された構造を有している。そして、各画素の透明電極間に任意の電圧を加え、液晶層における液晶分子の配向状態を変化させることにより、液晶層を通過する光の偏光度を変化させ、光の透過率を制御するようになっている。
液晶表示装置は、その動作原理から単純マトリクス型とアクティブマトリクス型とに分類される。アクティブマトリクス型の液晶表示装置は、各画素をオン又はオフするために、薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する)等のアクティブ素子をスイッチング素子として備えている。したがって、各画素毎に独立に信号を送ることができるため、解像度が優れ、鮮明な画像を得ることができる。
また、TFTに接続された画素電極の電位を保持するために、付加容量を設けることも知られている(例えば、特許文献1参照)。付加容量は、液晶容量に対して並列に接続されている。
ここで、付加容量を備える従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、液晶表示装置の画素を拡大して示す平面図であり、図13は、図12におけるXIII−XIII線断面図である。
図13に示すように、絶縁性基板81の上には、活性層となる多結晶シリコン薄膜82が40〜80nmの厚さで形成されている。さらに、絶縁性基板81の上には、多結晶シリコン薄膜82を覆うように、ゲート絶縁膜83が形成されている。ゲート絶縁膜83は、スパッタリングやCVD法等により80〜150nmの厚さで形成されている。
上記多結晶シリコン薄膜82は、上記ゲート絶縁膜83が形成された後に、イオン注入される。これは、イオン注入を後述のゲート電極84や、付加容量98の上部電極85の形成後に行なうと、これらの電極84,85に遮断されて電極84,85の下方にイオンが注入されないためである。そして、特に、後に下部電極82aを構成する領域(図12及び図13に斜線で示す領域)には、リンが1×1015cm-2のドーズ量でイオン注入されている。
上記ゲート絶縁膜83の上には、図12及び図13に示すように、ゲート電極84及び上部電極85が形成されている。ゲート電極84及び上部電極85は、金属又は低抵抗の多結晶シリコンを用いて所定の形状にパターニングされている。上部電極85は、多結晶シリコン膜82の一部82aと重なっている。すなわち、上部電極85と、下部電極82aと、これら各電極の間の絶縁膜とにより、付加容量98が構成されている。
ところで、付加容量の電極のパターン形成時に、フォトリソグラフィ等におけるアライメントのずれや、エッチングにおけるエッチシフト等により、上部電極85と下部電極82aとが重なり合う領域の面積が減少して、付加容量が所望の容量よりも小さくなる虞れがある。これに対して、図12及び図13に示すように、付加容量の上部電極85は、下部電極82aよりもはみ出して形成され、マージンをもたせるようになっている。
上記上部電極85及びゲート電極84の形成後には、ゲート電極84をマスクとして、上方からリンを1×1015cm-2のドーズ量でイオン注入を行なう。このことにより、多結晶シリコン膜82に、ソース領域及びドレイン領域を形成すると共に、ゲート電極84の下方にチャネル領域86を形成する。
また、上記ゲート絶縁膜83の上には、第1の層間絶縁膜87が積層されている。第1の層間絶縁膜87には、コンタクトホール88,89が形成されている。そして、第1の層間絶縁膜87の上には、コンタクトホール88を介してソース領域に導通するデータ線90と、コンタクトホール89を介してドレイン領域に導通するドレイン電極91とが形成されている。これらデータ線90及びドレイン電極91は、Al等の低抵抗の金属により形成されている。
上記第1の層間絶縁膜87の上には、シリコン窒化膜である第2の層間絶縁膜92がプラズマCVD法により形成されている。第2の層間絶縁膜92を形成した後に、アニールを行なってシリコン窒化膜中に含まれる水素によるトランジスタの水素化処理を行なう。
上記第2の層間絶縁膜92の上には、コンタクトホール93が形成され、このコンタクトホール93を介してドレイン電極91に導通する画素電極94が形成されている。画素電極94は、ITO等の透明電極により構成されている。
こうして、TFTによりスイッチングされた画素電極94により液晶層(図示省略)を駆動して表示を行うと共に、付加容量98により画素電極94を所定の電位に保持するようにしている。
特開2000−305111号公報
しかし、上記従来の液晶表示装置では、図12に示すように、ゲート電極(ゲート配線)84及び上部電極(容量線)85が、ゲート絶縁膜83の上でゲート配線84の幅方向に横並びに形成されているため、画素における開口領域が、ゲート配線84の幅方向に狭くなってしまうという問題がある。また、容量を充分に確保するために、付加容量をゲート配線84の長さ方向に延長すると、開口領域もゲート配線84の長さ方向に長くなってしまう。すなわち、開口率を高めようとすると、上部電極85の面積が小さくなって、付加容量98の容量が低下することが避けられない。
また、上部電極85の一部が下部電極82aからはみ出して形成されているため、そのはみ出し部分は、付加容量として機能しておらず、開口率の低下を招いている。これは、上部電極に対して下部電極がはみ出して構成されている場合も同様である。
さらに、下部電極82aに対して上部電極85がはみ出している部分では、下部電極82aのエッジ(角)部分において電界集中が発生するため、はみ出しているエッジ部分の長さが長くなるほど、付加容量におけるリーク電流の増大や耐圧の低下を招いてしまうという問題もある。
本発明は、斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、付加容量素子の容量を維持しつつ開口率を向上させると共に、付加容量素子におけるリーク電流を低減して耐圧を向上させようとすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端を、付加容量素子の端部の少なくとも一部において絶縁性基板の法線方向に揃えるようにした。
具体的に、本発明に係る液晶表示装置は、絶縁性基板の上にマトリクス状に設けられた複数の画素と、上記各画素に設けられ、スイッチング素子により駆動される画素電極と、上記画素電極の電位を保持する付加容量素子とを備える液晶表示装置であって、上記付加容量素子は、上記絶縁性基板の上に設けられた下部電極と、該下部電極の上に容量絶縁膜を介して積層された上部電極とにより構成され、上記付加容量素子の端部の少なくとも一部は、上記下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端が、上記絶縁性基板の法線方向に揃っている。
上記スイッチング素子に接続され、互いに交差して延びる複数のゲート配線及びソース配線を備え、上記付加容量素子の少なくとも一部は、上記ゲート配線に重なっていることが好ましい。
上記画素は、光が透過する画素開口部を備え、上記画素開口部の少なくとも一部は、付加容量素子の端部により区画され、上記画素開口部を区画する付加容量素子の端部は、下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端が、絶縁性基板の法線方向に揃っているようにしてもよい。
上記容量絶縁膜は、シリコン窒化膜により構成され、画素開口部には、上記シリコン窒化膜が設けられていないことが好ましい。
上記下部電極は、金属材料により構成されていることが望ましい。
すなわち、本発明によると、付加容量素子を構成する下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端が、付加容量素子の少なくとも一部において絶縁性基板の法線方向に揃っているため、上部電極又は下部電極の不要なはみ出し部分の面積が減少する。すなわち、付加容量素子の容量を減少させることなく、開口率を大きくすることが可能となる。そのことに加え、上部電極又は下部電極のはみ出し部分は、これら電極の周囲長さ方向に短くなるため、下部電極及び上部電極の一方と、他方のエッジとの重なり長さが短縮される。その結果、これら一方の電極と、他方の電極のエッジとの間で生じる電界集中が抑制されるので、付加容量素子のリーク電流が低減されると共に耐圧が低下する。
また、付加容量素子の少なくとも一部をゲート配線に重ねることにより、ゲート配線と付加容量素子との間に、絶縁性基板に平行な方向にスペースを設ける必要がないため、開口率をさらに大きくすることが可能となる。
また、下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端を、画素開口部を区画する付加容量素子の端部において揃えることにより、互いに揃えられる各側端と画素開口部とを、同じ工程で容易に形成することが可能となる。この場合、下部電極及び上部電極を揃えるために除去される余分な電極領域を、画素開口部の形成時に除去される領域と別個に設ける必要がないので、開口率を向上させる点で好ましい。
また、容量絶縁膜をシリコン窒化膜により構成した場合には、シリコン窒化膜がシリコン酸化膜よりも高い比誘電率を有するため、同一の電極面積に対する付加容量素子の容量が増大する。さらに、このシリコン窒化膜が、画素開口部に設けられていないため、画素開口部における光の透過率を向上させることが可能となる。
本発明によれば、付加容量素子を構成する下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端を、付加容量素子の少なくとも一部において絶縁性基板の法線方向に揃えることにより、不要な電極面積による開口率の低下を防止することができる。さらに、下部電極及び上部電極の一方と、他方のエッジとの重なり長さを短縮できるため、付加容量素子のリーク電流を低減させることができると共に、耐圧を低下させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図11は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態1を示している。本実施形態の液晶表示装置Sは、バックライト等の光源の光を透過して表示を行う透過領域Tを備える透過型の液晶表示装置である。
液晶表示装置Sは、スイッチング素子であるTFT30を有する第1基板31と、該第1基板31上に積層された液晶層(図示省略)と、該液晶層上に積層された第2基板(図示省略)とを備えている。つまり、上記液晶層は、対向する一対の基板間に介装されている。また、上記第2基板は、カラー表示用のRGBのカラーフィルタ(図示省略)や、ITO等により形成された透明電極(図示省略)等を有している。
上記第1基板31は、拡大平面図である図1に示すように、絶縁性基板1と、ゲート配線5及びソース配線12と、TFT30と、付加容量素子18と、画素電極26とを備えている。
上記絶縁性基板1は、例えばガラス等の透明絶縁材料により構成されている。
上記ゲート配線5は、絶縁性基板1の上に複数設けられ、図1で左右方向に互いに平行に延びている。一方、複数のソース配線12は、絶縁性基板1の上において、図1で上下方向に互いに平行に延びると共に、上記各ゲート配線5に交差している。これらゲート配線5及びソース配線12により区画された領域には、画素35が形成されている。つまり、各画素35は、絶縁性基板1の上にマトリクス状に配置されている。
上記TFT30は、上記各画素35にそれぞれ設けられている。つまり、絶縁性基板1の上に複数設けられ、マトリクス状に配置されている。TFT30は、図2に示すように、絶縁性基板1の上に設けられたTFT半導体層22と、該TFT半導体層22を覆うゲート絶縁膜3と、該ゲート絶縁膜3の上に形成されたゲート電極4とを備え、第1の層間絶縁膜9により覆われている。
TFT半導体層22は、図1に示すように、上方から見て略L字状に形成され、ソース配線12に沿って延びる第1部分22aと、第1部分22aの一端部から画素35側へゲート配線4に沿って延びる第2部分22bとにより形成されている。また、TFT半導体層22は、図2に示すように、ソース領域6と、ドレイン領域7と、該ドレイン領域7とソース領域6との間に設けられたチャネル領域8とにより構成されている。第1部分22aには、ソース領域6、ドレイン領域7、及びチャネル領域8が形成されている。一方、第2部分22bには、ドレイン領域7が形成されている。
上記ゲート絶縁膜3は、絶縁性基板1の上面とTFT半導体層22との双方を覆うように形成されている。ゲート絶縁膜3の上面には、上記ゲート配線5が形成されている。
上記ゲート電極4は、ゲート配線5の一部により構成され、ゲート絶縁膜3の上面における少なくともチャネル領域8の上方位置に設けられている。すなわち、ゲート電極4は、ゲート配線5と、TFT半導体層22の第1部分22aとの交差部分に形成されている。
上記TFT半導体層22における第1部分22aのソース領域6と、第2部分22bのドレイン領域7との上方には、ゲート絶縁膜3及び第1の層間絶縁膜9を上下に貫通するコンタクトホール10,11がそれぞれ形成されている。そして、ソース領域6には、コンタクトホール10を介してソース配線12が接続される一方、ドレイン領域7には、コンタクトホール11を介して後述の下部電極20が接続されている。言い換えれば、下部電極20は、ドレイン電極により構成されている。これら、ソース配線12及び下部電極20は、第1の層間絶縁膜9の上面に形成されている。
上記付加容量素子18は、第1の層間絶縁膜9の上面に形成され、上記下部電極20と、下部電極20の上に形成された容量絶縁膜14と、容量絶縁膜14の上に積層された上部電極19とにより構成されている。言い換えると、上部電極19は、下部電極20の上に容量絶縁膜14を介して積層されている。上記容量絶縁膜14は、シリコン窒化膜により構成されている。また、下部電極20及び上部電極19は、比較的抵抗が小さいAl等の金属材料により構成されている。こうして、画素電極26の充電電荷を安定して保持するようにしている。
上部電極19の側部には、共通配線16が連続して形成されている。共通配線16は、図1で左右方向に延びており、左右に隣接する画素35の上部電極19同士を接続するように構成されている。共通配線29とソース配線12との交差部分には、図2に示すように、シリコン窒化膜により構成された絶縁膜14aが設けられている。
そして、上記付加容量素子18の少なくとも一部は、上記ゲート配線5に重なっている。本実施形態では、付加容量素子18は、ゲート配線5の上方で該ゲート配線5に沿って延びると共に、ゲート配線5よりも上下方向の幅が大きくなっている。
上記画素35には、光源の光が透過する画素開口部37が設けられている。画素開口部37は、第1の層間絶縁膜9の上方であり且つ付加容量素子18の側方に形成されている。画素開口部37は、隣り合う一組のソース配線の間に形成されると共に、図1で上下に隣接する付加容量素子18の向かい合う端部23により区画されている。すなわち、画素開口部37の少なくとも一部は、付加容量素子18の端部23により区画されている。
さらに、図2に示すように、画素開口部37を区画する付加容量素子18の端部23は、下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端が、絶縁性基板1の法線方向に揃っている。言い換えれば、画素開口37に面する下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端は、絶縁性基板1に垂直な平面を構成している。
第1の層間絶縁膜9の上には、付加容量素子18、ソース配線12、共通配線16を覆うように、第2の層間絶縁膜24が設けられている。すなわち、画素開口部37には、上記シリコン窒化膜が設けられていない。
上記画素電極26は、各画素35毎に設けられており、少なくとも画素開口部37を覆うように形成されている。画素電極26は、上記第2の層間絶縁膜24の上面に形成され、第2の層間絶縁膜24に形成されたコンタクトホール25を介して下部電極20に接続されている。つまり、画素電極26は、下部電極20を介してTFT30のドレイン領域7に接続されている。こうして、画素電極26は、ゲート配線5から供給される走査信号と、ソース配線12から供給されるデータ信号とに基づいてTFT30により駆動され、液晶層の液晶分子の配向状態を変化させるようになっている。
−製造方法−
次に、本発明に係る液晶表示装置Sの製造方法について、図3〜図11を参照して説明する。この製造方法は、TFT形成工程と、第1の金属膜形成工程と、第2の金属膜形成工程と、付加容量素子形成工程と、画素電極形成工程とを備えている。そして、本実施形態では、付加容量素子18の端部23を揃える加工を、画素開口部37の形成と同時に行う。
TFT形成工程では、断面図である図3に示すように、絶縁性基板1の上に活性層となる多結晶シリコン薄膜2を40〜100nm程度の厚さで形成する。続いて、絶縁性基板1の上にCVD法等によりゲート絶縁膜3を80〜150nm程度の厚さで形成する。その後、ゲート配線5(ゲート電極4)を、金属又は低抵抗の多結晶シリコンを用いて所定の形状にパターニングする。
続いて、上記多結晶シリコン薄膜2からTFT半導体層22を形成するために、ゲート電極4をマスクとして、N型不純物元素を1〜3E15cm-2のドーズ量でイオン注入を行なう。このとき、TFT半導体層22には、ソース領域6及びドレイン領域7が形成されると同時に、ゲート電極4の下方にチャネル領域8が形成される。
次に、第1の金属膜形成工程では、後に下部電極20となる第1の金属膜13aを形成する。まず、断面図である図4に示すように、シリコン酸化膜を用いて、第1の層間絶縁膜9を全面に形成した後に、コンタクトホール10,11の形成を行う。
続いて、平面図である図5と、図5のVI−VI線断面図である図6とに示すように、Al等の低抵抗の金属膜を全面に堆積させた後、ソース配線12と第1の金属膜13aとをパターニングする。
このとき、図5に示すように、第1の金属膜13aを、隣り合うソース配線12の間で、ソース配線12に沿って延びるように形成する。すなわち、第1の金属膜13aは、後に画素開口部37となる部分と、付加容量素子18となる部分の双方に形成されている。
次に、第2の金属膜形成工程では、平面図である図7と、図7のVIII−VIII線断面図である図8とに示すように、後に上部電極19となる第2の金属膜13bを形成する。まず、基板の全面に対し、プラズマCVD法によりシリコン窒化膜14aを堆積させた後、そのシリコン窒化膜14aの上に、Al等の金属膜を堆積させる。続いて、上記シリコン窒化膜14aと、該シリコン窒化膜14aに堆積された金属膜とを、同時にパターニングし、第2の金属膜13bを形成する。すなわち、第2の金属膜13bの側端と、シリコン窒化膜14aの側端とは、絶縁性基板1の法線方向に揃っている。
このとき、共通配線16をパターン形成すると共に、TFT半導体層22の第2部分22bの上方の領域を、切り欠き状にパターン形成する。そして、第2の金属膜13bの周縁部分は、図7に示すように、第2部分22bの上方の領域を除いて、第1の金属膜13aよりも外側にはみ出すように形成する。その後、水素化処理を施す。
次に、付加容量素子形成工程では、平面図である図9に示すように、付加容量素子18を形成するための領域と、ソース配線12との双方を覆うように、レジスト17を形成する。このとき、隣り合うソース配線12の間に配置されているTFT半導体層22の第2部分22bと、ゲート配線5と、第1及び第2の金属膜13a,13bの一部とを、レジスト17により被覆する。また、ソース配線12を覆うレジスト17の幅を、そのソース配線12よりも僅かに広くしておく。
続いて、平面図である図10と、図10のXI−XI線断面図である図11に示すように、レジスト17をマスクとして、露出している第1及び第2の金属膜13a,13bと、シリコン窒化膜14aとをエッチングにより除去する。尚、図10では、説明のため、レジスト17を図示していない。
このことにより、画素開口部37を形成する。その後、レジスト17を除去する。そして、この画素開口部37の形成と同時に、第1の金属膜13aから下部電極20が形成され、シリコン窒化膜14aから容量絶縁膜14が形成され、第2の金属膜13bから上部電極19が形成される。つまり、付加容量素子18は、画素開口部37と同時に形成される。
このとき、画素開口部37に面する下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端は、一回のエッチングにより一括してパターニングされるため、そのパターンエッジが、図10及び図11において一点鎖線で囲んで示すように、絶縁性基板1の法線方向に揃っている。
次に、画素電極形成工程では、図2に示すように、まず、基板の平坦化するために、付加容量素子18等の上にアクリル樹脂等を設けて第2の層間絶縁膜24を形成する。続いて、第2の層間絶縁膜24に対してコンタクトホール25を形成し、このコンタクトホール25の上にITO(インジウムすず酸化物)等の透明導電膜を積層する。この透明導電膜をパターニングすることにより画素電極26を形成する。
尚、下部電極20をAlにより形成した場合には、下部電極20と画素電極26とのオーミックコンタクトをとるために、電極間にTi、TiW、Mo、MoSi等からなるバリアメタルを設ける。また、TFT30のオフ電流を低減するために、TFT30の構造をいわゆるLDD構造としてもよい。
−実施形態1の効果−
したがって、この実施形態1によると、付加容量素子18を構成する下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端が、付加容量素子18の周縁の少なくとも一部において、絶縁性基板1の法線方向に揃っているため、下部電極20に対する上部電極19の不要なはみ出し部分を減少させることができる。すなわち、付加容量素子18の容量を減少させることなく、画素の開口率を大きくすることができる。言い換えれば、付加容量素子18の容量を確保しつつ画素開口部37の面積を最大限に確保することができる。
さらに、下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端を、画素開口部37を区画する部分で揃えることにより、互いに揃えられる各側端と画素開口部37とを、同じ工程で容易に形成することができる。この場合、下部電極20及び上部電極19を揃えるために除去される余分な電極領域を、画素開口部37の形成時に除去される領域と別個に設ける必要がないので、開口率を向上させる点で好ましい。
そのことに加え、上部電極19のはみ出し部分を、これら電極19,20の周囲長さ方向に短くできるため、上部電極19と下部電極20のエッジとの重なり長さを短縮することができる。その結果、下部電極20と上部電極19との間で生じる電界集中を抑制できるため、付加容量素子18のリーク電流を低減できると共に耐圧を低下させることができる。
さらに、付加容量素子18をゲート配線5に上下に重ねて形成することにより、ゲート配線5と付加容量素子18との間に、絶縁性基板1に平行な方向にスペースを設ける必要がないため、開口率をさらに大きくすることができる。
さらに、容量絶縁膜14をシリコン窒化膜で構成することにより、シリコン窒化膜がシリコン酸化膜よりも高い比誘電率を有するため、同一の電極面積に対する付加容量素子18の容量を増大させることができる。さらに、このシリコン窒化膜が、画素開口部37に設けられていないため、画素開口部37における光の透過率を向上させることができる。また、下部電極20を金属材料の膜により構成したので、下部電極20の下方に金属膜を別個独立に設ける必要がなく、製造工程を容易化することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態1では、容量絶縁膜14をシリコン窒化膜により構成したが、その他に、シリコン酸化膜により構成してもよい。シリコン酸化膜は、シリコン窒化膜よりも透過性に優れるため、画素開口部37から除去せずに残すことができ、第1基板31の形成を簡単に行うことが可能となる。
また、下部電極20、容量絶縁膜14、及び上部電極19の各側端を揃える部分は、付加容量素子18における画素開口部37を区画する端部23に限定されず、その他の部分に設けてもよい。すなわち、付加容量素子18の少なくとも一部において揃っていればよい。
以上説明したように、本発明は、付加容量素子を有するアクティブマトリクス型の液晶表示装置について有用であり、特に、付加容量素子の容量を維持しつつ開口率を向上させると共に、付加容量素子におけるリーク電流を低減して耐圧を向上させる場合に適している。
実施形態1の液晶表示装置を拡大して示す平面図である。 図1におけるII−II線断面図である。 TFT形成工程で形成されたTFTを示す断面図である。 第1の金属膜形成工程で形成されたコンタクトホールを示す断面図である。 第1の金属膜形成工程で形成されたソース配線及び第1の金属膜を示す平面図である。 図5におけるVI−VI線断面図である。 第2の金属膜形成工程で形成された第2の金属膜を示す平面図である。 図7におけるVIII−VIII線断面図である。 付加容量素子形成工程で形成されたレジストを示す平面図である。 付加容量形成工程で形成された付加容量素子を示す平面図である。 図10におけるXI−XI線断面図である。 従来の液晶表示装置を拡大して示す平面図である。 図12におけるXIII−XIII線断面図である。
符号の説明
S 液晶表示装置
1 絶縁基板
5 ゲート配線
12 ソース配線
14 容量絶縁膜
18 付加容量素子
19 上部電極
20 下部電極
23 付加容量素子の端部
26 画素電極
30 TFT(スイッチング素子)
35 画素
37 画素開口部

Claims (5)

  1. 絶縁性基板の上にマトリクス状に設けられた複数の画素と、
    上記各画素に設けられ、スイッチング素子により駆動される画素電極と、
    上記画素電極の電位を保持する付加容量素子とを備える液晶表示装置であって、
    上記付加容量素子は、上記絶縁性基板の上に設けられた下部電極と、該下部電極の上に容量絶縁膜を介して積層された上部電極とにより構成され、
    上記付加容量素子の端部の少なくとも一部は、上記下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端が、上記絶縁性基板の法線方向に揃っている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1において、
    上記スイッチング素子に接続され、互いに交差して延びる複数のゲート配線及びソース配線を備え、
    上記付加容量素子の少なくとも一部は、上記ゲート配線に重なっている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項1において、
    上記画素は、光が透過する画素開口部を備え、
    上記画素開口部の少なくとも一部は、付加容量素子の端部により区画され、
    上記画素開口部を区画する付加容量素子の端部は、下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極の各側端が、絶縁性基板の法線方向に揃っている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項1において、
    上記容量絶縁膜は、シリコン窒化膜により構成され、
    画素開口部には、上記シリコン窒化膜が設けられていない
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項1において、
    上記下部電極は、金属材料により構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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