JPWO2013061929A1 - 液晶表示素子および液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る液晶表示素子(10)は、走査線(20)および信号線(19)と画素電極(30)との間の層に配置され、走査線(20)の少なくとも一部および信号線(19)の少なくとも一部のうち少なくとも一方に対向する位置を覆い、かつ、画素電極(30)に対向する位置に開口部(41)を有する透明共通電極(40)を備えていることを特徴とする。

Description

本発明は、液晶表示素子および液晶表示装置に関し、特には、TNモードおよびVAモードに代表される縦電界型の液晶表示素子および液晶表示装置に関する。
現在、液晶表示装置が多くの機器に利用されている。このような例として、テレビ、携帯電話などが挙げられる。液晶表示装置は、電極間に生じる電界を制御することによって液晶の配向を制御し、その結果として、光の透過率を制御する液晶表示素子を備える表示装置である。液晶表示素子において、液晶の配向を制御する方式は様々である。それらの方式を電界が生じる方向という観点から分類すると、縦電界型と横電界型とに大別できる。
縦電界型の液晶表示素子は、対向配置されている一対の透明基板と、一対の透明基板に狭持される液晶層を備えている。一対の透明基板のうち一方は画素電極を備えている。もう一方は対向電極を備えている。画素電極と対向電極との間に電圧を印加することによって液晶層に対して垂直、言い換えると縦方向の電界を発生させる。縦方向の電界の強度および方向を制御することによって、液晶の配向を制御する。代表的な縦電界型の液晶表示素子としては、TN(twisted nematic)モードおよびVA(vertical alignment)モードの液晶表示素子が挙げられる。
縦電界型の液晶表示素子の一例として、液晶表示素子100の概略を図5および図6に示す。図5(a)は液晶表示素子100の平面図であり、図5(b)は図5(a)に示すA−A線における断面図である。図6(a)は図5(b)の一部を拡大した図であり、図6(b)は図5(a)におけるA−A線と平行な走査線120上の線における断面の拡大図である。
図5(b)に示すように、液晶表示素子100は一対の透明基板であるガラス基板111およびガラス基板112と、ガラス基板111およびガラス基板112に狭持される液晶層113とを備えている。図5(a)に示すように、ガラス基板111は複数の信号線119、複数の走査線120、複数のTFT(thin film transistor)123、複数の画素電極130および複数の共通電極140を備えている。
複数の信号線119は、それぞれが平行かつ等間隔に配置されている。一方、複数の走査線120も、それぞれが平行かつ等間隔に配置されている。さらに、各信号線119と各走査線120とは直交している。この結果、ガラス基板111の表面上には各信号線119と各走査線120とによって区切られた長方形の領域がマトリクス状に形成される。この長方形の領域1つが、1つのサブ画素に対応している。1つの画素は3つのサブ画素(赤、緑および青)から構成されている。
1つのサブ画素には、2つのTFTが設置されている。当該TFTは、トップゲート方式のコプラナ型のTFTであり、走査線120の一部に形成されているゲート電極123、SI経路121およびSI経路122を備えている。SI経路121の一端にはソース電極(図示せず)が形成されている。当該ソース電極と信号線119とはコンタクトホール(図示せず)を介して接続されている。一方、SI経路122は、ドレイン電極124に接続されている。ドレイン電極124は、図示していないコンタクトホールを介して画素電極130に接続されている。
複数ある走査線120から1本が選択されている期間中、アドレス信号が当該走査線120に入力され、複数の信号線119には順次データ信号が入力される。この結果、SI経路122および画素電極130にはデータ信号に応じた電圧が出力され、画素電極130と対向電極125との間にはデータ信号に応じた電界が生じる。
走査線が選択されていない期間中においても、液晶表示素子100は画素電極130と対向電極125との間に生じている電界を保持する必要がある。この電界を保持するための補助容量を形成するために、複数の共通電極140が設けられている。共通電極140は、走査線120が設けられている層と同じ層に設けられており、走査線120と同じく不透明な金属導電性材料からなる。複数の共通電極140は、走査線120と平行に配置されている。さらに、隣接する走査線120の間に、共通電極140は1本づつ配置されている。
横電界型の液晶表示素子は、縦電界型の液晶表示素子と同様に、一対の透明基板に狭持されている液晶層を備えている。しかし、一対の透明基板のうち一方が画素電極および共通電極を備えている点において縦電界型の液晶表示素子と異なる。横電界型の液晶表示素子は、一方の透明基板が備える画素電極と共通電極との間に電圧を印加することによって液晶層の面内方向、言い換えると横方向の電界を発生させる。横電界型の液晶表示素子としては、IPS(in-plane switching)モードおよびFFS(fringe field switching)モードの液晶表示素子が挙げられる。
特許文献1には、FFSモードの液晶表示素子において、寄生容量の影響を低減する液晶表示素子が記載されている。この発明の特徴について、図7および8を参照しながら以下に説明する。
図7にFFSモードの液晶表示素子200の概略図を示す。図7(a)は液晶表示素子200の平面図であり、図7(b)は図7(a)に示すA−A線における断面図である。図8は、図7(b)の一部を拡大した図である。
図7(b)に示すように、液晶表示素子200は一対の透明基板であるガラス基板211およびガラス基板212と、ガラス基板211およびガラス基板212に狭持される液晶層213とを備えている。図7(a)に示すように、ガラス基板211は複数の信号線219、複数の走査線220、複数のTFT、複数の画素電極230および共通電極240を備えている。共通電極240は可視領域において透明な導電性材料からなる。
複数の信号線219は、それぞれが平行かつ等間隔に配置されている。一方、複数の走査線220も、それぞれが平行かつ等間隔に配置されている。さらに、各信号線219と各走査線220とは直交している。この結果、ガラス基板211の表面上には各信号線219と各走査線220とによって区切られた長方形の領域がマトリクス状に形成される。この長方形の領域1つが、1つのサブ画素に対応している。1つの画素は3つのサブ画素(赤、緑および青)から構成されている。
1つのサブ画素には、2つのTFTが設置されている。当該TFTは、トップゲート方式のコプラナ型のTFTであり、走査線220の一部に形成されているゲート電極223、SI経路221およびSI経路222を備えている。SI経路221と、ソース電極および信号線219とは、図示しないコンタクトホールを介して接続されている。一方、SI経路222は、ドレイン電極224に接続されている。ドレイン電極224は、図示していないコンタクトホールを介して画素電極230と接続されている。画素電極230には、画素電極230と後述する共通電極240との間に電界を形成するためのスリットが設けられている。
日本国公開特許公報「特開2008−209686号公報(2008年9月11日公開)」
このような構成の液晶表示素子100において、信号線119および走査線120と、画素電極130との間に生じる寄生容量が表示品位を劣化させる原因となる。この点について、図6を参照しながら説明する。
図6(a)は図5(b)の一部を拡大した図であり、図6(b)は図5(a)におけるA−A線と平行な走査線120上の線における断面の拡大図である。
図6(a)に示すように、信号線119と画素電極130との間には絶縁体であるJAS膜117のみが存在する。したがって、信号線119と画素電極130との間には寄生容量であるCsd127が生じる。
図6(b)に示すように、走査線120と画素電極130との間には絶縁膜116およびJAS膜117のみが存在する。したがって、走査線120と画素電極130との間には寄生容量であるCgd128が生じる。
これらのCsd127およびCgd128が、フリッカおよび各画素間におけるクロストークの原因となり液晶表示素子100の表示品位を劣化させる。
1つのサブ画素は、Csd127およびCgd128のほかに、液晶容量および補助容量を有している。液晶容量は、画素電極130と対向電極125との間に形成される。補助容量は、共通電極140とSI経路122との間に形成される。これら液晶容量、補助容量、Csd127およびCgd128の和を、画素容量とする。画素容量に対して寄生容量の割合が大きくなるほど、寄生容量が液晶表示素子100の表示品位に与える影響が大きくなる。言い換えると、補助容量を大きくすることによって画素容量を大きくすれば、画素容量に対する寄生容量の割合を小さくすることができる。したがって、寄生容量が表示品位に与える影響を抑制することができる。
しかし、液晶表示素子100において補助容量を大きく設計するためには、共通電極140の幅(信号線119と平行な方向の長さ)を広く設計する必要がある。共通電極140は不透明な材料からなるため、共通電極140の幅を広くするとバックライトが透過する領域が狭くなる。したがって、寄生容量による影響を抑制するために補助容量を大きく設計すると、液晶表示素子100の輝度が低下するという別の問題が生じる。
横電界型の液晶表示素子である液晶表示素子200は、寄生容量の影響を抑制するために共通電極240を備えており、共通電極240の形状および設けられている位置を特徴とする。平面視において、共通電極240はドレイン電極224およびコンタクトホールを除く全領域に形成されている(図7(a)参照)。一方、断面視において、共通電極240は信号線219が設けられている層および走査線220が設けられている層と、画素電極230が設けられている層との間に形成されている(図7(b)参照)。
したがって、信号線219および走査線220と画素電極230とは共通電極240によって遮蔽されている。この結果、信号線219と画素電極230との間に生じる寄生容量であるCsd、および、走査線220と画素電極230との間に生じる寄生容量であるCgdは抑制される。
CsdおよびCgdが抑制されることによって、共通電極240に保持されている電圧を安定させることができる。よって、液晶表示素子200における表示品位の劣化を防ぐことができる。
その一方で、図8に示すように、共通電極240はドレイン電極224およびコンタクトホールを除く全領域に形成されているため、バックライト229aは共通電極240を透過する必要がある。共通電極240を形成する透明導電性材料が有する吸収係数と、共通電極240の膜厚とによって決定される吸収率を共通電極240は有している。バックライト229aのうち吸収率に対応する光が共通電極240に吸収され、共通電極240を透過した光がバックライト229bとなる。このように、バックライト229aが共通電極240に吸収されることによって輝度が低下するという問題を液晶表示素子200は有している。なお、ここでは画素電極230によるバックライト229bの吸収は考慮していない。
加えて、特許文献1に記載される発明はFFSモードの液晶表示素子を前提としており、縦電界型の液晶表示素子には適用できない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、縦電界型の液晶表示素子において、液晶表示素子の輝度を犠牲にすることなく、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる液晶表示素子および液晶表示装置を提供することである。
本発明の一態様に係る液晶表示素子は、上記の課題を解決するために、
一対の透明基板と、当該一対の透明基板の間に配置される液晶層とを備えた液晶表示素子であって、
一方の上記透明基板は、
走査線と、
上記走査線に直交する信号線と、
上記信号線と上記走査線とに接続される駆動素子と、
上記走査線および信号線よりも上層に配置され、かつ、上記駆動素子に接続される透明画素電極と、
上記走査線および信号線と上記透明画素電極との間の層に配置され、上記走査線の少なくとも一部および上記信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方に対向する位置を覆い、かつ、上記透明画素電極に対向する位置に開口部を有する透明共通電極とを備え、
他方の上記透明基板は、対向電極を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る液晶表示素子において、透明共通電極は、走査線および信号線と透明画素電極との間の層に配置されている。さらに、走査線の少なくとも一部および信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方は、透明共通電極によって覆われている。当該構成の液晶表示素子において、走査線の少なくとも一部に対向する位置を透明共通電極が覆っている場合は、走査線の一部と画素電極とは透明共通電極によって互いに遮蔽されている。同様に、信号線の少なくとも一部に対向する位置を透明共通電極が覆っている場合は、信号線の一部と画素電極とは透明共通電極によって互いに遮蔽されている。このことによって、走査線の少なくとも一部および信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方と、画素電極との間に形成される寄生容量が抑制される。
さらに、透明共通電極は、透明画素電極に対向する位置に開口部を備えている。このことによって、透明共通電極を透過することなく液晶層に入射する光が増加する。その結果、当該液晶表示素子の輝度が向上する。
このように、本発明の一態様に係る液晶表示素子によれば、縦電界型の液晶表示素子において、液晶表示素子の輝度を犠牲にすることなく、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、上記いずれかの液晶表示素子を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、縦電界型の液晶表示素子を備える液晶表示装置において、液晶表示装置の輝度を犠牲にすることなく、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明は、縦電界型の液晶表示素子において、輝度を犠牲にすることなく走査線および画素電極との間に生じる寄生容量、および、信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。したがって、縦電界型の液晶表示素子および液晶表示装置において、その輝度を犠牲にすることなく表示品位を向上する効果を奏する。
(a)は本発明の一実施形態に係る液晶表示素子の概略を示す平面図であり、(b)は当該液晶表示素子の概略を示す断面図である。 (a)は上記液晶表示素子において、信号線と画素電極との間に生じる寄生容量Csdが共通電極によって抑制される様子を示す概略図であり、(b)は走査線と画素電極との間に生じる寄生容量Cgdが共通電極によって抑制される様子を示す概略図である。(c)は、バックライトが上記液晶表示素子を透過する様子を示す概略図である。 本発明の別の実施形態に係る液晶表示素子の概略を示す平面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る液晶表示素子の概略を示す平面図である。 (a)は従来の液晶表示素子の概略を示す平面図であり、(b)は当該液晶表示素子の概略を示す断面図である。 (a)は従来の液晶表示素子において、信号線と画素電極との間に生じる寄生容量Csdを示す概略図であり、(b)は走査線と画素電極との間に生じる寄生容量Cgdを示す概略図である。 (a)は従来の別の液晶表示素子の概略を示す平面図であり、(b)は当該液晶表示素子の概略を示す断面図である。 従来の別の液晶表示素子において、バックライトが当該液晶表示素子を透過する様子を示す概略図である。
以下、本発明の各実施形態について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
〔実施形態1〕
(液晶表示素子10の概要)
本発明の一実施形態に係る液晶表示素子10について、図1および2を参照しながら説明する。図1(a)は液晶表示素子10の概略を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すA−A線における断面の概略を示す断面図である。図2(a)は、図1(b)の一部を拡大した図であり、図2(b)は図1(a)におけるA−A線と平行な走査線20上の線における断面の拡大図である。図2(c)は、図2(a)と同様に図1(b)の一部を拡大した図であり、バックライト29が液晶層13に入射する様子を示している。
液晶表示素子10は、縦電界型の液晶表示素子の1つであるVAモードの液晶表示素子であり、駆動方法としてドット反転駆動を用いている。図1(b)に示すように、液晶表示素子10は、ガラス基板11(一方の透明基板)と、ガラス基板12(他方の透明基板)と、ガラス基板11およびガラス基板12に狭持される液晶層13とを備えている。ガラス基板11における液晶層13側の表面に対向する側の表面には、当該表面に密着した状態で偏光板(図示せず)が設置されている。同様に、ガラス基板12における液晶層13側の表面に対向する側の表面には、当該表面に密着した状態で偏光板(図示せず)が設置されている。さらに、ガラス基板11が備える偏光板に白色光を照射するためのバックライト(図示せず)を液晶表示素子10は備えている。
ガラス基板12における液晶層13側の表面上には、カラーフィルター26および対向電極25が積層されている。カラーフィルター26は、液晶層13を透過してくる白色光のバックライトのうち、赤、緑および青のいずれかの波長域の光を選択的に透過するフィルターである。図1(b)には図示していないが、赤、緑および青のカラーフィルターをマトリクス状に配置することによってカラーフィルター26は構成されている。カラーフィルター26には、赤、緑および青のカラーフィルターとともにブラックマトリクスが形成されていることが好ましい。
液晶表示素子10は、ガラス基板11が備えている共通電極40(透明共通電極)の形状、および、共通電極40が形成されている位置を特徴としている。したがって、以下においてはガラス基板11上に積層されている各構成部材について詳しく説明する。ガラス基板12および液晶層13については、VAモードの液晶表示素子として知られている構成を適用することができる。
(ガラス基板11の構成)
ガラス基板11における液晶層13側の表面上には、ベースコート(BC)14、複数のSI経路21、SI経路22、第1絶縁膜15、複数の走査線20、第2絶縁膜16、複数の信号線19、JAS膜17、共通電極40、第3絶縁膜18および画素電極30(透明画素電極)が逐次積層されている。
詳しくは後述するが、複数の信号線19は、それぞれが平行かつ等間隔になるように形成されている。同様に、複数の走査線20は、それぞれが平行かつ等間隔になるように形成されている。さらに、各信号線19および各走査線20は平面視において、お互いが直行するように形成されている。各信号線19および各走査線20によって区切られている長方形の領域1つが、1つのサブ画素に対応している。
図1(b)はA−A線における断面図であるため、図1(b)には走査線20が記載されていない。走査線20は第1絶縁層15と同じ層に形成されている。同様に、図1(b)には複数のSI経路21が記載されていない。SI経路21はSI経路22と同じ層に形成されている。
(TFT)
液晶表示素子10の駆動素子である複数のTFTは、各サブ画素領域に対して2つ設けられている。各TFTは、それぞれゲート電極23、SI経路21、SI経路22、ドレイン電極24およびソース電極(図示せず)を備える。SI経路21と、ソース電極および信号線19とは、図示しないコンタクトホールを介して接続されている。SI経路22の一端は、ドレイン電極24に接続されている。ドレイン電極24は、図示していないコンタクトホールを介して画素電極30と接続されている。
ガラス基板11の表面上には、まずBC14とSI経路21とSI経路22とが形成される。SI経路21およびSI経路22は、シリコンからなる。BC14は例えばTaからなる。BC14は、ガラス基板11の表面を保護する保護膜として働く。また、SI経路21および22のパターンを形成する際には、エッチングストッパーとして働く。
走査線20の一部からなるゲート電極23と、SI経路21およびSI経路22との界面には、図1(a)に図示していないゲート絶縁層およびチャネル層が形成されている。
(走査線20)
SI経路21、SI経路22およびBC14の上には、複数の走査線20および第1絶縁膜15が形成されている。複数の走査線20は、それぞれが平行かつ等間隔になるように形成されている。複数の走査線20の方向は、SI経路22の方向に対して直交している。
上で述べた各TFTは、各走査線20と各信号線19との交差部近辺に配置されている。
走査線20は、高い導電率を有することが好ましく、金属材料からなることが好ましい。走査線20に用いる金属材料としては、アルミニウム、モリブデン、クロム、タングステンおよびチタンなどが挙げられる。これらの金属群のなかから複数の金属を選択し積層膜を形成することによって、高い導電率を有する走査線20を形成することができる。走査線20を形成する別の材質として、導電性を備える化合物を用いてもよい。
各走査線20の間には第1絶縁膜15が形成されている。第1絶縁膜15は、SiNまたはSiOからなる。液晶表示素子10において入射されるバックライトは、第1絶縁膜15を透過する必要がある。液晶表示素子10の輝度を犠牲にしないために、第1絶縁膜15は可視領域の光に対して低い光吸収率を有する事が好ましい。
第1絶縁膜15の上には、第2絶縁膜16が形成されている。第2絶縁膜16は、走査線20と後述する信号線19とを絶縁するための層間絶縁膜である。第2絶縁膜16は、第1絶縁膜15と同様にSiNまたはSiOからなる。第2絶縁膜16は第1絶縁膜15と同様に、可視領域の光に対して低い光吸収率を有することが好ましい。
(信号線19)
第2絶縁膜16の上には、複数の信号線19が形成されている。複数の信号線19は、それぞれが平行かつ等間隔になるように形成されている。各信号線19と各走査線20とはお互いに直交している(図1(a)参照)。したがって、ガラス基板11には各信号線19と各走査線20とによって区切られた長方形の領域がマトリクス状に形成される。この長方形の領域1つが、1つのサブ画素に対応している。1つの画素は3つのサブ画素(赤、緑および青)から構成されている。
各サブ画素は、上で述べたTFTを備えている。TFTが備えるSI経路21と信号線19とは、図示しないソース電極およびコンタクトホールを介して電気的に接続されている。このコンタクトホールは、第1絶縁膜15および第2絶縁膜16を貫通する形状を有している。
信号線19は走査線20と同様に高い導電率を有することが好ましく、金属材料からなることが好ましい。信号線19に用いる金属材料としては、アルミニウム、モリブデン、クロム、タングステンおよびチタンなどが挙げられる。これらの金属群のなかから複数の金属を選択し積層膜を形成することによって、高い導電率を有する信号線19を形成することができる。信号線19を形成する別の材質として、導電性を備える化合物を用いてもよい。
信号線19の上には、透明な有機絶縁膜であるJAS膜17が形成される。JAS膜17は、信号線19と、後述する共通電極40との層間絶縁膜として設けられる。JAS膜17の膜厚は、第1絶縁膜15、第2絶縁膜16および第3絶縁膜18の膜厚と比較して、厚いことが好ましい。JAS膜17を厚く形成することによって、信号線19、走査線20などを形成することによって生じる表面の凹凸を平坦化することができる。他の絶縁膜を形成するSiNまたはSiOと比較して、JASは表面が平坦な厚い膜を形成しやすいという特徴を有する。
なお、ガラス基板11の表面上において、マトリクス状に画素が形成されている領域を、以下では画素形成領域と呼ぶ。
(共通電極40)
JAS膜17の上には、共通電極40が形成される。図1(a)に示すように、共通電極40は各サブ画素に対して1つの開口部41を備えている。開口部41が形成されている領域の一部には、SI経路22と後述する画素電極30とを電気的に接続するためのドレイン電極24およびコンタクトホール(図示せず)が形成されている。言い換えると、共通電極40は、少なくともコンタクトホールが形成されている領域に開口部41を有している。
コンタクトホールが形成されている領域に、開口部41が形成されていることによって、SI経路22、ドレイン電極24および画素電極30と共通電極40とを、電気的な絶縁状態にすることができる。SI経路22、ドレイン電極24および画素電極30と共通電極40とはそれぞれ異なる電位であるため、互いの間にリークが生じないように絶縁しておく必要がある。
なお、SI経路22、ドレイン電極24および画素電極30と共通電極40とにおいて電気的な絶縁が確保できる形状であれば、開口部41の形状および個数に関して制限はない。ただし、共通電極40において、各サブ画素に対して複数の開口部41を形成すると、各サブ画素間における補助容量の大きさが不均一になる虞がある。各サブ画素間における補助容量の大きさが不均一であると、その不均一さが表示ムラとしてユーザに認識される可能性がある。したがって、共通電極40が備える開口部41は、各サブ画素に対して1つであることが好ましい。
共通電極40は、各サブ画素が補助容量を有するために形成されている電極である。この補助容量は、各信号線19にアドレス信号が入力されていない期間中に、各サブ画素が備える液晶層13に生じている電界を保持するために必要である。
画素形成領域において、開口部41を除く全領域に共通電極40が形成されている。したがって、液晶表示装置10が備える共通電極40は1つであり、各サブ画素に対応する共通電極40は同電位になっている。
共通電極40は、透明導電性材料であるインジウムスズ酸化物(ITO)またはインジウム亜鉛酸化物(IZO)からなる。共通電極40は開口部41を除く画素形成領域に形成されているため、共通電極40は可視領域において良好な光透過率を有することが好ましい。加えて共通電極40は、良好な導電率を有していることが好ましい。このような良好な光透過率および導電率を有している透明導電性材料であれば、ITOおよびIZO以外の材質であっても共通電極40として用いることができる。
液晶表示素子10は、共通電極40を特徴としている。液晶表示素子10が共通電極40を備えていることによって得られる効果については後述する。
共通電極40の上には、第3絶縁膜18が形成されている。第3絶縁膜18は、共通電極40と画素電極30とを絶縁する層間絶縁膜である。第3絶縁膜18は、第1絶縁膜15および第2絶縁膜16と同様にSiNまたはSiOからなる。第3絶縁膜18も、第1絶縁膜15および第2絶縁膜16と同様に、可視領域の光に対して低い光吸収率を有する事が好ましい。
(画素電極30)
第3絶縁膜18の上には複数の画素電極30が形成されている。サブ画素1つに対して1つの画素電極が設けられている。その結果として、画素形成領域にはマトリクス状の画素電極30が形成されている。
画素電極30は、ドレイン電極24およびコンタクトホールを介してTFTが備えるSI経路22に電気的に接続されている。ドレイン電極24およびコンタクトホールは、各信号線19および各走査線20によって区切られているサブ画素領域の中央部分に形成されていることが好ましい(図1(a)参照)。このことは、ドレイン電極24およびコンタクトホールが設けられている領域が光を透過しないことと関係している。
詳細は省くが、VAモードを採用する液晶表示素子10において、対向電極25におけるサブ画素領域の中央には、穴を設けていることが好ましい。当該穴は、液晶の配向を規制する効果を有する。液晶の配向性を向上させることができる反面、当該穴を設けている領域において光の透過率は低下する。対向電極25における当該穴を設けている位置と、画素電極30におけるドレイン電極24およびコンタクトホールを設けている位置とを一致させることによって、液晶表示素子10における透過光のロスを抑制することができる。すなわち、液晶表示素子10の輝度を向上させることができる。
対向電極25が備える上記穴の位置は、サブ画素領域の中央でなくてもよい。対向電極25が備える上記穴の数は、各サブ画素領域に対して複数であってもよい。上記穴の形状は任意であり、たとえば楕円状であってもよい。これらの場合、ドレイン電極24およびコンタクトホールの設けられる位置は、サブ画素領域の中央ではなく、上記穴が形成されている位置に一致していることが好ましい。
さらには、液晶の配向を規制するために、対向電極25は上記穴ではなく突起を備えていてもよい。この場合、ドレイン電極24およびコンタクトホールの位置は、当該突起の位置に一致していることが好ましい。
また、TNモードを採用する液晶表示素子の場合は、サブ画素領域の外縁部近辺にドレイン電極24およびコンタクトホールが設けられていることが好ましい。このことによって、液晶の配向性に与える影響を小さくすることができる。
コンタクトホールは、第1絶縁膜15、第2絶縁膜16、JAS膜17および第3絶縁膜18を貫通することによってドレイン電極24と画素電極30とを接続している。
画素電極30は、ITOまたはIZOからなる。画素電極30は、液晶表示素子10において光を透過する領域に設けられている。したがって、画素電極30は可視領域において良好な光透過率を有することが好ましい。加えて画素電極30は、良好な導電率を有していることが好ましい。このような良好な光透過率および導電率を有している透明導電性材料であれば、ITOおよびIZO以外の材質であっても画素電極30として用いることができる。
さらに、画素電極30および第3絶縁膜18の上には、液晶の配向性を向上させるための配向膜(図示せず)が形成されている。
(共通電極40の効果)
液晶表示素子10が共通電極40を備えることによって得られる効果は、寄生容量を抑制すること、適切な補助容量を確保すること、および、液晶表示素子の輝度を向上させることである。それぞれの効果について以下に説明する。
(寄生容量の抑制)
液晶表示素子10を断面視したときに、共通電極40は、信号線19と画素電極30との間かつ走査線20と画素電極30との間に設けられている(図1(b)参照)。一方、平面視において、開口部41を除く画素形成領域の全領域に共通電極は設けられている(図1(a)参照)。
したがって、図1(a)に示すA−A線における断面において、信号線19と画素電極30とは共通電極40によって遮蔽されている(図2(a)参照)。この結果、信号線19と画素電極30との間に生じる寄生容量であるCsd27は抑制される。図1(a)に示すA−A線と平行な走査線20上の線における断面において、走査線20と画素電極30とは共通電極40によって遮蔽されている(図2(b)参照)。この結果、走査線20と画素電極30との間に生じる寄生容量であるCgd28は抑制される。
このように、液晶表示素子10が共通電極40を備えることによって、寄生容量であるCsd27およびCgd28は抑制される。この結果、Csd27およびCgd28を原因とする液晶表示素子10における表示品位の劣化は抑制される。すなわち、共通電極40は液晶表示素子10の表示品位の向上に効果を奏する。
(補助容量の確保)
液晶表示素子10において、補助容量であるCcsは、共通電極40と画素電極30との間に形成される。共通電極40と画素電極30とは、開口部41を除く広い領域において重なっている。したがって、液晶表示素子10において、十分な大きさのCcsを形成することは容易である。なお、共通電極40とSI経路との間には、膜厚の厚いJAS膜17が形成されている。よって、共通電極40とSI経路との間に形成される容量は非常に小さい。
液晶表示素子10が良好な表示品位を得るために、Ccsの大きさには好ましい範囲がある。液晶表示素子10において、共通電極40が備える開口部41の大きさを変更することによって、Ccsを任意に変更することが可能である。開口部41を大きく形成すると、共通電極40および画素電極30が重なる領域が狭くなる。よって、Ccsは小さくなる。一方、開口部41を小さく形成すると、共通電極40および画素電極30が重なる領域が広くなる。よって、Ccsは大きくなる。
画素電極30と対向電極25との間に形成される液晶容量をCpixとした場合に、CcsとCpixとの関係は、0.6×Cpix≦Ccs≦0.95×Cpixを満たしていることが好ましい。
0.6×Cpix≦Ccsとすることによって、液晶表示素子10は表示品位を満足するために十分な大きさのCcsを備えることができる。言い換えると、各走査線20にアドレス信号が入力されていないときでも安定した電界を保持することができる。したがって、フリッカの発生を抑制することができ、液晶表示素子10は満足な表示品位を得ることができる。
また、0.6×Cpix≦Ccsとするためには、平面視における共通電極40の面積をCcs=0.6×Cpixとなる所定の面積より大きくする必要がある。共通電極40において、その面積を大きくすることは、開口部41の面積を小さくすることを意味する。共通電極40における開口部41の面積を小さくすることによって、共通電極40の左右両端における電気抵抗値は減少する。したがって、各サブ画素間におけるクロストークの発生を抑制することができる。この結果、液晶表示素子10は満足な表示品位を得ることができる。
一方、Ccs≦0.95×Cpixとすることによって、各走査線20にアドレス信号が入力されている期間中に補助容量への充電を十分に行うことができる。このことによって、各走査線20にアドレス信号が入力されていない期間中においても、液晶層13を制御するための電界を適切に保持することが可能になる。
仮に、Ccsを適切な範囲に設定するために開口部41の面積を大きく設定する必要があるとする。この場合、共通電極40の面積が小さくなり共通電極40の両端における電気抵抗値が増加する虞が生じる。この場合は、共通電極40の膜厚を厚く形成することによって、共通電極40の両端に生じる電気抵抗値を低減することができる。
(輝度向上)
液晶表示素子10が備える共通電極40は、ITOまたはIZOの透明導電性材料からなる。さらに、共通電極40は開口部41を備えており、ガラス基板11を平面視したときに、開口部41の少なくとも一部は、画素電極30が形成されている領域に設けられている。
図2(c)の断面図に示すように、開口部41が設けられていることによって、液晶表示装置10に入射するバックライト29は共通電極40によって吸収されることなく液晶層13に入射する。
一方、液晶表示素子10に入射するバックライト29が、共通電極40を透過して液晶層13に入射する領域においても、共通電極40は良好な光透過率を有しているため、液晶表示素子10の輝度が著しく低下することはない。
このように、液晶表示装置10が備える共通電極40が、透明導電性材料からなり、かつ、開口部41を備えていることによって、金属材料からなる共通電極を備える従来の液晶表示素子と異なり、液晶表示装置10は輝度を犠牲にすることがない。
なお、開口部41の一部は画素電極30が設置されている領域以外の領域に設けられていても良い。しかし、開口部41の少なくとも一部は、コンタクトホール24を含む画素電極30が設置されている領域に設けられていることが好ましい。
このように、縦電界型の液晶表示装置10が共通電極40を備えることによって、表示品位を満足するために好ましい補助容量を備えつつ、輝度を犠牲にすることなく走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。この結果、縦電界型の液晶表示素子10における表示品位を向上させることができる。
なお、液晶表示素子10はVAモードの液晶表示素子に限られず、縦電界型の液晶表示素子であれば本発明を実施することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、液晶表示素子10を備えていてもよい。当該液晶表示装置が液晶表示素子10を備えることによって、輝度を犠牲にすることなく当該液晶表示装置の表示品位を向上させることができる。
〔実施形態2〕
(液晶表示素子50)
本発明の別の実施形態である液晶表示素子50について、図3を参照しながら説明する。図3は、液晶表示素子50の概略を示す平面図である。液晶表示素子50は、共通電極51およびTFT53の形状において液晶表示素子10と異なる。したがって、本実施形態においては共通電極51およびTFT53について説明する。なお、液晶表示装置10が備える部材と共通の部材に対しては同一の番号を付し、その説明を省略する。
(共通電極51)
液晶表示素子50は、液晶表示素子10と同様にVAモードの液晶表示素子である。しかし、液晶表示素子10がドット反転駆動によって駆動されるのに対して、液晶表示素子50は行ライン反転駆動によって駆動される。この駆動方法の違いに起因して、液晶表示装置50が備える共通電極51の形状と、液晶表示装置10が備える共通電極40の形状とは異なる。
1本の走査線20に接続されている複数のサブ画素に対応して、1つの共通電極51が形成されている。したがって、液晶表示素子50は、行ラインごとに独立している形状を備えており、その結果、各共通電極51は電気的に絶縁されている。
各共通電極51は、それぞれ補助容量を制御するためのCSドライバに接続されている。各走査線20に接続されている各サブ画素が適切な補助容量を備えることができるように、CSドライバは各共通電極51に適切な信号を出力する。
平面視において各共通電極51の形状は、各走査線20が形成されている全領域、および、各信号線19が形成されている一部の領域を覆う形状である。本実施形態に係る共通電極51は長方形であるが、上記の構成を満たしていれば、その形は長方形に限定されない。
共通電極51が上で述べたような形状を備えていることによって、走査線20と画素電極30との間に生じる寄生容量であるCgd、および、信号線19と画素電極30との間に生じる寄生容量であるCsdの一部を抑制することができる。
したがって、縦電界型であり、かつ、行ライン反転駆動によって駆動される液晶表示素子50においても、寄生容量が表示品位に与える影響を抑制することができる。すなわち、液晶表示素子50の表示品位を向上させることができる。
(TFT)
液晶表示素子50が備えるTFTはトップゲート方式のTFTである。各サブ画素領域において、各走査線20と信号線19との交差部近辺に2つのTFTが設けられている。当該TFTは、ゲート電極53、ドレイン電極54、SI経路55およびSI経路56を備えている。当該TFTは、液晶表示素子10が備えるTFTと比較して、SI経路およびゲート電極の形状が異なっている。
液晶表示素子50において、一方のゲート電極53を形成するための導電膜が、走査線20から走査線20に対して垂直な方向に形成されている(図3参照)。この導電膜は、走査線20と同じ材質からなる。
SI経路55と走査線20とは交差しており、この交差部に別のゲート電極53が形成されている。SI経路55は、上記一方のゲート電極53と、上記別のゲート電極53とを接続している。さらに、SI経路55は、走査線20を横断した部分においてソース電極を兼ねる信号線19に接続されている。SI経路56は、一方のTFTとドレイン電極54とを接続するように形成されている。
ゲート電極53とSI経路55およびSI経路56との界面にはゲート絶縁膜およびチャネル層が形成されている。SI経路55およびSI経路56は、シリコンからなる。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態である液晶表示素子60について、図4を参照しながら説明する。液晶表示装置60が備える共通電極61は、液晶表示装置50が備える共通電極51に対して開口部の形状が異なる。共通電極51の形状は長方形である。したがって、共通電極51の信号線に対して平行方向の長さを幅としたときに、その幅は常に一定である。
それに対して、共通電極61の幅は一定ではない。信号線19が設置されている領域および信号線19が設置されている周辺領域における共通電極61の幅は、当該領域を除く領域における共通電極61の幅より広く形成されている。
このことによって、共通電極61は、信号線19が設置されている領域のうちより広い領域を覆うことができる。したがって、液晶表示素子60は液晶表示素子50に比べて、信号線19と画素電極30との間に形成される寄生容量であるCsdを、より効果的に抑制することができる。すなわち、液晶表示素子60は液晶表示素子50に比べて、より表示品位を向上させることができる。
(付記事項)
本発明の一態様に係る液晶表示素子は、上記の課題を解決するために、
一対の透明基板と、当該一対の透明基板の間に配置される液晶層とを備えた液晶表示素子であって、
一方の上記透明基板は、
走査線と、
上記走査線に直交する信号線と、
上記信号線と上記走査線とに接続される駆動素子と、
上記走査線および信号線よりも上層に配置され、かつ、上記駆動素子に接続される透明画素電極と、
上記走査線および信号線と上記透明画素電極との間の層に配置され、上記走査線の少なくとも一部および上記信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方に対向する位置を覆い、かつ、上記透明画素電極に対向する位置に開口部を有する透明共通電極とを備え、
他方の上記透明基板は、対向電極を備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る液晶表示素子において、透明共通電極は、走査線および信号線と透明画素電極との間の層に配置されている。さらに、走査線の少なくとも一部および信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方は、透明共通電極によって覆われている。当該構成の液晶表示素子において、走査線の少なくとも一部に対向する位置を透明共通電極が覆っている場合は、走査線の一部と画素電極とは透明共通電極によって互いに遮蔽されている。同様に、信号線の少なくとも一部に対向する位置を透明共通電極が覆っている場合は、信号線の一部と画素電極とは透明共通電極によって互いに遮蔽されている。このことによって、走査線の少なくとも一部および信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方と、画素電極との間に形成される寄生容量が抑制される。
さらに、透明共通電極は、透明画素電極に対向する位置に開口部を備えている。このことによって、透明共通電極を透過することなく液晶層に入射する光が増加する。その結果、当該液晶表示素子の輝度が向上する。
このように、本発明の一態様に係る液晶表示素子によれば、縦電界型の液晶表示素子において、液晶表示素子の輝度を犠牲にすることなく、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示素子では、さらに、
上記透明共通電極は、上記走査線の全部に対向する位置と、上記信号線の全部とに対向する位置と、を覆うことが好ましい。
上記の構成によれば、走査線の全部と、透明画素電極とは透明共通電極によって遮蔽されている。同様に、信号線の全部と、透明画素電極とは透明共通電極によって遮蔽されている。したがって、当該液晶表示素子は、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を、より効果的に抑制することができる。その結果、本発明の一態様に係る液晶表示素子において、表示品位をさらに向上することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示素子では、さらに、
上記一方の透明基板は、複数の上記走査線を備えており、
上記透明共通電極は、上記走査線ごとに設けられており、
各上記透明共通電極は、対応する上記走査線の全部に対向する位置を少なくとも覆うことが好ましい。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る液晶表示素子は、各走査線に対応する複数の透明共通電極を備えている。さらに、各走査線が形成されている全領域は、対応する各透明共通電極によって覆われている。加えて、透明共通電極は走査線ごとに独立して設けられている。言い換えると、各透明共通電極は電気的に導通しない形状に形成されている。したがって、各透明共通電極に対して別個の信号を入力することができる。その結果、本発明の一態様に係る液晶表示素子は、駆動方式として行ライン反転駆動を採用した上で、寄生容量の影響による表示品位の劣化を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示素子では、さらに、
各上記透明共通電極において、対応する上記走査線と上記信号線とが交差する位置における幅は、対応する上記走査線と上記信号線とが交差しない位置における幅より広いことが好ましい。
上記の構成によれば、透明画素電極が形成されている領域において透明共通電極が備える開口部を狭くすることなく、透明共通電極がより広い領域の信号線を覆うことができる。しがたって、本発明の一態様に係る液晶表示素子は、輝度を犠牲にすることなく、信号線と画素電極との間に生じる寄生容量をより効果的に抑制することがでる。すなわち、当該寄生容量による表示品位の劣化を、より効果的に抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る液晶表示装置は、上記いずれかの液晶表示素子を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、縦電界型の液晶表示素子を備える液晶表示装置において、液晶表示装置の輝度を犠牲にすることなく、走査線および信号線と画素電極との間に生じる寄生容量を抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する請求の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。
本発明は、液晶表示素子および液晶表示装置として幅広く利用できる。
10 液晶表示素子
11 ガラス基板(一方の透明基板)
12 ガラス基板(他方の透明基板)
13 液晶層
14 ベースコート
15 第1絶縁膜
16 第2絶縁膜
17 JAS膜
18 第3絶縁膜
19 信号線
20 走査線
21 SI経路
22 SI経路
23 ゲート電極
24 ドレイン電極
25 対向電極
26 カラーフィルター
27 Csd
28 Cgd
30 画素電極(透明画素電極)
40 共通電極(透明共通電極)
41 開口部

Claims (5)

  1. 一対の透明基板と、当該一対の透明基板の間に配置される液晶層とを備えた液晶表示素子であって、
    一方の上記透明基板は、
    走査線と、
    上記走査線に直交する信号線と、
    上記信号線と上記走査線とに接続される駆動素子と、
    上記走査線および信号線よりも上層に配置され、かつ、上記駆動素子に接続される透明画素電極と、
    上記走査線および信号線と上記透明画素電極との間の層に配置され、上記走査線の少なくとも一部および上記信号線の少なくとも一部のうち少なくとも一方に対向する位置を覆い、かつ、上記透明画素電極に対向する位置に開口部を有する透明共通電極とを備え、
    他方の上記透明基板は、対向電極を備えていることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 上記透明共通電極は、上記走査線の全部に対向する位置と、上記信号線の全部とに対向する位置と、を覆うことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  3. 上記一方の透明基板は、複数の上記走査線を備えており、
    上記透明共通電極は、上記走査線ごとに設けられており、
    各上記透明共通電極は、対応する上記走査線の全部に対向する位置を少なくとも覆うことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
  4. 各上記透明共通電極において、対応する上記走査線と上記信号線とが交差する位置における幅は、対応する上記走査線と上記信号線とが交差しない位置における幅より広いことを特徴とする請求項3に記載の液晶表示素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の液晶表示素子を備えていることを特徴とする液晶表示装置。
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