JP2005127355A - 軸受ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材に回転速度検出装置を位置精度が良好な状態で取付けることができる軸受ユニットを得ることにある。
【解決手段】雄ねじ部材8aの一端部を型部材11が有する第1の位置決め凹部11aにより位置決めさせるとともに、雄ねじ部材8aの他端部を型部材12が有する第2の位置決め凹部12aにより位置決めさせた状態で、カバー部材7を型部材11,12により成形することにより、雄ねじ部材8aをカバー部材7に設ける。これにより、雄ねじ部材8aとカバー部材7との間の位置精度が安定する。ハウジング62を挿入孔71に挿入するとともに貫通孔63aに雄ねじ部材8aを貫通させた状態で、雌ねじ部材9aを雄ねじ部材8aに連結させ、回転速度検出装置6をカバー部材7に固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、回転速度検出装置を備えた軸受ユニットに関する。
自動車の車輪を懸架装置(サスペンション)に対して回転自在に支持するための軸受ユニットとしては、上記車輪の回転速度を検出するセンサを組み込んだものが知られている。軸受ユニットは、静止輪の内部に回転輪を回転自在に支持している。回転輪には、この回転輪と同心となるようにエンコーダが固定されている。静止輪には、エンコーダに対向する状態でカバーが固定されている。
カバーには、エンコーダと対向する部分に挿入孔が設けられている。エンコーダの回転に伴って出力を変化させるセンサは、ホルダに支持されている。ホルダは、センサを支持した状態で挿入孔に挿入する挿入部と、この挿入部の端部にその基端部を結合した取付フランジ部と、この取付フランジ部の先端に設けた通孔とを備えている。また、カバーには、挿入孔に挿入部を挿入した状態で上記通孔と対向する部分に、このカバーを貫通しない状態でナット相当部又はボルト相当部を設けている。ホルダは、上記通孔を挿通したボルトとナット相当部との螺合、又は、ナットと上記通孔を挿通したボルト相当部との螺合に基づいて、カバーに結合固定されている。
特開平11−183493号公報(段落0015〜段落0027、図1)
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、ナット相当部又はボルト相当部がカバーを貫通しない状態で設けられているため、センサと回転輪との間の位置精度が安定し難いという問題がある。
すなわち、カバーを貫通しないナット相当部とカバーとを一体に形成するためには、以下のようにする。まず、カバーを射出成形するための一対の型部材を用意する。一対の型部材のうちの一方の型部材のナット相当部に対応する位置に、位置決めピンを突出させておく。ナット相当部を位置決めピンに貫通させることで、一方の型部材にナット相当部を保持させる。その後、組合された一対の型部材内に合成樹脂を流入させて、カバーを成形する。
ところが、位置決めピンにナット相当部を貫通させた状態では、位置決めピンとナット相当部との間に遊びができる。そのため、組合された一対の型部材内に合成樹脂を流入させた際、この流入した合成樹脂によりナット相当部が側方から押され、ナット相当部が位置決めピンに対して傾いてしまうことがある。この状態のまま合成樹脂が硬化すると、ナット相当部はカバーに対して傾いて設けられることとなる。このような方法では、ナット相当部のカバーに対する位置を制御することが非常に困難であるため、結果として、回転輪とナット相当部により固定されるセンサと位置精度にばらつき生じる。
また、カバーを貫通しないボルト相当部とカバーとを一体に形成するためには、一対の型部材のうちの一方の型部材のボルト相当部に対応する位置に、位置決めピンと置換して、ボルト相当部の一端部を嵌合させる位置決め凹部を形成している。そして、この位置決め凹部にボルト相当部の一端部を嵌合させることで、一方の型部材でボルト相当部の一端部を片持ちさせる。その後、組合された一対の型部材内に合成樹脂を流入させて、カバーを成形する。
この場合も、ボルト相当部の他端部が固定されていないため、組合された一対の型部材内に合成樹脂を流入させた際、この流入した合成樹脂によりボルト相当部が側方から押され、ボルト相当部が上記一方の型部材に対して傾いてしまうことがある。この状態のまま合成樹脂が硬化すると、ボルト相当部はカバーに対して傾いて設けられることとなるため、結果として、回転輪とボルト相当部により固定されるセンサと位置精度にばらつき生じる。
この発明は、このような事情にもとづいてなされたものであり、カバー部材に回転速度検出装置を位置精度が良好な状態で取付けることができる軸受ユニットを提供することを目的とする。
第1の観点に基づく本発明の軸受ユニットは、第1の軌道面を有する静止輪と、上記第1の軌道面と対向する第2の軌道面を有し、回転自在に支持された回転輪と、上記第1の軌道面と上記第2の軌道面との間に転動自在に設けられた転動体と、上記回転輪と同心となるように上記回転輪に取付けられたエンコーダと、このエンコーダの回転速度を検出するセンサ、このセンサを収容するハウジング、及び、このハウジングに設けられたフランジ部を有する回転速度検出装置と、上記ハウジングを収容する収容部を有し、上記静止輪に取付けられたカバー部材と、上記回転速度検出装置を上記カバー部材に取付けるための取付け部材で、上記カバー部材を貫通するように設けられた取付け部材と、この取付け部材と連結する取付け具と、を具備し、上記フランジ部は、上記ハウジングを上記収容部に収容した時に上記取付け部材に対応する位置に貫通孔を有しているとともに、上記ハウジングを上記収容部に収容させるとともに上記貫通孔に上記取付け部材又は上記取付け具を貫通させた状態で上記取付け具を上記取付け部材に連結させることにより上記カバー部材に固定されており、且つ、上記取付け部材の一端部を一対の型部材のうちの一方の型部材が有する第1の位置決め手段により位置決めさせるとともに、上記取付け部材の他端部を上記一対の型部材のうちの他方の型部材が有する第2の位置決め手段により位置決めさせた状態で、上記カバー部材を上記一対の型部材により成形することにより、上記取付け部材を上記カバー部材に設けている。
本発明によれば、カバー部材に回転速度検出装置を位置精度が良好な状態で取付けることができる軸受ユニットが得られる。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の軸受ユニット1は、静止輪としてのアウターリング2、回転輪としてのハブ3、転動体としての複数の球体4、エンコーダ5、回転速度検出装置6、カバー部材7、取付け部材としての雄ねじ部材8a、及び、取付け具としての雌ねじ部材(ナット)9a等を備えている。なお、図2は、図1中X−O−Y線に沿って示す断面図であるが、アウターリング2のみは、図1中X’−O−Z線に沿って示している。
本実施形態の軸受ユニット1は、例えば、自動車の車輪を懸架装置(サスペンション、図示せず)に対して回転自在に支持するものであり、アウターリング2を懸架装置に固定するとともに、ハブ3をブレーキ部材100に固定することで自動車に装着される。軸受ユニット1をブレーキ部材100に取付けた際においては、図2において右側が自動車の幅方向中央側となり、図2において左側が自動車の幅方向外側となる。
アウターリング2は、軸線L方向(自動車の幅方向)に沿う貫通孔21を有しているとともに、貫通孔21を規定する内周面21aに第1の軌道面22を有している。アウターリング2の一端部(自動車の幅方向中央側)には、水平方向外側に張り出すフランジ部23がこのアウターリング2と一体に設けられている。このフランジ部23には、ねじ部材(アウターリング2を懸架装置に取付けるためのねじ部材、図示せず)を貫通させるねじ通孔23aが設けられている。アウターリング2は、このフランジ部23を介して懸架装置に固定される。
ハブ3は、ハブ本体31及びリング部材32を有している。ハブ本体31の一端部(自動車の幅方向中央側)は、その外周面に周方向に沿う溝部35を有している。リング部材32は、この溝部35に係合させることで、ハブ本体31に対して固定されている。また、ハブ本体31の他端部(自動車の幅方向外側)には、水平方向外側に張り出すフランジ部33がこのハブ本体31と一体に設けられている。フランジ部33には、ねじ部材(ハブ3をブレーキ部材100に取付けるためのねじ部材、例えば、スタッドボルト)101を貫通させるねじ通孔33aが設けられている。ハブ3は、このフランジ部33を介してブレーキ部材100に固定される。また、このハブ3は、ハブ本体31の外周面31a及びリング部材32の外周面32aに第2の軌道面34を有している。
エンコーダ5は、円筒部5aとこの円筒部5aの一端縁から内側に水平方向に張り出す円鍔部5bとを有して、断面L字形の円環状に形成されている。円鍔部5bには、複数のスリット(図示せず)が等間隔且つ放射状に形成されている。なお、複数のスリットに代えて、磁気パルスリングを接着等によって設けても良い。このエンコーダ5は、リング部材32に外嵌することで、ハブ3と同心となるようにこのハブ3に取付けられている。
この軸受ユニット1では、リング部材32及びハブ本体31をアウターリング2の貫通孔21に挿入させた状態で、ハブ3がアウターリング2に回転自在に支持されている。このとき、第1の軌道面22と第2の軌道面34とは、互いに対向し合う。複数の球体4は、保持部材10により保持された状態で、第1の軌道面22と第2の軌道面34との間に転動自在に設けられている。
ところで、本実施形態のように、軸受ユニット1を自動車に適用するような場合には、アウターリング2の一端側(自動車の幅方向中央側)が外方に開放していると、貫通孔21内に水や小石等が入り込んでしまうおそれがある。よって、アウターリング2には、カバー部材7を取付けている。
詳しくは、合成樹脂製のカバー部材7は、アウターリング2の一端側の開放端を覆うように、このアウターリング2の一端部に取付けられている。また、このカバー部材7は、回転速度検出装置6(後述するハウジング62)を収容する収容部としての挿入孔71を有している。この挿入孔71は、エンコーダ5と対向するように、軸線Lから外側に向かってオフセットされた位置に設けられている。また、このカバー部材7には、回転速度検出装置6をこのカバー部材7に取付けるための雄ねじ部材8aが設けられている。雄ねじ部材8aとしては、例えば、金属製の丸棒体の外周面に雄ねじ8c(図3参照)を設けたものを用いている。なお、図3中符号8dは、丸棒体の外周面すべり止めの溝(ローレット)を形成した部分を示している。この雄ねじ部材8aは、カバー部材7を貫通するように、このカバー部材7と一体に設けられている。雄ねじ部材8aの両端部は、カバー部材7の一方の端面7a及び他方の端面7bから夫々突出している。
雄ねじ部材8aはカバー部材7に以下のようにして設けている。(図4及び図5参照)。まず、カバー部材7を成形(例えば射出成形)するための一対の型部材11,12を用意する。一対の型部材11,12のうちの一方の型部材11の内面の雄ねじ部材8aに対応する位置に、第1の位置決め手段としての第1の位置決め凹部11aを形成しておく。この位置決め凹部11aは、雄ねじ部材8aの一端部と嵌合して、この雄ねじ部材8aの一端部を支持する。また、他方の型部材12の内面の雄ねじ部材8aに対応する位置には、第2の位置決め手段としての第2の位置決め凹部12aを形成しておく。この位置決め凹部12aは、雄ねじ部材8aの他端部と嵌合して、この雄ねじ部材8aの他端部を支持する。
雄ねじ部材8aの一端部を第1の位置決め凹部11aに嵌合させることで、この雄ねじ部材8aを一方の型部材11に対して位置決め(固定)するとともに、雄ねじ部材8aの他端部を第2の位置決め凹部12aに嵌合させることで、この雄ねじ部材8aを他方の型部材12に対して位置決め(固定)した状態で、一対の型部材11,12を組み合わせる(図4参照)。
組合された一対の型部材11,12内に合成樹脂を流入させる。このとき、雄ねじ部材8aは、その両端部が型部材11,12に対して夫々位置決めされているため、この流入した合成樹脂により雄ねじ部材8aが側方から押されても、雄ねじ部材8aが位置決めされた位置からずれてしまったり、型部材11,12に対して傾いてしまったりするといったことはない。合成樹脂を硬化させた後に一対の型部材11,12を取り外す。これにより、雄ねじ部材8aがカバー部材7を貫通した状態でこれらが一体に形成される。また、雄ねじ部材8aのうち、第1及び第2の位置決め凹部11a,12aと嵌合していた両端部は、カバー部材7からの突出部分となる(図5参照)。このようにすることによって、雄ねじ部材8aとカバー部材7との間の位置精度を安定させることができる。
回転速度検出装置6は、エンコーダ5の回転速度を検出するセンサ61、このセンサ61を収容するハウジング62、及び、このハウジング62に設けられたフランジ部63を有している。センサ61は、エンコーダ5の回転に伴って出力を変化させるものであり、このセンサ61からの出力により、エンコーダ5の回転速度(自動車の車輪の回転速度)を得る。センサ61は、ハウジング62内に収容されている。フランジ部63は、ハウジング62と一体に形成されている。このフランジ部63は、ハウジング62をカバー部材7の収容部に収容したとき(挿入孔71に挿入したとき)に雄ねじ部材8aに対応する位置に貫通孔63aを有している。
回転速度検出装置6は、以下のようにして、カバー部材7に取付けられている(図3参照)。まず、カバー部材7の一方の端面(自動車の幅方向中央側の端面)7aから突出している雄ねじ部材8aの一端部(自動車の幅方向中央側の端部)を貫通孔63aに貫通させながら、ハウジング62を挿入孔71に挿入する。雌ねじ部材9aを雄ねじ部材8aの一端側(自動車の幅方向中央側)から螺合させることにより、フランジ部63は、雌ねじ部材9aとカバー部材7との間に挟まれて、カバー部材7に固定される。このようにすることにより、回転速度検出装置6をカバー部材7に固定することができる。上述したように、雄ねじ部材8aとカバー部材7との間の位置精度は安定しているため、以上のような工程で、回転速度検出装置6(センサ61)をハブ3との位置精度が良好な状態でカバー部材7に取付けることができる。
上記構成の軸受ユニット1は、以下のように動作する。すなわち、アウターリング2のフランジ部23を懸架装置に固定するとともに、ハブ3のフランジ部33をブレーキ部材100に固定することで、車輪を懸架装置に対して回転自在に支持できる。また、この状態で車輪が回転すると、センサ61の近傍においてエンコーダ5が回転する。エンコーダ5には、複数のスリットが形成されているため、センサ61の近傍においてエンコーダ5が回転すると、センサ61に流れる磁束密度が周期的に変化する。センサ61からの出力(周波数)はエンコーダ5の回転速度、すなわち、車輪の回転速度と比例するため、このセンサ61からの出力により、車輪の回転速度が得られる。
以上のように、本実施形態によれば、カバー部材7及び雄ねじ部材8aとして、雄ねじ部材8aの一端部を一対の型部材11,12のうちの一方の型部材11が有する第1の位置決め凹部11aにより位置決めさせるとともに、他端部を他方の型部材12が有する第2の位置決め凹部12aにより位置決めさせた状態でカバー部材7を一対の型部材11,12により成形(射出成形)してなるものを用いているため、カバー部材7と雄ねじ部材8aとの間の位置精度を安定させることができる。したがって、カバー部材7に回転速度検出装置6を位置精度が良好な状態で取付けることができる。
以下、本発明の第2の実施形態を、図6〜図9を参照して説明する。
本実施形態の軸受ユニット1は、図6及び図7に示すように、取付け部材として雌ねじ部材8bを備えているとともに、取付け具として雄ねじ部材(ボルト)9bを備えている。雌ねじ部材8bとしては、例えば、金属製の円筒体の外周面に雌ねじを設けたものを用いている。この雌ねじ部材8bは、樹脂製のカバー部材7を貫通するように、このカバー部材7と一体に設けられている。雌ねじ部材8bの一方の端面(自動車の幅方向中央側の端面)は、カバー部材7の一方の端面7aと略面一である。また、雌ねじ部材8bの他端部(自動車の幅方向外側の端部)は、カバー部材7の他方の端面7bから突出している。
雌ねじ部材8bはカバー部材7に以下のようにして設けている(図8及び図9参照)。まず、カバー部材7を成形(射出成形)するための一対の型部材13,14を用意する。一対の型部材13,14のうちの一方の型部材13の内面の雌ねじ部材8bに対応する位置に、第1の位置決め手段としての位置決めピン13aを設けておく。この位置決めピン13aは、型部材13の内面と直交するように、この型部材13の内面から突出させる。雌ねじ部材8bは、その一端部が位置決めピン13aに外嵌することで、上記型部材13に支持される。また、他方の型部材14の内面の雌ねじ部材8bに対応する位置には、第2の位置決め手段14としての位置決め凹部14aを形成しておく。この位置決め凹部14aは、雌ねじ部材8bの他端部と嵌合して、この雌ねじ部材8bを支持する。
雌ねじ部材8bの一端部に位置決めピン13aを差し込んで、この雌ねじ部材8bを一方の型部材13に対して位置決め(固定)するとともに、雌ねじ部材8bの他端部を位置決め凹部14aに嵌合させることで、この雌ねじ部材8bを他方の型部材14に対して位置決め(固定)した状態で、一対の型部材13,14を組み合わせる(図8参照)。
組合された一対の型部材13,14内に合成樹脂を流入させる。このとき、雌ねじ部材8bは、その両端部が型部材13,14に対して夫々位置決めされているため、この流入した合成樹脂により雌ねじ部材8bが側方から押されても、雌ねじ部材8bが位置決めされた位置からずれてしまったり、型部材13或いは型部材14に対して傾いてしまったりするといったことはない。合成樹脂を硬化させた後に一対の型部材13,14を取り外す。これにより、雌ねじ部材8bがカバー部材7を貫通した状態でこれらが一体に形成される。また、雌ねじ部材8bのうち、位置決め凹部14aと嵌合していた他端部が、カバー部材7の他方の端面7bから突出する(図9参照)。このように形成することで、雌ねじ部材8bとカバー部材7との間の位置精度を安定させることができる。なお、他の構成は上記第1の実施形態と同じであるため、重複する説明は図に同符号を付して省略する。
本実施形態の軸受ユニット1によれば、カバー部材7及び雌ねじ部材8bとして、雌ねじ部材8bの一端部を一対の型部材13,14のうちの一方の型部材13が有する位置決めピン13aにより位置決めさせるとともに、他方の型部材14が有する位置決め凹部14aにより位置決めさせた状態でカバー部材7を一対の型部材13,14により成形(射出成形)してなるものを用いているため、カバー部材7と雌ねじ部材8bとの間の位置精度を安定させることができる。よって、第1の実施形態の軸受ユニット1と同様に、カバー部材7に回転速度検出装置6を位置精度が良好な状態で取付けることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態の軸受ユニット1を自動車に適用する場合、前輪に適用しても後輪に適用してもよい。また、転動体としては、円筒ころや円錐ころ等を用いてもよい。
本発明の軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持する軸受ユニットに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においては種々の態様で実施し得る。
本発明の第1の実施形態に係る軸受ユニットを示す正面図。 図1の軸受ユニットを示す断面図。 図1の軸受ユニットが備えるカバー部材への回転速度検出装置の取付けを説明する断面図。 図1の軸受ユニットが備えるカバー部材を成形する一対の型部材を示す断面図。 図1の軸受ユニットが備えるカバー部材を一対の型部材から外した状態を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る軸受ユニットを示す断面図。 図6の軸受ユニットが備えるカバー部材への回転検出装置の取付けを説明する断面図。 図6の軸受ユニットが備えるカバー部材を成形する一対の型部材を示す断面図。 図6の軸受ユニットが備えるカバー部材を一対の型部材から外した状態を示す断面図。
符号の説明
1…軸受ユニット、 2…静止輪(アウターリング)、 3…回転輪(ハブ)、 4…転動体(球体)、 5…エンコーダ、 6…回転速度検出装置、 7…カバー部材、8a…取付け部材(雄ねじ部材)、 8b…取付け部材(雌ねじ部材)、 9a…取付け具(雌ねじ部材)、 9b…取付け具(雄ねじ部材)、 11〜14…型部材、 11a…第1の位置決め手段(第1の位置決め凹部)、 12a…第2の位置決め手段(第2の位置決め凹部)、 13a…第1の位置決め手段(位置決めピン)、 14a…第2の位置決め手段(位置決め凹部)、 22…第1の軌道面、 34…第2の軌道面、 61…センサ、 62…ハウジング、 63…フランジ部、 63a…貫通孔、 71…収容部(挿入孔)

Claims (1)

  1. 第1の軌道面を有する静止輪と、
    上記第1の軌道面と対向する第2の軌道面を有し、回転自在に支持された回転輪と、
    上記第1の軌道面と上記第2の軌道面との間に転動自在に設けられた転動体と、
    上記回転輪と同心となるように上記回転輪に取付けられたエンコーダと、
    このエンコーダの回転速度を検出するセンサ、このセンサを収容するハウジング、及び、このハウジングに設けられたフランジ部を有する回転速度検出装置と、
    上記ハウジングを収容する収容部を有し、上記静止輪に取付けられたカバー部材と、
    上記回転速度検出装置を上記カバー部材に取付けるための取付け部材で、上記カバー部材を貫通するように設けられた取付け部材と、
    この取付け部材と連結する取付け具と、を具備し、
    上記フランジ部は、上記ハウジングを上記収容部に収容した時に上記取付け部材に対応する位置に貫通孔を有しているとともに、上記ハウジングを上記収容部に収容させるとともに上記貫通孔に上記取付け部材又は上記取付け具を貫通させた状態で上記取付け具を上記取付け部材に連結させることにより上記カバー部材に固定されており、且つ、
    上記取付け部材の一端部を一対の型部材のうちの一方の型部材が有する第1の位置決め手段により位置決めさせるとともに、上記取付け部材の他端部を上記一対の型部材のうちの他方の型部材が有する第2の位置決め手段により位置決めさせた状態で、上記カバー部材を上記一対の型部材により成形することにより、上記取付け部材を上記カバー部材に設けていることを特徴とする軸受ユニット。
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