JP2005127026A - 押釦型自転車用錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】錠ケース1の表面部7に複数個の押釦5を配列し、該ケースの側面部に開錠操作レバー14を臨出させた押釦型自転車用錠であって、表面部7に密着する基板部9と、基板部上に突設され、上記各押釦に個別に被さり、かつ、それぞれに弾性的に復元する復元力を具えた中空の収容部8とを一体に形成した樹脂製カバー6を錠ケースに貼り付けた押釦型自転車用錠である。
【選択図】図1
Description
また、錠ケースの側面部に開錠用の開錠操作レバーを臨出させた錠前にあっては、該レバーを押し入れようとした場合に、錠前の番手に対応して該レバーと係合している押釦が若干沈む現象を起こすことから番手に応じた押釦の位置が分かり、不法に開錠され易いという欠点があった。
したがって、開錠操作時には、復元力を具えた中空の収容部を押して通常の押釦型自転車用錠と同様に開錠できるが、施錠状態にある錠前を開錠操作レバーを押して探りを入れたときには、その錠前の番手に対応する押釦が若干沈んでも当該の押釦を覆っている中空の収容部には外見上に変化を生じない。そのため、開錠レバーを押して番手に対応する押釦を探り出そうとする探りは不能になる。
また、各押釦の露出部分は、基板部から一体に突設されて押釦に被さる中空の収容部に覆われるので、押釦と嵌合孔と間のクリアランスから埃とか雨水がケース内に侵入する虞が無く、施錠操作、開錠操作が常に円滑にできるので、錠前の耐久性が向上する。なお、仮にこの樹脂製カバーが退化し劣化した場合には、新品と貼り替えることが容易にできる。
押釦錠ケースを構成する各部材を上記のようにダイカストで形成することによって、施錠機構部分の精度を向上することと、組立てを容易にすることができる。
図1は、押釦型自転車用錠の分解斜視図、図2の(a)は、押釦の施錠操作後の位置を説明し、同図(b)は、押釦の開錠操作前の位置を説明する一部切欠拡大側面図、図3は、押釦型自転車用錠の正面図、図4は、樹脂製カバーの正面図、図5は、樹脂製カバーの側面図、図6は、樹脂製カバーの裏面図、図7は、樹脂製カバーの縦断側面図である。
各収容部8は、それぞれに押し下げても弾性的に自力で復帰できる復元力を具え、錠ケース1の表面部7に臨出する各押釦5には個別に被さっている。
このサークル錠は、円弧形の閂4の操作摘み4”を持って図3中に虚線で示す施錠位置に移動させると、従来のサークル錠と同様に、閂4の中間に具えた掛止部aに、ばねbに付勢されるストッパーcがかみ合って閂4を施錠位置にロックする。
押し下げられた押釦5は、下部の嵌合基部11を押釦錠ケース3内に備えた掛止ばね12との係合から一時脱し、錠前に付されている番手に従って開錠操作レバー14との干渉状態を外して、該レバー14を摺動可能の状態にする。一方、押釦5と中空の収容部8は、押し下げ力の解除とともに図2(b)に示すように操作前の位置にそれぞれ復帰する。
前記樹脂製カバー6の基板部9は、各押釦5の番号を表示していて使用者には番手に対応する押釦5がどれであるかが分かるようになっている。
そのため、従来の押釦型自転車用錠のように不法に開錠しようとして開錠操作レバー14の突出部14’を押す探りを入れた場合、当該の押釦5は各部に存在するクリアランスに起因して若干の下降を(沈み)を生じても被さっている収容部8には変化が表れない。
したがって、不法に開錠しようとしても、どの押釦5が動いたか、沈んだかは外からでは判別できない。そのため、このような不法な開錠操作は効果をもたらすことができない。
なお、樹脂製カバー6には、比較的に軟質のラバー、ゴムを使用しているが、劣化して弾力性が損なわれた場合には、新品と貼替えることは容易である。
本発明においては、上記各部材、すなわち、リセットベース16、釦受け台17、開錠操作レバー14をダイカストで製作することにより、低コストで精度が高く、組立てやすい押釦錠ケース3を提供できる。
なお、本発明の実施に際しては採用する自転車用錠の形態、樹脂製カバーの素材とか厚みなどは、本発明の目的に沿って、実施例の態様のみに限定されるものではない。
2 ベース部材
3 押釦錠ケース
4 閂 (4’ 閂ばね、 4” 操作摘み)
5 押釦
6 樹脂製カバー
7 表面部
8 収容部
9 基板部
10 嵌合孔
11 嵌合基部
12 掛止ばね (12’ 弾性片、 取付け部)
13 側面部
14 開錠操作レバー (14’ 突出部、 14” 突部)
15 両面テープ
16 リセットベース
17 釦受け台
18 復元ばね
19 リセットばね
a 掛止部
b ばね
c ストッパー
Claims (3)
- 錠ケースの表面部に複数個の押釦を配列し、該ケースの側面部に開錠操作レバーを臨出させた押釦型自転車用錠であって、上記表面部に密着する基板部と、基板部上に突設され、上記各押釦に個別に被さり、かつ、それぞれに弾性的に復元する復元力を具えた中空の収容部とを一体に形成した樹脂製カバーを錠ケースの表面部に貼り付けたことを特徴とする押釦型自転車用錠。
- 前記錠ケースの表面部に配列した各押釦は、錠ケース内に昇降自在に嵌合する嵌合基部の同一側面に、押釦の上昇位置と下降位置とに対応する掛止段部を設け、該掛止段部と係合する掛止ばねは、押釦の間隔にほぼ等しい間隔を有して、上記掛止段部と個別に係合する弾性片を配列するとともに、各弾性片の基端側を一体に連設した取付け部とによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の押釦型自転車用錠。
- 前記各押釦は、前記錠ケースの正面左側の表面部に縦1列に配列され、前記錠ケース内に備えられて、各押釦の前記嵌合基部をそれぞれ昇降自在に嵌合する押釦錠ケースは、ベース部材に沿って押釦の配列方向に摺動を可能にして備えたリセットベースと、前記掛止ばねの取付け部を側縁に固定して上記リセットベースに嵌合する釦受け台と、各押釦の嵌合基部を復元ばねと共に個別に嵌入し、側面にリセットばねを装着して上記釦受け台に摺動自在に重ね合わされる前記開錠操作レバーとからなる各部材をダイカストで形成したことを特徴とする請求項2記載の押釦型自転車用錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003364243A JP2005127026A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 押釦型自転車用錠 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003364243A JP2005127026A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 押釦型自転車用錠 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005127026A true JP2005127026A (ja) | 2005-05-19 |
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ID=34643274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003364243A Pending JP2005127026A (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 押釦型自転車用錠 |
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JP (1) | JP2005127026A (ja) |
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2003
- 2003-10-24 JP JP2003364243A patent/JP2005127026A/ja active Pending
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