JP3103829B2 - 施錠確認機能を有する鍵付属品 - Google Patents

施錠確認機能を有する鍵付属品

Info

Publication number
JP3103829B2
JP3103829B2 JP09040542A JP4054297A JP3103829B2 JP 3103829 B2 JP3103829 B2 JP 3103829B2 JP 09040542 A JP09040542 A JP 09040542A JP 4054297 A JP4054297 A JP 4054297A JP 3103829 B2 JP3103829 B2 JP 3103829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
holder
slider
accessory
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09040542A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10238180A (ja
Inventor
英子 笠松
Original Assignee
坪井 ひろ子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 坪井 ひろ子 filed Critical 坪井 ひろ子
Priority to JP09040542A priority Critical patent/JP3103829B2/ja
Publication of JPH10238180A publication Critical patent/JPH10238180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3103829B2 publication Critical patent/JP3103829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports Or Holders For Household Use (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外出後における玄
関扉等の施錠忘れをその場で容易に確認できるような施
錠確認機能を有する鍵付属品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から鍵の付属品として、例えば鍵の
把持部に対して、自動車のキーレスエントリーのよう
に、扉に付設したキーシリンダを赤外線により遠隔操作
できるように構成した遠隔操作手段を組込んだり、夜間
等において鍵孔を照らせるようにライトを組込んだりし
たものや、鍵をカードに組み込んで、財布等に対する鍵
の収納性を向上したものなど、種々の構成のものが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、急いで家か
ら外出するときなどにおいて、外出してから施錠を忘れ
たのではないかと言うような不安を感じることがある。
通常このような施錠忘れは、家から比較的近距離で気付
くことが多いので、煩雑ではあるが家に戻って確認し直
しているが、急いでいるときや、遠くに離れてから気付
いたときなど、引き返す時間がないときには、不安感を
持ったまま目的地へ行かなければからないこともあっ
た。従来から施錠忘れにまつわるこの種の煩雑さや不安
感は良く知られており、それを解決するための手段とし
て、次のような3種類の施錠確認機能段を有する鍵付属
品を用いることが考えられる。
【0004】
【0005】第1の施錠確認機能を有する鍵付属品は、
中空のホルダと、ホルダに出没自在に内装したスライダ
ーと、押し操作する毎に、スライダーを突出位置と没入
位置とに交互に位置切替えする位置切替え手段とを備
え、鍵の操作部がスライダーの突出方向に延びるよう
に、鍵の把持部をホルダ又はスライダーに固定し、施錠
及び開錠のためにキーシリンダに鍵を挿入する毎に、ス
ライダーがキーシリンダで押し操作されるように構成し
たものである。
【0006】この第1の施錠確認機能を有する鍵付属品
においては、施錠のため鍵をキーシリンダに挿入する
と、スライダーがキーシリンダに当接して押し操作され
て、位置切替え手段により突出位置又は没入位置に位置
切替えされ、位置切替えされた状態に保持されることに
なる。そして、次に開錠のため、鍵をキーシリンダに挿
入すると、スライダーが先と反対に没入位置又は突出位
置に位置切替えされ、位置切替えされた状態に保持され
ることになる。このため、例えばスライダーが突出位置
に保持されている状態を施錠状態に設定し、没入位置に
保持されている状態を開錠状態に設定することで、スラ
イダーの出没状態に基づいて、外出後においても施錠さ
れているか否かを確認することが可能となる。
【0006】また、この鍵付属品においては、鞄やポケ
ット等に鍵を収納している間にスライダーが押し操作さ
れて、その位置が切り替わることも考えられるので、位
置切替え手段に、スライダーの移動を規制するためのロ
ックスイッチを設け、鞄やポケット等への収納時にはこ
のロックスイッチを操作して、スライダーの位置が不用
意に切り替わらないように構成することが好ましい。
【0008】しかし、この鍵付属品においても、次のよ
うにして施錠或いは開錠操作が偶数回連続して行われる
と、施錠状態と開錠状態とが反対に表示されるという誤
作動の問題は残っている。確認などのため施錠や開錠
操作を偶数回繰り返した場合複数の合鍵を使用し、施
錠操作と開錠操作とを異なる鍵で行って、施錠或いは開
錠操作を偶数回繰り返した場合このような現象を防止す
るため、この鍵付属品においては、例えば外出時にスラ
イダーの位置関係を確認する必要がある。
【0009】第2の施錠確認機能を有する鍵付属品は、
中空のホルダと、鍵の把持部に固定した回動体であっ
て、鍵の回動操作方向に一定角度回動可能にホルダ内に
組付けた回動体と、施錠又は開錠の少なくとも一方の鍵
の回動操作時における回動体の傾斜方向を表示する表示
部とを備えたものである。
【0010】この第2の施錠確認機能を有する鍵付属品
においては、施錠及び開錠のため鍵をキーシリンダに挿
入して回動操作すると、ホルダと相対的に回転体及び鍵
が一定角度回動し、施錠方向又は開錠方向の少なくとも
一方に回動体が回動したときに、回動体の傾斜方向が表
示され、キーシリンダが施錠状態或いは開錠状態になっ
ていることを確認することが可能となる。しかも、鍵の
回動操作方向は、通常、施錠方向と開錠方向とで逆方向
になっているので、前記場合における鍵付属品の誤作
動を防止することが可能となる。
【0011】第3の施錠確認機能を有する鍵付属品は、
鍵の把持部に取付けたホルダと、キーシリンダに対する
鍵の施錠のための挿入操作或いは回動操作により操作さ
れる施錠スイッチと、施錠スイッチの作動状態を表示す
る表示手段とを備えたものである。この鍵付属品におい
ては、表示手段の表示内容を見ることで、キーシリンダ
が施錠状態或いは開錠状態になっていることを容易に確
認することが可能となる。但し、鍵の挿入操作により施
錠スイッチを操作する場合には、第1の施錠確認機能を
有する鍵付属品と同様に、及びの場合に誤作動する
ことがある。また、鍵の回動操作により施錠スイッチを
操作する場合には、第2の施錠確認機能を有する鍵付属
と同様に、の場合における誤作動は防止できる。
【0012】
【0013】前記第3の施錠確認機能を有する鍵付属品
において、施錠スイッチが操作されてから、一定時間経
過後に表示手段の表示内容をリセットさせるタイマ手段
を設けることも考えられる。この場合には、前記及び
の場合における誤作動も防止できる。また、一定時間
経過後に表示をリセットするので、消費電力も少なくて
済む。但し、この鍵付属品においても、一定時間経過
後において、施錠状態を確認出来ないこと、忘れ物を
取りに帰ったときなどにおいて、初めの外出から一定時
間経過する前に再度外出した場合などにおいては、開錠
されているにもかかわらず、施錠状態と表示されること
があること、などの問題点がある。
【0014】本発明の目的は、施錠忘れにまつわる煩雑
さや不安感をその場で解消可能で且つ簡単な構成の施錠
確認機能を有する鍵付属品を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段および作用】 請求項に係
る施錠確認機能を有する鍵付属品は、中空のホルダと、
ホルダに出没自在に内装したスライダーと、ホルダとス
ライダー間に介設され、引張或いは圧縮変形させると一
定時間をかけて徐々に元の形状に復元する弾性体とを備
え、鍵の操作部がスライダーの突出方向に延びるよう
に、鍵の把持部をホルダ又はスライダーに固定し、施錠
及び開錠のためにキーシリンダに鍵を挿入する毎に、ス
ライダーがキーシリンダで押し操作されて、弾性体が引
張或いは圧縮変形するように構成したものである。
【0016】したがって、この鍵付属品では、弾性体が
前記第3の施錠確認機能を有する鍵付属品におけるタイ
マ手段と同様に機能することになり、キーシリンダに対
して鍵を挿入する毎に、弾性体が引張或いは圧縮操作さ
れ、弾性体が元の形状に復帰していないときには、比較
的最近に鍵を操作したことが判る。しかも、弾性体を用
いるという簡単な構成で、施錠状態を確認することが可
能となる。但し、開錠時においても、弾性体は引張或い
は圧縮操作されることになるが、帰宅後においては施錠
状態を確認する必要はないので、無駄な動作ではあるが
誤解を招くことはない。
【0017】請求項記載のように、ホルダとして透明
な素材からなるものを用いる場合には、内部構造が目視
できるので、意匠的にも優れたものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明するが、その前に本発明の構成要
素の一部を含む第1参考例と、本発明の関連技術である
第2、第3参考例について説明する。 〔第1参考例〕・・・図1〜図4参照 この第1参考例の鍵付属品1は、中空のホルダ2と、ホ
ルダ2に出没自在に内装したスライダー3と、スライダ
ー3を突出位置と没入位置とに交互に位置切替えする位
置切替え手段4とを備え、鍵5をキーシリンダに挿入す
る毎に、スライダー3が、キーシリンダに当接して押し
操作されて、突出位置と没入位置とに位置切替えされ、
スライダー3の突出状態に基づいて、キーシリンダが施
錠状態になっているか、開錠状態になっているかを識別
できるように構成したものである。
【0019】ホルダ2は、ホルダ本体6とその上側に固
定された蓋部材7とから構成されている。ホルダ本体6
には鍵5の把持部5aを保持するため前面を開口させた
保持部8が形成され、ホルダ本体6の下側の壁部には係
止爪9が形成されおり、鍵5の把持部5aを前方から保
持部8に挿入することで、係止爪9が把持部5aに形成
された引っ掛け孔10に係合して、ホルダ本体6に鍵5
が固定されるように構成されている。但し、ホルダ本体
6に対する鍵5の固定構造は、把持部5aの形状等に応
じて種々の形態のもの採用できる。例えば、ホルダ本体
6に対して鍵5の肩部5bに係合する爪部を形成した
り、ホルダ本体6に板バネ等の弾性部材を組み込んで、
この弾性部材を介して固定したり、ビス等により直接的
に固定したりすることが可能である。また、インサート
成形により、鍵5の把持部5aに対してホルダ本体6を
一体的に形成することも可能である。
【0020】次に、位置切替え手段4の構成について説
明する。蓋部材7内にはスライダー3が前後移動自在に
組付けられている。ホルダ本体6の上壁には前後方向に
延びる切欠部11が形成され、スライダー3の下部には
切欠部11に係合するガイド突部12が形成され、スラ
イダー3は切欠部11を介して前後移動自在に案内され
ている。ガイド突部12には蓋部材7に形成した切欠部
を通って前方へ延びる押し操作部13が形成され、鍵5
の操作部5cをキーシリンダに挿入することで、押し操
作部13の前端部がキーシリンダに当接して押し操作さ
れるように構成されている。
【0021】スライダー3は圧縮バネ14を介して前方
へ常時付勢されている。スライダー3には後方へ延びる
レバー部15aを有するレバー部材15が回動自在に取
付けられ、圧縮バネ14の前端部がレバー部材15の軸
部15bの平坦面に圧接されることで、レバー部15a
は前後方向に対して少し傾斜した図4(a)に示す初期
位置側に常時付勢されている。蓋部材7には略ハート型
の係止突部16とV字状の規制突部17が形成され、レ
バー部15aの後端部には係止突部16の外周に沿って
移動する係合部15cが形成されている。
【0022】次に、鍵付属品1の作動について説明す
る。図4に示すように、押し操作部13がホルダ2から
突出した(a)に示す状態から、施錠或いは開錠のた
め、鍵5をキーシリンダに挿入すると、押し操作部13
がキーシリンダに当接してホルダ2内に押し込まれると
ともに、レバー部材15の係合部15cが、係止突部1
6の傾斜面16aに沿って後方へ移動する。そして、キ
ーシリンダに対して鍵5を最も奥まで挿入した状態で、
(b)に示すように、係合部15cが傾斜面16aから
離脱して、圧縮バネ14の付勢力によりレバー部15a
とともに初期位置側へ回動し、規制突部17に係合す
る。こうして、ホルダ2を保持して鍵5を回動させ、キ
ーシリンダを施錠或いは開錠した後、キーシリンダから
鍵5を引き抜くと、(c)に示すように、係合部15c
が係止突部16の係止部16bに係合して、押し操作部
13がホルダ2から僅かに突出した没入位置に保持され
ることになる。
【0023】次に、施錠或いは開錠のため、再度鍵5を
キーシリンダに挿入すると、僅かに突出した押し操作部
13の前端がキーシリンダに当接して押し操作され、係
合部15cが係止部16bから離脱して、圧縮バネ14
の付勢力によりレバー部15aとともに初期位置に回動
する。そして、キーシリンダを施錠或いは開錠した後、
キーシリンダから鍵5を引き抜くと、(a)に示すよう
に、圧縮バネ14の付勢力により押し操作部13が突出
位置に保持されることになる。
【0024】このように、施錠或いは開錠操作のためキ
ーシリンダに対して鍵5を挿入する毎に、押し操作部1
3が突出位置と没入位置とに位置切替えされて保持され
るので、押し操作部13に突出状態に基づいて、キーシ
リンダが施錠状態になっているか、開錠状態になってい
るかを確認することが可能となる。
【0025】次に、鍵付属品1の構成を部分的に変更し
た変形例について説明する。 (1)ホルダ本体6に鍵5を固定したが、スライダー3
に鍵5を固定させ、スライダー3及び鍵5をホルダ2に
対して出没させてもよい。 (2)位置切替え手段4としては、図例以外の構成のも
のを用いることも可能である。例えば、ボールペンのよ
うに、回転体を介して突出位置と没入位置とに位置切替
え可能な位置切替え手段を用いることも可能である。 (3)押し操作部13の表面に開錠或いは施錠などの文
字をプリントし、押し操作部13が突出位置に保持され
たときにのみ、該プリントの文字が外部に露出するよう
に構成してもよい。 (4)鍵付属品1にスライダー3の移動を規制するため
のロックスイッチを設けてもよい。この場合には、他物
等との接触により不用意に押し操作部13の位置が切り
換わることを防止できる。
【0026】〔第2参考例〕・・・図5、図6参照 この第2参考例の鍵付属品21は、中空のホルダ22
と、鍵5の把持部5aに固定した回動体23であって、
鍵5の回動操作方向に一定角度回動可能にホルダ22内
に組付けた回動体23と、施錠又は開錠の少なくとも一
方の鍵5の回動操作時における回動体23の傾斜方向を
表示する表示部24とを備え、鍵5をキーシリンダに挿
入して施錠方向又は開錠方向に操作すると、それに伴っ
て回動体23が回動し、表示部24で回動体23の傾斜
方向を示すことで、キーシリンダが施錠状態になってい
るか、開錠状態になっているかを識別できるように構成
したものである。
【0027】ホルダ22は、後面を開口させた中空のホ
ルダ本体25と、ホルダ本体25に後部に固定される蓋
部材26とから構成されている。ホルダ本体25の前壁
部には開口部27が形成され、鍵5の操作部5cは、こ
の開口部27を通って前方へ導出されるように構成され
ている。ホルダ本体25の一方に側壁部には施錠を表示
するための透し窓28が形成されている。
【0028】回動体23には鍵5の把持部5aを抱持す
るための収容部29が形成され、この収容部29に対し
て前方より把持部5aを装着し、これをホルダ本体25
内に収容することで、鍵付属品1に対して鍵5を組付け
ることになる。ホルダ本体25の内部空間の高さは回動
体23の厚さの約2倍に設定されており、回動体23の
側面及びホルダ本体25の内側面はホルダ本体25の中
心を通る前後方向の直線を中心線とした部分円筒状の受
け面30に形成され、回動体23はこの受け面30を介
してホルダ本体25に回動自在に組付けられている。回
動体23の側面の透し窓28に対応する前後方向位置に
は施錠を示すための表示部24が形成されており、ホル
ダ22を鍵5とは相対的に施錠方向(図6に矢印Aで図
示)へ回動操作すると、回動体23が図6(a)に示す
ように回動して、透し窓28を介して表示部24を目視
でき、ホルダ22を鍵5とは相対的に開錠方向(図6に
矢印Bで図示)へ回動操作すると、回動体23が図6
(b)に示すように回動して、表示部24が透し窓28
から離間して、表示部24を目視できないように構成さ
れている。
【0029】回動体23に側面には回動規制用の突部3
2が形成され、ホルダ本体25の内面には突部32に係
合可能な1対の凹部33が形成され、回動体23が図6
(a)に図示の施錠位置に回動したときと、図6(b)
に図示の開錠位置に回動したときに突部32が凹部33
に係合し、回動体23が不用意に回動することが防止さ
れるとともに、回動体23の回動操作にクリック感が付
与される。表示部24には、「施錠」等の文字をプリン
トしてもよいし、色で施錠を識別させてもよい。
【0030】次に、鍵付属品21の作動について説明す
る。キーシリンダに鍵5を挿入して、図6(a)に示す
ように、施錠のためホルダ22を矢印Aの方向に回動操
作すると、回動体23の表示部24が透し窓28に対面
する。一方、図6(b)に示すように、開錠のためホル
ダ22を矢印Bの方向に回動操作すると、表示部24が
透し窓28外へ移動することになる。つまり、透し窓2
8から表示部24が見える状態では、キーシリンダが施
錠されていることになり、外出後に透し窓28を見るこ
とで、キーシリンダの施錠状態を確認することが可能と
なる。
【0031】次に、鍵付属品21の構成を部分的に変更
した変形例について説明する。 (1)ホルダ22に2つの透し窓28を設け、回動体2
3が施錠位置及び開錠位置にそれぞれ位置したときに、
透し窓28に表示部24が対面するように構成してもよ
い。尚、透し窓28及び表示部24をそれぞれ2つ設
け、回動体23が施錠位置に位置したときに、一方の表
示部24が一方の透し窓28に対面し、回動体23が開
錠位置に位置したときに、他方の表示部24が他方の透
し窓28に対面するように構成してもよい。 (2)透し窓28はホルダ本体25の前壁部又は蓋部材
26の後壁部に設けてもよい。
【0032】〔第3参考例〕・・・図7参照 この鍵付属品41は、キーシリンダに対する鍵5の挿入
操作或いは回動操作により操作される施錠スイッチ42
と、施錠スイッチ42の作動状態を表示するための表示
手段43を備えたものである。尚、この鍵付属品1は、
第2実施例の鍵付属品1をベースに構成したものなの
で、同一部材には同一符号を付してその詳細な説明は省
略する。透し窓28及び表示部24が省略されて、ホル
ダ本体25に1対の接点44が設けられるとともに、回
動体23に両接点44を接続するための接触子45が設
けられ、施錠のため回動体23が施錠位置に回動操作さ
れると、接触子45により両接点44が接続されて施錠
スイッチ42がON状態になり、開錠のため回動体23
が開錠位置に回動操作されると、接触子45が両接点4
4から離間して、施錠スイッチ42がOFF状態にな
る。
【0033】この鍵付属品1には電球やLEDなどから
なる表示手段43が設けられるとともに、施錠スイッチ
42から表示手段43に至る回路の途中部には押しボタ
ン式の確認スイッチ46及び電池47が介装されてい
る。但し、表示手段43の消費電力が小さい場合には、
確認スイッチ46を省略することも可能である。そし
て、キーシリンダに鍵5を挿入して、施錠方向に回動操
作すると、回動体23が施錠位置に回動して、施錠スイ
ッチ42がON状態となり、この状態で確認スイッチ4
6を操作すると、表示手段43が点灯する。一方、キー
シリンダに鍵5を挿入して、開錠方向に回動操作する
と、回動体23が開錠位置に回動して、施錠スイッチ4
2がOFF状態となり、この状態で確認スイッチ46を
操作しても、表示手段43は消灯状態に維持されること
になる。
【0034】尚、第1参考例の鍵付属品1に対しても、
スライダー3が没入位置に移動したときにON状態とな
り、スライダー3が突出位置に移動したときにOFF状
態となる施錠スイッチ42を設けることで、同様に施錠
状態に応じて表示手段43を点灯させることが可能であ
る。
【0035】次に、第3参考例の鍵付属品41の構成を
部分的に変更した、変形例について説明する。尚、第3
参考例と同一に部材には同一の符号を付してその詳細な
説明を省略する。 <第1変形例> この第1変形例の鍵付属品51は、図8に示すように、
鍵5の把持部5aをホルダ22に直接に固定し、施錠ス
イッチ52としてプッシュスイッチを用いて、この施錠
スイッチ52の押しボタン53をホルダ22の前壁部に
突出状に設け、回路の途中部に施錠スイッチ52が1回
操作されるとON状態が維持され、再度操作されるとO
FF状態が維持されるような自己保持回路54を介設し
たものである。そして、キーシリンダに鍵5を挿入する
毎に、自己保持回路54がON/OFF切替えられ、こ
の自己保持回路54の状態を表示手段43で点灯或いは
点滅表示させることで、施錠状態を確認できることにな
る。
【0036】また、この第1変形例においては、施錠ス
イッチ52としてリードスイッチを用い、キーシリンダ
或いはドアのノブの前面に両面テープ等により磁石を固
定して、鍵5を挿入したとき或いは施錠位置や開錠位置
に回動させたときに、リードスイッチが磁力でON状態
になるように構成してもよい。このように構成すると、
押しボタン53が不用意に他物に接触することによる、
施錠スイッチ52の誤作動を防止することが可能とな
る。
【0037】<第2変形例> この鍵付属品61は、図9に示すように、確認スイッチ
46を省略し、表示手段43に代えて液晶ディスプレイ
からなる表示手段62を設け、施錠スイッチ42が操作
されてから、一定時間経過後に表示手段62の表示内容
をリセットさせるタイマ手段63を設けたものである。
尚、表示内容をリセットするまでの時間は、ユーザーの
好みに応じて設定するように構成することが好ましい。
【0038】また、タイマ手段63に代えて、施錠スイ
ッチ42が操作されてからの経過時間又は施錠スイッチ
42が操作された時刻を表示手段62に表示させる計時
手段を設けてもよい。また、この場合には、確認スイッ
チ46を設けて、通常は現在時刻を表示させ、確認スイ
ッチ46が操作されたときに、施錠スイッチ42が操作
されてからの経過時間又は施錠スイッチ42が操作され
た時刻を表示手段62に表示させてもよいし、時刻表示
する場合には、施錠スイッチ42が操作された時刻を過
去複数回記憶させ、施錠状態を思い出すための手掛かり
となすことも可能である。更に、施錠スイッチ42に代
えて第1変形例のように施錠スイッチ53を設けること
も可能である。
【0039】以下、本発明の実施例について説明する。 〔実施例〕・・・図10、図11参照 この鍵付属品71は、第1参考例の鍵付属品1をベース
に構成したものであり、第1参考例と同一部材には同一
符号を付してその詳細な説明を省略する。図10に示す
ように、鍵付属品1における位置切替え手段4が省略さ
れ、位置切替え手段4に代えて、スライダー72と蓋部
材7の後壁面間に圧縮変形させると一定時間をかけて徐
々に元の形状に復元する弾性体73を設けられ、蓋部材
7の上壁部に透し窓74が形成され、弾性体73が元の
形状に復帰したときに透し窓74から目視可能な表示部
75がスライダー72の上面に形成されている。
【0040】弾性体73としては、軟質ポリウレタンフ
ォームや軟質塩化ビニールフォーム等の連通気泡構造の
合成樹脂発泡体で構成され、発泡倍率や添加剤を調整す
ることで、復元するまでの時間が調整されている。復元
するまでの時間は、家に帰って施錠し直せる時間、例え
ば5〜10分程度に設定されている。
【0041】この鍵付属品1においては、キーシリンダ
に対して鍵5を挿入することで、押し操作部13がキー
シリンダの端面で押し操作され、図10(a)に示すよ
うに、弾性体73が圧縮変形して、表示部75が透し窓
74から離間する。そして、鍵5を抜いてから一定時間
経過すると、図10(b)に示すように、弾性体73が
元の形状に復帰して、透し窓74から表示部75を見る
ことができるようになる。つまり、表示部75を透しで
きないときに、施錠されていることになる。但し、開錠
のために、キーシリンダに鍵5を挿入した場合でも、弾
性体73は圧縮変形することになるが、開錠を確認する
必要性はないので、このように作動しても判断ミスする
ことはないのである。尚、スライダー72を押し操作し
たときに、弾性体73が引張変形するように構成するこ
とも可能である。また、ホルダ2に対して、鍵5を前後
移動可能に構成し、鍵5とホルダ2間に弾性体73を介
装することも可能である。
【0042】前記実施例における、ホルダ2は、円板
状、楕円状、ハート形状、或いは種々の果物や動物など
の外観形状に形成することも可能である。また、ホルダ
2を透明な素材で構成すると、弾性体73の復帰状況を
目視できるので、意匠的にも、施錠を確認する上でも好
ましい。更に、鍵5は図例以外の形状のものを用いるこ
とも可能である。
【0043】
【発明の効果】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】請求項に係る施錠確認機能を有する鍵付
属品によれば、キーシリンダに対して鍵を挿入する毎
に、弾性体が引張或いは圧縮操作され、弾性体が元の形
状に復帰していないときには、比較的最近に鍵を操作し
たことが判るので、弾性体の圧縮状態に基づいて、外出
後においてもその場で玄関扉等のキーシリンダを施錠し
たか否かを確認することが可能となる。このため、外出
後に施錠したか否かが不安になっても、確認のため家に
引き返したり、不安感を抱いたまま外出しなければなら
ないと言う、煩雑さや不安感を解消できる。また、簡単
な構成の弾性体をタイマ手段として機能させることが可
能となり、施錠或いは開錠操作が連続的になされた場合
における鍵付属品の誤作動を防止できるとともに、鍵付
属品の製作コストを低減できる。請求項記載のよう
に、ホルダとして透明な素材からなるものを用いると、
内部構造が目視できるので、意匠的にも優れた鍵付属品
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1参考例の鍵付属品の斜視図
【図2】 図1のII−II線断面図
【図3】 鍵付属品の分解斜視図
【図4】 鍵付属品の作動説明図
【図5】 第2参考例の鍵付属品の分解斜視図
【図6】 同鍵付属品の作動を説明するための縦断面図
【図7】 第3参考例の鍵付属品の分解斜視図
【図8】 同鍵付属品の第1変形例の(a)は斜視図、
(b)は回路図
【図9】 同鍵付属品の第2変形例の(a)は斜視図、
(b)はブロック図
【図10】本発明の実施例に係る鍵付属品の斜視図
【図11】同鍵付属品の作動説明図
【符号の説明】
1 鍵付属品 2 ホルダ 3 スライダー 4 位置切替え手
段 5 鍵 5a 把持部 5b 肩部 5c 操作部 6 ホルダ本体 7 蓋部材 8 保持部 9 係止爪 10 引っ掛け孔 11 切欠部 12 ガイド突部 13 押し操作部 14 圧縮バネ 15 レバー部材 15a レバー部 15b 軸部 15c 係合部 16 係止突部 16a 傾斜面 16b 係止部 17 規制突部 21 鍵付属品 22 ホルダ 23 回動体 24 表示部 25 ホルダ本体 26 蓋部材 27 開口部 28 透し窓 29 収容部 30 受け面 32 突部 33 凹部 41 鍵付属品 42 施錠スイッチ 43 表示手段 44 接点 45 接触子 46 確認スイッチ 47 電池 51 鍵付属品 52 施錠スイッチ 53 押しボタン 54 自己保持回路 61 鍵付属品 62 表示手段 63 タイマ手段 71 鍵付属品 72 スライダー 73 弾性体 74 透し窓 75 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 19/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のホルダと、 前記ホルダに出没自在に内装したスライダーと、 前記ホルダとスライダー間に介設され、引張或いは圧縮
    変形させると一定時間をかけて徐々に元の形状に復元す
    る弾性体と、 を備え、鍵の操作部がスライダーの突出方向に延びるよ
    うに、鍵の把持部をホルダ又はスライダーに固定し、施
    錠及び開錠のためにキーシリンダに鍵を挿入する毎に、
    スライダーがキーシリンダで押し操作されて、弾性体が
    引張或いは圧縮変形するように構成した施錠確認機能を
    有する鍵付属品。
  2. 【請求項2】 ホルダとして透明な素材からなるものを
    用いた請求項1記載の施錠確認機能を有する鍵付属品。
JP09040542A 1997-02-25 1997-02-25 施錠確認機能を有する鍵付属品 Expired - Fee Related JP3103829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09040542A JP3103829B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 施錠確認機能を有する鍵付属品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09040542A JP3103829B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 施錠確認機能を有する鍵付属品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10238180A JPH10238180A (ja) 1998-09-08
JP3103829B2 true JP3103829B2 (ja) 2000-10-30

Family

ID=12583345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09040542A Expired - Fee Related JP3103829B2 (ja) 1997-02-25 1997-02-25 施錠確認機能を有する鍵付属品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3103829B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3312900B2 (ja) 2000-04-06 2002-08-12 有限会社セルフセキュリティ 施錠確認支援装置
JP2007247259A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Opnus:Kk 施解錠表示キー
JP7199137B2 (ja) * 2019-03-27 2023-01-05 美和ロック株式会社 携帯型施・解錠表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10238180A (ja) 1998-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8866639B2 (en) Key unit for a lock system of a vehicle
US4770013A (en) Combination lock
US7043060B2 (en) Fingerprint-actuated padlock
JP2623227B2 (ja) 押釦式平面ハンドル装置
JP3469581B2 (ja) 電子キー
US7714841B2 (en) Wireless mouse
US6928842B1 (en) Combination lock with key opening mechanism
US6535380B1 (en) Portable computer with an unlatching member movable in either of two opposite directions to permit opening of a computer lid
JP3103829B2 (ja) 施錠確認機能を有する鍵付属品
US6935147B1 (en) Key with indicator and retractable shield
JP3192625B2 (ja) 弾球遊技機
JP3810691B2 (ja) 携帯時計
JP2007309086A (ja) キーホルダー
JP3905161B2 (ja) 施解錠確認装置
JP4727086B2 (ja) ボタン式ラッチ錠
JPH09326570A (ja) 電池蓋ロック構造
JP2652249B2 (ja) キーのつまみ部カバー
JPH07282669A (ja) 電源ボタン装置
US20230015725A1 (en) Combination lock and the method for operating the same
JP3129598U (ja) カードキー・テンキー式錠前装置
JP4228921B2 (ja) ラッチ錠
JP3502187B2 (ja) 時計用プッシュボタン
KR200215488Y1 (ko) 자동차원격시동리모콘
JPH082895Y2 (ja) スイッチ装置
PL181641B1 (pl) Panel przedni radioodtwarzaczy samochodowych PL PL

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees