JP2005126654A - タイヤチューブに注入可能なタイヤパンクレス化軟質樹脂材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤを、パンクレス化するための、空気の替わりにタイヤチューブに注入する振動吸収特性に優れる材料を提供する。
【解決手段】 ハードセグメントとしてスチレンまたはオレフィン結晶のブロックと、ソフトセグメントとして、ブテン、エチレンブテン、エチレンプロピレンまたはイソプレンのブロックよりなるコーポリマーを油添した軟質エラストマーを空気の代わりにタイヤチューブに注入することにより、空気と同等の振動吸収特性を維持しつつ、タイヤをパンクレス化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、走行に使われるタイヤに関し、詳しくは、適度な振動吸収特性を必要とする自動二輪車、自転車、牽引車、農機及び一般産業用車輌などに関する。
市場でのパンクしないタイヤに対する要求は高く、これまで、パンクレスタイヤとして、タイヤを構成する合成ゴムまたは天然ゴムによる中実体のチュープまたはチューブに発泡ウレタンを注入するなどが市場に提供されている
しかしながら、前者は振動吸収特性が優れず、後者は振動吸収特性が優れない点とチューブへの注入作業が困難であることが指摘されており、幅広く市場に広がっておらず、振動吸収特性に優れ、またチューブに容易に注入可能な空気の代替えとなる材料が求められている。
解決しようとしている課題は、タイヤに求められる適切な振動吸収特性特性を有し、チューブに容易に注入可能な油添熱可塑性エラストマーを提供することにある。
課題を解決させるための手段
本発明は、油添したSBS、SEBS、SEBC、CEBC、SEPS若しくはSISからなる熱可塑性エラストマー軟質樹脂材料を加熱軟化させタイヤチューブに注入することにより、タイヤに適切な振動吸収特性を達成するための弾力特性を材料に付与する。
熱可塑性エラストマーにパラフィン系プロセスオイルを少なくとも5%以上添加する。
パラフィン系プロセスオイルは、混合機で熱可塑性エラストマー軟質樹脂材料と共に加熱することにより、熱可塑性エラストマー軟質樹脂の分子鎖間に吸収、保持される。
さらにタイヤチューブに注入された際の重量を軽減させるため、パラフィン系プロセスオイルの混合時若しくはタイヤチューブに注入時の熱可塑性エラストマー軟質樹脂材料を加熱軟化させた際に、窒素ガス等によるエアレーション若しくは発泡剤の添加により熱可塑性エラストマーを独立気泡構造とすることもある。
加熱軟化された熱可塑性エラストマー軟質樹脂材料は、適度な圧力が掛けられる注入機にて、タイヤチューブの空気注入口より注入される。
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、これらの実施例に何ら制約されるものではない。
エラストマー軟質樹脂にパラフィン系プロセスオイルを80%混合した熱可塑性エラストマー軟質樹脂体の振動吸収特性を評価した。
結果、熱可塑性エラストマー軟質樹脂体は、ゴム単体およびウレタン発泡体に比較し振動吸収特性が向上していることが確認できた。
評価結果を図1に示す。
振動吸収特性の評価結果である。

Claims (1)

  1. エラストマー軟質樹脂である下記(イ)に軟化材としてパラフィン系プロセスオイルを5%以上混合した、加熱軟化することによりタイヤチューブに注入可能で、タイヤに求められる振動吸収特性を有したエラストマー軟質樹脂材料、なお、この組成物には必要に応じて、発泡剤、染料または顔料および各種添加剤、例えば老化防止剤、酸化防止剤等を含むこともある。
    (イ)強度、耐熱性を維持するためのハードセグメントとしてポリスチレンまたはオレフィン結晶ブロックコポリマーのブロックを、柔軟性を維持するためのソフトセグメントとしてブテン、エチレンブテン、エチレンプロピレンまたはイソブレンのブロックを、その両者を有する共重合体、例えば、スチレンブタジエンスチレンブロックコポリマー(以下、SBSという)、スチレンエチレンブタジエンスチレンブロックコポリマー(以下、SEBSという)、スチレンエチレンブタジエンオレフィン結晶ブロックコポリマー(以下、SEBCという)、オレフィン結晶エチレンブタジエンオレフィン結晶ブロックコポリマー(以下、CEBCという)、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロックコポリマー(以下、SEPSという)及びスチレンイソプレンスチレンブロックコポリマー(以下、SISという)なお、この組成物には必要に応じて、ポリプロピレン硬質樹脂、ポリエチレン硬質樹脂、発泡剤、染料または顔料および各種添加剤、例えば老化防止剤、酸化防止剤等を混練することもある。
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