JP2005126153A - 長尺物巻き取りドラム - Google Patents

長尺物巻き取りドラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005126153A
JP2005126153A JP2003360311A JP2003360311A JP2005126153A JP 2005126153 A JP2005126153 A JP 2005126153A JP 2003360311 A JP2003360311 A JP 2003360311A JP 2003360311 A JP2003360311 A JP 2003360311A JP 2005126153 A JP2005126153 A JP 2005126153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core plates
plate
drum
plates
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003360311A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuichi Matsunami
勝一 松波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyox Co Ltd
Original Assignee
Toyox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyox Co Ltd filed Critical Toyox Co Ltd
Priority to JP2003360311A priority Critical patent/JP2005126153A/ja
Publication of JP2005126153A publication Critical patent/JP2005126153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Abstract

【課題】 不意な折り畳みを防止すると共に少数の中芯板であっても長尺物の巻き取り中心部を補強しながら長尺物に折れ癖が付くことなく巻き付ける。
【解決手段】 周方向へ所定間隔毎に複数配置された中芯板2の外面沿いに円筒状の巻胴3を取り付けて、全ての中芯板2及び相互間の空間部Sを覆うことにより、巻胴3で各中芯板2が折り畳み不能に形状保持されると共に、巻胴3で分散配置された中芯板2が一体化されて補強され、更に巻胴3の外周面3aに沿って長尺物Bを巻き付けることにより、長尺物Bと各中芯板2とが圧接しないから、中芯板2間の空間部Sの広さに関係なく折れ癖が付かない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばホースや線材などの可撓性を有する長尺物を巻き取るためのドラム(ボビン)であり、詳しくは長尺物を所望の長さずつ切り売りするために、什器で回転可能に支持して陳列される什器用ドラムに関する。
更に詳しくは、左右の鍔板の間に、折り畳み自在な中芯板を周方向へ複数架設した長尺物巻き取りドラムに関する。
従来、この種の長尺物巻き取りドラムとして、左右の鍔板(側板)の間に、周方向へ多数の中芯板(折畳胴板)を略円筒状となるように配置することにより、円筒状の巻胴が形成され、これら各中芯板が、2枚のプレートと、両プレートを折り畳み可能に連結するヒンジ部(ヒンジ、薄膜ヒンジ)と、両プレートを折り畳み方向へ常時付勢するバネとで夫々構成されると共に、各中芯板(折畳胴板)の両端と左右の鍔板がヒンジ部を介して夫々連結され、上記バネで折り畳み時にその逆方向へ各中芯板が折り畳まれないように常時付勢して、不使用時には左右の鍔板を両外側から内側に向かって押圧することにより、各中芯板が夫々の中央から二つに折り畳まれるものがある(例えば、特許文献1参照)。
実開昭58−99263号公報(第3−7頁、第1−12図)
しかし乍ら、このような従来の長尺物巻き取りドラムでは、巻き付けた長尺物に折り癖が発生しないように多数の中芯板を略円筒状に配置しているため、中芯板の枚数が多い分だけドラム全体の構造が複雑で製造コストが高価になると共に、ドラム全体の重量も重くなって運搬し難いという問題がある。
更に、各中芯板はバネにより折り畳み方向へ常時付勢されているため、ホース巻き取り梱包時や長尺物が全く巻回されない空状態のドラムや長尺物の巻回量が少ないドラムを段積みしたり、輸送時の振動などによって、両鍔板に折り畳み方向へ押圧力が僅かでも作用すると、作業者の意思とは関係なく自動的に折り畳まれてしまい、再度、組み立て直す必要があるという問題がある。
また、バネの付勢力を利用して各中芯板が折り畳み方向と逆方向へ折り畳まれるを防止しているため、特に長期使用によりバネの付勢力が低下したり、長尺物を強く巻き付けた場合には、各中芯板が折り畳み方向と逆方向である内側へ折れ曲がってしまい、それにより各中芯板の強度が低下して破損し易くなるだけでなく、長尺物の巻き付け完了状態が一定にならず、そのために外観が悪くて製品価値が劣るという問題がある。
本発明のうち請求項1記載の発明は、不意な折り畳みを防止すると共に少数の中芯板であっても長尺物の巻き取り中心部を補強しながら折れ癖が付くことなく長尺物を巻き付けることを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、中芯板が反折り畳み方向へ折れ曲がるのを確実に防止することを目的としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の目的に加えて、中芯板と鍔板との取り付け構造を簡素化しながら分解を容易にすることを目的としたものである。
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3に記載の発明の目的に加えて、段積み可能にすることを目的としたものである。
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3または4に記載の発明の目的に加えて、段積み時の荷崩れを防止して高く積み上げ可能にすることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、中芯板2を周方向へ所定間隔毎に複数配置し、これら中芯板2の外面沿いに円筒状の巻胴3を取り付けて、全ての中芯板2及び相互間の空間部Sを覆ったことを特徴とするものである。
このような構成から生じる請求項1記載の発明の作用は、周方向へ所定間隔毎に複数配置された中芯板2の外面沿いに円筒状の巻胴3を取り付けて、全ての中芯板2及び相互間の空間部Sを覆うことにより、巻胴3で各中芯板2が折り畳み不能に形状保持されると共に、巻胴3で分散配置された中芯板2が一体化されて補強され、更に巻胴3の外周面3aに沿って長尺物Bを巻き付けることにより、長尺物Bと各中芯板2とが圧接しないから、中芯板2間の空間部Sの広さに関係なく折れ癖が付かないものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、前記中芯板2の軸方向中央にヒンジ部2aを付設し、このヒンジ部2aを挟んで対向する側面2c′に、これら両側面2c′に亘って当接する折れ止め部2eを付設し、この折れ止め部2eにて反折り畳み方向へ揺動角度を規制する構成を加えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、前記中芯板2の軸方向両端近くにヒンジ部2bを付設し、このヒンジ部2bを挟んで形成される両端部2dから鍔板1の内面1aに亘って着脱自在な嵌挿手段4を夫々設けた構成を加えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の発明の構成に、前記鍔板1の中心に軸受け孔1bを開穿し、この軸受け孔1bの周縁に沿って補強リブ1cを、中芯板2が架設される鍔板1の内面1a側に突設した構成を加えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3または4記載の発明の構成に、前記鍔板1の外面1dに、互いに係合する形状の凹部1eと凸部1fを周方向へ交互に形成した構成を加えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、周方向へ所定間隔毎に複数配置された中芯板2の外面沿いに円筒状の巻胴3を取り付けて、全ての中芯板2及び相互間の空間部Sを覆うことにより、巻胴3で各中芯板2が折り畳み不能に形状保持されると共に、巻胴3で分散配置された中芯板2が一体化されて補強され、更に巻胴3の外周面3aに沿って長尺物Bを巻き付けることにより、長尺物Bと各中芯板2とが圧接しないから、中芯板2間の空間部Sの広さに関係なく折れ癖が付かないので、不意な折り畳みを防止すると共に少数の中芯板2であっても長尺物Bの巻き取り中心部を補強しながら折れ癖が付くことなく長尺物を巻き付けることができる。
従って、多数の中芯板を略円筒状に配置する必要がある従来のものに比べ、中芯板の枚数が少なくなる分だけドラム全体の構造を簡素化できて製造コストの低減化が図れるだけでなく、長尺物の巻き取り中心部として十分な強度が得られ、しかもドラム全体の重量が軽量化されて運搬し易いと共に、ホース巻き取り梱包時や空状態のドラムや長尺物の巻回量が少ないドラムを段積みしたり、輸送時の振動などによって、両鍔板に折り畳み方向へ押圧力が作用しても、作業者の意思によって巻胴を外さない限り折り畳まれることはなく、安心して作業できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の効果に加えて、中芯板2中央のヒンジ部2aを挟んで対向する側面2c′に付設された折れ止め部2eを、ヒンジ部2aによる反折り畳み方向への揺動に伴って当接させることにより、反折り畳み方向へ揺動角度が規制されるので、中芯板2が反折り畳み方向へ折れ曲がるのを確実に防止できる。
従って、バネの付勢力を利用して各中芯板が折り畳み方向と逆方向へ折り畳まれるを防止する従来のものに比べ、長期使用したり、長尺物を強く巻き付けて各中芯板が反折り畳み方向へ折れ曲がらず、各中芯板の強度低下による破損を防止できると共に、長尺物の巻き付け完了状態が一定になって外観が優れ、製品価値を高く維持できる。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の効果に加えて、中芯板2両端近くのヒンジ部2bを挟んで形成される両端部2dから鍔板1の内面1aに亘って着脱自在な嵌挿手段4を夫々設けることにより、必要に応じて各中芯板2と鍔板1が容易に分解可能となるので、各中芯板2と鍔板1との取り付け構造を簡素化しながら分解を容易にすることができる。
従って、破損した部品のみを交換してリユースでき、廃棄物を減らして資源の有効利用できる。
請求項4の発明は、請求項1、2または3の発明の効果に加えて、鍔板1の中心に開穿された軸受け孔1bの周縁に沿って補強リブ1cを鍔板1の内面1a側に突設することにより、段積みした際に当接する鍔板1の外面1dが平坦になるので、段積みできる。
請求項5の発明は、請求項1、2または3の発明の効果に加えて、段積み時において鍔板1を回転すれば、夫々の外面1dに形成した凹部1eと凸部1fが係合して、段積み状態が安定するので、段積み時の荷崩れを防止して高く積み上げることができる。
本発明の長尺物巻き取りドラムAは、図1〜図4に示す如く、合成樹脂や金属などの硬質材料で円板状に形成された左右の鍔板1,1の間に、径方向外側へ折れ曲がって折り畳まれる中芯板2を、周方向へ所定間隔毎に複数架設し、これら中芯板2の外面に沿って、円筒状の巻胴3を取り付けることにより、全ての中芯板2…及び該中芯板2…の相互間に位置する空間部S…が覆われ、この巻胴3の外周面3aに沿って長尺物Bが中芯板2…と接触することなく巻き付けられるものである。
この実施例1は、図1(a)及び図4に示す如く、中芯板2…を周方向へ4つ等間隔毎に配置し、これら全ての中芯板2…が円筒状の巻胴3で一部を除いて覆われると共に、この巻胴3の開口端に開穿された挿入孔3bから中芯板2,2間の空間部Sに向け、長尺物Bとしてホースの基端部(図示せず)を挿通し係止することにより、ホースを巻き付け易くすると共に、折り畳み時には巻胴3を取り外して、中芯板2…を折り曲げ可能にしている。
上記中芯板2は、図3に示す如く、例えばポリプロピレンなどの硬質合成樹脂で一体形成され、その軸方向中央及び両端近くに、ヒンジ部2a,2b,2bを夫々形成し、これらヒンジ部2a,2b,2bにより、中央に隣り合う2枚の平板部2c,2cがくの字形に折れ曲がり自在に連結されると共に、これら平板部2c,2cに対して両端部2d,2dが逆方向へ折れ曲がり自在に連結される。
図示例の場合には、中央の平板部2c,2cが、径方向内側のみを開口した中空な箱状に形成され、これら箱状平板部2c,2cの対向する両側面2c′,2c′の開口側同士を薄膜状のヒンジ部2aで折り曲げ自在に連結すると共に、このヒンジ部2aと反対側に位置する箱状平板部2c,2cの側面2c″,2c″の閉鎖側と両端部2d,2dを薄膜状のヒンジ部2b,2bで折り曲げ自在に連結している。
特に、上記中央のヒンジ部2aを挟んで対向する両側面2c′,2c′の間に隙間S′を形成すると共に、上記両端近くのヒンジ部2b,2bを挟んで対向する側面2c″,2c″と両端部2d,2dとの間に隙間S″,S″を形成することにより、これらヒンジ部2a,2b,2bと箱状平板部2c,2cと両端部2d,2dを、例えば射出成形などで一体成形可能にしている。
更に、上記中央のヒンジ部2aを挟んで対向する平板部2c,2cの両側面2c′,2c′には、これら両側面2c′,2c′に亘って当接する折れ止め部2eを付設し、該ヒンジ部2aによる反折り畳み方向へ揺動に伴って当接させることにより、反折り畳み方向へ揺動角度を規制して、平板部2c,2cが軸方向へ略直線状に形状保持される。
図示例の場合には、上記折れ止め部2eが側面2c′に突設した凸部であり、この凸部2eを両側面2c′,2c′に夫々一つずつ互い違いに突設して、平板部2c,2cを反折り畳み方向へ揺動させることにより、これら互い違いの凸部2e,2eが夫々対向する側面2c′,2c′に突き当たる構造としている。
なお、図示例に限定されず、両側面2c′,2c′の対向する位置に一対の凸部を夫々突設し、平板部2c,2cの反折り畳み方向への揺動に伴って、これら両凸部の先端同士が互いに突き当たるようにするなど、図示しない構造であっても良い。
また、上記両端近くのヒンジ部2b,2bを挟んで形成される中芯板2の両端部2d,2dから鍔板1,1の内面1a,1aに亘って着脱自在な嵌挿手段4を夫々設けることにより、必要に応じて各中芯板2と鍔板1を容易に分解可能にしている。
図示例の場合には、上記嵌挿手段4として、各中芯板2の両端部2d,2dに夫々付設した舌形状の挿入片4a,4aと、前記鍔板1,1の内面1a,1aに周方向へ所定間隔毎に複数開穿した嵌合孔4b…,4b…とから構成され、各中芯板2の挿入片4a,4aを鍔板1,1の対向する嵌合孔4b,4bに夫々径方向外側から中心へ向けて差し込むことにより両者が嵌合すると共に、これら嵌合状態で、上記挿入片4a,4aに付設した係止爪4c,4cが嵌合孔4b,4bの孔縁に係合して抜け難い構造にしている。
特に、各嵌合孔4bは、後述する鍔板1に矩形の貫通孔4b′を開穿し、この貫通孔4b′の対向する内側縁に、断面コの字形に形成された覆板4b″の両端部を一体に連結して形成している。
そして、前記鍔板1,1には、上記嵌挿手段4の嵌合孔4b…,4b…が径方向にも複数組ずつ夫々対向して形成され、巻き付ける長尺物Bの外径や巻き付け長さに対応して、中芯板2の挿入位置を変更することにより、ホース長尺物Bの巻き径、即ち前記巻胴3の外径が大小異なる複数種類の長尺物巻き取りドラムAを用意することができる。
更に、長さが異なる中芯板2を複数種類用意して、これらの中から適宜長さの中芯板2を選んで交換することにより、長尺物巻き取りドラムAの左右幅寸法を変更させることも可能である。
前記鍔板1,1の中心には、長尺物巻き取りドラムAを回転可能に支持するために什器の支軸(図示せず)を貫通させる軸受け孔1bが開穿され、この軸受け孔1bの周縁に沿って円筒状の補強リブ1cを、中芯板2が架設される鍔板1の内面1a側に突設することにより、長尺物巻き取りドラムAを段積みした際に、相互に当接する各鍔板1の外面1dが平坦になるようにしている。
また、各鍔板1の外面1dには、長尺物巻き取りドラムAを段積みした際に、相互に係合する形状の凹部1eと凸部1fが形成され、図示例では、これら凹部1eと凸部1fを周方向へ交互に配置している。
更に、各鍔板1の外周側には、後述する巻胴3に巻き付けられる長尺物Bの先端部B1を貫通させて保持するための保持孔1gが、周方方向へ複数開穿されている。
一方、前記巻胴3は、例えば段ボールなどの厚紙やそれ以外のリサイクル可能な材料からなり、図示例の場合には図4に示す如く、前記鍔板1,1の間に中芯板2…を嵌挿手段4…によって着脱自在に組み立てた後に、これら中芯板2…の外面に沿って厚紙などを巻き付けて円筒状に固着して巻胴3が形成される場合を示している。
しかし、これに限定されず、鍔板1,1と中芯板2…の組み立て途中に、予め円筒状に巻き付けられた巻胴3を嵌挿しても良い。
次に、斯かる長尺物巻き取りドラムAの作用について説明する。
先ず、図1(a)及び図4に示す如く、周方向へ所定間隔毎に複数配置された中芯板2…の外面沿いに、円筒状の巻胴3を取り付ければ、長尺物Bの基端部が挿入される挿入孔3bを除いて、全ての中芯板2及び相互間の空間部Sが覆われる。
それにより、巻胴3で各中芯板2…が折り畳み不能に形状保持されると共に、巻胴3で分散配置された中芯板2…が一体化されて補強される。
更に巻胴3の外周面3aに沿って長尺物Bを巻き付ければ、長尺物Bと各中芯板2…とが圧接しないから、中芯板2…が少数になることに伴って相互間に位置する空間部S…の面積が広くなっても、これら空間部S…に全く影響されることなく通常の巻き付けが可能であると共に、巻き付けた長尺物Bに折れ癖が全く付かない。
その結果、不意な折り畳みを防止できると共に少数の中芯板2…であっても長尺物Bの巻き取り中心部を補強しながら長尺物Bに折れ癖が付くことなく巻き付けることができる
更に実施例1の場合には図3に示す如く、各中芯板2中央のヒンジ部2aを挟んで対向する側面2c′に付設された折れ止め部2eを、ヒンジ部2aによる反折り畳み方向への揺動に伴って当接させるから、反折り畳み方向へ揺動角度が規制される。
その結果、各中芯板2が軸方向へ略直線状に形状保持されるから、各中芯板2が反折り畳み方向へ折れ曲がるのを確実に防止できる。
また、各中芯板2両端近くのヒンジ部2bを挟んで形成される両端部2dから鍔板1の内面1aに亘って着脱自在な嵌挿手段4を夫々設けたから、必要に応じて各中芯板2と鍔板1が容易に分解可能となる。
その結果、各中芯板2と鍔板1との取り付け構造を簡素化しながら分解を容易にすることができ、それにより破損した部品のみを交換してリユースできるという利点がある。
また更に、鍔板1の中心に開穿された軸受け孔1bの周縁に沿って補強リブ1cを鍔板1の内面1a側に突設したから、段積みした際に当接する鍔板1の外面1dが平坦になる。
その結果、複数の長尺物巻き取りドラムAを各鍔板1の外面1d相互が当接するように段積みできるという利点がある。
この段積み時において各鍔板1を回転すれば、夫々の鍔板1の外面1dに形成した凹部1eと凸部1fが係合し、それにより段積み状態が安定して、高く積み上げても荷崩れしないという利点がある。
尚、前示実施例では、上記中芯板2…を周方向へ4つ等間隔毎に配置して巻胴3により覆った場合を示したが、これに限定されず、中芯板2の数は4つ未満であったり5つ以上であっても良く、更に各中芯板2やヒンジ部2a,2b,2bの構造も図示例に限定されず、同様な機能があれば、他の構造でも良い。
また、上記嵌挿手段4の構造も図示例に限定されず、例えば図示例と逆に各中芯板2の両端部2d,2dに嵌合孔を開穿して、鍔板1,1の内面1a,1aに挿入片を突設するなど、同様な機能があれば、他の構造でも良い。
本発明は、長尺物巻き取りドラムを製造する産業で利用される。
本発明の一実施例を示す長尺物巻き取りドラムの斜視図であり、(a)は完成状態を示し、(b)は折り畳み状態を示している。 折り畳み途中の状態を示す拡大斜視図である。 中芯板の部分的な拡大縦断面図である。 分解斜視図である。
符号の説明
A 長尺物巻き取りドラム B 長尺物
B1 先端部 S 空間部
1 鍔板 1a 内面
1b 軸受け孔 1c 補強リブ
1d 外面 1e 凹部
1f 凸部 1g 保持孔
2 中芯板 2a,2b ヒンジ部
2c 平板部 2c′ 側面
2d 端部 2e 折れ止め部
3 巻胴 3a 外周面
3b 通孔 4 嵌挿手段
4a 挿入片 4b 嵌合孔
4c 係止爪

Claims (5)

  1. 左右の鍔板(1)の間に、折り畳み自在な中芯板(2)を周方向へ複数架設した長尺物巻き取りドラムにおいて、
    前記中芯板(2)を周方向へ所定間隔毎に複数配置し、これら中芯板(2)の外面沿いに円筒状の巻胴(3)を取り付けて、全ての中芯板(2)及び相互間の空間部(S)を覆ったことを特徴とする長尺物巻き取りドラム。
  2. 前記中芯板(2)の軸方向中央にヒンジ部(2a)を付設し、このヒンジ部(2a)を挟んで対向する側面(2c′)に、これら両側面(2c′)に亘って当接する折れ止め部(2e)を付設し、この折れ止め部(2e)にて反折り畳み方向へ揺動角度を規制する請求項1記載の長尺物巻き取りドラム。
  3. 前記中芯板(2)の軸方向両端近くにヒンジ部(2b)を付設し、このヒンジ部(2b)を挟んで形成される両端部(2d)から鍔板(1)の内面(1a)に亘って着脱自在な嵌挿手段(4)を夫々設けた請求項1または2記載の長尺物巻き取りドラム。
  4. 前記鍔板(1)の中心に軸受け孔(1b)を開穿し、この軸受け孔(1b)の周縁に沿って補強リブ(1c)を、中芯板(2)が架設される鍔板(1)の内面(1a)側に突設した請求項1、2または3記載の長尺物巻き取りドラム。
  5. 前記鍔板(1)の外面(1d)に、互いに係合する形状の凹部(1e)と凸部(1f)を周方向へ交互に形成した請求項1、2、3または4記載の長尺物巻き取りドラム。
JP2003360311A 2003-10-21 2003-10-21 長尺物巻き取りドラム Pending JP2005126153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003360311A JP2005126153A (ja) 2003-10-21 2003-10-21 長尺物巻き取りドラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003360311A JP2005126153A (ja) 2003-10-21 2003-10-21 長尺物巻き取りドラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005126153A true JP2005126153A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34640654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003360311A Pending JP2005126153A (ja) 2003-10-21 2003-10-21 長尺物巻き取りドラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005126153A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2469945C2 (ru) Торцевая заглушка для бумажных рулонов без сердечника
JP6436432B2 (ja) 紙製リール
JP2005126153A (ja) 長尺物巻き取りドラム
JP2004118110A (ja) ロール状感光材料の包装形態
KR200486361Y1 (ko) 조립식 보빈
JP7291549B2 (ja) 巻回体収納箱
JP2010149993A (ja) 紙製リール
WO2010061650A1 (ja) 糸巻き
JP4542754B2 (ja) ボビン
JP2007297174A (ja) ボビン
JP2011157179A (ja) キャリアテープ用リール
JP3414725B2 (ja) 釣糸用スプール組立体および釣糸用スプール
JP7453001B2 (ja) ドラム
JP3157125U (ja) 円筒体用梱包材
JP2004043160A (ja) 組立巻芯用成形体
JP3173552U (ja) 段ボール製リール
US20010038056A1 (en) Spool for fishing line
US20220144579A1 (en) Spool Assembly And Method Of Assembly
JP2017165549A (ja) 合成樹脂製巻ドラム
WO2005087642A1 (ja) リール
JP2006298484A (ja) 組立パレット
JP3110365U (ja) 熱転写リボンのコア
JP2014133653A (ja) 紙製リール
JP2002369646A (ja) 釣糸用スプール組立体および釣糸用スプール
JP4217128B2 (ja) 段ボール鍔のボビン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Effective date: 20080303

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090602