JP2005125816A - 自動車におけるドアの防雨装置 - Google Patents
自動車におけるドアの防雨装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005125816A JP2005125816A JP2003360411A JP2003360411A JP2005125816A JP 2005125816 A JP2005125816 A JP 2005125816A JP 2003360411 A JP2003360411 A JP 2003360411A JP 2003360411 A JP2003360411 A JP 2003360411A JP 2005125816 A JP2005125816 A JP 2005125816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cover member
- hinge type
- type door
- covering member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
【解決手段】 車体Tの側面にヒンジタイプドア2を備え、天井パネル1に設けた覆い部材収納空間10内に覆い部材6が収納配置される。
ヒンジタイプドア2の開放時、ヒンジタイプドア2と車体Tとの間に形成されるドア開放空間Kは覆い部材6によって覆われ、一方ヒンジタイプドア2の閉塞時、覆い部材6は覆い部材収納空間10内に収納される。
【選択図】 図1
Description
そのうち特にドアの一端が車体に回転支持されるヒンジタイプドアを備える自動車に用いられるドアの防雨装置に関する。
すなわち、乗員が自動車より降車する際、乗員はヒンジタイプドアと車体の側部との間に形成されるドア開放空間より自動車外へ出、それから傘を開いて雨をさける。
又、乗員が自動車へ乗車する際、傘をたたんだ後にドア開放空間より自動車へ乗車する。
以上によれば、かかる乗員の乗降時において、自動車より降車して傘を開く迄の間及び傘をたたんで自動車へ乗車する迄の間において、乗員が雨にさらされることになる。
そして前記不具合は、特に老人、子供において顕著なものであり、更には乗降がひんぱんに行われる営業車(ハイヤー、荷物車)において改善が強く望まれる。
車体の側面に、一端が車体に回転自在に支持されるヒンジタイプドアを備える自動車において、
車体上部の天井パネルに設けた覆い部材収納空間内に覆い部材が収納配置され、前記ドアが開放されることによりヒンジタイプドアと車体との間に形成されるドア開放空間を覆い部材によって覆い、一方ヒンジタイプドアが閉塞されることにより覆い部材を覆い部材収納空間内に収納配置したことを第1の特徴とする。
ヒンジタイプドアの開放時、電動モータの正転によってドア開放空間を覆い部材によって覆い、一方ヒンジタイプドアの閉塞時、電動モータの逆転によって覆い部材を覆い部材収納空間内に収納したことを第3特徴とする。
又、前記ドア開放空間を閉塞する覆い部材が車体上部の天井パネルに設けた覆い部材収納空間内に配置されるので、自動車の外観を大きく変えることなく覆い部材を配置できる。
一方、ヒンジタイプドアの閉塞時、覆い部材は回転駆動手段の巻取り力によって回転軸に自動的に巻き取られる。
従って、ヒンジタイプドアの開閉を同期して移動する覆い部材を極めて容易に設置できる。又、覆い部材が回転軸に巻取られて配置されたことによると、覆い部材の延び方向の長さを効果的に短縮できるとともに覆い部材の材質として布、ゴム、プラスチックフィルム等の弾性材料を使用できる。
一方ヒンジタイプドアの閉塞時、覆い部材が正逆手動スイッチの逆位置通電による電動モータの逆転によってドア開放空間よりドア収納空間に向かって水平方向に移動し、ドア開放空間が開放される。
以上によると覆い部材の操作を運転者の意思によって自動的に制御できるもので例えば降雨時以外において覆い部材の動作を停止できる。
又、覆い部材の天地方向における高さを車体の高さ範囲内において適当に選択できるとともにヒンジタイプドアの開放の初期より覆い部材を大きく外側方へ延出でき、乗員の降車に備えることができる。
図1は防雨装置が自動車に搭載された状態における天地方向における要部縦断面図。
図2は、図1のA−A線における要部横断面図、である。
1は、自動車の車体Tの上方部分を形成する天井パネルであり、車体Tの側面のドア開口Taには、ドア2が配置され、ドア2が開閉されることにより乗員が車体Tのドア開口Taを介して車内3に乗降できる。
ドア2は、一端が車体Tに回転自在に支持されるヒンジタイプドアであり、ヒンジタイプドア2は上下方向に開閉される窓ガラス4を備え、更にヒンジタイプドア2の外周部分はドア開口Taの開口端に嵌着されるシール部材5に当接される。
6はポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、等のエンジニアリングフィルム、防水布、等よりなるフィルム状の覆い部材であり、覆い部材の一端6aは回転軸7に巻取られて配置され、覆い部材6の他端6bはヒンジタイプドア2の上部2aの内側に係止される。
より具体的に説明すると、10は天井パネル1と天井パネル1に対向するインナパネル8と覆いパネル9とによって天井パネル1の内方に形成される覆い部材収納空間であり、前記覆い部材6が巻取られた回転軸7は覆い部材収納空間10内に配置されるとともに回転軸7の両端7a,7bが覆いパネル9に形成された軸受孔9a,9bに回転自在に軸支される。
そして、前記覆い部材の他端6bは覆い部材収納空間7内を通り、シール部材5に配置したガイド部材11のスリット溝11aを介してヒンジタイプドア2の上部2aに押圧部材12を介して係止される。
又、前記回転軸には、覆い部材6を回転軸7に巻取る側に付勢する回転駆動手段13が配置されるもので、本例において回転駆動手段13は渦巻きバネが使用され、その一端が回転軸10に係止され、他端が覆いパネル9の突起9cに係止される。
以上によると、回転軸7には回転駆動手段13によって図1において反時計方向の回転力が付与され、覆い部材6は常に回転軸7に巻き取られる側に付勢される。
乗員が車内3へ乗車する際、ヒンジタイプドア2が乗員によって開放され、これによるとヒンジタイプドア2の上部2aと、車体Tの側面の上部との間にドア開放空間Kが形成される。そして、前記ヒンジタイプドアの開放によると、覆い部材6はヒンジタイプドア2の開放と同期して図2において時計方向に引き出され、前記ドア開放空間Kを覆い部材6によって覆うことができる。かかるヒンジタイプドア2の開放時は、図1,図2において一点鎖線で示される。
すなわち、覆い部材6の他端6bがヒンジタイプドア2の上部2aに機械的に係止され、ヒンジタイプドア2の開放動作により回転軸7を時計方向に回転させて覆い部材6を回転駆動手段13のバネ力に抗して側方に引き出すことができるからである。
以上によれば、降雨時において、覆い部材6によって覆われたドア開放空間K内に乗員が身体をのりだし、しかる後に傘を折りたたんでドア開口Taより車内3へ乗車することができるもので、これによって乗員が雨にさらされることが効果的に抑止される。
これは特に老人、子供の乗車時において優れた効果を発揮できる。
図3は、天地方向における要部縦断面図、図4は図3のB−B線における横断面図である。
尚、第1実施例と同一構造部分について同一符号を使用して説明を省略する。
20は、天井パネル1、インナパネル8とによって天井パネル1近傍に覆い部材収納空間10を形成する覆いパネルであり、覆い部材収納空間10内には覆い部材21が水平方向に移動自在に配置される。
覆い部材21は、剛性を有するとともに略平板状に形成され、その先端21aは車体Tの側面に開口する開口溝Tbに配置されるシールパッキン22内を通って車外に向かって突出できるよう配置される。
前記覆い部材はガラス、アクリル板等の合成樹脂板、金属板、硬質ゴム板等を平板状にして形成される。
又、覆い部材21の底面21bは覆いパネル20の底面20aより上方に向かって突出するとともに水平方向に沿って延びる2個の水平ガイド部20b,20c上にスライド可能に配置されるもので、水平ガイド部20b,20c上を覆い部材21の底面21aがスライドすることによって覆い部材21を水平方向に案内できる。
又、覆いパネル20の底面20aには底面20aから上方に向かって突出するとともに水平方向に沿って延びる一対の回転抑止壁20d,20eが形成されるもので、この回転抑止壁20d,20eは覆い部材21の図4における一側壁21c、他側壁21dに当接配置される。
Mは電動モータであって整流子型DCモータ等が使用され、覆いパネル20の底面20aに固定配置される。そして電動モータMの出力軸Maは図において左方に向かって水平方向に延び、出力軸Maの外周に形成したオネジMbが覆い部材21に水平方向に穿設したメネジ21eに螺着される。
又、前記電動モータの回転は正転と逆転が可能なもので、2本の電源端子に加える電極の極性により回転方向が決まる。より具体的にはブリッジ接続した4個のトランジスタの正転位置通電と逆転位置通電とのスイッチングにより行なわれる正逆手動スイッチ22によって行なわれる。
すなわち電動モータMの電気回路は電源23(例えばバッテリ)と電動モータMと正逆手動スイッチ22とが直列に配置される。これは図5に示される。
乗員が車内3内へ乗車する際、正逆手動スイッチ22を操作して正転位置通電を行ない、電動モータMを正転させる。
この電動モータMの正転によると、電動モータMの出力軸Maは例えば時計方向に回転するもので、この出力軸Maの正転によって覆い部材21は図3において左方へ水平方向に移動し、車体Tの図において左側方へ突出し、ドア開放空間Kを覆い部材21によって覆うことができる。
この覆い部材21の左側方への突出状態は、図3、図4において一点鎖線で示される。
電動モータMが正転することによって覆い部材21が左側方へ水平に移動できるのは、出力軸MaのオネジMbが覆い部材21のメネジ孔21eに螺着されること。
覆い部材21の底面20aが覆いパネル20の水平ガイド部20c上に当接配置されること。
及び覆い部材21の一側面21cが覆いパネル20の回転抑止壁20dに当接配置されるとともに他側面21dが回転抑止壁20eに当接配置されること。
によるものである。
以上によれば、降雨時において、覆い部材21によって覆われたドア開放空間K内に乗員が身体をのりだし、しかる後に傘を折りたたんでドア開口Taより車内3へ乗車することができるもので、これによって乗員が雨にさらされることが効果的に抑止される。
そして、乗員が車内3内へ乗車した後において、正逆手動スイッチ22を操作して逆転位置通電を行ない、電動モータMを逆転させる。
この電動モータMの逆転によると、覆い部材21は図において右方へ水平方向に移動するもので、覆い部材21は再び覆い部材収納空間10内へ収納配置される。
かかる第2実施例によると、覆い部材21をヒンジタイプドア2が開放される以前に車体Tの側方へ突出して配置できるので、乗員にふりかかる雨を一層効果的に防止できる。
又、覆い部材21は、乗員が車内3内へ乗車し、ヒンジタイプドア2を閉塞した後において覆い部材収納空間10内へ収納されるので乗員が雨にさらされることをより効果的に抑止できる。
又、乗員の乗降がひんぱんに行なわれる営業車において好ましい。
更に、覆い部材を天井パネルに設けた覆い部材収納空間に配置したことによると、覆い部材収納空間の形成時において車体の外観性を損うことがなく、外観設計が阻害されることがない。
又、覆い部材を回転軸に巻取り配置したことによると、覆い部材収納空間をコンパクトにまとめることができる。
ヒンジタイプドアの開放時、電動モータの正転によってドア開放空間を覆い部材によって覆い、一方ヒンジタイプドアの閉塞時、電動モータの逆転によって覆い部材を覆い部材収納空間内に収納したことによると、覆い部材が車体から側方へ突出する突出量を自在に設定できる。ヒンジタイプドアの開放前段階において覆い部材によってドア開放空間を覆うことができるとともにヒンジタイプドアが閉塞した後において時間差をもって覆い部材を覆い部材収納空間内へ収納できる。更にはヒンジタイプドアの上端より更に上方側に覆い部材を配置でき、乗員の乗降性を向上できる。
2 ヒンジパネルドア
6,21 覆い部材
7 回転軸
10 覆い部材収納空間
13 回転駆動手段
22 正逆手動スイッチ
24 ドアスイッチ
Claims (4)
- 車体の側面に、一端が車体に回転自在に支持されるヒンジタイプドアを備える自動車において、
車体上部の天井パネル1に設けた覆い部材収納空間10内に覆い部材6が収納配置され、前記ドアが開放されることによりヒンジタイプドア2と車体Tとの間に形成されるドア開放空間Kを覆い部材6によって覆い、一方ヒンジタイプドア2が閉塞されることにより覆い部材6を覆い部材収納空間10内に収納配置したことを特徴とする自動車におけるドアの防雨装置。 - 前記覆い部材の一端6aは、覆い部材収納空間10内に回転自在に配置される回転軸7に巻取り配置されるとともに他端6bがヒンジタイプドア2の上部2aに係止され、前記回転軸には、覆い部材6を回転軸7に巻取る側へ付勢する回転駆動手段13を配置したことを特徴とする請求項1記載の自動車におけるドアの防雨装置。
- 前記覆い部材は、略平板状に形成されるとともに覆い部材収納空間10内に水平方向に移動自在に配置され、更に前記覆い部材は正逆手動スイッチ22を備える電動モータMによって移動操作され、
ヒンジタイプドア2の開放時、電動モータMの正転によってドア開放空間Kを覆い部材21によって覆い、一方ヒンジタイプドア2の閉塞時、電動モータMの逆転によって覆い部材21を覆い部材収納空間10内に収納したことを特徴とする請求項1記載の自動車におけるドアの防雨装置。 - 前記電動モータの電気回路に、正逆手動スイッチ22と直列に、ヒンジタイプドア2の開放時に接点を閉じ、ヒンジタイプドア2の閉塞時に接点を開く、ドアスイッチ24を配置したことを特徴とする請求項3記載の自動車におけるドアの防雨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003360411A JP4168901B2 (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 自動車におけるドアの防雨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003360411A JP4168901B2 (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 自動車におけるドアの防雨装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005125816A true JP2005125816A (ja) | 2005-05-19 |
JP4168901B2 JP4168901B2 (ja) | 2008-10-22 |
Family
ID=34640725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003360411A Expired - Fee Related JP4168901B2 (ja) | 2003-10-21 | 2003-10-21 | 自動車におけるドアの防雨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4168901B2 (ja) |
-
2003
- 2003-10-21 JP JP2003360411A patent/JP4168901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4168901B2 (ja) | 2008-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20230294495A1 (en) | Integrated vehicle cover | |
KR102279665B1 (ko) | 차량용 확장 모듈 장치 | |
KR200225900Y1 (ko) | 자동차의 자동 출몰식 사이드밀러 | |
US7040770B1 (en) | Exterior mirror | |
JP2005125816A (ja) | 自動車におけるドアの防雨装置 | |
JP2006199200A (ja) | 車両用フロアリフト装置 | |
JPH035237A (ja) | オープンカーのルーフ格納構造 | |
JP4168902B2 (ja) | 自動車におけるドアの防雨装置 | |
KR20170136216A (ko) | 전동식 루프 비 막이 장치 | |
KR200369200Y1 (ko) | 자동차 출입문용 빗물 차단장치 | |
JP3120429U (ja) | 自動車用雨除けシート収納装置。 | |
KR200407723Y1 (ko) | 자동차용 차양장치 | |
KR100622313B1 (ko) | 승용차용 빗물 막이 | |
JPH0230625Y2 (ja) | ||
CN209955887U (zh) | 车辆 | |
JP4174021B2 (ja) | 車両用フロア装置 | |
KR0141044B1 (ko) | 자동차의 빗물가리개 | |
JP4087752B2 (ja) | 車両用フロアリフト装置 | |
KR200200844Y1 (ko) | 자동차의 사이드미러 자동 제어장치 | |
KR20240132752A (ko) | 자동차용 윈도 레인 커버 | |
JPH11198659A (ja) | 乗合車両用雨避け装置 | |
KR200363720Y1 (ko) | 자동차용 가림장치 | |
KR100219367B1 (ko) | 자동차 윈도우 작동 핸들의 구조 | |
KR200233378Y1 (ko) | 차량용 빗물받이 | |
JPH0848145A (ja) | 車両用サンバイザ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20061019 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080404 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080415 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080605 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080715 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080728 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |