本発明を実施するための最良の形態について図1〜図27に基づいて説明する。
[第1実施例]
以下、第1実施例について、図1〜図17に基づき説明する。
[遊技機の外観]
図1は、本発明の一実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆるパチスロ機である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成しているキャビネット2の正面には、略垂直面としてのパネル表示部2aが形成され、その中央には縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられている。これらの入賞ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
キャビネット2の内部には、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれた3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられ、変動表示手段を形成している。各リールの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。各リールは、定速回転(例えば80回転/分)で回転する。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、情報表示部18が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下、BET数という)に応じて点灯する。ここで、実施例では、一のゲームは、全てのリールが停止したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、貯留(クレジット)されているメダルの枚数、入賞成立時のメダルの払出枚数、後で説明するBB一般遊技状態におけるゲームの回数等を表示する。
表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関連する報知画面や遊技に関する情報が表示される。
なお、本実施例では、液晶表示装置5はLCD(Liquid Crystal Display)とするが、本発明はこれに限定されず、CRT(Cathode Ray Tube)、プラズマディスプレイ、7セグ、ドットマトリックス、LED(Light Emitting Diode)、EL(Electronic Luminescence)など、画像情報を表示可能な装置であれば、いずれでもよい。また、複数の表示装置から構成されるとしてもよい。さらに、本実施例では、液晶表示装置5は台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間に設けられているとしているが、本発明はこれに限定されず、遊技者が表示画面の内容を認識可能な位置であれば、遊技機1のいずれの箇所に位置されるものとしてもよい。
液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン(停止操作手段)7L,7C,7Rが設けられている。
メダル受け部16の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられている。後述する図16のS332または図24〜図27のS648で実行される処理により発生される種々の報知音がスピーカ21L,21Rから発せられ、透音孔(図示せず)を透して遊技者に対して音による所定の報知を行うことができる。
なお、本実施例では、スピーカ21L,21Rはメダル受け部16の上方の左右に備えられるとしたが、本発明はこれに限らず、遊技者が所定の報知音を聴覚によって識別することができる位置であれば、いずれの位置に備えられるとしてもよい。
[リールの図柄配列]
図2は、各リール3L,3C,3Rに表わされた複数種類の図柄が21個配列された図柄列の一例を示している。各図柄には“00”〜“20”のコードナンバーが付され、データテーブルとして後で説明するROM32(図7参照)に格納(記憶)されている。各リール3L,3C,3R上には、「青7」(図柄60)、「ドンちゃん」(図柄61)、「HANABI」(図柄62)、「三尺玉」(図柄63)、「大文字」(図柄64)及び「チェリー」(図柄65)、そして「扇子」(図柄66)の図柄で構成される図柄列が表わされている。各リール3L,3C,3Rは、図柄列が図2の矢印方向に移動するように回転駆動される。実施例では、「三尺玉」(図柄63)、「大文字」(図柄64)、「チェリー」(図柄65)のそれぞれが有効化された入賞ラインに揃って停止することにより入賞する役を「小役」という。
なお、「扇子」(図柄66)の図柄が有効化された入賞ライン8a〜8d上で3つ揃うことを「リプレイ」という。「リプレイ」は「再遊技」とも称され、次回の単位遊技において遊技媒体を賭けること(BETすること)なく遊技を可能とする入賞態様である。
[役と図柄組合せと遊技媒体の払出枚数]
図3は、各遊技状態における入賞図柄組合せに対応する役および払出枚数の一例を示す。
実施例の遊技状態には、「一般遊技状態」、「BB内部当選状態」、「RB内部当選状態」、「BB一般遊技状態」および「RB遊技状態」がある。これら“5種類”の各遊技状態は、基本的に、内部当選する可能性のある役の種類、入賞成立を実現することが可能なボーナスの種別などにより区別される。各遊技状態の特徴、すなわち各遊技状態において内部当選する役の種類、その確率及び各遊技状態におけるリール3L,3C,3Rの停止制御(入賞する可能性のある役の種類等)については、後で図5および図6を参照して説明する。なお、BB内部当選状態およびRB内部当選状態を総称して、以下「ボーナス内部当選状態」という。
各遊技状態間の移行は、ボーナスに内部当選すること、ボーナスに入賞すること、ボーナスの遊技が終了することなどを契機として行われる。即ち、ボーナスに内部当選することによって一般遊技状態からボーナス内部当選状態へ移行し、ボーナスに入賞することによってボーナス内部当選状態からBB一般遊技状態またはRB遊技状態へ移行する。なお、BB内部当選状態およびRB内部当選状態では、遊技者は、いわゆる“目押し”を行うことにより、BBまたはRBの入賞成立が実現可能である。なお、BB内部当選状態およびRB内部当選状態では、停止ボタン7L,7C,7Rの操作態様(操作タイミング)に基づいてボーナスの入賞の成否を異ならせ、リールの停止制御の態様によりボーナスの入賞成立を不成立とするいわゆる「蹴飛ばし制御」を行わないようにしている。
ここで、BBの入賞成立を契機として発生し、BB一般遊技状態およびRB遊技状態により構成される遊技状態を総称して、以下「BB遊技状態」という。また、BB内部当選状態およびRB内部当選状態は、ボーナスに内部当選している状態であり、これらを総称して、以下、「ボーナス内部当選状態」という。
図3に示すように、BBの入賞は、BB内部当選状態において「青7−青7−青7」または「ドンちゃん−ドンちゃん−ドンちゃん」が有効ラインに沿って並ぶことにより成立する。BBの入賞が成立した後、遊技状態がBB一般遊技状態となる。
RBの入賞は、RB内部当選状態において「HANABI−HANABI−HANABI」が有効ラインに沿って並ぶこと、又はBB一般遊技状態において「扇子−扇子−扇子」が並ぶことにより成立する。BB一般遊技状態においてRBの入賞が成立することを、一般に「JAC IN」と称する。RBの入賞が成立した後、遊技状態がRB遊技状態となる。
リプレイの入賞は、一般遊技状態及びボーナス内部当選状態において「扇子−扇子−扇子」が並ぶことにより成立する。一般遊技状態、ボーナス内部当選状態及びBB一般遊技状態では、「チェリーの小役」、「三尺玉の小役」および「大文字の小役」の入賞成立を実現することが可能であり、その払出枚数は図示のとおりである。
JACの小役の入賞は、RB遊技状態において「扇子−扇子−扇子」が並ぶことにより成立する。役物の入賞成立回数が“8回”となったとき、遊技状態が変化する。ここで、JACの小役の入賞が成立する可能性のあるRB遊技状態のゲームは、一般に「JACゲーム」と称される。
[確率抽選テーブル]
図4を参照して、BET数が“3”のとき、一般遊技状態およびボーナス内部当選状態において内部当選役を決定する際に使用する確率抽選テーブルの一例を示す。
図4に示す確率抽選テーブルでは、“0”〜“16383”の範囲から抽出した乱数値が“0”〜“40”の範囲内の値である場合に内部当選役がBBと決定される。乱数値が“41”〜“81”の範囲内の値である場合に内部当選役がRBと決定される。内部当選役としてBBが決定される確率は、“約1/400”である。内部当選役としてRBが決定される確率も“約1/400”である。更に、BBまたはRB以外の役について述べると、乱数値が“82”〜“2326”の範囲内の値である場合に内部当選役がリプレイと決定される。また、乱数値が“2327”〜“3964”の範囲内の値である場合に内部当選役が「三尺玉の小役」と決定される。更に、乱数値が“3965”〜“4220”の範囲内の値である場合に内部当選役が「大文字の小役」と決定される。更にまた、乱数値が“4221”〜“4302”の範囲内の値である場合に内部当選役が「チェリーの小役」と決定される。
[停止テーブル群選択テーブル]
図5を参照して、遊技状態と、内部当選役と、選択される停止テーブル群との関係の一例を説明する。後述するROM32(図7参照)に記憶されている停止テーブル群は、停止テーブルの集合である。停止テーブルには、各リール3L,3C,3R毎に「停止操作位置」および「停止制御位置」が示されている。「停止操作位置」は、各リール3L,3C,3Rに対応して設けられた停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたとき、ボトムライン8dに位置していた図柄(具体的には、図柄の中心がボトムライン8dの上方に位置し、その中心がボトムライン8dの位置に最も近い図柄)のコードナンバーを表わす。「停止制御位置」とは、停止操作が行われたリールが停止したとき、ボトムライン8dの位置に停止表示される図柄のコードナンバーを表わす。本実施例では、いわゆる「滑りコマ数」を最大“4コマ”としている。
ここで、選択される停止テーブル群の内容は、基本的に、遊技状態、内部当選役などに応じて変化しうるものであるが、実施例では、停止テーブル群の欄に示すテーブル群の名称を、入賞の可能性の有無及びその可能性がある役の種類に基づいて定めている。このため、同一の名称の停止テーブル群が選択されたとしても、常にリール3L,3C,3Rの停止態様までもが一致するわけではない。
入賞不成立停止テーブル群が選択された場合には、内部当選役、遊技状態に拘らず、いずれの役の入賞も成立することはない。入賞成立可能停止テーブル群が選択された場合には、対応する役の入賞成立は可能であるが、その他の役の入賞成立を実現することは基本的にできない。例えば、「ベル入賞成立可能停止テーブル群」が選択された場合には、「ベルの小役」の入賞成立を実現しうるが、BB等の他の役の入賞成立を実現することはできない。また、「リプレイ入賞成立可能停止テーブル群」が選択された場合には、「リプレイ」の入賞成立を実現しうるが、他の役の入賞成立を実現することはできない。
同様に、BB一般遊技状態及びRB遊技状態では、図示の停止テーブル群が選択され、リール3L,3C,3Rの停止制御が行われる。
[図柄列と停止テーブル]
図2および図6を参照して、図柄列と停止テーブルの関係について説明を行う。図6(1)は、図2に示す図柄列が採用された場合に使用される「入賞不可能停止テーブル」の一例である。図2の図柄列は、本発明に係る遊技機1の各リール3L,3C,3Rに表された図柄列である。
図2に示す図柄列を採用した場合、図6(1)の「入賞不可能停止テーブル」においては、左リール3Lの「停止制御位置」は、コードナンバー“00”、“04”、“09”、“12”または“17”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄はそれぞれ「三尺玉」、「扇子」、「扇子」、「ドンちゃん」、「三尺玉」である。
また、中央リール3Cの「停止制御位置」は、コードナンバー“02”、“07”、“11”、“16”または“19”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄はそれぞれ「チェリー」、「チェリー」、「HANABI」、「チェリー」、「チェリー」である。
更に、右リール3Rの「停止制御位置」は、コードナンバー“02”、“06”、“14”または“18”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄はすべて「大文字」である。
以上の様に、図2に示す図柄列を採用した場合、図6(1)に示す「入賞不可能停止テーブル」により各リール3L,3C,3Rの停止制御を行うと、滑りコマ数を考慮しても、いずれの有効化された入賞ライン8a〜8d上においても、どの役にも入賞しない。
一方、図2に示す図柄列を採用した本発明に係る遊技機1の場合、図6(2)の「リプレイ入賞成立可能停止テーブル」においては、左リール3Lの「停止制御位置」は、コードナンバー“01”、“04”、“09”または“15”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄は「扇子」である。
また、中央リール3Cの「停止制御位置」は、コードナンバー“01”、“06”、“10”、“14”または“19”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄の一つ上に配置された図柄は「扇子」である。
更に、右リール3Rの「停止制御位置」は、コードナンバー“03”、“07”、“11”、“15”または“19”のいずれかである。これらのコードナンバーに対応する図柄の二つ上に配置された図柄は「扇子」である。
以上のように、図2に示す図柄列を採用した本発明に係る遊技機1では、図6(2)に示す「リプレイ入賞成立可能停止テーブル」によって各リール3L,3C,3Rの停止制御が行われると、クロスアップライン8aに沿って「扇子−扇子−扇子」が並び、必ずリプレイが成立することになる。
[遊技機の電気的構成]
図7は、遊技機1における遊技処理動作を制御する主制御回路71と、主制御回路71に電気的に接続する周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて液晶表示装置5及びスピーカ21L,21Rを制御する副制御回路72とを含む回路構成を示す。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ30を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ30は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含む。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器36及びサンプリング回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリングのための手段として、マイクロコンピュータ30内で、すなわちCPU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
マイクロコンピュータ30のROM32には、スタートレバー6を操作(スタート操作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる確率抽選テーブル、停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群、副制御回路72へ送信するための各種制御指令(コマンド)等が格納されている。このコマンドには、「デモ表示コマンド」、「全リール停止コマンド」、各種の「報知音発生コマンド」等がある。これらのコマンドについては後で説明する。なお、副制御回路72が主制御回路71へコマンド、情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM33には、種々の情報が格納される。例えば、ヒットリクエストフラグ、BBストック数の情報、RBストック数の情報等が格納される。
図7の回路において、マイクロコンピュータ30からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c)と、情報表示部18と、メダルを収納し、ホッパー駆動回路41の命令により所定枚数のメダルを払出す遊技価値付与手段としてのホッパー(払出しのための駆動部を含む)40と、リール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータ49L,49C,49Rとがある。
更に、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御するモータ駆動回路39、ホッパー40を駆動制御するホッパー駆動回路41、BETランプ(1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c)を駆動制御するランプ駆動回路45、及び各種表示部を駆動制御する表示部駆動回路48がCPU31の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU31から出力される駆動指令などの制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ30が制御指令を発生するために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段としては、スタートスイッチ6S、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13、C/Pスイッチ14、メダルセンサ22S、リール停止信号回路46、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51がある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6の操作を検出する。メダルセンサ22Sは、メダル投入口22に投入されたメダルを検出する。リール停止信号回路46は、各停止ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生する。リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を受けて各リール3L,3C,3Rの位置を検出するための信号をCPU31へ供給する。払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生する。
図7の回路において、乱数発生器36は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタイミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数及びROM32内に格納されている確率抽選テーブルに基づいて、内部当選役が決定される。
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、ステッピングモータ49L,49C,49Rの各々に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRAM33の所定エリアに書き込まれる。リール3L,3C,3Rからは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパルスはリール位置検出回路50を介してCPU31に入力される。こうして得られたリセットパルスにより、RAM33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にクリアされる。これにより、RAM33内には、各リール3L,3C,3Rについて一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納される。
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づけるために、図柄テーブルが、ROM32内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
更に、ROM32内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。上記の入賞図柄組合せテーブルは、左リール3L,中央リール3C,右リール3Rの停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うときに参照される。
上記乱数サンプリングに基づく抽選処理(確率抽選処理)により内部当選した場合には、CPU31は、遊技者が停止ボタン7L,7C,7Rを操作したタイミングでリール停止信号回路46から送られる操作信号、及び選択された「停止テーブル」に基づいて、リール3L,3C,3Rを停止制御する信号をモータ駆動回路39に送る。
内部当選した役の入賞成立を示す停止態様となれば、CPU31は、払出指令信号をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部40Sは、ホッパー40から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介してホッパー40の駆動を停止し、「メダル払出処理」を終了する。
[遊技機の副制御回路の電気的構成]
図8は、副制御回路72の構成を示すブロック図である。副制御回路72は、画像制御回路(gSub)72aと、音・ランプ制御回路(mSub)72bとから構成されている。この画像制御回路(gSub)72a又は音・ランプ制御回路(mSub)72bは、主制御回路71を構成した回路基板とは各々別の回路基板上に構成されている。
主制御回路71と画像制御回路(gSub)72aとの間の通信は、主制御回路71から画像制御回路(gSub)72aへの一方向で行われ、画像制御回路(gSub)72aが主制御回路71へコマンド、情報等を入力することはない。また、画像制御回路(gSub)72aと音・ランプ制御回路(mSub)72bとの間の通信は、画像制御回路(gSub)72aから音・ランプ制御回路(mSub)72bへの一方向で行われ、音・ランプ制御回路(mSub)72bが画像制御回路(gSub)72aへコマンド、情報等を入力することはない。
画像制御回路(gSub)72aは、画像制御マイコン81、シリアルポート82、プログラムROM83、ワークRAM84、画像制御IC86、制御RAM87、画像ROM88及びビデオRAM89で構成される。
画像制御マイコン81は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポートは図示)を備えている。画像制御マイコン81に備えられたCPUは、主制御回路71から送信されたコマンドに基づき、プログラムROM83内に格納された制御プログラムに従って各種の処理を行う。尚、画像制御回路(gSub)72aは、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路を備えていないが、画像制御マイコン81の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行するように構成されている。
シリアルポート82は、主制御回路71から送信されるコマンド等を受信する。
プログラムROM83は、画像制御マイコン81で実行する制御プログラムや決定用テーブル等を格納する。
ワークRAM84は、画像制御マイコン81が前述した制御プログラムを実行する場合の、作業用の一時記憶手段として構成される。このワークRAM84は、バックアップ対象となっている。つまり、画像制御マイコン81に供給される電源が遮断された場合であっても、電源が供給され続け、記憶された情報等の消去が防止される。
画像制御IC86は、画像制御マイコン81により決定された演出内容に応じた画像を生成し、液晶表示装置5に出力する。
制御RAM87は、画像制御IC86の中に含まれている。画像制御マイコン81は、この制御RAM87に対して情報等の書き込みや読み出しを行う。また、制御RAM87には、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルと、カラーパレットテーブルと、が展開されている。画像制御マイコン81は、画像制御IC86のレジスタと、スプライト属性テーブルとを所定のタイミングごとに更新する。
画像制御IC86には、液晶表示装置5と、画像ROM88と、ビデオRAM89とが接続されている。
画像ROM88は、画像制御IC86で画像を生成するための画像データ、ドットデータ等を格納する。
ビデオRAM89は、画像制御IC86で画像を生成する場合の一時記憶手段として構成される。
また、画像制御IC86は、ビデオRAM89のデータを液晶表示装置5に転送終了する(1/60秒)毎に画像制御マイコン81に信号を送信する。
また、画像制御回路(gSub)72aでは、画像制御マイコン81が、音・ランプの演出の制御も行うこととなっている。画像制御マイコン81は、決定された演出に基づいて、音・ランプの種類及び出力タイミングを決定する。そして、画像制御マイコン81は、所定のタイミングごとに、音・ランプ制御回路(mSub)72bにシリアルポート82を介してコマンドを送信する。音・ランプ制御回路(mSub)72bでは、主に、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに応じて、音・ランプの出力のみを行うこととなる(後述する音量調節制御を除く)。
音・ランプ制御回路(mSub)72bは、音・ランプ制御マイコン91、シリアルポート92、プログラムROM93、ワークRAM94、音源IC95、パワーアンプ96、音源ROM97で構成される。
音・ランプ制御マイコン91は、CPU、割込コントローラ、入出力ポート(シリアルポートは図示)を備えている。音・ランプ制御マイコン91に備えられたCPUは、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに基づき、プログラムROM93内に格納された制御プログラムに従って音・ランプの出力処理を行う。また、音・ランプ制御マイコン91には、LED類101及びランプ類102が接続されている。音・ランプ制御マイコン91は、画像制御回路(gSub)72aから所定のタイミングで送信されるコマンドに応じて、このLED類101及びランプ類102に出力信号を送信する。これにより、LED類101及びランプ類102が演出に応じた所定の態様で発光することとなる。
シリアルポート92は、画像制御回路(gSub)72aから送信されるコマンド等を受信する。
プログラムROM93は、音・ランプ制御マイコン91で実行する制御プログラム等を格納する。
ワークRAM94は、音・ランプ制御マイコン91が前述した制御プログラムを実行する場合の、作業用の一時記憶手段として構成される。
音源IC95は、画像制御回路(gSub)72aから送信されたコマンドに基づいて音源を生成し、パワーアンプ96に出力する。
パワーアンプ96は増幅器であり、このパワーアンプ96にはスピーカ類21L,21Rが接続されている。パワーアンプ96は、音源IC95から出力された音源を増幅し、増幅した音源をスピーカ類21L,21Rから出力させる。
音源ROM97は、音源を生成するための音源データ(フレーズ等)等を格納する。この音源データには、後述する図9または図16に示すように、停止ボタン7L,7C,7Rの操作順序に応じて発生させる各種の音源データがある。
また、音・ランプ制御マイコン91には、音量調節部103が接続されている。音量調節部103は、遊技場の従業員等により操作可能となっており、スピーカ類21L,21Rから出力される音量の調節が行われる。音・ランプ制御マイコン91は、音量調節部103から送信される入力信号に基づいて、スピーカ類21L,21Rから出力される音を入力された音量に調節する制御を行う。
[第1実施例の、停止ボタンの押し順と報知音の関係]
図9を参照して、第1実施例における、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順と、それに対応する報知音(スピーカ21L,21Rから発せられる報知音)の名称、報知音発生コマンド(後述の図14の押し順判定処理1で、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順に応じてROM32(図7参照)から読み出されてRAM33(図7参照)にセットされ、後述の図13のS205で、主制御回路71(図7参照)から副制御回路72(図7、図8参照)へ送信されるコマンド)の名称、音源ROM97(図8参照)に格納された音源データ(後述の図16〜図17の報知音発生コマンド受信処理1で、副制御回路72が報知音発生コマンドを受信したとき、その報知音発生コマンドに応じて音源ROM97(図8参照)から音源IC95(図8参照)に読み出される音源データ)の関係を説明する。なお、本実施例においては、リール3L,3C,3Rが変動表示され、その変動表示を停止させる操作の過程で停止ボタン7L,7C,7Rを操作して一つ目と二つ目のリール停止操作が行われた場合、そのリールの停止態様が、ボーナス内部当選役(BBまたはRB)に対応する図柄組合せの一部を構成したときに、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順に応じて異なる報知音が発生される。
図9では、停止ボタン7Lを“左”、停止ボタン7Cを“中”、停止ボタン7Rを“右”と表記している。例えば、第1停止操作態様とは、停止ボタン7L,7C,7Rの順番(すなわち、“左”−“中”−“右”)での停止ボタンの操作を指し、BBに内部当選しており、第1番目と第2番目に停止されたリールの停止態様が、BB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成した(すなわち、ボーナス図柄種別がBBである)ときに発生する報知音の名称は「第1報知音」であり、対応する報知音発生コマンドは「第1報知音発生コマンド」であり、音源ROM97(図8参照)に格納された、対応する音源データは「第1報知音音源データ」である。
[遊技機の主制御回路の動作]
次に、図10〜図12に示すメインフローチャートを参照して、主制御回路71(図7参照)のCPU31の制御動作について説明する。
初めに、CPU31は、ゲーム開始時の初期化を行う(S101)。具体的には、RAM33の記録内容の初期化、通信データの初期化等を行う。続いてゲーム終了時のRAM33の所定の記録内容を消去する(S102)。具体的には、前回のゲームに使用されたRAM33の書き込み可能エリアのデータの消去、RAM33の書き込みエリアへの次のゲームに必要なパラメータの書き込み、次のゲームのシーケンスプログラムの開始アドレスの指定等を行う。
次に、CPU31は、前回のゲーム終了後、すなわち全リール3L,3C,3R停止後から“30秒”経過したか否かを判別する(S103)。この判別が“YES”であれば、副制御回路72に対し、「デモ画像」の表示を要求する「デモ表示コマンド」を送信する(S104)。また、判別が“NO”であれば、S105に移る。
S105では、CPU31は、メダルの自動投入の要求があるか、すなわち前回のゲームで再遊技の入賞が成立したか否かを判別する(S105)。この判別が“YES”のときは、投入要求分のメダルを自動投入し(S106)、S108に移る。S105の判別が“NO”のときは、メダルセンサ22SまたはBETスイッチ11〜13からの入力を受付ける(S107)。この処理が終了すると、S108へ処理を移す。
S108では、スタートレバー6の操作に基づくスタートスイッチ6Sからの入力があるか否かを判別する。この判別が“YES”のときは、CPU31は、副制御回路72に対してBETスイッチ11〜13の操作又はメダルを投入する操作が行われたことを示す「BETコマンド」を送信し、その後、前遊技の開始から“4.1”秒経過したかの判別を行う(S109)。一方、S108の判別が“NO”のときは、S108を繰り返す。S109の判別が“YES”のときには、S111へ処理を移し、“NO”のときにはS110へ処理を移す。
S110では、遊技開始待ち時間消化を行う。前遊技の開始から“4.1”秒が経過するまで待機し、この間の遊技者による操作の一切を無効にする。この処理が終了すると、S111へ処理を移す。
図11のS111では、CPU31は、確率抽選処理を行う。この確率抽選処理(内部抽選処理)は、CPU31は、抽選用の乱数を抽出し、遊技状態に応じてROM32に記録されている確率抽選テーブル(図4参照)を参照する。そして、抽出した乱数値が確率抽選テーブルにおいてどの役の乱数範囲に属するか否かを判別し、内部当選役(成立フラグ)を決定する。さらに、CPU31は、遊技状態、内部当選役などに基づいて停止テーブル群を決定し、S112に移る。
S113では、遊技状態、内部当選役を含むスタートコマンドを副制御回路72(図7、図8参照)へ送信する。この処理が終了すると、S114へ処理を移す。
S114では、CPU31は、停止ボタンが“オン”されたかどうかを判別する。具体的には、いずれかの停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたかどうかを判別する。この判別が“YES”の場合は、S116に移り、“NO”の場合は、S115に移る。なお、S114で、停止ボタン7L,7C,7Rが操作されたときに、どの停止ボタンがどの順序で停止操作されたかの情報(以下、停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序の情報という)を記憶するために、それぞれの停止ボタンに割り当てられた所定のコードを停止操作の順序とともにRAM33(図7参照)に記憶する。S115では、自動停止タイマの値が“0”であるか否かを判別し、この判別が“YES”の場合は、S116に移り、“NO”の場合は、S114に移る。
S116では、CPU31は、滑りコマ数決定処理を行う。具体的には、決定(選択)された停止テーブル群の中から停止テーブルを選択し、選択した停止テーブル、停止操作位置及び停止制御位置に基づいて滑りコマ数を決定する。続いて、滑りコマ数分、停止操作された停止ボタンに対応するリールを回転させた後、停止させる(S117)。続いて、停止制御の対象であるリール(操作された停止ボタンに対応するリール)の情報などを含む「リール停止コマンド」を副制御回路72へ送信し(S118)、S119に移る。
S119では、報知音発生処理を行う。この処理は、後述する図13の報知音発生処理の詳細で説明する。
S120では、全てのリールが停止したかどうかを判別する。この判別が“YES”の場合は、S121に移り、“NO”の場合は、S114に移る。S114では、全てのリールが停止したことを示す全リール停止コマンドを副制御回路72(図7、図8参照)へ送信し、S122に移る。全リール停止コマンドには、リール3L,3C,3Rの停止態様を示すリール停止態様情報などが含まれる。
図12のS122では、CPU31は、入賞検索を行う。入賞検索とは、表示窓4L,4C,4Rの図柄の停止態様に基づいて入賞役(入賞した役)を識別するための入賞フラグをセットすることである。具体的には、センターライン8cに沿って並ぶ図柄のコードナンバー及び入賞判定テーブルに基づいて入賞役を識別する。続いて、入賞フラグが正常であるか否かを判別する(S123)。この判別が“NO”の場合はイリーガルエラーの表示を行う(S124)。この場合、遊技は中止となる。S123の判別が“YES”のときは、入賞フラグに基づいて(すなわち入賞役に基づいて)メダルの払出し、またはメダルのクレジットを行い、入賞役に応じて遊技状態をBB遊技状態或いはRB遊技状態へ移行させる(S125)。続いてS126では、ロック時間処理を行う。この処理によって、所定の時間、遊技機における操作の受付を中止する。この処理が終了すると、S127に移る。
S127では、WINランプ点灯処理を行う。この処理では、図11のS111で、ボーナスに内部当選したときのみWINランプ52の点灯処理を行う。この処理が終了すると、S128へ処理を移す。
次に、CPU31は、現在の遊技状態が「BB一般遊技状態」又は「RB遊技状態」であるか否かを判別する(S128)。この判別が“NO”の場合(遊技状態が「BB一般遊技状態」または「RB遊技状態」でない場合)は、S129に移り、“YES”の場合は、図10のS102に移る。S129では、ボーナスの「遊技数チェック処理」を行う。この「遊技数チェック処理」では、「RB遊技状態」が発生した回数、「BB一般遊技状態」のゲーム回数、「RB遊技状態」における入賞回数、及び「RB遊技状態」におけるゲーム回数をチェックするとともに、「BB一般遊技状態」及び「RB遊技状態」間における遊技状態の移行(セット)を行う。
次に、ボーナスの終了時であるか否かを判別する(S130)。具体的には、BBが入賞した後では、3回目の「RB遊技状態」において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか、または「BB一般遊技状態」においてゲーム回数が30回であるか否かを判別する。また、「一般遊技状態」において「HANABI−HANABI−HANABI」が有効ラインに沿って並ぶことによりRBが入賞した後では、「RB遊技状態」において入賞回数が8回又はゲーム回数が12回であるか否かを判別する。S130の判別が“YES”の場合は、BB遊技状態またはRB遊技状態(ボーナス遊技状態)の終了時のRAM33をクリアし(S131)、図10のS102に移る。また、S130の判別が“NO”の場合は、図10のS102に移る。
[第1実施例の報知音発生処理の詳細]
図13を参照して、図11のS119で実行される報知音発生処理(第1実施例)の詳細を説明する。
先ず、S201では、有効ラインにボーナス図柄が2つ揃ったかの判別を行う。CPU31(図7参照)が、停止ボタン7L,7C,7Rのうちの2つが停止操作され、入賞ライン8a〜8dのうち有効化された入賞ライン上にボーナス図柄(図2の図柄60、図柄61または図柄62のうちのいずれか)が並んだか否かを判別する。この判別が“YES”のときにはS202へ処理を移し、“NO”のときには本サブルーチンを終了し、図11のS120へ処理を移す。
ステップS202では、CPU31(図7参照)が、既に停止したリールの図柄のコードナンバーを参照し、BB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成しているか否かを判別する。この判別が“YES”のときステップS203へ処理を移し、“NO”のときステップS204へ処理を移す。
S203では、BB用押し順判定処理1を行う。この処理の詳細は、後述する図14のBB用押し順判定処理1の詳細で説明する。この処理が終了すると、S205へ処理を移す。
一方、S204では、RB用押し順判定処理1を行う。この処理の詳細は、後述する図15のRB用押し順判定処理1の詳細で説明する。この処理が終了すると、S205へ処理を移す。
S205では、主制御回路71(図7参照)が、S203またはS204で判定された押し順に応じてRAM33(図7参照)にセットした報知音発生コマンドを、副制御回路72(図7、図8参照)へ送信する。なお、S203の処理により送信された報知音発生コマンドを副制御回路72(図7参照)が受信すると、副制御回路72では後述する図16〜図17の報知音発生コマンド受信処理1の処理が実行される。この処理が終了すると本サブルーチンは終了し、図11のS120へ処理を移す。
[BB用押し順判定処理1の処理の詳細]
図14を参照して、図13のS202で実行されるBB用押し順判定処理1の詳細を説明する。この処理では、図11のS114の操作により、RAM33(図7参照)に記憶された停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序の情報に基づき処理を行う。
先ず、S301では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Lが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS302へ処理を移し、“NO”のときS305へ処理を移す。
S302では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS303へ処理を移し、“NO”のときS304へ処理を移す。
S303では、CPU31が、第1報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S304では、CPU31が、第2報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
一方、S305では、CPU31が、第1番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS306へ処理を移し、“NO”のときS309へ処理を移す。
S306では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS307へ処理を移し、“NO”のときS308へ処理を移す。
S307では、CPU31が、第3報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S308では、CPU31が、第4報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
一方、S309では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS310へ処理を移し、“NO”のときS311へ処理を移す。
S310では、CPU31が、第5報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S311では、CPU31が、第6報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
[RB用押し順判定処理1の処理の詳細]
図15を参照して、図13のS204で実行されるRB用押し順判定処理1の詳細を説明する。この処理では、図11のS114の操作により、RAM33(図7参照)に記憶された停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序の情報に基づき処理を行う。
先ず、S351では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Lが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS352へ処理を移し、“NO”のときS355へ処理を移す。
S352では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS353へ処理を移し、“NO”のときS354へ処理を移す。
S353では、CPU31が、第7報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S354では、CPU31が、第8報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
一方、S355では、CPU31が、第1番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS356へ処理を移し、“NO”のときS359へ処理を移す。
S356では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS357へ処理を移し、“NO”のときS358へ処理を移す。
S357では、CPU31が、第9報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S358では、CPU31が、第10報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
一方、S359では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS360へ処理を移し、“NO”のときS361へ処理を移す。
S360では、CPU31が、第11報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
S361では、CPU31が、第12報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図13のS205に処理を移す。
[報知音発生コマンド受信処理1の処理の詳細]
図16〜図17を参照して、図13のS205で主制御回路71(図7参照)から送信された報知音発生コマンドを副制御回路72(図7参照)が受信したときに、副制御回路72で実行される報知音発生コマンド受信処理1の処理の詳細を説明する。この処理では、副制御回路72が受信した報知音発生コマンドの種別に基づき処理を行う。
S321では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第1報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS322へ処理を移し、“NO”のときS323へ処理を移す。
S322では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第1報知音発生コマンドに対応する第1報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S323では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第2報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS324へ処理を移し、“NO”のときS325へ処理を移す。
S324では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第2報知音発生コマンドに対応する第2報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S325では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第3報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS326へ処理を移し、“NO”のときS327へ処理を移す。
S326では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第3報知音発生コマンドに対応する第3報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S327では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第4報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS328へ処理を移し、“NO”のときS329へ処理を移す。
S328では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第4報知音発生コマンドに対応する第4報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S329では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第5報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS330へ処理を移し、“NO”のときS331へ処理を移す。
S330では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第5報知音発生コマンドに対応する第5報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S331では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第5報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS333へ処理を移し、“NO”のとき図17のS371へ処理を移す。
S333では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第6報知音発生コマンドに対応する第6報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
図17のS371では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第7報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS372へ処理を移し、“NO”のときS374へ処理を移す。
S372では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第7報知音発生コマンドに対応する第7報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S373では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第8報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS374へ処理を移し、“NO”のときS375へ処理を移す。
S374では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第8報知音発生コマンドに対応する第8報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S375では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第9報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS376へ処理を移し、“NO”のときS377へ処理を移す。
S376では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第9報知音発生コマンドに対応する第9報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S377では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第10報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS378へ処理を移し、“NO”のときS379へ処理を移す。
S378では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第10報知音発生コマンドに対応する第10報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
S379では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第11報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS380へ処理を移し、“NO”のときS381へ処理を移す。
S380では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第11報知音発生コマンドに対応する第11報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
一方、S381では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第12報知音発生コマンドに対応する第12報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS332へ処理を移す。
最後に、S332では、音源IC95にセットされた音源データに基づき、音源IC95はパワーアンプ96を駆動して、スピーカ21L,21Rを介して報知音を発生させる。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了する。
[第2実施例]
以下、第2実施例について、図18〜図27に基づき説明する。なお、第2実施例は、第1実施例と比較して、図11のS119の報知音発生処理が異なり、図10〜図12の主制御回路71(図7参照)の処理は同一である。この異なる処理について説明を行う。
[第2実施例の、停止ボタンの押し順と報知音の関係]
図18を参照して、第2実施例における、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順と、それに対応する報知音(スピーカ21L,21Rから発せられる報知音)の名称、報知音発生コマンド(後述の図18の押し順判定処理2で、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順に応じてROM32(図7参照)から読み出されてRAM33(図7参照)にセットされ、後述の図19のS406で、主制御回路71(図7参照)から副制御回路72(図7、図8参照)へ送信されるコマンド)の名称、音源ROM97(図8参照)に格納された音源データ(後述の図24〜図27の報知音発生コマンド受信処理2で、副制御回路72が報知音発生コマンドを受信したとき、その報知音発生コマンドに応じて音源ROM97(図8参照)から音源IC95(図8参照)に読み出される音源データ)の関係を説明する。なお、本実施例においては、リール3L,3C,3Rが変動表示され、その変動表示を停止させる操作の過程で停止ボタン7L,7C,7Rを操作して一つ目と二つ目のリール停止操作が行われた場合、そのリールの停止態様が、ボーナス内部当選役(BBまたはRB)に対応する図柄組合せの一部を構成したときに、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順に応じて異なる報知音が発生される。
図18では、停止ボタン7Lを“左”、停止ボタン7Cを“中”、停止ボタン7Rを“右”と表記している。例えば、第1停止操作態様とは、停止ボタン7L,7C,7Rの順番(すなわち、“左”−“中”−“右”)での停止ボタンの操作を指し、BBに内部当選しており(ボーナス図柄種別がBBである)、且つ第1番目と第2番目に停止されたリールの停止態様が、BB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成した(すなわち、ボーナス図柄種別がBBである)ときであって、さらに特別報知音発生抽選に当選したときに発生する報知音の名称は「第1特別報知音」である。一方、特別報知音発生抽選に不当選であったときに発生する報知音の名称は「第1通常報知音」である。「第1特別報知音」および「第1通常報知音」それぞれの報知音に対応する報知音発生コマンドは「第1特別報知音発生コマンド」、「第1通常報知音発生コマンド」であり、音源ROM97(図8参照)に格納された、対応する音源データはそれぞれ「第1特別報知音音源データ」、「第1通常報知音音源データ」である。
[第2実施例の報知音発生処理の詳細]
図19を参照して、図11のS119で実行される報知音発生処理(第2実施例)の詳細を説明する。
先ず、S401では、CPU31(図7参照)が、ボーナス内部当選中か否かを判別する。具体的には、CPU31が、RAM33に記憶された内部当選役の成立フラグを参照して、ボーナス内部当選中か否かを判別する。この判別が“YES”のときにはS402へ処理を移し、“NO”のときには本サブルーチンを終了し、図11のS120へ処理を移す。
S402では、有効ラインにボーナス図柄が2つ揃ったかの判別を行う。CPU31(図7参照)が、停止ボタン7L,7C,7Rのうちの2つが停止操作され、入賞ライン8a〜8dのうち有効化された入賞ライン上にボーナス図柄(図2の図柄60、図柄61または図柄62のうちのいずれか)が並んだか否かを判別する。この判別が“YES”のときにはS403へ処理を移し、“NO”のときには本サブルーチンを終了し、図11のS120へ処理を移す。
ステップS403では、CPU31(図7参照)が、既に停止したリールの図柄のコードナンバーを参照し、BB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成しているか否かを判別する。この判別が“YES”のとき(すなわち、既に停止したリールの図柄がBB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成しているとき)ステップS404へ処理を移し、“NO”のとき(すなわち、既に停止したリールの図柄がRB内部当選役に対応する図柄組合せの一部を構成しているとき)ステップS405へ処理を移す。
S404では、BB用押し順判定処理2を行う。この処理の詳細は、後述する図20〜図21のBB用押し順判定処理1の詳細で説明する。この処理が終了すると、S406へ処理を移す。
一方、S405では、RB用押し順判定処理2を行う。この処理の詳細は、後述する図22〜図23のRB用押し順判定処理2の詳細で説明する。この処理が終了すると、S406へ処理を移す。
S406では、主制御回路71(図7参照)が、S404またはS405で判定された押し順に応じてRAM33(図7参照)にセットした報知音発生コマンドを、副制御回路72(図7、図8参照)へ送信する。なお、S406の処理により送信された報知音発生コマンドを副制御回路72(図7参照)が受信すると、副制御回路72では後述する図24〜図27の報知音発生コマンド受信処理2の処理が実行される。この処理が終了すると本サブルーチンは終了し、図11のS120へ処理を移す。
[BB用押し順判定処理2の処理の詳細]
図20〜図21を参照して、図19のS404で実行されるBB用押し順判定処理2の詳細を説明する。この処理では、図11のS114の操作により、RAM33(図7参照)に記憶された停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序の情報に基づき処理を行う。
先ず、図20のS501では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Lが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS502へ処理を移し、“NO”のときS511へ処理を移す。
S502では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS503へ処理を移し、“NO”のときS507へ処理を移す。
S503では、第1停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/2”の確率(本実施形態では“1/2”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S504へ処理を移す。
S504では、CPU31(図7参照)が、S503の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS505へ処理を移し、“NO”のときにS506へ処理を移す。
S505では、CPU31が、第1特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S506では、CPU31が、第1通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S507では、第2停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S508へ処理を移す。
S508では、CPU31(図7参照)が、S507の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS509へ処理を移し、“NO”のときにS510へ処理を移す。
S509では、CPU31が、第2特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S510では、CPU31が、第2通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
一方、S511では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Cが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS512へ処理を移し、“NO”のとき図21のS521へ処理を移す。
S512では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS513へ処理を移し、“NO”のときS517へ処理を移す。
S513では、第3停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S514へ処理を移す。
S514では、CPU31(図7参照)が、S513の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS515へ処理を移し、“NO”のときにS516へ処理を移す。
S515では、CPU31が、第3特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S516では、CPU31が、第3通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S517では、第4停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S518へ処理を移す。
S518では、CPU31(図7参照)が、S517の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS519へ処理を移し、“NO”のときにS520へ処理を移す。
S519では、CPU31が、第4特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S520では、CPU31が、第4通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
図21のS521では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS522へ処理を移し、“NO”のときS526へ処理を移す。
S522では、第5停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S523へ処理を移す。
S523では、CPU31(図7参照)が、S522の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS524へ処理を移し、“NO”のときにS525へ処理を移す。
S524では、CPU31が、第5特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S525では、CPU31が、第5通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
一方、S526では、第6停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/10”の確率(本実施形態では“1/10”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S527へ処理を移す。
S527では、CPU31(図7参照)が、S526の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS528へ処理を移し、“NO”のときにS529へ処理を移す。
S528では、CPU31が、第5特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S529では、CPU31が、第6通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
[RB用押し順判定処理2の処理の詳細]
図22〜図23を参照して、図19のS405で実行されるRB用押し順判定処理2の詳細を説明する。この処理では、図11のS114の操作により、RAM33(図7参照)に記憶された停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序の情報に基づき処理を行う。
先ず、図22のS531では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Lが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS532へ処理を移し、“NO”のときS541へ処理を移す。
S532では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Cが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS533へ処理を移し、“NO”のときS537へ処理を移す。
S533では、第1停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/2”の確率(本実施形態では“1/2”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S534へ処理を移す。
S534では、CPU31(図7参照)が、S533の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS535へ処理を移し、“NO”のときにS536へ処理を移す。
S535では、CPU31が、第7特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S536では、CPU31が、第7通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S537では、第2停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S538へ処理を移す。
S538では、CPU31(図7参照)が、S537の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS539へ処理を移し、“NO”のときにS540へ処理を移す。
S539では、CPU31が、第8特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S540では、CPU31が、第8通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
一方、S541では、CPU31(図7参照)が、第1番目に停止ボタン7Cが押されたか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS542へ処理を移し、“NO”のとき図23のS551へ処理を移す。
S542では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS543へ処理を移し、“NO”のときS547へ処理を移す。
S543では、第3停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S544へ処理を移す。
S544では、CPU31(図7参照)が、S543の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS545へ処理を移し、“NO”のときにS546へ処理を移す。
S545では、CPU31が、第9特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S546では、CPU31が、第9通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S547では、第4停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S548へ処理を移す。
S548では、CPU31(図7参照)が、S547の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS549へ処理を移し、“NO”のときにS550へ処理を移す。
S549では、CPU31が、第10特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S550では、CPU31が、第10通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
図23のS551では、CPU31が、第2番目に停止ボタン7Lが押されたかの判別を行う。この判別が“YES”のときS552へ処理を移し、“NO”のときS556へ処理を移す。
S552では、第5停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/5”の確率(本実施形態では“1/5”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S553へ処理を移す。
S553では、CPU31(図7参照)が、S552の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS554へ処理を移し、“NO”のときにS555へ処理を移す。
S554では、CPU31が、第11特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S555では、CPU31が、第11通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
一方、S556では、第6停止操作態様の特別報知音発生抽選処理を行う。CPU31(図7参照)が、乱数抽選(この乱数抽選は、乱数発生器36(図7参照)が発生する乱数に基づいた抽選であっても、ROM32(図7参照)に格納された乱数抽選プログラムによって抽選される乱数であっても、いずれでもよい)の結果に基づき、“1/10”の確率(本実施形態では“1/10”とするが、本発明はこれに限定されない)で当選とする抽選を行う。この処理が終了すると、S557へ処理を移す。
S557では、CPU31(図7参照)が、S556の抽選処理において、抽選に当選したか否かの判別を行う。この判別が“YES”のときS558へ処理を移し、“NO”のときにS559へ処理を移す。
S558では、CPU31が、第12特別報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
S559では、CPU31が、第12通常報知音発生コマンドをROM32(図7参照)から読み出してRAM33(図7参照)にセットする。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了し、図19のS406に処理を移す。
[報知音発生コマンド受信処理2の処理の詳細]
図24〜図27を参照して、図19のS406で主制御回路71(図7参照)から送信された報知音発生コマンドを副制御回路72(図7参照)が受信したときに、副制御回路72で実行される報知音発生コマンド受信処理2の処理の詳細を説明する。この処理では、副制御回路72が受信した報知音発生コマンドの種別に基づき処理を行う。
図24のS601では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第1特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS602へ処理を移し、“NO”のときS603へ処理を移す。
S602では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第1特別報知音発生コマンドに対応する第1特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
S603では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第1通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS604へ処理を移し、“NO”のときS605へ処理を移す。
S604では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第1通常報知音発生コマンドに対応する第1通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
S605では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第2特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS606へ処理を移し、“NO”のときS607へ処理を移す。
S606では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第2特別報知音発生コマンドに対応する第2特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
S607では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第2通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS608へ処理を移し、“NO”のときS609へ処理を移す。
S608では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第2通常報知音発生コマンドに対応する第2通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
S609では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第3特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS610へ処理を移し、“NO”のときS611へ処理を移す。
S610では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第3特別報知音発生コマンドに対応する第3特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
S611では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第3通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS612へ処理を移し、“NO”のとき図25のS613へ処理を移す。
S612では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第3通常報知音発生コマンドに対応する第3通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了するとS648へ処理を移す。
図25のS613では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第4特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS614へ処理を移し、“NO”のときS615へ処理を移す。
S614では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第4特別報知音発生コマンドに対応する第4特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S615では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第4通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS616へ処理を移し、“NO”のときS617へ処理を移す。
S616では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第4通常報知音発生コマンドに対応する第4通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S617では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第5特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS618へ処理を移し、“NO”のときS619へ処理を移す。
S618では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第5特別報知音発生コマンドに対応する第5特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S619では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第5通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS620へ処理を移し、“NO”のときS622へ処理を移す。
S620では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第5通常報知音発生コマンドに対応する第5通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S621では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第6特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS622へ処理を移し、“NO”のときS623へ処理を移す。
S622では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第6特別報知音発生コマンドに対応する第6特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S623では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第6通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS624へ処理を移し、“NO”のとき図26のS625へ処理を移す。
S624では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第6通常報知音発生コマンドに対応する第6通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
図26のS625では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第7特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS626へ処理を移し、“NO”のときS627へ処理を移す。
S626では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第7特別報知音発生コマンドに対応する第7特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S627では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第7通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS628へ処理を移し、“NO”のときS629へ処理を移す。
S628では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第7通常報知音発生コマンドに対応する第7通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S629では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第8特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS630へ処理を移し、“NO”のときS631へ処理を移す。
S630では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第8特別報知音発生コマンドに対応する第8特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S631では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第8通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS632へ処理を移し、“NO”のときS633へ処理を移す。
S632では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第8通常報知音発生コマンドに対応する第8通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S633では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第8特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS634へ処理を移し、“NO”のときS635へ処理を移す。
S634では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第9特別報知音発生コマンドに対応する第9特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S635では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第8通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS636へ処理を移し、“NO”のとき図27のS637へ処理を移す。
S636では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第9通常報知音発生コマンドに対応する第9通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
図27のS637では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第10特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS638へ処理を移し、“NO”のときS639へ処理を移す。
S638では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第10特別報知音発生コマンドに対応する第10特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S639では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第10通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS640へ処理を移し、“NO”のときS641へ処理を移す。
S640では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第10通常報知音発生コマンドに対応する第10通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S641では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第11特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS642へ処理を移し、“NO”のときS643へ処理を移す。
S642では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第11特別報知音発生コマンドに対応する第11特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S643では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第11通常報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS644へ処理を移し、“NO”のときS645へ処理を移す。
S644では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第11通常報知音発生コマンドに対応する第11通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S645では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、受信報知音発生コマンドは第12特別報知音発生コマンドか否かを判別する。この判別が“YES”のときS646へ処理を移し、“NO”のときS647へ処理を移す。
S646では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第12特別報知音発生コマンドに対応する第12特別報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
S647では、音・ランプ制御マイコン91(図8参照)が、音源ROM97(図8参照)から第12通常報知音発生コマンドに対応する第12通常報知音音源データを読出し、音源IC95(図8参照)にセットする。この処理が終了すると図24のS648へ処理を移す。
最後に、図24のS648では、音源IC95にセットされた音源データに基づき、音源IC95はパワーアンプ96を駆動して、スピーカ21L,21Rを介して報知音を発生させる。この処理が終了すると、本サブルーチンは終了する。
[変形例]
本実施例においては、リール3L,3C,3R(図1参照)が変動表示され、その変動表示を停止させる操作の過程で停止ボタン7L,7C,7Rを操作して一つ目と二つ目のリール停止操作が行われた場合、そのリールの停止態様が、ボーナス内部当選役(BBまたはRB)に対応する図柄組合せの一部を構成したときに、停止ボタン7L,7C,7Rの押し順に応じて異なる報知音が発生されるとした。この報知音は、2つのリールが停止したときに、ボーナスの図柄と停止ボタン7L,7C,7Rの停止順序とに応じて決まった報知音を発生するとしたが、本発明はこれに限らず、音の種類、音の強弱、音の長さ、音程にさらに多様性を持たせ、音の種類、音の強弱、音の長さ、音程のそれぞれを独立して変化させ、それらの組合せで多様な報知音を発生することができるようにしてもよい。また、抽選処理を行い、その結果に応じて音の種類、音の強弱、音の長さ、音程のそれぞれを変化させるようにしてもよい。
本実施例の第1実施例の図13の報知音発生処理において、S201〜S205の処理は、ボーナスに内部当選しているか否かにかかわらず実行するとしている。しかし、本発明はこれに限らず、図13の報知音発生処理のS201〜S205の処理を、ボーナスに内部当選しているときに限って実行するようにしてもよい。すなわち、S201の前に、ボーナスに内部当選しているか否かを判別する処理を実行し、この判別が“YES”のときS201〜S205を実行し、“NO”のとき図13の報知音発生処理を直ちに終了し、図11のS119に処理を移すようにしてもよい。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、遊技者による操作の結果に基づき単位遊技の開始を指令する遊技開始指令手段と、前記遊技開始指令手段の前記指令に従って、複数の図柄の変動表示を行う複数の変動表示手段と、乱数抽選に基づき単位遊技毎に内部当選役を抽選する内部当選役抽選手段と、前記変動表示手段の前記変動表示を、前記複数の表示手段ごとに停止操作するための停止手段と、前記内部当選役抽選手段により抽選された前記内部当選役と前記停止手段による前記停止操作とに応じて、前記複数の変動表示手段ごとに停止制御を行って前記図柄の停止表示を行う停止制御表示手段と、前記停止手段による前記停止操作の順序を判定する停止順序判定手段と、前記複数の変動表示手段のうち、一の変動表示手段が前記変動表示を行っており、該一の変動表示手段以外の該複数の変動表示手段が前記停止制御表示手段により既に前記停止制御が行われて前記図柄が停止表示された場合に、該図柄の組合せが特定の役に対応する図柄の組合せの一部を構成したとき、前記停止順序判定手段の判定による前記停止操作の順序に応じる音による所定の報知態様で遊技者に対して報知を行う報知音発生手段と、を備えたことを特徴とする遊技機であるが、遊技開始指令手段、変動表示手段、内部当選役抽選手段、停止手段、停止制御表示手段、停止順序判定手段、報知音発生手段などの各手段の具体的構成は、適宜設計変更可能である。
なお、本発明の実施例に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。