JP2005124707A - 電気ポット - Google Patents

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Hisateru Fujikawa
尚輝 藤川
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Abstract

【課題】 ユーザーの判断に基く所望の残水量で給水報知を行えるようにする。
【解決手段】 湯沸かし保温用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、上記内容器内の残水量を判定する残水量判定手段と、給水が必要になったことを報知する給水報知手段と、上記残水量判定手段により判定された残水量が、所定の残水量以下の時に上記給水報知手段を作動させる給水報知制御手段と、該給水報知制御手段が上記給水報知手段を作動させる上記基準残水量を設定する基準残水量設定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記基準残水量設定手段は、マニュアル操作可能な設定操作手段を備え、当該ユーザーの判断に基いて、手動により所望の基準残水量が設定されるようにした。
【選択図】 図4

Description

本願発明は、給水量報知機能を備えた電気ポットに関するものである。
電気ポットでは、使用により容器内の残水量が所定値以下に低下した時には、給水が必要となる。そして、その場合の給水量(水継ぎ足し量)は、必ずしも常に満水量まで必要なものではなく、以後の使用量に応じたものであれば足りる。
一方、このような残水量の減少に対応した給水は、一般的に設けられている水位計による表示を見れば分かるが、水位表示部を目で確認する方法の場合、注湯操作に入る前に一々確認を要するため、ユーザーによっては確認を行うことなく注湯操作を行って、湯の注出が得られない時に始めて湯量が少なくなっているのに気づくという不具合がある。したがって、好ましくは所定の給水報知手段を設けて報知するようにすることが望まれる。
このような事情から、例えば上記内容器の外周部における許容最低水位付近の温度を検出する給水センサーと、該給水センサーの検出温度の降下度を演算する温度降下度演算手段と、該温度降下度演算手段により求められた温度降下度と予じめ設定した所定の温度降下値とを比較する比較手段と、求められた温度降下度が設定降下値以上となった場合に給水指令を出力する給水指令出力手段と、該給水指令出力手段からの指令により表示又はアラーム等の給水報知を行う給水報知手段とを設け、給水が必要な状態にあることをユーザーに報知するようにしたものが提案されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
このような給水報知手段を設けた場合、ユーザーは確実に給水が必要なことを確認することが可能となる。
特開平9−154731号公報(第1−5頁、図1−3)
ところが、そのように給水報知手段を設けて給水報知を行うようにした場合、一体どれ位の残水量まで湯量が減少した時に給水報知を行うようにするのがよいかは、以後の湯の使用頻度や使用湯量など、ユーザーによって、また同じユーザーでもその日によって異なる。
本願発明は、このような問題に対応するためになされたもので、ユーザーが所望する任意の残水量で給水報知を行えるように、給水報知を行う基準残水量をマニュアルで設定することができる基準残水量設定手段を設け、希望の残水量の時に給水報知を行えるようにした電気ポットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の電気ポットは、湯沸かし保温用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、上記内容器内の残水量を判定する残水量判定手段と、給水が必要になったことを報知する給水報知手段と、上記残水量判定手段により判定された残水量が、所定の残水量以下の時に上記給水報知手段を作動させる給水報知制御手段と、該給水報知制御手段が上記給水報知手段を作動させる上記基準残水量を設定する基準残水量設定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記基準残水量設定手段は、マニュアル操作可能な設定操作手段を備え、当該ユーザーの判断に基いて、手動により所望の基準残水量が設定されるようになっていることを特徴としている。
このように、上記基準残水量設定手段が、マニュアル操作可能な設定操作手段を備え、当該ユーザーの判断に基いて、手動により所望の基準残水量が設定されるようになっていると、ユーザーが、目的や用途に応じて所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として自由に設定できるようになり、非常に使い勝手が良くなる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の電気ポットは、上記第1の課題解決手段の構成において、ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、予じめメーカー側で設定してある標準的な残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようになっていることを特徴としている。
上述のようにマニュアル設定方式で、ユーザーが所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として設定できるようにした場合、もしもユーザーが何らの設定を行わなかったりすると、給水報知が行われないというのでは、折角の給水報知機能の意味がない。
そこで、そのような場合、予じめメーカー側で設定してある標準的な残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようにする。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の電気ポットは、上記第1の課題解決手段の構成において、ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、設定可能な上下基準残水量の内の下限側基準残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようになっていることを特徴としている。
上述のようにマニュアル設定方式で、ユーザーが所望の水量レベルの残水量を基準残水量として設定できるようにした場合、もしもユーザーが何らの設定を行わなかったりすると、給水報知が行われないというのでは、折角の給水報知機能の意味がない。
そこで、そのような場合、上記第3の課題解決手段のように、予じめメーカー側で設定してある標準的な残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようにするのが良いが、その場合の基準残水量としては、実用性の点から、設定可能な上下基準残水量の内の下限側基準残水量を基準残水量とするのが良い。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の電気ポットは、上記第1の課題解決手段の構成において、ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、湯沸しを行わないようになっていることを特徴としている。
上述のようにマニュアル設定方式で、ユーザーが所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として設定できるようにした場合、もしもユーザーが何らの設定を行わなかったりすると、保温から再沸とうに切り換えられたような場合に空炊きの恐れが生じる。
したがって、ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、湯沸しを行わせないようにする。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の電気ポットは、上記第1、第2、第3又は第4の課題解決手段の構成において、一旦設定された基準残水量は、強制的にリセット又は変更されない限り記憶状態が継続されるようになっていることを特徴としている。
例えば沸とう時の温度上昇度合の変化(勾配)で残水量の判定を行ない、給水報知を行うようにしたものの場合、所定の温度以上の湯が給水された場合に給水判定がなされず、給水報知が継続されてしまう問題がある。
このような場合、強制的に給水報知そのものをリセットすることがあるが、その場合にも一旦設定された基準残水量は、それ自体が強制的にリセット又は変更されない限り記憶状態を継続させる。
このようにすると、給水報知をリセットした後に、再度残水量の判定を行うことにより、該残水量判定結果に対応して、適切に給水報知を行わせることができる。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の電気ポットは、上記第1、第2、第3、第4又は第5の課題解決手段の構成において、所定の残水量よりも少ない基準残水量の設定は、行えないようになっていることを特徴としている。
このように、例えば空炊きの恐れを考慮して、所定の残水量よりも少ない基準残水量の設定は行えないようにしておくと、より確実に空炊き防止効果が向上する。
以上の結果、本願発明の電気ポットによると、給水報知レベルを自己の使用に便利なようにユーザーが自由に設定できる給水報知機能をもった電気ポットを低コストに提供することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、先ず本願発明の電気ポットの後述する幾つかの最良の実施の形態に共通な電気ポット本体部および制御装置部分の構成と作用について説明する。
(電気ポット本体部の構成)
図1ないし図3には、後述する本願発明の各最良の実施の形態に共通な電気ポットの本体部および要部の構成が示されている。
すなわち、この電気ポットは、先ず図1および図2に示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1の上部側開口部を開閉する蓋体2と、上記内容器3を湯沸し時において加熱する加熱手段である湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を保温時において加熱する加熱手段である保温ヒータ4Bと、上記内容器3内の湯を外部へ注出するためのパイプ状の給湯通路(湯注出通路)5と、該給湯通路5の途中に設けられた湯注出流量計測用の流量センサ80と、AC電源が接続されている状態において上記給湯通路5を介して上記内容器3内の湯を外部に注出する電動式の給湯ポンプ6と、AC電源が接続されていない状態において上記給湯通路5を介して上記内容器3内の湯を外部に送り出すエア式の手動給湯ポンプ18とを備えて構成されている。
上記容器本体1は、外側面部を構成する合成樹脂製の筒状の外ケース7と、内側面部を構成する上記内容器3と、上記外ケース7と上記内容器3とを上部側で一体に結合固定する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面部を構成する合成樹脂製の皿状の底部材9とからなっている。
上記内容器3は、ステンレス製の有底円筒形状の内筒10と、同じくステンレス製の円筒形状の外筒11との間に真空断熱空間を設けた保温性能の高い真空二重壁構造の断熱構造体からなっており、その底部には、外周部を除いて上記内筒10の底面部のみにより構成された1枚板部3aが形成されている。該1枚板部3aは若干上方に高く突出して成形されていて、その下面側には、上記湯沸しヒータ4Aと保温ヒータ4B(例えば雲母板にワット数の異なる2組の発熱体を保持させたマイカヒータよりなる)が取り付けられている。
上記内容器3の上端部には、上記内筒10側の上端部を中心軸方向に向けて絞り加工したヒートキープ構造の小径の給水口3bが形成されている。また符号12は、上記内容器3の温度(換言すれば、内容器3内の湯の温度)を検出する湯温検出手段として作用する底センサ(湯温センサ)であり、例えばサーミスタよりなっている。さらに、符号13は上記内容器3の満水位WL2を表示する凸状の満水位表示部である。また、図1中のWL1は後述する給水表示および給水報知が行われる給水報知水位を示している。
上記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板15とからなっており、上記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して上下方向に開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
この蓋体2には、AC電源が接続されていない状態でも上記給湯通路5を介して外部への給湯が可能なように、手動押圧操作により圧縮作動されるエア式の手動給湯ポンプ18が配設されている。該手動給湯ポンプ18は、上記蓋体2の略中央部に形成された円筒部19内に配設されたベローズタイプのものとされており、押圧カバー20Aと押圧板20Bを介して蛇腹構造のベローズ20Cを下方に押圧操作することにより、ベローズ20C内の加圧空気20Dが空気吹込口を介して内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の吹き込み圧力によって内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出されるようになっている。また、20Eはベローズ20Cの上方への復元バネ、15Aは下板15側のベローズ支持板である。なお、符号21a〜21dは、下方から上方に向けて相互に連通した蓋体2の蒸気排出通路、22は同蒸気排出通路21a〜21dの蒸気導出部21a側途中に配設された転倒止水弁である。
上記蓋体2における下板15の下面には、金属製の内カバー部材23が固定されており、該内カバー部材23の外周縁には、上記蓋体2の閉蓋時において上記内容器3の給水口3bの上面に圧接される耐熱ラバー製のシールパッキン24が設けられている。符号59は、蓋開閉レバーである。
上記給湯通路5の上流端側である上記内容器3の下部位置には、上記内容器3側湯導入筒6a、給湯ポンプ側湯吸入口6bを介して例えば軸シール型の直流電動式の給湯ポンプ6が配設されており、この給湯通路5においては上記湯導入筒6aを介して湯吸込口6bより吸入された湯が当該電動式給湯ポンプ6のポンピング作用により、その吐出口6cから吐出され、同給湯通路5の透明パイプ構造の透明な直管部5bを経て、上記流量センサ80内の流量検出通路を通り、転倒止水弁側連結パイプ5cから外部への湯注出口5dに導かれるようになっている。
透明パイプ構造の直管部5bは、上記容器本体1前面部右側の外ケース7と内容器3との間にあって下方から上方に延びており、対応する外ケース7の前面壁7aには、シースルー構造の水位表示部(水位表示計)が設けられている。
一方、符号35は、後述する各種スイッチ類38〜43の操作面や液晶表示部49の液晶表示画面を備えた操作パネル部、51aは、マイコン制御部や以下に述べる各種スイッチ類、液晶部(駆動部)等を備えたマイコン基板、51は、液晶表示部49の支持部材、50は、上記電動式給湯ポンプ6の駆動回路や湯沸しヒータ4A、保温ヒータ4Bの加熱制御回路、安定化直流電源回路等を備えた電源基板である。
上記操作パネル部35には、そのON操作によって上記給湯ポンプ6の駆動モータ61に電源を入れて駆動する給湯スイッチ38、同給湯スイッチ38のON操作をタイマーロックし、ON操作によって同タイマーロック状態を解除する給湯ロック解除スイッチ39、再沸騰スイッチ40、保温選択スイッチ41、省エネコース/タイマースイッチ42、給湯報知量設定キー(ON,OFFスイッチ)43、給湯報知量設定時における給湯報知量設定用のアップ・ダウンキー43a(アップ),43b(ダウン)、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46、省エネコース表示用LED48、給水表示用LED47、液晶表示部49等が設けられている。
上記液晶表示部49には、例えば時刻/時間/湯温/作動状態、残水量、給湯報知量等兼用液晶表示画面部、保温設定温度表示部、まほうびん保温表示部などが設けられており、各種の便利な情報表示がなされるようになっている。
この電動給湯型の電気ポットは、例えば上記給湯スイッチ38を押し続ける限り、連続的に上記電動給湯ポンプ6を駆動して湯を注出できるようになっている。
そして、この給湯時に使用される上述の流量センサ80は、図1に示されるように例えば回転支軸81の外周に筒状のハブを介して螺旋状の回転スクリュー羽根82を遊嵌し、それらを給湯通路5の直管部5bの上端に嵌合筒を介して嵌合固定して構成されている。そして、上記回転スクリュー羽根82は、湯注出時の注出流量に応じて回転し、その回転数に対応した信号を検出流量として後述のマイコン制御部60に出力する。そして、この流量センサ80の出力は、使用量および後述する残水量の演算に使用される。
(制御装置部の構成)
次に図3は、上記構成の電気ポット本体における制御装置の制御回路部分の構成を示すブロック図である。
図3中、符号53は例えば平滑コンデンサおよび電源ICよりなり、マイコン制御部60および加熱制御部54、ポンプ電源部55等に直流電源を供給する直流安定化電源部、また54は湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4BのON,OFF制御用の加熱制御部、4A,4Bは上述した湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bよりなる加熱手段、38〜43は上述の給湯スイッチ他のスイッチ、6は上述の直流型の電動給湯ポンプである。
上記湯沸しヒータ4Aは、例えば上記マイコン制御部60から、上記加熱制御部54に湯沸しヒータON信号が出力されると、例えば図示しないトランジスタを介して電源リレーを作動させ、それに対応して電源スイッチがONになることにより、駆動される。
また、上記保温ヒータ4Bは、上記マイコン制御部60から、上記加熱制御部54に保温ヒータON信号が出力されると、例えば図示しないトランジスタがONになることにより、トライアックを駆動させて駆動される。
また、上記マイコン制御部60には、さらに音声報知手段70等の出力手段、液晶表示部49、再沸騰表示用LED44、保温動作表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46、給水表示用LED47、省エネコース表示用LED48等の各種LED表示部や給湯スイッチ38、再沸騰スイッチ40、保温選択スイッチ41、給湯ロック解除スイッチ39、省エネコース/タイマースイッチ42等の各種操作部や底センサ(サーミスタ)12、流量センサ80などの各種検知手段等が、各々図示しない入出力ポートを介して接続されている。
そして、以上の電気ポットでは、湯沸時又は再加熱時には上記湯沸しヒータ4Aを使用して高加熱出力で速やかに沸とう状態まで加熱した後に、ブザー音等音声による沸とう報知(湯沸し完了報知)を行って湯沸しヒータ4AをOFFにし、その後、保温工程に移行する。また、沸とう加熱時の沸とうデータ(温度勾配)は、その時の水量、残水量の判定に利用される。
(最良の実施の形態1)
先ず、図4は、上述のように構成された電気ポット本体に適用される本願発明を実施するための最良の実施の形態1に係るマニュアル方式の給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。
すなわち、該制御では、先ず最初にステップS1で上述の給湯報知量(給水報知水位WL1)を設定する給湯報知量設定キー43がON操作されたか否かを判定する。その結果、YESの時は、ステップS2に進んで現在設定されている給湯報知量を上述の液晶表示部49の液晶画面上に表示する(図2参照)。他方、NOの時は、同設定キー43のON操作確認動作(ステップS1)を繰り返す。
一方、上記ステップS2で現在の給湯報知量が表示された場合には、次にステップS3に進んで、同ステップS2の表示を行ってから例えば20秒が経過したか否かを判定する。その結果、YESの時は、再度ステップS1にリターンして、給湯報知量設定キー43のON操作の確認、その結果に対応してステップS2で現在の設定量の表示を行ない、改めてステップS3で上記同様に表示後20秒の経過を判定する。
ステップS3で、現在の設定量を表示してから未だ20秒が経過していないとしてNOと判定された場合には、さらにステップS4に進んで、その間に上述のアップキー43a又はダウンキー43bの何れかがON操作されたす否かを判定する。その結果、YESの場合には、ステップS5に進んで、例えば当該電気ポットの全量の内の少なくとも500mlから満量よりも1.0l少ない水量までの範囲において、例えば200ml毎に増大又は減少させることによってなされる。下限値を上記所定量以上の水量500mlとするのは、空炊き防止のためであり、上限を満量よりも−1.0lとするのは、標準的な家庭の湯使用量から見た実用性を考慮したものである。そして、このようにして現在の設定量を基準にして増減した結果は、逐次上記液晶表示部49の液晶画面上に数値で表示される。
次にステップS6に進み、同設定量の増減を行ない、ユーザーは、その結果としての新たな設定量が上記のように液晶表示されている画面を見て、それでOKであれば、同表示されている設定量を最終的な設定量として確定するが、その場合、先ずステップS6で上記増減操作を終了してから20秒の経過を判定し、同20秒が経過するまでの間に(ステップS6でNOの場合に)、ステップS7で上記給湯報知量設定キー43がON操作されたと判断された場合(ステップS7でYES)には、最終的にステップS8に進んで、同表示値を最終的な給湯報知設定量(給湯報知量設定水位WL1)と確定してメモリに入力更新する。
他方、上記20秒が経過するまでの間に給湯報知量設定キー43がON操作されなかった場合には、再度上述のステップS1にリターンして、以上の動作を順次繰り返す。
この結果、この最良の実施の形態1の構成では、操作パネル部35に設けられた上述の給湯報知量設定キー43とそれに対応するアップキー43aとダウンキー43bとを使用して、ユーザーが所望する給湯報知量を全く自由に選択して設定することができる。つまり、ユーザーは、目的や用途に応じて所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として自由に設定できるわけで、非常に使い勝手が良くなる。
もちろん、上述のようなマニュアル設定方式で、ユーザーが所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として設定できるようにした場合、もしもユーザーが同選択設定を行わなかったような場合に全く給水報知が行われないというのでは、折角の給水報知機能の意味がなくなる。そこで、そのような場合には、予じめメーカー側で標準設定している給湯報知量で、給湯報知がなされるようにする。そして、この標準給湯報知量も、もちろん上記空炊きの恐れをなくするために、上述の下限値500ml以上の値が使用される。
上述のようにマニュアル設定方式で、ユーザーが所望の水量レベルの残水量を給水報知のための基準残水量として設定できるようにした場合、もしもユーザーが何らの設定を行わなかったりすると、保温から再沸とうに切り換えられたような場合に空炊きの恐れが生じる。
したがって、そのようなユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、他の方法として湯沸しを行わせないようにすることも考えられる。
また以上のように沸とう時の温度上昇度合の変化(勾配)で残水量を行ない、給水報知を行うようにしたものの場合、例えば所定の温度(90℃)以上の湯が給水されたような場合に給水判定がなされず、給水報知が継続されてしまう問題もある。
このような場合、強制的に給水報知そのものをリセットすることがあるが、その場合にも一旦設定された基準残水量は、それ自体が強制的にリセット又は変更されない限り記憶状態を継続させる。
このようにすると、給水報知をリセットした後に、再度残水量の判定を行うことにより、該残水量判定結果に対応して、適切に給水報知を行わせることができる。
さらに以上の構成において、例えば上記所定の残水量(500ml)よりも少ない基準残水量の設定は、行えないようにしてもよい。
このように、例えば空炊きの恐れを考慮して、所定の残水量(500ml)よりも少ない基準残水量の設定は行えないようにしておくと、より確実に空炊きを防止することができる。
以上の結果、本願発明の電気ポットによると、給水報知レベルを自己の使用に便利なようにユーザーが自由に設定できる給水報知機能をもった電気ポットを安全かつ低コストに提供することが可能となる。
(最良の実施の形態2)
次に図5は、上述の図1〜図3のように構成された電気ポット本体に適用される本願発明を実施するための最良の実施の形態2に係る手動方式の給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。
すなわち、該制御では、先ず最初にステップS1で湯沸し時の沸とう温度データと流量センサによる揚水検知時間とから残水量を演算し、さらにステップS2で上述の液晶画面部分に現在設定されている給水報知量を例えば図2のように表示する。
そして、続いてステップS3で、上述の給水報知量設定キー43が押された否かを判定する。その結果、先ずYESの時は、ステップS4に進んで、それまでの上記表示されている設定給水量を新たに変更された給水報知量に設定し、メモリ値を更新するとともに、同更新がなされると続いてステップS5で同液晶画面上の設定表示量を新たな設定給水報知量に更新して表示する。
そして、実際の残水量が当該更新された新たな設定量以下になると、上述のような給水表示(給水表示用LED47点灯)および給水報知(音声報知手段作動)を行う(ステップS6)。そして、次にステップS9に進んで、それに対応して水の継ぎ足し(給水)がなされたか否かの判定動作を実行する。
一方、上記ステップS3の判定でNO、すなわち給水報知量設定キー43が押されなかった場合には、次にステップS7で、上記ステップS2で表されているそれまでの設定給水報知量を基準として残水量が給水報知レベル(WL1)まで低下しているか否かの判定を行ない、YESの時は続いてステップS8に進んで、上述のステップS6と同様の給水表示(給水表示用LED47点灯)および給水報知(音声報知手段70作動)を行う(ステップS6)。そして、次にステップS9に進んで、ユーザーによる水の継ぎ足し(給水)がなされたか否かの判定動作を実行する。
他方、上記ステップS7の判定でNO、すなわち実際の残水量が設定された給水報知量レベルまで低下していない時は、上述のステップS1にリターンして、ステップS1〜S3,S7の動作を繰り返す。
次に、水の継ぎ足しがなくステップS9の判定でNOと判定された時は、再度上述の給水報知量設定キー43が押された否かを判定し、YESの時は、上述のステップS4以下に戻って給水報知量を更新記憶、更新表示しながら、新たなレベルでの給水表示、給水報知を行う。他方、NOの時は、さらにステップS9の方に戻って水の継ぎ足しがなされるのを待つ。
そして、やがてステップS9でYESとなって、実際に水の継ぎ足しがなされたことが判定されると、ステップS11に進んで、新たに残水量の取り直しを行う(湯沸し時の温度データと流量センサの使用量)。また、それと同時にステップS12で、それまでの給水表示、給水報知動作をキャンセルする。
そして、最後にステップS13で、新たに取り直された残水量が設定給水報知量以下まで低下しているか否かを判定して、YESの時はステップS8以下に戻って、再度上述の場合同様の給水表示および給水報知を行う一方、NOの時は、ステップS14に進んで沸とう動作を完了させ、保温工程に進む。そして、以上の動作を繰り返す。
以上のような構成によると、上記最良の実施の形態1の場合と同様に、給水報知量設定キー43を使用して、所定の下限値および上限値の範囲内で任意に給水報知を行う判定基準残水量である給水報知量をユーザーが可変設定(更新)することができる。
そして、以後は、同更新された新しい給水報知量を基準として給水報知判定が行われる。
次に給水報知後、水の継ぎ足し(給水)があったか否かを判定し、適正な量の水の継ぎ足しがあれば、当該給水報知をキャンセルして、新たな残水量を判定し、改めて給水報知判定を繰り返す。従って、以上の場合、継ぎ足された水の量が、上記新たな給水報知量を超えない少量のものにしか過ぎなかった場合には、再度給水報知が行われる。
また、以上の場合、必要に応じて、上記一旦設定した給水報知量を取り消したい場合や、又は給水報知機能自体を解除したい場合には、例えば給水報知量設定キー43を所定時間以上押し続けると、同取消又は解除が可能になるようにすることができる。
また、取消し後の設定値は、自動的に予じめメーカー側で設定してある標準値(500ml)に戻るようになっている。したがって、もしもユーザーが何らの設定を行わなかったとしても給水報知が行われないことはなく、確実に給水報知機能が実現される。
(変形例)
なお、以上の最良の実施の形態1,2の構成では、設定又は更新された給水報知量を液晶表示部49の液晶画面上に数値表示するようにしたが、これは例えば図6〜図8の設定指標M2に示すように、本体前面側に設けられている水位表示計25の水位表示部M1の数値指標に対応させて上下方向(図7のU−D方向)に可動可能に表示する構成に変更してもよい。
このようにすると、非常に分かりやすくなる。
もちろん、さらに液晶表示部49の数値表示と組み合わせて同様の構成を採用するようにしてもよい。
(最良の実施の形態3)
さらに、図9は、上述の図1〜図3のように構成された電気ポット本体に適用される本願発明を実施するための最良の実施の形態3に係る手動方式の給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。
この最良の実施の形態3の構成では、上記実施の形態2の水位表示計25を、図6〜図8の上述のシースルー構造の水位計の構成に変えて、例えば図10に示すような多段階のデジタル的な区分表示を採用し、その区分レベル表示部M3の各レベルマークに対応して、給水報知量設定指標M4を上下動可能に表示させるようにしたことを特徴としている。
すなわち、該制御では、先ずステップS1で、湯沸しヒータ4AをONにして湯沸しを開始する。次にステップS2で、同湯沸し時の水量に応じた温度上昇度合の変化(勾配)に基いて水量検知を開始する。
その後、ステップS3に進み、例えば上述の給水報知量設定キー43がON操作されたか否かを判定する。そして、その結果、給水報知量設定キー43がON操作されたYESの場合には、ステップS5に進んで図10の給水報知量設定指標M4を仮想線で示すように上下方向に移動させる。
次に、ステップS6に進んで同移動後、例えば20秒以内に再び上記給水報知量設定キー43がON操作されたか否かを判定し、再びON操作されたYESの時は上記ステップS5に戻って新たに給水報知量設定指標M4を移動させる。他方、20秒経過しても同給水報知量設定キー43がON操作されなかった場合には、ステップS7に進んで給水報知設定量(設定水位WL1)を確定し、メモリ中に更新記憶させる。
そして、その上でステップS8に進み、その時の実際の内容器内の残水量と当該新たな設定量とを比較する。
一方、上記ステップS3の給水報知量設定キー43のON,OFF判定でNOと判定された時は、そのままステップS4に進んで内容器内の残水量を確定する。そして、その上でステップS8に進み、同確定した残水量が現在の又は新たな給水報知設定量以下まで低下しているか否かを判定する。
それらの結果、各々ステップS8の判定でYES判定されると、ステップS9で上述の各実施の形態の場合と同様の給水表示及び給水報知を行って、ユーザーに水の継ぎ足しを促す。そして、給水がなされると、湯沸しを続けてステップS10に進んで、沸とうを完了し、保温状態に移行させる。
一方、ステップS8でNOの残水量が十分な場合には、そのままステップS10に進んで、沸とうを完了し、保温工程に移行する。
そして、その後、何れの場合にも、ステップS11に進んで、改めて内容器内の実際の残水量を演算(湯沸し時の温度データによる水量検知量から使用による吐出量を減算)し、その上でステップS12に進む。
ステップS12では、新たな使用に際して再び上述の給水報知量設定キー43がON操作されたか否かを判定し、NOの場合には、そのままステップS16に進んで、それまでに設定されている給水報知設定量以下に実際の残水量が減少しているか否かを判定し、YESの場合には、上述と同様の給水表示及び給水報知を行う。
他方、ステップS12で給水報知量設定キー43がONのYESの場合には、ステップS13に進んで、図10の給水報知量設定指標M4を仮想線で示すように上下方向に移動させる。
そして、次にステップS14に進んで同移動後、例えば20秒以内に再び上記給水報知量設定キー43が再びON操作されたか否かを判定し、再びON操作されたYESの時は上記ステップS13に戻って新たに給水報知量設定指標M4を移動させる。他方、20秒経過しても同給水報知量設定キー43がON操作されなかった場合には、ステップS15に進んで給水報知設定量(設定水位)を確定し、メモリ中に更新記憶させる。
そして、その上でステップS16に進み、その時の実際の内容器内の残水量と当該新たな設定量とを比較し、実残水量が給水報知量以下まで低下しているか否かを判定する。
同判定でYES判定されると、ステップS17で上述の各実施の形態の場合と同様の給水表示及び給水報知を行って、ユーザーに水の継ぎ足しを促す。そして、給水がなされると、ふたたびステップS1にリターンして以上の動作を続ける。
本願発明の各実施の形態に共通な電気ポット本体部分の断面図である。 同ポット本体部分の平面図である。 同ポット本体部分の制御回路を示すブロック図である。 本願発明の最良の実施の形態1に係る電気ポットの給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の最良の実施の形態2に係る電気ポットの給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の最良の実施の形態3に係る電気ポットのポット本体部分の水量表示部の斜視図である。 同ポット本体部分の水量表示部の水量および給水報知量表示状態を示す拡大図である。 同ポット本体部分の水量表示部の給水報知量変更後の表示状態を示す拡大正面図である。 本願発明の最良の実施の形態3に係る電気ポットの給水報知量設定制御の内容を示すフローチャートである。 本願発明の最良の実施の形態4に係る電気ポットのポット本体部分の水量表示部の水量および給水報知量表示状態を示す拡大正面図である。
符号の説明
1:容器本体
2:蓋体
3:内容器
4A:湯沸しヒータ
4B:保温ヒータ
5:給湯通路
6:給湯ポンプ
7:外ケース
10:内筒
11:外筒
12:底センサ
18:手動給湯ポンプ
47:給水表示用LED
49:液晶表示部
60:マイコン制御部
80:流量センサ

Claims (6)

  1. 湯沸かし保温用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、上記内容器内の残水量を判定する残水量判定手段と、給水が必要になったことを報知する給水報知手段と、上記残水量判定手段により判定された残水量が、所定の残水量以下の時に上記給水報知手段を作動させる給水報知制御手段と、該給水報知制御手段が上記給水報知手段を作動させる上記基準残水量を設定する基準残水量設定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記基準残水量設定手段は、マニュアル操作可能な設定操作手段を備え、当該ユーザーの判断に基いて、手動により所望の基準残水量が設定されるようになっていることを特徴とする電気ポット。
  2. ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、予じめメーカー側で設定してある標準的な残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようになっていることを特徴とする請求項1記載の電気ポット。
  3. ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、設定可能な上下基準残水量の内の下限側基準残水量を基準残水量として給水報知判定がなされるようになっていることを特徴とする請求項1記載の電気ポット。
  4. ユーザーにより基準残水量が設定されていない時には、湯沸しを行わないようになっていることを特徴とする請求項1記載の電気ポット。
  5. 一旦設定された基準残水量は、強制的にリセット又は変更されない限り記憶状態が継続されるようになっていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電気ポット。
  6. 所定の残水量よりも少ない基準残水量の設定は、行えないようになっていることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電気ポット。
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