JP2005123856A - 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】1の符号化データによって、主画像に説明文やマスクパターンなどの副画像を付加して表示することも、主画像だけを表示することもできるようにする。
【解決手段】重畳的併合処理手段110は、主画像の符号化データ120と副画像の符号化データ121を重畳的に併合した符号化データ122を生成する。この重畳的符号化データ122は、主画像が完全に保存されており、それを復号すると主画像及び副画像がそれぞれ再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生される構成の符号化データである。分離処理手段123の分離処理により、重畳的併合符号化データ122は主画像符号化データ120と副画像符号化データ121とに分離できる。領域置換と異なり、副画像のサイズ、形状、再生位置(併合位置)は任意に設定可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理に係り、より詳しくは、符号レベルでの画像処理に関する。
画像を表示する際に、画像中に名前、日付、説明文、ロゴマースなどを付加したり、画像の特定部分をマスキングしたい場合がある。
このような情報を付加したりマスキングを施した画像の符号化データを得る方法として、元の画像の一部領域を、別の画像で置換してから符号化する方法(画像レベルでの領域置換)と、元の画像を領域分割して領域毎に符号化し、その一部領域の符号データを、別の画像の符号データで置換する方法(符号レベルでの領域置換)とが知られている。後者の方法に関連した公知文献としては、例えば特許文献1,2などがある。
特開2003−78767号公報 特開2001−8039号公報
上に述べたような画像レベル又は符号レベルでの領域置換により得られた符号化データには、元の画像の置換対象領域の情報は保存されていないため、編集前の元の画像を再現することができない。例えば、マスキングを外して元の画像を確認したいような場合があるが、それは不可能である。同様に、付加された説明文などのない元の画像を再生することも不可能である。
画像レベルで領域置換を行う方法では、元の画像と、その一部領域と置換される領域画像のいずれも画像データ(画素値データ)とを必要である。それぞれの画像を符号化データとして用意した場合には、その復号処理を行った後に置換処理を行い、その後に再符号化処理が必要となり、処理負担が大きい。また、非可逆な符号化データの場合には、復号・再符号化の過程で画像の品質が劣化する。
符号列レベルで領域置換を行う方法では、置換される領域画像と、元の画像の置換領域のサイズ、形状、位置を整合させる必要がある。サイズ、形状、位置が不整合であると、符号化データより再生される画像が乱れたり、全体サイズが増加するなどの不都合がある。換言すれば、置換する領域画像のサイズ、形状、位置が制限される。
よって、本発明の目的は、画像に名前、日付、説明文、ロゴなどを付加したりマスキングを施したりした符号化データの生成に関する前述のような問題点を解決できる画像処理システム及び画像処理方法を提供することにある。
請求項1の発明は、主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データを入力され、それら符号化データを重畳的に併合した符号化データを生成する重畳的併合処理手段とを有し、前記重畳的併合処理手段により生成される重畳的併合符号化データは、主画像が保存されており、それを復号した場合に、主画像及び副画像がそれぞれ再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生される構成の符号化データであることを特徴とする画像処理システムである。
請求項2の発明は、符号列が領域単位で分割された画像の符号化データより、選択した領域単位の符号列からなる符号化データを生成する手段を有し、該手段により生成された符号化データが副画像の符号化データとして前記重畳的併合処理手段に入力されることを特徴とする請求項1の発明の画像処理システムである。
請求項3の発明は、符号列が階層化された画像の符号化データより、選択した階層の符号列からなる符号化データを生成する手段をさらに有し、該手段により生成された符号化データが副画像の符号化データとして前記重畳的併合処理手段に入力されることを特徴とする請求項1の発明の画像処理システムである。
請求項4の発明は、主画像の併合領域を設定する手段をさらに有し、前記重畳的併合符号化データを復号した場合、前記設定された併合領域に副画像が重畳的に再生されることを特徴とする請求項1,2又は3の発明の画像処理システムである。
請求項5の発明は、主画像の併合領域を設定する手段をさらに有し、前記副画像の符号化データは前記併合領域を設定する手段により設定された併合領域に応じて選択された領域単位又は階層の符号列からなり、前記重畳的併合符号化データを復号した場合、前記設定された併合領域に副画像が重畳的に再生されることを特徴とする請求項2又は3の発明の画像処理システムである。
請求項6の発明は、前記併合領域を設定する手段は、主画像の特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて併合領域を設定することを特徴とする請求項4又は5の発明の画像処理システムである。
請求項7の発明は、主画像の空白領域と推定される領域が併合領域として設定されることを特徴とする請求項6の発明の画像処理システムである。
請求項8の発明は、主画像の注目領域と推定される領域が併合領域として設定されることを特徴とする請求項6の発明の画像処理システムである。
請求項9の発明は、前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データを、主画像の符号化データと副画像の併合データとに分離する分離処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の発明の画像処理システムである。
請求項10の発明は、前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データより、副画像の併合位置を変更した別の重畳的併合符号化データを生成する位置変更処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の発明の画像処理システムである。
請求項11の発明は、前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データより、副画像の符号化データを削除し、別の副画像の符号化データを重畳的に併合した別の重畳的併合符号化データを生成する併合変更処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の発明の画像処理システムである。
請求項12の発明は、サーバと、クライアントと、サーバ・クライアント間インターフェースとからなり、
前記サーバにおいて主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データが重畳的に併合された重畳的併合データが生成され、該重畳的併合符号化データが前記サーバ・クライアント間インターフェースを介し前記クライアントへ転送され、
前記クライアントにおいて重畳的併合データの生成に関連する指示がユーザにより入力され、該ユーザによる指示の内容が前記サーバ・クライアント間インターフェースを介し前記サーバへ転送される、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項の発明の画像処理システムである。
請求項13の発明は、前記クライアントは、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データを主画像の符号化データと副画像の符号化データとに分離する分離処理手段、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データの副画像の併合位置を変更した別の重畳的併合符号化データを生成する位置変更処理手段、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データより併合されている副画像の符号化データを削除し、前記サーバより転送された別の副画像の符号化データを重畳的に併合した別の重畳的併合符号化データを生成する併合変更処理手段のうちの少なくとも1つをさらに有することを特徴とする請求項12の発明の画像処理システムである。
請求項14の発明は、主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データを重畳的に併合した符号化データを生成する重畳的併合処理を含み、
前記重畳的併合処理により生成される符号化データは、主画像が保存されており、それを復号した場合に、主画像及び副画像がそれぞれ再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生される構成の符号化データであることを特徴とする画像処理方法である。
請求項15の発明は、符号列が領域単位で分割された画像の符号化データより、選択した領域単位の符号列からなる符号化データを生成する処理をさらに含み、該処理により生成された符号化データが前記重畳的併合処理で副画像の符号化データとして処理されることを特徴とする請求項14の発明の画像処理方法である。
請求項16の発明は、符号列が階層化された画像の符号化データより、選択した階層の符号列からなる符号化データを生成する処理をさらに含み、該処理により生成された符号化データが前記重畳的併合処理で副画像の符号化データとして処理されることを特徴とする請求項14の発明の画像処理方法である。
請求項17の発明は、主画像の併合領域を設定する処理をさらに含み、該処理により設定された併合領域に応じて選択された領域単位又は階層の符号列からなる副画像の符号化データが生成されることを特徴とする請求項15又は16の発明の画像処理方法である。
請求項18の発明は、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理システムの機能を1又は複数のコンピュータにより実現するプログラムである。
請求項19の発明は、請求項14乃至17のいずれか1項の発明の画像処理方法の処理をコンピュータにより実行するプログラムである。
請求項20の発明は、請求項18又は19の発明のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体である。
請求項1乃至17の発明によれば、主画像と副画像の符号化データを重畳的に併合した符号化データを復号することにより、主画像を名前、日付、説明文、ロゴマースなどを付加し、あるいは特定部分をマスキングした状態で表示させることができる。領域置換と異なり、重畳的併合符号化データには主画像が完全に保存されているため、重畳的併合符号化データに対する分離処理(請求項9,13)により、主画像のみを表示させることも副画像のみを表示させることも可能となる。また、副画像は主画像に併合されるものであって、副画像で主画像の一部領域を置換するものではないから、副画像のサイズ、形状は任意であり、領域置換の場合のような副画像のサイズ、形状を整合させるための面倒な処理を必要とせず、また、副画像の併合位置(再生位置)も任意に設定可能である。また、重畳的併合符号化データに対する位置変更処理(請求項10,13)により、副画像の再生位置を容易に変更することができる。また、重畳的併合符号化データに対する併合変更処理(請求項11,13)により、主画像に別の説明などを付加し、あるいは別の部分をマスキングした状態で表示させることができる。また、例えばテキスト画像や特定のパターン画像の領域分割された符号化データに基づいて、必要な領域の符号列からなる副画像の符号化データを生成することにより、必要な文字やパターンを主画像に付加して表示させることができる(請求項2,15)。また、例えばテキスト画像や特定のパターン画像の階層化された符号化データに基づいて、必要な階層の符号列からなる副画像の符号化データを生成することにより、主画像に付加される文字やパターンを必要な解像度もしくはサイズで表示させることができる(請求項3,16)。主画像の併合領域を任意に設定することにより、主画像の任意の領域において説明文などを表示させたりマスキングをかけることができる(請求項4,17)。また、設定された併合領域に表示される副画像の内容(説明分の文字数など)やサイズもしくは解像度を、設定された併合領域のサイズに応じて自動的に調整することができる(請求項5)。説明文やマスクパターンなどを表示させる適切な併合領域を主画像の特徴に基づき自動的に設定することができる(請求項6,7,8)、等々の効果を得られる。また、請求項18乃至20の発明によれば、コンピュータを利用して容易に請求項1乃至17の発明を実施することができる。
本発明に係る画像処理システムは、図1に示すようなサーバ・クライアント構成をとることができる。図1において、1はサーバ、2はクライアント、3はサーバ・クライアント間インターフェースである。典型的には、サーバ1で後述するような符号化データの符号レベルでの重畳的併合処理が行われ、生成された重畳的併合符号化データはサーバ・クライアント間インターフェース3を介してクライアント2へ転送され、クライアント2において重畳的併合符号化データの復号処理、再生された画像の表示などが行われる。また、クライアント2のユーザインターフェースを利用し、重畳的併合符号化データの生成などに関連する指示が入力され、その指示の内容がサーバ1へ転送される。また、クライアント2には、後述するように、重畳的併合符号化データに対し符号レベルで編集を加えるための処理手段を備えることもできる。
このような画像処理システムは1又は複数のコンピュータ上でプログラムにより実現し得る。例えば、サーバ1及びクライアント2は1つのコンピュータ上でプログラムによりそれぞれ実現され、サーバ・クライアント間インターフェース3はコンピュータ内のシステムバスやメモリを介してサーバ・クライアント間の情報交換を行う。あるいは、サーバ1とクライアント2はそれぞれ別個のコンピュータ上で動作するプログラムにより実現され、サーバ・クライアント間インターフェース3は、コンピュータ間の接続ケーブルやネットワークを介してサーバ・クライアント間の情報交換を行う。
以下、図1の如きサーバ・クライアント構成の画像処理システムに関して、本発明の実施の形態について、より具体的に説明する。ただし、本発明に係る画像処理システムは、サーバ・クライアント構成に限定されるわけではなく、また、単一の装置として実現することもネットワークに接続された複数の装置の集合として実現することも可能である。
図2乃至図15を参照して説明する。図2乃至図6は本発明の画像処理システムにおける機能的構成を説明するためのブロック図である。図7乃至図9は重畳的併合処理の応用例を説明するための図である。図10乃至図13は重畳的併合処理又は分離処理の説明図である。図14及び図15は処理説明用のフローチャートである。
まず、図10乃至図13により、重畳的併合処理と、その逆の処理である分離処理の概要を説明する。
図10は重畳的併合処理の例を説明のための図である。本発明では、主画像の符号化データに副画像の符号化データが重畳的に併合されるが、(a)は副画像(例えば日時、名前などのテキスト画像)の符号化データ(コードストリーム)の模式図、(b)は主画像の符号化データの模式図である。(c)は重畳的併合後の符号化データの模式図であり、主画像符号化データ中の符号列の後に副画像符号化データの符号列が追加されている。通常、符号化データのヘッダには符号列の符号長が記載されるが、重畳的併合処理により符号列の符号長が増加するのでヘッダの符号長は書き換えられる。
ここで重畳的併合処理とは、処理後の符号化データに主画像が保存されており、それを復号した場合に、主画像と副画像の両方が再生され、かつ、副画像が主画像に対して重畳的に再生されるような符号レベルの併合処理である。副画像が主画像に対して重畳的に再生されるとは、主画像内に副画像が重なった形で再生されるということである。なお、副画像を主画像の上に重ねた形で表示させることも、主画像の下(裏)に副画像を重ねた形で表示させることも容易に可能である。このように、本発明の重畳的併合処理では、主画像も副画像も再生可能であって、主画像の特定部分の符号列を副画像の符号列で置き換える処理とも、主画像の特定部分を副画像で置き換えてから符号化する処理とも異なる。なお、重畳的併合処理後の符号化データに(例えばヘッダに)、副画像の再生位置(併合位置)を任意に指定するための位置指定データを設定可能である。
このような重畳的併合処理のフローの概略を図14に示す。副画像の符号化データ中の符号列を、副画像の再生位置(併合位置)を考慮して、主画像の符号化データ中の符号列に追加し(ステップS1)、符号長を計算し(ステップS2)、計算した符号長によりヘッダを書き換える(ステップS3)、という手順で重畳的併合処理を行うことができる。
図11は、重畳的併合処理後の符号化データの分離処理の例を説明するためのものであり、(a)は重畳的併合処理後の符号化データ(図10(c)相当)の模式図である。分離処理により、重畳的併合処理後の符号化データから副画像の符号列が削除され、(b)に模式的に示すような主画像の符号化データが生成されるとともに、副画像の符号列にヘッダなどを付加した(c)に示すような副画像符号化データが生成される。分離処理後の符号化データのヘッダの符号長は書き換えられることは勿論である。
本発明の重畳的併合処理では、主画像の符号列と副画像の符号列の両方が完全に保存されるため、このような分離処理が可能である。また、主画像の符号化データに複数の副画像の符号化データを重畳的に併合した符号化データ(図12参照)では、主画像の符号化データ、それぞれの副画像の符号化データを分離できるとともに、主画像と一部の副画像の重畳的併合符号化データを生成することも可能である。かかる処理は本発明の重畳的併合処理した符号化データでのみ可能なのであって、符号レベル又は画像レベルでの置換を行った符号化データでは不可能であることは明らかである。
このような分離処理の概略を図15に示す。重畳的併合処理後の符号化データより副画像の符号列を削除した主画像の符号化データを生成し、また、削除した副画像の符号列からなる副画像の符号化データを生成する(ステップS11)。そして、各符号化データの符号長を計算し(ステップS12)、各符号化データのヘッダに書き込む(ステップS13)、という手順で分離処理を行うことができる。
図10の例では主画像符号化データに1つの副画像符号化データが重畳的に併合されたが、複数の副画像の符号化データを重畳的に併合することもできる。図12はその例を示すもので、(a)と(b)はそれぞれ副画像の符号化データであり、(c)は主画像の符号化データである。これら符号化データが重畳的併合された符号化データを(d)に模式的に示す。
(d)の符号化データを分離処理することにより、主画像の符号化データと各副画像の符号化データを生成できるほか、主画像符号化データと1つの副画像符号化データを重畳的に併合した符号化データ(この例では2つの符号化データ)を生成することができることは明らかであろう。ただし、これら全ての符号化データを必ずしも生成するという訳ではなく、必要な符号化データのみ選択的に生成することも可能である。
図13は重畳的併合処理の別の例を説明するものである。この例では、(d)に示すように主画像は4つの領域A,B,C,Dに分割され、各領域毎に符号化されるものとする。(b)は主画像の符号化データの模式図であり、その符号列は領域A,B,C,D毎に区分されている。(a)は、領域Aに対応する副画像の符号化データの模式図である。重畳的符号処理により、主画像の符号化データ中の符号列の後に副画像の符号化データの符号列が追加され、(c)に模式的に示すような符号化データが生成される。この符号化データを復号すると、主画像と副画像の両方が再生され、副画像は主画像の領域Aに重畳的に再生される。なお、主画像が見えるように表示させることも、副画像が見えるように表示させることも可能である。
上に述べた重畳的併合処理の応用例を図7乃至図9に示す。図7の(a)は主画像に日時を表す副画像を重畳的に併合した例、(b)は主画像に、その被写体である人物の名前を表す副画像を重畳的に併合した例、(c)は主画像に矢印マークを表す副画像を重畳的に併合した例である。(a)の例では、実時間を表す副画像の符号化データを生成することができるならば、主画像上に実時間を重畳的に表示させることができる。
また、図8の(a)は主画像に、その一部をマスキングするための副画像を重畳的に併合した例、(b)は主画像に、その説明文(字幕)を表す副画像を重畳的に併合させた例である。(c)は主画像に、緊急情報を表す副画像を重畳的に併合させた例である。
紙原稿をスキャナーで読み込んだ画像には、例えば図9に示すようにパンチ穴の影aや原稿端の影bのようなノイズが生じやすい。このような画像を主画像とし、ノイズをマスキングするための画像(白画像)を副画像として重畳的併合処理を行うことにより、ノイズを副画像で隠すことができる。
図2は、主画像100と副画像101より、その符号化データを生成し、それらを重畳的に併合した符号化データ111を生成するための機能的構成を説明するためのブロック図である。
図2において、102は主画像100を入力としてその符号化データを生成する符号化処理手段であり、107は副画像101を入力としてその符号化データを生成する符号化処理手段である。110は主画像符号化データと副画像符号化データの重畳的併合処理を行って符号化データ111を生成する重畳的併合処理手段である。これら各手段は、画像処理システムのサーバ1に含まれる。
符号化処理手段102,107の符号化アルゴリズムは基本的には任意である。ここに示す例では、符号化処理手段102はJPEG2000の符号化アルゴリズムに従うもので、ウェーブレット変換手段103、量子化手段104、エントロピー符号化手段105及び符号形成手段106から構成されている。JPEG2000については後述する。また、副画像101としてテキスト画像のような二値画像を想定しており、副画像用符号化処理手段107はエントロピー符号化手段108と符号形成手段109とからなる単純な構成である。
このように、主画像と副画像の種類もしくは性質の違いを考慮し、それぞれに適した異なった符号化アルゴリズムを使用することにより、効率的な符号化処理が可能である。かかる構成では、主画像符号化データと副画像符号化データは異なった構造となるが、これは重畳的併合処理に格別の支障とはならない。なお、符号化処理手段102,107を同一の構成にしてもよく、また、主画像と副画像の符号化処理に共通の符号化処理手段を用いる構成としてもよい。
サーバ1で生成された重畳的併合符号化データは、サーバ・クライアント間インターフェース3を介してクライアント2へ転送される。図2には示されていないが、クライアント2には、符号化データを復号する復号処理手段と、これにより復号された画像を表示する手段が備えられる。このことは図3乃至図6においても同様である。重畳的併合符号化データを復号することにより、主画像と副画像の両方が再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生されることは前述の通りである。そして、前述のように、副画像を主画像の上に表示させることも、主画像の下に表示させることも可能である。
図3に示すように、画像処理システムのクライアント2に、前記分離処理のための分離手段123を備えることができる。サーバ1において、主画像の符号化データ120と副画像の符号化データ121を重畳的併合処理手段110に入力し、重畳的併合処理した符号化データ122をサーバ・クライアント間インターフェース3によりクライアント2へ転送する。クライアント2においては、重畳的併合符号化データ122をそのまま復号し再生することもできるが、ユーザ・インターフェースを利用しユーザが指示することにより、分離処理手段123で符号化データ122を主画像符号化データ120と副画像符号化データ121とに分離させ、それを任意に選択して復号させ、その画像を表示させることができる。
図4に示すように、画像処理システムのクライアント3に、副画像の再生位置(併合位置)を変更するための位置変更処理手段133を備えることができる。サーバ1において、主画像の符号化データ130と副画像の符号化データ131を重畳的併合処理手段110に入力し、重畳的併合処理した符号化データ132をサーバ・クライアント間インターフェース3によりクライアント2へ転送する。クライアント2においては、受信した符号化データ132をそのまま復号することもできるが、ユーザ・インターフェースを利用して指示することにより、位置変更処理手段133で符号化データ132内の副画像の位置指定情報を書き換えることにより、副画像の再生位置(併合位置)を変更した符号化データ134を生成させ、その復号、表示を行わせることができる。
図5に示すように、クライアント3に併合変更処理手段145を備えることができる。サーバ1において、重畳的併合処理手段119により主画像の符号化データ140と副画像の符号化データ141を重畳的併合処理した符号化データ142が生成され、この符号化データ143がクライアント2へ転送される。クライアント2においては、ユーザ・インターフェースを利用して指示することにより、サーバ1から別の副画像の符号化データ142を転送させ、併合変更処理手段145で、符号化データ143より副画像符号化データ141の符号列を削除した後、副画像符号化データ142を重畳的に併合した符号化データ146を生成させることができる。この際、必要な符号長の書き換えなどが行われることは当然である。
ユーザは、クライアント側のユーザ・インターフェースを通じて、重畳的併合処理の対象となる主画像と副画像の指定や、副画像の併合位置(再生位置)の指定などを行うことができる。図6はその一例を示している。ユーザは、クライアント側のユーザ・インターフェースに含まれる指示入力手段152により、サーバ側の重畳的併合処理手段110に対し重畳的併合の対象となる主画像と副画像を指定し、また、副画像の併合位置(再生位置)を指定することができ、また、クライアント側の分離処理手段123などに対し処理内容を指定することができる。指定された主画像符号化データ150と副画像符号化データ151を重畳的併合処理した符号化データ153がクライアント側へ転送される。そして、既に述べたように、分離処理手段123は、ユーザから分離処理を指示された場合には、符号データ153に対して分離処理を行い、ユーザからの指示に従って主画像符号化データ150又は副画像符号化データ151を不図示の復号処理手段により復号させ、その画像を表示させる。分離処理が指示されない場合には、重畳併合された符号化データ153が不図示の復号処理手段により復号され、その画像が表示さる。
なお、図6に示すように、主画像の符号化データ150は複数の領域(例えばJPEG2000のタイル領域)に分割されていてもよい。この場合、図13で説明したように、主画像の特定領域に副画像を重畳的に併合することができる。
図16乃至図20を参照し説明する。図16は画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。図17乃至図19は重畳的併合処理の説明図である。図20は処理説明用のフローチャートである。
まず、図17乃至図19により、重畳的併合処理について説明する。
図17において、(a)は主画像の符号化データ(コードストリーム)である。(b)は、符号列が複数の領域単位に分割された符号化データである。この符号化データがJPEG2000のフォーマットの符号化データである場合、領域単位としてタイル、プレシンクト又はコードブロックを選択できる(後述のJPEG2000の説明を参照)。
本発明においては、(b)に示した符号化データの選択した領域単位の符号列のみからなる符号化データを副画像の符号化データとして、主画像の符号化データとの重畳的併合処理を行うことができる。例えば、(b)に示した符号化データの2つの領域単位のみの符号列からなる副画像の符号化データにより重畳的併合処理を行うと、(c)に模式的に示すような構造の符号化データが生成される。この符号化データのヘッダに記述されている符号長などが書き換えられることは前述の通りである。
このような重畳的併合処理の具体例を図18により説明する。図18の(a)は、「2003年8月20日」という文字列からなるテキスト画像の符号化データであり、符号列は1文字を領域単位として区分されている。この画像の「8月20日」という文字列の符号列のみからなる副画像の符号化データを生成し、それと主画像の符号化データの重畳的併合処理を行うことにより、(b)に模式的に示すような重畳的併合符号化データが生成される。
図18で説明したような副画像符号化データの生成と重畳的併合の処理は、例えば図20に示すような手順により行うことができる。まず、テキスト画像の符号化データを指定する(ステップS21)。このテキスト画像の符号化データより、併合したい領域単位(文字)の符号列を選択する(ステップS22)。選択した符号列の併合位置(再生位置)を、ユーザ指定により、あるいは自動的に設定する(ステップS23)。そして、選択された文字の符号列が設定された併合位置となるように構成した副画像の符号化データを生成する(ステップS24)。最後に、この符号化データを主画像の符号化データに重畳的に併合する(ステップS25)。
図19は重畳的併合処理の別の例を説明するものである。(a)は主画像の符号化データである。(b)はサブバンド単位の符号列が階層の高いほうから順に並べられた階層構造の符号化データである(例えばJPEG2000の符号化データは、このような符号構造をとることができる)。このような符号化データの、2LLサブバンドの符号列のみからなる副画像の符号化データ、2LL〜2HHサブバンドの符号列からなる副画像の符号化データ、2LL〜1HHサブバンドの符号列からなる副画像の符号化データを生成し、それを主画像の符号化データに重畳的に併合すると、(c),(d),(e)に示すような重畳的併合符号化データが生成される。なお、(c)の符号化データを復号すると副画像は最も低い解像度で再生され、(d)の符号化データを復号すると副画像は1レベル高い解像度で再生され、(e)の符号化データを復号すると副画像は最も高い解像度で再生されることになる。
符号列が図17に示すように領域単位に分割され、かつ、各領域単位の符号列が図19に示すようなサブバンド毎の符号列に分割されている符号化データの場合には、領域単位かつ階層単位もしくはサブバンド単位で選択した符号列からなる副画像の符号化データを生成し、それを主画像の符号化データに重畳的に併合することも可能であることは明らかである。このような構造の符号化データとして例えばJPEG2000の符号化データがある。
図16は、図17乃至図19に関連して説明したような副画像符号化データの生成と重畳的併合を行うための機能的構成を説明するブロック図である。図中の各手段はサーバ側に備えられるものである。
図16において、200は主画像であり、符号化処理手段102により符号化処理されることにより、その符号化データが生成される。
併合領域設定手段205は、副画像が重畳的に併合される主画像中の領域を設定する手段である。この領域設定は、クライアント側の指示入力手段152により入力されるユーザ指示に従って行うことができる。このユーザ指示は、例えば、クライアント側のユーザ・インターフェースを利用し、予め決められた複数の領域の中から1以上の領域を選択する方法であったり、主画像が矩形領域で区切られている場合に、1以上の矩形領域を選択する方法であったりする。
また、併合領域設定手段205において、主画像200の解析、あるいは、ウェーブレット変換手段103により生成されるLLサブバンド係数の解析により画像特徴(エッジ成分など)を抽出し、それに基づいて併合領域を自動的に設定することもできる。例えば、副画像によって主画像のノイズ部分をマスキングしたいような場合には、ノイズ部分と推定される領域を併合領域として設定することができる。再生された副画像によって主画像の注目領域が隠れないように併合領域を設定したい場合には、主画像の空白領域や情報の少ない領域と推定される領域を併合領域に設定することができる。逆に、主画像の注目領域に副画像を再生させたい場合には、主画像の注目領域(例えば、肌色などの特定色の領域、情報の多い領域など)を併合領域に設定することができる。
図16において、201は、例えば、図18の(a)に示したテキスト画像の符号化データのような、符号列が領域単位に分割された符号化データである。符号列選択手段206は、クライアント側の指示入力手段152より入力されるユーザ指示に従って、あるいは、併合領域設定手段205で設定された併合領域のサイズなどに応じて、符号化データ201より領域単位で符号列を選択する手段である。また、符号化データ201が図19(b)に示すような階層構造である場合には、符号列選択手段206は、ユーザからの指示に従って、あるいは、併合領域設定手段205で設定された併合領域のサイズなどに応じて、階層もしくはサブバンド単位で符号列を選択することできる。また、符号化データ201の符号列が、図17に示すように領域単位に符号列が分割され、かつ、各領域の符号列が図19に示すような階層構造である場合には、符号列選択手段206は、領域単位で符号列を選択し、かつ、選択した符号列の特定の階層もしくはサブバンドの符号列のみを選択することができる。
このように、図16に示す機能的構成によれは、例えば予め用意したテキスト画像や特定のパターン画像の必要な文字やパターンを主画像に付加して表示させたり、それら文字やパターンを必要な解像度もしくはサイズで表示させることができる。主画像の併合領域を任意に設定することにより、主画像の任意の領域において説明文などを表示させたりマスキングをかけることができる。また、設定された併合領域に表示される副画像の内容(説明分の文字数など)やサイズもしくは解像度を、設定された併合領域のサイズに応じて自動的に調整することができる。そして、説明文やマスクパターンなどを表示させる適切な併合領域を主画像の特徴に基づき自動的に設定することができる。
副画像符号化データ生成手段207では、符号列選択手段206により選択された符号列を内容とし、それら符号列に対応する画像が併合領域設定手段205により設定された領域に重畳的に併合されるような副画像符号化データを作成する手段である。この手段により生成された副画像符号化データと、符号化処理手段102により生成された主画像符号化データは、重畳的併合処理手段110によって重畳的に併合される。併合後の符号化データ203はクライアントへ転送される。クライアント側の処理は、図2乃至図6に関連して述べた通りであるので説明を繰り返さないが、符号化データを復号した場合、併合領域設定手段205により設定された主画像の併合領域に、副画像が重畳的に再生されることになる。
以上、本発明に係る画像処理システムに関して説明したが、それはまた本発明の画像処理方法の説明でもあることは明らかである。また、既に述べたように、本発明の画像処理システムは1又は複数のコンピュータを利用して1又は複数のプログラムにより実現することができる。本発明の画像処理方法も同様である。そのようなプログラムも本発明に包含される。また、そのようなプログラムが記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶素子などの、コンピュータが読み取り可能な各種情報記録(記憶)媒体も本発明に包含される。
[JPEG2000の概要]
ここで、実施の形態に関連して言及したJPEG2000の概要について説明する。図21に、JPEG2000の符号化処理の典型的なフローを示す。
例えばRGBの3コンポ−ネントで構成されるカラー画像を符号化する場合、各コンポーネントは重複しない矩形領域(タイル)に分割され、各コンポーネントの各タイル毎に処理が行われる。タイルのサイズはユーザにより指定可能であり、タイルサイズを画像サイズと一致させることも可能である。
各タイル毎に、DCレベルシフトと輝度・色差コンポ−ネントへの色変換がなされる。ただし、DCレベルシフト及び色変換は必須ではない。各コンポーネントの各タイル毎にウェーブレット変換(離散ウェーブレット変換)が行われる。ウェーブレット変換のデコンポジションレベル数(ウェーブレット変換の適用回数、階層数)はユーザにより指定可能である。
ウェーブレット係数は、サブバンド毎に、(9×7ウェーブレット変換が用いられる場合には線形量子化された後に)エントロピー符号化されるが、通常、圧縮効率を高めるため、ウェーブレット係数はビットプレーンに分解され、ビットプレーンを単位としたエントロピー符号化(ビットプレーン符号化)が行われる。正確には、ビットプレーンは3つのサブビットプレーンに細分化されて符号化(サブビットプレーン符号化)される。
そして、得られた符号の中から不要な符号がトランケート(破棄)され、必要な符号がまとめられてパケットが生成される。最後に、パケットが所定の順序に並べられ、また必要なタグ又はタグ情報が付加されることにより、所定のフォーマットのコードストリーム(符号化データ)が形成される。
符号化時のエントロピー符号化、パケット生成、符号形成についてさらに説明する。図22に画像、タイル、サブバンド、プリシンクト、コードブロックの関係を示す。ここではタイルサイズと画像サイズが同一(タイル分割数=1)とされている。また、ウェーブレット変換のデコンポジションレベル数は3であり、サブバンドとして、デコンポジションレベル1の1LH,1HL,1HHの各サブバンド、デコンポジションレベル2の2LH,2HL,2HHの各サブバンド、デコンポジションレベル3の3LL,3LH,3HL,3HHの各サブバンドがある。
プリシンクトとは、サブバンドを(ユーザが指定可能なサイズの)矩形に分割したもので、画像中の大まかな場所を表すものである。HL,LH,HHの各サブバンドを分割したプリシンクトについては、各サブバンドの対応位置のプリシンクト(合計3個)がひとまとまりとして扱われる。ただし、LLサブバンドを分割したプリシンクトは、1つでひとまとまりとして扱われる。プリシンクトはサブバンドと同じサイズにすることもできる。プリシンクトを(ユーザが指定可能なサイズの)矩形に分割したものが、コードブロックである。サブバンドの係数はコードブロック毎に符号化される。プリシンクトに含まれる全てのコードブロックから、符号の一部を取り出して集めたもの(例えば、全てのコードブロックのMSBから3枚目までのビットプレーンの符号を集めたもの)がパケットである。
図23に、JPEG2000のコードストリーム(符号化データ)の構造を示す。コードストリームの先頭及び各タイル部の先頭にはメインヘッダ(Main Header)及びタイルパートヘッダ(Tile-part Header)と呼ばれるタグ情報がそれぞれ付加され、その後に各タイルの符号列すなわちパケット列が所望のプログレッション順序で並べられる。そして、コードストリームの終端に終了タグ(End
of codestream)が置かれる。
復号化処理は符号化処理と丁度逆の処理である。コードストリームは各コンポーネントの各タイルのコードストリームに分解され、エントロピー復号によりウェーブレット係数に戻される。ウェーブレット係数は、符号化時に量子化されている場合には逆量子化された後、逆ウェーブレット変換が施されて画素値に戻される。符号化時にDCレベルシフトと色変換が適用された場合には、逆ウェーブレット変換後の画素値に逆色変換と逆DCレベルシフトが適用され、元のRGBの画素値に戻される。
このようなJPEG2000は、符号レベルでの多様な編集機能(パーサ機能)を備えている。このパーサ機能により、前述の符号レベルでの重畳的併合処理、分離処理、位置変更処理、併合変更処理、領域単位又は階層単位の符号列の選択と副画像符号化データ生成処理などを容易に行うことができる。したがって、JPEG2000は、本発明に最適な符号化方式の一つである。
なお、主画像、副画像の符号化データは、モーション静止画方式の動画の符号化データであってもよい。そのような動画の符号化データとして、例えば、JPEG2000の拡張方式であるMotion−JPEG2000による動画の符号化データがある。その各フレームは、静止画像として、独立にJPEG2000の符号化アルゴリズムにより符号化されているので、JPEG2000の静止画像の符号化データと同様に扱うことができる。
サーバ・クライアント構成の画像処理システムの説明図である。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 重畳的併合処理の応用例の説明図である。 重畳的併合処理の応用例の説明図である。 重畳的併合処理の応用例の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 処理説明用のフローチャートである。 処理説明用のフローチャートである。 画像処理システムの機能的構成を説明するためのブロック図である。 重畳的併合処理の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 重畳的併合処理の説明図である。 処理説明用のフローチャートである。 JPEG2000の符号化処理フローの説明図である。 タイル、プレシンクト、コードブロックの説明図である。 コードストリームの説明図である。
符号の説明
1 サーバ
2 クライアント
3 サーバ・クライアント間インターフェース
102 符号化処理手段
107 符号化処理手段
110 重畳的併合処理手段
123 分離処理手段
133 位置変更処理手段
145 併合変更処理手段
152 指示入力手段
205 併合領域設定手段
206 符号列選択手段
207 副画像符号化データ生成手段

Claims (20)

  1. 主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データを入力され、それら符号化データを重畳的に併合した符号化データを生成する重畳的併合処理手段とを有し、
    前記重畳的併合処理手段により生成される重畳的併合符号化データは、主画像が保存されており、それを復号した場合に、主画像及び副画像がそれぞれ再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生される構成の符号化データであることを特徴とする画像処理システム。
  2. 符号列が領域単位で分割された画像の符号化データより、選択した領域単位の符号列からなる符号化データを生成する手段を有し、該手段により生成された符号化データが副画像の符号化データとして前記重畳的併合処理手段に入力されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 符号列が階層化された画像の符号化データより、選択した階層の符号列からなる符号化データを生成する手段をさらに有し、該手段により生成された符号化データが副画像の符号化データとして前記重畳的併合処理手段に入力されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  4. 主画像の併合領域を設定する手段をさらに有し、前記重畳的併合符号化データを復号した場合、前記設定された併合領域に副画像が重畳的に再生されることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の画像処理システム。
  5. 主画像の併合領域を設定する手段をさらに有し、前記副画像の符号化データは前記併合領域を設定する手段により設定された併合領域に応じて選択された領域単位又は階層の符号列からなり、前記重畳的併合符号化データを復号した場合、前記設定された併合領域に副画像が重畳的に再生されることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理システム。
  6. 前記併合領域を設定する手段は、主画像の特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて併合領域を設定することを特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理システム。
  7. 主画像の空白領域と推定される領域が併合領域として設定されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 主画像の注目領域と推定される領域が併合領域として設定されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  9. 前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データを、主画像の符号化データと副画像の併合データとに分離する分離処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  10. 前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データより、副画像の併合位置を変更した別の重畳的併合符号化データを生成する位置変更処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  11. 前記重畳的併合処理手段により生成された重畳的併合符号化データより、副画像の符号化データを削除し、別の副画像の符号化データを重畳的に併合した別の重畳的併合符号化データを生成する併合変更処理手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  12. サーバと、クライアントと、サーバ・クライアント間インターフェースとからなり、
    前記サーバにおいて主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データが重畳的に併合された重畳的併合データが生成され、該重畳的併合符号化データが前記サーバ・クライアント間インターフェースを介し前記クライアントへ転送され、
    前記クライアントにおいて重畳的併合データの生成に関連する指示がユーザにより入力され、該ユーザによる指示の内容が前記サーバ・クライアント間インターフェースを介し前記サーバへ転送される、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  13. 前記クライアントは、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データを主画像の符号化データと副画像の符号化データとに分離する分離処理手段、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データの副画像の併合位置を変更した別の重畳的併合符号化データを生成する位置変更処理手段、前記サーバより転送された重畳的併合符号化データより併合されている副画像の符号化データを削除し、前記サーバより転送された別の副画像の符号化データを重畳的に併合した別の重畳的併合符号化データを生成する併合変更処理手段のうちの少なくとも1つをさらに有することを特徴とする請求項12に記載の画像処理システム。
  14. 主画像の符号化データと1以上の副画像の符号化データを重畳的に併合した符号化データを生成する重畳的併合処理を含み、
    前記重畳的併合処理により生成される符号化データは、主画像が保存されており、それ復号した場合に、主画像及び副画像がそれぞれ再生され、かつ、副画像が主画像に対し重畳的に再生される構成の符号化データであることを特徴とする画像処理方法。
  15. 符号列が領域単位で分割された画像の符号化データより、選択した領域単位の符号列からなる符号化データを生成する処理をさらに含み、該処理により生成された符号化データが前記重畳的併合処理で副画像の符号化データとして処理されることを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 符号列が階層化された画像の符号化データより、選択した階層の符号列からなる符号化データを生成する処理をさらに含み、該処理により生成された符号化データが前記重畳的併合処理で副画像の符号化データとして処理されることを特徴とする請求項14に記載の画像処理方法。
  17. 主画像の併合領域を設定する処理をさらに含み、該処理により設定された併合領域に応じて選択された領域単位又は階層の符号列からなる副画像の符号化データが生成されることを特徴とする請求項15又は16に記載の画像処理方法。
  18. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像処理システムの機能を1又は複数のコンピュータにより実現するプログラム。
  19. 請求項14乃至17のいずれか1項に記載の画像処理方法の処理をコンピュータにより実行するプログラム。
  20. 請求項18又は19に記載のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
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