JPH09182067A - 画像符号化/復号化装置 - Google Patents

画像符号化/復号化装置

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JPH09182067A
JPH09182067A JP17040096A JP17040096A JPH09182067A JP H09182067 A JPH09182067 A JP H09182067A JP 17040096 A JP17040096 A JP 17040096A JP 17040096 A JP17040096 A JP 17040096A JP H09182067 A JPH09182067 A JP H09182067A
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JP17040096A
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Takeshi Nagai
剛 永井
Kenji Datake
健志 駄竹
Takeshi Nakajo
健 中條
Yoshihiro Kikuchi
義浩 菊池
Toshiaki Watanabe
敏明 渡邊
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤りにより情報が失われた場合でも早期に回復
可能で、かつ周期リフレッシュや誤り訂正ほどの符号量
の増加がない画像符号化装置を提供する。 【解決手段】符号化器101により入力画像信号131
を符号化して基本符号列132として出力すると共に、
この基本符号列132を符号列遅延器102で所定時間
遅延させて付加符号列133として出力し、符号列合成
器103で基本符号列132に付加符号列133を合成
して出力符号列134として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を少ない情報
量に圧縮符号化し、また圧縮符号化により得られた符号
列を復号して画像を再生する画像符号化/復号化装置に
係り、特に無線伝送路のような誤りが生じやすい媒体を
介して符号化画像を伝送/蓄積する場合でも誤り耐性が
強く高品質に伝送/蓄積を行なうことができる画像符号
化/復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TV電話、TV会議システム、携帯情報
端末、ディジタルビデオディスクシステムおよびディジ
タルTV放送システムのような画像を伝送したり蓄積す
るシステムにおいて、伝送または蓄積のために画像を少
ない情報量に圧縮符号化する技術として、動き補償、離
散コサイン変換、サブバンド符号化およびピラミッド符
号化等の方式や、これらを組み合わせた方式など様々な
方式が開発されている。また、動画像の圧縮符号化の国
際標準方式としてISO・MPEG1,MPEG2,I
TU−T・H.261,H.262が規定されている。
これらはいずれも動き補償適応予測と離散コサイン変換
を組み合わせた圧縮符号化方式であり、文献1(安田浩
編著、“マルチメディア符号化の国際標準”、丸善、平
成3年6月)等に詳細が述べられている。
【0003】図29に、従来の動画像符号化装置の例と
して動き補償適応予測と離散コサイン変換を用いた符号
化装置の基本構成を示す。入力画像信号1231は、領
域分割器1201で予め定められた複数の領域に分割さ
れた後、まず動き補償適応予測が行われる。すなわち、
動き補償適応予測器1202において入力画像信号12
31とフレームメモリ1203中に蓄えられている既に
符号化および局部復号化が行われた前フレームの参照画
像信号との間の動きベクトルが検出され、この動きベク
トルを用いて参照画像信号に対して動き補償が行われる
ことにより予測信号1233が作成される。ただし、動
き補償適応予測器1202では、動き補償予測と入力画
像信号1231をそのまま符号化に用いるフレーム内符
号化(予測信号=0)のうち、好適な方の予測モードが
選択され、その予測モードに対応する予測信号1233
が出力される。
【0004】次に、減算器1204において入力画像信
号1231から予測信号1233が減算され、予測残差
信号1234が出力される。予測残差信号1234は、
離散コサイン変換器1205において一定の大きさのブ
ロック単位で離散コサイン変換(DCT)が行われる。
この離散コサイン変換により得られたDCT係数は、量
子化器12012で量子化される。量子化器1206で
量子化されたDCT係数は二分岐され、一方において可
変長符号化器1213で符号化された後、多重化器12
09において可変長符号化器1214で符号化された動
きベクトル情報と多重化されて符号列として出力され、
他方において逆量子化器1210で逆量子化された後、
さらに逆離散コサイン変換器1211で逆離散コサイン
変換(逆DCT)される。逆離散コサイン変換器121
1からの出力は加算器1212で適応予測信号1233
と加算されて局部復号信号となり、フレームメモリ12
03に参照画像信号として記憶される。
【0005】図30は、図29の動画像符号化装置に対
応する動画像復号化装置の基本構成を示す図である。動
画像符号化装置から伝送/蓄積された符号列は、逆多重
化器1319において量子化されたDCT係数と動きベ
クトル情報に分離される。量子化されたDCT係数情報
は可変長復号化器1320、逆量子化器1310、逆離
散コサイン変換器1311を経て予測誤差信号となる。
動きベクトル情報は可変長復号化器1321で復号され
た後、動き補償予測器1302に入力される。動き補償
予測器1302では動きベクトルを用いてフレームメモ
リ1303内の前フレームの参照画像信号に動き補償が
行われ、予測信号が生成される。次に、加算器1312
において予測誤差信号と予測信号が加算され、画像信号
が再生される。再生された画像信号は、装置外へ出力さ
れると共にフレームメモリ1303に参照画像信号とし
て記憶される。
【0006】しかし、このような従来の動画像符号化/
復号化装置には、以下のような問題がある。
【0007】無線通信路等の誤りが混入する可能性のあ
る通信路では、上記のような符号化を行っただけでは、
誤りが生じた場合に復号画像品質が著しく劣化する。特
に、同期信号、モード情報および動きベクトルといった
信号が誤った場合の画質劣化は著しい。
【0008】また、動画像符号化では前述した通り、動
き補償適応予測符号化が頻繁に用いられるが、この動き
補償適応予測符号化ではフレーム間の差分のみを符号化
するため、誤りが生じるとそのフレームが誤るだけでは
なく、誤った画像がフレームメモリに蓄えられ、その誤
った画像を用いて予測画像を作成し、残差が加えられる
こととなる。そのため、これ以降のフレームが正しく復
号されたとしても、フレーム間差分を用いずフレーム内
のみで符号化されているモード(イントラモード)で情
報が送られてくるか、徐々に誤りの影響が減衰して元に
戻るかのどちらか以外、それ以降のフレームも正しい復
号画像は得られなくなる。
【0009】図31は、この様子を図示したものであ
る。この例は黒い円が動いていく様子を示しており、通
常は次フレームの円を表す残差信号(残差信号の黒い円
で表してあるもの)と、前フレームの円を消すための残
差信号(残差信号の点線の円で表してあるもの)が含ま
れたものがフレーム間差分信号として出てくる。ここで
は、簡略化のため動き補償はせず、MV(動きベクト
ル)=0としてフレーム間差分をとっている。
【0010】ここで、誤りにより1フレーム分情報が失
われたとすると、2番目のフレームは全く復号されず、
例えば1番目のフレームのまま出力される。3番目のフ
レームでは、2番目のフレームに加えて始めて正しく復
号できる残差を1番目のフレームに加えてしまい、全く
別の画像となってしまう。これ以降、誤った画像に残差
を加えていくため、基本的に誤りが消えず正しい復号画
像を再生することは出来なくなる。
【0011】この問題点を解決するため、従来では一定
周期毎にイントラモードで符号化するリフレッシュと呼
ばれる手法が通常用いられる。この場合、イントラモー
ドで符号化すると符号量が増加して誤りのない時の画質
を著しく低下させてしまうため、画面全体を一度にリフ
レッシュするのではなく、1フレームに数マクロブロッ
クずつリフレッシュする周期リフレッシュ等の方法が通
常用いられる。しかしながら、この周期リフレッシュで
は符号量の増加は抑えられる反面、正常な状態に回復す
るまでに長い時間がかかるという問題が起こる。
【0012】他の誤り対策としては、誤り訂正符号の利
用があるが、これではランダムに生じる誤りは訂正出来
ても、バースト的に連続して数百ビットといった誤りが
生じるような場合には対処が難しく、たとえ対処できた
としても、やはりかなりの冗長度を必要とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
符号化、特に動画像符号化では誤りによる情報の消失が
大きな画質劣化の要因となる。また、誤りにより消失し
た情報を回復する従来の周期リフレッシュ等の方式で
は、符号化効率を考えると回復までに長い時間を要し、
回復に要する時間を短縮しようとすると符号量が増加し
て効率を悪くするといった問題点があった。
【0014】本発明は、誤りにより情報が失われた場合
でも早期に回復可能で、かつリフレッシュや誤り訂正ほ
どの符号量の増加がない画像符号化/復号化装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像符号化
装置は、入力画像信号を符号化して基本符号列を出力す
る符号化手段と、基本符号列を所定時間遅延させて付加
符号列として出力する符号列遅延手段と、基本符号列に
付加符号列を合成して出力する符号列合成手段とを具備
したことを特徴とする。
【0016】また、この画像符号化装置に対応する画像
復号化装置は、入力符号列を基本符号列と基本符号列を
遅延させた付加符号列とに分離する符号列分離手段と、
基本符号列または付加符号列を復号して復号データを出
力する復号手段と、復号データから復号手段で基本符号
列が復号可能か復号不可能かを判定する誤り判定手段
と、判定手段により復号手段で基本符号列が復号可能と
判定された場合は基本符号列を復号手段に入力し、復号
不可能と判定された場合は付加符号列を復号手段に入力
する符号列切替手段とを具備したことを特徴とする。
【0017】このように本発明においては、入力画像信
号を符号化して得られた符号列が基本符号列として出力
された後、この基本符号列と基本的に同じ付加符号列が
所定時間後に再度出力されることにより、最初に出力し
た基本符号列の情報が伝送/蓄積の過程で誤りによって
破壊された場合でも、所定時間後に出力される付加符号
列の情報で補われ、正しく復号が行われる。
【0018】また、本発明では画像符号化装置において
付加符号列として最初に出力した基本符号列と全く同じ
符号列をそのまま出力するのではなく、重要な情報のみ
を選択するなどして符号量を削減すべく簡略化した付加
符号列を出力してもよい。画像復号化装置では、付加符
号列のうちの符号量を削減すべく簡略化した部分を補間
する補間手段を有し、基本符号列が復号不可能と判定さ
れた場合は補間後の付加符号列を復号するようにする。
このようにすることにより、誤り無しの場合の復号画像
の品質を著しく低下させることなく、誤り耐性がより向
上する。
【0019】さらに、本発明では画像符号化装置におい
て付加符号列に同期信号を付加して付加符号列のみで一
つのフレームを構成してもよい。この場合、画像復号化
装置では付加符号列に付加された同期信号により基本符
号列と付加符号列との判別を行い、この判別結果に基づ
いて入力符号列を基本符号列と付加符号列とに分離す
る。このようにすると、画像復号化装置では同期信号の
検出のみで基本符号列か付加符号列かを判別できるの
で、構成が容易になる。また、このように付加符号列に
も同期信号を付加すると、同期信号の総数が増加するこ
とになるため、同期回復の機会が増加する。
【0020】また、本発明では付加符号列を得るための
符号列簡略化を際に、基本符号列のうち相対的に重要度
の高い重要情報のみを選択し、その選択された重要情報
の符号列を変換して出力してもよい。この場合、重要情
報の符号列変換に重要情報に対して最適化された、基本
符号列の生成時に使用した符号表と異なる符号表を用い
れば、符号列の冗長度を削減し、符号化レートを高くと
ることができる。また、基本符号列の生成時に使用した
符号表と同じ符号表を用いて重要情報を変換すれば、復
号時には同じ復号器を用いて基本符号列と付加符号列を
復号でき、回路の冗長度が削減される。
【0021】さらに、符号化時の符号量に関する情報
や、動きベクトルその他の誤り耐性に関する情報に基づ
いて、基本符号列から付加符号列を生成する際の簡略化
方式を制御することにより、符号化に適合した付加符号
列を生成することができる。
【0022】一方、画像復号化装置では、入力された符
号列が基本符号列か付加符号列かの判定を行い、これら
の符号列のうち正しく復号された方の復号値を出力とし
て利用することにより、一方の符号列に生じた誤りを回
復することができる。
【0023】また、基本符号列か付加符号列の判定や基
本符号列に対応した付加符号列の判定は、入力符号列の
フレームの時間的位置を示す情報により行う。さらに、
誤りを許容して判定を行うことによって誤判定を減少さ
せ、正しく復号できる確率を高くしている。
【0024】さらに、画像の小領域単位に基本符号列と
付加符号列の復号値を選択することで、より多くの正し
い復号値を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。
【0026】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る画像符号化装置のブロック図である。
入力画像信号131は符号化器101において符号化さ
れ、符号列(これを基本符号列という)132として出
力される。この基本符号列132はそのまま符号列合成
器103に入力されると共に、メモリを用いた符号列遅
延器102に入力され、ここで一定時間記憶保持された
後、出力される。
【0027】すなわち、符号列遅延器102では一定時
間経過後、保持していた過去の符号列(これを付加符号
列という)133を出力する。この付加符号列133
も、符号列合成器103に入力される。符号列合成器1
03では、符号化器から出力された基本符号列132と
符号列遅延器102から出力された付加符号列133を
合成し、出力符号列134として出力する。
【0028】図2は、従来方式(a)と本実施形態によ
る出力符号列(b)(c)の構成を示した図である。符
号列合成器103での符号列の合成の方法には様々な方
法があるが、ここでは例として二種類の方式を示してい
る。また、図中のPSC(Picture Synchronization Cod
e)は、同期信号を表している。
【0029】図2(b)で提案方式1として例示するも
のは、最初に符号列遅延器102を介さずに出力される
基本符号列132の直後に、符号列遅延器102から出
力されたこれと全く同じ付加符号列133を再度出力す
る方式である。この提案方式1では、一つのフレームの
中に同じ符号列の情報が二度含まれているため、片方の
符号列の情報に誤りが生じた場合にも、他方の符号列の
情報を利用することで復号側で正しく復号することがで
きる。
【0030】ただし、符号列に可変長符号を用いている
場合には、一度誤りが生じると符号の切れ目が分からな
くなり、それ以後全く正しく復号できない同期外れとい
われる状態になってしまうことがある。よって提案方式
1を可変長符号を利用しているシステムに使用すると、
先頭の基本符号列に誤りが生じた場合その後に続く付加
符号列も正しく復号できないことになってしまうので、
本方式は固定長の符号を用いたシステム、または逆方向
にも復号可能な符号列の構成を用いた場合に有効であ
る。
【0031】また、全く同じ符号列を二度並べることか
ら、一つの同期区間(同期信号から同期信号まで)のビ
ット数を求め、それを二等分することでも各々の符号列
を分離することはできる。ただし、同期信号が失われた
時や疑似同期信号が生じた場合などでは正しい同期区間
の符号量が求められず誤動作することに注意する必要が
ある。
【0032】次に、図2(c)に示す提案方式2は通常
の可変長符号を用いた場合でも利用できる方式である。
この方式は、入力画像信号の第nフレームを符号化した
符号列を基本符号列とし、入力画像信号の第n−1フレ
ームを符号化した符号列を付加符号列として一つのフレ
ームに合成するものである。この方式では前述の提案方
式1と異なり、第n+1番目の同期区間の中に第nフレ
ームを符号化した符号列を付加符号列として再度出力し
ている。これにより第n番目の同期区間で誤りが生じた
情報が失われた場合でも、同じ情報が次の第n+1番目
の同期区間に存在し、それを用いることによって正しく
復号することができる。
【0033】この提案方式2では、次の同期区間に二度
目の符号列を合成することから、誤りが生じても次の同
期信号を一緒に破壊しない限り次の同期区間まで誤りが
及ぶことはなく、提案方式1のような可変長符号の同期
外れの問題を特に考慮する必要はない。ただし、誤り時
に正しく復号できるのが次の同期区間の信号を復号して
からになるため、復号器の構成法によっては復号画像信
号の出力するタイミングが本来のものより遅くなる。
【0034】次に、本実施形態に係る画像復号化装置に
ついて説明する。図3は、図1に示した画像符号化装置
に対応する本実施形態の画像復号化装置の構成を示すブ
ロック図である。図1の画像符号化装置から出力され、
図示しない伝送系または蓄積系を介して入力される入力
符号列436は、付加符列分離器406により基本符号
列と付加符号列に分離される。通常は切替器407で基
本符号列432が選択され、復号器408に入力され
る。
【0035】復号器408は、基本符号列432を復号
すると共に、その復号状態を示す復号状態信号439を
誤り検出器409へ出力する。誤り検出器409では、
復号状態信号439から入力符号列436に誤りがない
か、そして復号器408の復号結果に誤りがないかどう
か等を調べ、誤りの有無を示す誤り検出信号440を復
号器408に出力する。復号器408は、誤り検出信号
440から誤りがある場合は基本符号列432の復号結
果を復号画像信号437として出力し、誤りがある場合
は復号結果を出力しない。
【0036】また、誤り検出器409はさらに切替器制
御信号438を切替器407に出力し、誤りがある場合
は切替器407を切替えて付加符号列433を選択さ
せ、これを復号器408へ入力させる。この場合、復号
器408は付加符号列433を復号し、誤り検出器40
9で誤りが検出されなければその復号結果を基本符号列
423の復号結果に代えて復号画像信号437として出
力する。
【0037】なお、基本符号列432および付加符号列
433の両方が誤った場合には、復号器408で一つ前
のフレームをそのまま出力するなどの処理を行えばよ
い。
【0038】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。なお、以降の実施形態において第1の実施形態を
示した図1および図3と同一名称が記載されたブロック
は、第1の実施形態で説明した通りの機能を有するもの
とする。
【0039】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係る画像符号化装置のブロック図である。
第1の実施形態との相違点は、入力画像信号131を符
号化器201により符号化して得られた基本符号列23
2を符号列簡略化器204において符号量を削減するた
めに簡略化した符号列235に変換してから、符号列遅
延器202に入力する点である。簡略化符号列235は
符号列遅延器202により一定時間遅延されて付加符号
列233となり、符号列合成器202において基本符号
列232と合成され、出力符号列234として出力され
る。
【0040】符号列簡略化器204は、結果的に付加符
号列233の符号量を削減するためのものであるから、
その位置は図4のように符号列遅延器202の前でなく
ともよく、符号列遅延器202の後でもよい。
【0041】本実施形態によると、付加符号列233の
符号量が基本符号列232のそれより少ないため、従来
法に対して少ない符号量の増加で第1の実施形態と同程
度の誤り耐性を実現できる。また、符号量の増加が少な
いことから、第1の実施形態よりも誤りが少ない場合、
より高画質な復号画像を得ることができる。
【0042】一方、誤り時に基本符号列232が破壊さ
れ、付加符号列233の方で復号を行うと、付加符号列
233を簡略化して情報量を削減していることから、復
号結果にある程度の歪みが残る場合がある。しかし、符
号列の簡略化方法を工夫することで、歪みが視覚的にほ
とんど問題にならない程度にすることができる。以下に
その方式について具体例を説明する。
【0043】まず第1の簡略化方式は、基本符号列23
2(符号化情報)の中で重要な情報のみを選択する方式
である。基本符号列232は、前述したようにモード情
報、動きベクトル、予測残差信号といった性質の異なる
信号から構成されている。符号列簡略化器204では、
基本符号列232を構成するこれらの信号のうち重要度
の高い信号のみを選択して簡略化符号列235として出
力し、符号列遅延器202は簡略化符号列235を遅延
して付加符号列233を出力する。
【0044】例えば、図5(a)に示す通常の符号列の
例を考えてみる。図29、図30で説明したように、動
き補償適応予測符号化を用いた画像符号化/復号化装置
の場合、最初のステップとして動き補償による予測信号
の作成があり、次のステップで予測信号に予測残差信号
を加算することになる。この場合、復号化装置では予測
信号まで作成できればある程度の復号画像信号が得られ
ることから、動き補償による予測信号が作成できるレベ
ルの情報のみに限定して簡略化符号列235すなわち付
加符号列233を構成する。また、INTRA(イント
ラ)モードのブロックは予測信号では表現できないた
め、INTRAモードのブロックの直流成分(DC)を
付加符号列233に加えることで、INTRAモードに
も対応させるようにする。このように付加符号列233
を構成し、基本符号列232と合成することで、効率良
く誤り耐性能力を強化することができる。
【0045】図5(b)(c)に示す提案方式1’、
2’は、それぞれ第1の実施形態で説明した図2(b)
(c)の提案方式1、2に対応する符号列の構成を示し
たものである。図中の各ブロックの右下に表記してある
n−1、n、及びn+1はその情報が何番目のフレーム
に相当する情報であるかを示している。
【0046】次に、第2の簡略化方式について説明をす
る。上述した第1の簡略化方式は、低ビットレートでの
符号化時には効果的であるが、高いビットレートの場
合、予測信号だけ再生しても元の画像とかなりの相違が
ある場合が多い。そこで、ある程度の予測残差信号も付
加符号列233の中に組み込む必要がある。その場合、
予測残差信号のレベルの大きなブロックのみを選択した
り、離散コサイン変換により得られたDCT係数の低域
に近い成分、すなわちDCT係数を表す図6の斜線で示
した係数に相当する成分を選択して出力することで符号
量の増加を抑えることができる。
【0047】上述した第2の簡略化方式では、単純に信
号を選択するだけでは符号量が目的としている量まで減
少しない場合もある。その場合の対処法として、以下に
第3の簡略化方式を示す。第3の簡略化方式では、上記
のように信号を選択した後そのまま簡略化符号列235
として出力するのではなく、精度を落してから簡略化符
号列235として出力する。例えば、半画素単位の動き
ベクトルを整数画素単位の動きベクトルに再量子化し、
これを簡略化符号列235として出力する。
【0048】また、予測残差信号も簡略化符号列235
として出力する方は、通常の量子化幅よりも大きな量子
化幅で再量子化して出力することで、符号量を第1およ
び第2の簡略化方式に比べて少なくすることができる。
再量子化は、DCTした係数のレベルや、動き補償まで
戻って新しく大きな量子化幅で量子化する方が精度が良
いが、処理に時間がかかるため、量子化された値を半分
にするなどしてさらに量子化するといった方式をとるこ
ともできる。
【0049】次に、本実施形態に係る画像復号化装置に
ついて説明する。図7は、図4に示した画像符号化装置
に対応する本実施形態の画像復号化装置の構成を示すブ
ロック図である。各部の基本的動作は、図3に示した第
1の実施形態の画像復号化装置と同様であるため、相違
点のみを以下に述べる。
【0050】本実施形態が第1の実施形態と相違する点
は、誤り時に復号器508からの復号状態信号439に
基づく誤り検出器509からの切替器制御信号538で
第1の切替器507を付加符号列533側に切替えた
後、付加符号列533を復号器508に直接入力するの
ではなく、一旦付加符号列補間器510に入力する点で
ある。この付加符号列補間器510では、前述した第1
〜第3の簡略化方式により簡略化された符号列533を
復号器508で復号できるように、欠けている情報を付
け加えたり、再量子化等で変形した情報を元に戻す等の
処理を行う。
【0051】もし、画像符号化装置の方でそのまま復号
器508に入力しても構わない符号列構成としている場
合は、この付加符号列補間器510を設ける必要なく、
図3に示した第1の実施形態と同様の画像復号化装置で
復号できる。例えば、予測残差信号を省く場合、モード
情報を書き換えて予測残差のないモードに予め設定して
おき、付加符号列を構成すればよい。
【0052】また、付加符号列533が簡略化されてい
る場合、画像復号化装置において付加符号列のみで基本
符号列を置き換えて復号してしまうと、簡略化されてい
る分だけ復号画像の品質が誤り無しの時の復号画像の品
質に比べ劣化する。そこで、第1の実施形態の画像復号
化装置と同様に、基本符号列を第2の切替器511を介
して復号器508に入力して復号した際、正しく復号さ
れた信号はそのまま復号画像信号537として出力し、
誤りによって失われた情報のみ付加符号列を復号器50
8で復号した信号を復号画像信号537として出力する
処理を行う。このようにすれば、付加符号列を簡略化す
ることで失われた情報の影響を少なく抑えることができ
る。
【0053】(第3の実施形態)図8は、本発明の第3
の実施形態に係る画像符号化装置のブロック図である。
本実施形態は、同期信号付加器305を新たに加えたこ
とが特徴である。ここでは図1に示した第1の実施形態
を基本にして同期信号付加器305を加えた構成を示し
ているが、図4に示した符号列簡略化器を有する第2の
実施形態を基本にした構成も実現できる。
【0054】第1および第2の実施形態との相違点は、
符号列遅延器302を介して付加符号列333を出力す
る際、同期信号付加器305において付加符号列333
に同期信号を付加する点である。この方式の利点は、同
期信号の付加により付加符号列333のみで一つの同期
区間を構成しているため、基本符号列332から付加符
号列333が独立し、他の同期区間で生じた誤りが付加
符号列333に及ばないことである。また、付加符号列
333で生じた誤りは、この中で閉じたものとなるの
で、他の同期区間に影響を及ぼさない。よって、第1お
よび第2の実施形態に比較して誤りの影響が少なく、誤
り耐性能力がさらに強化される。
【0055】また、画像復号化装置で付加符号列を分離
する際、同期区間単位で処理することができ、分離が容
易になる。ただし、読み込んだ一同期区間の情報が基本
符号列に相当するものか、または付加符号列に相当する
ものかを判別する情報が必要になる。その判別方法とし
て、ここでは以下に二通りの方法を挙げる。
【0056】まず、第1の判別方法は同期信号で基本符
号列と付加符号列を判別する方法である。すなわち、同
期信号として基本符号列と付加符号列とで異なったもの
を用意し、使い分けることで判別する。第2の判別方法
は、基本符号列と付加符号列に同期信号には同じものを
用い、その後のヘッダ情報で基本符号列と付加符号列を
判別する方法である。
【0057】これら第1および第2の判別方法を比較す
ると、符号化の効率という点では第1の判別方法のよう
に同期信号を二つ用意する方が良い場合が多いが、同期
信号は他の符号と全く一致しないものを選ぶ必要があ
る。このように新しくもう一つの同期信号を作成するよ
り、同期信号を一つにしておき、その後ろのヘッダ情報
で区別する第2の判別方法の方が容易に実現できる。
【0058】しかし、ヘッダ情報までを含んで同期信号
と解釈するならば、長い同期信号で区別していることと
なり、これら第1および第2の判別方法は本質的には同
じこととなる。よって、本実施形態における符号列の構
成を示す図9では、同期信号が2つある場合のみを示し
てある。図9において、図中の各ブロックの右下に表記
してあるn、及びn+1は、図8と同様その情報が何番
目のフレームに相当する情報かを示している。
【0059】次に、本実施形態に係る画像復号化装置に
ついて説明する。図10は、図8に示した画像符号化装
置に対応する本実施形態の画像復号化装置の構成を示す
ブロック図である。図1および図4に示した第1および
第2の実施形態における画像復号化装置との相違点は、
入力符号列636から基本符号列と付加符号列を分離し
て出力するための付加符号列分離器606に同期信号判
定器612を有し、この同期信号判定器612によって
入力符号列636が基本符号列か付加符号列かの判別を
行い、これに基づいて基本符号列632と付加符号列6
33を分離して出力する切替器613を制御する点であ
る。
【0060】その他の構成、すなわち基本符号列632
と付加符号列633を復号器608に切り替えて入力す
る切替器607と復号器608および誤り検出器609
は、第1および第2の実施形態における画像復号化装置
と同様である。
【0061】また、本実施形態でも第2の実施形態の画
像復号化装置で示した基本符号列の正しく復号できた部
分を用い、誤りにより復号できなかった部分のみを付加
符号列の復号によって得られた情報で置き換える処理を
行うことにより、復号画像の品質を上げることができ
る。
【0062】さらに、本実施形態において基本符号列中
の予測残差信号の前に同期信号を挿入することで、さら
に強力な誤り耐性を実現できる。
【0063】図11は、この方式による符号列の構成を
示した図である。符号量の無駄を省くため、第1同期信
号による同期区間は動き適応予測による予測画像が作成
できる最低限の情報のみで構成し、続く第2の同期信号
による同期区間に残差信号に関係するモード情報、残差
信号等を組み込む。そして、前述したように第3の同期
信号による同期区間に付加符号列に相当するものを組み
込む。
【0064】復号時は、第1の同期区間に誤りが生じた
場合には第3の同期区間の付加符号列で予測画像を作成
し、第2の同期区間の残差信号を加えることで復号画像
信号を作成する。このとき、付加符号列の予測信号作成
に関する情報が第1の同期区間のものと同じ場合は、完
全に正しく復号することができる。第2の同期区間に誤
りが生じた場合は、第1の同期区間の情報で予測画像を
作成し、第2の同期区間の情報で正しく復号されたもの
と第3の同期区間の付加符号列に含まれた残信号に関す
る情報を合わせて復号画像信号を作成する。第3の同期
区間に誤りが生じた場合は、第1、第2同期区間の情報
をそのまま復号すれば良いので、完全に正しく復号でき
る(図12〜図14参照) このように、基本符号列中に誤りが生じた場合、単純に
付加符号列に切り替えるのでなく、基本符号列中で正し
く復号できた個所を利用し、それに付加符号列の内容を
加えて復号することで、復号できた情報を最大限に活用
することができる。
【0065】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態として、第2の実施形態で説明した符号列簡略
化器204の具体例について説明する。図15は、この
符号列簡略化器の構成を示すブロック図である。図示し
ない符号化器からの入力符号列2031は、この実施形
態では例えば図29に示した動画像符号化装置におい
て、可変長符号化器1213,1214で可変長符号化
される前の量子化されたDCT係数や動きベクトル情報
である。この入力符号列2031は重要情報選択器20
01に入力され、ここで相対的に重要な重要情報203
2のみが選択された後、符号列変換器2002に入力さ
れる。符号列変換器2002は、入力された重要情報2
032を符号表(例えば可変長符号表)を用いて他の符
号列2033(例えば可変長符号の符号列)に変換す
る。符号表は、符号化対象値と符号語(例えば可変長符
号語)との対応関係をメモリに記述したものであり、こ
の例では重要情報2032が符号化対象値として入力さ
れると、これに対応する符号語が符号列2033として
出力される。
【0066】重要情報選択器2001は、例えば符号化
器が図29に示した動き補償予測と予測残差符号化を用
いた動画像符号化装置式の場合、予測残差信号である量
子化されたDCT係数よりも動きベクトル情報が重要で
あることから、符号化に関する情報を集めたヘッダ部と
動きベクトル情報のみを重要情報として選択する。この
場合、符号化器がフレーム内符号化(イントラ符号化)
モードのときは動きベクトルは存在しないため、重要情
報選択器2001で全く情報が選択されないことにな
る。そこで、フレーム内符号化モードでは、動きベクト
ル情報の代わりにDCT係数の直流成分を選択する。こ
れにより、フレーム間符号化モードおよびフレーム内符
号化モードの両モードにおいて重要情報を選択できる。
【0067】その他、重要情報選択器2001において
予測残差信号のDCT係数の低域に近い成分までを重要
情報として選択したり、あるいは全ての動きベクトル情
報を選択するのではなく、一部間引いた動きベクトル情
報を重要情報として選択する方法等をとってもよい。例
えば、8画素×8画素毎に求められていた動きベクトル
を16画素×16画素の動きベクトルに変換し、これを
重要情報とする。
【0068】符号列変換器2002は、重要情報203
2を前述したように可変長符号表などの符号表を用いて
符号列に変換する。ここで、符号列変換器2002内の
符号表、すなわち付加符号列生成用の符号表は、基本符
号列生成用の符号表と異なっていてもよいし、同一であ
ってもよい。これらはいずれも一長一短があるので、目
的に応じて使い分ければよい。
【0069】(1)まず、符号列変換器2002に基本
符号列生成用の符号表と異なる専用の符号表を用いた場
合について説明する。通常、基本符号列を生成する際に
は、重要情報以外の情報まで考慮して最適になるように
作成された符号表を用いるため、符号列変換器2002
で重要情報のみを符号列に変換する場合に、この基本符
号列生成用の符号表をそのまま利用すると冗長な部分が
ある。そこで、伝送路の符号化レートを重要視する場合
には、基本符号列の符号表とは別に付加符号列に最適な
符号表を符号列変換器2002に用いて重要情報203
2の符号列変換を行う。このようにすることで、効率の
よい符号化が可能である。
【0070】(2)次に、符号列変換器2002に基本
符号列生成用の符号表と同一の符号表を用いた場合につ
いて説明する。このように基本符号列生成用の符号表と
付加符号列生成用の符号表を共通にすると、後述するよ
うに付加符号列用の復号のための復号器を特別に用意す
る必要がなくなるため、復号器の回路規模を従来と同じ
にすることができる。これを実現するためには、例えば
予測残差信号のDCT係数を送らず、動きベクトル情報
のみを重要情報として選択し、符号列変換器2002を
通して付加符号列として送る際には、基本符号列で予測
残差信号があることを示しているモード情報を予測残差
信号がないことを示すモード情報に変換して、付加符号
列を生成する。これにより、基本符号列と同じ符号表を
用いて付加符号列を生成することが可能である。
【0071】(第5の実施形態)図16は、本発明の第
5の実施形態に係る画像復号化装置のブロック図であ
る。入力符号列2131は、符号列判定器2101にお
いて基本符号列か付加符号列かの判定が行われ、さらに
付加符号列と判定された場合は前に復号した基本符号列
に対応した付加符号列であるかどうかが判定される。こ
れらの判定結果を基に符号列切替器2102が切り替え
制御され、入力符号列2131が基本符号列の場合は基
本符号列復号器2103に入力され、また付加符号列の
場合は付加符号列復号器2104に符号列2131が入
力される。
【0072】基本符号列復号器2103および付加符号
列復号器2104は、出力として復号値2135および
2136とは別に、復号状態情報2133および213
4を出力するように構成されている。復号状態情報21
33および2134は、復号が正しく行われたか否かを
示す情報であり、例えば基本符号列復号器2103およ
び付加符号列復号器2104で得られる誤り検出情報で
ある。
【0073】復号値選択器2105は、符号列判定器2
101の判定結果2132と、基本符号列復号器210
3の復号状態情報2133および付加符号列復号器21
04の復号状態情報2134とから、基本符号列復号器
2133の復号値2135および付加符号列復号器21
34の復号値2136のうち正しいと推定される方の復
号値を選択し、その選択した復号値が出力符号値213
8として出力されるように復号値切替器2106を制御
する。すなわち、復号値切替器2106では、復号値選
択器2105からの復号値切替器制御信号2137を、
用いて基本符号列および付加符号列の復号値2135,
2136のいずれかを切り替えて出力する。
【0074】本実施形態によると、基本符号列復号器2
103および付加符号列復号器2104からの誤り情報
などの復号状態情報2133および2134を利用し
て、これらの復号器2103および2104から出力さ
れる復号値2135および2136のうち正しい復号値
を出力することが可能である。本実施形態は、第5の実
施形態における(1)の場合、すなわち画像符号化装置
で得られる基本符号列と付加符号列が異なる符号表で符
号化されている場合の画像復号化装置に特に有効であ
る。
【0075】(第6の実施形態)図17は、本発明の第
6の実施形態に係る画像復号化装置のブロック図であ
る。入力符号列2231は、符号列判定器2201にお
いて基本符号列か付加符号列の判定が行われ、さらに付
加符号列と判定された場合は前に復号した基本符号列に
対応した付加符号列であるかどうかが判定される。ま
た、入力符号列2231は符号列復号器2202により
復号され、さらに基本符号列の場合は復号値蓄積器22
04に復号値2234が蓄積される。符号列復号器22
02は、出力として復号値2234とは別に、復号が正
しく行われたか否かを示す誤り情報などの復号状態情報
2233を出力する。
【0076】復号値選択器2203は、符号列判定器2
201の判定結果2232と、符号列復号器2202か
らの復号状態情報2233とから、基本符号列の復号値
および付加符号列の復号値2234のうち正しいと推定
される方の復号値を選択し、その選択した復号値が出力
符号値2237として出力されるように復号値切替器2
205を制御する。すなわち、復号値切替器2205で
は、復号値選択器2203からの選択制御信号2236
を用いて、復号値蓄積器2204からの基本符号列の復
号値2235および符号列復号器2202から出力され
る付加符号列の復号値2234いずれかを切り替えて出
力する。
【0077】本実施形態によると、同一の符号列復号器
2202で基本符号列および付加符号列を復号すること
が可能であるため、復号器を従来方式と同程度の回路規
模で実現することができる。本実施形態は、第4の実施
形態における(2)の場合、すなわち画像符号化装置で
得られる基本符号列と付加符号列が同一の符号表で符号
化されている場合の画像復号化装置に特に有効である。
【0078】(第7の実施形態)次に、本発明の第7の
実施形態として、第5および第6の実施形態で用いた符
号列判定器2101,2201の判定アルゴリズムにつ
いて説明する。
【0079】図18は、符号列の基本構造の例を表した
ものである。符号列の先頭には同期信号(PSC)が配
置され、続いて基本符号列または付加符号列を判定する
IDおよび符号列の時間的位置を示す情報TRが順次配
置され、最後に符号化された情報DATAが配置されて
いる。
【0080】符号列判定器では、IDにより入力符号列
が基本符号列か付加符号列かの判定を行う。また、ID
により付加符号列と判定した場合には、さらにその符号
列がTRにより前回復号した基本符号列と同じ時間的位
置に当たるものかどうかの判定を行う。これにより、基
本符号列とそれに対応した付加符号列の判定を行うこと
ができる。
【0081】しかし、この方法では伝送路で誤りが生じ
た場合、基本符号列と付加符号列との対応を間違えるこ
とによる誤動作が生じる場合がある。例えば、図19の
最上段に示された本来の符号列に対して、図19(a)
に示すように基本符号列1と付加符号列2だけが復号さ
れ、しかも付加符号列の時間的位置情報TRが誤って基
本符号列1のTRと一致した場合を考える。この場合に
は、正しくは基本符号列1で1枚の画像を構成して出力
し、その後、付加符号列のみで1枚の画像を構成し出力
するべきところ、基本符号列1と付加符号列2で正しく
復号できた部分を合わせて1枚の画像として出力してし
まう。
【0082】また、図19(b)に示すように、基本符
号列2のTRが誤り、付加符号列2に対応した基本符号
列と判定されなくなった場合を考える。この場合、本来
は基本符号列2と付加符号列2を合わせて1枚の画像が
構成されるべきところ、2枚の別々の画像が構成される
こととなる。
【0083】このような不都合を避けるため、例えば図
20に示すアルゴリズムに従って基本符号列と付加符号
列の関係を判定する。ここでは、基本符号列の時間的位
置情報TRをTR1、付加符号列のTRをTR2、一つ
前に復号したTRをPre_TRとする。また、固定フ
レームレートで符号化されている場合には、Pre_T
Rと正しいTR1,TR2との差分値Skip_Tim
eも既知である。
【0084】そこで、図20のアルゴリズムでは、まず
TR1とTR2と一致するかを調べ(ステップS1
1)、一致すれば復号した付加符号列は直前に復号され
た基本符号列に対応した符号列であると判定する。一
方、TR1とTR2が不一致の場合は、次に差分値Sk
ip_Timeが既知かどうかを調べ(ステップS1
2)、既知の場合はPre_TRにSkip_Time
を加算したものとTR2を比較し(ステップS13)、
同じならば符号列の並びとして、その間に挟まれている
基本符号列のTR1が誤っていると判定する。そして、
TR1をTR2に修正して(ステップS14)、復号し
た付加符号列は直前に復号された基本符号列に対応した
符号列であると判定する。この様子を図21に示す。
【0085】ステップS12においてSkip_Tim
eが既知でない場合、およびステップS13においてP
re_TRにSkip_Timeを加算したものとTR
2が不一致の場合は、復号した付加符号列は直前に復号
された基本符号列と対応しないと判定する。
【0086】図20のアルゴリズムでは、基本符号列の
時間的位置情報TRが誤った場合には対応できるが、そ
れ以外の誤りに関しては対応できない。そこで、それ以
上の誤り耐性を考える必要がある場合には、図22に示
すアルゴリズムにより基本符号列と付加符号列の関係を
判定する。ここで、Single_Error_Che
ck(A,B)は、Aに1ビット誤りを付加したものと
Bが一致するかどうかを判定する関数とする。
【0087】すなわち、まずTR1とTR2と一致する
かを調べ(ステップS21)、一致すれば符号列1は符
号列2の基本符号列であると判定する。一方、TR1と
TR2が不一致の場合は、次にTR1に1ビット誤りを
付加したものとTR2が一致するかどうかを調べ(ステ
ップS22)、一致すれば符号列1は符号列2の基本符
号列であると判定し、不一致であれば次に差分値Ski
p_Timeが既知かどうかを調べ(ステップS2
3)、既知の場合はさらにPre_TRとSkip_T
imeの加算値に1ビット誤りを付加したものとTR2
が一致するかどうかを調べ(ステップS24)、一致し
ていれば基本符号列のTR1が誤っていると判定して、
TR1をTR2に修正し(ステップS25)、符号列1
は符号列2の基本符号列であると判定する。
【0088】ステップS23においてSkip_Tim
eが既知でない場合、およびステップS24においてP
re_TRとSkip_Timeの加算値に1ビット誤
りを付加したものとTR2が不一致の場合は、符号列1
は符号列2の基本符号列ではないと判定する。
【0089】このようなアルゴリズムにより、TRに1
ビット誤りが挿入した場合も正しく判定することが可能
である。この様子を図23に示す。なお、1ビットより
多い誤りも判定したい場合には、この関数を許容誤り数
に対応したものに変更すればよい。
【0090】(第8の実施形態)次に、本発明の第8の
実施形態として、第5および第6の実施形態で用いた復
号値選択器2105,2203の具体例について説明す
る。図24および図25は、本実施形態における復号値
選択器の選択方法の例を示した図である。
【0091】まず、図24で示す復号値選択方法は、基
本符号列および付加符号列の画像の小領域毎の誤り情報
を図16の基本符号列復号器2103および付加符号列
復号器2104、または図17の符号列復号器2202
から受け取る。この誤り情報は、図16の場合は復号状
態情報2133,2134に含まれ、図17の場合は復
号状態情報2233に含まれている。
【0092】そして、これらの誤り情報と図16の符号
列判定器2101または図17の符号列判定器2201
の判定結果から、画像の小領域単位に基本符号列の復号
値を用いるか、付加符号列の復号値を用いるかを決定す
る。図24では、×を付した領域が誤っていることを表
す。通常、付加符号列は基本符号列の簡略化されたもの
であるので、基本符号列で正しく復号できている領域は
基本符号列の復号値を選択する。基本符号列が誤ってい
る領域であって、付加符号列が正しく復号できている領
域は、付加符号列の復号値を選択する。基本符号列およ
び付加符号列の双方の復号値に誤りが存在する領域は、
前フレームをそのまま使うモードにする(Not Co
ded)。
【0093】このように小領域単位に基本符号列および
付加符号列の復号値を切り替えて利用することにより、
一方の復号値のみを利用する場合に比較して、より多く
の領域を復号することが可能となる。但し、誤り率が高
い通信状態の場合、誤りが発見されずに復号されている
領域が存在する可能性がある。その場合は、領域単位に
選択せず、完全に復号できたフレーム単位で復号値を利
用することができる。
【0094】次に、図25の復号値選択方法について説
明する。上述した図24の復号値選択方法の場合、基本
符号列の復号時に発見できなかった誤りは、そのまま誤
った復号値として出力されてしまう。これに対して、図
25に示した復号値選択方法では、復号時の誤り情報に
併せて、復号情報も利用して復号値の選択を行う。復号
情報とは、例えばフレーム内符号化(イントラ)、フレ
ーム間符号化(インター)といった符号化モードを示す
モード情報などである。
【0095】この復号情報を基本符号列および付加符号
列の小領域単位に整合性を調べ、例えばある小領域でモ
ード情報が変化した場合には、その領域に誤りが生じた
と判定する。こうすることにより、誤りを見逃す確率を
減少することが可能である。また、付加符号列に誤り訂
正符号等を利用し、付加符号列の信頼度を高くすること
で、モード情報が変化した小領域については付加符号列
の情報を選択する方式を用いることが可能である。さら
に、付加符号列に例えばイントラモード数を付加するこ
とで、モードが誤って他のモードになることによる誤り
に対する検出精度を上げることもできる。
【0096】(第9の実施形態)図26は、本発明の第
9の実施形態に係る画像符号化装置の要部の構成を示す
ブロック図であり、特に符号化器3101と簡略化制御
器3102および符号列簡略化器3103について示し
ている。符号列簡略化器3103は、図4に示した符号
列簡略化器204と基本的に同じである。
【0097】入力画像信号3131は、符号化器310
1により符号化される。簡略化制御器3102は、符号
化器3101から符号3132とは別に出力される符号
化情報3133を用いて、簡略化方式制御信号3134
により符号列簡略化器3103での簡略化方式を決定す
る。符号列簡略化器3103は、この決定された簡略化
方式により符号化器3101からの符号列3132を簡
略化する。
【0098】ここで、符号化情報とは、例えば(a) 符号
化器3101が発生する符号量と、(b) 符号化器310
1で用いる動きベクトルの大きさ、(c) フレーム内符号
化領域の数、(d) 予測残差信号の大小を示す情報であ
り、(b) 〜(d) はいずれもこれらが大きくなるほど誤り
が生じた場合の影響が大きくなるので、誤り耐性に関す
る情報といえる。簡略化制御器3102は、この符号化
情報、すなわち符号列の符号量に関する情報および該符
号列の誤り耐性に関する情報に基づいて、符号列簡略化
器3103を制御する。
【0099】具体的には、例えば符号量に余裕がある場
合には、動きベクトルのみでなく、予測残差信号のDC
T係数までを重要情報として選択したり、予測残差信号
の大きな領域はDCT係数を重要情報と選択するように
する。また、予測残差信号のDCT係数を重要情報とし
て選択する場合は、基本符号列中の予測残差信号と同じ
予測残差信号でなく、符号化器3101で基本符号列を
符号化する際に用いた量子化幅よりも大きな量子化幅で
粗く予測残差信号を量子化することで、符号量を削減す
る等の方式を用いると効果的である。さらに、誤りが生
じた場合に大きな影響を及ぼすイントラモードの予測残
差信号をインターモードの予測残差信号より、多く選択
するなどの処理も可能となる。また、符号量に余裕のな
い場合、付加符号列を生成し、出力するかどうか自体を
切り替えることも可能である。
【0100】本実施形態によると、符号化の状況に合わ
せてフレーム単位などの簡略化により発生符号量を調節
したり、大きな誤りを引き起こす原因となる個所だけを
強く保護するようにすることが可能である。
【0101】以上、本発明による実施形態を説明した
が、上記実施形態で示した基本符号列と付加符号列の合
成の仕方に限定するものではなく、その他様々な合成の
仕方が適用できる。また、本実施形態では動画像符号化
を対象に説明したが、特に動画像符号化に特化するもの
ではなく、静止画像符号化にも本発明を同様に適用する
ことができる。さらに、画像符号化だけではなく、音声
符号化等の他の符号化に対しても本発明を適用すること
が可能である。
【0102】次に、本発明の応用例として、本発明の画
像符号化/復号化装置を適用した動画像伝送システムの
実施形態を図27を用いて説明する。パーソナルコンピ
ュータ(PC)1101に備え付けられたカメラ110
2より入力された動画像信号は、PC1101に組み込
まれた画像符号化装置によって符号化される。この画像
符号化装置から出力される符号化データは、他の音声や
データの情報と多重化された後、無線機1103により
無線で送信され、他の無線機1104によって受信され
る。無線機1104で受信された信号は、動画像信号の
符号化データおよび音声やデータの情報に分解される。
これらのうち、動画像信号の符号化データはワークステ
ーション(EWS)1105に組み込まれた画像復号化
装置によって復号され、EWS1105のディスプレイ
に表示される。
【0103】一方、EWS1105に備え付けられたカ
メラ1106より入力された動画像信号は、EWS11
05に組み込まれた画像符号化装置を用いて上記と同様
に符号化される。動画像信号の符号化データは、他の音
声やデータの情報と多重化され、無線機1104により
無線で送信され、無線機1103によって受信される。
無線機1103によって受信された信号は、動画像信号
の符号化データおよび音声やデータの情報に分割され
る。これらのうち、動画像信号の符号化データはPC1
101に組み込まれた画像復号化装置によって復号さ
れ、PC1101のディスプレイに表示される。
【0104】図28(a)(b)は、図27におけるP
C1001およびEWS1005に組み込まれた画像符
号化装置および画像復号化装置の構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【0105】図28(a)に示す画像符号化装置は、カ
メラなどの画像入力部1101からの画像信号を入力し
て誤り耐性処理部1103を有する情報源符号化部11
02と、伝送路符号化部1104を有し、情報源符号化
部1101においては予測残差信号の離散コサイン変換
(DCT)と生成されたDCT係数の量子化などが行わ
れ、伝送路符号化部1104においては可変長符号化や
符号化データの誤り検出および誤り訂正符号化などが行
われる。伝送路符号化部1104から出力される符号化
データは無線機1105に送られ、送信される。
【0106】一方、図28(b)に示す画像復号化装置
は、無線機1201によって受信された符号化データを
入力して伝送路符号化部1104と逆の処理を行う伝送
路復号化部1202と、伝送路復号化部1201の出力
信号を入力して情報源符号化部1102と逆の処理を行
う誤り耐性処理部1204を有する情報源復号化部12
03を有し、情報源復号化部1203で復号化された画
像はディスプレイなどの画像出力部1025によって出
力される。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば伝
送/蓄積の際に生じる誤りにより情報が失われた場合で
も早期に回復可能で、復号画像の品質劣化が小さく、し
かも従来の誤り対策である周期リフレッシュや誤り訂正
のような符号量の大きな増加がなく、符号化効率の高い
画像符号化/復号化装置を提供することができる。
【0108】すなわち、本発明では入力画像信号の符号
化により生成された符号列を基本符号列として出力した
後、基本的にはこれと同じ内容の付加符号列を所定時間
後に再度出力することによって、基本符号列の情報が伝
送/蓄積過程で発生する誤りによって破壊された場合で
も、付加符号列の情報を用いて正しい復号を行うことが
できる。
【0109】また、この際に付加符号列として基本符号
列から重要な情報のみを選択するなどにより簡略化して
符号量を削減させた付加符号列を出力し、復号側で付加
符号列のうちの簡略化した部分を補間して復号を行うよ
うにすれば、誤り無しの場合の復号画像の品質を著しく
低下させることなく、誤り耐性をより向上させる事がで
きる。
【0110】さらに、付加符号列に同期信号を付加して
付加符号列のみで一つのフレームを構成し、復号側でこ
の付加符号列に付加された同期信号により基本符号列と
付加符号列との判別を行って入力符号列を基本符号列と
付加符号列とに分離することにより、構成が容易になる
とともに、同期信号の総数が増加することによって同期
回復の機会が増加するため、より誤り耐性が向上する。
【0111】また、付加符号列を得るための符号列簡略
化を行うために、基本符号列のうち相対的に重要度の高
い重要情報のみを選択し、その選択された重要情報の符
号列を変換して出力する際、重要情報の符号列変換に重
要情報に対して最適化された基本符号列用の符号表と異
なる符号表を用いれば、符号列の冗長度を削減し、符号
化レートを高くとることができ、基本符号列生成用の符
号表と同じ符号表を用いて重要情報を変換すれば、復号
時には同じ復号器を用いて基本符号列と付加符号列を復
号でき、回路の冗長度を削減することができる。
【0112】さらに、符号化時の符号量に関する情報
や、動きベクトルその他の誤り耐性に関する情報に基づ
いて、基本符号列から付加符号列を生成する際の簡略化
方式を制御することにより、符号化に適合した付加符号
列を生成することができる。
【0113】一方、画像復号化装置では、入力された符
号列が基本符号列か付加符号列かの判定を行い、これら
の符号列のうち正しく復号された方の復号値を出力とし
て利用することにより、一方の符号列に生じた誤りを回
復することができる。
【0114】また、基本符号列か付加符号列の判定や基
本符号列に対応した付加符号列の判定は、入力符号列の
フレームの時間的位置を示す情報により行う。さらに、
誤りを許容して判定を行うことによってで誤判定を減少
させ、正しく復号できる確率を高くすることができる。
【0115】さらに、画像の小領域単位に基本符号列と
付加符号列の復号値を選択することで、より多くの正し
い復号値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る画像符号化装置の構成を
示すブロック図
【図2】第1の実施形態における符号列の構成を示す図
【図3】第1の実施形態に係る画像復号化装置の構成を
示すブロック図
【図4】第2の実施形態に係る画像符号化装置の構成を
示すブロック図
【図5】第2の実施形態における符号列の配列を示す図
【図6】第2の実施形態における予測残差信号の帯域に
関する選択方法の例を示す図
【図7】第2の実施形態に係る画像復号化装置の構成を
示すブロック図
【図8】第3の実施形態に係る画像符号化装置の構成を
示すブロック図
【図9】第3の実施形態における符号列の構成を示す図
【図10】第3の実施形態に係る画像復号化装置の構成
を示すブロック図
【図11】第3の実施形態における符号列の他の構成を
示す図
【図12】第3の実施形態における誤り時の復号方法を
示す図
【図13】第3の実施形態における誤り時の復号方法を
示す図
【図14】第3の実施形態における誤り時の復号方法を
示す図
【図15】第4の実施形態に係る符号列簡略化器の構成
を示すブロック図
【図16】第5の実施形態に係る画像復号化装置の構成
を示すブロック図
【図17】第6の実施形態に係る画像復号化装置の構成
を示すブロック図
【図18】第7の実施形態を説明するための符号列の構
成例を示す図
【図19】第7の実施形態を説明するための符号列判定
器が誤動作した場合の動作例を示す図
【図20】第7の実施形態における符号列判定器のアル
ゴリズムを示すフローチャート
【図21】第7の実施形態における付加符号列に対応し
た基本符号列の判定例を示す図
【図22】第7の実施形態における符号列判定器の誤り
を考慮したアルゴリズムを示すフローチャート
【図23】第7の実施形態における誤りを考慮して判定
を行う方式の例を示す図
【図24】第8の実施形態における復号値選択器の復号
値選択方法を示す図
【図25】第8の実施形態における復号時に発見できな
かった誤りを考慮した復号値選択方法の例を示す図
【図26】第9の実施形態に係る画像符号化装置におけ
る簡略化制御部の構成を示すブロック図
【図27】本発明の応用例に係るシステムの例を示すブ
ロック図
【図28】図27のシステムで使用される画像符号化装
置および画像復号装置の概略構成を示すブロック図
【図29】従来の画像符号化装置の構成を示すブロック
【図30】従来の画像復号化装置の構成を示すブロック
【図31】従来技術における誤りの影響を説明するため
の図
【符号の説明】
101,201,301,3101…符号化器 102,202,302…符号列遅延器 103,203,303…符号列合成器 204,3103…符号列簡略化器 305…同期信号付加器 131,231,331,3131…入力画像信号 132,232,332,3132…基本符号列 133,233,333,3135…付加符号列 134,234,334…符号化信号(合成符号列) 235…簡略化符号列 406,506,606…付加符号列分離器 407,507,511,607,613…切替器 408,508,608…復号器 409,509,609…誤り検出器 510…付加符号列補間器 612…同期信号判定器 436,536,636…入力符号化信号 432,532,632…基本符号列 433,533,633…付加符号列 437,537,637…復号画像信号 438,538,638,641…切替器制御信号 439…復号状態信号 440…誤り検出信号 1101…パーソナルコンピュータ(PC) 1102,1106…カメラ 1103,1104…無線機 1105…ワークステーション(EWS) 1201…領域分割器 1202,1302…動き補償器 1202,1302…フレームメモリ 1204…差分器 1205…離散コサイン変換器 1206…量子化器 1209…多重化器 1210,1310…逆量子化器 1211,1311…逆離散コサイン変換器 1212,1312…加算器 1213,1214…可変長符号化器 1319…逆多重化器 1320,1321…可変長復号化器 1231…入力画像信号 1233…予測信号 1234…予測残差信号 2001…重要情報選択器 2002…符号列変換器 2031…入力符号列 2032…重要情報 2033…変換後の符号列 2101…符号列判定器 2102…符号列切替器 2103…符号列基本符号列復号器 2104…付加符号列復号器 2105,2203…復号値選択器 2106,2205…復号値切替器 2131,2231…入力符号列 2132,2232…判定結果 2133,2134,2233…復号状態情報 2135,2136,2234,2235…復号値 2137,2236…復号値切替器制御信号 2138,2237…復号画像信号 2203…符号列復号器 3102…簡略化制御器 3133…符号化情報 3134…簡略化方式制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 義浩 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 渡邊 敏明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力画像信号を符号化して基本符号列を出
    力する符号化手段と、 前記基本符号列を所定時間遅延させて付加符号列として
    出力する符号列遅延手段と、 前記基本符号列に前記付加符号列を合成して出力する符
    号列合成手段とを具備したことを特徴とする画像符号化
    装置。
  2. 【請求項2】前記付加符号列をその符号量を削減すべく
    簡略化する符号列簡略化手段を有し、前記符号列合成手
    段は該符号列簡略化手段によって簡略化された付加符号
    列を前記基本符号列に合成して出力することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】前記付加符号列に同期信号を付加する同期
    信号付加手段を有し、前記符号列合成手段は該同期信号
    付加手段によって同期信号が付加された付加符号列を前
    記基本符号列に合成して出力することを特徴とする前記
    請求項1または2に記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】入力符号列を基本符号列と該基本符号列を
    遅延させた付加符号列とに分離する符号列分離手段と、 前記基本符号列または前記付加符号列を復号して復号デ
    ータを出力する復号手段と、 前記復号データから前記復号手段で前記基本符号列が復
    号可能か復号不可能かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記復号手段で前記基本符号列が復
    号可能と判定された場合は前記基本符号列を前記復号手
    段に入力し、復号不可能と判定された場合は前記付加符
    号列を前記復号手段に入力する符号列切替手段とを具備
    したことを特徴とする画像復号化装置。
  5. 【請求項5】前記付加符号列について符号量を削減すべ
    く簡略化した部分を補間する補間手段を有し、前記符号
    列切替手段は前記判定手段により前記復号手段で前記基
    本符号列が復号不可能と判定された場合は該補間手段に
    よる補間後の付加符号列を前記復号手段に入力すること
    を特徴とする請求項4に記載の画像復号化装置。
  6. 【請求項6】前記符号列分離手段は、前記付加符号列に
    付加された同期信号により前記基本符号列と付加符号列
    との判別を行い、この判別結果に基づいて前記入力符号
    列を基本符号列と付加符号列とに分離することを特徴と
    する前記請求項4または5に記載の画像復号化装置。
  7. 【請求項7】前記符号化手段は、前記入力画像信号を所
    定の符号表を用いて符号化して前記基本符号列を生成す
    るものであり、 前記符号列簡略化手段は、前記基本符号列のうち相対的
    に重要度の高い重要情報のみを選択する重要情報選択手
    段と、該重要情報選択手段により選択された重要情報の
    符号列を該重要情報に対して最適化された、前記符号化
    手段と異なる符号表を用いて変換する符号列変換手段と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像符号化
    装置。
  8. 【請求項8】前記符号化手段は、前記入力画像信号を所
    定の符号表を用いて符号化して前記基本符号列を生成す
    るものであり、 前記符号列簡略化手段は、前記基本符号列のうち相対的
    に重要度の高い重要情報のみを選択する重要情報選択手
    段と、該重要情報選択手段により選択された重要情報の
    符号列を前記符号化手段と同一の符号表を用いて変換す
    る符号列変換手段とを有することを特徴とする請求項2
    に記載の画像符号化装置。
  9. 【請求項9】前記符号化手段から出力される符号化列の
    符号量に関する情報および該符号列の誤り耐性に関する
    情報に基づいて前記符号列簡略化手段の簡略化方式を制
    御する手段を有することを特徴とする請求項2、7およ
    び8のいずれか1項に記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】入力符号列に対して基本符号列か該基本
    符号列を遅延させた付加符号列かの判定を行う符号列判
    定手段と、 前記基本符号列を復号する基本符号列復号手段と、 前記付加符号列を復号する付加符号列復号手段と、 前記符号列判定手段により前記入力符号列が基本符号列
    と判定された場合は該入力符号列を前記基本符号列復号
    手段に入力し、前記入力符号列が付加符号列と判定され
    た場合は該入力符号列を前記付加符号列復号手段に入力
    する符号列切替手段と、 前記符号列判定手段の判定結果と前記基本符号列復号手
    段の復号状態および前記付加符号列復号手段の復号状態
    に基づき、前記基本符号列復号手段の復号値および前記
    付加符号列復号手段の復号値のいずれかを選択して出力
    する手段とを具備したことを特徴とする画像復号化装
    置。
  11. 【請求項11】入力符号列に対して基本符号列か該基本
    符号列を遅延させた付加符号列かの判定を行う符号列判
    定手段と、 前記入力符号列を復号する符号列復号手段と、 前記符号列復号手段により復号された復号値を蓄える復
    号値蓄積手段と、 前記符号列判定手段の判定結果と前記符号列復号手段の
    復号状態に基づき、前記符号列復号手段の復号値および
    前記復号値蓄積手段に蓄えられた復号値のいずれかを選
    択して出力する手段とを具備したことを特徴とする画像
    復号化装置。
  12. 【請求項12】前記符号列判定手段は、前記入力符号列
    のフレームの時間的位置を示す情報によって該入力符号
    列が基本符号列か付加符号列かの判定を行うことを特徴
    とする請求項10または11に記載の画像復号化装置。
  13. 【請求項13】前記復号値選択手段は、前記基本符号列
    復号手段および前記付加符号列復号手段の復号情報およ
    び誤り情報および前記符号列判定手段により、画像の小
    領域単位に前記基本符号列復号手段の復号値および前記
    付加符号列復号手段の復号値のいずれかを選択すること
    を特徴とする請求項10または11に記載の画像復号化
    装置。
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