JP4609918B2 - 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 - Google Patents

画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4609918B2
JP4609918B2 JP2003327630A JP2003327630A JP4609918B2 JP 4609918 B2 JP4609918 B2 JP 4609918B2 JP 2003327630 A JP2003327630 A JP 2003327630A JP 2003327630 A JP2003327630 A JP 2003327630A JP 4609918 B2 JP4609918 B2 JP 4609918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code data
image
image processing
display
processing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003327630A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005092007A (ja
Inventor
隆則 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003327630A priority Critical patent/JP4609918B2/ja
Publication of JP2005092007A publication Critical patent/JP2005092007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4609918B2 publication Critical patent/JP4609918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

本発明は、画像の符号データの保存、表示、加工を行う画像処理システム及び画像処理方法に関する。
画像処理システムにおいて、蓄積されている画像の符号データの編集(画像の分割、合
成)は、多くの場合、図24に示すような手順で行われている。すなわち、画像の符号デ
ータの伸長処理を行い、伸長された画像データを表示する。ユーザインターフェースを通
じて、その画像の編集を行い、編集後の画像データの圧縮処理を行い、生成された符号
データを保存する。
なお、符号化して蓄積した画像の出力に関連して、特許文献1には、入力された静止画、動画、テキスト文書、音声を関連付けて複合文書を生成する機能を備えるマルチメディア・ファクシミリが記載されている。特許文献2には、動画像のフレームデータをサブフレームデータに分割して記憶媒体から読み出し、表示する機能を有する動画出力システムが記載されている。特許文献3には、JPEG2000により符号化された多数の静止画のサムネイル画像を1ページの文書に編集し出力する機能を有するプリンタ制御装置が記載されている。
特開平7−203100号公報 特開平5−128810号公報 特開2002−240368号公報
画像表示機器の最大表示可能サイズに比べ、表示対象の画像のサイズが極めて大きい場合(縮小表示するにも限界があるほど大きい画像の場合)、スクロール等の表示操作によって目的の画像部分(領域)を表示させるには大きな困難を伴う。また、画像は一般に符号化して保存されるが、そのようなサイズの大きな画像の符号データはデータ量が相当に大きいため、それを伸長して表示するにはかなりの時間を要するという問題もある。
かかる問題を解決するために、画像を分割して保存することが考えられる。しかし、図24に示したように、ユーザが介入する編集処理により画像を分割し、再圧縮して保存するのでは、多くの手間と処理時間を必要とし効率的ではない。特に、携帯電話のような極めて小さな表示画面サイズを持つ機器では、そのような編集処理を行うことは極めて困難である。
よって、本発明の目的は、符号データとして蓄積されている画像を表示手段の表示サイズに適したサイズに分割して保存する処理を効率的に行う画像処理システム及び画像処理方法を提供することにある。本発明のもう1つの目的は、そのような分割処理の後の画像の符号データを容易に検索可能な画像処理システムを提供することにある。
請求項の発明は、
画像の符号データを保存する符号データ保存手段と、
前記符号データ保存手段に保存されている画像の符号データを伸長する伸長手段と、
前記伸長手段で伸長された画像を表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示されている画像の表示範囲を検出する表示範囲検出手段と
前記符号データ保存手段に保存されている、前記表示手段によって表示されている画像の符号データを、前記表示範囲検出手段により検出された表示範囲のサイズに基づいて決められたサイズの複数の分割画像の符号データへと分割する手段と、
前記分割する手段によって分割された複数の分割画像の符号データを、モーション符号データ又はマルチページ符号データとして前記符号データ保存手段に保存する手段とを有することを特徴とする画像処理システムである。
請求項の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、符号データ保存手段に、符号データが小ブロック単位に領域区分して保存されていることを特徴とする画像処理システムである。
請求項の発明は、前記小ブロック分割の区切り単位で分割の範囲を指定する手段を有することを特徴とする請求項の発明による画像処理システムである。
請求項の発明は、前記表示手段により表示される画像に重ねて小ブロック分割の区切りを表示させる手段を有することを特徴とする請求項の発明による画像処理システム
である。
請求項の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、前記分割する手段は、必要なブロックを小ブロック単位で合成する手段を含むことを特徴とする画像処理システムである。
請求項の発明は、分割された符号データが前記符号データ保存手段に保存される際に、該符号データに自動的にファイル名を付与する手段を有することを特徴とする請求項の発明による画像処理システムである。
請求項の発明は、検索用のファイル名を列挙した一覧表を作成し、それを必要に応じて前記表示手段に表示させる手段を有することを特徴とする請求項の発明による画像処理システムである。
請求項の発明は、検索用のファイル名を列挙した一覧表を作成し、必要に応じて、前記一覧表に基づいてファイル名と概略画像を対応付けて前記表示手段に表示させる手段を有することを特徴とする請求項の発明による画像処理システムである。
請求項の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、前記分割する手段は、分割画像のサイズを略均等にするための手段を含むことを特徴とする画像処理システムである。
請求項10の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、符号データは、領域毎の符号データを重畳した構造であることを特徴とする画像処理システムである。
請求項11の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、符号データはJPEG2000準拠の符号データであることを特徴とする画像処理システムである。
請求項12の発明は、請求項の発明による画像処理システムにおいて、前記各手段はネットワークを介して結合される画像サーバと画像出力装置とに分散され、前記表示手段に表示される画像の符号データは前記画像サーバからネットワークを介して前記画像出力装置へ転送されることを特徴とする画像処理システムである。
請求項13の発明は、前記画像サーバは、外部より入力される画像の符号データを再分割する手段を有することを特徴とする請求項12の発明による画像処理システムである。
請求項14の発明は、
符号データ保存手段に保存されている画像の符号データを伸長する伸長ステップと、
前記伸長ステップで伸長された画像を表示手段に表示させる表示ステップと、
前記表示手段によって表示されている画像の表示範囲を検出するステップと、
前記符号データ保存手段に保存されている、前記表示手段によって表示されている画像の符号データを、前記検出された表示範囲のサイズに基づいて決められたサイズの複数の分割画像の符号データへと分割する符号データ分割ステップと、
前記符号データ分割ステップによって分割された複数の分割画像の符号データを、モーション符号データ又はマルチページ符号データとして前記符号データ保存手段に保存するステップと有することを特徴とする画像処理方法。
請求項15の発明は、請求項14の発明による画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項16の発明は、請求項15の発明のプログラムが記録された、コンピュータが読
み取り可能な情報記録媒体である。
請求項1,14の発明によれば、表示手段の表示可能サイズに対して表示対象の画像サイズが膨大である場合などに、表示可能サイズに対応した適切なサイズに画像の符号データを分割して保存する処理を、人を要することなく効率的に行うことができる。分割後の符号データは、分割前の符号データに比べ復号処理に要する時間が少なくて済むため、高速に表示させることができる。
さらに、分割後の画像をモーション静止画又はマルチページ静止画として表示することができ、その検索が容易になる。
請求項2乃至5の発明によれば、小ブロック単位に予め符号データを領域区分(分割)し、予め分割部分を識別可能に区分しておくことができ、この領域区分(分割)情報を使用することで分割処理、特に符号レベルでの分割処理を容易かつ効率的に行うことができる。領域区分情報がない状態で編集する場合は、まず分割の区切り(境界)を計算しなければならないが、そのような計算は不要になるからである(請求項)。また、上記理由により、任意サイズの符号データの合成を、より容易かつ効率的に行うことができる(請求項)。さらに、小ブロック分割の区切り単位に分割範囲を指定することにより、指定されたサイズの符号列を容易に取り出すことができるため、より効率的な分割が可能になる(請求項)。また、表示される画像に重ねて小ブロック分割の区切りを表示することにより、上記指定をより容易かつ確実に行うことができる(請求項)。
請求項6乃至8の発明によれば、分割された画像データの再利用が容易になる。特に、請求項6又は7の発明によれば、分割後の画像データの検索が容易になる。
請求項の発明によれば、分割後の画像サイズを略均等にすることができるため、分割後の画像の扱いが容易であり、特に、分割後の画像をモーション符号データとして生成する場合には、その各フレームの画像サイズが略均等になり好都合である。
請求項10,12の発明によれば、符号レベルでの分割処理を効率的に行うことができる。
請求項12の発明によれば、画像サーバの機能を複数の画像出力装置で共有させることができ、また各画像出力装置の機能を単純化することができるため、画像処理システム全体のコスト削減及び個々の画像出力装置のコスト削減を図ることができる。また、分割処理などの機能を画像サーバに集中できるため、機能集中形の画像処理システムに比べ管理コストも削減できる。さらに、請求項13の発明によれば、画像サーバにおける処理能力(あるいはメモリ容量)に応じてより適応的な処理が可能となる。
請求項15,16の発明によれば、請求項14の発明をコンピュータを利用して実施し、その効果を奏することができる。
本発明の画像処理システムは、処理機能を単独の装置に集中させる形態と、複数の装置(例えばサーバと画像出力装置)に分散させる形態のいずれをも取り得る。
まず、処理機能を単独の装置に集中させる形態の画像処理システムについて説明する。 [装置構成]
図1は、処理機能を単独装置に集中させる形態の画像処理システムの典型的な構成を示すブロック図である。
図中において、画像符号データ保存手段1は画像の符号データを保存する手段である。ここに保存される符号データの構造については後記[符号データの構造]において説明する。
伸長手段2は画像の符号データを伸長する手段である。この伸長処理の前後で他の処理、例えば画質向上のための画像処理が施される構成とすることも可能である。画像データバッファ手段3は、伸長手段により伸長された画像データを保存する手段である。表示手段4は、画像データバッファ手段3に保存されている画像データなどを画像として表示する手段である。
ファイル名自動割付手段5は、新たに生成され画像符号データ保存手段1に保存される、分割後の画像符号データに対してファイル名(識別記号)を自動的に付与する手段である。これについては後に図10に関連して説明する。
小ブロック分割手段6は、符号データを小ブロック単位で区切る(分割する)手段である。詳しくは図7に関連して後述する。
小ブロック分割情報保存手段は、小ブロック分割手段6による分割された符号データ
の小ブロック単位の分割と表示位置を関係づけたデータ(符号データと表示位置との対応表)を作成し、保存する手段である。
表示範囲読取り手段8は、表示データバッファ手段3に保存されている画像データの、表示手段4により実際に表示されている範囲(表示範囲)を読み取る手段である(図6参照)。この表示範囲のサイズに基づいて分割画像サイズを決めるが、その詳細については後述する。
略同一サイズ計算手段9は、画像を略均等分割する時の分割サイズを計算する手段である。詳しくは後述する。
分割手段10は、分割方法に従って符号データを分割する手段である。この分割手段10は、例えば、図2に示すように、分割数を設定する分割数設定手段21、分割サイズを設定する分割サイズ設定手段22,分割方法を設定する分割方法指定手段23、これに手段による決められた分割数、分割サイズ、分割方法に従った分割処理を制御する分割制御手段24から構成される。分割の詳細は後述する。
モーション合成手段11は、複数の符号データを時系列に並べたモーション静止画の符号データ(分割された各符号データをフレームとするモーション符号データ)を生成する手段である。なお、モーション合成手段11は、複数の符号データから、それぞれをページとするマルチページ符号データを生成する手段であってもよい。静止画合成手段12は、静止画の符号データを生成する手段である。
[典型的な処理フロー]
図3は、本発明の画像処理装置の典型的な処理フローを説明するための概略フローチャートである。図3中のステップS3以降は、分割指令が与えられた場合の処理である。分割指令がない場合の動作は本発明の内容と関係がないため図示及び説明を省略する。
ステップS1:指定されている画像の符号データが画像符号データ保存手段1より読み出されて伸長手段2により伸長処理され、伸長された画像データは画像データバッファ手段3に保存される。この画像データは表示手段4により画像として表示される。
ステップS2:表示範囲読み取り手段8は、画像データバッファ手段3の画像データを調べ、その画像の表示範囲を読み取る。
ステップS3:分割手段10において、前記表示範囲に基づき分割方法を決める。以下のような分割方法を選ぶことができる。
(1)分割後のそれぞれの画像サイズが略同一サイズになるように分割する方法。この場合の分割サイズは、表示範囲の大きさに基づいて略同一サイズ計算手段9により計算される。
(2)分割サイズ設定手段22により設定された分割サイズに基づいて分割する方法。なお、分割サイズ設定手段22は、例えば、ユーザインターフェースを介してユーザが分割サイズを指定するような手段とすることができる。
(3)分割数設定手段21により設定された分割数に基づいて分割する方法。なお、分割数設定手段21は、例えば、ユーザインターフェースを介してユーザが分割数を設定するような手段とすることができる。
なお、このような分割方法を分割方法指定手段23により指定することができる。この分割方法指定手段23も、例えば、ユーザインターフェースを介しユーザが分割方法を指定するような手段とすることができる。
ステップS4:分割手段10において、前ステップで決定された分割方法に従い、現在表示されている画像の符号データ(画像符号データ保存手段1に保存されている)が、符号状態で複数の符号データに分割される。この分割処理の制御は分割制御手段24により行われる。分割処理の詳細は後述するが、この分割は以下のように実施することができる。
(1)表示中の画像の符号データ中のヘッダ情報に記述されたデータ量に基づいて分割する。
(2)小ブロック分割情報保存手段7に保存されている小ブロック分割情報を利用し、小ブロックを合成して要求されたサイズの符号列データを作成する。ここで、小ブロック分割情報は、符号データの小ブロック単位の分割と表示位置を関係づけるデータである(図7に示すように、小ブロック分割手段6で符号データが分割された場合に作成される、各小ブロックの符号データと表示位置との対応表である)。
ステップS5:分割後の符号データがファイルとして画像符号データ保存手段1に保存される。このステップにおいて、以下の処理を行ってもよい。
(1)新たに作成された符号データのファイルの夫々に識別子(名前であっても番号であってもよい)を付ける(これはファイル名自動割付手段5による)。
(2)さらに、ファイル名を列挙した検索用の一覧表(図11(a)参照)を作成し、必要に応じて表示する。この際、図11(b)に示すように、概略画像(サムネイルル画像)とファイル名とを対応付けて表示してもよい。
ここで、分割後の符号データは、夫々を独立した静止画の符号データとすることも、複数の符号データをまとめた符号データとすることもできる。後者の符号データは、複数の静止画が連続的に動画のごとく表示されるモーション符号データとすることも、複数の静止画をそれぞれページとし、指示された任意のページが静止画像として表示されるマルチページ符号データとすることもできる。分割処理は、分割制御手段24とモーション合成手段11又は静止画合成手段12との協働により実行される。そして、モーション符号データ又はマルチページ符号データを生成する手段がモーション合成手段11であり、独立した静止画としての符号データを生成する手段が静止画合成手段12である。
[符号データの構造]
画像符号データ保存手段1に予め保存されている画像の符号データの典型的な構造について図8により説明する。図8の最上段は元の画像を示し、2段目は元の画像の分割領域(タイル)を示す。図8の3段目に符号化後の符号データであり、各領域(タイル)に対応して区分された構造である。すなわち、符号データ(コードストリーム)の先頭と元画像の各領域に対応した各タイルを構成する部分タイルの先頭にヘッダと呼ばれるタグ情報が付加され、その後に、各領域(タイル)の符号列(ビットストリーム)が続き、終端には終了タグが置かれる。このような符号データの構造が、画像符号データ保存手段1に予め保存されている符号データの典型的な構造であり、符号列が元画像の領域に対応して区分されて保存されていることが特徴である。このような構造の符号データは、図8の最下段に示すように、領域毎の符号データに容易に分割することができる。その逆の合成処理も容易である。
図9は、図8の3段目に示すような構造の符号データを生成する過程の説明図である。図9の最上段に示す元の画像データは、2段目に示すような領域毎に区分され、各領域毎の符号化処理によって3段目に示すような領域毎の符号データが生成される。最後に、これら複数領域の符号データを重乗し、必要なタグ情報(ヘッダ)及びタグを付加することによって最下段に示す構造の符号データが形成される。なお、符号化処理の方法は、JPEG2000のようなウェーブレット変換を用いる符号化方法であっても、JPEGのような離散コサイン変換(DCT)を用いる符号化方法であってもよい。
[分割処理の考え方]
図8に示すような領域毎に区分されている符号データは、領域毎に独立して符号データを再構成することで符号レベルで簡単に分割することができる。本発明の一つの態様によれば、元の画像の符号データを予め小さな領域(小ブロック)毎に分割しておき、選択した小ブロックの符号データから新たな符号データを再構成することによって分割処理を実現する。これについて図7により説明する。
まず、元の画像の符号データ220が小ブロック分割手段6により小ブロック毎に分割
された符号データ221が生成され、これが画像符号データ保存手段1に保存される。そ
の際に得られた小ブロック分割情報は小ブロック分割情報保存手段7に保存される。分割
手段10の分割方法指定手段23により指定された分割方法に従って、分割制御手段10
は、小ブロック分割情報を参照することにより、分割後の画像に含まれる小ブロック群を選択する。選択された小ブロック群の符号データから、静止画合成手段12により静止画の符号データ223が生成され、あるいは、モーション合成手段12によりモーション静止画の符号データ224が生成される。分割後のこれら符号データは画像符号データ保存手段1に保存される。
図7においては、小ブロック分割処理後の符号データを用いて目的の符号データを再構成することを想定しているが、保存されている符号データが既に元画像の小領域に対応して区分されている場合は、小ブロック分割処理をしないで、目的の分割画像の符号データを再構成することができる。また、さらに小さく再分割をしておく必要性があれば、小ブロック分割を繰り返してもよい。
上に説明したような構造の符号データは、例えば、後に説明するJPEG2000の符号化処理によっても生成することができる。
[分割範囲の決め方]
分割処理における分割範囲は、表示範囲読み取り手段8により認識された表示範囲に基づいて決められる。典型的には、表示範囲よりもやや広い範囲を選択する(図6参照)。しかしこれに限定されるわけではない。なお、図6において、201は表示手段4の表示画面、200は表示対象の画像、202は表示範囲である。この場合、元の画像は表示範囲202よりやや大きな分割画像に分割され、分割画像の符号データ(静止画符号データ203又はモーション静止画符号データ204)が生成されて保存されることになる。
最も好適な分割範囲の決め方は、後述するように符号レベルの操作だけで分割が確実にできるように、小ブロック分割の区切り単位に分割範囲を指定することである。すなわち、小ブロック単位に分割部分を識別可能に領域区分しておき、分割方法を指定する時には、小ブロック分割の区切り単位に分割範囲を指定することにより、該当した符号列を取り出すことで、指定されたサイズの符号列を取り出す。かかる指定にあって、画像表示の際に画像データの上に重ねて小ブロック分割の区切りを表示することで、小ブロック分割の区切り単位の分割範囲の指定が容易になる。
ここで、画像の表示範囲から符号データの分割部分を抽出することは、符号データが領域ごとに区分された構造を持つならば容易である。即ち、画像データの各領域に符号データを対応させておくことにより、画像データ領域を指定することで分割領域を特定することができる。
なお、分割領域の形状は矩形領域に限定する必要はなく、画像データの関心範囲や目的に応じて任意に指定できるようにしてよい。また、分割範囲は相互に重複してもかまわない。
[符号列変換(パーサ)機能の活用]
最も好適な分割処理の実施形態は、符号レベルでの分割を行うことである。例えばJPEG2000準拠の符号データは、符号列変換(パーサ)の機能を容易に実現でき、タイル単位の分割や合成を符号レベルで行うことができる。
画像表示の際に小ブロック分割の区切り単位に分割を指定する機能を有することで、分割単位が小ブロック単位の区切りと一致していれば、パーサ機能を利用することにより、符号レベルの操作だけで、必要な小ブロックの符号データを重畳・合成し、分割画像の符号データを生成することができる。ここで、分割範囲を指定する便宜として、画像データ表示の際に、画像データの上に重ねて小ブロック分割の区切りを表示すると好ましいことは前述した通りである。
[JPEG2000のアルゴリズムの概要]
ここで、JPEG2000のアルゴリズムの概要について説明する。図15は、そのアルゴリズムの基本を説明するためのブロック図である。図15において、111は色空間変換・逆変換部、112は2次元ウェーブレット変換・逆変換部、113は量子化・逆量子化部、114はエントロピー符号化・復号化部、115はタグ処理部である。
カラー画像を符号化(圧縮)する場合、一般に、図16に示すように、各コンポーネント121,122,123(ここではRGB原色系)が矩形をした領域(タイル)に分割される。そして、各コンポーネントの個々のタイル(例えば、R00
,R01 ,…,R15/G00 ,G01,…,G15/B00,B01,…,B15)が、圧縮伸長プロセスを実行する際の基本単位となる。すなわち、圧縮伸長処理はコンポーネント毎、そしてタイル毎に、独立に行なわれる。
画像データの符号化時には、各コンポーネントの各タイルのデータが、色空間変換・逆変換部111に入力され、色空間変換を施されたのち、2次元ウェーブレット変換・逆変換部112で2次元ウェーブレット変換(順変換)が適用されて周波数帯(サブバンド)に空間分割される。
図17に、デコンポジションレベル数が3の場合の、各デコンポジション・レベルにおけるサブバンドを示している。すなわち、原画像のタイル分割によって得られたタイル原画像131(デコンポジション・レベル0)に対して、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジション・レベル1のサブバンド1LL,1HL,1LH,1HHを分離する(132)。引き続き、この階層における低周波成分1LLに対して、2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジション・レベル2のサブバンド2LL,2HL,2LH,2HHを分離する(133)。同様に、低周波成分2LLに対して2次元ウェーブレット変換を施し、デコンポジション・レベル3のサブバンド3LL,3HL,3LH,3HH)を分離する(134)。
前述のような2次元ウェーブレット変換の後、ウェーブレット変換係数は量子化・逆量子化部113により量子化される(ただし、可逆ウェーブレット変換が行われた場合には量子化は行われない)。その後、エントロピー符号化・復号化部114により、ウェーブレット係数はサブバンド毎にエントロピー符号化される。サブバンド毎に、指定された符号化の順番で符号化の対象となるビットが定められ、量子化・逆量子化部113で対象ビット周辺のビットからコンテキストが生成され、このコンテキストと対象ビットとからこのコンテキストと対象ビットの確率推定による算術符号化が行われる。
エントロピー符号化においては、ウェーブレット係数はサブバンド毎に「プレシンクト」と呼ばれる重複しない矩形に分割される。これは、インプリメンテーションでメモリを効率的に使うために導入されたものである。図19に示すように、一つのプレシンクトは空間的に一致した3つの矩形領域からなっている。更に、個々のプレシンクトは、重複しない矩形の「コード・ブロック」に分けられる。これは、エントロピー・コーディングを行なう際の基本単位となる。
ウェーブレット変換係数は、そのまま符号化することも可能であるが、JPEG2000では、符号化効率を上げるために、係数値を「ビットプレーン」に分解し、ビットプレーン毎に符号化される(より正確にはビットプレーンは3つのサブビットプレーンに分割して符号化される)。
図20に、処理手順を簡単に示した。この例は、原画像(32×32 画素)を16 ×16 画素のタイル4つで分割した場合で、デコンポジションレベル1
のプレシンクトとコード・ブロックの大きさは、各々8×8画素と4×4 画素としている。プレシンクトとコード・ブロックの番号は、ラスター順に付けられる。タイル境界外に対する画素拡張にはミラーリング法を使い、可逆(5
×3 )フィルタでウェーブレット変換を行ない、デコンポジションレベル1のウェーブレット係数値を求めている。また、タイル0 /プレシンクト3/コード・ブロック3について、代表的な「レイヤ」についての概念図をも併せて示している。レイヤの構造は、ウェーブレット係数値を横方向(ビットプレーン方向)から見ると理解し易い。1つのレイヤは任意の数のビットプレーンから構成される。この例では、レイヤ0,1,2,3は、各々、1,3,1の3つのビットプレーンから成っている。そして、LSB
に近いビットプレーンを含むレイヤ程、先に量子化の対象となり、逆に、MSB に近いレイヤは最後まで量子化されずに残ることになる。レイヤを破棄する方法はトランケーションと呼ばれ、量子化率を細かく制御することが可能である。
このようにして、全てのコンポーネントについて、タイル単位で符号化処理が行われる。最後にタグ処理部115で、エントロピー符号を1本のコード・ストリームに結合するとともに、それにタグを付加する処理を行なう。
図18にコード・ストリームの構造を簡単に示した。コード・ストリームの先頭と各タイルを構成する部分タイルの先頭にはヘッダと呼ばれるタグ情報が付加され、その後に、各タイルの符号データが続く。そして、コード・ストリームの終端には、再びタグが置かれる。
一方、復号化時には、符号化時とは逆に、各コンポーネントの各タイルのコード・ストリームから画像データを生成する。図15を用いて簡単に説明する。タグ処理部115は、外部より入力したコード・ストリームに付加されたタグ情報を解釈し、コード・ストリームを各コンポーネントの各タイルのコード・ストリームに分解する。その各コンポーネントの各タイルのコード・ストリーム毎に復号化処理が行われる。コード・ストリーム内のタグ情報に基づく順番で復号化の対象となるビットの位置が定められるとともに、量子化・逆量子化部113で、その対象ビット位置の周辺ビット(既に復号化を終えている)の並びからコンテキストが生成される。エントロピー符号化・復号化部114で、このコンテキストとコード・ストリームから確率推定によって復号化を行ない対象ビットを生成し、それを対象ビットの位置に書き込む。このようにして復号化されたデータはサブバンドに空間分割されているため、これを2次元ウェーブレット変換・逆変換部112で2次元ウェーブレット逆変換を行なうことにより、画像データの各コンポーネントの各タイルが復元される。復元されたデータは色空間変換・逆変換部111によって元の表色系のデータに変換される。
以上が、JPEG2000のアルゴリズムの概要であり、静止画像、すなわち単フレームに対する方式を複数フレームに拡張したものがMotion−JPEG2000アルゴリズムである。
[JPEG2000のパーサ機能の概要]
JPEG2000における符号列変換部(パーサ)は、符号データを符号レベルで加工し別の符号データを生成する機能をもつ。
図21は、符号列変換部が行なう具体的処理を説明する機能ブロック図である。この符号列変換部は、画像読込部31、ヘッダ・符号データ分割処理部32、ヘッダ処理部33、符号データ合成部34からなる。
画像読込部31は、各第1の符号データa1〜aNを順次読み込む。読み込まれた各符号データは、ヘッダ・符号データ分割処理部32でヘッダ部分と符号部分とに分割され、ヘッダ処理部33でメインヘッダはタイルパートヘッダに変更される。その際、順次、タイルインデックスが付与される。すべての第1の符号データのヘッダを処理し終えると、符号データ合成部34で、第1の符号データa1〜aNを合成することにより、符号データa1〜aNで表される静止画を各フレームとして時系列に並べたモーション画像の符号データ、すなわちMotion−JPEG2000準拠の第2の符号データが生成される。
図22は符号列変換部で処理する前の複数の第1の符号データa1〜aNのデータ構成を説明するための図である。ここに示す例では、符号データa1〜aNは、メインヘッダ41、タイルパートヘッダ42、ビットストリーム(LL1成分〜HH3成分)43、EOCマーカ44からなる。ここでは便宜上、すべての第1の符号データが同サイズの1タイル構成である。
図23は、符号列変換部で変換後の第2の符号データbのデータ構成を説明するための図である。この例では、第2の符号データbは、メインヘッダ45、タイルパートヘッダ46、ビットストリーム47、EOCマーカ48を示している。ここでも便宜上、第2の符号データの各フレームが1タイル構成である場合を図示している。この例では、各第1の符号データのうち4枚の静止画を1フレームに集約した例を示していて、4つの第1の符号データから、所定の解像度のデータだけを選択する。すなわち、この例では、それぞれLL1,HL1,LH1,HH1の成分だけを取り出して、各フレーム(この例では前述のように単一のタイル)のビットストリーム47としている。
符号列変換部は、逆向きの処理によって、第2の符号データを第1の符号データに再度変換することもできる(図21の括弧内参照)。
以上のように、JPEG2000準拠の符号データであれば、先に説明した本発明の主要な要素である分割符号データを生成する処理を、符号レベルでのタイル単位の分割や合成により行うことができる。また、符号レベルで、フレーム単位でMotion−JPEG2000準拠の符号データを生成することも容易に行うことができる。かかる機能を活用し、本発明ではJPEG2000準拠の符号データを予め細かいタイル単位に分けたデータに分割しておくことで、分割要求がタイル単位のサイズであれば、符号列変換部(パーサ)で符号レベルで簡単に分割符号データを生成することが可能となる。
[検索環境自動生成]
本発明の画像処理システムは、分割処理により生成された符号データのファイル名(あるいは識別子)を自動割付けし、検索環境を自動生成する機能を有する。図10及び図11はその説明図である。この例では、静止画の符号データのファイルを作成し保存する場合だけを示しているが、マルチページ符号データのファイルを作成し保存する場合も同様である。後者の場合、検索はマルチページ画像の該当するページを探す。
[検索環境生成処理]
図4は典型的な検索環境自動生成処理フローである。
ステップS10:画像符号データ保存手段1に保存されている指定された画像の符号データを伸長し表示する。ステップS11以降は分割指令があった場合の処理ステップである。
ステップS11:表示されている画像の符号データに対し、前述したような符号レベルでの分割処理を行う。図10の例では、静止画合成手段12により静止画符号データが生成されるが、モーション合成手段11によりマルチページ符号データを生成してもよいことは前述の通りである。
ステップS12:分割された符号データを、ファイル名自動割付手段5により識別子(名前であっても番号であってもよい)を付けて、独立したファイルとして画像符号データ保存手段1に保存する。図10の例では、各静止画符号データがファイルとして保存されるが、FN1〜FN8が各ファイルに付けられた識別子である。なお、マルチページ符号データが生成される場合には、そのファイルの識別子に加え、各ページにページ番号を付けるようにしてもよい。
ステップS13:ファイル名自動割付手段5により、ファイル名符号データファイル対応の検索用データベース(DB)を作成する。この検索用データベースは、ファイル名とそのファイル名をもつ符号データ・ファイルとが対となっている一覧表である。検索用データベースは、ファイル名と、そのファイル名をもつ符号データ・ファイルと、その符号データの表示位置とが対となった一覧表であってもよい。ここで、マルチページ符号データ・ファイルについては、この検索用データベースは、ページ番号と該当ページの識別番号が付された対の一覧表であってもよい。
ステップ14:さらに、検索環境構築手段14によって、図11(a)に示したようなファイル名を列挙した検索用の一覧表を作成し、必要に応じて表示してもよい。また、図11(b)に示すような、概略画像(サムネイル画像)を表示し、その対応位置にファイル名を表示するようにしてもよい。
[検索処理]
図5は典型的な検索処理フローである。この処理は検索要求を受けて実行される。
ステップS30:検索したいファイルの識別子(ファイル名)またはページ番号を入力する。このとき、図11に示すようなファイル名又はページ番号の一覧表を表示し、その中より選択させるようにしてもよい。なお、図1には明記されていないが、かかるユーザ入力のための手段は当然存在する。
ステップS31:検索用データベースより該当するファイルまたはページの識別記号を得る。
ステップS32:その識別記号を用いて該当するファイルまたはページの符号データを画像符号データ保存手段1より取り出す。ここで、その符号データを伸長し表示してもよい。
[分散形の画像処理システム]
前述のように、本発明の画像処理システムは、複数の装置に処理機能を分散させる形態をとることもできる。
図12は、そのような形態の画像処理システムの典型的な構成例を示すブロック図である。ここに示す画像処理システムは、画像サーバ300と画像表示装置400(より一般的には画像出力装置)をネットワークを介して結合される構成である。図12には画像表示装置400は1台のみ示されているが、通常、画像サーバ300は複数の画像表示装置400により共有される形態をとる。
図12中の各手段1〜12は図1中の対応手段と同様の手段である。図1に示された手段のうち、伸長手段2、画像データバッファ手段3及び表示手段4は画像表示装置400側に含まれ、それ以外の手段は画像サーバ300側に含まれる。なお、図中省略されているが、画像サーバ300及び画像表示装置400は、ネットワーク経由の情報交換のためのネットワーク・インターフェース手段を当然に備える。
[画像サーバの受信処理]
図13は、画像サーバ300が外部より画像の符号データを受信する場合の典型的な処理フローである。この処理は、受信要求を受けて開始する。
ステップS50:画像の符号データを受信して画像符号データ保存手段1に保存する。
ここでは符号データの受信を想定しているが、受信されるデータは画像データであっても
かまわない。その場合、画像サーバ300は符号手段(図12には示されていない)により、受信した画像データの符号化(圧縮)処理を行い、その符号データを保存する。
ステップS51:小ブロック分割手段6により、受信した画像の符号データ小ブロック単位に区分して小ブロック分割情報を作成し、それを小ブロック分割情報保存手段7に保存する。前述のように、JPEG2000の符号データを対象とする場合は、典型的には、符号データをタイル単位に分割した符号データを生成することで、小ブロック分割を実現できる。この場合、各タイルと画像の位置関係の対応表(ブロック分割情報)を作ることができる。ここで、前記対応表小ブロック分割情報)は、符号データの小ブロック単位の分割と表示位置を関係づけられたデータで構成される。図7に示すように、小ブロック分割手段6で符号データが分割され、符号データと表示位置との対応表が作成されたものである。
[画像サーバの送信処理]
図14は、画像サーバ300から画像表示装置400へ画像の符号データを送信する時の典型的な処理フローである。この処理は、画像表示装置400からの画像送信要求を受けて開始する。
ステップS60:ファイル名と画像のサイズを受信する。
ステップS61:小ブロック分割情報を利用し、小ブロックを合成して要求されたサイズの画像の符号データを作成する。前述のように、小ブロック分割情報は小ブロック分割情報保存手段7に保存されており、符号データの小ブロック単位の分割と表示位置を関係づけた情報である。
ステップS62:作成した符号データを画像表示装置400へ送信する。これで一連の処理を終了する。
なお、図12には明示されていないが、分割された画像ファイルは、予め想定されるサイズに(例えば、画像表示装置の画面サイズに合うように)分割して保存されてもよい。その場合、画像サーバ上に前述したよう検索環境を構築し、画像表示装置400で必要としているファイルを検索要求に応じて検索してもかまわない。
JPEG2000の符号データを対象とする場合は、前述のパーサ機能を利用し、符号列の操作によって、符号データをタイル単位に分割してよいし、タイル単位のデータを更に細かくプレシンクト単位に分割してもよい。
以上、画像処理システムとして本発明を説明したが、以上の説明は本発明の画像処理方法の説明でもあることは明白である。
また、本発明の画像処理システム及び画像処理方法は、コンピュータを利用しプログラムにより実現することも可能であることは明白である。そのためのプログラム、及び、同プログラムが記録された磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶素子などの各種情報記録(記憶)媒体も本発明に包含されるものである。
本発明による処理機能集中形の画像処理システムの典型的な構成例を示すブロック図である。 分割手段の機能構成例を示すブロック図である。 分割処理の典型的な処理フローを示すフローチャートである。 検索環境生成処理の典型的な処理フローを示すフローチャートである。 検索処理の典型的な処理フローを示すフローチャートである。 画像表示範囲と分割処理の説明図である。 小ブロック分割と符号データ生成の説明図である。 符号データ構造の説明図である。 領域分割された符号データの生成の説明図である。 ファイル名自動割付と検索用データベース生成の説明図である。 検索用表示画面例を示す図である。 処理機能を画像サーバと画像表示装置に分散させた、本発明の画像処理システムの典型的構成例を示すブロック図である。 画像サーバにおける符号データ受信処理の典型的な処理フローを示すフローチャートである。 画像送信要求時の画像サーバの典型的な処理フローを示すフローチャートである。 JPEG2000のアルゴリズムの基本を説明するためのブロック図である。 カラー画像の各コンポーネントのタイル分割の説明図である。 2次元ウェーブレット変換によるサブバンド分解の説明図である。 JPEG2000のコードストリームの構造の説明図である。 JPEG2000におけるタイル、プレシンクト、コードブロックの説明図である。 JPEG2000における係数値のビットプレーン符号化とレイヤの説明図である。 JPEG2000の符号変換部(パーサ)の機能ブロック図である。 合成前の符号データの構造説明図である。 合成後の符号データの構造説明図である。 一般的な画像分割方法を説明するための図である。
符号の説明
1 画像符号データ保存手段
2 伸長手段
3 画像データバッファ手段
4 表示手段
5 ファイル名自動割付手段
6 小ブロック分割手段
7 小ブロック分割情報保存手段
8 表示範囲読み取り手段
9 略同一サイズ計算手段
10 分割手段
11 モーション合成手段
12 静止画合成手段
21 分割数設定手段
22 分割サイズ設定手段
23 分割方法指定手段
34 分割制御手段

Claims (16)

  1. 画像の符号データを保存する符号データ保存手段と、
    前記符号データ保存手段に保存されている画像の符号データを伸長する伸長手段と、
    前記伸長手段で伸長された画像を表示する表示手段と
    前記表示手段によって表示されている画像の表示範囲を検出する表示範囲検出手段と、
    前記符号データ保存手段に保存されている、前記表示手段によって表示されている画像の符号データを、前記表示範囲検出手段により検出された表示範囲のサイズに基づいて決められたサイズの複数の分割画像の符号データへと分割する手段と、
    前記分割する手段によって分割された複数の分割画像の符号データを、モーション符号データ又はマルチページ符号データとして、前記符号データ保存手段に保存する手段とを有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、符号データ保存手段に、符号データが小ブロック単位に領域区分して保存されていることを特徴とする画像処理システム。
  3. 前記分割する手段は、前記小ブロック分割の区切り単位で分割の範囲を指定する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. 前記表示手段により表示される画像に重ねて小ブロック分割の区切りを表示させる手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 請求項2に記載の画像処理システムにおいて、前記分割する手段は、必要なブロックを小ブロック単位で合成する手段を含むことを特徴とする画像処理システム。
  6. 分割された符号データが前記符号データ保存手段に保存される際に、該符号データに自動的にファイル名を付与する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  7. 検索用のファイル名を列挙した一覧表を作成し、それを必要に応じて前記表示手段に表
    示させる手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像処理システム。
  8. 検索用のファイル名を列挙した一覧表を作成し、必要に応じて、前記一覧表に基づいて
    ファイル名と概略画像を対応付けて前記表示手段に表示させる手段を有することを特徴と
    する請求項6に記載の画像処理システム。
  9. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記分割する手段は、分割画像のサイズを略均等にするための手段を含むことを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、符号データは、領域毎の符号データを重畳した構造であることを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、符号データはJPEG2000準拠の符号データであることを特徴とする画像処理システム。
  12. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、前記各手段はネットワークを介して結合される画像サーバと画像出力装置とに分散され、前記表示手段に表示される画像の符号データは前記画像サーバからネットワークを介して前記画像出力装置へ転送されることを特徴とする画像処理システム。
  13. 前記画像サーバは、外部より入力される画像の符号データを再分割する手段を有することを特徴とする請求項12に記載の画像処理システム。
  14. 符号データ保存手段に保存されている画像の符号データを伸長する伸長ステップと、
    前記伸長ステップで伸長された画像を表示手段に表示させる表示ステップと、
    前記表示手段によって表示されている画像の表示範囲を検出するステップと、
    前記符号データ保存手段に保存されている、前記表示手段によって表示されている画像の符号データを、前記検出された表示範囲のサイズに基づいて決められたサイズの複数の分割画像の符号データへと分割する符号データ分割ステップと、
    前記符号データ分割ステップによって分割された複数の分割画像の符号データを、モーション符号データ又はマルチページ符号データとして前記符号データ保存手段に保存するステップと有することを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項14に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムが記録された、コンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
JP2003327630A 2003-09-19 2003-09-19 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体 Expired - Fee Related JP4609918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327630A JP4609918B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003327630A JP4609918B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005092007A JP2005092007A (ja) 2005-04-07
JP4609918B2 true JP4609918B2 (ja) 2011-01-12

Family

ID=34457450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003327630A Expired - Fee Related JP4609918B2 (ja) 2003-09-19 2003-09-19 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4609918B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005084005A1 (en) * 2004-02-17 2005-09-09 Koninklijke Philips Electronique N.V. Method of visualizing a large still picture on a small-size display.
JP5256628B2 (ja) * 2007-03-09 2013-08-07 日本電気株式会社 画像表示装置、該画像表示装置に用いられる画像拡大/縮小方法及び画像拡大/縮小制御プログラム
JP4809412B2 (ja) * 2008-09-30 2011-11-09 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理装置および画像処理方法
JP5331432B2 (ja) * 2008-09-30 2013-10-30 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理装置および画像処理方法
EP2330587B1 (en) 2008-09-30 2019-04-10 Sony Interactive Entertainment Inc. Image processing device and image processing method
CN101944350B (zh) * 2010-09-29 2013-06-12 宇龙计算机通信科技(深圳)有限公司 在显示器上显示图像的方法、显示装置和终端
JP5467083B2 (ja) * 2011-08-18 2014-04-09 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 画像処理装置、画像処理方法、および画像のデータ構造
JP5949398B2 (ja) * 2012-09-28 2016-07-06 株式会社Jvcケンウッド 映像音声記録再生装置
CN114915731A (zh) * 2021-02-07 2022-08-16 华为技术有限公司 处理图像传感器图像数据的方法和装置

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188866A (ja) * 1997-07-18 1999-03-30 Pfu Ltd 高精細画像表示装置及びそのプログラム記憶媒体
JPH11285006A (ja) * 1997-09-19 1999-10-15 Sharp Corp 画像符号化装置及び画像復号装置
JP2001333430A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Canon Inc 画像処理装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2002091657A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Ntt Advanced Technology Corp 表示制御装置
JP2002149153A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2002271790A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Nikon Corp 画像圧縮装置、電子カメラおよび画像処理プログラム
JP2003069759A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Mitsubishi Electric Corp 画像配信装置、画像配信方法、受信装置、受信方法、転送装置および転送方法
JP2003091479A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Nec Corp 画像データ取得システムにおけるサーバ及び端末、その画像データ取得方法、及び画像データ取得プログラム
JP2005092110A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188866A (ja) * 1997-07-18 1999-03-30 Pfu Ltd 高精細画像表示装置及びそのプログラム記憶媒体
JPH11285006A (ja) * 1997-09-19 1999-10-15 Sharp Corp 画像符号化装置及び画像復号装置
JP2001333430A (ja) * 2000-05-23 2001-11-30 Canon Inc 画像処理装置、方法、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2002091657A (ja) * 2000-09-14 2002-03-29 Ntt Advanced Technology Corp 表示制御装置
JP2002149153A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び記憶媒体
JP2002271790A (ja) * 2001-03-07 2002-09-20 Nikon Corp 画像圧縮装置、電子カメラおよび画像処理プログラム
JP2003069759A (ja) * 2001-08-27 2003-03-07 Mitsubishi Electric Corp 画像配信装置、画像配信方法、受信装置、受信方法、転送装置および転送方法
JP2003091479A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Nec Corp 画像データ取得システムにおけるサーバ及び端末、その画像データ取得方法、及び画像データ取得プログラム
JP2005092110A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005092007A (ja) 2005-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4064196B2 (ja) クライアントコンピュータ、サーバコンピュータ、プログラム、記憶媒体、画像データ処理システム及び画像データ処理方法
JP4003945B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2002511686A (ja) 多解像度圧縮像管理システム及び方法
JP4349816B2 (ja) 画像処理装置、画像圧縮装置、画像処理方法、画像圧縮方法、プログラム、及び記録媒体
JP2004088425A (ja) 符号変換装置、符号変換方法、プログラム及び記憶媒体
JP2007142614A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2004248152A (ja) 画像圧縮装置、画像伸張装置、画像圧縮方法、画像伸張方法、プログラム、及び記録媒体
JP4898513B2 (ja) クライアント・サーバシステム
JP2003169333A (ja) 符号列作成装置、画像伸長システム、画像伸長装置、画像提供システム、符号列作成方法、プログラム及び記録媒体
JP4609918B2 (ja) 画像処理システム、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2004254298A (ja) 画像処理装置、プログラム及び記憶媒体
JP2004242290A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、画像編集処理システム、画像処理プログラム及び記憶媒体
JP2004166124A (ja) 画像処理装置、プログラム、記憶媒体及び画像処理方法
JP2005092110A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2004186871A (ja) 画像処理装置、撮像装置、プログラム及び記憶媒体
US20050169542A1 (en) Image processing apparatus, image processing method, program, and information recording medium
JP2007014002A (ja) 画像処理装置、画像処理用プログラム及び記録媒体
JP4073333B2 (ja) 画像圧縮装置及び画像圧縮方法
JP3914197B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及びコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP4489474B2 (ja) 画像処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP4688164B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP4059399B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、画像出力制御方法、プログラム、及び、記録媒体
JP2006086579A (ja) 画像処理装置、プログラム、及び記憶媒体
JP3989801B2 (ja) 画像処理装置、画像処理用プログラム及び記憶媒体
JP4743613B2 (ja) 符号生成装置、ファイル生成装置、符号処理装置、プログラム、情報記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees