JP2005122257A - 画像処理装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像処理を高速化でき、設計の自由度を高めることができる画像処理装置、及びこれを含む電子機器を提供すること。
【解決手段】 画像処理装置は画像処理ユニットIMP1〜IMP4を含む。各画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットからの画素データを入力し、入力された画素データに対して画像処理を施し、後段の画像処理ユニットに出力するパイプライン処理を行う。各画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットとの間でのハンドシェーク信号の入出力と、ハンドシェーク信号を用いて入力される画素データの入力とを有する入力インターフェースIIFを含む。また後段の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号の入出力と、ハンドシェーク信号を用いて後段の画像処理ユニットに出力される画素データの出力を有する出力インターフェースQIFを含む。タグ情報を用いてパイプライン処理を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像処理装置、及び電子機器に関する。
イメージスキャナ、ファクシミリ、コピー機、デジタルカメラなどの電子機器(狭義には画像読み取り装置)では、CCD(Charge Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)、BBD(Bucket Brigade Device)などのイメージセンサを用いて画像を取得する。そして取得された画像の画素データはデジタルデータに変換され、画像処理装置(画像処理LSI)により種々の画像処理が施される。
しかしながら、これまでの画像処理装置では、複数の画像処理を1個の画像処理ユニットで処理していた。また画素データに施す画像処理の仕様がユーザによって異なる場合には、その仕様に沿うように画像処理装置のシステムLSIを個別に設計して、ユーザに供給していた。このため、画像処理の仕様に変更が生じた場合に、画像処理装置の構成を全体的に見直して設計し直す必要があった。また画像処理装置が行う一連の画像処理に、新たな画像処理を追加したり、一連の画像処理から不要な画像処理を削除したり、画像処理の順番を入れ替えたりするなどの修正が困難であり、設計の自由度を低めていた。また画像処理にも時間がかかってしまい、処理の高速化が困難であった。
特開2002−152522号公報
本発明は以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像処理を高速化でき、設計の自由度を高めることができる画像処理装置、及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットを含み、前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、前記各第Kの画像処理ユニットが、前段の第K−1の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号が入出力されるハンドシェーク信号入出力と、前記ハンドシェーク信号を用いて前段の第K−1の画像処理ユニットから画素データが入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、後段の第K+1の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号が入出力されるハンドシェーク信号入出力と、前記ハンドシェーク信号を用いて後段の第K+1の画像処理ユニットに対して画素データが出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースとを含む画像処理装置に関係する。
本発明によれば、パイプライン処理により複数の画素データに対して第1〜第Nの画像処理を並列に行うことができるため、画像処理を高速化できる。そして本発明では、ハンドシェーク信号入出力と画素データ入力を有する入力インターフェースと、ハンドシェーク信号入出力と画素データ出力を有する出力インターフェースとが、各第Kの画像処理ユニットに設けられている。従って、各第Kの画像処理ユニットはハンドシェーク信号などを用いて自己完結的に画像処理を行うことが可能になり、タイミング制御やハードウェア構成を簡素化できる。
また本発明では、前記入力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力では、前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理の完了信号が入力されると共に、前段の第K−1の画像処理ユニットに対して画素データの入力許可信号が出力され、前記出力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力では、第Kの画像処理ユニットに対して第Kの画像処理の完了信号が出力されると共に、後段の第K+1の画像処理ユニットから画素データの入力許可信号が入力されるようにしてもよい。なおハンドシェーク信号として、このような完了信号や入力許可信号と異なる意味合いを持つ信号を用いてもよい。
また本発明では、前記入力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていてもよい。このようにすれば、画像処理ユニットの削除、追加、順番の並べ替えなどの修正を簡素に行うことが可能になり、開発期間の短縮化等を図れる。
また本発明は、画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、画素データの属性を識別するためのタグ情報を生成するタグ情報生成ユニットと、互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットとを含み、前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、前記各第Kの画像処理ユニットが、タグ情報が入力されるタグ情報入力と、前記タグ情報に基づいてその属性が識別される画素データが前段の第K−1の画像処理ユニットから入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、タグ情報が出力されるタグ情報出力と、前記タグ情報に基づいてその属性が識別される画素データが後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースとを含む画像処理装置に関係する。
本発明によれば、パイプライン処理により複数の画素データに対して第1〜第Nの画像処理を並列に行うことができるため、画像処理を高速化できる。そして本発明では、タグ情報入力と画素データ入力を有する入力インターフェースと、タグ情報出力と画素データ出力を有する出力インターフェースとが、各第Kの画像処理ユニットに設けられている。このようなタグ情報を用いれば、第1〜第Nの画像処理ユニットを用いたパイプライン処理による複数の画素データの並列処理を容易化でき、タイミング制御やハードウェア構成を簡素化できる。
また本発明では、前記タグ情報生成ユニットが、画素データがR、G、Bのいずれの画素のデータなのかを識別するための情報と、画素データがイメージセンサの先頭画素のデータなのか最終画素のデータなのかを識別するための情報と、画素データがイメージセンサの奇数番目画素のデータなのか偶数番目画素のデータなのかを識別するための情報の少なくとも1つを含むタグ情報を生成するようにしてもよい。なおタグ情報として、これらの情報とは別の態様の情報を生成してもよい。
また本発明では、前記入力インターフェースの前記タグ情報入力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記タグ情報出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていてもよい。このようにすれば、画像処理ユニットの削除、追加、順番の並べ替えなどの修正を簡素に行うことが可能になり、開発期間の短縮化等を図れる。
また本発明は、画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットを含み、前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、前記各第Kの画像処理ユニットが、前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理の完了信号が入力される完了信号入力と、前記完了信号がアクティブになったことを条件に前段の第K−1の画像処理ユニットから画素データが入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、第Kの画像処理ユニットに対して第Kの画像処理の完了信号が出力される完了信号出力と、前記完了信号がアクティブになったことを条件に後段の第K+1の画像処理ユニットに対して画素データが出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースとを含み、第1〜第Nの画像処理ユニットでの画像処理を、同じクロック数の処理時間で行う画像処理装置に関係する。
本発明によれば、パイプライン処理により複数の画素データに対して第1〜第Nの画像処理を並列に行うことができるため、画像処理を高速化できる。そして本発明では、完了信号入力と画素データ入力を有する入力インターフェースと、完了信号出力と画素データ出力を有する出力インターフェースとが、各第Kの画像処理ユニットに設けられている。従って、各第Kの画像処理ユニットは、完了信号などを用いて簡素な処理で画像処理を行うことが可能になり、タイミング制御やハードウェア構成を簡素化できる。
また本発明では、前記入力インターフェースの前記完了信号入力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記完了信号出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていてもよい。このようにすれば、画像処理ユニットの削除、追加、順番の並べ替えなどの修正を簡素に行うことが可能になり、開発期間の短縮化等を図れる。
また本発明では、前記第1〜第Nの画像処理ユニットとして、明るさ補正のためのシェーディング処理を画素データに施すシェーディング処理ユニットと、ガンマ補正処理を画素データに施すガンマ補正処理ユニットと、平均化処理又は間引き処理を画素データに施す平均化・間引き処理ユニットと、2値化処理を画素データに施す2値化処理ユニットの少なくとも1つを含むようにしてもよい。
また本発明では、初段の第1の画像処理ユニットが、前記シェーディング処理ユニットであり、中間の第2〜第N−1の画像処理ユニットの少なくとも1つが、前記ガンマ補正処理ユニット及び前記平均化・間引き処理ユニットの少なくとも1つであり、最終段の第Nの画像処理ユニットが、前記2値化処理ユニットであってもよい。
また本発明では、前記シェーディング処理ユニットが、シェーディングパラメータを生成するシェーディングパラメータ生成ユニットと、シェーディングパラメータ生成ユニットにより生成されたシェーディングパラメータに基づいてシェーディング演算を行うシェーディング演算ユニットとに分離されていてもよい。
また本発明は、画素データを取得するためのイメージセンサと、前記イメージセンサにより取得された画素データに対して画像処理を施す上記のいずれかの画像処理装置とを含む電子機器に関係する。
以下、本実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器
図1に本実施形態の画像処理装置を含む電子機器10(狭義には画像読み取り装置或いは画像形成装置。更に狭義にはイメージスキャナ)の構成例を示す。なお電子機器10は図1の全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略する構成にしてもよい。
電子機器10(フラットベッド型イメージスキャナ)は読み取り対象物12(狭義には原稿)を載せるための載置台14(狭義には原稿台)と、載置台14を支持するフレーム15(支持部材、ハウジング)を含む。矩形状の載置台14は光透過性部材であるガラス等により形成され、この光透過性の載置台14の例えば上部に読み取り対象物12が載せられる。
電子機器10はイメージセンサ22(撮像デバイス、ラインセンサ、1次元センサ、カラーセンサ)が搭載されるキャリッジ20を含む。イメージセンサ22としてはCCD(Charg Coupled Device)、CIS(Contact Image Sensor)、又はBBD(Bucket Brigade Device)などを使用できる。キャリッジ20には、読み取り対象物12(原稿)を照明するための光源26や、読み取り対象物12で反射された光源26からの光をイメージセンサ22に集光するレンズ28(集光部)などの光学系(光学ヘッド)も搭載される。
電子機器10は、キャリッジ20を駆動して移動させる駆動装置30(駆動機構)を含み、駆動装置30は、モータ32(動力源)や、モータ32を駆動するモータドライバ34を含む。イメージセンサ22は、その長手方向が主走査方向と一致するように配置される。そして他方側がプーリ38に掛けられた駆動ベルト36をモータ32が回転させることで、駆動ベルト36に固定されたキャリッジ20が副走査方向(主走査方向に直交する方向)に移動する。なお、キャリッジ20の移動方式としは種々の変形実施が考えられ、例えば駆動ベルト36を用いないでキャリッジ20を移動したり、リニアモータ機構によりキャリッジ20を移動してもよい。
イメージセンサ22により読み取られたアナログの画素データ(画像データ)はA/D変換器40(アナログフロントエンド)に入力され、A/D変換器40はこれをデジタルの画素データ(RGBデータ)に変換して、電子機器コントローラ50(狭義にはスキャナコントローラ)に出力する。
電子機器コントローラ50は電子機器10の画像読み取り処理等を制御するものである。具体的には、キャリッジ20を駆動(移動)するためのサーボ制御や、キャリッジ20に搭載されたイメージセンサ22の駆動制御を行う。
電子機器コントローラ50はイメージセンサコントローラ60を含む。イメージセンサコントローラ60はイメージセンサ22の制御等を行うものであり、駆動コントローラ62や画像処理装置64を含む。ここで駆動コントローラ62は、イメージセンサ22の転送クロックφ1、φ2(駆動パターン、駆動信号)を生成してイメージセンサ22に供給する。また画像処理装置64は、A/D変換器40からのデジタルの画素データ(画像データ)を受け、各種の画像処理(シェーディング処理、ガンマ補正処理、平均化・間引き処理、又は2値化処理等)を行う。
電子機器コントローラ50はサーボコントローラ80を含む。サーボコントローラ80は、キャリッジ20を駆動(移動)する駆動装置30(モータ32)のサーボ制御(フィードバック制御)を行うものである。電子機器コントローラ50はCPU96(プロセッサ)やメモリ98(ROM、RAM)を含む。CPU96は電子機器コントローラ50の全体的な制御を行ったり、外部との情報のやり取りをする。またメモリ98は、プログラムや各種データを記憶したり、イメージセンサコントローラ60やサーボコントローラ80やCPU96の作業領域として機能する。
なお、電子機器コントローラ50は図1に示す全ての構成要素を含む必要はなく、その一部を省略した構成にしてもよい。例えばCPU96やメモリ98を省略してもよい。また電子機器コントローラ50、イメージセンサコントローラ60、サーボコントローラ80の機能は、ハードウェア回路により実現してもよいし、ソフトウェアとハードウェア回路の双方により実現してもよい。またハードウェア回路はゲートアレイなどにより構成されるASIC(Aplication Specific Integrated Circuit)により実現してもよいし、汎用プロセッサにより実現してもよい。
2.イメージセンサ
図2(A)にイメージセンサ22(CCDラインセンサ)の構成例を示す。受光部206は光電変換を行う複数の受光素子(フォトダイオード、画素)を含む。そして図2(B)に示すように受光部202には、有効な画素(受光素子)S0〜Snが一列に配置される有効画素領域と、有効な画素ではないダミー画素D0〜Dk、Dk+1〜Dlが一列に配置されるダミー画素領域とが設けられる。このダミー画素は空送りや光シールド出力のために設けられる。
受光部202の各受光素子(画素)は受光量に応じた電荷を生成して蓄積する。そして電荷蓄積に必要な所定時間が経過した後に、シフト信号SHがアクティブになり、転送ゲート204がオンになる。これにより、アナログの画素データである蓄積電荷が、転送ゲート204を介して転送部206のシフトレジスタ(各受光素子に対応して設けられたシフトレジスタ)に転送される。そして、各シフトレジスタに転送された画素データ(蓄積電荷)は、2相の転送クロックであるφ1、φ2に基づいて、隣接するシフトレジスタ間を転送されて行き、イメージセンサ22のCCQ端子からシリアル出力される。
なお図2(C)に転送部206のシフトレジスタの構成例を示す。またイメージセンサ22の構成は図2(A)に限定されない。例えば図3のように、奇数番目(ODD)の画素用の転送ゲート204-1、転送部206-1と、偶数番目(EVEN)の画素用の転送ゲート204-2、転送部206-2を設けることが望ましい。また図2(A)、図3の構成において、R(赤)、G(緑)、B(青)の画素データの読み取り用の受光部、転送ゲート、転送部を設けることが望ましい。
3.第1の構成例
図4に本実施形態の画像処理装置の第1の構成例を示す。画像処理装置64は、互いに異なる第1〜第4の画像処理(広義には第1〜第Nの画像処理)を画素データ(画像データ)に対して施す画像処理ユニットIMP1〜IMP4(広義には第1〜第Nの画像処理ユニット)を含む。画像処理ユニットIMP1〜IMP4で行われる画像処理としては、明るさ補正のためのシェーディング処理、ガンマ補正処理、平均化処理、間引き処理、2値化処理、フィルタリング処理などの種々の処理がある。
なお画素データは例えばイメージセンサ等の各画素で取得されるデータ(RGBデータや白黒データ等)である。また以下では画像処理ユニットの個数が4個である場合を主に例にとり説明するが、画像処理ユニットの個数はこれに限定されず、3個であったり、5個以上であってもよい。
IMP1〜IMP4の各画像処理ユニットはパイプライン処理により画像処理を行う。具体的には各画像処理ユニット(第Kの画像処理ユニット)は、前段の画像処理ユニット(第K−1の画像処理ユニット)から画像処理(第K−1の画像処理)が施された後の画素データPDを入力し、入力された画素データPDに対して画像処理(第Kの画像処理)を施し、画像処理が施された後の画素データPDを後段の画像処理ユニット(第K+1の画像処理ユニット)に対して出力する。例えば図4の画像処理ユニットIMP2は、前段の画像処理ユニットIMP1により画像処理(例えばシェーディング処理)が施された後の画素データPDを入力し、入力された画素データPDに対して画像処理(例えばガンマ補正処理)を施して、後段の画像処理ユニットIMP3に出力する。同様にIMP3は、前段のIMP2により画像処理(例えばガンマ補正処理)が施された後の画素データPDを入力し、入力された画素データPDに対して画像処理(例えば平均化・間引き処理)を施して、後段のIMP4に出力する。そしてIMP4により画像処理(例えば2値化処理)が施された後の画素データPDが、画像処理装置64の最終出力として出力される。このように複数の画像処理ユニットを用いたパイプライン処理により複数の画像処理を行えば、複数の画素データに対して並列(同時)に画像処理を行うことが可能になる。従って、1個の画像処理ユニットを用いて複数の画像処理を1つの画素データに対して施す手法に比べて、処理を高速化できる。
IMP1〜IMP4の各画像処理ユニットは、入力インターフェースIIFと出力インターフェースQIFを含む。入力インターフェースIIFは、前段の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号DONE、ENBが入出力されるハンドシェーク信号入出力(端子)を有する。また信号DONE、ENBを用いて前段の画像処理ユニットから画素データPDが入力される画素データ入力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の入力インターフェースIIFは、前段のIMP1との間でのハンドシェーク信号入出力と、IMP1からの画素データ入力を有する。
出力インターフェースQIFは、後段の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号がDONE、ENBが入出力されるハンドシェーク信号入出力(端子)を有する。また信号DONE、ENBを用いて後段の画像処理ユニットに対して画素データPDが出力される画素データ出力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の出力インターフェースQIFは、後段のIMP3との間でのハンドシェーク信号入出力と、IMP3への画素データ出力を有する。
ここで信号DONEは、前段の画像処理ユニットでの画像処理が完了したことを示す信号である。この信号DONEは、前段の画像処理ユニットが当該画像処理ユニットに対して画像処理の開始を要求する信号であるということもできる。また信号ENBは、前段の画像処理ユニットからの画素データPDの入力を許可する信号である。この信号ENBは、前段の画像処理ユニットからの要求信号DONEに対するアクノリッジ信号であるということもできる。
図5に、クロックCLK、ハンドシェーク信号DONE、ENB、画素データPDのタイミング波形を示す。前段の画像処理ユニットの画像処理が完了すると、図5のA1に示すように前段の画像処理ユニットは信号DONEをアクティブ(例えばHレベル)にして、A2に示すように画像処理後の画素データPDを出力する。すると、この信号DONEと画素データPDを受けた画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットからの画素データPDに対する画像処理を開始する。そして次の画素データを受け付けられる状態になるとA3に示すように信号ENBをアクティブにして、前段の画像処理ユニットに対して次の画素データの入力の許可を伝える。前段の画像処理ユニットは、次の画素データPDに対する画像処理が既に終了していて、PDの出力が可能であれば、A4に示すように信号DONEをアクティブにして、A5に示すように次の画素データPDを出力する。これにより画像処理ユニットは次の画素データPDに対する画像処理を開始できる。
このようなハンドシェーク信号DONE、ENBを用いてパイプライン処理で画像処理を行えば、画像処理ユニットIMP1〜IMP4の画像処理時間(クロック数)が異なる場合にも、画素データに対する画像処理が無駄なく流れるようになり、処理を高速化できる。また各画像処理ユニットは、ハンドシェーク信号DONE、ENBを用いて互いに連絡を取りながら自己完結的に処理を行うことができるため、画像処理ユニットIMP1〜IMP4の処理を全体的に制御するシーケンサなどが不要となり、タイミング制御やハードウェア(回路)構成を簡素化できる。
なお図4の第1の構成例では、入力インターフェースIIFのハンドシェーク信号の入出力端子数と、IIFの画素データの入力端子数と、出力インターフェースQIFのハンドシェーク信号の入出力端子数と、QIFの画素データの出力端子数を、全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において同数にすることが望ましい。即ち画素データのビット数を例えば16ビット(Lビット)に統一して、画素データの入力端子数や出力端子数を全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において例えば16本(広義にはL本)にする。またハンドシェーク信号の入出力端子数も全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において統一して、例えば2本(広義にはM本)にする。
このようにすれば画像処理装置64が行う一連の画像処理に、新たな画像処理を追加したり、一連の画像処理から不要な画像処理を削除したり、画像処理の順番を入れ替えたりするなどの修正が容易になる。従って画像処理装置の画像処理の仕様に変更が生じた場合に、画像処理装置の全体構成を見直すことなく、これに対応することが可能となり、設計の自由度を高めたり、開発期間の短縮化を図れる。
即ち画像処理装置64を使用するユーザによっては、画像処理装置64で行われる一連の画像処理の中に不要な画像処理が存在する場合がある。例えばガンマ補正処理は電子機器(スキャナ)側で行わず、パーソナルコンピュータで行うことを想定しているユーザにとっては、ガンマ補正処理を行う画像処理ユニットIMP2は不要になる。
このような場合にも本実施形態によれば図6に示すように、不要な画像処理ユニットIMP2を容易に削除することが可能になる。即ち本実施形態では入力インターフェースIIF、出力インターフェースQIFでの端子数が全ての画像処理ユニットで同数になっている。従って図6に示すように画像処理ユニットIMP2を削除しても、画像処理ユニットIMP1の出力インターフェースQIFと、画像処理ユニットIMP3の入力インターフェースIIFの端子数は同数であるため、これらを簡単に接続し直すことができる。例えば画像処理装置64のLSIのネットリストから画像処理ユニットIMP2のリストを削除し、画像処理ユニットIMP1の出力インターフェースQIFと画像処理ユニットIMP3の入力インターフェースIIFが接続されるという定義を行うだけで、画像処理ユニットIMP2が削除された新たなネットリストを作成できる。また画像処理ユニットの削除のみならず、新たな画像処理ユニットの追加や、一連の画像処理の順番の変更も簡単に行えるようになる。従って、画像処理の仕様に変更が生じた場合にも、短い設計期間でこれに対応できるようになり、画像処理装置の開発期間の短縮化、低コスト化を図れる。
4.第2の構成例
図7に本実施形態の画像処理装置の第2の構成例を示す。図7の画像処理装置64は、画素データPDの属性を識別するためのタグ情報を生成するタグ情報生成ユニットTGENを含む。また互いに異なる画像処理を画素データに対して施す画像処理ユニットIMP1〜IMP4を含む。
IMP1〜IMP4の各画像処理ユニットは図4と同様にパイプライン処理により画像処理を行う。具体的には各画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットにより画像処理が施された後の画素データPDを入力し、入力された画素データPDに対して画像処理を施し、画像処理が施された後の画素データPDを後段の画像処理ユニットに対して出力する。このように複数の画像処理ユニットを用いたパイプライン処理により複数の画像処理を行えば、1個の画像処理ユニットを用いて複数の画像処理を1つの画素データに対して施す手法に比べて、処理を高速化できる。
IMP1〜IMP4の各画像処理ユニットの入力インターフェースIIFは、タグ情報TAGが入力されるタグ情報入力(端子)を含む。またTAGに基づいてその属性(RGB、START、LAST、ODD、EVEN)が識別される画素データPDが、前段の画像処理ユニットから入力される画素データ入力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の入力インターフェースIIFは、前段のIMP1からのタグ情報入力と画素データ入力を有する。
各画像処理ユニットの出力インターフェースQIFは、タグ情報TAGが出力されるタグ情報出力(端子)を含む。またTAGに基づいてその属性が識別される画素データが、後段の画像処理ユニットに対して出力される画素データ出力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の出力インターフェースQIFは、後段のIMP3に対するタグ情報出力と画素データ出力を有する。
なお図7では各画像処理ユニットの入力インターフェースIIF、出力インターフェースQIFは、図4で説明したハンドシェーク信号DONE、ENBの入出力を有している。しかしながら、このようなハンドシェーク信号入出力を有しない構成にしたり、後述する図9のように完了信号DONEの入力や出力だけを有する構成にしてもよい。
タグ情報生成ユニットTGENにより生成されるタグ情報としては、例えば画素データがR、G、Bのいずれの画素のデータなのかを識別するための情報や、画素データがイメージセンサの先頭画素のデータなのか最終画素のデータなのかを識別するための情報や、或いは画素データがイメージセンサの奇数番目画素のデータなのか偶数番目画素のデータなのかを識別するための情報などを含めることができる。
図8(A)にタグ情報TAGの例を示す。このタグ情報TAGは8ビットのデータになっている。TAGのビットB7、B6、B5は、画素データがR、G、Bのいずれの画素のデータなのかを識別するための情報である。例えばビットB7が論理レベルの「1」ならばR(赤)、B6が「1」ならばG(緑)、B5が「1」ならばB(青)の画素データになる。
TAGのビットB4、B3は、画素データがイメージセンサの先頭画素のデータなのか最終画素のデータなのかを識別するための情報である。例えばビットB4が論理レベルの「1」ならば先頭画素、B3が「1」ならば最終画素のデータになる。イメージセンサが、スキャナなどで使用されるラインセンサである場合には、先頭画素、最終画素は1又は複数ライン(走査ライン)の先頭、最終の画素である。一方、イメージセンサがデジタルカメラなど使用されるフレームセンサである場合には、先頭画素、最終画素はフレーム画像の先頭、最終の画素である。
TAGのビットB2、B1は、画素データがイメージセンサの奇数番目画素のデータなのか偶数番目画素のデータなのかを識別するための情報である。例えばビットB2が論理レベル「1」ならば奇数番目画素、B1が「1」ならば偶数番目画素のデータになる。例えばラインセンサなどでは、解像度を向上するために、奇数番目用の画素のラインと偶数番目用の画素のラインを相互に例えば0.5画素分だけずれるように設ける場合がある。そして奇数番目の画素のデータについては図3の転送ゲート204-1と転送部206-1により読み出し、偶数番目の画素のデータについては転送ゲート204-2と転送部206-2により読み出す。奇数番目の画素のラインと偶数番目の画素のラインをRGBの各々について設けた場合には、ラインセンサの画素のラインの本数は2×3=6本になる。TAGのビットB2、B1は転送ゲート204-1と転送部206-1により読み出される奇数番目の画素のデータと、転送ゲート204-2と転送部206-2により読み出される偶数番目の画素のデータとを識別するための情報である。
なおタグ情報TAGは図8(A)のような情報に限定されず、これらの情報の一部を含まないようにしたり、画素データの属性を識別するための他の情報を含むようにしてもよい。また図8(A)ではTAGは8ビットになっているが、TAGのビット数はこれに限定されない。例えば情報の冗長度を減らすデコード処理(圧縮)などを行って、TAGのビット数を減らしてもよい。
図8(B)に、クロックCLK、ハンドシェーク信号DONE、ENB、画素データPD、タグ情報TAGのタイミング波形図を示す。前段の画像処理ユニットの画像処理が完了すると、図8(B)のC1に示すように前段の画像処理ユニットは信号DONEをアクティブにして、C2、C3に示すように画像処理後の画素データPD及びその属性を示すタグ情報TAGを出力する。すると、この信号DONEと画素データPD及びタグ情報TAGを受けた画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットからの画素データPDに対する画像処理を開始する。この際、画像処理ユニットは、TAGに基づいて画素データPDの属性を知ることができる。即ち画素データが、R、G、Bのいずれの色の画素のデータなのか、先頭画素のデータなのか最終画素のデータなのか、奇数番目画素のデータなのか偶数番目画素のデータなのかを、TAGに基づいて識別できる。
そして画像処理ユニットは次の画素データを受け付けられる状態になるとC4に示すように信号ENBをアクティブにする。前段の画像処理ユニットは、次の画素データPDに対する画像処理が既に終了していて、PDの出力が可能であれば、C5に示すように信号DONEをアクティブにして、C6、C7に示すように次の画素データPD及びその属性を示すタグ情報TAGを出力する。
以上のようなタグ情報を用いる手法によれば、複数の画像処理ユニットを用いたパイプライン処理による複数の画素データの並列処理を容易化できる。即ち画素データに対する画像処理の内容は、画素データの属性によって異なる。例えば画素の色がRなのかGなのかBなのかによって、シェーディング処理やガンマ補正処理に必要なテーブルデータの内容も異なる。従ってタグ情報を用いない手法では、装置全体を制御するシーケンサが、各タイミングにおいてどのような画像処理を行うのかを各画像処理ユニットに指示する必要があり、タイミング制御やハードウェア構成が複雑化する。
これに対して図7、図8(A)(B)のようにタグ情報を用いる手法によれば、前段の画像処理ユニットから、画素データPDと共にPDの属性を示すタグ情報TAGが出力される。従って装置全体を制御するシーケンサからの指示がなくても、画素データPDの属性に対応した画像処理をTAGにより識別して、PDに施すことが可能になる。従ってタイミング制御やハードウェア構成を簡素化でき、画像処理装置の開発期間の短縮化、低コスト化を図れる。
なお図7の第2の構成例では、入力インターフェースIIFのタグ情報の入力端子数と、IIFの画素データの入力端子数と、出力インターフェースQIFのタグ情報の出力端子数と、QIFの画素データの出力端子数を、全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において同数にすることが望ましい。即ち画素データのビット数を例えば16ビット(広義にはLビット)に統一して、画素データの入力端子数や出力端子数を全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において例えば16本(広義にはL本)にする。またタグ情報の入力端子数や出力端子数も全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において統一して、例えば8ビット(広義にはIビット)である8本(広義にはI本)にする。
このようにすれば画像処理装置64の一連の画像処理についての、画像処理の削除や追加や順番入れ替えなどの修正が容易になり、設計の自由度を高めたり、開発期間の短縮化を図れる。即ち画像処理によってはタグ情報の一部又は全部が不要な場合がある。例えば図8(A)のTAGのビットB2、B1(ODD、EVEN)の情報はシェーディング処理などでは必要であるが、他の画像処理では不要な場合もある。このような場合に、各画像処理ユニットにおいて必要なビット数になるように、TAGのビット数を各画像処理ユニット毎に異ならせると、図6等で説明した画像処理ユニットの削除や追加や順番入れ替えなどの修正が容易ではなくなってしまう。
これに対して本実施形態では、タグ情報の一部又は全部が不要な画像処理ユニットに入力されるタグ情報についても、他の画像処理ユニットに入力されるタグ情報のビット数と統一して同一ビット数(例えばIビット)にしている。従って、画像処理ユニットの削除や追加や順番入れ替えなどの修正も容易に行うことができ、画像処理装置の開発期間の短縮化、低コスト化を図れる。
5.第3の構成例
図9に本実施形態の画像処理装置の第3の構成例を示す。図9の画像処理装置64は、互いに異なる画像処理を画素データに対して施す画像処理ユニットIMP1〜IMP4を含む。そしてIMP1〜IMP4の各画像処理ユニットはパイプライン処理により画像処理を行う。具体的には各画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットにより画像処理が施された後の画素データPDを入力し、入力された画素データPDに対して画像処理を施し、画像処理が施された後の画素データPDを後段の画像処理ユニットに対して出力する。これにより処理を高速化できる。
IMP1〜IMP4の各画像処理ユニットの入力インターフェースIIFは、前段の画像処理ユニットでの画像処理の完了信号DONEが入力される完了信号入力(端子)を含む。また前段の画像処理ユニットから入力される画素データ入力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の入力インターフェースIIFは、前段のIMP1からの完了信号入力と画素データ入力を有する。
各画像処理ユニットの出力インターフェースQIFは、画像処理ユニットでの画像処理の完了信号DONEの出力(端子)を含む。また後段の画像処理ユニットに対して出力される画素データPDの出力(端子)を有する。具体的には例えばIMP2の出力インターフェースQIFは、後段のIMP3に対する完了信号出力と画素データ出力を有する。
そして図9では、全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4の画像処理が同一クロック数の期間で行われるように制御される。例えばIMP1〜IMP4において実際に必要とされるクロック数の期間が互いに異なり、5〜7クロック数の期間であったとする。この場合には、全てのIMP1〜IMP4の画像処理が、最大クロック数である7クロック(広義にはJクロック)の期間で行われるように統一する。別の言い方をすれば、完了信号DONEを例えば7クロック(Jクロック)毎にアクティブにする。なお図9の第3の構成例においても、図7の第2の構成例と同様に、各画像処理ユニット間でタグ情報TAGを入出力するようにしてもよい。
図10に、クロックCLK、完了信号DONE、画素データPDのタイミング波形を示す。前段の画像処理ユニットの画像処理が完了すると、図10のD1に示すように前段の画像処理ユニットは完了信号DONEをアクティブにして、D2に示すように画像処理後の画素データPDを出力する。すると、この信号DONEと画素データPDを受けた画像処理ユニットは、前段の画像処理ユニットからの画素データPDに対する画像処理を開始する。
そして全ての画像処理ユニットでの画像処理は、同一クロック数(Jクロック)の期間TCが経過するまでに完了する。そして期間TCの経過後に各画像処理ユニットは、D3に示すように完了信号DONEをアクティブにして、D4に示すように次の画素データPDを出力する。
図9の第3の構成例によれば図4の第1の構成例に比べて、画像処理ユニット間の制御信号を1本の完了信号DONEだけですますことが可能になり、制御信号の数を減らすことができる。また全ての画像処理ユニットがほぼ同一のタイミングで画像処理を開始し、ほぼ同一のタイミングで画像処理を完了するようになるため、画像処理装置の制御を容易化できる。
なお図9の第3の構成例では、入力インターフェースIIFの完了信号の入力端子数と、IIFの画素データの入力端子数と、出力インターフェースQIFの完了信号の出力端子数と、QIFの画素データの出力端子数を、全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において同数にすることが望ましい。即ち画素データのビット数を例えば16ビット(広義にはLビット)に統一する。また完了信号DONEの入力端子数や出力端子数も全ての画像処理ユニットIMP1〜IMP4において統一して、1本(広義にはH本)にする。このようにすれば画像処理装置64の一連の画像処理についての、画像処理の削除や追加や順番入れ替えなどの修正が容易になり、設計の自由度を高めたり、開発期間の短縮化を図れるようになる。
6.第4の構成例
図11に本実施形態の画像処理装置の第4の構成例を示す。図11の画像処理装置64はFIFO(First-In First-Out)を含む。このFIFOは例えばフリップフロップやメモリにより構成される。このようなFIFOを初段に設けることで、パイプライン処理に破綻が生じるのを防止できる。
画像処理装置64は図7〜図8(B)で説明したタグ情報生成ユニットTGENを含む。例えばタグ情報生成ユニットTGENは、奇数番目用(ODD)のRGBの3本のラインと、偶数番目用(EVEN)のRGBの3本のラインのいずれのラインの転送部(図3参照)から、画素データが転送されて来たのかを識別することで、タグ情報TAGを生成できる。また各画素データが1又は複数のラインの先頭画素のデータなのか、最終画素のデータなのかを識別することで、タグ情報TAGを生成できる。
画像処理装置64は、画像処理ユニットIMP1(第1の画像処理ユニット)としてシェーディング処理ユニットSPUを含む。このシェーディング処理ユニットSPUは例えば図12(A)の特性曲線に示すような明るさ補正を行って、補正処理後の画素データを後段のガンマ補正処理ユニットGPUに出力する。即ちラインセンサなどにおいては、ラインの先頭画素と最終画素では、光に対する検知感度が中間画素に比べて低くなる。従って同じ「白」を検知した場合にも、中間画素に比べて、ラインの先頭画素や最終画素では検知データのレベルが図12(A)のE1、E2に示すように低くなってしまう。
そこでシェーディング処理ユニットSPUは図12(A)のE3に示すように、「白」に対応する最大値の検知データが均一(ライン内で均一)になるように明るさ補正を行う。このようにすることで読み取り画像にむらが生じるのを防止できる。
なお「白」に対応する最大値のみならず、「黒」に対応する最小値についても均一になるように、シェーディング処理ユニットSPUにより明るさ補正を行ってもよい。またタグ情報TAGに基づいてRGB毎に異なったシェーディング処理を行うようにすれば、より正確な明るさ補正を実現できる。
画像処理装置64は、画像処理ユニットIMP2(広義には第2〜第N−1の画像処理ユニット)としてガンマ補正処理ユニットGPUを含む。このガンマ補正処理ユニットGPUにおいては、入力される画素データ(IN)に対して図12(B)の変換特性に示すような補正を行って、補正処理後の画素データ(OUT)を後段の平均化・間引き処理ユニットAPUに出力する。このようにすることで、イメージセンサなどの入出力特性の非線形性を補正できる。なおタグ情報TAGに基づいてRGB毎に異なったガンマ補正処理を行うようにすれば、イメージセンサなどの入出力特性の非線形性をより正確に補正できる。
画像処理装置64は、画像処理ユニットIMP3(広義には第2〜第N−1の画像処理ユニット)として平均化・間引き処理ユニットAPUを含む。この平均化・間引き処理ユニットAPUでは、複数の画素のデータの平均値を計算して、それを1つの画素データとして出力する。或いは複数の画素のデータの中から1つの画素データだけを選択して出力し、他の画素データを間引く。このような平均化・間引き処理を行うことで、高解像度(例えば3200dpi)のイメージセンサで取得した画素データを、低解像度(例えば400dpi)の画素データに変換して出力することが可能になる。
なお図11ではガンマ補正処理ユニットGPUの後段に平均化・間引き処理ユニットAPUを設けているが、GPUの前段にAPUを設けるようにしてもよい。また図11では平均化・間引き処理ユニットAPUを1つの画像処理ユニットにしているが、これらを平均化処理ユニットと間引き処理ユニットに分離してもよい。
画像処理装置64は、画像処理ユニットIMP4(第Nの画像処理ユニット)として2値化処理ユニットDPUを含む。この2値化処理ユニットDPUにおいては、入力される画素データ(IN)に対して図12(C)の変換特性に示すような処理を行って、処理後の2値化された画素データ(OUT)を出力する。このようにすることで、カラーの画素データを白黒の画素データに変換できる。
制御レジスタCREGは、タグ情報生成ユニットTGEN、シェーディング処理ユニットSPU、ガンマ補正処理ユニットGPU、平均化・間引き処理ユニットAPU、2値化処理ユニットDPUに対して、処理に必要な各種パラメータを供給したり、これらのユニットの各種モードを設定するためのレジスタである。
例えばタグ情報生成ユニットTGENに対しては、イメージセンサのライン長などのパラメータの供給が、CREGにより行われる。シェーディング処理ユニットSPUに対しては、シェーディング処理を行うか否か、カラーモードにするか白黒モードにするかなどのモード設定が、CREGにより行われる。ガンマ補正処理ユニットGPUに対しては、線形補間の精度についてのパラメータの供給や、ガンマ補正処理を行うか否かのモード設定が、CREGにより行われる。平均化・間引き処理ユニットAPUに対しては、平均化する画素数や間引きする画素数についてのパラメータの供給や、平均化或いは間引き処理を行うか否かなどのモード設定が、CREGにより行われる。2値化処理ユニットDPUに対しては、2値化処理のしきい値についてのパラメータの供給や、2値化処理を行うか否かのモード設定が、CREGにより行われる。
RAMには、シェーディング処理の変換特性を設定するためのシェーディング用テーブルSTBと、ガンマ補正処理の変換特性を設定するためのガンマ補正用テーブルGTBが記憶される。これらのテーブルSTB、GTBは例えばCPUなどによりRAMに書き込まれる。そしてシェーディング処理ユニットSPUは、シェーディング用テーブルSTBに基づき特定される変換特性(図12(A)参照)で、画素データに対するシェーディング処理を行う。ガンマ補正処理ユニットGPUは、ガンマ補正用テーブルGTBに基づき特定される変換特性(図12(B)参照)で、画素データに対するガンマ補正処理を行う。
図11に示すように本実施形態では、初段の第1の画像処理ユニット(IMP1)が、シェーディング処理ユニットSPUになっている。シェーディング処理を初段の画像処理ユニットで行うことで、画素データを図12(A)に示すような適正なデータに変換することができ、その後の画像処理を適正に行うことが可能になる。また図11では最終段の第Nの画像処理ユニット(IMP4)が、2値化処理ユニットDPUになっていおり、中間の第2〜第N−1の画像処理ユニット(IMP2、IMP3)が、ガンマ補正処理ユニットGPUや平均化・間引き処理ユニットAPUになっている。ガンマ補正処理や平均化・間引き処理を2値化処理の後に行うと、処理の意味が無くなる可能性がアルからである。
なお図13に示すようにシェーディング処理ユニットSPUを、シェーディングパラメータを生成するシェーディングパラメータ生成ユニットPPUと、生成されたシェーディングパラメータに基づいてシェーディング演算を行うシェーディング演算ユニットSCUとに分離してもよい。即ちシェーディング処理を実現するためには、RAMからシェーディング用テーブルSTBを読み出す処理や、各画素間で異なるシェーディングパラメータを生成する処理が必要になり、他の画像処理に比べて、処理に必要なクロック数の期間が長い。
図13では、シェーディング処理ユニットSPUが、シェーディングパラメータ生成ユニットPPUとシェーディング演算ユニットSCUに分離され、これらのPPU、SCUの各々に、本実施形態で説明した入力インターフェースIIFと出力インターフェースQIFが設けられている。そしてPPUとSCUは、図4で説明したハンドシェーク信号DONE、ENBを用いて(図9の完了信号DONEだけを用いるようにしてもよい)、パイプライン処理により画像処理を行っている。従ってシェーディングの処理時間が長い場合にも、PPUとSCUの処理時間は短くすることができるため、全体的な処理時間の効率化を図ることができる。
なお図13ではシェーディング処理ユニットSPUを2個の画像処理ユニットに分離しているが、SPU以外の画像処理ユニット(GPU、APU、DPU等)を2個以上の画像処理ユニットに分離するようにしてもよい。
なお本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば明細書又は図面中の記載において広義や同義な用語(第1〜第Nの画像処理ユニット、第1〜第Nの画像処理、第2〜第N−1の画像処理ユニット、Lビット等)として引用された用語(IMP1〜IMP4、第1〜第4の画像処理、IM2,IMP3、16ビット等)は、明細書又は図面中の他の記載においても広義や同義な用語に置き換えることができる。また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
また電子機器や画像処理装置の構成も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。また本発明は、イメージスキャナ、ファクシミリ、コピー機、デジタルカメラ等に限定されず、これら以外の電子機器や、これらの複合機などにも適用できる。
本実施形態の電子機器の構成例。 図2(A)〜(C)はイメージセンサの説明図。 奇数番目と偶数番目のラインを設けたイメージセンサの説明図。 本実施形態の画像処理装置の第1の構成例。 第1の構成例の動作を説明するタイミング波形図。 画像処理ユニットの削除等の修正作業の説明図。 本実施形態の画像処理装置の第2の構成例。 図8(A)(B)はタグ情報の例や第2の構成例のタイミング波形図。 本実施形態の画像処理装置の第3の構成例。 第3の構成例の動作を説明するタイミング波形図。 本実施形態の画像処理装置の第4の構成例。 図12(A)〜(C)はシェーディング処理、ガンマ補正処理、2値化処理の説明図。 シェーディング処理ユニットをシェーディングパラメータ生成ユニットとシェーディング演算ユニットに分離する手法の説明図。
符号の説明
IMP1〜IMP4 画像処理ユニット、IIF 入力インターフェース、
QIF 出力インターフェース、PD 画素データ、
DONE、ENB ハンドシェーク信号、DONE 完了信号、CREG 制御レジスタ、TGEN タグ情報生成ユニット、SPU シェーディング処理ユニット、
GPU ガンマ補正処理ユニット、APU 平均化・間引き処理ユニット、
DPU 2値化処理ユニット、STB シェーディング用テーブル、
GTB ガンマ補正用テーブル、PPU シェーディングパラメータ生成ユニット、
SCU シェーディング演算ユニット、φ1、φ2 シフト転送クロック、
10 電子機器、12 読み取り対象物(原稿)、14 載置台(原稿台)、
15 フレーム、20 キャリッジ、22 イメージセンサ、
26 光源、28 レンズ、30 駆動装置、32 モータ、34 モータドライバ、
36 駆動ベルト、38 プーリ、40 A/D変換器、50 電子機器コントローラ、
60 イメージセンサコントローラ、62 駆動コントローラ、64 画像処理装置
80 サーボコントローラ、96 CPU、98 メモリ、
202 受光部、204 転送ゲート、206 転送部、

Claims (12)

  1. 画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、
    互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットを含み、
    前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、
    前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、
    前記各第Kの画像処理ユニットが、
    前段の第K−1の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号が入出力されるハンドシェーク信号入出力と、前記ハンドシェーク信号を用いて前段の第K−1の画像処理ユニットから画素データが入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、
    後段の第K+1の画像処理ユニットとの間でハンドシェーク信号が入出力されるハンドシェーク信号入出力と、前記ハンドシェーク信号を用いて後段の第K+1の画像処理ユニットに対して画素データが出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースと、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1において、
    前記入力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力では、
    前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理の完了信号が入力されると共に、前段の第K−1の画像処理ユニットに対して画素データの入力許可信号が出力され、
    前記出力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力では、
    第Kの画像処理ユニットに対して第Kの画像処理の完了信号が出力されると共に、後段の第K+1の画像処理ユニットから画素データの入力許可信号が入力されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記入力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記ハンドシェーク信号入出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていることを特徴とする画像処理装置。
  4. 画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、
    画素データの属性を識別するためのタグ情報を生成するタグ情報生成ユニットと、
    互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットと、
    を含み、
    前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、
    前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、
    前記各第Kの画像処理ユニットが、
    タグ情報が入力されるタグ情報入力と、前記タグ情報に基づいてその属性が識別される画素データが前段の第K−1の画像処理ユニットから入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、
    タグ情報が出力されるタグ情報出力と、前記タグ情報に基づいてその属性が識別される画素データが後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースと、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4において、
    前記タグ情報生成ユニットが、
    画素データがR、G、Bのいずれの画素のデータなのかを識別するための情報と、画素データがイメージセンサの先頭画素のデータなのか最終画素のデータなのかを識別するための情報と、画素データがイメージセンサの奇数番目画素のデータなのか偶数番目画素のデータなのかを識別するための情報の少なくとも1つを含むタグ情報を生成することを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項4又は5において、
    前記入力インターフェースの前記タグ情報入力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記タグ情報出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画素データに画像処理を施すための画像処理装置であって、
    互いに異なる第1〜第Nの画像処理を画素データに対して施す第1〜第Nの画像処理ユニットを含み、
    前記第1〜第Nの画像処理ユニットの各第K(1<K<N)の画像処理ユニットが、
    前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理が施された後の画素データを入力し、入力された画素データに対して第Kの画像処理を施し、第Kの画像処理が施された後の画素データを後段の第K+1の画像処理ユニットに対して出力するパイプライン処理を行い、
    前記各第Kの画像処理ユニットが、
    前段の第K−1の画像処理ユニットから第K−1の画像処理の完了信号が入力される完了信号入力と、前記完了信号がアクティブになったことを条件に前段の第K−1の画像処理ユニットから画素データが入力される画素データ入力とを有する入力インターフェースと、
    第Kの画像処理ユニットに対して第Kの画像処理の完了信号が出力される完了信号出力と、前記完了信号がアクティブになったことを条件に後段の第K+1の画像処理ユニットに対して画素データが出力される画素データ出力とを有する出力インターフェースとを含み、
    第1〜第Nの画像処理ユニットでの画像処理を、同じクロック数の処理時間で行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7において、
    前記入力インターフェースの前記完了信号入力の端子数と、前記入力インターフェースの前記画素データ入力の端子数と、前記出力インターフェースの前記完了信号出力の端子数と、前記出力インターフェースの前記画素データ出力の端子数とが、第1〜第Nの画像処理ユニットにおいて同数になっていることを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記第1〜第Nの画像処理ユニットとして、
    明るさ補正のためのシェーディング処理を画素データに施すシェーディング処理ユニットと、ガンマ補正処理を画素データに施すガンマ補正処理ユニットと、平均化処理又は間引き処理を画素データに施す平均化・間引き処理ユニットと、2値化処理を画素データに施す2値化処理ユニットの少なくとも1つを含むことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項9において、
    初段の第1の画像処理ユニットが、前記シェーディング処理ユニットであり、中間の第2〜第N−1の画像処理ユニットの少なくとも1つが、前記ガンマ補正処理ユニット及び前記平均化・間引き処理ユニットの少なくとも1つであり、最終段の第Nの画像処理ユニットが、前記2値化処理ユニットであることを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項9又は10において、
    前記シェーディング処理ユニットが、
    シェーディングパラメータを生成するシェーディングパラメータ生成ユニットと、シェーディングパラメータ生成ユニットにより生成されたシェーディングパラメータに基づいてシェーディング演算を行うシェーディング演算ユニットとに分離されていることを特徴とする画像処理装置。
  12. 画素データを取得するためのイメージセンサと、
    前記イメージセンサにより取得された画素データに対して画像処理を施す請求項1乃至11のいずれかの画像処理装置と、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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