JP2005122091A - 光デバイス及び光デバイスユニット - Google Patents

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Hiroyuki Ujiie
裕幸 氏家
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Abstract

【課題】 本発明は光導波路に対し加熱処理を行なうことにより光学的機能を変化させる構成とされた光デバイス及び光デバイスユニットに関し、光導波路を急速かつ熱効率よく加熱することを課題とする。
【解決手段】 下クラッド層12及び上クラッド層13と、このクラッド層12,13内に設けられたコア14と、このコア14を加熱する加熱手段とを有する光デバイスにおいて、この加熱手段を、クラッド層12,13内に設けられた導電性材料17,18と、上クラッド層13の上外部に設けられて導電性材料17,18を誘導加熱する薄膜コイル19,20とを設けた構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は光デバイス及び光デバイスユニットに係り、特に光導波路に対し加熱処理を行うことにより光学的機能を変化させる構成とされた光デバイス及び光デバイスユニットに関する。
一般に、光信号を所望の出力ポートに切り替えを行う光スイッチとして熱光学型、メカニカル型等の種々の光スイッチが知られている。このうちメカニカル型の光スイッチは特性の波長依存性が小さく、また切り替え状態の自己保持が可能であり、低消費電力という利点がある一方で、一般に損失が大きくまた可動部分を持つために信頼性に問題がある。
これに対し熱光学型の光スイッチは温度による屈折率変化で光減衰量を調整するため、自己保持はできないが、調整精度は非常に良く、信頼性が高く、小型のデバイスを作りやすいという利点がある(特許文献1参照)。
図15及び図16は、従来の一例である光スイッチ100を示している。図15は光スイッチ100の斜視図であり、図16は図15におけるB−B’線に沿う断面図である。光スイッチ100は、大略すると基板101、下クラッド層102、上クラッド層103、コア104、及び薄膜ヒータ107,108等により構成されている。
下クラッド層102は基板101の上部に設けられており、この下クラッド層102の上部にはコア104が形成されている。このコア104は、途中で分岐コア105,106に分岐することにより、Y分岐光導波路を形成する。このコア104(分岐コア105,106)は、上クラッド層103により封止された構成とされている。これにより、コア104内に光を閉じ込めることが可能となる。
薄膜ヒータ107,108は上クラッド層103の上部に形成されており、電流が流されることにより加熱する構成とされている。この薄膜ヒータ107,108で発生した熱は、図16に示すように上クラッド層103を介して分岐コア105,106に熱伝達される。これにより分岐コア105,106は加熱され、熱光学的変化により屈折率が変化し、これによりコア104に導入された光りを選択的に分岐コア105或いは分岐コア106に切り換える光スイッチが構成される。
特開昭59−33430号公報(第2頁左上欄〜同頁左下欄、図1)
しかしながら、従来の光スイッチ100は、分岐コア105,106は下クラッド層102の上部に形成されており、これを加熱する薄膜ヒータ107,108は上クラッド層103の上部に配設されていたため、分岐コア105,106と薄膜ヒータ107,108とが離間していた。
このため従来の光スイッチ100では熱伝達効率が悪く、薄膜ヒータ107,108を通電して加熱を開始しても、直ちに分岐コア105,106に熱印加されることはなかった。よって通電開始後、分岐コア105,106が熱光学的変化によりスイッチング動作を開始するまでの時間が長く、応答性が悪いという問題点があった。
また、分岐コア105,106と薄膜ヒータ107,108との距離が離間していると、例えば薄膜ヒータ107で発生した熱は分岐コア105ばかりでなくその一部は分岐コア106にも熱伝導されてしまい、逆に薄膜ヒータ108で発生した熱は分岐コア106ばかりでなくその一部は分岐コア105にも熱伝導されてしまい、光スイッチ100のスイッチング特性が劣化してしまうという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、光導波路を急速かつ熱効率よく加熱しうる光デバイス及び光デバイスユニットを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
クラッド層(12,13)と、該クラッド層(12,13)内に設けられた光導波路(14)と、前記光導波路(14)を加熱する加熱手段とを有する光デバイスにおいて、
前記加熱手段は
前記クラッド層(12,13)内に設けられた導電性材料(17,18,54,55)と、
前記クラッド層(12,13)の外部に設けられ、前記導電性材料(17,18,54,55)を誘導加熱するコイル(19,20,21,22)とを有することを特徴とするものである。
上記発明によれば、導電性材料はクラッド層の外部に設けられたコイルにより誘導加熱される。この導電性材料は光導波路と共にクラッド層内に設けられているため、導電性材料と光導波路は近接している。このため、導電性材料により光導波路を応答性よく、かつ熱効率よく加熱することができる。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載の光デバイスにおいて、
前記コイル(22)の形状を櫛歯形状としたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、櫛歯形状のコイルは、スパイラル状のコイルと異なり平面的に形成することが可能であるため、コイルを薄膜形成しても容易に形成することができる。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載の光デバイスにおいて、
前記導電性材料(17,18)の比抵抗を5〜400μΩcmとしたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、導電性材料の比抵抗を5〜400μΩcmとしたことにより、誘導加熱する際に効率よく導電性材料上に渦電流を発生させ加熱することができる。
また、請求項4記載の発明に係る光デバイスユニットは、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光デバイスと、
該光デバイスを構成する前記コイルに交流電流を供給する電流供給手段(43,44)とを有することを特徴とするものである。
上記発明によれば、光デバイスと、この光デバイスのコイルに交流電流を供給する電流供給手段がユニット化されているため、応答性よくかつ熱効率よく光導波路を加熱しうる光デバイスユニットをコンパクトに構成することができる。
また、請求項5記載の発明は、
請求項4記載の光デバイスユニットにおいて、
前記光デバイスと前記電流供給手段(43,44)とを同一基板(11)上に配設したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、光デバイスと電流供給手段とを同一基板上に配設したことにより、更に光デバイスユニットのコンパクト化を図ることができる。
また、請求項6記載の発明は、
クラッド層(12,13)と、該クラッド層(12,13)内に設けられた光導波路(14)と、前記光導波路(14)を加熱する加熱手段とを有する光デバイスにおいて、
前記加熱手段を
前記クラッド層(12,13)内に設けられた電熱部材(28,29)と、
前記クラッド層(12,13)の外部より前記電熱部材(28,29)に給電を行う給電手段(30A,30B,31A,31B,32A,32B,33A,33B)とを有する構成としたことを特徴とするものである。
上記発明によれば、電熱部材が光導波路と共にクラッド層内に設けられているため、電熱部材と光導波路は近接しており、よって電熱部材により光導波路を応答性よく、かつ熱効率よく加熱することができる。
また、請求項7記載の発明は、
請求項6記載の光デバイスにおいて、
前記給電手段は、前記クラッド層(13)に形成されたビア(30A,30B,31A,31B)を含む構成であることを特徴とするものである。
上記発明によれば、クラッド層に形成されたビアにより電熱部材に給電を行う構成としたことにより、簡単な構成で電熱部材に給電を行うことができる。
また、請求項8記載の発明は、
請求項6または7記載の光デバイスにおいて、
前記クラッド層(13)に溝部(58,59)を形成し、前記溝部(58,59)に前記電熱部材(28,29)を配設したことを特徴とするものである。
上記発明によれば、クラッド層に溝部を形成し、この溝部に電熱部材が配設された構成となる。クラッドは通常樹脂であり放熱特性が良くないが、溝部を形成することにより電熱部材で発生した熱を効率よく大気に逃がすことができる。これにより、電流供給が停止された際、電熱部材は短時間で冷却されるため、光スイッチとしての応答性を高めることができる。
本発明によれば、コア近傍に配置した導電性材料により光導波路を応答性よく、かつ熱効率よく加熱することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図1及び図2は、本発明の第1実施例である光デバイスを示している。本実施例では、光デバイスとして光スイッチ10Aを例に挙げて示している。図1は光スイッチ10Aの斜視図であり、図2は図1におけるA−A’線に沿う断面図である。光スイッチ10Aは、大略すると基板11、下クラッド層12、上クラッド層13、コア14、金属薄膜17,18、及び薄膜コイル19,20等により構成されている。
基板11は、ガラス或いはシリコン等よりなる平板状の基板である。下クラッド層12は、この基板11の上部に設けられている。また、この下クラッド層102の上部には、コア14及び上クラッド層13が形成されている。
下クラッド層12及び上クラッド層13は、いずれも例えばフッ素化ポリイミド樹脂により形成されている。また、コア14は途中で分岐コア15,16に分岐することにより、Y分岐光導波路を形成している。このコア14(分岐コア15,16)は、下クラッド層12と上クラッド層13の間に封止された構成とされている。
また、コア14は、下クラッド層12及び上クラッド層13と異なる屈折率を有したフッ素化ポリイミド樹脂により形成されている。よってコア14内に光が導入された際、この光はコア14内に閉じ込められた状態となる。
金属薄膜17,18は、上クラッド層13の内部のコア14近傍に形成されている。また、薄膜コイル19,20は、上クラッド層13の状部に形成されている。この金属薄膜17,18及び薄膜コイル19,20は、コア14(分岐コア15,16)を加熱する加熱手段として機能するものである。
金属薄膜17,18は、磁性材料により形成されている。具体的には、金属薄膜17,18としては、FeNi,FeAlSi,ステンレス等の鉄系の磁性材を用いることができる。また、この金属薄膜17,18の選定に際しては、比抵抗が5〜400μΩcmで、高透磁率(例えば、2T程度)を有し、かつその厚さが100nm以上500nm以下であることが望ましい。後述するよう本実施例に係る光スイッチ10Aは、金属薄膜17,18に渦電流を発生させることによりこの金属薄膜17,18をヒータとして使用するが、金属薄膜17,18として上記特性を有する材料を用いることにより効率よく渦電流を発生させることできる。
この金属薄膜17,18は、上クラッド層13の内部に埋設された構成となっており、その配設位置は分岐コア15,16に近接した位置に選定されている。具体的には、図2に示されるように、分岐コア15,16の形成位置の直上位置は除き、金属薄膜17においては分岐コア15の外側(図中、左側)の近傍位置に、金属薄膜18においては分岐コア15の外側(図中、右側)の近傍位置に形成されている。
尚、本実施例では金属薄膜17,18の形状は矩形状としているが、金属薄膜17,18の形状はこれに限定されるものではなく、他の形状(櫛歯形状、円形状,多角形形状,ライン形状等)とすることも可能である。金属薄膜17,18の形状を適宜選定することにより、後述する渦電流の発生効率を高めることができ、効率の高い発熱を行わせることができる。
一方、薄膜コイル19,20は、本実施例では図1に示すように1ターンのコイルを採用している。この薄膜コイル19,20は、インピーダンスの低い材料(例えば、銅)により形成されている。また、薄膜コイル19,20の形成位置は、金属薄膜17,18の略直上位置に選定されている。
続いて、上記構成とされた光スイッチ10Aの動作について説明する。光スイッチ10Aに導入された光を分岐コア15或いは分岐コア16に選択的に導波させるには、図示しない高周波回路部から薄膜コイル19或いは薄膜コイル20に交流電流を流す。この交流電流の周波数は、例えば20〜30kHzに選定されている。尚、この薄膜コイル19,20に通電する電流の周波数は、金属薄膜17,18に渦電流(これについては、後述する)が発生しやすい周波数に選定されている。
図2は、薄膜コイル19に交流電流を流した状態を示している。同図に示されるように、薄膜コイル19に交流電流を通電すると薄膜コイル19を取り巻くように磁力線が発生し、この磁力線により磁性材よりなる金属薄膜17に渦電流が発生する。この渦電流により金属薄膜17は加熱し、発生した熱は上クラッド層13を介して分岐コア15に熱伝達される。即ち、分岐コア15は、IH(Induction Heating:誘導加熱)の原理により加熱される。また、薄膜コイル20に交流電流を通電した場合も同様の理由により金属薄膜18は加熱し、発生した熱は上クラッド層13を介して分岐コア16に熱伝達される。
上記のように本実施例に係る光スイッチ10Aは、上クラッド層13の外部に設けられた薄膜コイル19,20により、上クラッド層13の内部に設けられた金属薄膜17,18を誘導加熱し、この熱により分岐コア15,16を加熱する構成としている。この際、金属薄膜17,18は分岐コア15,16と共に上クラッド層13内に設けられているため、金属薄膜17,18と分岐コア15,16とは近接している。
このため、金属薄膜17,18で発生した熱は、従来に比べて分岐コア15,16に短時間で熱伝導され、分岐コア15,16を応答性よくかつ熱効率よく加熱することができる。また、金属薄膜15,16は、薄膜コイル19,20が発生する磁界により加熱されるため、薄膜コイル19,20に通電開始された後直ちに金属薄膜15,16を加熱することができる。よって、これによっても応答性よく分岐コア15,16を加熱することができる。
図3は、本実施例に係る光スイッチ10Aの応答性を従来の光スイッチ100と比べて示す図である。図3(A)は、光スイッチ10A及び光スイッチ100に電流供給を行うON/OFF状態を示している。また図3(B)は、本実施例に係る光スイッチ10Aにおいて、図3(A)に示す電流供給のON/OFFを行った場合の分岐コア15,16の光強度の変化を示す図である。更に図3(C)は、比較例として従来の光スイッチ100において、図3(A)に示す電流供給のON/OFFを行った場合の分岐コア105,106の光強度の変化を示す図である。尚、各図において、横方向は時間変化を示している。
時刻t1に薄膜コイル19,20に交流電流が通電されると、本実施例に係る光スイッチ10Aでは、図3(B)に示すように、スイッチングされた分岐コア15,16の光強度は応答性よく直ちに上昇する。これに対し従来の一例である光スイッチ100では、図3(C)に示すように、スイッチングされた分岐コア105,106の光強度は大きな遅延を持って上昇する。
また、時刻t2に通電が切られた場合も、本実施例に係る光スイッチ10Aでは、図3(B)に示すように、スイッチングされた分岐コア15,16の光強度は応答性よく直ちに下降する。これに対し従来の一例である光スイッチ100では、図3(C)に示すように、スイッチングされた分岐コア105,106の光強度は大きな遅延を持って下降する。よって図3から、本実施例に係る光スイッチ10Aは、従来に比べて応答性を早められることが実証できた。
ところで、上記した実施例では、薄膜コイル19,20として1ターンのコイル構造を用いた例を示した。しかしながら、薄膜コイルの形状はこれに限定されるものではなく、例えば図4(A)に示すように螺旋状(スパイラル状)に巻回した形状を有する薄膜コイル21としてもよく、また図4(B)に示すように櫛歯形状の薄膜コイル22としてもよい。図4に示すいずれの薄膜コイル21,22も、1ターンの薄膜コイル19,20に比べて同一電流値で高い磁力を発生することができる。但し、図4(B)に示す櫛歯形状の薄膜コイル22は、図4(A)に示すスパイラル状の薄膜コイル21と異なり平面的に形成することが可能であるため容易に形成することができる。
次に、図5及び図6を参照して、光スイッチ10Aの製造方法について説明する。光スイッチ10Aを製造するには、先ず図5(A)に示すように基板11を用意する。この基板11は、前記したようにガラス或いはシリコンの平板状の基板である。この基板11上には、図5(B)に示すように下クラッド層12が形成される。この下クラッド層12は前記のようにフッ素化ポリイミド樹脂であり、例えば基板11の上部に所定の厚さとなるようスピンコートされ、所定の温度で熱処理される。
続いて、図5(C)に示すように、下クラッド層12の上部にコア層25を形成する。このコア層25は、下クラッド層12及び上クラッド層13と屈折率の異なるフッ素化ポリイミド樹脂であり、例えば基板11の上部に所定の厚さとなるようスピンコートされる。このコア層25の上部には、図5(D)に示すようにレジスト材26が塗布されると共に、図5(E)に示すように、コア14の形状に対応した部分(図では分岐コア15,16が示されている)を残し他の部分を除去することによりマスクパターン27を形成する。
次に、図5(F)に示すように、マスクパターン27をマスクとしてコア層25を例えばRIE(Reactive Ion Etching)等を用いてエッチングする。そして、エッチング終了後にマスクパターン27を剥離することにより、図5(G)に示すようにコア14(分岐コア15,16)を形成する。
上記のようにして下クラッド層12の上部にコア14が形成されると、続いて図6(A)に示すように、第1の上クラッド層13Aがコア14を埋めるように形成される。この第1の上クラッド層13Aは、上クラッド層13の一部を構成するものであり、下クラッド層12と等しい屈折率を有するフッ素化ポリイミド樹脂よりなる。
第1の上クラッド層13Aの上部には、図6(B)に示すように、金属薄膜17,18が形成される。この金属薄膜17,18は、例えばリフトオフ法を用いることにより形成される。前記したように、金属薄膜17,18は磁性材よりなり、特に渦電流が発生し易い材料及び形状で形成される。
このように金属薄膜17,18が形成されると、図6(C)に示すように、第1の上クラッド層13Aの上部に第2の上クラッド層13Bが形成される。第2の上クラッド層13Bは、第1の上クラッド層13Aと同じフッ素化ポリイミド樹脂よりなる。よって第1の上クラッド層13Aの上部に第2の上クラッド層13Bが形成されることにより、両者13A,13Bは一体化して上クラッド層13が形成される。また、上クラッド層13が形成されることにより、コア14(分岐コア15,16)及び金属薄膜17,18は上クラッド層13内に埋設された状態となる。
上記のように上クラッド層13が形成されると、続いて上クラッド層13の上部に薄膜コイル19,20が形成される。この薄膜コイル19,20は、例えばリフトオフ法を用いることにより形成される。前記したように、薄膜コイル19,20はインピーダンスが小さい銅により形成される。以上の製造工程を実施することにより、図6(D)に示すように、光スイッチ10Aが製造される。
尚、上記した実施例では誘導加熱される導電性材料として金属薄膜17,18を用いた例を示したが、誘導加熱される導電性材料は金属に限定されるものではない。例えば、この導電性材料としてITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等を用いることもできる。
次に、本発明の第2実施例に係る光デバイスについて説明する。本実施例においても、光デバイスとして光スイッチ10Bを例に挙げて説明する。
図7は光スイッチ10Bを示す斜視図であり、図8は光スイッチ10Bの製造方法を示す図である。尚、図7及び図8において、第1実施例の説明に用いた図1乃至図5に示した構成と同一構成については同一符号を付してその説明を省略する。
前記した第1実施例に係る光スイッチ10Aは、分岐コア15,16を加熱するのに誘導加熱(IH)を用い、分岐コア15,16に近接配置された金属薄膜17,18を加熱する構成とされていた。よって第1実施例では、金属薄膜17,18は薄膜コイル19,20と非接触かつ電気的に接続されることなく加熱処理を行う構成とされていた。
これに対して本実施例に係る光スイッチ10Bは、図7及び図8(E)に示すように、分岐コア15,16を加熱する加熱手段として薄膜ヒータ28,29(電熱部材)と、この薄膜ヒータ28,29に給電を行う給電手段としてビア30A,30B,31A,31B及び電極32A,32B,33A,33Bを設けたことを特徴とするものである。
薄膜ヒータ28,29は、上クラッド層13内に分岐コア15,16と近接するよう形成されている。この薄膜ヒータ28,29は電流が流れることによりジュール熱を発生させるものであり、例えばタングステン等により形成されている。
また、電極32A,32B,33A,33Bは、上クラッド層13の上部(外部)に形成されている。電極32Aは矩形状の薄膜ヒータ28の一端部と対向する位置に形成されおり、電極32Bは薄膜ヒータ28の他端部と対向する位置に形成されている。同様に、電極33Aは矩形状の薄膜ヒータ29の一端部と対向する位置に形成されおり、電極33Bは薄膜ヒータ29の他端部と対向する位置に形成されている。
更に、電極32Aと薄膜ヒータ28の一端部はビア30Aにより電気的に接続されており、電極32Bと薄膜ヒータ28の他端部はビア30Bにより電気的に接続されている。同様に、電極33Aは薄膜ヒータ29の一端部とビア31Aにより電気的に接続されており、電極33Bと薄膜ヒータ29の他端部はビア31Bにより電気的に接続されている。この各ビア30A,30B,31A,31Bは、各32A,32B,33A,33Bと各薄膜ヒータ28,29との間に形成された上クラッド層13を貫通して形成されている。
上記構成とされた光スイッチ10Bは、電極32Aと電極32Bとの間に電流を流すことにより薄膜ヒータ28が加熱し、電極33Aと電極33Bとの間に電流を流すことにより薄膜ヒータ29が加熱する。よって、本実施例に係る光スイッチ10Bにおいても、分岐コア15,16と、これを加熱する薄膜ヒータ28,29が近接しているため、薄膜ヒータ28,29で発生した熱は分岐コア15,16に短時間で熱伝導され、分岐コア15,16を応答性よくかつ熱効率よく加熱することができる。
また、薄膜ヒータ28,29は、各ビア30A,30B,31A,31Bにより各電極32A,32B,33A,33Bに直接接続されている。このため、各電極32A,32B,33A,33Bに通電開始後、薄膜ヒータ28,29は直ちに加熱されるため応答性よく各分岐コア15,16を加熱することができる。また、各ビア30A,30B,31A,31Bを介して薄膜ヒータ28,29に給電することにより、簡単な構成で薄膜ヒータ28,29に給電することが可能となる。
次に、図8を参照して、光スイッチ10Bの製造方法について説明する。尚、図5(A)〜(E)及び図6(A)で説明した光スイッチ10Aの製造方法は、光スイッチ10Bの製造方法と同一であるため、以下の説明では光スイッチ10Aの製造方法とは異なる工程(図6(A)に示した工程より後の工程)についてのみ説明するものとする。
図8(A)は、第1の上クラッド層13Aの上部に薄膜ヒータ28,29を形成した状態を示している。この薄膜ヒータ28,29は、例えばリフトオフ法を用いることにより形成される。前記したように、薄膜ヒータ28,29はタングステン等の電熱材料よりなる。薄膜ヒータ28,29が形成されると、図8(B)に示すように、第1の上クラッド層13Aの上部に第2の上クラッド層13Bが形成される。
第2の上クラッド層13Bは、第1の上クラッド層13Aと同じフッ素化ポリイミド樹脂よりなる。よって第1の上クラッド層13Aの上部に第2の上クラッド層13Bが形成されることにより、両者13A,13Bは一体化して上クラッド層13が形成される。また、上クラッド層13が形成されることにより、コア14(分岐コア15,16)及び薄膜ヒータ28,29は上クラッド層13内に埋設された状態となる。
上記のように上クラッド層13が形成されると、図8(C)に示すように、上クラッド層13にビア孔34A,34B,35A,35Bを形成する処理を行う。このビア孔34A,34B,35A,35Bは、薄膜ヒータ28,29の各端部と対向する位置に形成される。また、ビア孔34A,34B,35A,35Bの形成には、例えばレーザ加工を用いることができる。
ビア孔34A,34B,35A,35Bが形成されると、続いてこのビア孔34A,34B,35A,35B内に導電金属(例えば、銅)を形成することによりビア30A,30B,31A,31Bを形成する。図8(D)は、ビア30A,30B,31A,31Bが形成された状態を示している。
上記のようにビア30A,30B,31A,31Bが形成されると、このビア30A,30B,31A,31Bの上端部が上クラッド層13から露出している部分と電気的に接続されるよう電極32A,32B,33A,33Bを形成する。この電極32A,32B,33A,33Bは、例えばリフトオフ法を用いることにより形成される。以上の工程を実施することにより、図8(E)に示す光スイッチ10Bが製造される。
次に、本発明の第3実施例に係る光デバイスについて説明する。
本実施例においても、光デバイスとして光スイッチ10Cを示している。図9はこの光スイッチ10Cを示す斜視図であり、図10は光スイッチ10Cの断面図である。尚、図9及び図10においても、第1実施例の説明に用いた図1乃至図6に示された構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略するものとする。
本実施例に係る光スイッチ10Cは、図7に示した第2実施例に係る光スイッチ10Bと同様に、分岐コア15,16を加熱する加熱手段として薄膜ヒータ28,29(電熱部材)を上クラッド層13内に埋設した構成となっている。即ち、薄膜ヒータ28,29は、上クラッド層13内に分岐コア15,16と近接するよう形成されている。この薄膜ヒータ28,29は電流が流れることによりジュール熱を発生させるものであり、例えばタングステン等により形成されている。
また本実施例では、上クラッド層13に溝部58,59を形成し、前記溝部58,59に薄膜ヒータ28,29を配設したことを特徴としている。溝部58,59は、薄膜ヒータ28,29の延在方向に沿って形成されており、よって薄膜ヒータ28,29は溝部58,59を介して露出した構成となっている。この薄膜ヒータ28,29は、溝部58,59内及び上クラッド層13に配設された配線パターン(図示せず)により電流が供給され加熱する構成となっている。
尚、薄膜ヒータ28,29が変質し難い材料である場合には、本実施例のように薄膜ヒータ28,29を直接露出させてもよい。しかし、変質する可能性がある場合には、薄膜ヒータ28,29の上部に保護膜を形成することが望ましい。
上記構成とされた光スイッチ10Cにおいても、薄膜ヒータ28,29は上クラッド層13内に位置し、これにより薄膜ヒータ28,29と分岐コア15,16は近接しているため、薄膜ヒータ28,29で発生した熱は分岐コア15,16に短時間で熱伝導され、分岐コア15,16を応答性よくかつ熱効率よく加熱することができる。
図11及び図12は、本発明者が実施したシミュレーションの結果を示している。シミュレーションを行うに際し、上記した各光スイッチ10A〜10C及び従来の光スイッチ100(図15,図16参照)を下記のように分類した。具体的には、
(1)第1及び第2実施例に係る光スイッチ10A,10Bのようにヒータとなる金属薄膜17,18及び薄膜ヒータ28,29が上クラッド層13内に埋設された構成のもの(以下、この薄膜ヒータを埋め込み型薄膜ヒータという)、
(2)第3実施例に係る光スイッチ10Cのように薄膜ヒータ28,29の上部に溝部58,59が形成されているもの(以下、この薄膜ヒータを溝付き型薄膜ヒータという)、
(3)従来の光スイッチ100のように薄膜ヒータ107,108が上クラッド層103の上面に形成されているもの(以下、この薄膜ヒータを上付き型薄膜ヒータという)
に分類した。
また、図11(A)〜(C)に示すように、各薄膜ヒータの温度は100℃に設定し、また底面の温度は25℃に固定した。そして、分岐コア15,16の配設位置を解析ポイントに設定し、各薄膜ヒータに電流供給を開始した加熱開始からの解析ポイントの経時的な温度変化をシミュレーションにより求めた。そのシミュレーション結果を図12に示す。
尚、上記した各実施例では、一対の分岐コアに対応して2つの薄膜ヒータが形成されているが、各薄膜ヒータは略同一温度特性を示すと思われる。このため、シミュレーションの便宜上、図11(A)〜(C)に示す各断面図において、左側に位置する薄膜ヒータについてのみシミュレーションを実施することとした。
図12に示されるように、上付き型ヒータを設けた従来の光スイッチ100では、温度の上昇が低く、また応答性も悪いことが判る。これに対して、最も良好な応答性を示すのは埋込み型ヒータを有した第1及び第2実施例に係る光スイッチ10A,10Bである。また、溝付き型ヒータを有した第3実施例に係る光スイッチ10C、従来の光スイッチ100に比べて高い応答性を有していることが判る。
図12に示されるように、第3実施例に係る光スイッチ10Cは、第1及び第2実施例に係る光スイッチ10A,10Bに比べて若干応答性が低下している。これは、溝部58,59が形成されることにより、薄膜ヒータ28,29で発生した熱の一部が溝部58,59から放熱されることによる。
しかしながらこの現象は、電流の供給を停止した場合に有効な効果を奏する。即ち、本実施例に係る光スイッチ10Cでは上クラッド層13の薄膜ヒータ28,29の上部位置には溝部58,59が形成されているため、薄膜ヒータ28,29の熱は大気に直接放熱される。このため、電流の供給を停止した場合に薄膜ヒータ28,29は短時間で冷却され、よって電流停止時における光スイッチ10Cの応答性を高めることができる。
次に、本発明の第4実施例に係る光デバイスについて説明する。
本実施例では、光デバイスとして導波路型光変調器50を例に挙げている。図13は、導波路型光変調器50を示す斜視図である。尚、図13においても、第1実施例の説明に用いた図1乃至図6に示された構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略するものとする。
導波路型光変調器50は、基板11、下クラッド層12、上クラッド層13、コア51、金属薄膜54,55、及び薄膜コイル56,57等により構成されている。コア51は、第1実施例に係る光スイッチ10Aで用いたY分岐光導波路を2つ組み合わせた形状とされている。金属薄膜54,55は上クラッド層13内に形成されおり、金属薄膜54はコア51を構成する分岐コア52に近接するよう、金属薄膜55はコア51を構成する分岐コア53に近接するよう配設されている。
薄膜コイル56,57は、図4(B)に示した薄膜コイル22と同様に櫛歯形状を有している。この薄膜コイル56,57は上クラッド層13の上部に形成されており、薄膜コイル56,57に交流電流を通電すると薄膜コイル56,57を取り巻くように磁力線が発生し、この磁力線により磁性材により形成された金属薄膜54,55に渦電流が発生する。この渦電流により金属薄膜54,57は加熱し、発生した熱は上クラッド層13を介して分岐コア52,53に熱伝達される。
分岐コア52,53に同位相で分岐された光は、分岐コア52,53の屈折率に応じた位相変化を受ける。本実施例に係る導波路型光変調器50は、分岐コア52,53が金属薄膜54,57で発生する熱により屈折率を変化させるため、分岐コア52,53内を導波する各光の位相Tが変化して、出力される光の光強度を変調することができる。
よって、光伝送路内に導波路型光変調器50を設けることにより、導波される光の制御を行うことが可能となる。このように本発明の適用は、図1及び図2に示した光スイッチ10Aに限定されものではなく、上記した導波路型光変調器50等の他の光学部品にも適用することが可能なものである。
続いて、本発明の一実施例である光デバイスユニットについて説明する。本実施例では、光デバイスユニットとして光スイッチユニット40を例に挙げている。
図14に示す光スイッチユニット40は、8ポートの分岐回路の例を示している。従って、光スイッチユニット40は、基板11上に分岐コア41A〜41N及びヒータ機構42A〜42Nを形成した構成とされている。また、ヒータ機構42A〜42Nは、個々図示しないが、第1実施例で示した光スイッチ10Aにおける加熱手段と同様に、上クラッド層内に形成された金属薄膜と、上クラッド層の上部に形成された薄膜コイルとにより夫々構成されている。
各金属薄膜は、対応する分岐コア41A〜41Nの近傍に形成されている。そして、薄膜コイルに交流電流を印加することにより、この薄膜コイルに対応した金属薄膜に渦電流が発生して熱が発生する。この熱により対応する分岐コア41A〜41Nは加熱され、これにより分岐コア41A〜41Nの屈折率が変化する。
従って、ヒータ機構42A〜42Nを構成する薄膜コイルには、交流電流を供給する電流供給手段が接続される。本実施例に係る光スイッチユニット40は、基板11上に電流供給手段として機能する高周波回路部43,44を設けたことを特徴としている。
即ち、光スイッチユニット40は、基板11上に光スイッチを構成する分岐コア41A〜41N及びヒータ機構42A〜42Nと共に、ヒータ機構42A〜42N(薄膜コイル)に電流を供給する高周波回路部43,44を一括的に形成したことを特徴としている。この構成とすることにより、電流供給手段を別個に設ける構成に比べ、光スイッチユニット40をコンパクトに構成することができる。
図1は、本発明の第1実施例である光デバイス(光スイッチ)の斜視図である。 図2は、図1におけるA−A’線に沿う断面図である。 図3は、本発明の効果を比較例と共に示す図である。 図4は、薄膜コイルの変形例を示す平面図である。 図5は、本発明の第1実施例である光デバイスの製造方法を説明するための図である(その1)。 図6は、本発明の第1実施例である光デバイスの製造方法を説明するための図である(その2)。 図7は、本発明の第2実施例である光デバイス(光スイッチ)の斜視図である。 図8は、本発明の第2実施例である光デバイスの製造方法を説明するための図である。 図9は、本発明の第3実施例である光デバイス(光スイッチ)の斜視図である。 図10は、本発明の第3実施例である光デバイスの断面図である。 図11は、加熱時における各薄膜ヒータの温度分布のシミュレーション条件を説明するための図である。 図12は、加熱時における各薄膜ヒータの温度分布のシミュレーション結果を示す図である。 図13は、本発明の第4実施例である光デバイス(導波路型光変調器)の斜視図である。 図14は、本発明の一実施例である光スイッチユニットを示す平面図である。 図15は、従来の一例である光スイッチの斜視図である。 図16は、図15におけるB−B’線に沿う断面図である。
符号の説明
10A,10B,10C 光スイッチ
11 基板
12 下クラッド層
13 上クラッド層
13A 第1の上クラッド層
13B 第2の上クラッド層
14,41,51 コア
15,16,41A〜41N,52,53 分岐コア
17,18,54,55 金属薄膜
19〜22,56,57 薄膜コイル
25 コア層
26 レジスト材
27 マスクパターン
28,29 薄膜ヒータ
30A,30B,31A,31B ビア
32A,32B,33A,33B 電極
34A,34B,35A,35B ビア孔
40 光スイッチユニット
42A〜42N ヒータ機構
43,44 高周波回路部
50 導波路型光変調器
58,59 溝部

Claims (8)

  1. クラッド層と、該クラッド層内に設けられた光導波路と、前記光導波路を加熱する加熱手段とを有する光デバイスにおいて、
    前記加熱手段は
    前記クラッド層内に設けられた導電性材料と、
    前記クラッド層の外部に設けられ、前記導電性材料を誘導加熱するコイルとを有することを特徴とする光デバイス。
  2. 請求項1記載の光デバイスにおいて、
    前記コイルの形状を櫛歯形状としたことを特徴とする光デバイス。
  3. 請求項1または2記載の光デバイスにおいて、
    前記導電性材料の比抵抗を5〜400μΩcmとしたことを特徴とする光デバイス。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光デバイスと、
    該光デバイスを構成する前記コイルに交流電流を供給する電流供給手段と
    を有することを特徴とする光デバイスユニット。
  5. 請求項4記載の光デバイスユニットにおいて、
    前記光デバイスと前記電流供給手段とを同一基板上に配設したことを特徴とする光デバイスユニット。
  6. クラッド層と、該クラッド層内に設けられた光導波路と、前記光導波路を加熱する加熱手段とを有する光デバイスにおいて、
    前記加熱手段を
    前記クラッド層内に設けられた電熱部材と、
    前記クラッド層の外部より前記電熱部材に給電を行う給電手段と
    を有する構成としたことを特徴とする光デバイス。
  7. 請求項6記載の光デバイスにおいて、
    前記給電手段は、前記クラッド層に形成されたビアを含む構成であることを特徴とする光デバイス。
  8. 請求項6または7記載の光デバイスにおいて、
    前記クラッド層に溝部を形成し、前記溝部に前記電熱部材を配設したことを特徴とする光デバイス。
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