JP6701816B2 - 屈折率制御素子、光位相シフタ、光スイッチ、及び屈折率制御素子の製造方法 - Google Patents

屈折率制御素子、光位相シフタ、光スイッチ、及び屈折率制御素子の製造方法 Download PDF

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本発明は、屈折率制御素子、光位相シフタ、光スイッチ、及び屈折率制御素子の製造方法に関する。
光位相シフタのような光導波路素子ではむろんのこと、光スイッチといった光導波路素子においても、光導波路を伝播する光の位相を制御する技術がしばしば要求される。一方、光導波路を伝播する光の位相を制御する光素子として、物質の熱光学効果を利用した光素子が知られている。熱光学効果とは、物質の温度を上げると屈折率が変化する性質のことであり、そのような光素子は、一般に、光導波路上に薄膜ヒータを設け、該薄膜ヒータで光導波路を加熱することにより伝搬する光の位相を制御する。
熱光学効果を用いた光位相シフタとして、例えば特許文献1に開示された導波路型熱光学光位相シフタが知られている。特許文献1に開示された導波路型熱光学光位相シフタは、基板上に配置されるクラッド層及びコア層によって形成される埋め込み型光導波路と、その上面に形成される薄膜ヒータ及び光導波路の側面に形成された断熱溝によって構成される導波路型熱光学光位相シフタにおいて、断熱溝の光導波方向の長さが薄膜ヒータの長さよりも長いことを特徴とするものである。特許文献1では、このような導波路型熱光学光位相シフタによれば、より低い消費電力でより高密度な回路を提供することができるとしている。
一方、光導波路の温度を制御する技術として、特許文献2に開示された光導波路素子が知られている。特許文献2に開示された光導波路素子は、基板と、基板上に形成したバッファ層と、バッファ層上に形成したコアと、コア上に被せたクラッド層とから成る光導波路素子であって、基板とバッファ層との間に金属膜を形成して成ることを特徴とするものである。特許文献2では、このような光導波路素子によれば、温度調節する際にヒータ電力が小さくて済み、かつヒータのONとOFFの応答速度が速くなるとしている。
さらに、屈折率を調整することが可能な光導波路として特許文献3に開示された屈折率調整可能な光導波路が知られている。特許文献1に開示された屈折率調整可能な光導波路は、基板上の光導波路のコア又はクラッドの少なくとも一部に、エネルギー線の照射、電圧印加、電流印加、加熱、冷却、加圧、減圧、磁場印加、物質の含浸又はドープさせることのうち少なくとも一つの操作を行うことにより屈折率が変化可能な有機化合物が設けられている。特許文献3では、このような屈折率調整可能な光導波路によれば、光導波路の屈折率を簡便に調節し、しかも得られた屈折率を維持するのに何らエネルギーを必要としないとしている。
特開2006−058858号公報 特開2001−147335号公報 特開平09−145942号公報
ところで、熱光学効果を利用して光導波路の屈折率を制御する場合、ヒータなどの発熱体で発生させた熱を効率よく光導波路に印加させることが、ヒータに供給する消費電力削減の観点から、あるいは屈折率制御の応答性の観点からも重要である。
この点、特許文献1に開示された導波路型熱光学光位相シフタ、あるいは特許文献2に開示された光導波路素子では、クラッドの上面、又は底面に設置されたヒータからの熱はコア部分に向かうが、クラッド内を伝搬する間に熱が徐々に広がってしまい、熱を付与したいコア部分以外の部位にも熱が拡散する。つまり、クラッド上にヒータを配置する従来技術に係る屈折率制御素子では、クラッドに一定の厚みがあるためにヒータ電極をコアに近づけるのが困難なので、熱効率、すなわち電力効率が悪い。
また、クラッドは熱が伝わりにくい材料で製造されることが多く、特許文献1あるいは特許文献2のもののような比較的厚いクラッドでは、発熱量を高くする必要が生ずる。このため、無駄な電力消費が生ずる共に、熱がクラッド層を伝搬する間のタイムラグも無視できなくなり、屈折率の制御精度も劣化してしまう。この点、特許文献3に開示された屈折率調整可能な光導波路は、無駄なエネルギーを用いることなく屈折率の調整が可能であるが、光導波路の使用状態において動的に屈折率を制御するものではない。
一方、さまざまな機能の素子を集積化する場合が多い光導波路素子では、特に製造工程の簡易化も要求される。例えば、光フェーズドアレイアンテナのような多くの位相制御部分を有する構成では、位相制御部分の個数分ヒータが必要になるので製造工程が複雑化する。さらに、熱効率を考慮してクラッドにヒータを埋め込みコアに近づけようとすると、ヒータの個数分の電極対に対するビアが緻密な間隔で必要となり、製造工程が複雑化するだけでなく製造上の許容誤差が厳しくなり、製造の難易度が高くなってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、導電体からの熱を光導波路に付与し、該光導波路の屈折率を制御する屈折率制御素子において、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上し、さらに製造工程が簡素化されると共に屈折率の制御精度を向上させることが可能な屈折率制御素子、及びそれを用いた光位相シフタ、光スイッチを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の屈折率制御素子は、第1の屈折率を有する絶縁体層と、前記絶縁体層の内部に形成されると共に互いに対向する領域を有するように配置された前記第1の屈折率より大きい第2の屈折率を有する第1の線路及び第2の線路と、を含み、前記第1の線路は、前記領域に屈曲部を含むと共に光を伝播する光導波路であり、前記第2の線路は、前記領域以外の部分で前記第1の線路から離間するように配置され、かつ予め定められた不純物が添加されると共に前記第2の線路に電流を流すための電極対を有する加熱素子であるものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1の線路及び前記第2の線路は、前記絶縁体層の断面視で高さ方向に同じ位置に形成されたものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1の線路及び前記第2の線路は、前記絶縁体層の断面視で高さ方向に同じ厚さで形成されたものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記第1の線路及び前記第2の線路の両方が前記領域において屈曲部を有し、前記第1の線路の前記屈曲部の頂点と前記第2の線路の前記屈曲部の頂点とが互いに対向するように配置されたものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記第2の線路は前記領域において前記第2の線路の幅を細くする凹部及び前記第2の線路の厚さを薄くする凹部の少なくとも一方を有するものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記第2の線路は前記領域において前記不純物の濃度が他の領域に比べ低くされたものである。
また、請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記第2の線路に対し前記第1の線路と反対側に、前記絶縁体層の表面から内部に向けてかつ前記第2の線路の少なくとも一部に沿って形成された溝をさらに含むものである。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の光位相シフタは、光導波路で前記第1の線路同士が接続された複数の請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子と、複数の前記屈折率制御素子のうちの一方の端の屈折率制御素子の前記第1の線路に設けられた光の入力部と、複数の前記屈折率制御素子のうちの他方の端の屈折率制御素子の前記第1の線路に設けられた光の出力部と、前記領域に対応して設けられると共に前記入力部から入力された光を分岐して出力する複数の方向性結合器と、を含むものである。
上記の目的を達成するために、請求項に記載の光スイッチは、前記第1の線路が円形に形成されリング導波路とされた請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子と、一端が前記リング導波路に結合されると共に他端が光の入力部とされた第1の方向性結合器と、一端が前記リング導波路に結合されると共に他端が光の出力部とされた第2の方向性結合器と、を含むものである。
本発明によれば、導電体からの熱を光導波路に付与し、該光導波路の屈折率を制御する屈折率制御素子において、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上し、さらに製造工程が簡素化されると共に屈折率の制御精度を向上させることが可能な屈折率制御素子、及びそれを用いた光位相シフタ、光スイッチを提供することができるという効果を奏する。
第1の実施の形態に係る屈折率制御素子の構成の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る屈折率制御素子の構成の一例を示す断面図である。 実施に形態に係る屈折率制御素子の製造方法の一例を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る屈折率制御素子の構成の一例を示す平面図、及び断面図である。 第3の実施の形態に係る光位相シフタの構成の一例を示す平面図、及び断面図である。 第4の実施の形態に係る光位相シフタの構成の一例を示す平面図である。 第5の実施の形態に係る光位相シフタの構成の一例を示す平面図である。 第6の実施の形態に係る光位相シフタの構成の一例を示す平面図である。 第7の実施の形態に係る光スイッチの構成の一例を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1ないし図3を参照して、本実施の形態に係る屈折率制御素子について説明する。
図1(a)は、本実施の形態に係る屈折率制御素子の一形態である屈折率制御素子10aの平面図を、図2は図1(a)に示すA−A’線における断面図を示している。図1(a)及び図2に示すように、屈折率制御素子10aは、直線状に形成された導波路30a、及び直線状に形成されたヒータ50a(加熱素子)を備えている。
屈折率制御素子10aは、一例として光導波路技術により光導波路素子として製造されており、図2に示すように、基板34及びクラッド36(絶縁体層)を含んで構成されている。図2に示すように、予め定められた屈折率を有する導波路30aは、導波路30aより低い屈折率を有するクラッド36で覆われ、光が伝播可能に構成されている。導波路30aは、一例としてSi(シリコン)で形成されており、クラッド36は、一例としてSiO2(シリコン酸化膜)で形成されている。また、導波路30a及びクラッド36の寸法は、材料の屈折率や使用する波長等に応じて決定することができる。図1(a)に示すように、伝播光は、導波路30aの一端から入力光Pinとして入力され、他端から出力光Poutとして出力される。
図1(a)に示すように、ヒータ50aは、不純物がドープされ抵抗体(発熱体)とされた線路52a、及び線路52aに電気的に接続された電極対54−54を含んで構成されている。図2に示すように、線路52aと電極54とは、ビア62によって接続されている。線路52aの寸法は、線路52aの抵抗値や発生させたい熱量等に応じて決定される。また、後述するように、線路52aと導波路30aとは、屈折率制御素子10aの製造工程において同じ製造プロセスで同時に製造される。従って、本実施の形態では、線路52aと導波路30aとは厚さ方向(紙面正面視上下方向)で同じ位置に同じ厚さで形成されている。なお、本実施の形態において「同じ位置」、「同じ厚さ」とは、製造誤差等を考慮して若干位置、あるいは幅がずれた「略同じ位置」、「略同じ厚さ」を含む。
以上のように構成された屈折率制御素子10aでは、電極対54−54間に電源を接続し、ヒータ50aに電流を流して線路52aを発熱させ、発生した熱を導波路30aに印加する。導波路30aでは熱を印加された領域の屈折率が変化し、導波路30aを伝播する光の位相が変化する。
以上のように、本実施の形態に係る屈折率制御素子10aは、導波路の製造工程において同時にヒータを形成するので、製造工程が簡素化される。また、光がカップリングしない範囲で、ヒータと導波路を近づけることができるので、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上する。さらに、熱の伝播遅延に起因する屈折率制御の遅延が抑制され、また、導波路の温度、すなわち屈折率もより精度よく設定することが可能となる。
ここで、上記実施の形態では、直線状に形成された導波路30a、及び直線状に形成されたヒータ50aを備えた屈折率制御素子について説明したが、これに限られず、導波路30a、及びヒータ50aの少なくとも一方を、屈曲部を含む構成としてもよい。図1(b)ないし(d)は、この屈曲部を含む構成のバリエーションを示している。
図1(b)は、導波路30bを屈曲部B1を有する屈曲導波路とし、ヒータ50aを直線状に形成させた屈折率制御素子10bを示している。屈折率制御素子10bも、屈折率制御素子10a同様電極対54−54間に電流を流して線路52aを発熱させ、導波路30bに熱を付与して導波路30bの屈折率を変化させる。導波路30bの屈折率が変化することにより、入力光Pinとして屈折率制御素子10bに入力され出力光Poutとして出力する伝播光の位相が変えられる。
図1(c)は、導波路30aを直線状に形成し、ヒータ50bを屈曲部B2を有する屈曲ヒータとした屈折率制御素子10cを示している。屈折率制御素子10cも、屈折率制御素子10a同様電極対54−54間に電流を流して線路52bを発熱させ、導波路30aに熱を付与して導波路30aの屈折率を変化させる。導波路30aの屈折率が変化することにより、入力光Pinとして屈折率制御素子10cに入力され出力光Poutとして出力する伝播光の位相が変えられる。
図1(d)は、導波路30bを屈曲部B1を有する屈曲導波路とし、ヒータ50bを屈曲部B2を有する屈曲ヒータとした屈折率制御素子10dを示している。換言すると、屈曲部B1と屈曲部B2とは互いの頂点同士が対向するように配置されている。屈折率制御素子10dも、屈折率制御素子10a同様電極対54−54間に電流を流して線路52bを発熱させ、導波路30bに熱を付与して導波路30bの屈折率を変化させる。導波路30bの屈折率が変化することにより、入力光Pinとして屈折率制御素子10dに入力され出力光Poutとして出力する伝播光の位相が変えられる。
以上のように、導波路(30a、30b)及びヒータ(50a、50b)の少なくとも一方を屈曲させることによって、屈曲部の頂点及び頂点近傍で両者が対向されるので、ヒータの熱をさらに効率よく導波路に付与することが可能となる。
次に、図3を参照して、実施の形態に係る屈折率制御素子(10a、10b、10c、10d)の製造方法の一例について説明する。
まず、図3(a)に示すように、SiO2層72に、Si膜70及びSi膜74が貼られた基板を準備する。そして、フォトグラフィ及びエッチングを用いて線路(52a、52b)を形成する箇所に開口を有するフォトレジストによるマスクを作成し、該開口から加速された不純物イオンを注入させて図3(a)に示す不純物領域86を形成する。不純物領域86の導電型(P型、N型)、及び不純物濃度(P+、N+、P−、N−)は特に限定されず、ヒータ(50a、20b)の特性等に応じて適切に設定すればよい。その際、図1に示す電極54の直下に高濃度不純物拡散(P+又はN+)を行って、コンタクト層を形成してもよい。
次に、図3(b)に示すように、フォトレジスト76を塗布する。
次に、図3(c)に示すように、導波路(30a、30b)及び線路(52a、52b)以外の領域に相当する部分を露光する。なお、本実施の形態では、フォトリソグラフィを用いる形態を例示して説明するが、これに限られず、試作などの場合は、電子ビームにより露光を行ってもよい。また、本実施の形態では露光部が除去されるポジ型フォトレジストを用いた形態を例示して説明するが、露光部が残留するネガ型フォトレジストを用いてもよい。
次に、図3(d)示すように、フォトレジストを現像して不要領域のフォトレジストを除去する。
次に、図3(e)に示すように、導波路(30a、30b)及び線路(52a、52b)以外の領域のSi膜74を除去する。このように、本実施の形態では、導波路(30a、30b)に相当するSi膜74と、線路(52a、52b)に相当する不純物領域86とが同時に形成される。
次に、図3(f)に示すように、フォトレジスト76をエッチング等により除去する。
次に、図3(g)に示すように、Si膜74及び不純物領域86の上部に、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)法等により、SiO2層78を堆積させる。
次に、図3(h)に示すように、SiO2層78上にフォトレジスト80を塗布する。
そして、フォトレジスト80に対して露光、現像を行い、線路(52a、52b)と電極54とを接続するビアを形成する領域に、図3(i)に示す開口VHを有するマスクを形成する。
次に、上記開口VHの領域のSiO2層78をエッチングし、図3(i)に示すように、不純物領域86を露出させる。
次に、図3(j)に示すように、CVD法等によって金属層82を積層する。金属層82を積層する金属としては、一例としてAu(金)やAl(アルミニウム)等を用いることができる。なお、金属層82の積層はCVD法等に限られず、他の方法、例えばスパッタ法等によってもよい。
次に、図3(k)に示すようにフォトレジスト80を除去する。このフォトレジスト80と共に、フォトレジスト上の金属層82も除去される(リフトオフ)。
次に、図3(k)に示す構造体の全面にスパッタ法等によって金属膜を成膜し、フォトリソグラフィ及びエッチングを用いて、図3(l)に示すように電極84を形成する。
以上の製造工程によって、本実施の形態に係る屈折率制御素子(10a、10b、10c、10d)が製造される。なお、図3(l)に示すSi膜74、不純物領域86、Si膜70、SiO2層72、78、金属層82、及び電極84が、各々図2に示す導波路30a、線路52a、基板34、クラッド36、ビア62、及び電極54に相当する。
以上、詳述したように、本実施の形態に係る屈折率制御素子によれば、導電体からの熱を光導波路に付与し、該光導波路の屈折率を制御する屈折率制御素子において、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上し、さらに製造工程が簡素化されると共に屈折率の制御精度を向上させることが可能な屈折率制御素子を提供することが可能となる。
なお、以下の実施の形態に係る屈折率制御素子、光位相シフタ、光スイッチも基本的に上記の製造方法によって製造される。
[第2の実施の形態]
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る屈折率制御素子10eについて説明する。図4(a)は、屈折率制御素子10eの平面図を、図4(b)は、図4(a)におけるB−B’線における断面図を各々示している。本実施の形態は、上記実施の形態において、熱拡散防止用の溝(トレンチ)を設けた形態である。
本実施の形態では、図1に示す屈折率制御素子のバリエーションのうち、図1(b)に示す屈折率制御素子10bにトレンチを設けた形態を例示して説明するが、これに限られず、屈折率制御素子10a、10c、10dにトレンチを設けた形態としてもよい。図4に示すように、屈折率制御素子10eは、トレンチ32を有していること以外屈折率制御素子10bと同様である。従って、同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
上述したように、上記実施の形態に係る屈折率制御素子(10a、10b、10c、10d)は、導波路(30a、30b)を伝播する光が線路(52a、52b)に結合しない範囲で、導波路(30a、30b)と線路(52a、52b)とを近接させることができるので、ヒータ(50a、50b)で発生する熱が効率よく導波路(30a、30b)に付与される。しかしながら、図4(b)に示すように、線路52aから矢印T1で示す方向に移動する熱によって導波路30bに熱が付与されるが、同時に線路52bからは矢印T2で示す方向にも熱が拡散している。そこで、本実施の形態では矢印T2で示す方向に、基板34まで到達するトレンチ32を設けている。
本実施の形態では、トレンチ32の内部は熱伝導率の低い空気で充填されているので、トレンチ32は、矢印T2方向に拡散する熱に対する遮蔽壁の機能を果たし、矢印T2方向に拡散した熱を導波路30bの方向に押し返す。従って、本実施の形態に係る屈折率制御素子10eによれば、無駄な発熱がさらに抑制されると共に、電力効率がさらに向上する。
なお、本実施の形態では、内部が空気で充填されたトレンチ32を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、空気以外の例えば樹脂等で充填されたトレンチを用いる形態としてもよい。また、本実施の形態では、基板34まで到達するトレンチ32を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、基板34まで到達せずクラッド36内に端部を有するトレンチを用いる形態としてもよい。
[第3の実施の形態]
図5を参照して、本実施の形態に係る光位相シフタ100aについて説明する。図5(a)は、光位相シフタ100aの平面図を、図5(b)は、図5(a)におけるC−C’線における断面図を、図5(c)は、図5(a)におけるD−D’線における断面図を各々示している。図5に示すように、光位相シフタ100aは、導波路30c、及びヒータ50cを含んで構成されている。
光位相シフタ100aは、光導波路技術によって光集積回路として構成されている。図5(b)及び(c)に示すように、光位相シフタ100aは、基板34及びクラッド36を備え、導波路30c、及びヒータ50cを構成する線路52cは、クラッド36に覆われている。そして、図5(b)に示すように、導波路30cと線路52cとは、高さ方向(紙面正面視上下方向)で同じ位置に同じ厚さで形成されている。
図5(a)に示すように、導波路30cは3つの屈曲部B1を有すると共に、方向性結合器38−1、38−2を備えている。そして、導波路30cの一端から入力された入力光Pinは、方向性結合器38−1で一部が出力光Pout1として出力され、残りの光が導波路30cを伝播してさらに方向性結合器38−2で一部が出力光Pout2として出力され、残りの光が導波路30cを伝播して、最終的に出力光Pout3として出力される。
一方、ヒータ50cは、線路52c及び電極対54−54を含んで構成されている。ヒータ50cは、図1(a)に示すヒータ50aと基本的に同じものであり、図5(c)に示すように、線路52cと電極54とはビア40によって接続されている。
図5(b)に示すように、線路52cと導波路30cとは屈曲部B1において最短で対向しており、ヒータ50cで発生した熱は、この屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍において導波路30cに付与される。導波路30cに熱が付与されると、入力光Pinの位相が変化するが、いま1箇所の屈曲部B1における位相変化量をΔφとすると、出力光Pout1は入力光Pinに対して位相がΔφシフトする。同様に次の屈曲部で位相がΔφ変化するので、出力光Pout2は入力光Pinに対して位相が2・Δφシフトする。次の屈曲部B1でさらに位相がΔφ変化するので、出力光Pout3は入力光Pinに対して位相が3・Δφシフトする。むろん、屈曲部B1の数を増やせば、入力光Pinに対してさらに多くの種類の位相量だけシフトした光位相シフタを構成することができる。
以上のように、本実施の形態に係る光位相シフタでは、1本の線路(52c)を有するヒータ(50c)によって、多くの屈曲部B1における屈折率を変化させ、同時に多くの位相シフトを施すことができる。つまり、多くの異なる位相シフト量を有する光を発生することが可能であるにもかかわらず電極対54−54は一対ですみ、ビアも2つ設けるだけでよい。従って、製造プロセスにおいてもさほど微細なプロセスを用いることも要求されない。
本実施の形態に係る光位相シフタの応用例を考えた場合、例えば、光フェーズドアレイアンテナでは、基準となる光に対して異なる位相シフト量を有する多くの光が必要になる。本実施の形態に係る光位相シフタ100aによれば、入力光Pinに対して位相シフト量が異なる複数の出力光を簡便に出力することができるので、本実施の形態に係る光位相シフタ100aを用いることにより、より低消費電力の光フェーズドアレイアンテナを実現することができる。
以上、詳述したように、本実施の形態に係る光位相シフタによれば、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上し、さらに製造工程が簡素化されると共に屈折率の制御精度を向上させることが可能となる。
[第4の実施の形態]
図6を参照して、本実施の形態に係る光位相シフタ100bについて説明する。光位相シフタ100bは、上記実施の形態に係る光位相シフタ100aのヒータ50cをヒータ50dに置き換えた形態である。従って、図6に示すように、導波路30cの部分は光位相シフタ100aと同様なので、同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態に係るヒータ50dは、線路52d及び電極対54−54を備えている。そして、線路52dは凹部56を有し、凹部56で線路52dの幅が細くされている点がヒータ50cと異なる点である。
図5に示すヒータ50cは、一様に不純物が拡散され、均一の幅を有する線路52cを備えているので、ヒータ50cの全体が一様に発熱する。一方、導波路30cにおいて位相シフトの効果を生ずるのは屈曲部B1であることから、屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍以外ではヒータとして機能する必要がない。そこで、本実施の形態に係るヒータ50dでは、線路52dの屈曲部B1に対向する位置に凹部56を形成し、幅を細くすることにより抵抗を高くした領域を設けた。このことにより、屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍において集中的にヒータ50dによる発熱は生じ、消費電力をさらに低減することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、凹部56を線路52dの導波路30cと反対側に設ける形態を例示して説明したが、むろん凹部56を線路52dの導波路30cと同じ側に設ける形態としてもよい。
また、本実施の形態では、図6に示すように、平面視において線路の幅を細くする凹部を設ける形態を例示して説明したが、これに限られず、線路の断面視において、つまり、光位相シフタの厚さ方向において、線路の厚さを薄くする凹部を設けてもよい。
[第5の実施の形態]
図7を参照して、本実施の形態に係る光位相シフタ100cについて説明する。本実施の形態は、上記実施の形態に係る光位相シフタ100aのヒータ50cをヒータ50eに置き換えた形態である。従って、図7に示すように、導波路30cの部分は光位相シフタ100aと同様なので、同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示すように、光位相シフタ100cのヒータ50eは、線路52e及び電極対54−54を備えている。そして、線路52eは導波路30cの屈曲部B1に沿った形状の屈曲部58を有している点がヒータ50cと異なる点である。
上記実施の形態では、ヒータ50cあるいは50dによって、主に導波路30cの屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍に熱が付与される構成となっていた。例えば、位相シフト量をより大きくしたい場合などでは、導波路30cの屈曲部B1を含むさらに長い領域に熱を付与したい場合がある。本実施の形態は、このよう要求に配慮した形態である。
すなわち、本実施の形態に係るヒータ50eの線路52eは、導波路30cの屈曲部B1に対向して屈曲部58を有し、屈曲部58は屈曲部B1の先端部を含む一定の領域に沿う形状とされている。そのため、屈曲部58で発生した熱が導波路30cのより長い領域に付与され、導波路30cに対する加熱がより効率化される。ただし、本実施の形態では、導波路30cと線路52eとの対向する距離が長いので、導波路30cを伝播する伝播光が線路52eに結合しないように、より留意する必要がある。
[第6の実施の形態]
図8を参照して、本実施の形態に係る光位相シフタ100dについて説明する。本実施の形態は、上記実施の形態に係る光位相シフタ100aのヒータ50cをヒータ50fに置き換えた形態である。従って、図8に示すように、導波路30cの部分は光位相シフタ100aと同様なので、同様の構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態に係るヒータ50fは、線路52f及び電極対54−54を備えている。そして、線路52fは、屈曲部B1と対向する位置に、不純物の濃度が変えられた低濃度部60を有している点がヒータ50cと異なる点である。
上記実施の形態の光位相シフタ100bでは、導波路30cの屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍を効率よく加熱するために、凹部56を設けて線路52dの幅を細くし、抵抗値を高くしていた。本実施の形態も同様の目的で、隣接する領域(例えば、P+又はN+)よりも不純物濃度の低い(例えば、P−又はN−)低濃度部60を設け、低濃度部60の抵抗値を高くしている。このようなヒータ50fによっても、導波路30cの屈曲部B1及び屈曲部B1の近傍を効率よく加熱することができる。
[第7の実施の形態]
図9を参照して、本実施の形態に係る光スイッチ200について説明する。光スイッチ200は、上記各実施の形態に係る屈折率制御素子を採用した光スイッチである。図9に示すように、光スイッチ200は、導波路部20及びヒータ50gを含んで構成されている。
導波路部20は、入力導波路42、方向性結合器44−1及び44−2、リング導波路46、及び出力導波路48を備えており、リング導波路46を共振器とするリング共振器として構成されている。すなわち、入力導波路42から入力された入力光Pinは、その周波数がリング共振器の共振周波数と一致した場合に、方向性結合器44−1を介してリング導波路46に入力され、方向性結合器44−2及び出力導波路48を介して、出力光Poutとして出力される。
ヒータ50gは、基本的に図1(a)に示すヒータ50aと同様の構成であり、線路52g及び電極対54−54を有している。線路52gは、リング導波路46と結合しない程度の距離だけ離間させ、リング導波路46と線路52gの仮想的な接点N(リング導波路46と線路52gとを接触させた場合の接点、リング導波路46と線路52gとが最も近接している点)において、リング導波路46と対向して配置されている。つまり、形態的には、図1(b)に示す直線状のヒータと屈曲導波路とを組み合わせた形態に相当し、ヒータ50gで発生した熱は、接点N及び接点Nの近傍においてリング導波路46に付与される。
リング導波路46が加熱されると、加熱箇所において屈折率が変化し等価的に導波路長が変化するので、リング導波路46の共振周波数が変化する。光スイッチ200では、この現象を利用することにより、入力導波路42から入力された入力光Pinを出力光Poutとして透過させるか遮断させるかを切り替えている。
以上、詳述したように、本実施の形態に係る光スイッチによれば、無駄な発熱が抑制されると共に電力効率が向上し、さらに製造工程が簡素化されると共に屈折率の制御精度を向上させることが可能となる。
なお、上記各実施の形態で説明した内容は各実施の形態に限定されたものではなく、各実施の形態に係る技術事項同士を組み合わせて新たな実施の形態を構成してもよい。例えば、第2の実施の形態に係るトレンチ32を設けてヒータからの熱の拡散を抑制する構成を、第3のないし第6の実施の形態に係る光位相シフタ、あるいは第7の実施の形態に係る光スイッチに採用して新たな光位相シフタ、あるいは光スイッチを構成してもよい。また、第4の実施の形態に係る凹部56や、第5の実施の形態に係る屈曲部58、あるいは第6の実施の形態に係る低濃度部60を設けて加熱をより効率化する構成を、第7の実施の形態に係る光スイッチ200に採用して新たな光スイッチを構成してもよい。
また、図1(c)あるいは(d)に示す屈曲ヒータの構成を、屈曲導波路の屈曲部B1と屈曲ヒータの屈曲部B2とを対向させて第3の実施の形態に係る光位相シフタ100aに採用し、新たな光位相シフタを構成してもよいし、さらにその新たな光位相シフタの屈曲部B2の位置に、第4の実施の形態の凹部56を設けてさらに新たな光位相シフタを構成してもよい。
また、上記各実施の形態では、1層の導波路層を有する光導波路素子を用いる形態を例示して説明したが、これに限られず、複数層の導波路層を有する光導波路素子を用いる形態とし、導波路とヒータとを別の層に形成する形態としてもよい。この場合、例えば、2層の導波路層を有する形態では、基板側に近い導波路層を光導波路、その上部の導波路層をヒータとし、光導波路とヒータとが少なくとも一部の領域で対向するように配置
すればよい。
10a、10b、10c、10d、10e 屈折率制御素子
20 導波路部
30a、30b、30c 導波路
32 トレンチ
34 基板
36 クラッド
38−1、38−2 方向性結合器
40 ビア
42 入力導波路
44−1、44−2 方向性結合器
46 リング導波路
48 出力導波路
50a、50b、50c、50d、50e、50f、50g ヒータ
52a、52b、52c、52d、52e、52f、52g 線路
54 電極
56 凹部
58 屈曲部
60 低濃度部
62 ビア
70 Si膜
72 SiO2層
74 Si膜
76 フォトレジスト
78 SiO2層
80 フォトレジスト
82 金属層
84 電極
86 不純物領域
100a、100b、100c、100d 光位相シフタ
200 光スイッチ
B1、B2 屈曲部
N 接点
Pin 入力光
Pout、Pout1、Pout2、Pout3 出力光
VH 開口

Claims (9)

  1. 第1の屈折率を有する絶縁体層と、
    前記絶縁体層の内部に形成されると共に互いに対向する領域を有するように配置された前記第1の屈折率より大きい第2の屈折率を有する第1の線路及び第2の線路と、を含み、
    前記第1の線路は、前記領域に屈曲部を含むと共に光を伝播する光導波路であり、
    前記第2の線路は、前記領域以外の部分で前記第1の線路からの離間距離が漸増するように配置され、かつ予め定められた不純物が添加されると共に前記第2の線路に電流を流すための電極対を有する加熱素子である
    屈折率制御素子。
  2. 前記第1の線路及び前記第2の線路は、前記絶縁体層の断面視で高さ方向に同じ位置に形成された
    請求項1に記載の屈折率制御素子。
  3. 前記第1の線路及び前記第2の線路は、前記絶縁体層の断面視で高さ方向に同じ厚さで形成された
    請求項1又は請求項2に記載の屈折率制御素子。
  4. 前記第1の線路及び前記第2の線路の両方が前記領域において屈曲部を有し、前記第1の線路の前記屈曲部の頂点と前記第2の線路の前記屈曲部の頂点とが互いに対向するように配置された
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の屈折率制御素子。
  5. 前記第2の線路は前記領域において前記第2の線路の幅を細くする凹部及び前記第2の線路の厚さを薄くする凹部の少なくとも一方を有する
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子。
  6. 前記第2の線路は前記領域において前記不純物の濃度が他の領域に比べ低くされた
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子。
  7. 前記第2の線路に対し前記第1の線路と反対側に、前記絶縁体層の表面から内部に向けてかつ前記第2の線路の少なくとも一部に沿って形成された溝をさらに含む
    請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子。
  8. 光導波路で前記第1の線路同士が接続された複数の請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子と、
    複数の前記屈折率制御素子のうちの一方の端の屈折率制御素子の前記第1の線路に設けられた光の入力部と、
    複数の前記屈折率制御素子のうちの他方の端の屈折率制御素子の前記第1の線路に設けられた光の出力部と、
    前記領域に対応して設けられると共に前記入力部から入力された光を分岐して出力する複数の方向性結合器と、
    を含む光位相シフタ。
  9. 前記第1の線路が円形に形成されリング導波路とされた請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の屈折率制御素子と、
    一端が前記リング導波路に結合されると共に他端が光の入力部とされた第1の方向性結合器と、
    一端が前記リング導波路に結合されると共に他端が光の出力部とされた第2の方向性結合器と、
    を含む光スイッチ。
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