JP2005121764A - プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立て(検査)工程でのトナーシール引かれ防止。
【解決手段】 本体からの駆動力によりトナーシールが自動開封されるプロセスカートリッジにおいて、トナーシール開封手段への駆動伝達経路のギアを覆っているサイドカバーに、組立て(検査)工程の最後にアイドラギアを組込み可能な穴が空けられている。これにより、検査時は前記アイドラギアが組込まれていない状態であるため、プロセスカートリッジに駆動を入力してもトナーシール開封手段へは駆動が伝達されない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プロセスカートリッジならびに前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置に関する。ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するもので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ、及び、電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。また、プロセスカートリッジとしては、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。或いは帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能にするものをいう。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザー自身が行なうことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
このようなプロセスカートリッジでは、現像手段として電子写真感光体上に形成された静電潜像へ現像剤(以下トナーと称す)を供給するための現像ローラと、現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラと、現像ローラ上のトナーを規制する現像剤規制部材を有する現像容器と、トナーを収納するためのトナー容器が結合されている。また、トナー容器には、トナーを現像容器に供給するためのトナー排出口が設けられており、未使用状態のプロセスカートリッジにおいては、このトナー排出口は封止部材(トナーシール部材)により封止されている。そして初めての使用に際しては、トナーシール端部に設けられたプルタブ等の引っ張り部材を引っ張ることにより、ユーザー自らがトナーシールを引き剥がす構成が一般的である。
また、プロセスカートリッジを初めて使用する際のユーザー作業を軽減させる目的から、画像形成装置本体へプロセスカートリッジを装着すると、トナー排出口を封止してあるトナーシール部材が自動的に開封されるシール自動開封装置を備えたプロセスカートリッジが提案されている。このようなシール自動開封装置を備えたプロセスカートリッジは、特にカラー画像形成装置が普及してきている現在においては、ユーザー操作性を向上させるのにより有効な手段である。
特開2000−235301号公報(第2−3頁、第3−8図)
本発明は前述の従来の技術を更に発展させたものである。
本発明は、画像形成装置本体への装着時に与えられる現像手段への駆動力によってトナーシールの自動開封を行なうプロセスカートリッジにおいて、組立ての検査工程でプロセスカートリッジに駆動力が入力された際に、トナーシールが誤って開封されてしまうことのないトナーシール自動開封装置を有するプロセスカートリッジ、及びプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
本出願に係る第1の発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段と、前記現像手段に現像剤を供給するための開口部をもつ現像剤容器と、前記現像剤容器の開口部を密封するトナーシール部材と、前記トナーシール部材を自動的に開封するためのトナーシール自動開封手段と、前記トナーシール自動開封手段に駆動力を伝達するための駆動力伝達手段と、を有し、前記駆動力伝達手段は、少なくとも電気的接点部を有するサイドカバー部材により覆われており、前記駆動力伝達手段の一部は前記サイドカバー部材を組付けた後に組付け可能に構成したことを特徴としている。
また前記駆動力伝達手段は、前記現像手段への駆動力から分岐されたギア列によって構成されていることを特徴としている。
また前記駆動力伝達手段は、前記現像手段への駆動力を分岐した後に、前記現像手段にトナーを供給するためのトナー供給部材を介して駆動力の入力側と長手方向で相反する側に配置されていることを特徴としている。
また前記サイドカバー部材は、前記駆動力伝達手段を構成するギアの一部が組込に可能な穴を有することを特徴としている。
また前記サイドカバー部材は、前記現像手段及びトナー供給部材へ現像バイアスを供給するための電気接点部を有することを特徴としている。
また前記トナーシール自動開封手段は、前記現像剤容器に回転自在に支持され、その一端に一体的にギアが形成された巻取り軸であることを特徴としている。
上記構成にあっては、トナーシール自動開封手段への駆動伝達手段を現像手段への駆動力から分岐し、且つ駆動伝達手段の一部であるギアをサイドカバー部材に設けられた穴を通して組立て工程の最後に組付け可能に構成したので、検査時はサイドカバー部材を組付けた状態でトナーシール自動開封手段への駆動を遮断できるため、プロセスカートリッジに駆動力が入力されてもトナーシール部材は開封されない。従って特にトナーシールの開封検知や駆動のON・OFFを行なう手段を設ける必要がなく、簡単な構成で組立て工程でトナーシールが誤って開封されてしまうのを防止することができる。
以上説明したように、本発明は画像形成装置本体への装着時に与えられる現像手段への駆動力によってトナーシール自動開封を行なうプロセスカートリッジにおいて、トナーシール自動開封手段への駆動伝達手段を現像手段への駆動力から分岐し、且つ駆動伝達手段の一部であるギアをサイドカバー部材に設けられた穴を通して組立て工程の最後に組付け可能に構成した。これにより、検査時はサイドカバー部材を組付けた状態でトナーシール自動開封手段への駆動を遮断できるため、プロセスカートリッジに駆動力が入力されてもトナーシール部材は開封されない。従って特にトナーシールの開封検知や駆動のON・OFFを行なう手段を設ける必要がなく、簡単な構成でプロセスカートリッジの組立て工程でトナーシールが誤って開封されてしまうのを防止することができる。
(第1の実施の形態)
本発明に係るプロセスカートリッジ及びカラー電子写真画像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置の全体構成図、図2は前記プロセスカートリッジの断面説明図、図3は前記プロセスカートリッジの結合構成を示す斜視図である。
(画像形成装置の全体構成)
まず画像形成装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、垂直方向に並設した4個のプロセスカートリッジ装着部100a〜100dを有する。そして、前記装着部に装着されたカートリッジ7(7a〜7d)は、夫々1個の電子写真感光体ドラム1(1a〜1d)を備えている。前記感光体ドラム1は、駆動手段(不図示)によって、同図中、反時計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、その回転方向に従って順に、次の構成が配置されている。感光体ドラム1表面を均一に帯電する帯電手段2(2a〜2d)、画像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム1に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a〜3d)、前記静電潜像を現像剤であるトナーを用いて現像する、第二枠体としての現像ユニット4(4a〜4d)、感光体ドラム1上のトナー画像を記録媒体Sに転写させる静電転写手段である静電転写手段5、転写後の感光体ドラム1表面に残ったトナーを除去するクリーニング手段6(6a〜6d)が配置されている。ここで、感光体ドラム1と帯電手段2、現像ユニット4、クリーニング手段6は一体的にカートリッジ化されプロセスカートリッジ7を構成している。
感光体ドラム1は、例えば直径30mmのアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感光体)を塗布したもの一である。感光体ドラム1は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持されている。ー方の端部に、駆動モータ(不図示)からの駆動力が伝達される。これにより感光体ドラム1は、反時計周りに回転駆動される。帯電手段2は、図2に示すような接触帯電方式のものを使用する。帯電部材2は、ローラ状に形成された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム1表面に当接させる。そして、このローラに帯電バイアス電圧を印加する。これにより、感光体ドラム1表面をー様に帯電させる。
スキャナユニット3は、感光体ドラム1の略水平方向に配置されている。そして、レーザーダイオード(不図示)によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモーター(不図示)によって回転されるポリゴンミラー9a〜9dに照射される。前記ミラー9に反射した画像光は、結像レンズ10a〜10dを介して帯電済みの感光体ドラム1表面を選択的に露光する。これによって、画像信号に応じた静電潜像を形成する。また前記ユニット3は、図4に示すように長手方向において左右側板間ピッチより長い。そこで、左右側板32の開口穴35a〜35hから突起部33が外側に飛び出している。その際、前記ユニット3は、圧縮バネ36によって矢印で示す約45。下方に約9.8Nの力で押圧されている。これにより、ユニット3は突き当てに確実に押し付けられ、位置決めがされている。
一方、図1に示すように画像形成装置には、全ての感光体ドラム1a〜1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベルト11が配設されている。前記転写ベルト11は1011〜1014Ω・cmの体積固有抵抗を有する厚さ約150μmのフィルム状部材である。この転写ベルト11は、垂直方向に4軸でローラに支持されている。そして、記録媒体Sは前記転写ベルト11により転写位置まで搬送され、感光体ドラム1上のトナー画像を転写される。この転写ベルト11の内側に当接して、4個の感光体ドラム1a〜1dに対向した位置に転写ローラ12a〜12dが並設されている。これら転写ローラ12から正極性の電荷が転写ベルト11を介して記録媒体Sに印加される。これにより記録媒体Sに感光体ドラム1上のトナー画像が転写される。前記転写ベルト11は、駆動ローラ13、従動ローラ14a,14b、テンションローラ15の4本のローラにより掛け渡され、回転する(図1の矢印方向)。これにより、前記転写ベルト11が循環移動して、記録媒体Sが図中、下から上へ搬送される間にトナー画像を転写される。
給送部16は、画像形成部に記録媒体Sを給送搬送するものである。複数枚の記録媒体Sが給送カセット17に収納されている。画像形成時には給送ローラ18、及び、レジストローラ対19が画像形成動作に応じて駆動回転する。これによって前記カセット17内の記録媒体Sを1枚毎分離給送する。そして、記録媒体Sの先端は、前記ローラ対19に突き当たり一且停止する。そして、前記転写ベルト11の回転とトナー画像との同期をとって、記録媒体Sは、レジストローラ対19によって転写ベルト11へ給送される。
定着部20は、記録媒体Sに転写された複数色のトナー画像を定着させるものである。回転する加熱ローラ21aと、これに圧接して記録媒体Sに熱及び圧カを与える加圧ローラ21bとからなる。即ち、感光体ドラム1上のトナー画像を転写された記録媒体Sは、定着部20を通過する際に、定着ローラ対21で搬送される。そして、定着ローラ対21によって熱及び圧力を与えられる。これによって複数色のトナー画像が記録媒体S表面に定着される。
画像形成の動作は次の通りである。まず、カートリッジ7a〜7dが、画像形成のタイミングに合わせて順次駆動される。そして、その駆動に応じて感光体ドラム1a〜1dが回転駆動される。そして、各々のカートリッジ7に対応するスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動により、帯電手段2は感光体ドラム1の表面に一様な電荷を付与する。そして前記ユニット3は、その感光体ドラム1表面に画像信号に応じて露光を行って、感光体ドラム1上に静電潜像を形成する。現像ローラ40は、前記静電潜像を現像する。
前述した通り記録媒体Sは、各感光体ドラム1と転写ローラ12との間に形成される電界によって、各感光体ドラム1のトナー画像を順次転写される。4色のトナー画像を転写された記録媒体Sは、転写ベルト11から分離される。そして、定着部20に搬入される。記録媒体Sは、定着部20で上記トナー画像を熱定着された後、排出部24から本体外に排出される。
(プロセスカートリッジ)
次に本発明を実施したプロセスカートリッジについて、図2および図3を用いて説明する。尚、イエロー色のトナーを収納したカートリッジ7a、マゼンタ色のトナーを収納したカートリッジ7b、シアン色のトナーを収納したカートリッジ7c、ブラック色のトナーを収納したカートリッジ7dは同一構成である。
カートリッジ7(7a〜7d)は、それぞれ感光体ドラム1(1a〜1d)と、帯電手段2(2a〜2d)、及びクリーニング手段6(6a〜6d)を備えた第一枠体としての感光体ユニット50、及び現像手段40(40a〜40d)を有する第二枠体としての現像ユニット4(4a〜4d)に分かれている。
前記感光体ユニット50には、感光体ドラム1が軸受31a、31b(ベアリング)を介してクリーニング枠体51に回転自在に取り付けられている。感光体ドラム1の周上には、帯電手段2、クリーニング手段であるクリーニングブレード60が配置されている。さらに、クリーニングブレード60によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは、トナー送り機構52によってクリーニング枠体後方に設けられた除去トナー室53に送られる。そして感光体ユニット50に駆動モータ(不図示)の駆動力を伝達することにより、感光体ドラム1を画像形成動作に応じて回転駆動させる。またクリーニング枠体51には画像形成装置本体内でプロセスカートリッジ7が自重や駆動力によるモーメントにより回転するのを防止するための本体位置決めボスとしてカートリッジ回転止め部56が設けられている。またクリーニング枠体51には感光体ドラムを保護するシャッター部材72、シャッター部材をリンク動作により開閉するシャッター受け部材73が設けられている。
前記帯電手段2は、前記感光体ドラム1の表面を帯電させるためのものであり、本実施例では、特開昭63-149669号公報に示すような、いわゆる接触帯電方法を用いている。即ち、前記クリーニング枠体51に帯電ローラ2を摺動軸受61によって回転自在に設けている。この帯電ローラ2は金属製のローラ軸2a(例えば、鉄、SUS等の導電性芯金)にEPDM、NBR等の弾性ゴム層を設け、さらにその週面にカーボンを分散したウレタンゴム層を設けたもの、或いは金属製のローラ軸にカーボンを分散した発泡ウレタンゴム層を被覆したものなどで構成している。そして、前記帯電ローラ2のローラ軸2aは前記摺動軸受61を介して前記枠体51内部に設けられたガイドに沿って、感光体ドラム1方向へスライド可能に取り付けてある。また帯電ローラ2は、該ローラ軸2aを支持する軸受61と前記枠体の間に縮設した加圧バネ64によって感光体ドラム1方向へ付勢されることで感光体ドラム1表面に圧接し、感光体ドラム1に対して従動回転するようになっている。また軸受61の少なくとも片方は導電性の部材で構成され、帯電ローラ2に所定の帯電バイアスを印加することにより、感光ドラム1表面をー様に帯電させるようになっている。
次に現像ユニット4は、前記駆動モータより駆動を現像駆動ギア71に伝達し駆動列(不図示)を通じ現像ローラ40に駆動を伝達する。この現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して矢印X方向に回転する現像ローラ40、およびトナーが収容されたトナー容器41と現像枠体45とから構成される。現像ローラ40は軸受部材47、48を介して回転自在に現像枠体45に支持されている。また現像ローラ40の周上には、前述した通り現像ローラ40、トナー供給ローラ43、現像ブレード44がそれぞれ配置されている。さらにトナー容器41内には、収容されたトナーを撹拌するとともに前記ローラ43へ搬送するためのトナー搬送機構42が設けられている。さらに現像ローラ40の両端部には、その外径を感光体ドラム1に当接させることにより現像ローラ40の感光体ドラム1への圧接量を所定の量に規制するためのスペーサ部材 (不図示)が各々配置されている。
そして現像ユニット4は、現像ユニット4全体が感光体ユニット50に対して揺動自在に支持された吊り構造となっている。即ち現像ユニット4は、ユニット4の両端に取り付けられた軸受部材47、48にそれぞれ設けられた、穴49に嵌合する揺動中心である軸49を中心にして感光体ユニット50に回動自在に結合されている。そして画像形成時においては、軸49aを中心にして、回転モーメントにより現像ローラ40が感光体ドラム1に接触するよう、弾性部材である加圧バネ54 a(圧縮コイルバネ)と加圧バネ54b(引張りバネ:図11参照)によって現像ユニット4が常に付勢されている。
尚、感光体ドラム1と現像ローラ40が接触して現像を接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ40は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
(プロセスカートリッジの画像形成装置本体への装着)
次に、プロセスカートリッジ7の画像形成装置本体100への装着構成について、図4乃至図6を用いて説明する。図4〜図6は画像形成装置本体へのプロセスカートリッジ装着の説明図である。
まず、プロセスカートリッジ7の装置本体100への装着は、ガイド溝34a〜34hに沿って、感光体ドラム1を支持する軸受31(31a、31b)を挿入することによって行なわれる(図4参照、矢印Yの方向がプロセスカートリッジ7の装着方向)。そして図6に示すように、軸受31がガイド溝34の突き当て面37,38に押しつけられることでプロセスカートリッジ7の装置本体100に対する位置が決まる。
プリンタ本体内でのプロセスカートリッジ7の押圧方法については次の通りである。即ち、図5に示す通り、側板32に軸39が加締められている。そして、軸39にねじりコイルバネ30が支持されている。そして、その端部30aが穴32aにはまり込み固定されている。カートリッジ7が装着されていない状態においては、前記バネ30は曲げ起こし32bにより回転方向に規制されている。そして、プロセスカートリッジ7が挿入されると、バネ30は半時計周り方向にその力に反しながら回転する。そして、軸受31を乗り越えたとき、軸受31を弾性的に押圧する。
(トナーシール部材開封機構)
次に、プロセスカートリッジのトナーシール部材自動開封機構について、図7〜図10を用いて説明する。
トナーが収容されたトナー容器41と現像枠体45の間に設けられたトナー供給用の排出口41aには、図7に示すようにトナーシール部材81が熱溶着等により封止されており、トナー容器41内にトナーを密封している。このトナーシール部材81は、開口部41aの右側から左側に延びて開口部41aを封止し、さらに左側で折り返されて右側に向けて延びている。そしてこの折り返し部分の先端は、トナーシール部材81の自動開封手段である巻取り部材82の軸部82aに両面テープ等により固定されている。また、巻取り部材82はその一端にギア82bが形成されており、後述する駆動伝達手段によりギア82bに駆動力が伝達され、それにより巻取り部材82が回転してトナーシール部材81が巻き取られる。
次に巻取り部材82への駆動伝達構成について図8、図9を用いて説明する。プロセスカートリッジを画像形成装置本体100に装着させると、画像形成装置本体100の駆動入力ギア(不図示)と現像駆動ギア71が噛み合い、現像ユニット4への駆動入力が可能となる。そして画像形成のタイミングに合わせて現像駆動ギア71に駆動が入力されると、まずアイドラギア75を介してトナー搬送機構42を回転させる攪拌ギア74と、現像ローラ40及びトナー供給ローラ43を回転させるギア76とに分岐される。ギア76へ伝達された駆動力は、さらにトナー供給ローラギア77及び現像ローラギア78とに分岐して伝達される。
ここで、トナー供給ローラ43の回転軸上には前記トナー供給ローラギア77と長手方向の反対側にギア87が取り付けられている。従ってトナー供給ローラ43が回転するのに伴いこのギア87も回転する。このギア87は、アイドラギア86を介してギア85と連結されたギア列を構成している。そしてギア85には、その同軸上に図示しないウォームギアが形成されており、このウォームギアと巻取り部材82のギア82bが噛み合うことにより巻取り部材82に駆動力が伝達されることとなる。なお、本実施形態における巻取り部材82への駆動はトナー供給ローラ43を介して伝達しているが、現像ローラ40を介して伝達する構成でも良い。
また、トナー供給ローラ43を介して現像駆動ギア71の長手方向の反対側に設けられたギア87から巻取り部材82までのギア列は、図9に示すようにサイドカバー部材89によって覆われている。このサイドカバー部材89は、画像形成装置本体100の接点部(不図示)に当接して現像ローラ40及びトナー供給ローラ43の軸端面に現像バイアスを供給するための電気接点部89bを有していると同時に、各ギアの抜け止め機能を有している。従って組付け順序としては、各ギアを組付けた後にサイドカバー部材89が組付けられる。
ここで、プロセスカートリッジ7の組立て工程においては、その品質を保証するために全部品を取り付けた後に現像ローラ40及びトナー供給ローラ43の接点部89bへの導通性の検査、及びプロセスカートリッジ7のトルク測定を行なっている。この際、導通性の検査時には電気接点部89bを有するサイドカバー部材89を組付けておく必要があり、またトルク測定時にはプロセスカートリッジ7には駆動力が入力される。従って組立て工程においてトナーシール部材81が開封されないようにするためには、全部品組付け後に巻取り部材82への駆動のみ遮断しておく必要がある。そこで本実施形態のプロセスカートリッジ7においては、図8、図9及び図10に示すように、サイドカバー部材89の側面部にギア86の外形より大きな穴89aを空けておき、その穴89aを通して検査工程の後に巻取り部材82への駆動伝達手段の一部であるギア86を組付け可能に構成している(図10の組付け順序)。また、ギア86の支持軸48bはギア86が抜けてしまうのを防止するための爪形状が一体的に形成されている。
上記構成により、組立て時は図8のようにサイドカバー部材89を組付けた状態で巻取り部材82への駆動のみを遮断した状態で検査等を行なうことができるため、駆動を入力してもトナーシール部材81が開封されてしまうことがない。そして、組立て工程の最後(検査後)に図10のようにギア86を組付けることにより巻取り部材82へのギア列が連結されて駆動伝達が可能な状態となる。これにより検査工程の後にサイドカバー部材を一度取り外してからギア86を組込んだり、或いは別途巻取り部材82への駆動連結・遮断の切換え手段等を設ける必要がないため、簡単な構成でプロセスカートリッジ7の組立て工程でトナーシール部材81が誤って開封されてしまうことを防止することができる。また、本実施形態のトナーシール自動開封機構は、現像ユニット4へ駆動力が入力されるとトナーシール自動開封手段も駆動する構成であるが、特にトナーシールの開封検知や駆動のON・OFFを行なう必要がないため、安価なトナーシール自動開封手段を提供することができる。
次に画像形成装置100に新品のプロセスカートリッジ7を装着した際の、トナーシール部材自動開封の動作について説明する。まず新品のプロセスカートリッジ7が装着されて新品検知が行なわれると、現像ユニット4にはある所定時間(トナーシール部材81を完全に巻き取るまでに要する時間分)の駆動力が入力される。ここで、出荷された新品のプロセスカートリッジ7については、サイドカバー部材89の穴を通してギア86が組込まれた状態になっている。この際、現像駆動ギア71から巻取り部材82のギア82bまでがトナー供給ローラ43を介してギア連結されているため、現像ユニット4に駆動力が入力されると、巻取り部材82も駆動されて所定時間経過後にトナーシール部材81が巻き取られる。
なお、本実施形態においては、トナーシール部材81が巻き取れた後も巻取り部材82は常に駆動されることになるが、巻取り部材82へ伝達される駆動力はウォームギアを用いて大きく減速しているため、現像ユニットのトルクへの影響は非常に小さく、さらに巻取り部材82への駆動伝達は現像ローラ4の駆動力から分岐した後にトナー供給ローラ43を介して行なっている。従って現像ローラ4の駆動には影響しないため、画像形成への影響も無く良好な画像を得ることができる。
本発明の実施形態に係るカラー電子写真画像形成装置の全体構成図である。 プロセスカートリッジの断面説明図である。 プロセスカートリッジの結合構成を示す斜視図である。 装置本体へのプロセスカートリッジ装着の説明図である。 装置本体へのプロセスカートリッジ装着の説明図である。 装置本体へのプロセスカートリッジ装着の説明図である。 本発明におけるトナー収納容器のトナーシール構成を説明する斜視図である。 本発明における現像ユニットのトナーシール自動開封構成を説明する斜視図である。 本発明における現像ユニットのトナーシール自動開封構成を説明する斜視図である。 本発明における巻取り部材への駆動伝達手段の組付け順序を説明する図である。
符号の説明
C 接触位置
S 記録媒体
t 現像剤
1(1a〜1d) 電子写真感光体ドラム
2(2a〜2d) 帯電手段
3(3a〜3d) スキャナユニット
4(4a〜4d) 現像ユニット(第二枠体)
5 静電転写手段
6 クリーニング部材
7(7a〜7d) プロセスカートリッジ
8(8a〜8d) 力付与部材(離隔手段)
9(9a〜9d) ポリゴンミラー
10(10a〜10d) 結像レンズ
11 静電転写ベルト
12a〜12d 転写ローラ
13 駆動ローラ
14 従動ローラ
15 テンションローラ
16 給紙部
17 給送カセット
18 給送ローラ
19 レジストローラ
20 定着部
21 定着ローラ
21b 加圧ローラ
23 排出ローラ
24 排出部
32 画像形成装置本体側板
40 現像ローラ(現像部材)
41(41a〜41d) トナー容器
41a トナー排出口
42 トナー搬送機構
43 トナー供給ローラ
44 現像ブレード
45 現像枠体
45a 現像室
46 力受け部
47 軸受部材(本体駆動側)
47a 穴
48 軸受部材(本体非駆動側)
48a 穴
48b 支持軸
48c 支持軸
49 穴
49a 軸
50 クリーニングユニット(第一枠体)
51 クリーニング枠体
52 トナー送り機構
53 除去トナー室
54 押圧バネ
64 軸受
70 カップリング部材
71 現像駆動ギア
72 シャッター部材
73 シャッター受け部材
74 攪拌ギア
75 アイドラギア
76 ギア
77 トナー供給ローラギア
78 現像ローラギア
81 シール部材
82 巻取り部材
82a 軸部
82b ギア部
85 ギア
86 アイドラギア
87 ギア
89 サイドカバー部材
89a 穴
89b 電気接点部
90 加圧バネ(引張りバネ)(弾性部材)
91 保持部
93 抜け止め部
94 受け部
100 画像形成装置

Claims (7)

  1. 電子写真画像形成装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
    電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段と、
    前記現像手段に現像剤を供給するための開口部をもつ現像剤容器と、
    前記現像剤容器の開口部を密封するトナーシール部材と、
    前記トナーシール部材を自動的に開封するためのトナーシール自動開封手段と、
    前記トナーシール自動開封手段に駆動力を伝達するための駆動力伝達手段と、を有し、
    前記駆動力伝達手段はサイドカバー部材により覆われており、前記駆動力伝達手段の一部は前記サイドカバー部材を組付けた後に組付け可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 請求項1記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記駆動力伝達手段は、前記現像手段への駆動力から分岐されたギア列によって構成されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 請求項2記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記駆動力伝達手段は、前記現像手段への駆動力を分岐した後に、前記現像手段にトナーを供給するためのトナー供給部材を介して駆動力の入力側と長手方向で相反する側に配置されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  4. 請求項1乃至3記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記サイドカバー部材は、前記駆動力伝達手段を構成するギアの一部が組込に可能な穴を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 請求項1乃至4記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記サイドカバー部材は、前記現像手段及びトナー供給部材へ現像バイアスを供給するための電気接点部を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 請求項1記載のプロセスカートリッジにおいて、
    前記トナーシール自動開封手段は、前記現像剤容器に回転自在に支持され、その一端に一体的にギアが形成された巻取り軸であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. プロセスカートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    a.電子写真感光体に形成された潜像を現像するための現像手段と、
    前記現像手段に現像剤を供給するための開口部をもつ現像剤容器と、
    前記現像剤容器の開口部を密封するトナーシール部材と、
    前記トナーシール部材を自動的に開封するためのトナーシール自動開封手段と、
    前記トナーシール自動開封手段に駆動力を伝達するための駆動力伝達手段と、を有し、
    前記駆動力伝達手段は、少なくとも電気的接点部を有するサイドカバー部材により覆われており、前記駆動力伝達手段の一部は前記サイドカバー部材を組付けた後に組付け可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    c.前記プロセスカートリッジを駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする電子写真画像形成装置。
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JP2009128682A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Canon Inc 画像形成装置
CN110007578A (zh) * 2017-12-18 2019-07-12 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

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