JP2005121401A - 体積測定方法、体積測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

体積測定方法、体積測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、微小な液滴の体積を簡単かつ精度よく測定することができる体積測定方法、体積測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを課題としている。
【解決手段】 本発明の体積測定方法は、画像認識手段81により、水平面上に滴下した液滴の水平面視中心点123を原点座標131として取得する原点座標取得工程と、電磁波的手段91により、取得した水平面視中心点123と液滴の外周124の任意の1の点Aとを結ぶ線分125を液滴の径方向に走査しながら、原点座標131に対する液滴表面の輪郭座標126を複数箇所で計測する座標計測工程と、輪郭座標126の計測結果に基づいて液滴の体積を算出する体積算出工程と、を備えている。
【選択図】 図3

Description

水平面上に滴下した液滴の体積を測定する体積測定方法、体積測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
従来、液滴吐出ヘッドから吐出された液滴の体積を正確に知るために、飛行する液滴を、その飛行方向と直交する方向から撮像して得られた飛行画像から体積を算出する方法が知られている。
この体積算出方法は、飛行中の液滴が飛行軸に対して回転対象形であると仮定して、飛行画像について中心軸に対する積分を行って体積を測定する構成をとっている。
特開平5−149769号公報
ところで、液滴吐出ヘッドから吐出される液滴の飛行方向はノズル開口の状態(メニスカスの状態や撥水処理の状態)により、飛行中の形状が一定せず、体積の算出が煩雑になる問題がある。また、飛行中の液滴を撮像するために、飛行画像中の液滴の輪郭がはっきりせず、液滴の像の大きさが不正確となり、精度よく体積測定できないという問題がある。
本発明は、微小な液滴の体積を簡単かつ精度よく測定することができる体積測定方法、体積測定装置、およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを課題としている。
本発明の体積測定方法は、画像認識手段により、水平面上に滴下した液滴の水平面視中心点を原点座標として取得する原点座標取得工程と、電磁波的手段により、取得した水平面視中心点と液滴の外周の任意の1の点とを結ぶ線分を液滴の径方向に走査しながら、原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する座標計測工程と、輪郭座標の計測結果に基づいて液滴の体積を算出する体積算出工程と、を備えたことを特徴とする。
水平面に滴下した液滴は概ね中心軸に対して回転対称な半球形状とみなすことができる。このような形状を有する液滴の体積の測定においては、その液滴の形状を中心軸が同一の複数の円柱を積み重ねたものとみなすことができ、これら円柱の体積の和をとって液滴の体積を算出することができる。このように、液滴の高さ方向に細分化することで液滴の体積を精度よく算出することができる。
上記の構成によれば、原点座標取得工程において画像認識手段が水平面視中心点を原点座標として取得した後、座標計測工程において電磁波的手段が基準となる原点座標(水平面視中心点)に対する液滴表面の輪郭座標を複数の箇所で計測する。これにより、各円柱の体積の測定に必要な半径と高さを求めることができ、液滴の水平面視半径に相当する部分を走査しながら輪郭座標を取得するだけで液滴の体積を算出することができる。したがって、短時間で走査を完了でき、体積の算出にかかる時間を短縮することができる。
この場合、原点座標取得工程において、画像認識手段が画像認識した認識画像を液滴画像とその周辺画像とに2値化することにより液滴の輪郭を決定して、水平面視中心点を原点座標として取得すると共に、輪郭が真円形状から極端に乖離した形状である場合に、エラーとしてこれを報知することが、好ましい。
この構成によれば、認識画像を2値化処理することにより液滴の輪郭を明確にすることができるため、原点座標取得工程において輪郭が極端に真円から外れた形状であることを認識することができる。このため、この真円から外れた形状を有する液滴をエラー報知により体積の算出対象から除外することができ、一定の体積算出精度を担保することができる。また、上記の正確な輪郭から水平面視中心点である原点座標を取得するようにすれば、その水平面視中心点の取得精度も高まって、その結果精度よく体積を算出できる。なお、真円と判断する許容範囲は5%の変形量までを限度とすることが好ましい。
この場合、座標計測工程において、水平面視中心点から外周に向かって走査が行われ、電磁波的手段は、輪郭座標の高さの値がゼロになったときに外周の任意の1の点に至ったものと判断することが、好ましい。
この構成によれば、原点座標取得工程で取得した原点座標である水平面視中心点から走査を開始するため、無駄な走査を省くことができ、体積算出時間を短縮することができる。また、実際の計測値から外周に至ったことを判断するため、外周の任意の1の点を予め特定しておく必要がない。
この場合、座標計測工程において、電磁波的手段の走査は、輪郭座標の複数箇所の計測に対応して間欠的な移動により行われることが、好ましい。
この構成によれば、電磁的手段は各輪郭座標の測定位置において、静止状態で正確に位置決めしながら輪郭座標を計測するため、輪郭座標を精度よく計測することができる。
この場合、輪郭座標の複数箇所の計測における各箇所の間隔は、水平面視中心点から外周に向かうに従って徐々に小さくなることが、好ましい。
この構成によれば、液滴の輪郭座標の高さの変化が大きくなる外周付近の座標を精密に計測することができ、体積算出精度を高めることができる。
この場合、座標計測工程において、電磁波的手段による計測を走査方向を異にして複数回繰り返し、体積算出工程において、繰り返して得られた複数の輪郭座標の平均値に基づいて体積を算出することが、好ましい。
この構成によれば、複数回の計測から得られた液滴表面の複数の輪郭座標について平均値をとることにより、水平面視でわずかに変形している場合でも、平均的な輪郭座標を計測することができる。その結果、体積算出精度を高めることができる。なお、走査方向を異にして得られた複数の輪郭座標毎に体積を算出し、その体積について平均を求める構成にしてもよい。
この場合、電磁波的手段は、レーザ光を計測光として用いるレーザ式距離計測器であることが、好ましい。
この構成によれば、簡単な装置で液滴表面の微小な領域について座標計測することができるとともに、計測精度を高めることができる。
本発明の体積測定装置は、水平面上に滴下した液滴を撮像し、当該液滴の水平面視中心点を原点座標として取得する画像認識手段と、水平面視中心点と液滴の外周の任意の1の点とを結ぶ線分を、液滴の径方向に走査しながら原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する座標計測手段と、輪郭座標の計測結果に基づいて液滴の体積を算出する体積算出手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液滴表面の輪郭座標から、各円柱の体積の測定に必要な半径と高さを知ることができるため、液滴の水平面視半径に相当する部分を走査するだけで液滴の体積を算出することができる。これにより、短時間で走査を完了することができ、迅速に体積を算出することができる。
この場合、座標計測手段は輪郭座標の複数箇所の計測に対応して間欠的に移動し、その計測は移動の停止時に行われることが、好ましい。
この構成によれば、各輪郭座標の測定位置において、静止状態で正確に位置決めしながら輪郭座標を計測するため、精度よく体積を算出できる。
この場合、座標計測手段は、走査方向を異にして複数回の計測を繰り返し、体積算出手段は、繰り返して得られた複数の輪郭座標の平均値に基づいて体積を算出することが、好ましい。
この構成によれば、液滴の水平面視半径毎の輪郭座標のバラツキによる計測不良を防ぎ、体積算出精度を高めることができる。なお、走査方向を異にして得られた複数の輪郭座標毎に体積を算出し、その体積について平均を求める構成にしてもよい。
この場合、座標計測手段は、レーザ光を計測光として用いるレーザ式距離計測器であることが、好ましい。
この構成によれば、簡単な装置で液滴表面の微小な領域について座標計測することができるとともに、計測精度を高めることができる。
本発明の液滴吐出装置は、ワークに対して、複数のノズルから機能液滴を吐出して成膜部を形成する液滴吐出ヘッドと、ワークを液滴吐出ヘッドに対してX軸方向およびY軸方向に相対移動させるX・Y移動機構と、各ノズルから吐出された液滴である機能液滴の体積を算出する請求項7ないし10のいずれかに記載の体積測定装置と、体積測定装置で算出した複数のノズル毎の機能液滴の体積から、各ノズルが均一になるように駆動波形を補正するヘッド制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液滴吐出ヘッドによって吐出された機能液滴の体積を体積測定装置によって算出することができるため、蒸発しやすい微小量の機能液滴を迅速に体積算出することができる。また、算出結果に基づいて補正を行うことにより、各ノズルから吐出される機能液滴の体積を精度よく管理することができる。なお、全ノズルの吐出液量(体積)を均一に補正するには、予め指定した範囲に体積が収まるように設定してもよいし、全ノズルの平均値を基準に範囲を定めてもよい。
この場合、座標計測手段は、線分について原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する計測手段と、計測に伴って計測手段を線分について機能液滴の径方向に走査する走査手段とから成り、液滴吐出ヘッドはキャリッジを介してX・Y移動機構に搭載され、X・Y移動機構は走査手段を兼ね、かつ計測手段は、キャリッジに取り付けられていることが、好ましい。
この構成によれば、液滴吐出ヘッドが機能液滴を水平面に吐出すると同時に走査手段であるX・Y移動機構がキャリッジを走査させて、キャリッジに搭載された計測手段によって液滴の輪郭座標を計測することができる。これにより、走査手段としてX・Y移動機構を活用することができ、計測精度を高め得ると共に、構造を単純化することができる。
この場合、画像認識手段は、キャリッジに取り付けられていることが、好ましい。
この構成によれば、液滴の鉛直上方に移動してから液滴を画像認識できるため、正確な輪郭を決定することができ、水平面視中心点を精度よく取得することができる。また、液滴の吐出とその画像認識を連続して行うことができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記の液滴吐出装置を用い、ワークに機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
また、本発明の電気光学装置は、上記の液滴吐出装置を用い、ワークに機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、ノズルから正確な液量の機能液滴を精度良く吐出できる液滴吐出装置を用いて製造されるため、信頼性の高い電気光学装置を製造することが可能となる。なお、電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)としては、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置、電子放出装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)やSED(Surface-conduction Electron-Emitter Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または上記の電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータの他、各種の電気製品がこれに該当する。
以上に述べたように、本発明の体積測定方法および体積測定装置によれば、短時間で正確に液滴の体積を測定することができる。また、この体積測定装置を用いて、微小液滴である液滴吐出ヘッドから吐出された機能液滴の体積を算出し、これに基づいてノズルの駆動波形を補正するようにすれば、各ノズルから吐出される機能液滴の体積を精度よく管理することができる。
また、本発明の電気光学装置の製造方法、電気光学装置、および電子機器は、上記の体積測定装置を備えた液滴吐出装置を用いて製造されるため、作業の信頼性を高め、効率的にこれらを製造することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の体積測定方法および体積測定装置を適用した液滴吐出装置について説明する。本実施形態の液滴吐出装置は、いわゆるフラットパネルディスプレイの一種である有機EL装置や液晶表示装置の製造ラインに組み込まれるものである。本実施形態では、まず、有機EL装置の製造ラインに組み込まれた液滴吐出装置について説明する。
液滴吐出装置は、その搭載する液滴吐出ヘッドにより、ワーク(基板)W上に機能液滴(発光材料)を吐出して有機EL装置のEL発光層および正孔注入層を形成するものである。この液滴吐出ヘッドの吐出動作を含む一連の製造工程は、外気の影響を排除するために、ドライエアーの雰囲気に維持するチャンバ装置の内部で行うようにしている。
図1に示すように、液滴吐出装置1は、機台6と、機台6の上側中央に十字状に配設された、3個の液滴吐出ヘッド11を有する描画装置2と、機台6上に描画装置2と並列に設置され液滴吐出ヘッド11の保守等に用いる各種の装置から成るメンテナンス装置3と、これら装置をドライエアーの雰囲気に維持する上記のチャンバ装置5とを備えている。描画装置2は、液滴吐出ヘッド11を用いてワークW上に機能液滴による描画を行うものであり、メンテナンス装置3は、液滴吐出ヘッド11の保守を行うと共に、液滴吐出ヘッド11から適切に機能液滴が吐出されているか否かの検査を行い、液滴吐出ヘッド11による機能液滴の吐出を安定させるためのものである。また、液滴吐出装置1は、描画装置2に機能液を供給する機能液送液装置(図示省略)、および後述する吸着テーブル63に連なるワークW吸着用の真空ポンプ(図示省略)等を備えている。
機能液送液装置は、3個の液滴吐出ヘッド11に、それぞれR・G・B3色の機能液を供給するためのR・G・B3色の機能液タンク(図示省略)を有している。また、液滴吐出装置1は、上記の各構成装置を統括的に制御する制御装置102を備えている。
メンテナンス装置3は、液滴吐出装置1の非稼働時に、液滴吐出ヘッド11に密接してその乾燥を防止する保管ユニット21と、増粘した機能液を除去するための吸引(クリーニング)および液滴吐出ヘッド11の捨て吐出を受ける(フラッシング)吸引ユニット31と、液滴吐出ヘッド11のノズル面12に付着する汚れを払拭するためのワイピングユニット41とを有している。これら各ユニットは機台6上にX軸方向に延在するように載置された移動テーブル43に搭載され、この移動テーブル43によってX軸方向に移動可能に構成されている。また、メンテナンス装置3は、液滴吐出ヘッド11が吐出した機能液滴の体積を測定する体積測定装置4を有しており、体積測定装置4は移動テーブル43ではなく、描画装置2に搭載されている。体積測定装置4については後述する。
保管ユニット21は、液滴吐出ヘッド11のノズル面12に密着する封止キャップ22を有しており、封止キャップ22は封止キャップ昇降機構23を介して移動テーブル43に取り付けられている。液滴吐出装置1の非稼働時には、液滴吐出ヘッド11は移動テーブル43上のメンテナンス位置に移動しており、これに対し封止キャップ22を上昇させて液滴吐出ヘッド11のノズル面12に密着させる。すなわち、液滴吐出ヘッド11の全ノズル11を封止し、各ノズル11における機能液滴の乾燥を防止している。これにより機能液の増粘を抑制していわゆるノズル詰りを防止するようになっている。
吸引ユニット31には、液滴吐出ヘッド11のノズル面12に密着する吸引キャップ32を有しており、吸引キャップ32は吸引キャップ昇降機構33を介して移動テーブル43に取り付けられている。また、吸引キャップ32には図示しないが、吸引ポンプが接続されている。液滴吐出ヘッド11に機能液の充填を行う場合や増粘した機能液を吸引する場合には、この吸引キャップ32を上昇させて液滴吐出ヘッド11に密着させて、ポンプ吸引を行う。また、機能液滴の吐出(描画)を休止するとき、液滴吐出ヘッド11を駆動させてフラッシング(捨て吐出)を行う。その際、吸引キャップ32を液滴吐出ヘッド11から僅かに離間させてフラッシングを受けるようにしている。これにより、ノズル詰まりが防止されると共に、ノズル詰まりの生じた液滴吐出ヘッド11の機能が回復される。
ワイピングユニット41には、ワイピングシート42が繰出し自在且つ巻取り自在に設けられており、繰り出したワイピングシート42を送りながら、且つ移動テーブル43によりワイピングユニット41をX軸方向に移動させながら、液滴吐出ヘッド11のノズル面12を拭き取るようになっている。これにより、液滴吐出ヘッド11のノズル面12に付着した機能液が取り除かれ、機能液滴吐出時の飛行曲がり等が防止される。なお、メンテナンス装置4として、上記の各ユニットに加え、液滴吐出ヘッド11から吐出された機能液滴の飛行状態を検査する吐出検査ユニット等を、搭載することが好ましい。
図1に示すように描画装置2は、機台6上に十字状に設置したX・Y移動機構61を有している。X・Y移動機構61は、液滴吐出ヘッド11に対して、ワークWをX軸方向およびY軸方向に相対移動させるものであり、ワークWを搭載するX軸テーブル62と、これを跨いで直交するように設置されて、液滴吐出ヘッド11を搭載しているY軸テーブル71と、を有している。また、描画装置2には、液滴吐出ヘッド11の位置認識を行うヘッド認識カメラ(図示省略)や、ワークWの位置認識を行うためのワーク認識カメラ(図示省略)の他、体積測定装置4等の各種の装置が備えられている。
ワークWは、電極等を作り込んだ透光性(透明)のガラス基板で構成されており、その表面は、画素を作りこむための複数の描画領域Dと非描画領域Sとに区分けされている。そして、この描画領域Dに機能液滴を吐出して描画が行われる。また、本実施形態では、この非描画領域Sに、液滴吐出ヘッド11によって測定用の機能液滴を吐出し、各ノズルの吐出液量を測定するようにしている。すなわち、非描画領域Sの表面が請求項にいう水平面に相当し、この部分に着弾した機能液滴の体積を体積測定装置4によって測定するようになっている。なお、上記の水平面を構成した測定用基板をワークWと別体として描画装置2に設ける構成にしてもよい。
X軸テーブル62は、X軸方向に延在するメンテナンス手段3と相互に平行になるように機台6に直接設置されており、ワークWを吸着する吸着テーブル63および吸着テーブル63をZ軸廻りに回転自在に支持するθテーブル64からなるセットテーブル66と、セットテーブル66をX軸方向にスライド自在に支持するX軸スライダ65と、X軸スライダ65を駆動するX軸モータ(図示省略)とを有している。ワークWは吸着テーブル63上に吸着載置され、X軸スライダ65を介して主走査方向であるX軸方向に移動できるようになっている。
Y軸テーブル71は、X軸テーブル62を挟んで機台6に立設された左右一対の支柱72と、両支柱72に掛渡されたY軸フレーム73と、Y軸フレーム73にスライド自在に支持されるY軸スライダ74と、Y軸スライダ74を駆動するY軸モータ(図示省略)と、Y軸スライダ74に支持され液滴吐出ヘッド11を搭載するメインキャリッジ75とを有している。メインキャリッジ75にはヘッドユニット76が垂設されており、ヘッドユニット76には、サブキャリッジ(図示省略)を介してR色、G色およびB色の3つの液滴吐出ヘッド11が搭載されている。
液滴吐出ヘッド11は、機能液滴を吐出する多数(例えば180個)のノズル13をそのノズル面12に有しており、それら多数のノズル13がノズル列14を形成している。R、G、B3個の液滴吐出ヘッド11は、ノズル列14が主走査方向に直交するようにヘッドユニット76にX軸方向に横並びに配設されている。
そして、ワークWに描画を行う場合には、機能液滴吐出ヘッド(ヘッドユニット76)11をワークWに臨ませておいて、X軸テーブル62による主走査(ワークWの往復移動)に同期して、機能液滴吐出ヘッド11を吐出駆動させる。また、Y軸テーブル71により適宜、副走査(ヘッドユニット76の移動)が行われる。この一連の動作により、ワークWの描画領域Dに所望の機能液滴の選択的吐出、すなわち描画が行われる。
また、液滴吐出ヘッド11のメンテナンスを行う場合には、移動テーブル43により吸引ユニット31を所定のメンテナンス位置に移動させると共に、Y軸テーブル71によりヘッドユニット76を上記のメンテナンス位置に移動させ、液滴吐出ヘッド11のフラッシング或いはポンプ吸引を行う。また、ポンプ吸引を行った場合には、続いて移動テーブル43によりワイピングユニット41をメンテナンス位置に移動させ、液滴吐出ヘッド11のワイピングを行う。同様に、作業が終了して装置の稼動を停止する時には、保管ユニット21により、液滴吐出ヘッド11にキャッピングが行われる。
次に図3を参照して体積測定装置4について詳細に説明する。体積測定装置4は、水平面上に滴下した液滴(機能液滴)121の体積を測定するものであり、液滴121の水平面視中心点123を原点座標131として取得する画像認識手段81と、液滴121の表面の座標である輪郭座標126を複数箇所で計測する座標計測手段(電磁波的手段)91と、計測された輪郭座標126に基づいて液滴の体積を算出する体積算出手段101(制御装置102の一部で構成)と、を有している(図2参照)。上記の座標計測手段91は、輪郭座標を計測する計測手段92と、計測手段92を走査させる走査手段93とから成り、本実施形態では走査手段93はX・Y移動機構61によって構成されている。
同図に示すように、画像認識手段81は、非描画領域Sに滴下した液滴121を撮像する照明付きのCCDカメラ82と、CCDカメラ82で画像認識した認識画像(図示省略)を画像処理する画像処理手段83(制御装置102の一部で構成)とを有している(図2参照)。また、計測手段92は、レーザ式距離計測器94と、座標格納メモリ95(制御装置102の一部で構成される)とから構成されている(図2参照)。レーザ式距離計測器94は内部にレーザ発振器(図示省略)を備え、レーザ光を計測光とし、その反射光の位相を利用して輪郭座標126の高さ(Z座標)を計測する。これらのうちCCDカメラ82とレーザ座標計測器94とは一体のレーザユニット96として構成されており、液滴吐出ヘッド11の側方に位置して上記したヘッドユニット76に搭載されている(図1参照)。
また、図2に示すように、画像処理手段83は、制御装置102に組み込まれるいわゆる画像処理ソフトウェアで構成されており、CCDカメラ82で撮像した認識画像の画像処理を行う。具体的な画像処理作業については後述する。同様に座標格納メモリ95は、制御装置102に組み込まれたいわゆるハードディスクであり、一旦この座標格納メモリ95に格納された輪郭座標データは、上記の体積算出手段101によって適宜読み出される。
次に図2を参照して、本実施形態の液滴吐出装置1の制御装置102による制御について説明する。制御装置102は、液滴吐出装置1の各構成装置を直接的に、または各種のドライバを介して間接的に、統括制御する制御部103と、これら各構成装置の駆動を直接に担うドライバ群111と、を有している。
制御部103は、マイクロプロセッサで構成されるCPU104と、各種制御プログラムを記憶しているROM105と、主記憶装置となるRAM106と、ハードディスクにインストールされたソフトウェアであって機能液滴の体積を算出する体積算出手段101と、同じく画像処理ソフトウェアであって撮像した認識画像を画像処理する画像処理手段83と、座標格納メモリ95と、それらをドライバ群111に連絡する周辺制御回路107と、を備えており、これらは互いに内部バス108により接続されている。
ドライバ群111は、表示装置84を表示させるためのディスプレイドライバ112、液滴吐出ヘッド11の吐出を制御するヘッド制御手段113、X・Y移動機構61を駆動するためのモータドライバ114、レーザ座標計測器94を駆動するレーザドライバ115、およびCCDカメラ82を駆動するカメラドライバ116等の各種ドライバから構成されている。
上記した制御装置102において、CPU104は、カメラドライバ116を介してCCDカメラ82に液滴121の撮像を指示すると共に、その撮像された認識画像を、画像処理手段83を介して画像処理している。同様にCPU104は、レーザドライバ115を介してレーザ式距離計測器94に輪郭座標126を計測させて、その計測された座標データを座標格納メモリ95に格納することを指示する。この場合、CPU104は、モータドライバ114を介してX・Y移動機構61を駆動して上記のレーザ式距離計測器94が液滴121に対して相対移動するように指示を行っている。このように、制御装置102(CPU104)は液滴吐出装置1の各構成装置を統括的に制御している。
次に図3を参照しながら、液滴の体積測定方法の概略について説明する。液滴吐出ヘッド11から吐出された液滴(機能液滴)121は上記した非描画領域Sに着弾して、中心軸に対して回転対象な半球形状を成している。液滴121の半球形状は中心軸を同じくする薄手の円柱122を積み重ねたものとみなすことができる。本実施形態では、この複数の円柱122の体積の和を計算することにより、液滴121の体積を算出する方法を採用している。もちろん、液滴121を細分化する方向は上記した水平方向の分割方法に限られるものではない。
本実施形態の体積算出方法では、画像認識手段81によって液滴121の中心にあたる水平面視中心点123を取得することをまず行い、そのうえで座標計測手段91が水平面視中心点123を原点座標131として認識し、それを基準に輪郭座標126を計測することにより液滴121の体積を測定する。この輪郭座標126の計測は、上記の各円柱122の半径と高さが求められれば足りるため、水平面視中心点123と、液滴121の外周124の任意の1の点Aとを結ぶ線分125(水平面視半径に相当する部分)のみを走査(本実施形態ではX軸方向に走査)することとしている(図3参照)。なお、請求項にいう水平面視中心点とは非描画領域S上(水平面上)にある中心点をいい、液滴121の表面上にある中心点をいうものではない。
次に、具体的な体積測定作業の流れについて説明する。体積測定作業は、画像認識手段81により原点座標131を取得する原点座標取得工程と、座標計測手段91により液滴121の表面の座標を計測する座標計測工程と、体積算出手段101により液滴121の体積を算出する体積算出工程と、から構成されている。
図4に示すように、非描画領域Sに滴下された液滴121は、原点座標取得工程において、画像認識手段81によって撮像された認識画像(図示省略)により、非描画領域S上の位置および液滴121の輪郭が画像認識される(S1)。ここで、画像処理手段83によって、認識画像を白黒で液滴画像(図示省略)と周辺画像(図示省略)とに2値化して、液滴121の輪郭を決定する。この認識された輪郭に基づいて、液滴121の水平面視中心点123が取得される(S2)。なお、この認識結果により、真円から5%以上の変形量を有する液滴121である場合に、警告音声や表示装置84の画面上の警告メッセージとしてエラー報知が行われる。
次に原点座標131の認識作業について説明する。認識作業は、まず、液滴121の水平面視中心点123の鉛直上方にレーザ式距離計測器94が位置するようにX・Y移動機構61によってレーザ式距離計測器94を位置合せする。位置合せ後にレーザ式距離計測器94が水平面視中心点123を基準に、ゼロ点補正を行う。これにより、制御装置102が水平面視中心点123を原点座標131として認識する。この認識作業はいわゆるゼロ点補正であり、レーザ式距離計測器94が原点座標131を計測した高さ(Z座標)をゼロとして補正すると共に、レーザ式距離計測器94がX・Y移動機構61によって支持されている位置(X座標およびY座標)をゼロとして認識する。
ゼロ点補正後は、座標計測工程に移行して、水平面視中心点123の鉛直上方にある液滴121の輪郭座標126を計測する。次に上記の水平面視中心点123から液滴121の径方向に移動した、例えば、X軸方向に1μmX軸テーブル62を移動した計測位置で、レーザ式距離計測器94が直下の輪郭座標を計測する。これらの計測された座標データは順次、座標格納メモリ95に格納される(S3)。同様にしてX軸方向に等間隔に1μmずつ移動した各計測位置で座標計測を行って、この計測作業を繰り返して液滴121の外周124まで座標計測すると共にその座標データの格納を行う。この場合、輪郭座標126の高さ(Z座標)が0.1μm以下(すなわちゼロ)であると連続して計測された場合に、液滴121の外周124に至ったものとして座標計測を終了する(S4)(図5参照)。
上記したX軸方向の座標計測(走査)が終了したら、同様の方法で走査方向のみ変更して、例えばY軸方向に走査して座標計測を行って、液滴121の水平面視中心点123から外周124まで座標計測し、その座標データの格納を行う。このような走査方向を変更した座標計測を複数回行って、液滴121の輪郭座標126の平均値をとることにより、体積算出の精度を担保する構成としている。
次に、実際に体積を算出する体積算出工程に移行する。まず平均値の算出作業が行われ、各走査方向の間で上記の座標データの各計測位置(すなわち水平面視中心点123からの距離が等しい地点)毎に高さの平均値を算出して、図5に示すような、液滴121の表面の位置を水平面視中心点123からの距離および高さの平均値を示す表として出力する。なお、図5の文字nはこの場合、液滴121の半径(μm)に相当している。
図5に示した表の値から、上記したように薄手の円柱122の体積を足し合わせることによって液滴121の体積が算出される(図4S5)。液滴121の体積(V)の計算式は、
V=ΣπRn^2Hn
ただし、Rn:円柱122の半径
Hn:円柱122の高さ
で示される。算出結果は表示装置84に表示される(図4S6)。
なお、上記した液滴121の径方向への走査においては、各計測位置を1μm毎の等間隔にとっているが、外周124の付近を細かく座標計測する構成をとることもできる。より具体的には、高さの変化が少ない液滴121の水平面視中心点123付近は1μmの等間隔で座標計測を行い、高さの変化が大きい外周124付近は、例えば、0.1μm程度の細かい間隔で計測を行う。好ましくは、外周124に向かうに従って徐々に計測間隔を小さくして計測を行う。これにより、高さ(Z座標)の変化量が大きい液滴121の外周124付近の体積についてもより正確に体積算出することができ、測定精度を高められる。
以上の作業(動作)は、全ノズル13から吐出された液滴121について行われる。この場合、例えば、液滴吐出ヘッド11の全ノズル13から測定用の液滴121を吐出しておき、これに対し、レーザ式距離計測器94をX軸方向およびY軸方向に移動させながら座標計測を行う。
また、上記のように体積測定された結果に基づいて、液滴吐出ヘッド11の各ノズル13から吐出される液滴(機能液滴)121の体積を均一化することができる。本実施形態では、各ノズル13の吐出液量(体積)を算出して、それらの平均値から外れているノズル13を均一化の対象としている。均一化する作業は、ノズル13の液滴121の吐出をポンプ作用で駆動するピエゾ圧電素子(図示省略)にかかる電圧を調整して行うが、この場合、ヘッド制御手段113を介してその対象となるノズル13の駆動波形を補正して、吐出液量を調整している。
以上のように本実施形態によれば、画像認識手段81が機能液滴の水平面視中心点123を取得することにより、計測手段92は機能液滴の水平面視中心点123と外周124の任意の1の点Aとを結ぶ線分125を座標計測することができ、体積算出時間を短縮することができる。このため、液滴吐出ヘッド11から吐出した機能液滴の体積を短時間で算出することができ、機能液滴の蒸発によって生じる測定誤差が体積算出精度に影響することがない。また、算出された体積によってノズル13の駆動波形を補正するようにすれば、液滴吐出ヘッド11の吐出液量が均一になるように調整することができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、更にこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、及び薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板を言う。
先ず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図6は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図7は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S11)では、図7(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S12)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図7(b)に示すように、基板501及びブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図7(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において液滴吐出ヘッド11により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程及びバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置精度が向上する。
次に、着色層形成工程(S13)では、図7(d)に示すように、液滴吐出ヘッド11によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、液滴吐出ヘッド11を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライブ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S14)に移り、図7(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図8は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図7に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、及び、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図8において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、液滴吐出ヘッド11で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を液滴吐出ヘッド11で行うことも可能である。
図9は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図10は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561及び信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図11は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603及び陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるとともに、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602及び基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607a及びドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606及び半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609及びゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613及び機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、及び、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO、TiO等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層を更に形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成する事も可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、又は青色(B)の何れかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図12〜図20を参照して説明する。
この表示装置600は、図12に示すように、バンク部形成工程(S21)、表面処理工程(S22)、正孔注入/輸送層形成工程(S23)、発光層形成工程(S24)、及び対向電極形成工程(S25)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S21)では、図13に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図14に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S22)では、親液化処理及び撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aa及び画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618s及び有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば4フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、液滴吐出ヘッド11を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図1に示した液滴吐出装置1のセットテーブル66に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S23)及び発光層形成工程(S24)が行われる。
図15に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S23)では、液滴吐出ヘッド11から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図16に示すように、乾燥処理及び熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S24)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒ならびに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図17に示すように、各色のうちの何れか(図17の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行う事により、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図18に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、液滴吐出ヘッド11を用い、図19に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)及び緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決める事も可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617a及び発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S25)に移行する。
対向電極形成工程(S25)では、図20に示すように、発光層617b及び有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図21は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、及びこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、及びMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、及び蛍光体709を、図1に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル66に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、液滴吐出ヘッド10により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、又はニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となる全てのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711及び蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を液滴吐出ヘッド11から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図22は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、及びこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)の何れかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図23(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図23(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本実施形態の体積測定装置を搭載した液滴吐出装置の平面模式図である。 液滴吐出装置の主制御系である制御装置を示したブロック図である。 本実施形態の液滴の体積測定方法の概念を示す側面模式図である。 液滴の体積算出工程を説明するフローチャートである。 液滴の中心点からの距離およびその高さの平均値を示す説明図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
4 体積測定装置 11 液滴吐出ヘッド
13 ノズル 61 X・Y移動機構
75 メインキャリッジ 81 画像認識手段
91 座標計測手段(電磁波的手段) 92 計測手段
93 走査手段 94 レーザ式距離計測器
101 体積算出手段 113 ヘッド制御手段
123 水平面視中心点 124 外周
126 輪郭座標 131 原点座標
W ワーク S 水平部(非描画領域)
A 外周の任意の1の点

Claims (17)

  1. 画像認識手段により、水平面上に滴下した液滴の水平面視中心点を原点座標として取得する原点座標取得工程と、
    電磁波的測定手段により、前記取得した水平面視中心点と前記液滴の外周の任意の1の点とを結ぶ線分を前記液滴の径方向に走査しながら、前記原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する座標計測工程と、
    前記輪郭座標の計測結果に基づいて前記液滴の体積を算出する体積算出工程と、を備えたことを特徴とする体積測定方法。
  2. 前記原点座標取得工程において、前記画像認識手段が画像認識した認識画像を液滴画像とその周辺画像とに2値化することにより前記液滴の輪郭を決定して、前記水平面視中心点を原点座標として取得すると共に、
    前記輪郭が真円形状から極端に乖離した形状である場合に、エラーとしてこれを報知することを特徴とする請求項1に記載の体積測定方法。
  3. 前記座標計測工程において、前記水平面視中心点から前記外周に向かって走査が行われ、前記電磁波的測定手段は、前記輪郭座標の高さの値がゼロになったときに前記外周の任意の1の点に至ったものと判断することを特徴とする請求項1または2に記載の体積測定方法。
  4. 前記座標計測工程において、前記電磁波的測定手段の走査は、前記輪郭座標の複数箇所の計測に対応して間欠的な移動により行われることを特徴とする請求項1、2または3に記載の体積測定方法。
  5. 前記輪郭座標の複数箇所の計測における前記間欠的な移動の間隔は、前記水平面視中心点から前記外周に向かうに従って徐々に小さくなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の体積測定方法。
  6. 前記座標計測工程において、前記電磁波的測定手段による計測を走査方向を異にして複数回繰り返し、
    前記体積算出工程において、前記繰り返して得られた複数の輪郭座標の平均値に基づいて体積を算出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の体積測定方法。
  7. 前記電磁波的測定手段は、レーザ光を計測光として用いるレーザ式距離計測器であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の体積測定方法。
  8. 水平面上に滴下した液滴を撮像し、当該液滴の水平面視中心点を原点座標として取得する画像認識手段と、
    前記水平面視中心点と前記液滴の外周の任意の1の点とを結ぶ線分を、前記液滴の径方向に走査しながら前記原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する座標計測手段と、
    前記輪郭座標の計測結果に基づいて前記液滴の体積を算出する体積算出手段と、を備えたことを特徴とする体積測定装置。
  9. 前記座標計測手段は前記輪郭座標の複数箇所の計測に対応して間欠的に移動し、その計測は移動の停止時に行われることを特徴とする請求項8に記載の体積測定装置。
  10. 前記座標計測手段は、走査方向を異にして複数回の計測を繰り返し、
    前記体積算出手段は、前記繰り返して得られた複数の輪郭座標の平均値に基づいて体積を算出することを特徴とする請求項8または9に記載の体積測定装置。
  11. 前記座標計測手段は、レーザ光を計測光として用いるレーザ式距離計測器であることを特徴とする請求項8、9または10に記載の体積測定装置。
  12. ワークに対して、複数のノズルから機能液滴を吐出して成膜部を形成する液滴吐出ヘッドと、
    前記ワークを前記液滴吐出ヘッドに対してX軸方向およびY軸方向に相対移動させるX・Y移動機構と、
    前記各ノズルから吐出された液滴である前記機能液滴の体積を算出する請求項8ないし11のいずれかに記載の体積測定装置と、
    前記体積測定装置で算出した前記複数のノズル毎の前記機能液滴の体積から、前記各ノズルが均一になるように駆動波形を補正するヘッド制御手段と、を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  13. 前記座標計測手段は、前記線分について前記原点座標に対する液滴表面の輪郭座標を複数箇所で計測する計測手段と、前記計測に伴って前記計測手段を前記線分について前記機能液滴の径方向に走査する走査手段とから成り、
    前記液滴吐出ヘッドはキャリッジを介して前記X・Y移動機構に搭載され、
    前記X・Y移動機構は前記走査手段を兼ね、
    かつ前記計測手段は、前記キャリッジに取り付けられていることを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出装置。
  14. 前記画像認識手段は、前記キャリッジに取り付けられていることを特徴とする請求項13に記載の液滴吐出装置。
  15. 請求項12、13または14に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワークに前記機能液滴による前記成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  16. 請求項12、13または14に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワークに前記機能液滴による前記成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
  17. 請求項15に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または請求項16に記載の電気光学装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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