JP2009006212A - 液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置 - Google Patents

液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機能液滴吐出ヘッドに対するメンテナンス処理や交換作業を行いながら、ワークへの描画処理を継続することができる液滴吐出装置等を提供すること。
【解決手段】ワークWに描画を行なう複数の機能液滴吐出ヘッド40を搭載した2組のキャリッジユニット30と、ワークWをX軸方向に移動させるワーク移動手段10と、描画エリア2と描画エリア2の両外側に設定した交換エリアを兼ねる一対のメンテナンスエリア3との間で、キャリッジユニット30をY軸方向に移動させるヘッド移動手段20と、各メンテナンスエリア3に配設され、機能液滴吐出ヘッド40に対し、保管、機能回復および検査を行なう2組のメンテナンス手段50と、これらを制御する制御手段100と、を備え、制御手段100は、一方のキャリッジユニット30によりの描画処理を行わせている間に、他方のキャリッジユニット30のメンテナンス処理を行わせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドを用いてワークに描画を行なう液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置に関する。
従来、この種の液滴吐出装置として、ワークをセットすると共に、セットしたワークをX軸方向に移動させるX軸テーブルと、機能液滴吐出ヘッドを有するヘッドユニットをY軸方向に移動させるY軸テーブルと、Y軸テーブルによる機能液滴吐出ヘッドの移動軌跡上に配設した付帯装置と、を備えたものが知られている。付帯装置は、機能液滴吐出ヘッドに対しキャッピングおよび吸引を行うキャッピングユニットと、機能液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭するワイピングユニットと、機能液滴吐出ヘッドの定期的な捨て吐出を受ける定期フラッシングユニットと、機能液滴吐出ヘッドの吐出ノズルから吐出された機能液の吐出量を測定する吐出量測定用ユニットと、これらユニットを一括してX軸方向に移動させるユニット移動テーブルと、を有している。X軸テーブルとの交差部は、機能液滴吐出ヘッドによりワークに描画を行う描画エリアとなっており、またこの描画エリアからY軸方向に外れた部分が、付帯装置を配設したメンテナンスエリアとなっている。
特開2004−223339号公報
このような従来の液滴吐出装置では、機能液滴吐出ヘッドのメンテナンス作業やインク変更等に伴うヘッドユニット(機能液滴吐出ヘッド)の交換を行う場合、メンテナンスエリアに機能液滴吐出ヘッドを移動させることになる。このため、描画エリアにおけるワークへの描画処理を一旦停止せざるを得ず、全体としてワーク処理のタクトタイムが長くなってしまう問題があった。
本発明は、機能液滴吐出ヘッドに対するメンテナンス処理や交換作業を行いながら、ワークへの描画処理を継続することができる液滴吐出装置、電気光学装置の製造方法および電気光学装置を提供することを課題とする。
本発明の液滴吐出装置は、ワークにインクジェット方式で描画を行なう複数の機能液滴吐出ヘッドを搭載した2組のキャリッジユニットと、描画に際し、ワークをX軸方向に移動させるワーク移動手段と、ワーク移動手段に直交し、この直交部分に設定した描画エリアと描画エリアの両外側に設定した前記複数の機能液滴吐出ヘッドの交換エリアを兼ねる一対のメンテナンスエリアとの間で、2組のキャリッジユニットをY軸方向に個々に移動させるヘッド移動手段と、一対のメンテナンスエリアに配設され、各メンテナンスエリアに臨んだ各キャリッジユニットの複数の機能液滴吐出ヘッドに対し、保管、機能回復および検査の少なくとも1つを行なう2組のメンテナンス手段と、複数の機能液滴吐出ヘッド、ワーク移動手段、ヘッド移動手段およびメンテナンス手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、一方のキャリッジユニットを描画エリアに移動させて複数の機能液滴吐出ヘッドによる描画処理を行わせている間に、他方のキャリッジユニットを一方のメンテナンスエリアに移動させてメンテナンス手段によるメンテナンス処理を行わせることを特徴とする。
この構成によれば、一方のキャリッジユニットを描画エリアに移動させて複数の機能液滴吐出ヘッドによる描画処理を行わせている間に、他方のキャリッジユニットを他方のメンテナンスエリアに移動させて、メンテナンス手段により機能液滴吐出ヘッドに対するメンテナンス処理や、機能液滴吐出ヘッドの交換作業を行わせることができる。このため、メンテナンス作業や交換作業を行いながら、ワークへの描画を継続することができる。したがって全体としてのワーク処理のタクトタイムを短縮することができる。
この場合、各メンテナンス手段は、複数の機能液滴吐出ヘッドから機能液を吸引する吸引ユニットと、複数の機能液滴吐出ヘッドの各ノズル面を払拭するワイピングユニットと、複数の機能液滴吐出ヘッドから吐出された機能液滴の重量を測定する重量測定ユニットと、を有していることが好ましい。
この構成によれば、吸引ユニットが機能液滴吐出ヘッドから機能液の吸引し、ワイピングユニットが吸引された機能液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭するため、メンテナンスエリアにおいて、機能液滴吐出ヘッドの機能回復を図ることができる。さらに、重量測定ユニットが機能液滴吐出ヘッドから吐出された機能液滴の重量を測定するため、この測定結果に基づいて、機能液滴吐出ヘッドの駆動電圧を調整することができ、吐出量を安定化させることができる。特に交換後の機能液滴吐出ヘッドを適正な状態に調整することができる。
この場合、各吸引ユニットは、複数の機能液滴吐出ヘッドをキャッピングするキャップユニットを有し、制御手段は、メンテナンスエリアに移動した他方のキャリッジユニットが描画待機状態にある場合に、他方のキャリッジユニットの複数の機能液滴吐出ヘッドに対し、キャップユニットによりキャッピングを行わせることが好ましい。
この構成によれば、キャリッジユニットが描画待機状態にある場合に、複数の機能液滴吐出ヘッドをキャッピングするようにしているため、待ち時間があっても、機能液滴吐出ヘッドを適正な状態に維持しておくことができる。
この場合、2組のキャリッジユニットは、それぞれの複数の機能液滴吐出ヘッドに導入する機能液が異なることが好ましい。
この構成によれば、単一のワークに異なる機能液を効率的に描画することができ、あるいは2種類のワークに対応する機能液を効率的に描画することができる。
この場合、複数の機能液滴吐出ヘッドは、ヘッドプレートに組み付けられてヘッドユニットを構成し、この状態でキャリッジユニットに着脱自在に搭載されており、各メンテナンス手段は、交換後のヘッドユニットのアライメントを行うアライメントユニットと、を更に有していることが好ましい。
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドの交換に伴って、キャリッジユニットに対し、ヘッドユニットが位置ずれして取り付けられていても、アライメントユニットによりヘッドユニットのアライメントを行うことができる。このため、描画エリアに移動してから交換後のヘッドユニットのアライメントを行う必要がない。
この場合、各組のキャリッジユニットは複数個で構成され、且つ吸引ユニット、ワイピングユニットおよび重量測定ユニットは、複数のキャリッジユニットに対応してそれぞれ複数設けられており、各メンテナンス手段は、複数の吸引ユニット、複数のワイピングユニットおよび複数の重量測定ユニットを搭載し、これらをX軸方向に移動させるサブ移動手段を、更に有していることが好ましい。
この構成によれば、サブ移動手段により、吸引ユニット、ワイピングユニット、重量測定ユニットを移動させながら、それぞれの処理を行うことにより、複数のキャリッジユニットの機能液滴吐出ヘッドに対し、機能回復および測定等を同時にかつ効率良く行うことができる。このため、キャリッジユニットが描画エリアに移動した時点で、ワークへの描画を開始することができる。
この場合、各メンテナンス手段は、各機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査する吐出検査ユニットを、更に有し、吐出検査ユニットは、複数のキャリッジユニットに対応して設けられ、各機能液滴吐出ヘッドからの検査吐出を受ける複数のターゲットユニットと、各ターゲットユニットに着弾した検査ドットを画像認識する撮像ユニットと、から成ることが好ましい。
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドの吐出不良、飛行曲りをメンテナンスエリアにおいて、検査することができる。特に機能液滴吐出ヘッドを交換した場合でも、メンテナンスエリア内で、この検査を完了しておくことができる。
この場合、ヘッド移動手段は、2組のキャリッジユニットを移動自在に支持すると共に、描画エリアを通過し一対のメンテナンスエリアに沿ってY軸方向に延在する一対のガイドベースを有し、一対のガイドベースは、一対のメンテナンスエリアと描画エリアとの境界部を、それぞれ防振部材で振動的に縁切りされていることが好ましい。
この構成によれば、メンテナンスエリアでの処理作業において生ずる振動が、防振部材により縁切りされるため、描画エリアにおける描画処理に影響を及ぼすことがない。
この場合、一対のメンテナンスエリアと描画エリアとを、各キャリッジユニットが通過可能にそれぞれ仕切る一対の仕切り部材を、更に備えたことが好ましい。
この構成によれば、メンテナンスエリアにおける機能回復処理、測定および検査等により生ずる機能液の溶媒まじりの雰囲気が、仕切り部材により描画エリアに流れることがなく、描画エリアをクリーンな状態を保つことができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする。
本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、上記液滴吐出装置を用いることで、ワーク処理のタクトタイムを短縮することができ、生産性を向上させることができる。なお、電気光学装置(フラットパネルディスプレイ:FPD)としては、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置、電子放出装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)やSED(Surface-conduction Electron-Emitter Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれており、例えば、特殊なインクや発光性の樹脂液である機能液を導入した機能液滴吐出ヘッドを用い、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1ないし図4に示すように、液滴吐出装置1は、石定盤に支持されたX軸支持ベース11上に配設され、主走査方向となるX軸方向に延在して、ワーク(基板)WをX軸方向(主走査方向)に移動させるX軸テーブル(ワーク移動手段)10と、複数本の支柱23を介してX軸テーブル10を跨ぐように架け渡された1対(2つ)のY軸支持ベース21上に配設され、副走査方向となるY軸方向に延在するY軸テーブル(ヘッド移動手段)20と、Y軸テーブル20に搭載され、それぞれが複数のキャリッジユニット30で構成された2組のキャリッジ群26と、を備えている。
各キャリッジユニット30には、複数の機能液滴吐出ヘッド40をサブキャリッジ34に組み付けたヘッドユニット33が搭載されている。また、X軸テーブル10とY軸テーブル20との交差(直交)部分には、ワークWに描画処理を行う描画エリア2が設定され、かつ描画エリア2からY軸方向に両側に外れた部分に一対のメンテナンスエリア3,3が設定されている。Y軸テーブル20は、一対のメンテナンスエリア3まで延長しており、両メンテナンスエリア3には、各キャリッジユニット30の機能液滴吐出ヘッド40に対し、保管・機能回復および検査等を行う一対のメンテナンス装置50が配設されている。
各メンテナンス装置50は、機能液滴吐出ヘッド40に対し、保管および吸引を行う吸引ユニット51と、ワイピングを行うワイピングユニット54と、吐出した機能液の重量を測定する重量測定ユニット57と、機能液の吐出量を測定する第1吐出検査ユニット60と、これら吸引ユニット51、ワイピングユニット54、重量測定ユニット57および第1吐出検査ユニット60を搭載したメンテナンスX軸テーブル(サブ移動手段)70と、を有している。また、各メンテナンス装置50は、描画エリア2に近接してキャリッジ認識ユニット(アライメントユニット)75を有している。
一方、X軸テーブル10には、描画時の機能液滴吐出ヘッド40をメンテナンスする描画時保守装置80が、併設されている。この場合、描画時保守装置80は、機能液滴吐出ヘッド40の捨て吐出を受ける定期フラッシングボックス81と、上記第1吐出検査ユニット60と同一構造の第2吐出検査ユニット85と、を有している。また、液滴吐出装置1には、X軸テーブル10の左部に上方から臨むようにワーク認識ユニット90が設けられている。更に、これらの機能液滴吐出ヘッド40、X軸テーブル10、Y軸テーブル20、メンテナンス装置50および描画時保守装置80等の装置全体を制御する制御装置100(制御手段)が設けられている(図9参照)。
また、図2に示すように、各メンテナンスエリア3と描画エリア2とはカーテンや簡易間仕切り等の仕切り部材25により、各キャリッジユニット30が通過可能に仕切られている。もっとも、液滴吐出装置1全体がチャンバ(クリーンブース)で覆われ、内部を不活性ガスで満たす構造のものにあっては、この仕切り部材25を、各メンテナンスエリア3を覆う構成とし、後述するヘッドユニット33の交換時(オペレータが行う)に、仕切り部材25内のみを外気置換できるようにすることが好ましい。
次に、液滴吐出装置1の構成要素について説明する。図1ないし図3に示すように、X軸テーブル10は、ワークWをセットするワークテーブル12と、ワークテーブル12をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第1スライダ16と、上記のメンテナンス装置50をX軸方向にスライド自在に支持するX軸第2スライダ17と、X軸方向に延在し、X軸第1スライダ16を介してワークWをX軸方向に移動させると共に、X軸第2スライダ17を介して描画時保守装置80をX軸方向に移動させる左右一対のX軸リニアモータ18と、X軸リニアモータ18に並設され、X軸第1スライダ16およびX軸第2スライダ17の移動を案内する一対(2本)のX軸支持ベース11と、を備えている。なお、X軸第1スライダ16と、X軸第2スライダ17とはX軸リニアモータ18により個別に駆動可能となっている。すなわち、ワークテーブル12と描画時保守装置80とは、別個に移動可能に構成されている。
ワークテーブル12は、ワークWを吸着セットする吸着テーブル13と、吸着テーブル13を支持し、吸着テーブル13にセットしたワークWをθ補正するためのθテーブル14等を有している。図2において、ワークテーブル12が左端に移動した位置が、ワークWのアライメントを行なうためのアライメント位置4となっており、未処理のワークWを吸着テーブル13に導入(給材)するときや、処理済のワークWを回収(除材)するときには、吸着テーブル13をこの位置まで移動させる。そして、ロボットアーム(図示省略)により、吸着テーブル13に対するワークWの搬入・搬出(載換え)が行なわれる。また、吸着テーブル13には、給材されたワークWをX軸方向およびY軸方向に寄せこむようにして、これをプリアライメントする機構(図示省略)が組み込まれている。なお、ワークテーブル12のY軸方向と平行な一対の辺には、描画直前の機能液滴吐出ヘッド40から捨て吐出を受ける一対の描画前フラッシングボックス15が添設されている。
ワーク認識ユニット90は、アライメント位置4においてX軸テーブル10に上側から臨み、給材された各種ワークWの各基準マークを画像認識する2台のワーク認識カメラ91と、X軸支持ベース11に支持され、2台のワーク認識カメラ91をY軸方向に移動させるカメラ移動機構92と、を有している。ワーク認識カメラ91は、給材したワークWの2つの基準マークを撮像して、ワークWの位置認識を行なう。そして、このワーク認識カメラ91の撮像結果に基づいて、θテーブル14によるワークWのθ補正およびX・Y軸方向のデータ補正が行われる。
Y軸テーブル20は、それぞれがヘッドユニット33を搭載した10個(複数)のキャリッジユニット30を吊設した10個のブリッジプレート24と、10個のブリッジプレート24を両持ちで支持する10組のY軸スライダ(図示省略)と、10組のY軸スライダを介してキャリッジユニット30をY軸方向に移動させる一対のY軸リニアモータ(図示省略)と、上記した一対のY軸支持ベース(ガイドベース)21と、を備えている。Y軸テーブル(Y軸支持ベース21)20は、描画エリア2および一対のメンテナンスエリア3に沿ってY軸方向に延在しており、描画エリア2においては各キャリッジユニット30をY軸方向に走査し、メンテナンスエリア3においては、各キャリッジユニット30をメンテナンスエリア3に臨ませる。
また、各Y軸支持ベース21には、一対のメンテナンスエリア3と描画エリア2との境界部に、それぞれ防振部材22が介設され、描画エリア2のY軸支持ベース21と両メンテナンスエリア3のY軸支持ベース21とは、振動的に縁切りされている。これにより、描画中にメンテナンスエリア3において作業を行っても、この作業による振動が描画に影響することがない。
一対のY軸リニアモータを(同期して)駆動すると、10個のY軸スライダが一対のY軸支持ベース21を案内にして同時にY軸方向を平行移動する。これにより、キャリッジユニット30がY軸方向に移動する。なお、この場合、Y軸リニアモータの駆動を制御することにより、各キャリッジユニット30を独立させて個別に移動させることも可能であるし、10個のキャリッジユニット30を一体として移動させることも可能である。
各キャリッジユニット30は、12個の機能液滴吐出ヘッド40と、12個の機能液滴吐出ヘッド40を6個ずつ2群に分けて組み込んだサブキャリッジ34と、から成るヘッドユニット33を備えている(図6参照)。また、各キャリッジユニット30は、ヘッドユニット33をθ補正(θ回転)可能に支持するθ回転機構31と、θ回転機構31を介して、ヘッドユニット33を上下方向に昇降させる昇降機構32と、を備えている(図3参照)。
図5に示すように、機能液滴吐出ヘッド40は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針42を有する機能液導入部44と、機能液導入部44に連なる2連のヘッド基板43と、機能液導入部44の下方に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体41と、を備えている。接続針42は、図外の機能液タンクに接続され、機能液導入部44に機能液を供給する。ヘッド本体41は、多数の吐出ノズル46を形成したノズル面45を有するノズルプレート48と、で構成されている。機能液滴吐出ヘッド40を吐出駆動すると、(ピエゾ圧電素子に電圧が印加され)そのポンプ作用により、吐出ノズル46から機能液滴が吐出される。
なお、ノズル面45には、多数の吐出ノズル46からなる2つのノズル列47が相互に平行に形成されている。そして、2つのノズル列47同士は、相互に半ノズルピッチ分位置ずれしている。また、機能液滴吐出ヘッド40は、各吐出ノズル46ごとに液滴を自在に吐出することができるように構成されている。
図6および図7に示すように、ヘッドユニット33に搭載した12個の機能液滴吐出ヘッド40は、Y軸方向に2群に分かれ、6個ずつ(R・G・Bそれぞれ2個ずつ)X軸方向に階段状に並んでヘッド群36を構成している。本実施形態のものでは、全機能液滴吐出ヘッド40(12×10個)の2回の副走査により、Y軸方向に連続するRGB3色の描画ラインがそれぞれ形成される。
ところで、ヘッドユニット33に搭載された12×10個の機能液滴吐出ヘッド40は、R・G・B3色の機能液のいずれかに対応しており(図7参照)、ワークWに3色の機能液から成る描画パターンを描画できるようになっている。この描画パターンには、図8に示すように3種類のパターンがあり、本実施形態では、図8(a)の描画パターン(ビットマップデータ)により描画が行われる。
液滴吐出装置1の描画動作は、まず、ワークWをX軸テーブル10により、X軸方向で移動させながら(図2中左側へ)、第1描画動作(往動パス)を行う。その後、ヘッドユニット33を2ヘッド分Y軸方向に移動(副走査)させて、改めて、ワークWをX軸方向で移動させながら(図2中右側へ)、第2描画動作(復動パス)を行う。そして、再度ヘッドユニット33を2ヘッド分副走査し、もう一度、ワークWをX軸方向で移動させながら(図2中左側へ)、第3描画動作(往動パス)を行う。このような描画動作により、R・G・B3色の描画処理を効率良く行っている。
次に、図9を参照して、液滴吐出装置1の主制御系について説明する。同図に示すように、液滴吐出装置1は、ヘッドユニット33(機能液滴吐出ヘッド40)を有する液滴吐出部153と、X軸テーブル10および第2吐出検査ユニット85を有し、ワークWをX軸方向に移動させるワーク移動部154と、Y軸テーブル20を有し、ヘッドユニット33をY軸方向へ移動させるヘッド移動部155と、メンテナンス装置50の各ユニットを有するメンテナンス部157と、各種センサを有し、各種検出を行なう検出部152と、各部を駆動制御する各種ドライバを有する駆動部151と、各部に接続され、液滴吐出装置1全体を制御する制御部150(制御手段)と、を備えている。
制御部150には、各部を接続するためのインタフェース164と、一時的に記憶可能な記憶領域を有し、制御処理のための作業領域として使用されるRAM161と、各種記憶領域を有し、制御プログラムや制御データを記憶するROM162と、ワークWに所定の描画パターンを描画するための描画データや、各部からの各種データ等を記憶すると共に、各種データを処理するためのプログラム等を記憶するハードディスク163と、ROM162やハードディスク163に記憶されたプログラム等に従い、各種データを演算処理するCPU160と、これらを互いに接続するバス165と、が備えられている。
そして、制御部150は、各部からの各種データを、インタフェース164を介して入力すると共に、ハードディスク163に記憶された(または、CD−ROMドライブ等により順次読み出される)プログラムに従ってCPU160に演算処理させ、その処理結果を、駆動部151(各種ドライバ)を介して各手段に出力する。これにより、装置全体が制御され、液滴吐出装置1の各種処理が行なわれる。
図1ないし図3に示すように、描画時保守装置80は、第2吐出検査ユニット85と定期フラッシングボックス81と、で構成され、2つのユニットは一体としてX軸第2スライダ17に支持されている。
第2吐出検査ユニット85は、ヘッドユニット33に搭載された全機能液滴吐出ヘッド40(の吐出ノズル46)から機能液が適切に吐出されているか否か(ドット抜けや飛行曲がり)を検査するためのものであり、ヘッドユニット33の全機能液滴吐出ヘッド40の全吐出ノズル46から検査吐出された機能液を受けるためのターゲットユニット61と、ターゲットユニット61に描画された検査パターン(着弾ドット)を撮像して検査する撮像ユニット64と、を備えている。ターゲットユニット61は、機能液滴吐出ヘッド40からの検査吐出を受けると共に、Y軸方向に延在する帯状の検査シート63と、検査シート63が載置される検査ステージ62と、を有している。撮像ユニット64は、描画エリア2において、上記したY軸支持ベース21に支持されており、検査吐出後の検査シート63に上側から臨み、検査シート63に検査吐出された着弾ドットを画像認識する吐出確認カメラ65と、吐出確認カメラ65をY軸方向に移動させる確認カメラ移動機構66と、を有している。
撮像ユニット64は、ワークWを取替え作業中に、機能液滴吐出ヘッド40の直下に移動し、検査パターンの描画および撮像を行えるようになっている。そして、吐出確認カメラ65による撮像結果は、制御手段に送信されて画像認識され、この画像認識に基づいて、各機能液滴吐出ヘッド40の各吐出ノズル46が正常に機能液を吐出しているか(ノズル詰まりがないか)否かが判断される。
定期フラッシングボックス81は、ボックス本体82と、ボックス本体82内に設けた機能液吸収材83と、を有している。ボックス本体82は、複数のキャリッジユニット30に対応して、複数に区画されている。なお、定期フラッシングボックス81を、後述する重量測定ユニット57と同一の構造としてもよい。
図1、図2および図4に示すように、両メンテナンスエリア3にはそれぞれメンテナンス装置50が配設されており、メンテナンス装置50は、上述のように吸引ユニット51、ワイピングユニット54、重量測定ユニット57と第1吐出検査ユニット60と、メンテナンスX軸テーブル70と、キャリッジ認識ユニット75と、から構成されており、これらユニットにより、機能液滴吐出ヘッド40の機能維持・機能回復および検査を図るようにしている。具体的には、図示の左側から、吸引ユニット51、ワイピングユニット54、重量測定ユニット57および第1吐出検査ユニット60の順で配設され、かつ描画エリア2寄りの位置には、横向きにキャリッジ認識ユニット75が配設されている。
吸引ユニット51は、キャリッジ群26を構成する10個のキャリッジユニット30に対応して、10個の分割吸引ユニット52で構成されている。詳細は図示しないが、各分割吸引ユニット52は、12個の機能液滴吐出ヘッド40に対応する12個のヘッドキャップを搭載したキャップユニットと、キャップユニットを各機能液滴吐出ヘッド40のノズル面45に接触させる封止位置と離間させる離間位置との間で昇降させる昇降機構と、キャップユニットを介して各機能液滴吐出ヘッド40から機能液を吸引する吸引ポンプと、を有している。昇降機構によりキャップユニットを封止位置に移動させた後、吸引ポンプを駆動することにより、機能液滴吐出ヘッド40の吸引が行われる。これにより、機能液滴吐出ヘッド40の機能維持および機能回復が行われる。また、吸引ユニット51は、キャップユニットにより、描画待機状態の機能液滴吐出ヘッド40に対し単なるキャッピングを行う。
また、吸引ユニット51には、10個の分割吸引ユニット52に対応して、各分割吸引ユニット52を個々に上下動させる上下動機構(図示省略)が設けられており、この上下動機構により、各分割吸引ユニット52を下動端位置に移動させることにより、これに臨んだキャリッジユニット30のヘッドユニット33を交換するための、交換スペースを構成するようにしている。すなわち、ヘッドユニット33を交換するする場合(オペレータが交換作業を行う)には、この吸引ユニット51の部分で行う。なお、上下動機構による各分割吸引ユニット52の上動端位置が上記の離間位置となる。
ワイピングユニット54は、10個のキャリッジユニット30に対応して、10個の分割ワイピングユニット55で構成されている。詳細は図示しないが、各分割ワイピングユニット55は、12個の機能液滴吐出ヘッド40(ヘッドユニット33)を一括して払拭するワイピングシートと、ワイピングシートを機能液滴吐出ヘッド40のノズル面45に押し付ける押圧ローラと、押圧ローラを押圧位置と離間位置との間で昇降させる昇降機構とを有している。昇降機構により、押圧ローラを介して機能液滴吐出ヘッド40にワイピングシートを押し付けておいて、メンテナンスX軸テーブル70を駆動し、ワイピングユニット54をX軸方向に移動させることにより、12個の機能液滴吐出ヘッド40のワイピングが同時に行われる。なお、ワイピング動作は、上記の吸引ユニット51による吸引動作の直後に行うことが好ましい。
重量測定ユニット57は、10個のキャリッジユニット30に対応して、10個の分割重量測定ユニット58で構成されている。詳細は図示しないが、各分割重量測定ユニット58は、任意の1の機能液滴吐出ヘッド40(ノズル列単位)から吐出した機能液を受ける受液容器と、受液容器を介して機能液の重量を測定する電子天秤と、受液容器を囲むように配設され、重量測定時において測定対象外となる機能液滴吐出ヘッド40の捨て吐出を受けるフラッシングボックスと、を有している。電子天秤に測定された機能液の重量は制御装置100に出力され、制御装置100により、機能液滴吐出ヘッド40の駆動電圧が決定される。なお、各機能液滴吐出ヘッド40を受液容器に臨ませる場合には、Y軸テーブル20およびメンテナンスX軸テーブル70を適宜駆動させる。
第1吐出検査ユニット60は、上記の第2吐出検査ユニット85と同一の構造を有している。すなわち、10個のキャリッジユニット30におけるヘッドユニット33に搭載された全機能液滴吐出ヘッド40(の吐出ノズル46)から機能液が適切に吐出されているか否か(ドット抜けや飛行曲がり)を検査するためのものであり、ヘッドユニット33の全機能液滴吐出ヘッド40の全吐出ノズル46から検査吐出された機能液を受けるためのターゲットユニット61と、ターゲットユニット61に描画された検査パターン(着弾ドット)を撮像して検査する撮像ユニット64と、を備えている。また、第1吐出検査ユニット60は、第2吐出検査ユニット85とは異なり、メンテナンスX軸テーブル70上に搭載されている。
撮像ユニット64は、ワークWを取替え作業中に、機能液滴吐出ヘッド40の直下に移動し、検査パターンの描画および撮像を行えるようになっている。そして、吐出確認カメラ65による撮像結果は、制御手段に送信されて画像認識され、この画像認識に基づいて、各機能液滴吐出ヘッド40の各吐出ノズル46が正常に機能液を吐出しているか(ノズル詰まりがないか、曲がりがないか)否かが判断される。
キャリッジ認識ユニット75は、描画エリア2とメンテナンスエリア3の境界部分において、機能液滴吐出ヘッド40に下側から臨み、上記サブキャリッジ34の2つの基準ピン35,35を認識するキャリッジ認識カメラ76と、キャリッジ認識カメラ76をX軸方向に移動させるキャリッジカメラ移動機構77と、を有している。キャリッジ認識カメラ76は、2つの基準ピン35を撮像してヘッドユニット33の位置認識を行う。そして、このキャリッジ認識カメラ76の撮像結果に基づいて、θ回転機構31によるヘッドユニット33のθ補正およびX・Y軸方向のデータ補正が行われる。
ここで、図1を参照しながら、液滴吐出装置1の一連の動作について説明する。一方のキャリッジ群26が描画エリア2に移動し、他方のキャリッジ群26が先方のメンテナンスエリア3に移動している。一方、X軸テーブル10のワークテーブル12には、アライメント状態でワークWがセットされている。この状態から、X軸テーブル10を移動させ(主走査)ながら、一方のキャリッジ群26の機能液滴吐出ヘッド40に選択的に駆動し、かつワンパス毎にY軸テーブル20を移動(副走査)させることにより、ワークWに所望の描画が行われる。ワークWの描画が完了すると、X軸テーブル10によりワークWがアライメント位置4に移動し、ここでワークWの除給材が行われる。
また、このワークWの除給材を行っている間に、キャリッジ群26の直下には、描画時保守ユニット(図示省略)が移動し、ここで、各機能液滴吐出ヘッド40からフラッシングが行われ、機能維持が図られる。また、必要があれば、第2吐出検査ユニット85による吐出検査が行われる。このようにして、ワークWへの描画とワークWの除給材が繰り返される。
一方、先方のメンテナンスエリア3に移動したキャリッジ群26は、メンテナンス装置50により適宜メンテナンスが行われ、最終的にキャリッジ群26の交代のために、吸引ユニット51によりキャッピングされて待機している。ところで、上述のようにメンテナンスエリア3において、必要に応じヘッドユニット33の交換を行うようにしている。例えば異なる機能液を導入して描画を行う場合や、機能液滴吐出ヘッド40が劣化した場合に、キャリッジユニット30に対しヘッドユニット33単位で交換を行うようにしている。
交換したヘッドユニット33は、まず吸引ユニット51により、機能液の初期充填が行われ、続いてワイピングユニット54によりワイピングが行われる。さらに、重量測定ユニット57による重量測定や第1吐出検査ユニット60による吐出検査が行なわれる。もちろん、吐出検査の結果がNGとなった場合には、吸引およびワイピングを再度行って再検査となる。これでも、NGの場合には、ヘッドユニット33を再交換する。そして、最後に、ヘッドユニット33を交換したキャリッジユニット30は、メンテナンスエリア3から描画エリア2に移動するときに、キャリッジ認識ユニット75により、アライメントが行われる。
すなわち、一方のキャリッジ群26により描画動作が行われている間に、他方のキャリッジ群26においてヘッドユニット33の交換を行うことができる。しかも、単にヘッドユニット33の交換が行えるだけでなく、メンテナンスエリア3においては、描画動作に対するスタンバイ状態となるように、機能回復、機能維持および各種の検査を行うことができる。これにより、機能液の異なるヘッドユニット33を導入することも可能になる。
以上のように、本実施形態の液滴吐出装置1では、一方のキャリッジユニット30を描画エリア2に移動させて複数の機能液滴吐出ヘッド40による描画処理を行わせている間に、他方のキャリッジユニット30を一方のメンテナンスエリア3に移動させてメンテナンス手段により、機能液滴吐出ヘッド40に対するメンテナンス処理や交換作業を行わせることができる。このため、メンテナンス作業や交換作業を行いながら、ワークWへの描画を継続することができる。したがって全体としてのワーク処理のタクトタイムを短縮することができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、さらにこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成されたに基板をいう。
まず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図10は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図11は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図11(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図11(b)に示すように、基板501およびブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図11(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド40により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程およびバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
次に、着色層形成工程(S103)では、図11(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド40によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド40を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図11(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図12は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図11に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、および、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図12において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド40で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド40で行うことも可能である。
図13は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図14は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561および信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図15は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603および陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607aおよびドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606および半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609およびゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613および機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層をさらに形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成することも可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、または青色(B)のいずれかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図16〜図24を参照して説明する。
この表示装置600は、図16に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図17に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図18に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理および撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aaおよび画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド40を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図1に示した液滴吐出装置1のワークテーブル12に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)および発光層形成工程(S114)が行われる。
図19に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド40から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図20に示すように、乾燥処理および熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図21に示すように、各色のうちのいずれか(図21の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行うことにより、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図22に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド40を用い、図23に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)および緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決めることも可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617aおよび発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図24に示すように、発光層617bおよび有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図25は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、およびMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、および蛍光体709を、図2に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のワークテーブル12に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド40により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となるすべてのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711および蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド40から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図26は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図27(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図27(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る液滴吐出装置の平面図である。 本実施形態に係る液滴吐出装置を主走査方向から見た側面図である。 本実施形態に係る液滴吐出装置を副走査方向から見た側面図である。 機能液滴吐出ヘッドの外観斜視図である。 ヘッド群を構成する機能液滴吐出ヘッドの図である。 ヘッドユニットに搭載された機能液滴吐出ヘッドの配色パターンの説明図である。 カラーフィルタの配色パターンの説明図であり、(a)は、ストライプ配列、(b)は、モザイク配列、(c)は、デルタ配列を示している。 液滴吐出装置の主制御系について説明したブロック図である。 カラーフィルタ製造工程を説明するフローチャートである。 (a)〜(e)は、製造工程順に示したカラーフィルタの模式断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第2の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 本発明を適用したカラーフィルタを用いた第3の例の液晶装置の概略構成を示す要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の要部断面図である。 有機EL装置である表示装置の製造工程を説明するフローチャートである。 無機物バンク層の形成を説明する工程図である。 有機物バンク層の形成を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層を形成する過程を説明する工程図である。 正孔注入/輸送層が形成された状態を説明する工程図である。 青色の発光層を形成する過程を説明する工程図である。 青色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 各色の発光層が形成された状態を説明する工程図である。 陰極の形成を説明する工程図である。 プラズマ型表示装置(PDP装置)である表示装置の要部分解斜視図である。 電子放出装置(FED装置)である表示装置の要部断面図である。 表示装置の電子放出部廻りの平面図(a)およびその形成方法を示す平面図(b)である。
符号の説明
1…液滴吐出装置 2…描画エリア 3…メンテナンスエリア 10…X軸テーブル 12…ワークテーブル 20…Y軸テーブル 22…防振部材 25…仕切り部材 30…キャリッジユニット 33…ヘッドユニット 34…サブキャリッジ 40…機能液滴吐出ヘッド 45…ノズル面 46…吐出ノズル、50…メンテナンス装置 51…吸引ユニット 54…ワイピングユニット 57…重量測定ユニット 60…第1吐出検査ユニット 70 メンテナンスX軸テーブル 75 キャリッジ認識ユニット 100 制御装置 W…ワーク

Claims (11)

  1. ワークにインクジェット方式で描画を行なう複数の機能液滴吐出ヘッドを搭載した2組のキャリッジユニットと、
    描画に際し、ワークをX軸方向に移動させるワーク移動手段と、
    前記ワーク移動手段に直交し、この直交部分に設定した描画エリアと前記描画エリアの両外側に設定した前記複数の機能液滴吐出ヘッドの交換エリアを兼ねる一対のメンテナンスエリアとの間で、前記2組のキャリッジユニットをY軸方向に個々に移動させるヘッド移動手段と、
    前記一対のメンテナンスエリアに配設され、前記各メンテナンスエリアに臨んだ各キャリッジユニットの前記複数の機能液滴吐出ヘッドに対し、保管、機能回復および検査の少なくとも1つを行なう2組のメンテナンス手段と、
    前記複数の機能液滴吐出ヘッド、前記ワーク移動手段、前記ヘッド移動手段および前記メンテナンス手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、一方の前記キャリッジユニットを前記描画エリアに移動させて前記複数の機能液滴吐出ヘッドによる描画処理を行わせている間に、他方の前記キャリッジユニットを一方のメンテナンスエリアに移動させて前記メンテナンス手段によるメンテナンス処理を行わせることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記各メンテナンス手段は、前記複数の機能液滴吐出ヘッドから機能液を吸引する吸引ユニットと、
    前記複数の機能液滴吐出ヘッドの各ノズル面を払拭するワイピングユニットと、
    前記複数の機能液滴吐出ヘッドから吐出された機能液滴の重量を測定する重量測定ユニットと、を有していることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 前記各吸引ユニットは、前記複数の機能液滴吐出ヘッドをキャッピングするキャップユニットを有し、
    前記制御手段は、メンテナンスエリアに移動した他方の前記キャリッジユニットが描画待機状態にある場合に、他方の前記キャリッジユニットの前記複数の機能液滴吐出ヘッドに対し、前記キャップユニットによりキャッピングを行わせることを特徴とする請求項2に記載の液滴吐出装置。
  4. 前記2組のキャリッジユニットは、それぞれの前記複数の機能液滴吐出ヘッドに導入する機能液が異なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  5. 前記複数の機能液滴吐出ヘッドは、ヘッドプレートに組み付けられてヘッドユニットを構成し、この状態で前記キャリッジユニットに着脱自在に搭載されており、
    前記各メンテナンス手段は、交換後の前記ヘッドユニットのアライメントを行うアライメントユニットと、を更に有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  6. 各組のキャリッジユニットは複数個で構成され、
    且つ前記吸引ユニット、前記ワイピングユニットおよび前記重量測定ユニットは、複数の前記キャリッジユニットに対応してそれぞれ複数設けられており、
    前記各メンテナンス手段は、複数の前記吸引ユニット、複数の前記ワイピングユニットおよび複数の前記重量測定ユニットを搭載し、これらをX軸方向に移動させるサブ移動手段を、更に有していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  7. 前記各メンテナンス手段は、前記各機能液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査する吐出検査ユニットを、更に有し、
    前記吐出検査ユニットは、複数の前記キャリッジユニットに対応して設けられ、前記各機能液滴吐出ヘッドからの検査吐出を受ける複数のターゲットユニットと、
    前記各ターゲットユニットに着弾した検査ドットを画像認識する撮像ユニットと、から成ることを特徴とする請求項6に記載の液滴吐出装置。
  8. 前記ヘッド移動手段は、前記2組のキャリッジユニットを移動自在に支持すると共に、前記描画エリアを通過し前記一対のメンテナンスエリアに沿ってY軸方向に延在する一対のガイドベースを有し、
    前記一対のガイドベースは、前記一対のメンテナンスエリアと前記描画エリアとの境界部を、それぞれ防振部材で振動的に縁切りされていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  9. 前記一対のメンテナンスエリアと前記描画エリアとを、前記各キャリッジユニットが通過可能にそれぞれ仕切る一対の仕切り部材を、更に備えたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の液滴吐出装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  11. 請求項1ないし9のいずれかに記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
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