JP2005121399A - バーンインシステムおよびバーンイン試験方法 - Google Patents

バーンインシステムおよびバーンイン試験方法 Download PDF

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尚樹 藤谷
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Abstract

【課題】バーンイン装置に高価な高速MPUや高速コンパレータを設けることなく、検査対象の半導体デバイスを実動作クロックで高速動作させながらバーンイン試験を行う。
【解決手段】検査対象の半導体デバイスとしてのシステムLSI(20A)に、内部ブロック(21a)から出力されるデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部(22)と、バーンイン試験において内部ブロックから出力されたデータに誤り符号格納部(22)から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部(23)とを設ける。一方、バーンイン装置(10A)に、誤り検出符号付加部(23)から出力されたデータを受け、当該データにおける誤りを検出する誤り検出部(14)と、誤り検出部(14)による誤り検出結果に基づいて、半導体デバイス(20A)の良否判定を行うMPU(12)とを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体デバイスのバーンインシステムおよびバーンイン試験方法に関し、特に、ウェハレベルバーンイン試験に好適なバーンイン技術に属する。
システムLSIなどの半導体デバイスの量産工程において、初期故障の市場流出を防ぐために、一般に、バーンイン試験が行われる。図17は、バーンイン試験を行うための従来のバーンインシステムの構成を示す。従来のバーンインシステムでは、バーンイン装置100においてシステムLSI200内部のトランジスタを動作させるようなテストパターンを生成し、当該テストパターンをシステムLSI200に印加する(たとえば、特許文献1参照)。一例として、スキャンパターンを用いたバーンイン試験について説明する。
バーンイン装置100にはテストパターン(スキャンデータとも称する)を格納したテストパターン格納部11があり、格納されたスキャンデータは、MPU12によってシステムLSI200におけるスキャンチェーン21aおよび21bに印加される。一般に、システムLSI200には複数の入力端子があり、同時に異なるスキャンチェーンにテストパターンを印加することができる。また、MPU12は、システムLSI200に動作クロックCKを与えてシステムLSI200を動作させる。バーンイン装置100によって印加されるテストパターンは、システムLSI200内部のトランジスタを動作させるような信号であり、このようにトランジスタを動作させた状態で一定時間、温度および電圧のストレスをかけることで、製造工程に起因するシステムLSIの初期故障の市場流出を防ぎ、出荷品質の確保を実現している。
特開平4−291739号公報(第3頁、第3図)
しかし、システムLSIのゲート規模は年々増大し、回路構成が複雑化している。このため、バーンイン試験において、システムLSI内部のすべてのトランジスタを動作させることは困難となりつつある。また、従来の技術だと、トランジスタが動作しているのか否かを確認するには全出力データに対して逐次比較しなければならない。したがって、システムLSIの高速化に伴い、テストパターンの印加や出力データの期待値比較を高速で行う必要がある。このため、バーンイン装置100に高速なMPU12や高速なコンパレータ13を備える必要があり、これはバーンイン装置のコスト、ひいてはバーンイン試験コストがかさむ原因となっている。
さらに、ウェハレベルバーンイン試験ではプローブの本数が限定される。したがって、システムLSIとバーンイン装置との間で、より少ない通信線数で、いかに高精度で信頼性のあるバーンイン試験を行うことができるかが重要となる。
上記問題に鑑み、本発明は、バーンイン装置に高価な高速MPUや高速コンパレータを設けることなく、半導体デバイスを高速動作させながらバーンイン試験を行うことを課題とする。さらに、より少ない通信線数で、高精度にバーンイン試験を行うことを課題とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、バーンイン装置を用いて半導体デバイスのバーンイン試験を行うバーンインシステムであって、前記半導体デバイスにおける内部ブロックから出力されるデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部と、バーンイン試験において前記内部ブロックから出力されたデータに、前記誤り符号格納部から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部と、前記誤り検出符号付加部から出力されたデータを受け、当該データにおける誤りを検出する誤り検出部と、前記誤り検出部による誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを備えたものとする。ここで、前記半導体デバイスは、少なくとも、前記誤り検出符号格納部および前記誤り検出符号付加部を備えたものであり、前記バーンイン装置は、少なくとも、前記判定部を備えたものである。
本発明によると、半導体デバイスの内部ブロックから出力されたデータに、格納しておいた、当該データの期待値に対応する誤り検出符号が付加され、当該誤り検出符号付きのデータについて誤り検出が行われる。そして、当該誤り検出の結果に基づいて、上記内部ブロックの健全性の判断、すなわち、上記半導体デバイスの良否判定が行われる。これにより、本発明に係るバーンイン装置は、高速なMPUや高速なコンパレータを備えることなく、検査対象の半導体デバイスを実動作クロックで動作させながらバーンイン試験を行うことができる。
なお、好ましくは、前記誤り検出符号格納部は、前記半導体デバイスにおける制御ROMの空き領域に誤り検出符号を格納しているものとする。
また、好ましくは、前記誤り検出符号格納部は、前記半導体デバイスにおける書き換え可能な記憶回路に誤り検出符号を格納しているものとする。
また、前記半導体デバイスにおける内部ブロックは、キャプチャ信号を受けることによって、内部の組み合わせ回路の論理状態を反映させたデータを出力するロジック回路であることが好ましい。
これによると、ロジック回路内部の組み合わせ回路を構成するトランジスタの動作状況を広くモニターすることができ、バーンイン試験における可観測性を向上させる、すなわち、高精度なバーンイン試験を行うことができる。
より好ましくは、前記半導体デバイスは、当該半導体デバイスの動作クロックのパルスをカウントし、当該パルスのカウント数が所定数になるごとに前記キャプチャ信号を出力するカウンタを備えたものとする。
これによると、半導体デバイスとバーンイン装置との間の通信線数を削減しつつ、バーンイン試験における可観測性を向上させることができる。
また、上記のバーンインシステムにおいて、前記バーンイン装置は、テストパターンを圧縮した圧縮データを前記半導体デバイスに印加するものであり、前記半導体デバイスは、前記バーンイン装置から印加された圧縮データを解凍するデコーダを備え、当該デコーダによって解凍されたテストパターンを前記内部ブロックに与えるものであることが好ましい。
同様に、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記内部ブロックから出力されたデータを圧縮するエンコーダを備えたものであり、前記誤り検出符号付加部は、前記エンコーダによって圧縮された圧縮データに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加するものであることが好ましい。
これらによると、半導体デバイスとバーンイン装置との間のデータ転送レートの実効値を向上させることができ、より高速な半導体デバイスのバーンイン試験が可能となる。
また、好ましくは、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとして複数のロジック回路を備えたものであり、当該複数のロジック回路には、前記バーンイン装置から共通のテストパターンが印加されるものとする。
また、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとして複数のロジック回路を備えたものであり、前記複数のロジック回路のいずれか一つは、入力データとして、前記半導体デバイス内で、前記複数のロジック回路のいずれか他のものから出力されるデータを受けることが好ましい。
これらによると、半導体デバイスにテストパターンを与えるための端子を削減することができ、より少ない通信線数でバーンイン試験を行うことができる。
また、好ましくは、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとして複数のロジック回路と、前記複数のロジック回路からの出力データのいずれか一つを選択する選択回路とを備えたものであり、前記誤り符号検出部は、前記選択回路によって選択された出力データに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加するものであるとする。
また、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記誤り検出部を複数備え、かつ、当該複数の誤り検出部による誤り検出結果を受けて、当該半導体デバイスの良否を表す良否信号を出力する出力制御部を備えたものであり、前記判定部は、前記出力制御部から出力された良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行うものであることが好ましい。
これらによると、半導体デバイスからデータを出力するための端子を削減することができ、より少ない通信線数でバーンイン試験を行うことができる。
より好ましくは、前記出力制御部は、前記半導体デバイスの健全性を示す健全信号を入力し、前記内部ブロックから出力されたデータに誤りが検出されない場合には、前記良否信号として当該健全信号を出力するものであり、前記判定部は、前記出力制御部から前記健全信号を受けたとき、前記半導体デバイスが健全であるとの判定をするものであるとする。
また、より好ましくは、前記出力制御部は、前記半導体デバイスの動作クロックを入力し、前記誤り検出付加部から出力されたデータに誤りが検出されない場合には、前記良否信号として当該動作クロックを出力するものであり、前記バーンイン装置は、前記出力制御部から出力された動作クロックのパルスをカウントするカウンタを備えたものであり、前記判定部は、前記カウンタによって所定時間内に所定数の前記パルスがカウントされたとき、前記半導体デバイスが健全であるとの判定をするものであるとする。
また、好ましくは、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとしての記憶回路と、前記記憶回路の検査を行うBIST回路と、前記BIST回路による検査結果および前記誤り検出部による誤り検出結果から、当該半導体デバイスの良否を表す良否信号を出力する出力制御部とを備えたものであり、前記判定部は、前記出力制御部から出力された良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行うものであるとする。
このように、バーンイン試験対象の半導体デバイスがBIST回路を備えている場合には、当該BIST回路による記憶回路の検査結果と合わせて、当該半導体デバイスの良否判定を行うことができる。
一方、上記のバーンインシステムにおいて、前記半導体デバイスは、バーンイン試験用のテストパターンを生成するテストパターン生成部を備えたものであり、前記内部ブロックは、バーンイン試験において、前記テストパターン生成部からテストパターンを受けることが好ましい。
これによると、バーンイン装置においてテストパターンを生成する必要がなくなるばかりか、半導体デバイスからデータを出力するための端子を削減することができ、より少ない通信線数でバーンイン試験を行うことができる。
より好ましくは、前記テストパターン生成部は、出力データの所定ビット位置における時系列データをテストパターンとして出力するものとする。
さらに、前記テストパターン生成部は、異なるスタートアドレスから出力を開始したデータから生成される前記時系列データを、異なる前記内部ブロックに与えるようにするのがより好ましい。
また、より好ましくは、前記テストパターン生成部は、パラレル・シリアル変換器を備え、出力されるパラレルデータを当該パラレル・シリアル変換器によってシリアルデータに変換し、当該シリアルデータをテストパターンとして出力するものとする。
また、より好ましくは、前記テストパターン生成部は、テストパターンの格納先のアドレスを指定するカウンタとして、リングカウンタを備えているものとする。
一方、上記課題を解決する手段として、半導体デバイスに、内部ブロックから出力されるデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部と、バーンイン試験において前記内部ブロックから出力されたデータに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部とを設ける。ここで、当該半導体デバイスは、前記誤り検出符号付加部から出力されたデータを、バーンイン試験における出力データとするものである。
また、上記課題を解決する手段として、バーンイン装置に、テストパターンを生成して半導体デバイスに印加するテストパターン生成部と、前記半導体デバイスから、前記テストパターンに対する出力データに誤り検出符号が付加されたデータを受け、当該データにおける誤りを検出する誤り検出部と、前記誤り検出部による誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを設ける。
また、上記課題を解決する手段として、バーンイン装置に、テストパターンを生成して半導体デバイスに印加するテストパターン生成部と、前記半導体デバイスから、前記テストパターンに対して生成された前記半導体デバイスの良否を表す良否信号を受け、当該良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを設ける。
一方、上記課題を解決するために本発明が講じた手段は、半導体デバイスのバーンイン試験方法であって、半導体デバイスにおける内部ブロックから出力されたデータに、当該データの期待値に対応したあらかじめ格納された誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加ステップと、前記誤り検出符号付加ステップによって生成されたデータにおける誤りを検出する誤り検出ステップと、前記誤り検出ステップによる誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定ステップとを備えたものとする。
これによると、半導体デバイスの内部ブロックから出力されたデータに、格納しておいた、当該データの期待値に対応する誤り検出符号が付加され、当該誤り検出符号付きのデータについて誤り検出が行われる。そして、当該誤り検出の結果に基づいて、上記内部ブロックの健全性の判断、すなわち、上記半導体デバイスの良否判定が行われる。これにより、バーンイン装置に高速なMPUや高速なコンパレータを備えることなく、検査対象の半導体デバイスを実動作クロックで動作させながらバーンイン試験を行うことができる。
以上のように本発明によると、バーンイン装置に高速なMPUや高速なコンパレータを設けることなく、検査対象である半導体デバイスを実動作クロックで高速動作させながらバーンイン試験を行うことができる。しかも、半導体デバイスにおけるロジック回路だけではなく、記憶回路に対しても複合的にバーンイン試験を行うことができる。さらに、より少ない通信線数で、検査対象の半導体デバイス内のより多くのトランジスタを動作させ、精度の高いバーンイン試験を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るバーンインシステムは、バーンイン装置10Aと半導体デバイスとしてのシステムLSI20Aとから構成される。
システムLSI20Aは、内部ブロックとしてのスキャンチェーン21aおよび21bと、誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部22(以下、「格納部22」と称する)と、各スキャンチェーン21aおよび21bから出力されたデータに、格納部22から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部23(以下、「付加部23」と称する)と、格納部22および付加部23を制御する制御回路24とを備えている。システムLSI20Aは、バーンイン試験においてストレスが与えられる測定対象である。
システムLSI20Aの動作は次のようである。すなわち、バーンイン装置10Aから与えられたスキャンイン信号IN1およびIN2がそれぞれスキャンチェーン21aおよび21bに伝達され、各スキャンチェーン21aおよび21bを構成するフリップフロップ211は、動作クロックCKに同期してシフト動作を行い、出力段に配置された付加部23に信号F(x)を伝達する。付加部23は、信号F(x)に、格納部22から得た誤り検出符号R(x)を付加し、それぞれ、スキャンアウト信号OUT1およびOUT2を出力する。具体的には、付加部23は、制御回路24からの制御信号CTLによって制御され、信号F(x)に続けて誤り検出符号R(x)を出力する。誤り検出符号R(x)は、たとえば、CRC符号である。なお、付加部23の動作は、誤り検出符号付加ステップに相当する。
格納部22は、各スキャンチェーン21aおよび21bから出力される信号F(x)の期待値に対応した誤り検出符号R(x)をあらかじめ格納しており、指定されたアドレスの誤り検出符号を出力する。当該アドレスは、バーンイン装置10Aから出力される動作クロックCKおよび初期化信号INTに基づいて、制御回路24によって生成される。具体的には、制御回路24は、バーンイン装置10Aから初期化信号INTおよび動作クロックCKを受け、初期化信号INTでバーンイン装置10AにおけるMPU12と同期をとって動作クロックCKをカウントすることで、格納部22のアドレス指定のための信号および付加部23を制御するための制御信号CTLを生成する。バーンイン装置10Aからどの入力データがどの順番で印加されるのかはあらかじめ決められているため、格納部22は、初期化信号INTおよび動作クロックCKから、どのアドレスの誤り検出符号を選択すべきかを知ることができる。
一方、バーンイン装置10Aは、スキャンデータを格納するメモリ11と、バーンイン装置10Aを制御するMPU12と、システムLSI20Aから受けた出力データの誤り検出を行う誤り検出部14とを備えている。バーンイン装置10Aには2つの役割がある。一つは、システムLSI20Aに対してスキャンデータを印加してシステムLSI20Aにストレスを与えることであり、もう一つは、ストレスが与えられたシステムLSI20Aが正常に動作しているか否かを判定することである。
バーンイン装置10Aの動作は次のようである。すなわち、MPU12はメモリ11に格納されている任意のスキャンデータを読み出し、任意のタイミングでスキャンイン信号IN1およびIN2を出力する。また、MPU12は、システムLSI20Aに動作クロックCKおよび初期化信号INTを出力することで、システムLSI20Aにおけるスキャンチェーン21aおよび21bを動作させてストレスを与えるとともに、システムLSI20Aの回路動作を制御する。すなわち、MPU12は、テストパターン生成部として機能する。
誤り検出部14は、スキャンアウト信号OUT1およびOUT2を受け、所定の生成多項式でシンドローム演算を行い、スキャンアウト信号OUT1およびOUT2のデータ系列に含まれる誤りを検出する。なお、誤り検出部14の動作は、誤り検出ステップに相当する。そして、MPU12から与えられる同期信号SYNCに同期して、誤り検出結果をMPU12に出力する。MPU12は、誤り検出部14による誤り検出結果に基づいて、測定対象回路としてのシステムLSI20Aが正常に動作しているか否かの判定を行う。すなわち、MPU12は、判定部として機能する。なお、MPU12の動作は、判定ステップに相当する。
次に、測定対象回路の正常動作検出のメカニズムについて説明する。説明の便宜上、図1に示したバーンインシステムにおいて、各スキャンチェーン21aおよび21bは8個のフリップフロップ211で構成され、誤り検出符号の符号長は8ビットであり、CRCのシンドローム演算で用いる生成多項式は(X8+X6+X3+1)であるとする。
まず、システムLSI20Aの動作が正常な場合について、図2に示したタイミングチャートを参照しながら説明する。
制御回路24は、初期化信号INTを受けることにより、最初のスキャンイン信号IN1としてデータ“11h”が印加されることを検知する。これにより、制御回路24は、スキャンチェーン21aに対応して設けられた付加部23に対して、スキャンチェーン21aからの出力データを出力するように制御するとともに、格納部22に対して、データ“11h”に対して生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足する誤り検出符号“B4h”を選択するようにアドレスを指定する。スキャンイン信号IN1は、スキャンチェーン21aにおいてシフトされ、信号F(x)としてデータ“11h”が付加部23に伝達され、スキャンアウト信号OUT1として出力される。そして、スキャンチェーン21aの出力信号F(x)が8ビットシフトしたところで、制御信号CTLが反転し、付加部23から誤り検出符号R(x)がスキャンアウト信号OUT1として出力される。この一連の動作により、システムLSI20Aから出力されるスキャンアウト信号OUT1は“11B4h”となる。
誤り検出部14は、スキャンアウト信号OUT1に対してシンドローム演算を行う。そして、データ“11B4h”は生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足しているため、誤り検出フラグは正常動作を示す“L”となる。また、MPU12は、誤り検出部14によるシンドローム演算が完了するタイミングで同期信号SYNCを出力する。誤り検出部14は、同期信号SYNCに同期してシンドローム演算の結果をラッチし、MPU12に誤り検出結果を伝達する。以上の一連の動作により、MPU12は、システムLSI20Aが正常に動作しているとの判定を下す。
さらに、連続的にバーンイン試験を行うことより、システムLSI20Aは、次のスキャンイン信号IN1であるデータ“22h”に対して誤り検出符号“21h”を選択し、スキャンアウト信号OUT1としてデータ“2221h”を出力する。データ“2221h”には誤りが含まれていないため、MPU12によってLSI20Aの正常動作が判定される。続くスキャンイン信号IN1であるデータ“33h”に対して、システムLSI20Aは誤り検出符号“95h”を選択し、スキャンアウト信号OUT1としてデータ“3395h”を出力する。データ“3395h”にもまた誤りが含まれていないため、MPU12によってLSI20Aの正常動作が判定される。
次に、測定対象回路の異常動作検出のメカニズムについて、図3に示したタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、システムLSI20Aのスキャンチェーン21aを構成しているフリップフロップ211の5段目において、何らかの原因で電源ショート故障が発生し、システムLSI20Aが動作異常となった場合について説明する。
制御回路24は、初期化信号INTを受けることにより、最初のスキャンイン信号IN1としてデータ“11h”が印加されることを検知する。これにより、制御回路24は、スキャンチェーン21aに対応して設けられた付加部23に対して、スキャンチェーン21aからの出力データを出力するように制御するとともに、格納部22に対して、データ“11h”に対して生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足する誤り検出符号“B4h”を選択するようにアドレスを指定する。スキャンイン信号IN1は、スキャンチェーン21aにおいてシフトされる。しかし、スキャンチェーン21aを構成するフリップフロップ211の5段目において電源ショート故障が発生しているため、4段目までは正常に動作していても、5段目以降は、出力が電源電位にプルアップされてしまう。このため、信号F(x)としてデータ“FFh”が付加部12に伝達され、スキャンアウト信号OUT1として出力される。そして、スキャンチェーン21aの出力信号F(x)が8ビットシフトしたところで、制御信号CTLが反転し、付加部12から誤り検出符号R(x)がスキャンアウト信号OUT1として出力される。この一連の動作により、システムLSI20Aから出力されるスキャンアウト信号OUT1は“FFB4h”となる。
誤り検出部14は、スキャンアウト信号OUT1に対してシンドローム演算を行う。そして、データ“FFB4h”は生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足しないため、誤り検出フラグは動作異常を示す“H”となる。また、MPU12は、誤り検出部14によるシンドローム演算が完了するタイミングで同期信号SYNCを出力する。誤り検出部14は、同期信号SYNCに同期してシンドローム演算の結果をラッチし、MPU12に誤り検出結果を伝達する。以上の一連の動作により、MPU12は、システムLSI20Aが動作異常であるとの判定を下す。
さらに、連続的にバーンイン試験を行うことより、システムLSI20Aは、次のスキャンイン信号IN1であるデータ“22h”に対して誤り検出符号“21h”を選択し、スキャンアウト信号OUT1としてデータ“FF21h”を出力する。データ“FF21h”には誤りが含まれるため、MPU12によってLSI20Aの動作異常が判定される。続くスキャンイン信号IN1であるデータ“33h”に対して、システムLSI20Aは誤り検出符号“95h”を選択し、スキャンアウト信号OUT1としてデータ“FF95h”を出力する。データ“FF95h”にもまた誤りが含まれるため、MPU12によってLSI20Aの動作異常が判定される。
以上、本実施形態によると、バーンイン装置10Aはフラグ判定によりシステムLSI20Aの良否判定を行うことができる。これにより、バーンイン装置10Aにおいて、システムLSI20Aからの出力データの高速コンパレート、および全出力データと期待値との逐次比較を行う必要がなくなり、高価な高速MPUや高速コンパレータが不要となる。さらに、バーンイン装置10Aにおいて期待値を格納しなくてもよくなるため、メモリ11の容量を削減することができ、装置の小型化が可能となる。
なお、連続的にバーンイン試験を実施するにあたって、良否判定ごとに異なるスキャン信号を入力することにより、システムLSI20A内部のより多くのトランジスタにストレスを与えることができる。すなわち、バーンイン試験における可観測性を向上させることができる。
また、上記説明では、誤り検出のためのシンドローム演算に生成多項式(X8+X6+X3+1)を用いているが、これはあくまでも一例であり、実際のスキャンチェーンの長さに応じて適切な多項式を採用するべきである。さらに、スキャンチェーン21aおよび21bはいずれも8個のフリップフロップ211で構成されるとしたが、本発明はこの個数に限定されるものではなく、また、各スキャンチェーンで長さが異なっていてもよいことは言うまでもない。
また、格納部22として、システムLSI20Aにおける制御ROMの空き領域、たとえば、テスト領域を使用することもできる。これにより、格納部22を別途設ける必要がなくなり、回路の簡易化を図ることができる。
また、格納部22として、システムLSI20Aにおける書き換え可能な記憶回路を使用することもできる。すなわち、バーンイン試験に先立って、当該記憶回路に誤り検出符号を書き込んでおく。これにより、スキャンデータをさまざまに変えてバーンイン試験を行うことができ、スキャンチェーン内部の組み合わせ回路を構成するより多くのトランジスタにストレスを与え、バーンイン試験における可観測性を向上させることができる。
また、本発明において、バーンイン試験対象の内部ブロックはスキャンチェーンのようなロジック回路に限られるものではなく、たとえば、RAMやユーザROMなどの記憶回路もバーンイン試験対象とすることができる。図4は、ユーザROMのバーンイン試験を行うバーンインシステムの構成を示す。システムLSI20AにおけるユーザROM21cにはユーザ仕様のROMデータが格納されている。そして、バーンイン試験時には、ユーザROM21cをROMダンプモードにして、出力されたダンプデータを付加部23に出力する。
図5は、ユーザROM21cから出力されるダンプデータを説明する図である。図5(a)に示したように、ユーザROM21cのデータ幅が8ビットの場合、8個の付加部23に同時にダンプデータを出力することができる。すなわち、図5(b)に示したように、ダンプデータの所定ビット位置における時系列データが各付加部23への入力データとなる。各付加部23は、上述したように、誤り訂正符号を付加し、スキャンアウト信号をバーンイン装置10Aに出力する。そして、バーンイン装置10Aは、スキャンアウト信号を受けて、ユーザROM21cの良否を判定することができる。
さらに、連続してROMダンプを行う場合、ROMダンプの開始アドレスを変更することが好ましい。図6は、ROMダンプの開始アドレスの変更方法を示す図である。図6(a)に示したように、最初に出力するROMダンプDATA1はアドレス“A0”から始め、次に出力するROMダンプDATA2はアドレス“A1”から始めるようにする。これにより、図6(a)に示したように、ROMダンプとして、“11h”および“22h”を連続的に出力することができる。このように、開始アドレスをずらしてROMダンプを出力することにより、一のユーザROM21cからさまざまに異なるデータを出力することができる。これにより、ユーザROM21cの可観測性が向上し、精度の高いバーンイン試験を行うことができる。なお、開始アドレスをずらす量、すなわち、アドレスオフセットは“1”に限るものではなく、任意に設定すればよい。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るシステムLSI20Bにおけるスキャンチェーン21a´は、キャプチャ信号NTを受けることによって、内部の組み合わせ回路212の論理状態を反映させたデータを出力する。キャプチャ信号NTは、キャプチャ信号ジェネレータとしてのカウンタ25から発行される。
カウンタ25は、システムLSI20Bに入力された動作クロックCKを受けて動作する。具体的には、カウンタ25は任意のN進カウンタで構成され、動作クロックCKのパルスをN回カウントするごとに、キャプチャ信号NTをイネーブル状態にする。
スキャンチェーン21a´における各フリップフロップ211は、動作クロックCKに同期してスキャンイン信号IN1をシフトさせる。キャプチャ信号NTがイネーブルになると、各フリップフロップ211は、組み合わせ回路212の論理状態を取り込む。そして、再び動作クロックCKに同期してシフト動作を行い、信号F(x)を出力する。キャプチャ信号NTは一定周期でイネーブル状態となるため、スキャンチェーン21a´は、シフト動作および組み合わせ回路212のモニター結果取りこみ動作を繰り返す。
一例として、スキャンチェーン21a´が8個のフリップフロップ211で構成され、誤り検出符号の符号長は8ビットであり、CRCのシンドローム演算で用いる生成多項式は(X8+X6+X3+1)であるときのシステムLSI20Bの動作について説明する。なお、最初のスキャンイン信号IN1としてデータ“55h”が与えられ、スキャンチェーン21a´内部の組み合わせ回路212のモニターした結果、スキャンチェーン21a´におけるデータは“11h”に変化することがあらかじめわかっているものとする。
制御回路24は、初期化信号INTを受けることにより、最初のスキャンイン信号IN1としてデータ“55h”が入力されることを検知する。そして、カウンタ25によって、動作クロックCKがN回カウントされた後、キャプチャ信号NTがイネーブル状態となることによって、スキャンチェーン21a´が保持するデータは、組み合わせ回路212のモニター結果であるデータ“11h”となる。また、制御回路24は、付加部23に対して、スキャンチェーン21a´の出力データを出力するように制御するとともに、データ“11h”に対して生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足する誤り検出符号“B4h”を選択するようにアドレスを指定する。これにより、付加部23から、モニター結果の出力データ“11h”が出力され、これに続けて誤り検出符号“B4h”が出力される。そして、スキャンアウト信号OUT1には誤りが含まれないため、システムLSI20Bは動作正常であると判断される。
以上、本実施形態によると、スキャンチェーン21a´内部の組み合わせ回路212の論理状態をモニターすることができ、バーンイン試験における可観測性を向上させることができる。
なお、組み合わせ回路212の論理状態をキャプチャするタイミングは任意あり、たとえば、最終段のフリップフロップ211に入力データが格納されたタイミングでキャプチャすれことにより、組み合わせ回路212への入力データが最も多い状態で組み合わせ回路212のモニター結果を取りこむことができる。
また、カウンタ25を省略して、バーンイン装置10BにおけるMPU12からキャプチャ信号NTを与えるようにすることも可能である。しかし、カウンタ25をシステムLSI20B内部に設けた方が、バーンイン装置10Bとの間の通信線数を削減することができるため好ましい。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るシステムLSI20Cは、スキャンチェーン21aの入力段に設けられ、スキャンイン信号IN1を解凍するデコーダ26と、スキャンチェーン21aの出力段に設けられ、出力信号F(x)を圧縮するエンコーダ27とを備えている。これ以外については、第1の実施形態で説明したとおりであるので説明を省略する。
バーンイン装置10Cは、圧縮したスキャンデータをスキャンイン信号IN1として出力する。デコーダ26は、圧縮されたスキャンデータを解凍して、スキャンチェーン21aに与える。一方、エンコーダ27は、スキャンチェーン21aからの出力信号F(x)を圧縮する。そして、付加部23によって、圧縮されたデータに誤り検出符号R(x)が付加され、スキャンアウト信号OUT1が出力される。本実施形態では、格納部22は、エンコーダ27によって圧縮されたデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納している。
以上の構成により、バーンイン装置10Cから、たとえば、本来256ビットのスキャンデータを、圧縮された64ビットのスキャンイン信号IN1としてシステムLSI20Cに印加することができる。逆に、スキャンチェーン21aからの出力信号F(x)が256ビットの場合、エンコーダ27によって圧縮して、たとえば、64ビットのスキャンアウト信号OUT1としてバーンイン装置10Cに出力することができる。すなわち、バーンイン装置10CとシステムLSI20Cとの間のデータ転送レートを相対的に遅くすることができる。換言すると、バーンイン装置10CとシステムLSI20Cとの間の通信速度は従来と同じでも、本実施形態によると、より多くのデータをやりとりすることができる。これにより、今後、大規模化・高速化が予想されるシステムLSIに対応したバーンイン試験が可能となる。
また、本実施形態によると、バーンイン装置10Cは圧縮データを格納すればよくなるため、メモリ11の容量削減が可能となるといった効果を奏する。
なお、上記説明では、デコーダ26およびエンコーダ27を同時に備えた構成としているが、本発明はこれに限定されるものではない。これらのうちいずれか一方を備えることで、入力および出力のいずれか一方の系統のデータ転送レートを相対的に遅くすることができるという効果を奏する。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るシステムLSI20Dでは、スキャンチェーン21aおよび21bは、共通のスキャンイン信号IN1を入力する。また、システムLSI20Dは、スキャンチェーン21aおよび21bからの出力信号のいずれか一つを選択する選択回路28を備え、付加部23は、選択回路28によって選択された出力信号に誤り検出符号を付加し、スキャンアウト信号OUT1を出力する。なお、バーンイン装置10Dは、第1の実施形態に係るバーンイン装置10Aと同様であるため、説明を省略する。
選択回路28は、選択信号SELを受けて、スキャンチェーン21aおよび21bからの出力データのいずれか一つを選択する。選択信号SELは、制御回路24から発行される。具体的には、制御回路24は、動作クロックCKを、各スキャンチェーンを構成するフリップフロップ211の個数分だけカウントするごとに、選択信号SELを発行する。
次に、本実施形態に係るシステムLSI20Dのバーンイン試験時の動作について、図10に示したタイミングチャートを参照しながら説明する。
図10において、スキャンイン信号IN1として与えられるDATA1およびDATA2は、それぞれ、スキャンチェーン21aおよび21b内部の組み合わせ回路212を構成するトランジスタを効率よく動作させる入力データである。まず、DATA1がスキャンチェーン21aおよび21bに与えられ、任意のタイミングでキャプチャ信号NTがイネーブルになる。これにより、スキャンチェーン21aおよび21bは、それぞれの組み合わせ回路212の論理状態をモニターし、そのモニター結果である信号F(x)を出力する。なお、選択回路28は、スキャンチェーン21aからの出力信号F(x)を選択しているものとし、図10では、F(x)として、スキャンチェーン21aから出力されたDATA1´を示している。そして、誤り検出符号CRC1が付加され、スキャンアウト信号OUT1として、DATA1´およびCRC1から構成されるDATA1´´が出力される。
次に、制御回路24から選択信号SELが発行され、選択回路28は、スキャンチェーン21bからの出力信号F(x)を選択する。図10では、F(x)として、スキャンチェーン21bから出力されたDATA2´を示している。なお、DATA2´は、DATA2を入力することによって得られたデータである。このDATA2´には誤り検出符号CRC2が付加され、スキャンアウト信号OUT1として、DATA2´およびCRC2から構成されるDATA2´´が出力される。
以上、本実施形態によると、システムLSI20Dのバーンイン試験に係る入出力端子数を削減することができ、より少ない通信線数で、高速かつ高精度のバーンイン試験を行うことができる。また、システムLSI20Dにおける付加部23、およびバーンイン装置10Dにおける誤り検出部14の個数をそれぞれ削減することができ、システムLSI20Dの面積低減、およびバーンイン装置10Dの低コスト化を図ることができる。
なお、選択回路28は、特に省略してもかまわない。選択回路28を省略した場合には、スキャンチェーン21aおよび21bから、それぞれスキャンアウト信号が出力される。したがって、この場合、出力端子数が増大してしまうことになるが、スキャンチェーン21aおよび21bのバーンイン試験を同時に行うことができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るシステムLSI20Eにおいて、スキャンチェーン21aおよび21bは直列に接続されており、スキャンチェーン21aは、スキャンイン信号IN1を入力し、スキャンチェーン21bは、スキャンチェーン21aの出力を入力する。なお、バーンイン装置10Eは、第1の実施形態に係るバーンイン装置10Aと同様であるため、説明を省略する。
次に、本実施形態に係るシステムLSI20Eの動作について説明する。説明の便宜上、図11に示したバーンインシステムにおいて、各スキャンチェーン21aおよび21bは8個のフリップフロップ211で構成され、誤り検出符号の符号長は8ビットであり、誤り検出のためのCRCのシンドローム演算で用いる生成多項式は(X8+X6+X3+1)であるとする。
バーンイン装置10Eは、スキャンイン信号IN1として16ビットデータ“1111h”を出力する。これは、スキャンチェーン21aおよび21bが直列接続されることによって、16ビット長の新たなスキャンチェーンとなるからである。
制御回路24は、初期化信号INTを受けることにより、最初のスキャンイン信号IN1としてデータ“1111h”が印加されることを検知する。これにより、制御回路24は、付加部23に対して、スキャンチェーン21bからの出力データを出力するように制御するとともに、格納部22に対して、データ“1111h”に対して生成多項式(X8+X6+X3+1)の規約を満足する誤り検出符号“C9h”を選択するようにアドレスを指定する。スキャンイン信号IN1は、スキャンチェーン21aおよび21bにおいてシフトされ、信号F(x)としてデータ“1111h”が付加部23に伝達され、スキャンアウト信号OUT1として出力される。そして、スキャンチェーン21bの出力信号F(x)が16ビットシフトしたところで、制御信号CTLが反転し、付加部23から誤り検出符号R(x)がスキャンアウト信号OUT1として出力される。この一連の動作により、システムLSI20Aから出力されるスキャンアウト信号OUT1は“1111C9h”となる。データ“1111C9h”には誤りが含まれないため、バーンイン装置10Eによって、システムLSI20Eの良判定が下される。
以上、本実施形態によると、システムLSI20Eのバーンイン試験に係る入出力端子数を削減することができ、より少ない通信線数で、高速かつ高精度のバーンイン試験を行うことができる。しかも、スキャンチェーン21aおよび21bからの出力を切り換えるための選択回路を設ける必要がない。
なお、システムLSI20Eにおいて、格納部22、付加部23および制御回路24は特に省略してもかまわない。すなわち、従来のシステムLSIにおいて、複数の内部ブロックを当該システムLSI内部で直列に接続することによって、より少ない通信線数でのバーンイン試験が可能となる。
(第6の実施形態)
図12は、本発明の第6の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るバーンインシステムでは、誤り検出部14が、バーンイン装置側ではなく検査対象のシステムLSI側に設けられている。また、本実施形態に係るシステムLSI20Fは、誤り検出部14による誤り検出結果を受け、システムLSI20Fの良否を表す良否信号QLを出力する出力制御部29を備えている。なお、誤り検出部14は、第1の実施形態に係るバーンイン装置10Aにおける誤り検出部14と同様であるため、説明を省略する。
出力制御部29は、2個の誤り検出部14からの出力の論理和演算を行うOR回路291と、システムLSI20Fの健全性を示す健全信号S0とOR回路291の出力との論理和演算を行うOR回路292を備えている。各誤り検出部14の出力は、データに誤りが検出されない場合には“L”となり、誤りが検出された場合には“H”となる。したがって、OR回路291の出力は、スキャンチェーン21aおよび21bがいずれも正常に動作する場合には“L”となり、少なくとも一方が異常動作をしている場合には“H”となる。
OR回路292は、OR回路291の出力が“L”の場合には健全信号S0を出力し、OR回路291の出力が“H”の場合には健全信号S0をマスクして“H”出力を行う。OR回路292を設ける理由は次のとおりである。すなわち、OR回路291から良否信号QLを出力する場合、出力端子がグランドショートすると、スキャンチェーン21aおよび21bの少なくとも一方が異常動作をしていても、良否信号QLのレベルは常に“L”となってしまい、システムLSI20Fについて誤った良否判定が下されるおそれがある。そこで、健全信号S0を監視することによって、グランドショート故障が発生しているか否かを検出するのである。
一方、バーンイン装置10FにおけるMPU12は、出力制御部29から良否信号QLを受け、健全信号S0が観測されたならシステムLSI20Fは正常動作していると判定する。一方、良否信号QLが“H”または“L”固定の場合には、システムLSI20Fは動作異常であると判定する。
以上、本実施形態によると、バーンイン装置10Fは、システムLSI20Fから受けた良否信号QLによって容易にシステムLSI20Fの良否判定を行うことができる。システムLSI20Fが高速に動作する場合であっても、システムLSI20Fの良否判定を容易に行うことができる。また、システムLSI20Fのバーンイン試験に係る出力端子数を削減することができ、より少ない通信線数で、高速かつ高精度のバーンイン試験を行うことができる。さらに、バーンイン装置10Fに高速な誤り検出部を設ける必要がないため、バーンイン装置10Fの低コスト化を図ることができる。
なお、出力制御部29は、特に省略してもかまわない。この場合、各誤り検出部14から誤り検出結果をバーンイン装置10Fに出力すればよい。ただし、通信線数の削減という効果は薄れる。
また、出力制御部29において、OR回路292を省略し、OR回路291から良否信号QLを出力するようにしてもよい。しかし、この場合、上述したグランドショート故障の検出ができなくなるため、好ましくはOR回路292を設けるものとする。なお、出力制御部29の回路構成は上述した限りではない。
また、グランドショート故障を検出するという点では、健全信号S0以外の手段を用いることができる。図13は、図12に示した健全信号S0を動作クロックCKで置き換えた場合のバーンインシステムの構成を示す。図13に示したシステムLSI20Gにおいて、OR回路292は、動作クロックCKを入力している。すなわち、スキャンチェーン21aおよび21bがいずれも正常動作する場合には、良否信号QLとして動作クロックCKが出力される。
図13に示したバーンイン装置10Gは、良否信号QLをカウントするカウンタ15を備えている。カウンタ15は、良否信号QL、すなわち、システムLSI20Gから出力された動作クロックCKのパルスをカウントする。そして、カウンタ15によって、上記パルスが所定時間内に所定数カウントされた場合、MPU12は、システムLSI20Gについて良判定を下す。
なお、上記カウント数を、たとえば、“100”に固定した場合、システムLSI20Gから正しく100回のパルスが出力されたとしても、ノイズなどの影響により、たとえば、101回のパルスがカウンタ15においてカウントされてしまうと、システムLSI20Gは不良であると誤認識されてしまう。これを避けるためにも、上記カウント数にはある程度の幅を持たせるようにすることが好ましい。これにより、ノイズなどの影響で上記パルスのカウント数に誤差が生じても、システムLSI20Gの良否判定を正しく行うことができる。
また、本発明では、ユーザROMなどの記憶回路もバーンイン試験対象とすることができることは既に述べたとおりであるが、システムLSIがBIST(Built-In Self Test)回路を備えている場合には、当該BIST回路による記憶回路の検査結果を出力制御部29に入力してもよい。図14は、BIST回路を備えたシステムLSIのバーンイン試験を行うバーンインシステムの構成を示す。BIST回路30は、任意のパターンを発生させ、ユーザROM21cから出力されるダンプデータの期待値比較を行い、ユーザROM21cの良否判定を行う。そして、ユーザROM21cが正常であるとの判定する場合には出力を“L”にし、異常であるとの判定する場合には出力を“H”にする。なお、ユーザROM21cに代えてRAMであってもよいことは言うまでもない。
(第7の実施形態)
図15は、本発明の第7の実施形態に係るバーンインシステムの構成を示す。本実施形態に係るシステムLSI20Hは、バーンイン試験において用いられるテストパターンを生成するテストパターン生成部40を備えている。すなわち、本実施形態に係るバーンインシステムでは、テストパターンは、バーンイン装置10Hではなく、システムLSI20H自身によって生成される。
テストパターン生成部40は、テストパターンを格納するROM41と、リングカウンタ42と、パラレル・シリアル変換器43とを備えている。
リングカウンタ42は、ROM41のアドレスを指定する。リングカウンタ42は、ROM41のアドレスを示すカウンタ値をインクリメントしていき、当該カウンタ値が最大アドレス値に達すると、当該カウンタ値をスタートアドレス値に戻す。すなわち、リングカウンタ42は、エンドレスにROM41のアドレスを指定する。このように、リングカウンタ42を用いて、ROM41に格納されたテストパターンを繰り返し出力する構成にすることで、ROM41が小容量ですみ、システムLSI20Hの回路面積を低減することができる。一般に、バーンイン試験は、所定の環境下で所定時間、システムLSIにストレスを与えるものであるから、同じテストパターンを繰り返し与えるようにしても支障はない。
一方、パラレル・シリアル変換器43は、ROM41から出力されるパラレルデータをシリアルデータに変換してスキャンイン信号IN1を出力する。
図16は、パラレル・シリアル変換器43によるシリアルデータ生成を説明する図である。図16(a)に示したように、ROM41のデータ幅が4ビットの場合、2サイクル連続して出力される4ビットのパラレルデータから、8ビットのシリアルデータが生成される。すなわち、図16(b)に示したように、パラレル・シリアル変換器43から、スキャンイン信号IN1として、DATA1“63h”、DATA2“9Dh”およびDATA3“34h”が順に出力される。
上述したように、ROM41のデータ幅が4ビットの場合、2サイクル連続して出力されるデータから8ビットのスキャンイン信号IN1が生成される。したがって、ROM41は、システムLSI20Hに与えられる動作クロックCKの4分の1の速度で動作すればよいことになる。すなわち、パラレル・シリアル変換器43を設けることによって、ROM41として、比較的低速に動作するROMを用いることが可能となり、システムLSI20Hのコスト削減を図ることができる。
以上、本実施形態によると、バーンイン装置10Hからテストパターンを出力する必要がなくなるため、バーンイン装置10HとシステムLSI20Hとの間の通信線数を大幅に削減することができる。また、ROM41に格納されたテストパターンを用いてバーンイン試験を行うことは、ROM41の検査を行うのに等しい。すなわち、スキャンチェーン21aのバーンイン試験を行うと同時に、ROM41のバーンイン試験をも行うことができる。
なお、リングカウンタ42に代えて一般的なカウンタを設けてもよい。この場合、当該カウンタをスタートアドレス値に戻すには、バーンイン装置10HにおけるMPU12によるリセット制御が必要となる。もっとも、ROM41の容量が十分に大きい場合には、当該リセット制御は不要である。
また、パラレル・シリアル変換器43は、特に省略してもかまわない。この場合、図5および図6に示したような方法でROM41からデータを出力し、それをスキャンイン信号IN1とすればよい。
以上、本発明に係るバーンインシステムの各種実施形態について説明したが、これら実施形態はあくまでも本発明を説明するための一例であって、本発明を限定するものではない。
以上のように、本発明に係るバーンインシステムは、より少ない通信線数で、高速かつ高精度にバーンイン試験を行うことができるため、特に、ウェハレベルでのバーンイン試験の用途に適している。
本発明の第1の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 システムLSIの動作が正常な場合のタイミングチャートである。 システムLSIの動作が異常な場合のタイミングチャートである。 ユーザROMのバーンイン試験を行うバーンインシステムの構成図である。 ユーザROMから出力されるダンプデータを説明する図である。 ROMダンプの開始アドレスの変更方法を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 本発明の第3の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 本発明の第4の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 図9に示したシステムLSIのバーンイン試験時のタイムチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 本発明の第6の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 図12に示した健全信号を動作クロックで置き換えた場合のバーンインシステムの構成図である。 BIST回路を備えたシステムLSIのバーンイン試験を行うバーンインシステムの構成図である。 本発明の第7の実施形態に係るバーンインシステムの構成図である。 図15に示したパラレル・シリアル変換器によるシリアルデータ生成を説明する図である。 従来のバーンインシステムの構成図である。
符号の説明
10A〜10H バーンイン装置
12 MPU(判定部、テストパターン生成部)
14 誤り検出部
15 カウンタ
20A〜20H システムLSI(半導体デバイス)
21a,21a´,21b スキャンチェーン(内部ブロック)
21c ユーザROM(内部ブロック、記憶回路)
22 誤り検出符号格納部
23 誤り検出符号付加部
25 カウンタ
26 デコーダ
27 エンコーダ
28 選択回路
29 出力制御部
30 BIST回路
40 テストパターン生成部
42 リングカウンタ
43 パラレル・シリアル変換器
NT キャプチャ信号
CK 動作クロック
R(x) 誤り検出符号
QL 良否信号
S0 健全信号

Claims (23)

  1. バーンイン装置を用いて半導体デバイスのバーンイン試験を行うバーンインシステムであって、
    前記半導体デバイスにおける内部ブロックから出力されるデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部と、
    バーンイン試験において前記内部ブロックから出力されたデータに、前記誤り符号格納部から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部と、
    前記誤り検出符号付加部から出力されたデータを受け、当該データにおける誤りを検出する誤り検出部と、
    前記誤り検出部による誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを備え、
    前記半導体デバイスは、少なくとも、前記誤り検出符号格納部および前記誤り検出符号付加部を備えたものであり、
    前記バーンイン装置は、少なくとも、前記判定部を備えたものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  2. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記誤り検出符号格納部は、前記半導体デバイスにおける制御ROMの空き領域に誤り検出符号を格納している
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  3. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記誤り検出符号格納部は、前記半導体デバイスにおける書き換え可能な記憶回路に誤り検出符号を格納している
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  4. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスにおける内部ブロックは、キャプチャ信号を受けることによって、内部の組み合わせ回路の論理状態を反映させたデータを出力するロジック回路である
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  5. 請求項4に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、当該半導体デバイスの動作クロックのパルスをカウントし、当該パルスのカウント数が所定数になるごとに前記キャプチャ信号を出力するカウンタを備えたものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  6. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記バーンイン装置は、テストパターンを圧縮した圧縮データを前記半導体デバイスに印加するものであり、
    前記半導体デバイスは、前記バーンイン装置から印加された圧縮データを解凍するデコーダを備え、当該デコーダによって解凍されたテストパターンを前記内部ブロックに与えるものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  7. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、前記内部ブロックから出力されたデータを圧縮するエンコーダを備えたものであり、
    前記誤り検出符号付加部は、前記エンコーダによって圧縮された圧縮データに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加するものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  8. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとして複数のロジック回路を備えたものであり、当該複数のロジック回路には、前記バーンイン装置から共通のテストパターンが印加される
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  9. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、前記内部ブロックとして複数のロジック回路を備えたものであり、
    前記複数のロジック回路のいずれか一つは、入力データとして、前記半導体デバイス内で、前記複数のロジック回路のいずれか他のものから出力されるデータを受ける
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  10. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、
    前記内部ブロックとして複数のロジック回路と、
    前記複数のロジック回路からの出力データのいずれか一つを選択する選択回路とを備えたものであり、
    前記誤り符号検出部は、前記選択回路によって選択された出力データに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加するものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  11. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、前記誤り検出部を複数備え、かつ、当該複数の誤り検出部による誤り検出結果を受けて、当該半導体デバイスの良否を表す良否信号を出力する出力制御部を備えたものであり、
    前記判定部は、前記出力制御部から出力された良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行うものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  12. 請求項11に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記出力制御部は、前記半導体デバイスの健全性を示す健全信号を入力し、前記内部ブロックから出力されたデータに誤りが検出されない場合には、前記良否信号として当該健全信号を出力するものであり、
    前記判定部は、前記出力制御部から前記健全信号を受けたとき、前記半導体デバイスが健全であるとの判定をするものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  13. 請求項11に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記出力制御部は、前記半導体デバイスの動作クロックを入力し、前記誤り検出符号付加部から出力されたデータに誤りが検出されない場合には、前記良否信号として当該動作クロックを出力するものであり、
    前記バーンイン装置は、前記出力制御部から出力された動作クロックのパルスをカウントするカウンタを備えたものであり、
    前記判定部は、前記カウンタによって所定時間内に所定数の前記パルスがカウントされたとき、前記半導体デバイスが健全であるとの判定をするものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  14. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、
    前記内部ブロックとしての記憶回路と、
    前記記憶回路の検査を行うBIST回路と、
    前記BIST回路による検査結果および前記誤り検出部による誤り検出結果から、当該半導体デバイスの良否を表す良否信号を出力する出力制御部とを備えたものであり、
    前記判定部は、前記出力制御部から出力された良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行うものである
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  15. 請求項1に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記半導体デバイスは、バーンイン試験用のテストパターンを生成するテストパターン生成部を備えたものであり、
    前記内部ブロックは、バーンイン試験において、前記テストパターン生成部からテストパターンを受ける
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  16. 請求項15に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記テストパターン生成部は、出力データの所定ビット位置における時系列データをテストパターンとして出力する
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  17. 請求項16に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記テストパターン生成部は、異なるスタートアドレスから出力を開始したデータから生成される前記時系列データを、異なる前記内部ブロックに与える
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  18. 請求項15に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記テストパターン生成部は、パラレル・シリアル変換器を備え、出力されるパラレルデータを当該パラレル・シリアル変換器によってシリアルデータに変換し、当該シリアルデータをテストパターンとして出力する
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  19. 請求項15に記載のバーンインシステムにおいて、
    前記テストパターン生成部は、テストパターンの格納先のアドレスを指定するカウンタとして、リングカウンタを備えている
    ことを特徴とするバーンインシステム。
  20. 内部ブロックから出力されるデータの期待値に対応した誤り検出符号を格納する誤り検出符号格納部と、
    バーンイン試験において前記内部ブロックから出力されたデータに、前記誤り検出符号格納部から得た誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加部とを備え、
    前記誤り検出符号付加部から出力されたデータを、バーンイン試験における出力データとする
    ことを特徴とする半導体デバイス。
  21. テストパターンを生成して半導体デバイスに印加するテストパターン生成部と、
    前記半導体デバイスから、前記テストパターンに対する出力データに誤り検出符号が付加されたデータを受け、当該データにおける誤りを検出する誤り検出部と、
    前記誤り検出部による誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを備えた
    ことを特徴とするバーンイン装置。
  22. テストパターンを生成して半導体デバイスに印加するテストパターン生成部と、
    前記半導体デバイスから、前記テストパターンに対して生成された前記半導体デバイスの良否を表す良否信号を受け、当該良否信号に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定部とを備えた
    ことを特徴とするバーンイン装置。
  23. 半導体デバイスのバーンイン試験方法であって、
    半導体デバイスにおける内部ブロックから出力されたデータに、当該データの期待値に対応したあらかじめ格納された誤り検出符号を付加する誤り検出符号付加ステップと、
    前記誤り検出符号付加ステップによって生成されたデータにおける誤りを検出する誤り検出ステップと、
    前記誤り検出ステップによる誤り検出結果に基づいて、前記半導体デバイスの良否判定を行う判定ステップとを備えた
    ことを特徴とするバーンイン試験方法。
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