JP2005120259A - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
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Abstract
硬化後のシリコーンゴムの表面に塗料を容易に塗布することができ、かつ、その塗膜が容易に剥がれることがないシリコーンゴムを与える室温硬化性ポリオルガノシロキサンを提供する。
【解決手段】
(A)ケイ素原子に結合した水酸基または加水分解性基を1分子中に2個以上有するジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は炭素原子数12〜30の一価炭化水素基である)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は炭素原子数4〜30の二価炭化水素基である)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物: 0.1〜20質量部、
(C)架橋剤: 有効量、および
(D)硬化触媒: 有効量
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【選択図】 なし
Description
(A)下記一般式(1):
(式中、Rは独立に非置換または置換の一価炭化水素基であり、Xは独立に酸素原子または炭素原子数1〜8の二価炭化水素基であり、Yは独立に水酸基または加水分解性基であり、aは独立に1〜3の整数であり、nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が100〜1,000,000mm2/sとなる数である。)
で表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は炭素原子数12〜30の一価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は炭素原子数4〜30の二価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物: 0.1〜20質量部、
(C)架橋剤: 有効量、および
(D)硬化触媒: 有効量
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物(以下、「本発明第一組成物」ということがある)を提供する。
前記(B1)の前記一般式(2)で表されるアミン化合物および前記一般式(3)で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物に代えて、
(B2)加水分解反応により、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は上記一般式(2)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は上記一般式(3)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物
を与える化合物: 該化合物が加水分解されることによって、前記(B1)成分の0.1〜20質量部を与える量
を含む室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物(以下、「本発明第二組成物」ということがある)を提供する。
(なお、上記両発明の組成物を区別する必要がない場合には、以下「本発明組成物」という。)
本発明組成物の(A)成分である下記一般式(1):
(式中、Rは独立に非置換または置換の、好ましくは1〜12、特に1〜10の一価炭化水素基であり、Xは独立に酸素原子または炭素原子数1〜8、好ましくは1〜3の二価炭化水素基であり、Yは独立に水酸基または加水分解性基であり、aは独立に1〜3の整数であり、nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が100〜1,000,000mm2/s、好ましくは500〜500,000mm2/sとなる数である。)
で表されるジオルガノポリシロキサンは、本発明の主剤(ベースポリマ−)である。
Yが水酸基である場合には、aは1であることが好ましい。また、Yが水酸基でない場合には、aは2または3であることが好ましい。
なお、この(A)成分の水酸基または加水分解性基を有するジオルガノポリシロキサンは、1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
本発明第一組成物において用いる(B1)成分、即ち、
下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は炭素原子数12〜30、好ましくは12〜20、特に好ましくは14〜18の一価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は炭素原子数4〜30、好ましくは4〜20、特に好ましくは4〜12の二価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物
からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物は、本発明第一組成物の特徴をなす成分である。
この(B1)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
上記(B1)成分に代えて、
(B2)加水分解反応により、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は上記一般式(2)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は上記一般式(3)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物
を与える化合物を、上記(B1)成分と同様に配合することができる。
下記一般式(4):
R3−(C=O)−R4 (4)
(式中、R3およびR4は同一または異なる炭素原子数1〜6、好ましくは1〜4の一価炭化水素基であり、あるいは、R3およびR4が一体となって炭素原子数4〜8、好ましくは5〜7の炭化水素環を形成していてもよい。)
で表されるケトン化合物が用いられる。
なお、当該縮合反応生成物を得る反応は、概略、下記のとおりの脱水縮合反応である。
(B1)−NH2 + O=C= → (B1)−N=C= + H2O
下記一般式(5):
R5 bR6 cSi(4-b-c)Cl (5)
(式中、R5およびR6は同一または異なる炭素原子数1〜10、好ましくは1〜6の一価炭化水素基であり、bおよびcは0〜3の整数であり、かつb+cの和は3である。)
で表されるクロロシラン化合物が用いられる。
なお、当該縮合反応生成物を得る反応は、概略、下記のとおりの脱塩化水素縮合反応である。
また、この(B2)成分の本発明第二組成物への配合量は、上記(A)成分100部に対して、該(B2)成分が加水分解されることによって、前記(B1)成分であるアミン化合物の0.1〜20部、好ましくは1〜10部を与える量である。生成する前記アミン化合物の量が0.1部未満であると、得られるシリコーンゴム表面への塗料の塗布性および塗膜の密着性が十分とならない場合があり、逆に、20部を越えると、配合効果の更なる向上が期待できず、また、副生するケトン化合物の量、単官能性のシラノール基(SiOH)含有シラン化合物に由来する構造等も多くなるために、シリコーンゴムの機械的強度等の物性に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明組成物には、従来の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に、通常に配合される架橋剤の全てを使用することができ、例えば、加水分解性の基を1分子中に2個以上有するシランまたはシロキサン化合物が使用できる。
本発明組成物には、必要に応じて、従来の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に、通常に配合され、加水分解縮合反応を促進する機能を有する硬化触媒の全てを使用することができる。
本発明組成物に、上記(A)成分、(B1)または(B2)成分、架橋剤、および硬化触媒に加えて、本発明の目的および効果、特に得られるシリコーンゴムの良好な柔軟性、シリコーンゴムへの良好な塗工等の作業性、塗膜の接着性乃至密着性を損なわない範囲で、更に、その他の、従来の室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物に通常に配合される成分を追加することは任意である。
下記各組成物を、剥離性基材上に厚さ2mmのシート状に塗工し、23℃,50%RHの条件下にて7日間放置して硬化させて、ゴムシートを調製した。該ゴムシートの表面の5cm×5cmの面積を覆うように、水性アクリル樹脂塗料(商品名:多用途つやけしアレスアーチ、カンペハピオ社製)を刷毛を用いて1度塗りで塗布し、塗装状態を目視により観察し、塗料の塗布性を次のとおりに評価した。
上記塗料塗布性試験に引き続いて、23℃,50%RHの条件下にて24時間放置し、ゴムシート表面上の塗膜が十分に乾燥・硬化していることを確認した。
次いで、塗膜上に18mm幅の粘着性セロファンテープを張り付け、それを引き剥がす際の塗膜の剥離の程度を目視により観察し、塗膜の密着性を次のとおりに評価した。
上記塗料塗布性試験用に調製したものと同じ厚さ2mmのゴムシートについて、JIS K6301に準拠して、物理特性(硬さ、引張強さ、伸び)を測定した。なお、硬さはJIS A型の硬度計を使用した。
留出管付き還流冷却管、攪拌装置、窒素導入管および温度計を取り付けた四つ口セパラブルフラスコに、オクタデシルアミン54gおよびメチルイソブチルケトン(MIBK)400gを仕込み、窒素を流しながら徐々に昇温した。フラスコ内温度を120℃に保ち、縮合水を共沸脱水で除去しながら約5時間反応させた。反応後、MIBK等の低沸点物を留去させて、淡褐色透明液体状の縮合反応生成物(B2-1)を得た。
オクタデシルアミン54gおよびMIBK400gを、1,4−ジアミノブタン42gおよびMIBK200gに、並びに、反応時間約5時間を約4時間に変更すること以外は、合成例1と同じにして縮合反応生成物(B2-2)を得た。
オクタデシルアミン54gおよびMIBK400gを、1,6−ジアミノヘキサン78gおよびMIBK200gに変更すること以外は、合成例1と同じにして縮合反応生成物(B2-3)を得た。
オクタデシルアミン54gおよびMIBK400gを、1,12−ジアミノドデカン25gおよびMIBK300gに、並びに、反応時間約5時間を約4時間に変更すること以外は、合成例1と同じにして縮合反応生成物(B2-4)を得た。
25℃における粘度が50,000mm2/sの分子鎖両末端がシラノール基で停止されているジメチルポリシロキサン40部、25℃における粘度が100mm2/sの両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン20部、表面を樹脂酸(商品名:MT−100、丸尾カルシウム社製)で処理したコロイダル炭酸カルシウム(平均粒径0.07μm)40部、およびオクタデシルアミン1部を混合後、3本ロールミルを用いて混練し均一混合物とした。更に、メチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン4部、ビニルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン2部、ジブチル錫ジオクトエートの50質量%トルエン溶液0.2部、およびγ−アミノプロピルトリエトキシシラン1部を添加し、実質上無水条件下で混合して室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製した。この組成物について、上記手法に従って塗料塗布性試験、塗膜密着性試験、および物理特性の測定を実施して評価した。その結果を表1に示す。
実施例1に記載のオクタデシルアミン1部を使用しないこと、得られた組成物100部に、更に縮合反応生成物(B2-1)を1部添加して、実質上無水条件下で混合すること以外は、実施例1と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
実施例1に記載のオクタデシルアミン1部を使用しないこと、得られた組成物100部に、更に縮合反応生成物(B2-2)を1部添加して、実質上無水条件下で混合すること以外は、実施例1と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
実施例1に記載のオクタデシルアミン1部を使用しないこと、得られた組成物100部に、更に縮合反応生成物(B2-3)を1部添加して、実質上無水条件下で混合すること以外は、実施例1と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
25℃における粘度が50,000mm2/sの分子鎖両末端がシラノール基で停止されているジメチルポリシロキサン60部、25℃における粘度が100mm2/sの両末端トリメチルシリル基封鎖ジメチルポリシロキサン20部、および表面をジメチルジクロロシランで処理した煙霧質シリカ10部を混合後、3本ロールミルを用いて混練し均一混合物とした。更に、メチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン4部、ビニルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン2部、ジブチル錫ジオクトエートの50質量%トルエン溶液0.2部、およびN−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン1部を添加し、実質上無水条件下で混合して混合物を得た。
オクタデシルアミン1部を縮合反応生成物(B2-1)1部に変更すること以外は実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
オクタデシルアミン1部を縮合反応生成物(B2-2)1部に変更すること以外は実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
オクタデシルアミン1部を縮合反応生成物(B2-3)1部に変更すること以外は実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表1に示す。
25℃における粘度が100,000mm2/sの分子鎖両末端がシラノール基で停止されているジメチルポリシロキサン60部、および表面を樹脂酸(商品名:MT−100、丸尾カルシウム社製)で処理したコロイダル炭酸カルシウム(平均粒径0.07μm)40部を混合後、3本ロールミルにより混練し均一混合物とした。更に、メチルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン4部、ビニルトリス(メチルエチルケトキシム)シラン2部、ジブチル錫ジオクトエート0.2部、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン1部、および縮合反応生成物(B2-4)1部を添加し、実質上無水条件下で混合して室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製した。この組成物について、上記手法に従って塗料塗布性試験、塗膜密着性試験、および物理特性の測定を実施して評価した。その結果を表1に示す。
実施例1に記載のオクタデシルアミン1部を使用しないこと以外は、実施例1と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載の混合物100部にオクタデシルアミン1部を添加せず、実質上無水条件下、60℃で混合する工程を行わないように変更し、前記混合物について、上記手法に従って塗料塗布性試験、塗膜密着性試験、および物理特性の測定を実施して評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載のオクタデシルアミン1部に代えて、n−ヘキシルアミン(融点=−23℃)1部を添加すること以外は、実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載のオクタデシルアミン1部に代えて、n−オクチルアミン(融点=−1℃)1部を添加すること以外は、実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載のオクタデシルアミン1部に代えて、ジ(n−オクチル)アミン(融点=14〜15℃)1部を添加すること以外は、実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載のオクタデシルアミン1部に代えて、カプリル酸(融点=16℃)1部を添加すること以外は、実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
実施例5に記載のオクタデシルアミン1部に代えて、ラウリン酸(融点=45℃)1部を添加すること以外は、実施例5と同じにして室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物を調製し、評価した。その結果を表2に示す。
表1の結果から、実施例1〜9の(B1)または(B2)成分を含有する組成物から得られたシリコーンゴムは、良好な塗料塗布性および塗膜密着性を有するが、前記成分を含有しない比較例1〜7の組成物から得られたシリコーンゴムは、塗料の塗装性が悪く、また、塗膜密着性は全く認められないことが明らかである。
Claims (5)
- (A)下記一般式(1):
(式中、Rは独立に非置換または置換の一価炭化水素基であり、Xは独立に酸素原子または炭素原子数1〜8の二価炭化水素基であり、Yは独立に水酸基または加水分解性基であり、aは独立に1〜3の整数であり、nはこのジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が100〜1,000,000mm2/sとなる数である。)
で表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は炭素原子数12〜30の一価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は炭素原子数4〜30の二価炭化水素基である。)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物: 0.1〜20質量部、
(C)架橋剤: 有効量、および
(D)硬化触媒: 有効量
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - 前記(B1)成分が、融点20〜200℃のアミン化合物である、請求項1に記載の組成物。
- (A)下記一般式(1):
(式中、R、X、Y、aおよびnは、請求項1に記載の一般式(1)に関して定義のとおりである。)
で表されるジオルガノポリシロキサン: 100質量部、
(B2)加水分解反応により、
(B1)下記一般式(2):
R1NH2 (2)
(式中、R1は請求項1に記載の一般式(2)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物、および下記一般式(3):
H2N−R2−NH2 (3)
(式中、R2は請求項1に記載の一般式(3)に関して定義のとおりである。)
で表されるアミン化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種のアミン化合物
を与える化合物: 該化合物が加水分解されることによって、前記(B1)成分の0.1〜20質量部を与える量、
(C)架橋剤 有効量、および
(D)硬化触媒 有効量
を含むことを特徴とする室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。 - 前記(B2)成分が、前記(B1)成分と下記一般式(4):
R3−(C=O)−R4 (4)
(式中、R3およびR4は同一または異なる炭素原子数1〜6の一価炭化水素基であり、あるいは、R3およびR4が一体となって炭素原子数4〜8の炭化水素環を形成していてもよい。)
で表されるケトン化合物との縮合反応生成物である、請求項3に記載の組成物。 - 前記(B1)成分が、融点20〜200℃のアミン化合物である、請求項3または4に記載の組成物。
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