JP2005119530A - ドアガラスラン構造 - Google Patents

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JP2005119530A JP2003357782A JP2003357782A JP2005119530A JP 2005119530 A JP2005119530 A JP 2005119530A JP 2003357782 A JP2003357782 A JP 2003357782A JP 2003357782 A JP2003357782 A JP 2003357782A JP 2005119530 A JP2005119530 A JP 2005119530A
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Abstract

【課題】 ドアガラスの閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができるドアガラスラン構造を得る。
【解決手段】 ドアガラスラン本体22の基底部22Aの略中央部には、樹脂や金属等によって構成された複数本のコード30が互いに接触した状態で埋設されている。従って、ドアガラス14の閉めきり時に、ドアガラス14の周縁部14Aがドアガラスラン本体22の基底部22Aに強く当たりながら摺動し、当該基底部22Aが長手方向に波打つモードで自励振動するような場合には、内部に埋設された複数本のコード30が相互に擦れ合い、その際に生じる摩擦力によって振動が減衰される。その結果、ドアガラス14の閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チャンネル状に形成されたドアサッシュに嵌着される略コ字状断面のドアガラスラン本体と、このドアガラスラン本体の両側部から中央側へ向けて各々延出されてドアガラスに摺接するリップ部と、を有し、ドアガラスの閉めきり時に自励振動が発生し易いドアガラスラン構造に関する。
一般に、自動車のサイドドアのドアサッシュ内には、ドアサッシュとドアガラスとの間をシールするドアガラスランが装着されている(下記特許文献1参照)。
ここで、ドアガラスの閉じきり時、ドアガラスはドアガラスランの基底部に強く当たりながら摺動する。このとき、ドアガラスランの基底部にはその長手方向に波打つモードで自励振動が発生し、そのために異音が発生するという問題がある。
特開平7−215067号公報
本発明は上記事実を考慮し、ドアガラスの閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができるドアガラスラン構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係るドアガラスラン構造は、チャンネル状に形成されたドアサッシュに嵌着される略コ字状断面のドアガラスラン本体と、このドアガラスラン本体の両側部から中央側へ向けて各々延出されてドアガラスに摺接するリップ部と、を有し、ドアガラスの閉めきり時に自励振動が発生し易いドアガラスラン構造であって、前記ドアガラスラン本体の基底部においてドアガラスの閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体よりも硬い材料によって構成された細長い複数の芯材を相互に接触した状態で埋設した、ことを特徴としている。
請求項1記載の本発明の作用は、以下の通りである。
ドアガラスの閉めきり時に、ドアガラスの端部がドアガラスラン本体の基底部に強く当たりながら摺動すると、当該基底部が長手方向に波打つモードで自励振動し、これにより異音が発生する場合がある。
ここで、本発明では、ドアガラスラン本体の基底部においてドアガラスの閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体よりも硬い材料によって構成された細長い複数の芯材を相互に接触した状態で埋設したので、十分な減衰力が得られる。すなわち、基底部に当該基底部よりも硬い材料によって構成された芯材を埋設することにより、基底部に伸び難い性質が付与されるので、基底部に自励振動自体が生じ難くなる。また、仮に上記波打つモードの振動が基底部に発生したとしても、当該振動は基底部の材料が伸長と圧縮を繰り返すことによる曲げ振動として基底部に伝達されるが、基底部に曲げ振動が入力されると、内部に埋設された複数の芯材が相互に擦れ合い、その際に摩擦力が発生する。従って、曲げ振動を生じさせるエネルギーは摩擦力に変換されることで減衰される。これらのことから、本発明のドアガラスラン構造によれば、十分な減衰効果が得られる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るドアガラスラン構造は、ドアガラスラン本体の基底部においてドアガラスの閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体よりも硬い材料によって構成された細長い複数の芯材を相互に接触した状態で埋設したので、ドアガラスの閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係るドアガラスラン構造の第1実施形態について説明する。
図3には、4ドアタイプの自動車10の側面図が示されている。この図に示されるように、サイドドア12は、車体側部を構成すると共にドアガラス14を昇降させるウインドレギュレータ(図示省略)等が収容されたドア本体16と、このドア本体16の上部に設けられたチャンネル状のドアサッシュ18と、を含んで構成されている。
図1には、上記ドアサッシュ18のA線矢視部の拡大横断面図が示されている。なお、図1に付記された矢印「下」は車両下方側を示しており、矢印「内」は車両幅方向室内側を示している。
この図に示されるように、ドアサッシュ18の内側には、押出し成形によって長尺状に形成されたゴム(樹脂)製のドアガラスラン20が嵌着されている。ドアガラスラン20は、略コ字状に形成されており、基底部22A及び一対の両側部22Bから成るドアガラスラン本体22と、このドアガラスラン本体22の両側部22Bの先端部から中央側へそれぞれ延出された湾曲形状の一対のリップ部24、26と、によって構成されている。さらに、基底部22Aの両端部及び一方の側部22B(車室外側に位置される側部22B)の外側面には、ドアガラスラン本体22がドアサッシュ18から抜けるのを防止するための抜止め部28が形成されている。
上記ドアガラスラン20における一対のリップ部24、26の間には、ドアガラス14の周縁部14Aが一対のリップ部24、26が有する弾性復元力に抗して挿入されている。これにより、ドアガラス14の周縁部14Aに一対のリップ部24、26が弾性的に圧接され、ドアサッシュ18とドアガラス14の周縁部14Aとの間がシールされている。
ここで、上述したドアガラスラン20は、熱可塑性オレフィン系材料(TPO)或いはEPDM材料によって構成されている。従って、本来的には、ドアガラス14の閉めきり時に、ドアガラス14の周縁部14Aがドアガラスラン本体22の基底部22Aに強く押し付けられ、自励振動による異音が発生する場合がある。
そこで、本実施形態に係るドアガラスラン構造では、図1及び図2に示されるように、ドアガラスラン本体22の基底部22Aにおいてドアガラス14の周縁部14Aが強圧される部位(本実施形態の場合、略中央部)に、複数本の芯材としてのコード30がドアガラスラン20の押出し成形時に埋設されている。これらのコード30は線径の細い線材として構成されており、隣接するコード30同士が互いに接触するように埋設されている。埋設された状態では、コード30の周りに樹脂材が十分に密着されている。
なお、コード30としては、熱的に安定した性質を有し線膨張係数が小さいものが好ましく、例えば、樹脂コード、金属コード、木綿コード等が使用可能である。更に具体的には、樹脂コードであればナイロンコードやポリエステルコード等が好適であり、金属コードであればアルミコードや鋼コード等が好適である。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態に係るドアガラスラン20はTPO材料或いはEPDM材料によって構成されているため、本来的にはドアガラス14の閉めきり時に、ドアガラス14の周縁部14Aがドアガラスラン本体22の基底部22Aに強く当たりながら摺動すると、当該基底部22Aが長手方向に波打つモードで自励振動し、これにより異音が発生する場合がある。
しかし、本実施形態では、ドアガラスラン本体22の基底部22Aにおいてドアガラス14の閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体22よりも硬い材料によって構成された複数本のコード30を相互に接触した状態で埋設したので、十分な減衰力が得られる。すなわち、基底部22Aに当該基底部22Aよりも硬い材料によって構成された複数本のコード30を埋設することにより、基底部22Aに伸び難い性質が付与されるので、基底部22Aに自励振動自体が生じ難くなる。
また、仮に上記波打つモードの振動が基底部22Aに発生したとしても、当該振動は基底部22Aの材料が伸長と圧縮を繰り返すことによる曲げ振動として基底部22Aに伝達されるが、基底部22Aに曲げ振動が入力されると、内部に埋設された複数本のコード30が相互に擦れ合い、その際に摩擦力が発生する。従って、曲げ振動を生じさせるエネルギーは摩擦力に変換されることで減衰される。
これらのことから、本実施形態に係るドアガラスラン構造によれば、十分な減衰効果が得られ、その結果、ドアガラス14の閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができる。
なお、本実施形態で使用するコード30は基底部22Aを構成する樹脂材に比べて伸びが極めて少ないため、曲げ振動の特に伸び側で摺動抵抗が増加し、振動減衰効果、即ち異音レベルの減少効果が高く顕れる。
また、本実施形態に係るドアガラスラン構造では、複数本のコード30をドアガラスラン本体22の基底部22Aの略中央部に埋設する構成であるため、ドアサッシュ18への組付力は変わらず、良好な組付性が得られる。
さらに、本実施形態に係るドアガラスラン構造では、ドアガラスラン本体22がTPO等の樹脂材料によって構成されているため、高温環境下で伸びることがあり、ドアガラスラン20の外観にたくれが生じることが懸念されるが、ドアガラスラン本体22よりも材質的に硬いコード30を埋め込むことにより、ドアガラスラン本体22に伸び難い性質を付与することができるので、たくれ防止効果が得られるメリットがある。
〔第2実施形態〕
次に、図4及び図5を用いて、本発明に係る第2実施形態について説明する。なお、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
図4及び図5に示されるように、この第2実施形態に係るドアガラスラン40では、中実円形断面のコード30に替えて、ドアガラスラン本体42の基底部42Aに二本の中実矩形断面のコード44を重ね合わせた状態で埋設した点に特徴がある。二本のコード44は、矩形断面の長辺側となる面がドアガラス14の周縁部14Aに対して概ね対向した状態で配置されている。
上記構成によっても、前述した第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。すなわち、ドアガラスラン本体42の基底部42Aにおいてドアガラス14の閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体42よりも硬い材料によって構成された複数本のコード44を相互に面接触した状態で埋設したので、十分な減衰力が得られる。すなわち、基底部42Aに当該基底部42Aよりも硬い材料によって構成された複数本のコード44を埋設することにより、基底部42Aに伸び難い性質が付与されるので、基底部42Aに自励振動自体が生じ難くなる。加えて、仮に波打つモードの振動が基底部42Aに発生したとしても、当該振動は基底部42Aの材料が伸長と圧縮を繰り返すことによる曲げ振動として基底部42Aに伝達されるが、基底部42Aに曲げ振動が入力されると、内部に埋設された二本のコード44が相互に擦れ合い、その際に接触面に摩擦力が発生する。従って、曲げ振動を生じさせるエネルギーは摩擦力に変換されることで減衰される。
これらのことから、本実施形態に係るドアガラスラン構造によっても、第1実施形態と同様に、十分な減衰効果が得られ、その結果、ドアガラス14の閉めきり時に異音が発生するのを防止又は抑制することができる。
特に本実施形態に係るドアガラスラン構造では、中実矩形断面の二本のコード44を重ね合わせているので、接触面積が大きくなる。すなわち、前述した第1実施形態のコード30の場合には線接触となるのに対し、本実施形態の場合は面接触となる。このため、比較的大きな摩擦力を発生させることができ、減衰効果も大きくすることができる。
なお、上述した第1実施形態では、複数本の中実円形断面のコード30を埋設する構成を採ったが、これに限らず、複数本の中実正多角形断面のコードを埋設する構成を採ってもよい。また、上述した第2実施形態では、二本の中実矩形断面のコード44を埋設する構成を採ったが、これに限らず、中実半円形断面のコードを二本重ね合わせて埋設してもよいし、二本のコード44を更に縦方向に分断して四本の中実方形断面のコードを束ねて埋設する構成を採ってもよい。さらに、上掲のコードはすべて同一断面形状であったが、これに限らず、凹凸嵌合形式の異形断面形状(非対称形状)のコードを二本使い、凸断面形状側のコードを凹断面形状側のコードに嵌合及び密着させた状態で、ドアガラスラン本体の基底部に埋設させる構成を採ってもよい。
(A)は第1実施形態に係るドアガラスラン構造を示す図2のA線矢視部の拡大縦断面図、(B)はコードの拡大図である。 図1に示されるドアガラスランを単品で示す斜視図である。 ドアサッシュを有する自動車の側面図である。 (A)は第2実施形態に係るドアガラスラン構造を示す図1に対応する拡大縦断面図、(B)はコードの拡大図である。 図4に示されるドアガラスランを単品で示す斜視図である。
符号の説明
14 ドアガラス
18 ドアサッシュ
20 ドアガラスラン
22 ドアガラスラン本体
22A 基底部
24 リップ部
26 リップ部
30 コード(芯材)
40 ドアガラスラン
42 ドアガラスラン本体
42A 基底部
44 コード(芯材)

Claims (1)

  1. チャンネル状に形成されたドアサッシュに嵌着される略コ字状断面のドアガラスラン本体と、このドアガラスラン本体の両側部から中央側へ向けて各々延出されてドアガラスに摺接するリップ部と、を有し、ドアガラスの閉めきり時に自励振動が発生し易いドアガラスラン構造であって、
    前記ドアガラスラン本体の基底部においてドアガラスの閉めきり時に強圧される部位に、当該ドアガラスラン本体よりも硬い材料によって構成された細長い複数の芯材を相互に接触した状態で埋設した、
    ことを特徴とするドアガラスラン構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011084119A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd グラスラン

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