JPH10236163A - ウエザーストリップ - Google Patents

ウエザーストリップ

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JPH10236163A
JPH10236163A JP9061989A JP6198997A JPH10236163A JP H10236163 A JPH10236163 A JP H10236163A JP 9061989 A JP9061989 A JP 9061989A JP 6198997 A JP6198997 A JP 6198997A JP H10236163 A JPH10236163 A JP H10236163A
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JP
Japan
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body panel
opening edge
weather strip
panel opening
elastic contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP9061989A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Baba
英一 馬場
Yoshihiro Obara
義弘 小原
Hiroyuki Iseki
博之 伊石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音性に優れたウエザーストリップを提供す
る。 【解決手段】 ドアサッシュ2aのリテーナー2bに嵌
着する基底部31、及びその基底部31にそれぞれ一体
形成し、ボディパネル開口縁部1と弾接させる中空シー
ル部32、シールリップ33とを備えたものであって、
中空シール部32のうち、その室内側Qの付け根Aとボ
ディパネル開口縁部1との弾接開始点Bとの間の、ボデ
ィパネル開口縁部1と弾接しない部分の周縁方向の長さ
の大半及び厚さの少なくとも一部を、硬質層もしくは高
比重スポンジゴムSにより構成してあり、ウエザースト
リップ30に侵入した騒音は、シールリップ33、中空
シール部32を通過する間に減衰され、さらに高密度の
硬質層もしくは高比重スポンジゴムSで構成された部分
で略完全に遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ドアに取付け、
ボディパネル開口縁部と弾接させるウエザーストリップ
に関するものであって、特に遮音性を改善したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、ドアに取付け、ボディパネル開
口縁部と弾接させるウエザーストリップとして、図1及
び図2に示すように、ドアサッシュ2aのリテーナー2
bに嵌着する基底部3a、及びその基底部3aにそれぞ
れ一体形成し、ボディパネル開口縁部1と弾接させる中
空シール部3b、シールリップ3cを備えたものが使用
されている。なお、図中Pは車外側を、Qは室内側を示
している。
【0003】しかしながら、一般に自動車は、車外で発
生した騒音が、上記ウエザーストリップ3の他、各部を
通じて室内に透過するため、運転中うるさく感じること
がある。ウエザーストリップ3から室内に透過する騒音
は、例えば風切り音であって、その大半は図2の矢印N
で示すように、スボンジゴムよりなるシールリップ3
c、中空シール部3bのうち、ボディパネル開口縁部
1、ドア2のいずれとも接触していない部分を通過して
室内に透過している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 解決しようとする課
題は、従来のウエザーストリップは、車外で発生した騒
音が、スボンジゴムよりなるシールリップ3c、中空シ
ール部3bのうち、ボディパネル開口縁部1、ドア2の
いずれとも接触していない部分を通過して室内に透過し
易いことであって、本発明は、上記課題を解決した、騒
音の通過し易い部分の遮音性を改善したウエザーストリ
ップを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 第1の発明のウエザー
ストリップは、図1及び図3、図4、図7乃至図9に示
す如く、ドアサッシュ2aのリテーナー2bに嵌着する
基底部31、及びその基底部31にそれぞれ一体形成
し、ボディパネル開口縁部1と弾接させる中空シール部
32、シールリップ33とを備えたものであって、中空
シール部32のうち、その室内側Qの付け根Aとボディ
パネル開口縁部1との弾接開始点Bとの間の、ボディパ
ネル開口縁部1と弾接しない部分の周縁方向の長さの大
半及び厚さの少なくとも一部を、硬質層もしくは高比重
スポンジゴムSにより構成したものである。
【0006】第2の発明は、第1の発明の構成に加え
て、中空シール部32のうち、その室内側Qの付け根A
とボディパネル開口縁部1との弾接開始点Bとの間の、
ボディパネル開口縁部1と弾接しない部分のそれぞれ周
縁方向の長さの大半及び厚さの一部を、硬質層もしくは
高比重スポンジゴムSで構成したものである。
【0007】第3の発明は、第2の発明の構成に加え
て、硬質層もしくは高比重スポンジゴムSで構成した部
分の厚さが0.5〜2.0ミリであるものである。
【0008】第1の発明によれば、ボディパネル開口縁
部1と弾接しない部分であるため、ドア2の閉じ時の荷
重の上昇が比較的少なく、しかもウエザーストリップ3
に侵入した騒音は、シールリップ33、中空シール部3
2を通過する間に減衰され、さらに硬質層もしくは高比
重スポンジゴムSで構成された部分で略完全に遮断され
る。
【0009】第2及び第3の発明によれば、硬質層もし
くは高比重スポンジゴムSで構成された部分の厚さの増
加による遮音性の低減効果は前記厚さの増加に伴って低
下する。従って、遮音性の低減効果を殆ど損わない程度
に、硬質層もしくは高比重スポンジゴムSの厚さを薄く
することによって、ドア2の閉じ時の荷重を従来例と略
同程度に低く保持することが出来、遮音効果とドア2の
閉じ性との両立をはかることが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態例につい
て、図1及び図3・図4・図7乃至図9により説明する
と、1は車両のボディパネル開口縁部、2はそのボディ
パネル開口縁部1を閉じるドア、2aはそのドア2に設
けたドアサッシュである。30は本発明のウエザースト
リップであって、次のように構成される。31はドアサ
ッシュ2aに設けたリテーナー2bに嵌着する基底部、
32,33はそれぞれボディパネル開口縁部1と弾接さ
せ、ドア2との間をシールする中空シール部、シールリ
ップである。
【0011】第1実施の形態例について説明すると、図
3に示すように、中空シール部32のうち、その室内側
Qの付け根Aとボディパネル開口縁部1との弾接開始点
Bとの間の、ボディパネル開口縁部1と弾接しない部分
のそれぞれ周縁方向の長さの大半の全厚さを遮音性の高
い硬質層もしくは高比重スポンジゴムS(以下高密度材
と呼称する)により構成してある。ここで、硬質層とは
JIS A硬度が55度〜80度のソリッドゴムが、高
比重スポンジゴムとは、比重0.9〜1.0のスポンジ
ゴムが好ましい。
【0012】上記ウエザーストリップ30は、高密度材
Sよりなる部分がボディパネル開口縁部1と弾接しない
ため、ドア2の閉じ時の荷重の上昇は比較的少ない。し
かも外から侵入し、シールリップ33、中空シール部3
2を通過する間に減衰された騒音は、さらに高密度材S
で構成された部分で略完全に遮断されるため、運転中、
騒音をうるさく感じない。
【0013】第2実施の形態例について説明すると、図
4に示すように、第1の実施の形態例の構成に加えて、
中空シール部32のうち、その室内側Qの付け根Aとボ
ディパネル開口縁部1との弾接開始点Bとの間の、ボデ
ィパネル開口縁部1と弾接しない部分のそれぞれ周縁方
向の長さの大半の外面を、厚さ0.5〜2.0ミリの遮
音性の高い高密度材Sで構成した皮膜で覆ってある。
【0014】図5及び図6にそれぞれ、従来例、ソリッ
ドゴム(EPDMゴムを主材とするJIS A硬度75
度)よりなる高密度材Sの厚さ1ミリ及び2ミリの皮膜
を外面に形成したものの透過損失量を比較した周波数特
性グラフ、棒グラフを示す。それらによれば、高密度材
Sの厚さ1ミリのものは、人の耳に対する耳障り性(う
るささ)を示す周波数500〜2000Hzの透過損失
量が大幅に増加し、遮音性が向上する。なお、その値は
高密度材Sの厚さを2ミリにしてもあまり変化しない。
【0015】すなわち、高密度材Sで構成された部分の
厚さの増加による遮音性の低減効果は前記厚さの増加に
伴って低下する。従って、運転中殆どうるさく感じるこ
とがない程度に騒音透過量が低下するよう、硬質層もし
くは高比重スポンジゴムSの厚さを薄くすることによっ
て、ドア2の閉じ時の荷重を従来例と略同程度に低く保
持することが出来、遮音効果とドア2の閉じ性との両立
をはかることが出来る。
【0016】第3の実施の形態例は、図7に示すよう
に、図4に示す第2の実施形態例の構成に替えて、高密
度材Sを芯状に内部に埋設したもの、また、第4の実施
の形態例は、図8に示すように、図4に示す第2の実施
形態例の構成に加えて、基底部31も高密度材Sで構成
したものである。図7の第3の実施の形態例の高密度材
を芯状に内部に埋設したものの作用効果は、第2の実施
形態例のそれと略等しく、また図8の第4の実施の形態
例の基底部31を高密度材で構成したものは、ウエザー
ストリップ30の縮みを防止し、リテーナー2bへの嵌
着の作業性を改善する効果を有するとともに、車外側か
ら基底部を経て来る音を抑える効果もある。
【0017】第5の実施の形態例は、図9に示すよう
に、形状の異なるウエザーストリップ30であって、中
空シール部32のうち、その室内側Qの付け根Aとボデ
ィパネル開口縁部1との弾接開始点Bとの間の、ボディ
パネル開口縁部1と弾接しない部分のそれぞれ周縁方向
の長さの大半を、遮音性の高い高密度材Sで構成してあ
って、その作用効果は、図3の第1の実施の形態例のそ
れと同様である。
【0018】
【発明の効果】 本発明は以上のように構成されるた
め、第1の発明によれば、ボディパネル開口縁部1と弾
接しない部分であるため、ドア2の閉じ時の荷重の上昇
が少なく、しかもウエザーストリップ30に侵入した騒
音は、シールリップ33、中空シール部32を通過する
間に減衰され、さらに高密度材Sで構成された部分で略
完全に遮断されるため、運転中うるさく感じることはな
い。
【0019】また、第2及び第3の発明によれば、第1
の発明の作用効果に比べて、遮音性の低減効果を殆ど損
わない程度に、硬質層もしくは高比重スポンジゴムSの
厚さを薄くすることにより、ドア2の閉じ時の荷重を従
来例と略同程度に低く保持することが出来、遮音効果と
ドア2の閉じ性との両立を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車の側面図である。
【図2】 従来例を示す図1のX−X線断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態例を示す図1のX
−X線断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態例を示す図1のX
−X線断面図である。
【図5】 図4の高密度材の皮膜の厚さの違いによる透
過損失量の影響を示す周波数特性グラフである。
【図6】 図5の500〜2000Hzの範囲における
透過損失量を示す棒グラフである。
【図7】 本発明の第3の実施の形態例を示す図1のX
−X線断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態例を示す図1のX
−X線断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態例を示す図1のX
−X線断面図である。
【符号の説明】
1 ボディパネル開口縁部 2 ドア 2a ドアサッシュ 2b リテーナー 3 ウエザーストリップ 3a 基底部 3b 中空シール部 3c シールリップ 30 ウエザーストリップ 31 基底部 32 中空シール部 33 シールリップ A 付け根 B 弾接開始点 N 騒音透過 P 車外側 Q 室内側 S 硬質層もしくは高比重スポンジゴム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアサッシュ(2a)のリテーナー(2
    b)に嵌着する基底部(31)、及びその基底部(3
    1)にそれぞれ一体形成し、ボディパネル開口縁部
    (1)と弾接させる中空シール部(32)、シールリッ
    プ(33)とを備えたものであって、中空シール部(3
    2)のうち、その室内側(Q)の付け根(A)とボディ
    パネル開口縁部(1)との弾接開始点(B)との間の、
    ボディパネル開口縁部(1)と弾接しない部分の周縁方
    向の長さの大半及び厚さの少なくとも一部を、硬質層も
    しくは高比重スポンジゴム(S)により構成したことを
    特徴とするウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 中空シール部(32)のうち、その室内
    側(Q)の付け根(A)とボディパネル開口縁部(1)
    との弾接開始点(B)との間の、ボディパネル開口縁部
    (1)と弾接しない部分のそれぞれ周縁方向の長さの大
    半及び厚さの一部を、硬質層もしくは高比重スポンジゴ
    ム(S)で構成したことを特徴とする請求項1に記載の
    ウエザーストリップ。
  3. 【請求項3】 硬質層もしくは高比重スポンジゴム
    (S)で構成した部分の厚さが0.5〜2.0ミリであ
    ることを特徴とする請求項2に記載のウエザーストリッ
    プ。
JP9061989A 1997-02-27 1997-02-27 ウエザーストリップ Pending JPH10236163A (ja)

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JP (1) JPH10236163A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206166A (ja) * 1999-11-19 2001-07-31 Nishikawa Rubber Co Ltd 遮音性ウエザーストリップ
US6386619B1 (en) * 1999-08-24 2002-05-14 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Retainerless weather strip
WO2002085657A1 (de) * 2001-04-19 2002-10-31 Meteor Gummiwerke K.H. Bädje Gmbh & Co. Spaltdichtungsanordnung
US7059611B2 (en) 2001-04-19 2006-06-13 Meteor Gummiwerke K.H. Badje Gmbh & Co. Gap sealing arrangement
JP2011011602A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd 自動車用ウェザーストリップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6386619B1 (en) * 1999-08-24 2002-05-14 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Retainerless weather strip
JP2001206166A (ja) * 1999-11-19 2001-07-31 Nishikawa Rubber Co Ltd 遮音性ウエザーストリップ
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