JP2005119376A - 建設機械のカップホルダー - Google Patents

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岳哉 泉川
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Abstract

【課題】空調機からの空気を有効に利用し、カップ内の飲料を効率良く、確実に保温又は保冷できる操作が簡単な構造を得る。
【解決手段】カップ収納容器26の底面に設けた、空調機ダクト24の空気吹出口25と接続している通風口31を開閉するためのシャッタ手段27を設けた。カップ収納容器内26にカップ32が収納されていない時、シャッタ部材36はコイルバネ37の付勢力で本体部36aが通風口31を閉じた遮断位置に配置され、空調機ダクト24からの温風又は冷風が前記カップ収納容器26内に導かれるのを絶つ。カップ収納容器26内にカップ32が収納されて周回壁36b上に置かれると、該カップ32の重みでコイルバネ37が圧縮されてシャッタ部材36の全体が下がり、本体部36aが通風口31から離れて通風口31が開き、前記空調機ダクト24からの温風又は冷風が通風口31を通って前記カップ収納容器26内に導かれるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は建設機械のカップホルダーに関するものであり、特に、飲料の入ったカップを保温、保冷する機能を有するカップホルダーに関するものである。
従来、車両に搭載されるカップホルダーとしては各種のものが知られている。例えば、自動車の室内に於いて、空調機ダクトの空気吹出口の前面に取り付けられるカップホルダーがある。このカップホルダーは、使用しない時には空気吹出口の前面を覆って閉じるリッドの役目をしており、使用するときに開くとトレイ状のカップ受台として使用できる構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
又、別のカップホルダーとして、空調機ダクトからカップ収納容器内に温風又は冷風を直接取り入れる構造である。このカップホルダーは、空調ダクトに繋がる通風口が周面に複数設けられているカップ収納容器を有し、空調機ダクトからの温風又は冷風を通風口からカップ収納容器内に導き、該カップ収納容器内を流れる温風又は冷風によって該カップ収納容器内に収納されている缶或いはカップ類(以下、これらを総称して単に「カップ」という。)内の飲料を保温又は保冷できる構造になっている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。 従来、車両に搭載されるカップホルダーとしては各種のものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平7−195937号公報(図1〜図4)。 特開2002−2354号公報(図4)。 特開2000−142204号公報(図1〜図3)。
特許文献1記載のカップホルダーは、トレイ状のカップ受台上に飲料を入れたカップを載せ、該カップの周面に空調機の空気吹出口から温風又は冷風を直接吹き付け、カップと共に飲料を保温又は保冷する構造に成っている。このため、カップはカップ受台上に露出して載せられているので、該カップの周面全体に十分な温風又は冷風を導くことが難しく、飲料の入ったカップ全体を効率良く加熱又は冷却することができないことになり、しかも加熱又は冷却に時間を要するという問題があった。
特許文献2及び特許文献3記載のカップホルダーは、カップが収納されるカップ収納容器を有し、該カップ収納容器内に空調機のダクトから吹き出された温風又は冷風を導き、該カップ収納容器内を流れる温風又は冷風によって該カップ収納容器内に収納したカップと共に該カップ内の飲料を所望の温度に保温又は保冷するので、効率的には特許文献1の問題点を解決することはできる。
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載されているカップホルダーは、カップが載せられている、いないに関わらず、常に空気吹出口から温風又は冷風が室内に吹き出されている。このことは、吹き出される空気が分散され、必要とする空気吹出口の風量が弱められることになり、効率的には良くない。
そこで、空調機からの空気を有効に利用し、カップ内の飲料を効率良く、確実に保温又は保冷ができ、且つ、操作が簡単な構造を得るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、空調機ダクトの空気吹出口と接続された通風口を有するカップ収納容器を備える建設機械のカップホルダーに於いて、前記カップ収納容器内に収納されたカップを検出し前記通風口を開放して前記空調機ダクトからの温風又は冷風を前記カップ収納容器内に導くと共に、前記カップが排出されると前記通風口を閉じて前記空調機ダクトからの温風又は冷風を遮断するシャッタ手段を設けた建設機械のカップホルダーを提供する。
この構成によれば、カップをカップ収納容器内に収納すると通風口が自動的に開いて空調機ダクトから温風又は冷風がカップ収納容器内に送られ、反対に、カップを排出すると通風口が自動的に閉じられ、前記空調機ダクトからの温風又は冷風を遮断することができる。
請求項2記載の発明は、上記シャッタ手段は上記通風口を閉じる遮蔽位置と該通風口を開放する送風位置とに切り換え移動可能なシャッタ部材と、該シャッタ部材を前記遮蔽位置に付勢しているバネ手段とを備えて成り、前記バネ手段の付勢力に打ち勝つ重さのカップが収納されると前記シャッタ部材が前記送風位置側に移動して前記通風口が開放されるようにした建設機械のカップホルダーを提供することにある。
この構成によれば、カップ収納容器内に収納されるカップの重さでシャッタ部材が遮蔽位置から送風位置に移動する。
請求項3記載の発明は、前記通風口は、前記カップ収納容器の底面に設けた建設機械のカップホルダーを提供することにある。
この構成によれば、底面からカップ収納容器内に導かれた温風又は冷風は、カップ収納容器内のカップの底面から側面を沿うようにして流れ、カップの略全体に亘って保温又は保冷が成される。
請求項4記載の発明は、前記シャッタ手段は、前記通風口を閉じる遮蔽位置と前記通風口を開放する送風位置とに回動切り換え可能で、且つ、常に前記遮蔽位置側に回動付勢されているシャッタ部と、上記カップが前記カップ収納容器内に収納されるのを検出し、該収納動作に連動して前記シャッタ部を前記遮蔽位置から通風位置に切り換えるためのセンサ部を備える建設機械のカップホルダーを提供する。
この構成によれば、カップ収納容器内にカップが収納される収納動作に連動して、シャッタ部材が遮蔽位置から送風位置に自動的に移動する。
請求項5記載の発明は、前記通風口を、前記カップ収納容器の側面に設けた建設機械のカップホルダーを提供する。
この構成によれば、カップ収納容器内に導かれた温風又は冷風は、カップ収納容器内のカップの側面に対して直接吹き付けられ、急速に加温又は冷却を行うことができる。
請求項1記載の発明は、カップ収納容器内に於けるカップの有無によりシャッタ手段が通風口を自動的に開閉し、空調機ダクトからの温風又は冷風の供給をコントロールするので、カップホルダーを使用しない時には、該空気吹出口から吹き出される温風又は冷風を別の必要とされる空気吹出口に自動的に回して該温風又は冷風を有効に使用することができる。又、切り換えが自動的に行われるので、操作が簡単になる。
請求項2記載の発明は、カップ収納容器内に収納されるカップの重さでシャッタ部材を遮蔽位置から送風位置に移動させることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、カップの収納・排出動作に限ることなく、例えばカップ内に飲料が無くなった場合でも、これを検出してシャッタ部材を遮蔽位置に自動的に移動させることができる。
請求項3記載の発明は、底面からカップ収納容器内に導かれた温風又は冷風を、カップ収納容器内のカップの底面から側面に亘って沿うようにして流すので、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、カップの略全体に亘って保温又は保冷を効率的に行うことができる。
請求項4記載の発明は、カップ収納容器内に収納されるカップの収納動作に連動して、シャッタ部材を遮蔽位置から送風位置に自動的に移動させることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、操作が簡単になる。
請求項5記載の発明は、カップ収納容器内に導かれた温風又は冷風を、カップ収納容器内のカップの側面に対し直接吹き付けることができるので、請求項1又は4記載の発明の効果に加えて、急速に加温又は冷却を行うことができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って詳述する。
図1は、本発明のカップホルダーを使用した建設車両の一例として油圧ショベル10を示したものであり、該油圧ショベル10は、下部走行体11の上に旋回機構12を介して上部旋回体13が旋回自在に載置されている。上部旋回体13には、その前方一側部にキャブ14が設けられ、且つ、前方中央部にブーム15が俯仰可能に取り付けられている。又、ブーム15の先端にアーム16が上下回動自在に取り付けられ、更に該アーム16の先端にバケット17が取り付けられている。
図2はキャブ14内の概略構成を示す。該キャブ14は、後下部に空調機(エアコンユニット)18が配設され、該空調機18から延出した空調機ダクトが、運転席19の横を通って、キャブ14の前部で、フロントサイドフレーム20に取り付けられた樹脂製のトリムカバー21内まで延設されている。
該トリムカバー21には、上方部分に空調機ダクトの上部吹出口22が運転席19の方向に向いて形成されていると共に、上部吹出口22の上方部分にカップホルダー23が設けられている。
図3乃至図5にカップホルダー23の詳細な構造を示す。図3はカップ32を載せていない状態で示すカップホルダー23の縦断面図、図4はカップ32を載せた状態で示すカップホルダー23の縦断面図、図5は図3のA−A線断面図である。
図3乃至図5に於いて、カップホルダー23は、空調機ダクト24の空気吹出口25に取り付けたカップ収納容器26と、該カップ収納容器26と空調機ダクト24との間に設けたシャッタ手段27とを有する。尚、トリムカバー21には、カップ収納容器26を取り付ける部分に対応して円形の取付穴28が設けられており、該取付穴28にカップ収納容器26を取り付けている。
前記カップ収納容器26は、樹脂製で、円筒形の本体部26aと、該本体部26aの底面を閉じた底壁部26bとを一体に有し、上面を開口させて概略カップ状に形成されている。又、上面開口29の外周部分には鍔部30が全周に亘って設けられている。更に、底壁部26bの中心には、円形の通風口31が上下に貫通して設けられている。
前記空調機ダクト24は、空調機18に通じており、空気吹出口25にはカップ収納容器26に於ける本体部26aの下部が密に挿入結合される。又、空調機ダクト24の内周面には、貫通穴33を中心に設けた座部34が周回した状態で一体に形成されていると共に、更に座部34上に環状のバネ位置決め用の周回壁35が一体に形成されている。
前記シャッタ手段27は、シャッタ部材36と、バネ手段としてのコイルバネ37とで成る。シャッタ部材36は、樹脂材で、円板状の本体部36aと、該本体部36aの上面側に形成されたカップ受け用の周回壁36bと、該本体部36aの下面側に形成されたバネ位置決め用の周回壁36cとを一体に有している。尚、本体部36aの外径は空調機ダクト24の内径よりも小さく、且つ、通風口31よりも大きく形成されていて、通風口31を密閉できる構造になっている。又、周回壁36bは本体部36aと同心的に設けられている。該周回壁36bの外径は通風口31の内径よりも小さく、高さはカップ収納容器26の底壁部26bの肉厚よりも十分大きく形成されていて、本体部36aがカップ収納容器26の底壁部26aに当接して通風口31を閉じたときには、周回壁36bはカップ収納容器26の本体部26a内に大きく突出した状態になる。
次に、カップホルダー23の組立手順の一例を説明する。先ず、カップ収納容器26を取付穴28に固定して取り付ける。続いて、空調機ダクト24の空気吹出口25より該空調機ダクト24内にコイルバネ37を収納し、該コイルバネ37の下端を周回壁35内に配置して座部34上に位置決めする。次いで、同じく空調機ダクト24の空気吹出口25から、周回壁36cを下側にしてシャッタ部材36をコイルバネ37上に載置し、周回壁36cの内側にコイルバネ37の上端を配置させる。この状態で、周回壁36bを通風口31内に挿入するようにして、カップ収納容器26の下側を空調機ダクト24の空気吹出口25内に所定の位置まで圧入し、更に図示せぬ手段により固定すると組立が完了する。
このように組み立てられたカップホルダー23は、使用していないとき、即ちカップ収納容器26にカップ32が収納されていないときは、バネ手段であるコイルバネ37の付勢力でシャッタ部材36の本体部36aがカップ収納容器26の底壁部26bの下面に当接した遮蔽位置に移動し、周回壁36bが本体部36a内に大きく突出し、通風口31は本体部36aで閉じられた状態になっている。図3は、このようにシャッタ部材36で通風口31を閉じている状態を示す。
このようにシャッタ部材36で通風口31を閉じている状態では、該通風口31と対応している空調機ダクト24の空気吹出口25も閉じられ、該空気吹出口25から吹き出すことが出来る温風又は冷風は、他の温風又は冷風を必要とする空気吹出口に回されて該他の空気吹出口から効率良く吹き出されることになる。
これに対して、飲料の入ったカップ32をカップ収納容器26内に収納すると、該カップ32の下面がシャッタ部材36の周回壁36b上に載置され、カップ32の重量がシャッタ部材36上に付加される。又、このカップ32の重みでコイルバネ37が圧縮され、シャッタ部材36がカップ32と共に下方、即ち送風位置側に移動し、これに伴って通風口31が開く。図4は、このようにシャッタ部材36が通風位置に移動し、通風口31が開いている状態を示す。
このように通風口31が開いている状態では、空調機18の空調機ダクト24からの温風又は冷風は、空気吹出口25から通風口31を通ってカップ収納容器26内に導かれ、カップ収納容器26内のカップ32の底面に向かって吹き付けられた後、該底面から側面に沿うようにしてカップ32の外面に沿って流れ、その後、上面開口29より排出される。この空気の流れによってカップ32と共に飲料を加温又は冷却することができる。
従って、実施例1に於けるカップホルダー23は、カップ収納容器26内に於けるカップ32の有無によりシャッタ手段27が通風口31を自動的に開閉し、空調機ダクト24からの温風又は冷風の供給をコントロールするので、カップホルダー23を使用しない時には、該空気吹出口25から吹き出される温風又は冷風を別の必要とされる空気吹出口に自動的に回すことができる。これにより、該温風又は冷風を有効に使用することが可能になる。又、シャッタ手段の切り換えが自動的に行われるので、操作が簡単になる。更に、底壁部26bに設けられた通風口31からカップ収納容器26内に導かれた温風又は冷風を、カップ32の底面から側面に亘って沿うようにして流すので、カップ32の略全体に亘って保温又は保冷を効率的に行うことができる。
尚、コイルバネ37のバネ力を選択することにより、カップの収納・排出動作に限ることなく、例えばカップ32内の飲料が無くなって軽くなった場合でも、これを検出してシャッタ部材36を遮蔽位置に移動させるようにすることもできる。
図6乃至図8は本発明に係るカップホルダーの第2の実施例を示す。図6はカップ32を載せていない状態で示すカップホルダー23の縦断面図、図7はカップ32を載せた状態で示すカップホルダー23の縦断面図、図8は図6のB−B線断面図である。本実施例2に於けるカップホルダー23の構成は空気吹出口25及び通風口31をカップ収納容器26の側面側に設けたものであり、その他の構成は、図1乃至図5と同一であるから同一構成部分については同一符号を付して説明する。
図6乃至図8に於いて、カップホルダー23は、空調機ダクト24の空気吹出口25と接する位置に取り付けたカップ収納容器26と、該カップ収納容器26に取り付けたシャッタ手段27とを有する。尚、トリムカバー21には、カップ収納容器26を取り付ける部分に対応して円形の取付穴28が設けられており、該取付穴28にカップ収納容器26を取り付けている。
前記カップ収納容器26は、樹脂材で作られ、円筒形の本体部26aと、該本体部26aの底面を閉じた底壁部26bとを一体に有し、上面を開口させて概略カップ状に形成されている。又、上面開口29の外周部分には鍔部30が全周に亘って設けられている。更に、本体部26aの側面、即ち外周部分には、外部からの空気をカップ収納容器26内に導くための通風口31が複数(本例では31a,31b,31cの3つ)に分割されて設けられている。
シャッタ手段27は、通風口31と対応してカップ収納容器26の本体部26aの外周部分に設けられている。該シャッタ手段27は、本体部26aの外周部分から外側に向かって延ばされている左右一対のアーム38,38(図8参照)と、該一対のアーム38,38に掛け渡して該一対のアーム38,38に両端をそれぞれ取り付けている枢軸39と、該枢軸39を介して上下方向に回動可能に取り付けられているシャッタ部材40とを有する。
又、シャッタ部材40は、カップ収納容器26の本体部26aの外側で通風口31を開閉可能なシャッタ部40aと、通風口31を通って本体部26a内に延ばされているセンサ部40bとを一体に有している。該シャッタ部材40は、シャッタ部40aの重量がセンサ部40bの重量よりも十分大きくなるようにして作られている。そして、通常は枢軸39を支点としてシャッタ部40aが該シャッタ部40aの重みで下側に真っ直ぐ向いて通風口31を閉じた状態に回転され、センサ40bが本体部26a内に大きく突出した状態に保持されている。
前記空調機ダクト24は、空調機18に通じており、空気吹出口25をカップ収納容器26の通風口31に対応させ、シャッタ部材40が空調機ダクト24の空気吹出口25内に配置されるようにして取り付けられている。
このように組み立てられたカップホルダー23は、使用していないとき、即ちカップ収納容器26にカップ32が収納されていないとき、枢軸39を支点としてシャッタ部40aが該シャッタ部40aの重みで下側に真っ直ぐ向いて通風口31を閉じた状態に回転し、センサ40bが本体部26a内に大きく突出している。図6は、このように通風口31をシャッタ部40aで閉じている状態を示す。
このように通風口31がシャッタ部材36で閉じている状態では、該通風口31と対応する空調機ダクト24の空気吹出口25もシャッタ部材36で閉じられた状態にあり、該空気吹出口25から吹き出すことが出来る温風又は冷風は、他の温風又は冷風を必要とする空気吹出口に回され、該他の空気吹出口から効率良く吹き出されることになる。
これに対して、飲料が入れられたカップ32をカップ収納容器26内に落とし込み収納すると、カップ32の収納途中において、該カップ32の下面がセンサ40bに衝合する。更に、カップ32の落とし込み収納が続くと、該カップ32の収納に連動してセンサ部40bが押し下げられ、この押し下げによりシャッタ部材40の全体が通風位置側に回転されてシャッタ部40aがカップ収納容器26の側面から離れ、通風口31が開放される。又、該開放状態はカップ32とセンサ部40bとの衝合によって、カップ32がカップ収納容器26内に配置されている間、維持される。図7は、このようにシャッタ部材40が通風位置に回転し、通風口31が開いている状態を示す。
このように通風口31が開いている状態では、空調機18の空調機ダクト24からの温風又は冷風は、空気吹出口25から通風口31を通ってカップ収納容器26内に導かれ、カップ収納容器26内のカップ32の側面に向かって吹き付けられる。又、カップ収納容器26内を周回した後、上面開口29から排出される。この空気の流れによってカップ32と共に飲料を加温又は冷却することができる。
反対に、カップ収納容器26内からカップ32を取り出すと、センサ部40bとカップ32との衝合が解かれ、シャッタ部材40はシャッタ部40aの重みにより、通風口31を閉じる方向に遮蔽位置まで回転し、遮蔽すると再びカップ32が収納されるまでこの状態を保持する。
従って、実施例2に於けるカップホルダー23は、カップ収納容器26に対するカップ32の収納・排出動作に連動してシャッタ手段27が通風口31を自動的に開閉し、空調機ダクト24からの温風又は冷風の供給をコントロールするので、カップホルダー23を使用しない時には、該空気吹出口25から吹き出す温風又は冷風を別の必要とされる空気吹出口に自動的に回すことができ、該温風又は冷風の効果的な使用が可能になる。又、切り換えが自動的に行われるので、操作が簡単になるという利点がある。更に、底壁部26bに設けられた通風口31からカップ収納容器26内に導かれた温風又は冷風が、カップ32の側面に対し直接吹き付けられるので、カップ32と共に飲料を急速に加温又は冷却することができる。
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明のカップホルダーを使用した油圧ショベルの側面図。 油圧ショベルのキャブ内の概略構成を示す斜視図。 本発明の第1の実施例に係る建設機械のカップホルダーを示し、カップを収納しない状態の断面図。 本発明の第1の実施例に係る建設機械のカップホルダーを示し、カップを収納した状態の断面図。 図3のA−A線断面図。 本発明の第2の実施例に係る建設機械のカップホルダーを示し、カップを収納しない状態の断面図。 本発明の第2の実施例に係る建設機械のカップホルダーを示し、カップを収納した状態の断面図。 図6のB−B線断面図。
符号の説明
21 トリムカバー
23 カップホルダー
24 空調機ダクト
25 空気吹出口
26 カップ収納容器
26a 本体部
26b 底壁部
27 シャッタ手段
31 通風口
32 カップ
36 シャッタ部材
37 コイルバネ
40 シャッタ部材
40a シャッタ部
40b センサ部

Claims (5)

  1. 空調機ダクトの空気吹出口と接続された通風口を有するカップ収納容器を備える建設機械のカップホルダーに於いて、
    前記カップ収納容器内に収納されたカップを検出し前記通風口を開放して前記空調機ダクトからの温風又は冷風を前記カップ収納容器内に導くと共に、前記カップが排出されると前記通風口を閉じて前記空調機ダクトからの温風又は冷風を遮断するシャッタ手段を設けたことを特徴とする建設機械のカップホルダー。
  2. 上記シャッタ手段は上記通風口を閉じる遮蔽位置と該通風口を開放する送風位置とに切り換え移動可能なシャッタ部材と、該シャッタ部材を前記遮蔽位置に付勢しているバネ手段とを備えて成り、前記バネ手段の付勢力に打ち勝つ重さのカップが収納されると前記シャッタ部材が前記送風位置側に移動して前記通風口が開放されるようにしたことを特徴とする請求項1記載の建設機械のカップホルダー。
  3. 前記通風口を、前記カップ収納容器の底面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械のカップホルダー。
  4. 前記シャッタ手段は、前記通風口を閉じる遮蔽位置と前記通風口を開放する送風位置とに回動切り換え可能で、且つ、常に前記遮蔽位置側に回動付勢されているシャッタ部と、上記カップが前記カップ収納容器内に収納されるのを検出し、該収納動作に連動して前記シャッタ部を前記遮蔽位置から通風位置に切り換えるためのセンサ部とを備えることを特徴とする請求項1記載の建設機械のカップホルダー。
  5. 前記通風口を、前記カップ収納容器の側面に設けたことを特徴とする請求項1又は4記載の建設機械のカップホルダー。
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