JP2005119027A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP2005119027A
JP2005119027A JP2003353497A JP2003353497A JP2005119027A JP 2005119027 A JP2005119027 A JP 2005119027A JP 2003353497 A JP2003353497 A JP 2003353497A JP 2003353497 A JP2003353497 A JP 2003353497A JP 2005119027 A JP2005119027 A JP 2005119027A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head chip
groove
inkjet head
ink
manifold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003353497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005119027A5 (ja
Inventor
Masato Ueda
正人 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2003353497A priority Critical patent/JP2005119027A/ja
Publication of JP2005119027A publication Critical patent/JP2005119027A/ja
Publication of JP2005119027A5 publication Critical patent/JP2005119027A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】 インクジェットヘッドを容易に製造する。
【解決手段】 インクジェットヘッド4は、インクを吐出口42から吐出するヘッドチップ41と、ヘッドチップ41に接着されたマニホールド48a,48bとを有している。このマニホールド48a,48bのヘッドチップ41の側の側面には、吐出口42を下側とした場合に、下端部49aが閉塞されるとともに上端部49bが開口した溝部49が形成されている。溝部49には、接着剤が充填されている。溝部49の側壁492は、上端部49bから下端部49aに向かって溝部49の幅を狭めるように、上下方向に対して傾斜して設けられている。溝部49は、側壁492と下端部49aとに沿って浅くなっている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、インクジェットプリンタに備えられるインクジェットヘッドに関する。
従来より、紙などの記録媒体にインクを吐出して所定の画像を記録するインクジェットプリンタが提案され、実用化されている。インクジェットプリンタは、ノズル(インクの吐出口)を有するインクジェットヘッドを備えており、インクジェットヘッドと記録媒体とを相対的に移動させつつノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより、記録媒体に所定の画像を記録している。
インクジェットヘッドは、インク供給口から供給されたインクをノズルから吐出するインクジェットヘッドチップ(以下、ヘッドチップとする)を備えている。ヘッドチップの両側面には、インク供給口にインクを供給するマニホールドが取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
このようなインクジェットヘッドを製造するには、例えば、以下の2つの方法がある。
即ち、第1の方法は、接着剤によってヘッドチップの一方の面、他方の面の順にマニホールドを接着する方法である。
また、第2の方法は、ヘッドチップの両面に接着剤を塗布してヘッドチップの両面から一度にマニホールドを接着する方法である。
特開2002−46256号公報
しかしながら、上記第1の方法を用いる場合には、ヘッドチップの一方の面に塗布された接着剤が硬化してからでないと、他方の面に接着剤を塗布することができないため、製造に手間がかかるという問題がある。
また、上記第2の方法を用いる場合には、ヘッドチップの両面の極細かい領域に対して接着剤を塗布するのが難しいという問題がある。
本発明の課題は、容易に製造可能なインクジェットヘッドを提供することである。
請求項1記載の発明は、
インクを吐出口から吐出するインクジェットヘッドチップと、
前記インクジェットヘッドチップに接着されたマニホールドとを有するインクジェットヘッドにおいて、
前記吐出口を下側とした場合に、
前記マニホールドの前記インクジェットヘッドチップ側の側面には、下端部が閉塞されるとともに上端部が開口した溝部が形成され、
この溝部には、接着剤が充填されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、下端部が閉塞された溝部がマニホールドに形成されているので、インクジェットヘッドチップにマニホールドを取り付けた後、溝部に接着剤を流し込むことにより、溝部の内部に接着剤をとどめ、インクジェットヘッドチップとマニホールドとを接着することができる。従って、粘度の小さい接着剤や、硬化するまでに長い時間を要する接着剤を用いる場合にも余分な接着剤が流出してしまうことがないため、接着剤を塗布する従来の場合と比較して、容易に接着を行うことができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記溝部の少なくとも一方の側壁は、前記上端部から前記下端部に向かって前記溝部の幅を狭めるように、上下方向に対して傾斜して設けられ、
前記溝部は、前記一方の側壁と前記下端部とに沿って浅くなっていることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、上側から下側に向かって溝部の幅が狭くなるように側壁が上下方向に対して傾斜し、この側壁と溝部の下端部とに沿って溝部が浅くなっているので、溝部に流し込まれた接着剤は、底の浅い部分に流入し、マニホールド及びインクジェットヘッドチップと確実に接触して硬化する。従って、強固に接着を行うことができる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記溝部は、前記インクジェットヘッドチップとの間に未硬化の接着剤を貯留するための貯留部を前記上端部に有し、
この貯留部の容積は、前記溝部全体の容積の半分以上であることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、貯留部の容積が溝部全体の容積の半分以上であるので、貯留部内に貯留された未硬化の接着剤は、貯留部を除いた溝部の全体に行き渡ることとなる。従って、インクジェットヘッドチップとマニホールドとを取り付けた後、貯留部内に未硬化の接着剤を貯留しておくことにより、接着を行うことができる、つまりいっそう容易に接着を行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記マニホールドは、前記インクジェットヘッドチップの2つ以上の面にそれぞれ接着されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、インクジェットヘッドチップに対して複数のマニホールドを一度に接着することができるので、インクジェットヘッドチップの各面に順次マニホールドを接着する場合と比べ、インクジェットヘッドを容易に製造することができる。
請求項1記載の発明によれば、接着剤を塗布する従来の場合と比較して、容易に接着を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、強固に接着を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、いっそう容易に接着を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を得ることができるのは勿論のこと、インクジェットヘッドを容易に製造することができる。
以下、本実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。
まず図1を参照して、本実施形態のインクジェットプリンタの全体構成について説明する。図1はインクジェットプリンタの全体構成図である。
インクジェットプリンタ1は、記録領域Cの範囲内でインクを吐出することによって記録媒体Pに画像を記録するものである。インクジェットプリンタ1には、搬送手段(図示せず)が備わっており、主走査方向Aと直交した副走査方向に沿って記録媒体Pを搬送するようになっている。
記録媒体Pの上方には、主走査方向Aに沿って延在するキャリッジレール2が配置されている。キャリッジレール2には、キャリッジ3が移動自在に設けられている。
キャリッジ3は、記録媒体Pに対してインクを吐出するインクジェットヘッド4を搭載し、キャリッジレール2に沿ってホームポジション領域Bからメンテナンス領域Dにかけて主走査方向Aに移動するようになっている。
本実施形態に係るインクジェットプリンタ1では、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色のインクを吐出できるよう、合計で4個のインクジェットヘッド4がキャリッジ3に設置されている。本実施形態においては、2個のインクジェットヘッド4,4が前後方向に1列に配置されていて、この前後に並んだインクジェットヘッド4,4の中央の両側方にその他の2個のインクジェットヘッド4,4が配置されている。
これら各インクジェットヘッド4には、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインクを貯蔵するインクタンク5,…が、それぞれインク供給管6を介して連結されている。つまり、インクタンク5内のインクは、インク供給管6によって各インクジェットヘッド4に供給されるようになっている。
メンテナンス領域Dには、インクジェットヘッド4に対してメンテナンスを行うメンテナンスユニット7が設けられている。このメンテナンスユニット7には、インクジェットヘッド4の吐出面を覆って、ノズル内のインクを吸引するための複数の吸引キャップ8と、吐出面に付着したインクを拭き取る清掃ブレード9と、インクジェットヘッド4から空吐出されたインクを受けるインク受器10と、吸引ポンプ11と、廃インクタンク12とが設けられている。
吸引キャップ8は吸引ポンプ11を介して廃インクタンク12と連通しており、メンテナンス動作時には上昇してインクジェットヘッド4の吐出面を覆うようになっている。吸引キャップ8…は、上述のように上昇した時に全てのインクジェットヘッド4の吐出面を覆うことができるよう、各インクジェットヘッド4に対応するように4個配列されている。
吸引ポンプ11はシリンダーポンプやチューブポンプを有して構成されていて、吸引キャップ8が吐出面を覆った状態で作動することにより、吐出口からインクジェットヘッド4内部のインクを異物とともに吸引するための吸引力を発生するようになっている。
ホームポジション領域Bには、インクジェットヘッド4を保湿する保湿ユニット13が設けられている。保湿ユニット13には、インクジェットヘッド4が待機状態にあるとき、吐出面を覆うことでインクジェットヘッド4のインクを保湿する4個の保湿キャップ14,…が設けられている。これら4個の保湿キャップ14,…は、4個のインクジェットヘッド4,…の吐出面を同時に覆うことができるよう、インクジェットヘッド4,…の配列に対応して配列される。
また、インクジェットプリンタ1には、図示しない制御部が備えられている。この制御部は、CPU(中央演算装置)と、メモリとを有して構成され、インクジェットプリンタ1の各構成要素を制御するようになっている。メモリには、記録媒体Pに形成する画像のデータや、インクジェットプリンタ1の各構成要素を制御するためのプログラムが記憶されており、このメモリ内の画像データやプログラムに基づいて各構成要素に制御信号を送信するようになっている。
次に、図2、図3を参照しつつ、インクジェットヘッド4について説明する。
図2に示すように、本実施形態のインクジェットヘッド4には、複数の吐出口42(図3参照)からインクを吐出するインクジェットヘッドチップ(以下「ヘッドチップ」と称す。)41が設けられている。
ヘッドチップ41は、図3に示すように、薄板状の中心部材41aの両側部に、一対の薄板状の側部材41b,41cが接着剤によって貼り合わされて構成されている。ヘッドチップ41の両側面には、インク供給口43,43が設けられていて、ヘッドチップ41の内部に形成されたインク流路44,44を介して、インク供給口43と吐出口42とが連続するようになっている。また、側部材41bの側面、つまりヘッドチップ41の一方の側面には、図2の矢印方向Eに延在する溝部41eが形成されている。
なお、本実施の形態においては、ヘッドチップ41の寸法は、縦(図2の上下方向の長さ)が15mm、横が45mm、厚みが3.2mmとなっている。
ヘッドチップ41の両側部には、インク供給口43に連結されて、外部からのインクをヘッドチップ41に供給する1対のマニホールド48a,48bが取り付けられている。
マニホールド48a,48bの両端部には、図4、図5に示すように、互いに嵌合可能な嵌合部48cと被嵌合部48dとがそれぞれ形成されている。これら嵌合部48cと被嵌合部48dとが嵌合することにより、マニホールド48a,48bはヘッドチップ41を狭持した状態となっている。また、図3に示すように、マニホールド48aに設けられた凸部482は側部材41bの側面の溝部41eと嵌合しており、これによりマニホールド48a,48bは、ヘッドチップ41に対してノズル方向Nに位置が固定された状態となっている。なお、図4では、ヘッドチップ41の図示を省略している。
また、マニホールド48a,48bの嵌合部48c,48cの内側と、被嵌合部48d,48dの内側とには、図6(a)に示すように、ヘッドチップ41の側(図の手前側)に開放された溝部49,…が設けられている。また、図6(a)では図示しないが、溝部49には接着剤が充填されており、マニホールド48a,48bとヘッドチップ41とを接着するようになっている。なお、図6(a)では、便宜上、マニホールド48bを簡略化して図示している。また、図6(a)では、マニホールド48bに設けられた溝部49,49のみを図示するが、マニホールド48bの溝部49とマニホールド48aの溝部49とは同形状となっている。
溝部49は、図6(b)に示すように、側壁部491,492及び底部493から形成されており、下端部49aが閉塞されるとともに、上端部49bが上方に開口している。
側壁部492は、上端部49bから下端部49aに向かって溝部49の幅を狭めるように、上下方向に対して傾斜している。
底部493は、本実施の形態においては第1底部494、第2底部495及び第3底部496の3段に形成されている。
側壁部492に沿って形成された第1底部494は第2底部495及び第3底部496よりもヘッドチップ41に近くなっており、これにより溝部49は側壁部492に沿って浅くなっている。
上端部49bに形成された第3溝部496は第1溝部494及び第2溝部495よりもヘッドチップ41から離れており、これにより、溝部49にはヘッドチップ41との間に未硬化の接着剤を貯留するための貯留部49cが形成されている。貯留部49cの容積は、溝部49の全体の容積の半分以上となっている。
なお、本実施の形態においては、マニホールド48a,48bの外形寸法は、縦が10mm、横が65mm、厚みが5.5mmとなっている。また、第1底部494とヘッドチップ41との間隔は0.1mm、第2底部495とヘッドチップ41との間隔は0.5mm、第3底部496とヘッドチップ41との間隔は1.5mmとなっている。また、第1底部494の幅は0.5mm、第2底部の下端の幅は0.4mmとなっており、第3底部496の上端の幅は1.57mm、下端の幅は1.29mm、高さは2mmとなっている。
また、マニホールド48a,48bの内部には、図3、図6(a)に示すようにインク流路48e,48fが設けられており、マニホールド48a,48bの一端部には、図4、図5(b)に示すように、インク流路48e,48fにインクを導入するためのインク導入口481,…が形成されている。このインク導入口481は、製作工程における内部洗浄の際に洗浄液を注入するための注入口ともなるものである。なお、本実施の形態においては、各マニホールド48a,48bの一端部に2つずつのインク導入口481,481が形成されているが、1つのみ形成されていても良いし、3つ以上形成されていても良い。
また、マニホールド48a,48bの前記一端部からは、図4に示すように、インク受け部488が延出して設けられている。このインク受け部488は、インクを溜めつつインク導入口481,…に案内するものである。
マニホールド48a,48bの他端部には、製作工程における内部洗浄の際に洗浄液を排出し、完成時には塞がれる排出口483が形成されている。
また、ヘッドチップ41の下部には、図2、図4に示すように、マニホールド48a,48b及びヘッドチップ41を保持する保持板51が取り付けられている。
図4に示すように、保持板51には開口51aが設けられており、吐出面が露出するようになっている。
また、保持板51には第1の係止片51bと、第2の係止片51cとがそれぞれ形成されており、これら第1の係止片51b及び第2の係止片51cはマニホールド48a,48bに係合し、マニホールド48a,48bに対して保持板51の位置を確定させるようになっている。
また、図2に示すように、ヘッドチップ41の上部には、制御部からの制御信号を中心部材41aに送信するヘッド駆動基板46,46が、フレキシブル配線板47,47を介して接続されている。
ヘッド駆動基板46,46には、それぞれコネクタ461が設けられており、これらのコネクタ461,461には、中継基盤58を介して電源(図示せず)及び制御部(図示せず)が電気的に接続されていて、制御信号及び電力がヘッド駆動基板46に供給されるようになっている。
そして、インクジェットヘッド4には、上記したヘッドチップ41、マニホールド48a,48b、ヘッド駆動基板46、保持板51などのインクジェットヘッド4の構成要素が取り付けられ固定される筐体フレーム53と、筐体フレーム53を覆うカバー54a,54bとが設けられている。
筐体フレーム53には、インク受け部488にインクを供給するフレームインク流路55が設けられていて、このフレームインク流路55には、インク供給管6が連結されるようになっている。筐体フレーム53の内部には、ヘッド駆動基板46,46を支持する支持梁56が設けられている。
また、筐体フレーム53の上部には開口57が設けられていて、インクジェットヘッド4の組立後においては、この開口57を介して前記電源及び制御部とヘッド駆動基板46とが接続されている。
続いて、ヘッドチップ41へのマニホールド48a,48bの固定方法について説明する。
まず、ヘッドチップ41の両側面にマニホールド48a,48bを取り付ける。具体的には、ヘッドチップ41の溝部41eとマニホールド48aの凸部482とを嵌合させることによりヘッドチップ41にマニホールド48aを取り付ける。次に、マニホールド48aの嵌合部48cとマニホールド48bの被嵌合部48dとを嵌合させることにより、ヘッドチップ41にマニホールド48bを取り付ける。
次に、図7(a)に示すように、マニホールド48a,48bとヘッドチップ41との間に形成された貯留部49cに未硬化の接着材を充填する。なお、図7では、ヘッドチップ41の図示を省略している。また、図中、接着剤の位置を網掛け部分によって示す。
ここで、貯留部49cの容積は溝部49の全体の容積の半分以上であるので、貯留部49cに貯留された未硬化の接着剤は次第に下方に流動し(図7(b)参照)、貯留部49cを除く溝部49の全体に行き渡った状態(図7(c)参照)でヘッドチップ41の両側面にマニホールド48a,48bを固定する。
このとき、上側から下側に向かって溝部49の幅が狭くなるように傾斜した側壁部492に沿って溝部49が浅くなっているので、溝部49に流し込まれた未硬化の接着剤は、浅い部分、つまり第1底部493とヘッドチップ41との間に流入し、マニホールド48a,48b及びヘッドチップ41と確実に接触して硬化する。また、溝部49の下端部49aは閉塞されているので、未硬化の接着剤は下端部49aから流出することなく溝部49の内部に留まる。
以上のようなインクジェットヘッド4によれば、粘度の小さい接着剤や、硬化するまでに長い時間を要する接着剤を用いる場合にも余分な接着剤が流出してしまうことがないため、ヘッドチップ41にマニホールド48a,48bを取り付けた後、溝部49に接着剤を流し込むことにより、ヘッドチップ41とマニホールド48a,48bとを接着することができる。従って、接着剤を塗布する従来の場合と比較して、容易に接着を行うことができる。
また、未硬化の接着剤をマニホールド48a,48b及びヘッドチップ41と確実に接触させて硬化させることができるため、強固に接着を行うことができる。
また、貯留部49cを除いた溝部49の全体に未硬化の接着剤を行き渡らせることができるため、貯留部49cの内部に未硬化の接着剤を貯留しておくことにより、接着を行うことができる、つまり容易に接着を行うことができる。
また、ヘッドチップ41に対して複数のマニホールド48a,48bを一度に接着することができるので、ヘッドチップ41の各面に順次マニホールド48a,48bを接着する場合と比べ、インクジェットヘッド4を容易に製造することができる。
なお、上記実施の形態においては、溝部49の第3底部496がヘッドチップ41から離れて位置することによって貯留部49cが形成されることとして説明したが、側壁部491と側壁部492とが離れて位置することによって貯留部49cが形成されることとしても良い。
また、ヘッドチップ41の2面にマニホールドが接着されていることとして説明したが、3面以上に接着されていることとしても良い。
インクジェットプリンタの概略構成を表す説明図である。 本発明に係るインクジェットヘッドの分解斜視図である。 インクジェットヘッドの概略構成を表す側断面図である。 一対のマニホールドとキャップ受け板との分解斜視図である。 互いに嵌合した一対のマニホールドにキャップ受け板が取り付けられた状態を示す図であり、(a),(b)は側面図、(c)は正面図である。 (a)はマニホールドの側面図であり、(b)はマニホールドに形成された溝部の斜視図である。 ヘッドチップにマニホールドを固定する手順を説明するための図である。
符号の説明
4 インクジェットヘッド
41 ヘッドチップ(インクジェットヘッドチップ)
48 マニホールド
49 溝部
49a 溝部の下端部
49b 溝部の上端部
49c 貯留部
492 溝部の側壁部(溝部の一方の側壁部)

Claims (4)

  1. インクを吐出口から吐出するインクジェットヘッドチップと、
    前記インクジェットヘッドチップに接着されたマニホールドとを有するインクジェットヘッドにおいて、
    前記吐出口を下側とした場合に、
    前記マニホールドの前記インクジェットヘッドチップ側の側面には、下端部が閉塞されるとともに上端部が開口した溝部が形成され、
    この溝部には、接着剤が充填されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 請求項1記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記溝部の少なくとも一方の側壁は、前記上端部から前記下端部に向かって前記溝部の幅を狭めるように、上下方向に対して傾斜して設けられ、
    前記溝部は、前記一方の側壁と前記下端部とに沿って浅くなっていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  3. 請求項1または2記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記溝部は、前記インクジェットヘッドチップとの間に未硬化の接着剤を貯留するための貯留部を前記上端部に有し、
    この貯留部の容積は、前記溝部全体の容積の半分以上であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
    前記マニホールドは、前記インクジェットヘッドチップの2つ以上の面にそれぞれ接着されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
JP2003353497A 2003-10-14 2003-10-14 インクジェットヘッド Pending JP2005119027A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353497A JP2005119027A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 インクジェットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003353497A JP2005119027A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 インクジェットヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005119027A true JP2005119027A (ja) 2005-05-12
JP2005119027A5 JP2005119027A5 (ja) 2006-11-24

Family

ID=34611764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003353497A Pending JP2005119027A (ja) 2003-10-14 2003-10-14 インクジェットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005119027A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0924611A (ja) * 1994-07-25 1997-01-28 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド、及びその製造方法
JP2003053971A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0924611A (ja) * 1994-07-25 1997-01-28 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド、及びその製造方法
JP2003053971A (ja) * 2001-08-13 2003-02-26 Seiko Epson Corp インクジェット式記録ヘッド

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3995996B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3513199B2 (ja) 液体噴射ヘッド、これを用いた液体噴射ヘッドカートリッジおよび記録装置、ならびに液体噴射ヘッドの製造方法
JP4125082B2 (ja) インクジェット記録ヘッドの製造方法
JP3177100B2 (ja) インクジェットヘッドおよびインクジェット装置ならびに前記ヘッドの製造方法および前記ヘッドの製造装置
JP2004082544A (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット式記録装置
US6808252B2 (en) Ink jet recording head and manufacturing method therefor
JP2010046853A (ja) インクジェット記録ヘッド
US6623094B2 (en) Ink jet recording device
JP2008126646A (ja) インクジェットヘッド
JPH1128823A (ja) インクジェット記録装置
JP2005119027A (ja) インクジェットヘッド
JP3226690B2 (ja) 着脱自在なインクジェットユニットおよびインクジェット装置
JP2005212268A (ja) インクジェットヘッド
JP4254168B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JPH106518A (ja) インクジェット記録装置
JPH1044442A (ja) 液体吐出ヘッド、液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出装置、および記録システム
JP2801424B2 (ja) インクジェット記録装置および該装置における吐出回復方法
JP2005111829A (ja) インクジェットヘッドの製造方法
JP2937523B2 (ja) インクジェットヘッド
JP3700549B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3466827B2 (ja) インクジェット記録ヘッド及び該インクジェット記録ヘッドの製造方法
JP4277495B2 (ja) マニホールドの取付構造、インクジェットヘッド及びインクジェットプリンタ
JP3752897B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JPH10138480A (ja) インクジェット記録ヘッド
JP2660062B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェットユニット、インクジェットカートリッジ及びインクジェット装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

A621 Written request for application examination

Effective date: 20061006

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100622