JP2005118960A - エンドミル - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボールエンドミル、ラジアスエンドミルなどのエンドミルにおいて、切削負荷を低減できるとともに、工具寿命を向上できるようにする。
【解決手段】 切刃2を底面視で軸対称なねじれ刃とし、切削方向側にチャンファ4A、4Bを隣接して第1切刃2A、第2切刃2Bを形成する。そして、チャンファ4A、4Bと逃げ面3A、3Bとで形成される切刃角を切刃2に沿って一定もしくは連続的に変化する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンドミルに関する。特に、半球面、角R面、R溝などが加工可能な切刃を有する、例えばボールエンドミル、ラジアスエンドミルなどに関する。
近年、金型および部品加工の高精度化が強く求められており、それらの材質に高硬度材が用いられる傾向がある。そのため、切削工具の高精度化および高寿命化が要求されている。切削加工では、荒加工の場合、加工時間の短縮を図るため高能率な重切削が行われる傾向が強く、仕上げ加工の場合、後工程の金型の磨き作業を容易にするために、加工面が良好かつ均一に仕上がることが要求されている。
従来、例えばボールエンドミルやラジアスエンドミルなど、金型などの被削物に半球面、角R面、R溝などのR部を含む2次元または3次元の曲面を形成するエンドミルにおいて、これらR部を形成するR刃には直刃とねじれ刃がある。直刃では、切刃角(くさび角)が均一のものと切刃に沿う方向に変化するものとがあるが、ねじれ刃では、切刃角が切刃に沿う方向で変化する構成とされる。
例えば、特許文献1には、回転軸線回りに回転する工具本体の先端に回転軸線を通る略円弧状の切刃を設け、すくい角と逃げ角とを切刃に沿う方向に可変としたボールエンドミルが記載されており、切刃角が切刃に沿う方向に変化された直刃、ねじれ刃を有する例が記載されている。
また、直刃では切刃全周に均一な角度のチャンファを備えるものも知られている。
さらにボールエンドミルでは、回転軸線近傍にチゼル部を備えるものが多い。
特開2002−52412号公報(第4−8頁、図1、6)
しかしながら、上記のような従来のエンドミルには以下のような問題があった。
R刃が直刃の場合、被削物に切刃全周が一度に当たるため切削負荷が大きくなる。その結果、荒加工時には、切刃の欠損が起こりやすくなり工具寿命が短くなるという問題があり、仕上げ加工時には、ビビリが発生して切削面の仕上げ精度が悪化するという問題がある。
R刃が直刃でチャンファを有する場合は、刃先強度が上がり切刃の欠損を防止できるものの、チャンファが大きな負角であるため切刃全周の切れ味が低下し、良好な切削面が得られないという問題がある。
R刃がねじれ刃の場合、切刃が被削物と部分的に順次当たって切削が進行するので切削負荷が小さくなり、切れ味もよくなるものの、荒加工時には、切刃と被削物との境界部での摩耗が促進されるので工具寿命が短くなるという問題がある。また切刃に沿って切刃角が変化するため、切削部位により切削負荷が変化し、特に仕上げ加工においては、切削面の仕上げ精度が場所によりばらついて、均一な切削面が得られないという問題がある。
またチゼル部を有するボールエンドミルでは、切刃の欠損などは防止できるものの、チゼル部の摩耗の進行に伴って被削物と切刃との接点で擦れが生じやすくなり切削抵抗が増大する。その結果、切刃の摩耗が激しくなり欠損が生じやすくなって、工具寿命が短くなるという問題がある。
特許文献1に記載の技術では、切刃を連続させチゼル部を設けないので、上記の問題は改善されるものの、回転軸線上で切刃の周速が0となり、回転軸線近傍での切削抵抗が大きくなる。その結果、切刃の摩耗が激しくなり欠損が生じやすくなって、工具寿命が短くなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、ボールエンドミル、ラジアスエンドミルなどのエンドミルであって、切削負荷を低減できるとともに、工具寿命を向上できるエンドミルを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、回転軸線回りに回転する工具本体の先端または先端角部に正面視略円弧状とされたR切削刃部を有する切刃を備えたエンドミルであって、前記切刃が、底面視において軸対称のねじれを有するとともに、切削方向側にチャンファが隣接されてなり、該チャンファと逃げ面とのなす切刃角が、少なくとも前記R切削刃部において一定もしくは連続的に変化する構成とする。
この発明によれば、切刃が底面視において軸対称のねじれを有するねじれ刃となるので、切刃と被削物とが点接触するとともに、工具本体の回転とともにその接触位置が切刃に沿って移動し、部分的に切削が進行する。その結果、切削抵抗が低減される。
また、切刃角が一定もしくは連続的に変化するから切削抵抗のムラが低減される。
また、チャンファを有するので、切刃剛性を高めることができ、切刃強度を向上させることができる。そしてチャンファ面が切刃に沿って湾曲するため、切り屑の凝着を抑制することができる。
したがって、重切削にも仕上げ切削にも適するエンドミルとすることができる。特に仕上げ切削の場合、被削物と切刃の接点においてばらつきの少ない負荷条件での切削が行えるので、曲面型状が2次元であるか3次元であるかを問わず、仕上げ精度のムラの少ない良好な仕上げ面が得られる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のエンドミルにおいて、前記R切削刃部の切刃角の変化量が、0度以上30度以下である構成とする。
この発明によれば、切刃角の変化量が、0度以上30度以下の範囲にあるので、良好な切削を行うことができる。切刃角の変化量が30度をより大きいと切刃剛性のばらつきが大きくなりすぎ面精度がばらついてしまう。
なお、より良好な切削を行うためには、切刃角の変化量は、0度以上20度以下とすることが好ましい。
また、より一層良好な切削を行うためには、切刃角の変化量は、0度以上5度以下とすることが好ましい。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のエンドミルにおいて、前記R切削刃部の切刃角の範囲が、40度以上140度以下である構成とする。
この発明によれば、切刃角の範囲が40度以上140度以下であるので、十分な切刃強度および切刃剛性が得られる。切刃角が40度より小さいと切刃強度および切刃剛性が小さくなり、欠損やビビリの原因となる。切刃角が140度より大きいと、すくい角が大きな負角となり、切れ味が劣ったものとなる。
なお、より良好な切削を行うためには、切刃角の範囲は、70度以上130度以下とすることが好ましい。
またより一層良好な切削を行うためには、切刃角の範囲は、90度以上110度以下とすることが好ましい。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜3のいずれかに記載のエンドミルにおいて、前記チャンファのチャンファ角が負角とされた構成とする。
この発明によれば、チャンファ角が負角なので、すくい角が負角となる。そこで、仕上げ切削において、チャンファで圧縮していく切削となるため、引張応力によるバリが発生せず、高精度な加工面を形成することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項1〜4のいずれかに記載のエンドミルにおいて、前記切刃の底面視の対称軸が、前記回転軸線から所定距離だけずらされた構成とする。
この発明によれば、切刃の底面視の中心軸が回転軸線から所定距離だけずらされることにより、切削時に切刃の一方は芯上がり、他方は芯下がりとなる。その結果、一種の不等間隔刃として作用するから共振振動を抑制することができる。
また切刃の任意の位置で被削物に対して周速を有するから、切削抵抗を低減して切刃の摩耗を抑制でき、折損を防止することができる。ラジアスエンドミルでは、特にドリル加工時に、円滑なドリル加工を行うことができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のエンドミルにおいて、前記所定距離が、前記切刃の外径に対して、0.3%以上12%以下の範囲とされた構成とする。
この発明によれば、切刃の底面視の対称軸を回転軸線に対してずらす所定距離を、切刃の外径の0.3%以上12%以下の範囲とするので、良好な切削を行うことができる。
所定距離が、切刃外径の0.3%より小さいと、中心軸近傍の切刃の周速が小さくなりすぎて切れ味が悪くなり、切刃の摩耗が大きくなる。また所定距離が切刃外径の12%より大きいと、回転軸線近傍に生じる削り残りが大きくなり、工具の移動に際してそれを切削していく切削抵抗が大きくなるので、切削面の面精度が悪くなる。
より切れ味を良好なものとして切刃の摩耗を低減し、面精度を向上させるためには、所定距離の範囲を切刃外径に対して、0.5%以上10%以下とすることが好ましい。
さらに良好な切削を行うためには、所定距離の範囲を切刃外径に対して、1%以上5%以下とすることが好ましい。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜6のいずれかに記載のエンドミルにおいて、前記R切削刃部を含む底刃において、前記チャンファに隣接して不連続な傾斜を有するとともに前記底刃により形成される切り屑を排出可能とする切り屑排出溝が形成された構成とする。
この発明によれば、切り屑は、チャンファ上を移動した後、隣接する切り屑排出溝に排出される。その際、チャンファと切り屑排出溝とは傾斜が不連続となるように隣接されているので、切り屑が切り屑排出溝に向かうときチャンファ面から一挙に剥離されることにより、急激に飛ばされるから、切り屑の排出性を向上することができる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜7のいずれかに記載のエンドミルにおいて、前記チャンファの幅が、前記切刃の外径に対して、0.1%以上25%以下の範囲とされた構成とする。
この発明によれば、チャンファの幅が適切な範囲とされるので、良好な切削を行うことができる。特に、一刃切込み量を大きくして高能率な荒切削を行う場合にも良好な切削を行うことができる。チャンファの幅が切刃の外径に対して0.1%より小さいと、切刃強度が小さくなり欠損などが生じやすくなる。またチャンファの幅が切刃の外径に対して25%より大きいと、切り屑がチャンファに凝着しやすくなり、切り屑の排出性が悪化する。
なお、より切刃強度と切り屑の排出性とを向上するためには、チャンファ幅の範囲は、切刃の外径に対して、0.5%以上20%以下とすることが好ましい。
また切刃強度と切り屑の排出性とをより一層向上するためには、チャンファ幅の範囲は、切刃の外径に対して、1%以上15%以下とすることが好ましい。
請求項9に記載の発明では、請求項1〜8のいずれかに記載のエンドミルにおいて、前記切刃が、前記R切削刃部を含む底刃と外周刃とからなり、これらが滑らかに接続して連続された構成とする。
この発明によれば、外周刃とR切削刃部、また底刃がR切削刃部以外の底刃部を含む場合には、その底刃部とR切削刃部が、それぞれが滑らかに接続して連続されるので、繋ぎ部分における衝撃が緩和され、切削抵抗の変化が滑らかとなるので、工具の欠損を防止でき、工具寿命を向上させることができる。
切刃が滑らかに接続されるには、切刃上で接線が連続するように接続されればよい。
本発明のエンドミルによれば、R切削刃部を含む切刃をねじれ刃とし、切削方向側にチャンファを設けるので、切削抵抗を低減できるとともに切刃強度を向上することができるから、重切削にも仕上げ切削にも好適な切削が可能となり、しかも工具寿命が向上できるという効果を奏する。
以下では、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。なおすべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1(a)、(b)、(c)は、それぞれ本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミルの概略構成を説明するための平面(底面)説明図、正面説明図、側面説明図である。図2(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ図1(b)のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿う部分断面図である。
本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミルについて説明する。
ボールエンドミル1(エンドミル)は、大略円柱状のシャンク8(工具本体)の先端に切刃2と切り屑排出溝5A、5Bが形成された2枚刃の切刃部を有するボールエンドミルである。
切刃2は、図1(b)に示したように、正面視で半円よりやや延ばされた半径rの円弧形状を備え、図1(a)に示したように、底面視では切刃中心軸6(対称軸)を中心として回転対称なS字状にねじれた湾曲を有する。すなわち右ねじれ刃となっている。
以下では、切刃中心軸6を境に略1/4円弧状の2つのR切削刃部に分け、一方側(図1(a)の左側)を第1切刃2A、他方側(図1(a)の右側)を第2切刃2Bと称する。第1切刃2Aと第2切刃2Bとは切刃中心軸6との交点において接線を共有するように滑らかに接続されている。
また、第1切刃2A、第2切刃2Bからシャンク8に向けて、外周刃9A、9Bが接続され、繋ぎ部分で接線を共有するように滑らかに連続されている。外周刃9A、9Bは、繋ぎ部分で切刃2の外径Dを形成してからその外径よりも内径側に傾斜される。また逃げ面3A、3B、チャンファ4A、4Bはそれぞれ外周刃9A、9Bに沿って滑らかに延長される。
切刃中心軸6は、シャンク8の中心軸であるシャンク中心軸7(回転軸線)に対して距離dだけ偏心されている。
距離dは、切刃の外径Dに対して、次式を満足するものとする。
0.3%≦(d/D)≦12% ・・・(1)
切刃2の場合、D=2・rである。
第1切刃2A(第2切刃2B)は、逃げ面3A(3B)とチャンファ4A(4B)とが交差して形成される。逃げ面3A(3B)は、底面視で第1切刃2A(第2切刃2B)の曲率中心側に形成される。そして、チャンファ4A(4B)に隣接してすくい面を含むギャッシュで切り屑排出溝5A(5B)が形成されている。
図2に第1切刃2Aに交差する断面を示した。A−A線は切刃中心軸6であり、B−B線、C−C線、D−D線は正面視の円弧の中心を通り、A−A線からそれぞれ角度φ、φ、φだけ傾斜した仮想線である。これらの角度の間には、0°<φ<φ<φ=90°の関係がある。
図2(a)に示したように、A−A線に沿う断面では、第1切刃2Aと第2切刃2Bとの接点で逃げ面3A、3Bが交差している。逃げ面3Aは、切刃中心軸6から角度(90°−γ)だけ傾斜した方向に延ばされる。
ただしこれは、A−A線に沿う断面のみであり、図2(b)に示したように、角度φだけ傾斜されたB−B線に沿う断面では、第1切刃2Aが切刃中心軸6からシャンク中心軸7に離れる方向(図示左側)に距離Lだけ移動され、切刃中心軸6に対して角度(90°−γ)だけ傾斜した方向に逃げ面3Aが延ばされる。そして、第1切刃2Aからシャンク中心軸7側に向けて、切刃中心軸6に対して角度βだけ傾斜し、幅tとされたチャンファ4Aが形成されている。すなわち、チャンファ角β、逃げ角γの刃先を形成している。そして、逃げ面3Aとチャンファ4Aとは第1切刃2Aを挟んで切刃角(くさび角)α(=90°−γ+β)を形成している。
なおチャンファ角βは、切削のすくい角ともなっており、図示のように負角とされる。
チャンファ4Aに隣接する切り屑排出溝5Aは、チャンファ4Aに沿う面よりも工具側に凹んだ溝とされる。すなわち、接続部では面の傾斜角度が角度βから急峻に変化されている。
以上は、B−B線に沿う断面の説明であるが、角度φと異なる断面(A−A線に沿う断面を除く)でも切り屑排出溝5Aの深さが異なるなどの他は、略同様な構成とされる。
すなわち、図2(c)、(d)に示したように、C−C線、D−D線に沿う断面では、チャンファ4Aがそれぞれチャンファ角β、β、幅t、tとして形成される。また、逃げ面3Aが、それぞれ逃げ角γ、γとして形成される。そして、切刃角は、それぞれα、αとされる。いずれも、チャンファ角が、切削のすくい角となっており、図示のように負角とされる。ただし、切刃2の位置は、底面視S字状の湾曲により基準平面からの距離が、それぞれ距離L、Lのように変化している。ここで、基準平面は、シャンク中心軸7を含み、シャンク中心軸7と切刃中心軸6とを含む平面と直交する平面とする。
このように、本実施形態では、チャンファ角、チャンファの幅、逃げ角、刃先角は、第1切刃2Aに沿う方向で連続的に変化する限り、場所により異なる大きさとすることができる。また図示しないが、対称性により第2切刃2B、逃げ面3B、チャンファ4Bでも切刃中心軸6に対する図示左右方向が異なるのみで略同様の関係が成立する。
そこで、切刃2において、A−A線から任意角φでの位置におけるチャンファ角、チャンファ幅、逃げ角、切刃角の値をそれぞれβφ、tφ、γφ、αφと表す。また、切刃2のシャンク中心軸7を通る上記基準平面からの距離をLφと表す。
ここで、
αφ=90°−γφ+βφ ・・・(2)
である。
そして、本実施形態では、
40°≦αφ≦140° ・・・(3)
とする。
式(3)は、この範囲で切刃2に沿う方向に刃先角αφが一定値をとる場合と、この範囲で変化させる場合を含む。ただし、変化させる場合は、ランダムとされることはなく、安定した工具剛性を得るために、連続的に徐変させることが好ましい。
また、工具剛性や切刃強度に大きなばらつきが生じないようにするためには、刃先角αφの変化する範囲を限定することが好ましい。本実施形態では、すべてのφに対して、切刃角αφの変化量、すなわち最大値と最小値との差を、Δαとして、
0°≦Δα≦30° ・・・(4)
を満足するようにする。
ここで、Δα=0°は、切刃角が切刃2に沿って変化せず一定であることを意味する。
さらに、チャンファの幅tφについては、
0.1%≦tφ≦25% ・・・(5)
とする。
このような形状を有する切刃部は、切削工具の製作用途に用いられるどのような材料によって製作してもよい。例えば超硬合金、CBN(Cubic Boron Nitride、立方晶窒化ホウ素)焼結体、PCD(Polycrystalline Diamond、多結晶ダイヤモンド)焼結体などを好適に用いることができる。
本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミル1の作用について説明する。
図3(a)は、本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミルの平面視での切削の様子を説明するための模式図である。図3(b)は、図3(a)のF−F線に沿う断面説明図である。図4は、同じく側面視での切削の様子を説明するための模式図である。
ボールエンドミル1は、図3(a)の矢印の方向にシャンク8を回転させることにより、切刃2が回転し、ワーク20(被削物)に向かってドリル加工することにより、R面23を形成して先端半球状の穴加工を行うことができる。また、平面方向に移動することにより、加工面20aが形成される。
その際、切刃2が底面視S字状に湾曲しているので、シャンク8の回転とともに、切刃2が底刃側から順次当接する。そして、個々の当接箇所では切刃2の湾曲により点接触しているものである。そのため、切刃2の全体に同時には切削抵抗が生じないので、円滑な切削ができるという利点がある。
第1切刃2A(第2切刃2B)で切削された切り屑22は、図4に示したように、それぞれチャンファ4A(4B)の幅方向に沿って移動し、切り屑排出溝5A(5B)上に排出される。チャンファ4A(4B)から切り屑排出溝5A(5B)に移動する際、切り屑22の沿う面の傾斜が急峻に変化するので、チャンファ4A(4B)がワーク20と湾曲面で当接することと相俟って、切り屑22がチャンファ4A(4B)から急速に剥離され、遠心力により切り屑排出溝5A(5B)内外の空間に飛ばされることになる。そして、切り屑22は、溝の内壁に接して滑り移動したりして最終的に切り屑排出溝5A(5B)の外部に排出される。このため、切り屑22の排出性が向上できるとともに、チャンファ4A(4B)に切り屑22が凝着することを防止することができるという利点がある。
また、チャンファ角βφがすくい角として負角であるため、ワーク20に圧縮応力が働き、引張応力により発生するバリの発生が防止される。その結果、高精度なR面23、加工面20aが得られ、仕上げ切削工程などに好適となるという利点がある。
次に、平面視の切削動作について説明する。
ボールエンドミル1を、シャンク中心軸7回りに回転させながら切削すると、切刃2が回転して形成される加工面は、図3(a)に示すように、半径OP(=OS)の球面であるR面23となる。切刃2は連続しており、チゼル部なども存在しないため、切刃2の軌跡がそのままR面23となり、切刃2の形状精度に対応して高精度な加工面を形成することができる。
一方、切刃2は、シャンク中心軸7(点O)から式(1)の範囲の距離dだけずらされているので、シャンク中心軸7回りに、半径OQ(=d)の円を底面とする三角錐状の突起である切削残り21が形成される。
その際、切刃2上の任意位置では、点Oに対して有限の回転半径を有するから、切削方向に対して所定の周速を有している。したがって、回転軸線が切刃を通る場合のように切刃2の一部の周速が0に近づく箇所で、切削抵抗が増大して切刃が摩耗したり、欠損したりするといった不具合を防止することができる。また、特にドリル加工において円滑な切削を行うことができる。
切削残り21は、ボールエンドミル1を平面方向へ移動することにより、切刃2で順次切削され、溝状、平面状(2次元状)または曲面状(3次元状)などの所望の加工面20aを形成することができる。
ところで、このような切削動作において、切刃2がずらされているため、第1切刃2Aは芯下がり、第2切刃2Bは芯上がりとなっている。このため、被加工面の定位置から見るとチャンファ4Aが到達してからチャンファ4Bが到達する場合とその逆の場合とでは、所定距離dに応じて経過時間が異なるものである。
このことは、切刃2が一種の不等間隔刃を形成していることを意味する。すなわち、被加工面の所定位置では、切刃2の回転に伴って、一回転あたり刃数分(2回)だけ切刃2により衝撃力を受けるが、その周期がずれているため、共振の抑制効果を備えるという利点がある。
このような切削の過程において、切刃2は、幅が式(5)の範囲のチャンファ4A、4Bが設けられているので、切刃2の切刃剛性を向上することができる。チャンファ4A、4Bの幅は、工具やワークの材質などに応じて、切削抵抗のバランスがとれるように式(5)内で適宜の幅を選択することができる。例えば、切れ味をよくするには、切削抵抗が少なくなり、切り屑の溶着が起こりにくくなるようにチャンファの幅を狭くし、切刃2の欠損を抑えるにはチャンファの幅を広くする。
例えば、図5は、チャンファの幅と一刃切込み量とを変えたときのエンドミルの異常摩耗・欠損などの発生範囲を調べた実験結果の概要を示すグラフである。横軸は、切削時の一刃切込み量を示し、単位は(mm)である。縦軸は、エンドミルの切刃外径に対するチャンファ幅を示し、単位は(%)である。
曲線50は、エンドミルに異常摩耗や欠損が起こる限界線を示す。例えば、一刃切込み量が0.2mmのときは、点p(チャンファ幅0.1%)を境にそれより小さいと異常摩耗などが起こり、それ以上では、異常摩耗などは起こらないことを意味する。このように図5において曲線50の下側の領域Iは、異常摩耗や欠損が発生する領域を表す。
曲線50の形状は、一刃切込み量0.15mm程度まで略水平で、一刃切込み量約0.4mm程度まで比較的大きく傾斜して延ばされ、一刃切込み量約0.6mmとなる点p(チャンファ幅25%)から急峻に立ち上がる曲線となった。
点p以上では、切り屑の溶着などが起こり、チャンファ幅を増しても摩耗が抑えにくいことを示している。したがって、チャンファ幅は25%以下とすることが好ましい。
一方、チャンファ幅を0.1%以上25%以下とすると(領域III参照)、一刃切込み量を0.2mm〜0.6mmの範囲で一刃切込み量に応じて、摩耗しないチャンファ幅を適宜設定することができるので、高能率な荒切削が行える領域となる。
曲線50の上側でチャンファ幅が0.1%より小さい領域IIでは、仕上げ切削など細かな切り屑が発生する際に、異常摩耗や欠損を起こすことなく、切り屑を効率よく排出することにより、良好な切削ができる範囲を示している。
また、チャンファの幅は、連続的に変化させる限り必要に応じて自由に変化させることができる。
例えば、幅を一定にして切刃2に沿う方向で切削抵抗が均等になるようにしてもよい。この場合には、負荷条件が切刃2に沿って均等になるので、面精度のばらつきの少ない切削を行うことができる。
また、周速が大きくなり、より大きな衝撃が加わる外径方向に向かってチャンファの幅を広くして、工具寿命を延ばすようにすることもできる。
このように、切刃2をねじれ刃とするとともに、チャンファの幅を式(5)の範囲とすることにより、重切削にも仕上げ切削にも適するエンドミルとすることができる。
また本実施形態では、切刃角αφを式(3)の範囲とするので、適切な切刃剛性とすることができ、さらに、切刃角の変化量を式(4)の範囲で連続的な変化させるので、切刃剛性を切刃2に沿う方向に滑らかな変化量とすることができる。その結果、切刃2に沿う方向に切削抵抗が滑らかに変化するので、良好な仕上げ切削が可能となるという利点がある。
図6は、仕上げ切削において切刃角αφの変化量Δαと変えたときの加工面の表面粗さRの変化を示す実験結果の概要を示すグラフである。横軸は、表面粗さRを示し、単位は(μm)である。縦軸は、切刃角αφの変化量Δαを示し、単位は(°)である。
図6において、曲線51は、切刃角αφの変化量Δαを変えたときに可能となる表面粗さRの限界線を示すものである。曲線51は、原点を通り略S字状に増加する曲線となっている。すなわち、切刃角αφの変化量Δαが所定値以上となると表面粗さRが所定値以上となることを示しており、表面粗さに優れる加工面を得るには、変化量Δαを小さくすることが好ましいことを示している。そして、表面粗さの変化は図示の点q、qを境にしたS字の端部側で比較的大きくなっている。
したがって、変化量Δαが20°〜30°の範囲は、表面粗さが1.5μm〜2.5μmとなるので好適な範囲であるが、変化量Δαの変動により表面粗さが比較的変動しやすい領域となる。
変化量Δαが5°〜20°の範囲は、表面粗さが安定して1〜1.5μmとなるさらに良好な切削が可能な範囲となる。
変化量Δαが0°〜5°の範囲は、表面粗さが1.0μm以下とできるので、非常に高精度な仕上げ切削が可能となる最適な範囲となる。
以上に説明したように、本実施形態のボールエンドミル1によれば、切削抵抗を低減しつつ切刃強度を向上することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係るラジアスエンドミルについて説明する。
図7(a)、(b)、(c)は、本発明の第2の実施形態に係るラジアスエンドミルの概略構成を説明するための平面(底面)説明図、正面説明図、側面説明図である。
本実施形態のラジアスエンドミル11(エンドミル)は、大略円柱状のシャンク18(工具本体)の先端に切刃12と切り屑排出溝15A、15Bが形成された2枚刃の切刃部を有するラジアスエンドミルである。
切刃12は、外周刃19A、第1切刃12A(R切削刃部)、底刃部16A、底刃部16B、第2切刃12B(R切削刃部)、外周刃19Bからなる。そして、図7(b)に示したように、径方向正面視で両端が半径rの略1/4円弧形状とされ、それぞれの頂部から切刃中心軸6方向に斜めに傾斜して略V字状をなす形状を備え、図7(a)に示したように、底面視では切刃中心軸6を中心として回転対称なS字状にねじれた湾曲を有する。すなわち右ねじれ刃となっている。そして、切刃中心軸6はシャンク18のシャンク中心軸7から距離dだけ離された位置に設けられる。距離dは、切刃12の外径D(図7(a)参照)を用いて、D=Dとしたとき、式(1)を満足する。
第1切刃12A(第2切刃12B)は、図7(b)に示したように、切刃12の端部の略1/4円弧形状部分を構成し、逃げ面13A(13B)とチャンファ14A(14B)とが交差して形成される。逃げ面13A(13B)は、底面視で第1切刃12A(第2切刃12B)の曲率中心側に形成される。そして、チャンファ14A(14B)に隣接して切り屑排出溝15A(15B)が形成されている。これらは、第1の実施形態の第1切刃2A(第2切刃2B)、逃げ面3A(3B)、チャンファ4A(4B)と略同様の構成とされ、配置位置と寸法が異なるのみである。図示は省略するが、図7(b)のa−a線、D−D線の間の1/4円領域で、図2(c)と略同様の断面形状を有する。そこで、第1の実施形態にならって、切刃12のa−a線から任意角φでの位置におけるチャンファ角、チャンファ幅、逃げ角、切刃角の値をそれぞれβφ、tφ、γφ、αφと表す。また、切刃12の基準平面からの距離をLφと表す。基準平面は、第1の実施形態におけるのと同様の平面である。
そして、本実施形態においても、式(2)〜(5)が成り立つものとする。
また、第1切刃12A、第2切刃12Bからシャンク18に向けて、外周刃19A、19Bが接続され、繋ぎ部分で接線を共有するように滑らかに連続されている。外周刃19A、19Bは、繋ぎ部分で切刃12の外径を形成してからその外径よりも内径側に傾斜される。また逃げ面13A、13B、チャンファ14A、14Bはそれぞれ外周刃9A、9Bに沿って滑らかに延長される。
底刃部16A(16B)は、逃げ面13A(13B)とチャンファ14A(14B)が交差して形成され、図7(b)に示したように、第1切刃12A(第2切刃12B)の頂部近傍で接線を共有するように滑らかに接続される。そして、正面視角度θの直線に略沿って切刃中心軸6に向けて傾斜され、切刃中心軸6において、底刃部16B(16A)と接線を共有するように滑らかに接続する。それにより、正面視大略V字状とされ、底面視では、図7(a)に示したようにS字の中央の略直線部分を形成するものである。
なお、チャンファ14A(14B)には、R切削刃部と同様に切り屑排出溝15A(15B)が隣接されている。
そして、底刃部16A(16B)に沿う方向においても、R切削刃部と同様に任意の位置xにおいて、チャンファ角β、チャンファ幅t、逃げ角γ、切刃角αが定義でき、それぞれをβφ、tφ、γφ、αφに対応させて、式(2)〜(5)を満足させる構成とする。
次に、ラジアスエンドミル11の作用について説明する。
ラジアスエンドミル11は、切刃12がシャンク中心軸7から距離dずらされている点、ねじれ刃とされている点、チャンファ14A(14B)、切り屑排出溝15A(15B)を有する点、またそれらにより、諸量の間に式(1)〜(5)を満足する点で、ボールエンドミル1と同様であるから、ボールエンドミル1と同様の作用効果を有する。
ただし、底刃部16A(16B)が工具先端から引っ込んだV字状とされているので、通常のエンドミル加工においては、d=0であっても、シャンク中心軸7で周速が0となる切刃がワークに当接するという問題は生じない。その場合には、距離dが式(1)を満足していなくてもよく、例えばd=0としてもよい。また、このようなエンドミル加工では、底刃部16A(16B)に大きな負荷がかかることがないので、必ずしも式(2)〜(5)を満足しなくてもよい。
一方、ラジアスエンドミル11をドリル加工に用いる場合は、底刃部16A(16B)がボールエンドミル1の先端部と同様の作用を有し、同様な切削負荷が生じるので、式(1)〜(5)を満足するようにすることが好ましい。
なお、上記の説明では、切刃のねじれ方向が右ねじれとして説明したが、左ねじれであってもよいことは言うまでもない。
また、上記の説明では、切り屑排出溝を備える例で説明したが、例えば、仕上げ加工専用に用いるエンドミルであれば、切り屑の量が少ないので、特に切り屑排出溝を設けなくてもよい。例えば、チャンファから逃げる傾斜を有する斜面としてもよい。そのようにすれば、エンドミルの製作が容易となり、仕上げ加工のための硬質材で製作する場合などに低コストのエンドミルとすることができるという利点がある。
本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミルの概略構成を説明するための平面(底面)説明図、正面説明図、側面説明図である。 図1(b)のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線に沿う部分断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るボールエンドミルの平面視での切削の様子を説明するための模式図およびそのF−F線に沿う断面説明図である。 同じく側面視での切削の様子を説明するための模式図である。 チャンファの幅と一刃切込み量とを変えたときのエンドミルの異常摩耗・欠損などの発生範囲を調べた実験結果の概要を示すグラフである。 仕上げ切削において切刃角αφの変化量Δαと変えたときの加工面の表面粗さRの変化を示す実験結果の概要を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るラジアスエンドミルの概略構成を説明するための平面(底面)説明図、正面説明図、側面説明図である。
符号の説明
1 ボールエンドミル(エンドミル)
2、12 切刃
2A、12A 第1切刃(R切削刃部)
2B、12B 第2切刃(R切削刃部)
3A、3B、13A、13B 逃げ面
4A、4B、14A、14B チャンファ
5A、5B、15A、15B 切り屑排出溝
6 切刃中心軸
7 シャンク中心軸(回転軸線)
8、18 シャンク(工具本体)
9A、9B、19A、19B 外周刃
11 ラジアスエンドミル(エンドミル)
16A、16B 底刃部
20 ワーク(被削物)
20a 加工面
21 切削残り
22 切り屑
23 R面

Claims (9)

  1. 回転軸線回りに回転する工具本体の先端または先端角部に正面視略円弧状とされたR切削刃部を有する切刃を備えたエンドミルであって、
    前記切刃が、底面視において軸対称のねじれを有するとともに、切削方向側にチャンファが隣接されてなり、
    該チャンファと逃げ面とのなす切刃角が、少なくとも前記R切削刃部において一定もしくは連続的に変化する構成とされたことを特徴とするエンドミル。
  2. 前記R切削刃部の切刃角の変化量が、0度以上30度以下であることを特徴とする請求項1に記載のエンドミル。
  3. 前記R切削刃部の切刃角の範囲が、40度以上140度以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のエンドミル。
  4. 前記チャンファのチャンファ角が負角とされたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンドミル。
  5. 前記切刃の底面視の対称軸が、前記回転軸線から所定距離だけずらされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンドミル。
  6. 前記所定距離が、前記切刃の外径に対して、0.3%以上12%以下の範囲とされたことを特徴とする請求項5に記載のエンドミル。
  7. 前記R切削刃部を含む底刃において、前記チャンファに隣接して不連続な傾斜を有するとともに前記底刃により形成される切り屑を排出可能とする切り屑排出溝が形成されたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエンドミル。
  8. 前記チャンファの幅が、前記切刃の外径に対して、0.1%以上25%以下の範囲とされたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のエンドミル。
  9. 前記切刃が、前記R切削刃部を含む底刃と外周刃とからなり、これらが滑らかに接続して連続されたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のエンドミル。
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