JP2005117591A - ファクシミリ装置およびデータ変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファクシミリ送信作業をネットワーク経由で一連化することにより作業の効率性を高める。
【解決手段】第1ファクシミリ装置100はエージェントソフト50に送信対象ファイルのファイル特定情報14を与え、エージェントソフト50はそのファイル特定情報14に基づいて適切なアプリケーションを起動させる。その機能を利用して、第1ファクシミリ装置100からネットワークを介して、データ変換装置200上の所定のファイルを直接画像コンテンツに変換することにより、ファクシミリ装置本体の操作だけで直ちにそれを所定の宛先にファクシミリ送信できる。そうした処理の一連化により、ファクシミリ送信作業の効率性が向上する。
【選択図】図1
【解決手段】第1ファクシミリ装置100はエージェントソフト50に送信対象ファイルのファイル特定情報14を与え、エージェントソフト50はそのファイル特定情報14に基づいて適切なアプリケーションを起動させる。その機能を利用して、第1ファクシミリ装置100からネットワークを介して、データ変換装置200上の所定のファイルを直接画像コンテンツに変換することにより、ファクシミリ装置本体の操作だけで直ちにそれを所定の宛先にファクシミリ送信できる。そうした処理の一連化により、ファクシミリ送信作業の効率性が向上する。
【選択図】図1
Description
この発明はデータ送信技術に関し、とくに所定の形式のデータをデータ送信に適した形式のデータに変換して送信するファクシミリ装置およびデータ変換装置に関する。
近年、ネットワーク技術の発達にともない、ファクシミリ装置やMFP(Multi Functional Peripheral)などの情報機器もネットワークに接続されるようになった。そうしたファクシミリ装置であっても、所定の宛先に所定のアプリケーションで作成した原稿をファクシミリ送信する場合には、例えば原稿を印刷物にし、それをスキャナ装置に読み取らせる必要がある。
一般に、画像データに限らずコンテンツを送信するシステムにおいて、必要に応じてクライアント端末側あるいはサーバ側にてコンテンツのデータ形式を変換する場合がある。そうした技術に、例えばサーバ側がクライアント端末側からのコンテンツの配信要求を受け、モバイルエージェント機能を利用し、クライアント端末毎に適切なコンテンツのデータ形式に変換するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−76600号公報
企業等において、ユーザが操作する端末装置や、ファイルサーバやプリンタ等の装置はネットワークに接続され、ネットワーク経由で相互にファイルを利用することが可能になった。これにより、ペーパーレスでかつ効率的な業務ができるようになった。また、ネットワークに接続可能なファクシミリ装置においては、パーソナルコンピュータにFAXドライバソフトウエアをインストールすることにより、パーソナルコンピュータからファクシミリ装置に対してファクシミリ送信を指示することができる。しかし、FAXドライバソフトウエアは、個々のパーソナルコンピュータにインストールする煩雑な作業が必要となるばかりでなく、パーソナルコンピュータの能力によっては、他のアプリケーションプログラムの処理速度を低下させることもある。また、パーソナルコンピュータから共有ファイルをファクシミリ送信指示することが可能であるが、ファクシミリ装置本体から共有ファイルをファクシミリ送信することはできなかった。こうした作業のためにネットワーク上の他の通信機器と比較して送信作業が効率的でなく、不便に感じられることがある。
本発明はこうした点に鑑みてなされたもので、その目的はネットワーク上のファクシミリ装置におけるファクシミリ作業を効率よく実施でき、ファクシミリ装置本体からの操作によって、ネットワーク上の共有ファイルをファクシミリ送信できる技術の提供にある。
本発明のある態様は、所定の装置へ、その装置の通信能力に応じたデータ形式のコンテンツを送信するファクシミリ装置である。このファクシミリ装置は、所定のデータ形式のファイルに基づいて画像コンテンツを生成するデータ変換装置に、それにおける処理対象となるファイルを特定するファイル特定情報を送信する手段と、データ変換装置からファイル特定情報で特定されたファイルに基づいて生成された画像コンテンツを取得する手段と、画像コンテンツを送信用の通信データに変換する手段と、通信データを所定の宛先に送信する手段とを備える。
これにより、ファクシミリ装置からネットワーク経由で所定のファイルを選択し、それを所定の宛先に送信する一連の作業をファクシミリ装置本体の操作だけで実施できる。
これにより、ファクシミリ装置からネットワーク経由で所定のファイルを選択し、それを所定の宛先に送信する一連の作業をファクシミリ装置本体の操作だけで実施できる。
「画像コンテンツ」は、操作対象となるファクシミリ装置が取り扱うファイルであり、写真、絵あるいはイラスト等の画像を形成するためのデジタルデータを指す。
本発明の別の態様は、所定のファイルを所定のデータ形式に変換する装置である。このデータ変換装置は、所定のファイルを特定するファイル特定情報を所定のファクシミリ装置から受信する手段と、ファイル特定情報に基づいてファイルを特定し、その特定したファイルに対応するプログラムを利用して、そのファイルに基づいて画像コンテンツを生成する手段と、画像コンテンツをファクシミリ装置に送信する手段とを備える。これにより、ファクシミリ装置に所定のプログラムが搭載されていなくても、データ変換装置にて画像コンテンツを生成させ取得することができる。
本発明のデータ変換装置は、ファイルのデータ形式と画像コンテンツに変換するためのプログラムとの対応関係を保持する手段を更に備え、画像コンテンツを生成する手段はその対応関係に基づいて、ファイルに対応するプログラムを選択してもよい。これによりファクシミリ装置から指定されたファイル特定情報に基づいて適切なプログラムを起動することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ファクシミリ装置からネットワーク経由で所定のファイルを選択し、それを所定の宛先に送信する一連の作業をファクシミリ装置本体の操作だけで実施できることにより、操作面および効率面において、より優れたファクシミリ装置とそれに関連するデータ変換装置を提供できる。
図1は、実施の形態に係る第1ファクシミリ装置100およびデータ変換装置200を含むファクシミリ通信システム10を示す図であり、図2は、第1ファクシミリ装置100の操作画面の一例を示す図である。
第1ファクシミリ装置100は、ファクシミリ装置あるいはMFP等のファクシミリ通信機能を有する装置でよいが、送信側と受信側を区別するために、送信側を第1ファクシミリ装置100、受信側を第2ファクシミリ装置20とする。また、後述するが、データ変換装置200内部のエージェントソフト50が第1ファクシミリ装置100内部のエージェント管理部により管理されているために、その意味合いにおいて第1ファクシミリ装置100のエージェント管理部に対してクライアント端末として機能する。
本実施の形態の通信システム10において、第1ファクシミリ装置100と種々の仕様のデータ変換装置200はネットワーク12を介して接続されている。また、第1ファクシミリ装置100と第2ファクシミリ装置20は、公衆回線網16を介して接続されている。ネットワーク12は、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)あるいは所定のデータをTCP/IP等の通信規格に準じて送受信する通信網であってよい。また、公衆回線網16はインターネットや専用回線網であってよい。
図2の第1ファクシミリ装置100のファクシミリ操作画面70は、例えばユーザからの操作を受け付けるタッチパネル形式のGUI(Graphical User Interface)を搭載している。ファクシミリ操作画面70は、ファイルリスト表示領域72、電話帳表示ボタン74、宛先入力領域76、送信ボタン78、キャンセルボタン80、選択決定ボタン84等で構成される。
ファイルリスト表示領域72上でファクシミリ送信対象のファイル(以下、単に「送信対象ファイル」という)を指定された場合、第1ファクシミリ装置100は、指定されたファイル82を、例えば、網掛け表示状態に変化させる。その後、選択決定ボタン84が押下されることにより、網掛け表示状態になったファイルが送信対象ファイルとして選択される。
ユーザは、宛先を設定する場合、宛先入力領域76にファクシミリ番号や電子メールアドレス等を入力する。また、電話帳表示ボタン74を押下すると電話帳が表示され、ユーザは、その中から宛先を選択してもよい。
宛先入力領域76に宛先が入力されると送信ボタン78が押下される状態になる。そして送信ボタン78が押下されると、第1ファクシミリ装置100は、宛先入力領域76に入力された宛先に送信対象ファイルをファクシミリ送信する。キャンセルボタン80が押下された場合は、ファクシミリ送信処理を中断する。
図1に戻り、データ変換装置200は、例えばパーソナルコンピュータなどの端末装置であり、エージェントソフト50、アプリケーション52およびイメージ変換ソフト54が搭載されている。
エージェントソフト50は、詳細は後述するが、例えばファクシミリ装置を利用する際のドライバソフトのようにクライアント端末上に常駐し、第1ファクシミリ装置100とネットワーク12を介して、データやコマンド等のやりとりを行うプログラムである。
イメージ変換ソフト54は、画像コンテンツ以外のファイルを画像コンテンツのデータ形式に変換を施すプログラムである。
次にデータのフローを説明する。第1ファクシミリ装置100は、図2のファクシミリ操作画面70上の送信ボタン78が押下されると、エージェントソフト50にファイル特定情報14を送信する(S12)。ファイル特定情報14は、ファイル本体あるいはパス、URI(Uniform Resource Identifer)、URL(Uniform Resource Locators)等のファイルの所在を明らかにする情報であってもよい。
エージェントソフト50は、ファイル特定情報14に対応するアプリケーション52を起動し(S14)、イメージ変換ソフト54により画像コンテンツに変換する。そして、エージェントソフト50は、イメージ変換ソフト54から画像コンテンツを取得し(S18)、その画像コンテンツを第1ファクシミリ装置100に送信する(S20)。その後、第1ファクシミリ装置100は画像コンテンツをファクシミリ送信用の通信データに変換し、第2ファクシミリ装置20に送信する(S22)。
エージェントソフト50は、ファイル特定情報14に対応するアプリケーション52を起動し(S14)、イメージ変換ソフト54により画像コンテンツに変換する。そして、エージェントソフト50は、イメージ変換ソフト54から画像コンテンツを取得し(S18)、その画像コンテンツを第1ファクシミリ装置100に送信する(S20)。その後、第1ファクシミリ装置100は画像コンテンツをファクシミリ送信用の通信データに変換し、第2ファクシミリ装置20に送信する(S22)。
これにより、第1ファクシミリ装置100から所定のファイルを選択し、それを第2ファクシミリ装置20に送信するまでネットワーク経由で一連の作業をファクシミリ装置本体の操作だけで実施でき、ファクシミリ送信作業の時間短縮や印刷するための手間や印刷用紙のコストを削減することができる。
図3は、第1ファクシミリ装置100の内部構成図である。第1ファクシミリ装置100の各構成要素は、ハードウエアコンポーネントで言えば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたデータ変換装置200のエージェントソフトを管理する機能を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インターフェース、ファクシミリ通信用モデム等を中心に実現されるが、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。これから説明する各図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
ファイルリスト表示部104は、サーバ側アプリケーション情報格納部112およびサーバ側ファイルリスト格納部114に格納されているデータを読み込む。そうして、ファイルリスト表示部104は、図2のファイルリスト表示領域72にファクシミリ送信可能なファイルリストを表示する。また、そのファイルに対応したアプリケーション名を表示させる。
サーバ側アプリケーション情報格納部112は、ファイル名と起動すべきアプリケーションとの対応関係を保持している。また、サーバ側ファイルリスト格納部114は、ファイル名とファイル特定情報との対応関係を保持している。
別の実施の形態において、サーバ側アプリケーション情報格納部112とサーバ側ファイルリスト格納部114とを結合してもよい。つまり、ある一つの情報格納部にファイル名と起動すべきアプリケーションとファイル特定情報が存在してもよい。
サーバ側アプリケーション情報格納部112は、ファイル名と起動すべきアプリケーションとの対応関係を保持している。また、サーバ側ファイルリスト格納部114は、ファイル名とファイル特定情報との対応関係を保持している。
別の実施の形態において、サーバ側アプリケーション情報格納部112とサーバ側ファイルリスト格納部114とを結合してもよい。つまり、ある一つの情報格納部にファイル名と起動すべきアプリケーションとファイル特定情報が存在してもよい。
操作部102は、例えば、キーボード、ボタン、タッチパネル、マウス等の入力デバイスであり、図2のファクシミリ操作画面70に対する様々な要求や指示をユーザから受け付ける。操作部102によって、ユーザから受け付けた送信対象ファイルをファイルリスト表示部104に提供する。
ファイルリスト表示部104は、操作部102より提供された送信対象ファイルのファイル名等をキーにして、サーバ側ファイルリスト格納部114から所定のファイル特定情報を取得し、データ変換指示部106に出力する。また、同様に、ファイル名等をキーにして、サーバ側アプリケーション情報格納部112から所定のアプリケーション情報を取得し、データ変換指示部106に出力してもよい。
データ変換指示部106は、ファイルリスト表示部104から提供されたファイル特定情報を取得し、それを図1のデータ変換装置200に送信し、画像コンテンツのデータ形式の変換を要求する。
第1ファクシミリ装置100内のエージェント管理部108は、ネットワークを介してデータ変換装置200内の図6のエージェント部210とデータやコマンド等のやりとりを行う。データ変換装置200によって得られたデータを使用して、第1ファクシミリ装置100内のデータとの同期を取る。
具体的にいえば、エージェント管理部108は、データ変換装置200から図6のクライアント側アプリケーション情報格納部216のデータまたは図6のクライアント側ファイルリスト格納部224のデータを取得し、更新部110に提供する。それに基づいてサーバ側アプリケーション情報格納部112またはサーバ側ファイルリスト格納部114のデータを更新するように指示する。
更新指示の契機としては、エージェント管理部108がデータ変換装置200に更新の指示を出した場合あるいはエージェント管理部108がデータ変換装置200から更新の指示を受けた場合である。
更新指示の契機としては、エージェント管理部108がデータ変換装置200に更新の指示を出した場合あるいはエージェント管理部108がデータ変換装置200から更新の指示を受けた場合である。
更新部110は、エージェント管理部108のそうした指示に従い、サーバ側アプリケーション情報格納部112あるいはサーバ側ファイルリスト格納部114に格納されているデータを必要に応じて更新する。つまり、更新部110は、サーバ側アプリケーション情報格納部112のデータが図6のクライアント側アプリケーション情報格納部216のデータと異なっている場合、後者を前者に反映させる。また、サーバ側ファイルリスト格納部114のデータと図6のクライアント側ファイルリスト格納部224のデータが異なっている場合、後者を前者に反映させる。これにより、第1ファクシミリ装置100の有するファイル特定情報やアプリケーション情報は、データ変換装置200の有するそれと同期を取ることが可能になる。それにより、例えば、データ変換装置200の所定の保存先にファイルを追加あるいは削除される等によって、ファイル特定情報が変更された場合でも、第1ファクシミリ装置100はデータ変換装置200からその変更されたファイル特定情報を取得でき、それに基づいてデータ変換装置200にファクシミリ送信要求を行うことが可能になる。
図4は、図3のサーバ側アプリケーション情報格納部112に格納されているデータ構造の一例を示す図である。PC名欄300は、データ変換装置200のPC名、ID、IPアドレス、MACアドレス等のPCをネットワーク上で特定する情報を保持している。ファイル名欄302は、ファイル名を保持している。他の例では、ファイル名欄302は、ファイル名やファイル特定情報を保持してもよい。アプリケーション名欄304は、そのファイルを起動させるアプリケーション名を保持している。本図では、データ306についていえば、PC名「PC1」が保持するファイル名「a1ファイル」のファイルは、アプリケーション「アプリケーションA」によって起動すべきことが分かる。クライアント側アプリケーション情報格納部216は、サーバ側アプリケーション情報格納部112と同じデータ構造であってよく、PC名欄300には自身のデータ変換装置200のPC名が格納されている。
図5は、図3のサーバ側ファイルリスト格納部114に格納されているデータ構造の一例を示す図である。PC名欄400は、図4と同様に、データ変換装置200をネットワーク上で特定する情報を保持している。ファイルID欄402は、ファイルのファイルIDを保持している。ファイル名欄404は、ファイル名を保持している。他の例では、ファイル名欄404は、ファイル名やファイル特定情報を保持してもよい。本図では、データ406についていえば、PC名「PC1」が保持するファイル名「a1ファイル」のファイルのファイルIDが1であることを意味する。クライアント側ファイルリスト格納部224は、サーバ側ファイルリスト格納部114と同じデータ構造であってよく、PC名欄400には自身のデータ変換装置200のPC名が格納されている。
図3に戻り、第1ファクシミリ装置100のデータ変換指示部106がデータ変換装置200に、画像コンテンツ生成要求を送り、それを受けて、データ変換装置200は画像コンテンツを生成し第1ファクシミリ装置100に提供する。データ変換装置200から提供された画像コンテンツを取得部116にて取得し、変換部118に提供する。
変換部118は、取得部116から提供された画像コンテンツを、例えば、G3、G4等のファクシミリ送信用のデータ形式に変換する。送信部120は、変換部118により生成されたファクシミリ送信用データに変換されたコンテンツを取得し、第2ファクシミリ装置20に送信する。これにより、第1ファクシミリ装置100に所定のプログラムが搭載されていなくても、データ変換装置200にて画像コンテンツを生成させ取得することができる。
図6は、データ変換装置200の内部構成図である。受付部212は、図3のデータ変換指示部106から、送信対象のファイル特定情報を取得する。
指示部214は、受付部212から提供されたファイル名等をキーにして、クライアント側アプリケーション情報格納部216のデータから起動するアプリケーションを選択する。指示部214は、ファイル特定情報や選択されたアプリケーション情報をアプリケーション実行部230に提供し、アプリケーション232の起動を指示する。
アプリケーション実行部230は、ファイル格納部202内のファイルを読み込み、そのファイルに対応するアプリケーション232を起動し、画像コンテンツに変換する機能を備える。アプリケーション実行部230は、指示部214から提供されたファイル特定情報やアプリケーション情報に基づいて、指定されたファイルを画像コンテンツに変換し、コンテンツ格納部220に格納する。
ファイル格納部202には、ファクシミリ送信可能なファイルが格納されている。
ファイル格納部202には、ファクシミリ送信可能なファイルが格納されている。
コンテンツ提供部218は、コンテンツ格納部220に格納された画像コンテンツを取得し、第1ファクシミリ装置100の図3の取得部116に提供する。
検知部226は、ファイル格納部202に格納されているファクシミリ送信可能なファイルとクライアント側ファイルリスト格納部224のファイルリストとを監視し、差違があればクライアント側ファイルリスト格納部224のファイルリストを更新する。例えば、ファイル格納部202にファクシミリ送信可能なファイルが追加や削除されたりした場合あるいはファイル名が変更されたりした場合等に検知部226は、クライアント側ファイルリスト格納部224のファイルリストを更新する。
更新の契機は、図3のエージェント管理部108からファイルリストの提供が要求された場合や検知部226が所定の時間毎にクライアント側ファイルリスト格納部224を更新した場合であってよい。更新後、ファイルリスト提供部222は、クライアント側ファイルリスト格納部224に格納されているファイルリストを第1ファクシミリ装置100に提供する。
更新の契機は、図3のエージェント管理部108からファイルリストの提供が要求された場合や検知部226が所定の時間毎にクライアント側ファイルリスト格納部224を更新した場合であってよい。更新後、ファイルリスト提供部222は、クライアント側ファイルリスト格納部224に格納されているファイルリストを第1ファクシミリ装置100に提供する。
図7は、第1ファクシミリ装置100およびデータ変換装置200間の画像コンテンツへの変換処理に関するシーケンス図である。
第1ファクシミリ装置100は、ネットワーク上のファクシミリ送信可能なファイルのリストを表示する(S60)。ユーザにより送信対象ファイルを受け付ける(S62)。データ変換装置200内のエージェント部210にファイル名等のファイル特定情報を送信する(S64)。また、別の契機で、ユーザにより指定された宛先を受け付ける(S66)。エージェント部210はファイル特定情報に基づいて起動するアプリケーションを特定する(S68)。エージェント部210は、アプリケーション実行部230にアプリケーションの起動を指示し(S70)、アプリケーション実行部230はそれを起動し、画像コンテンツを生成する(S72)。エージェント部210は、アプリケーション実行部230から画像コンテンツを取得、保存し(S74)、それを第1ファクシミリ装置100に送信する(S76)。第1ファクシミリ装置100は、画像コンテンツを受信し(S78)、ファクシミリ送信用のデータ形式に変換し(S80)、それをファクシミリ送信する(S82)。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。そうした本発明の実施の形態の変形例のいくつかを以下に説明する。
本発明に係る実施の形態においては、図6のデータ変換装置200のエージェント部210が図3の第1ファクシミリ装置100のエージェント管理部108により管理されていた関係上、データ変換装置200は第1ファクシミリ装置100のクライアントとして機能しており、パーソナルコンピュータ等の端末装置に搭載されていた。
本発明に係る別の実施の形態の一つは、エージェント部210の機能を実装したデータ変換装置200をパーソナルコンピュータ等の端末装置の外部とし、図1のネットワーク12を介してパーソナルコンピュータ等の端末上の図1のアプリケーション52およびイメージ変換ソフト54に対してデータやコマンドのやりとりを行う。
本発明に係る別の実施の形態の一つは、エージェント部210の機能を実装したデータ変換装置200をパーソナルコンピュータ等の端末装置の外部とし、図1のネットワーク12を介してパーソナルコンピュータ等の端末上の図1のアプリケーション52およびイメージ変換ソフト54に対してデータやコマンドのやりとりを行う。
本発明に係る別の実施の形態の一つとして、ユーザから図2のファイルリスト表示領域72に送信対象ファイルを指定され、選択決定ボタン84を押下された場合に、第1ファクシミリ装置100はそのファイルの図1のファイル特定情報14を図1のエージェントソフト50に送信する。これにより、第1ファクシミリ装置100は、ユーザによってファクシミリ送信先を指定されるのを待たずに、送信対象ファイルの画像コンテンツを準備することができ、効率的なファクシミリ送信作業が実現できる。また、第1ファクシミリ装置100が有する通常のスキャナ機能により読み込んだ画像データと、データ変換装置200を介して生成された画像コンテンツとを、ユーザによる1回のファクシミリ送信の操作で連続して送信してもよい。これにより、効率的なファクシミリ送信作業が実現できる。
14 ファイル特定情報、50 エージェントソフト、52,232 アプリケーション、100 第1ファクシミリ装置、112 サーバ側アプリケーション情報格納部、116 取得部、118 変換部、120 送信部、200 データ変換装置、202ファイル格納部、210 エージェント部、216 クライアント側アプリケーション情報格納部、218 コンテンツ提供部、220 コンテンツ格納部、222 ファイルリスト提供部、230 アプリケーション実行部
Claims (3)
- 所定のデータ形式のファイルに基づいて画像コンテンツを生成するデータ変換装置に、前記データ変換装置における処理対象となるファイルを特定するファイル特定情報を送信する手段と、
前記データ変換装置から前記ファイル特定情報で特定されたファイルに基づいて生成された画像コンテンツを取得する手段と、
前記画像コンテンツを送信用の通信データに変換する手段と、
前記通信データを所定の宛先に送信する手段と、
を備えることを特徴とするファクシミリ装置。 - 所定のファイルを特定するファイル特定情報を所定のファクシミリ装置から受信する手段と、
前記ファイル特定情報に基づいてファイルを特定し、その特定したファイルに対応するプログラムを利用して、前記ファイルの画像コンテンツを生成する生成手段と、
前記画像コンテンツを前記ファクシミリ装置に送信する手段と、
を備えることを特徴とするデータ変換装置。 - ファイルのデータ形式と画像コンテンツに変換するためのプログラムとの対応関係を保持する手段を更に備え、前記生成手段は前記対応関係に基づいて前記ファイルに対応するプログラムを選択することを特徴とする請求項2に記載のデータ変換装置。
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