JP2005113681A - 建材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 建材表面に残存する残り水が速やかに乾燥して衛生的な状態を長期に亘って持続することの可能な建材を提供する。溝幅が0.5mm以上3mm以下、溝深さが0.5mm以上2mm以下で、溝の方向は多方向に向いており、前記溝で囲まれた島状滑り防止凸部の大きさが25mm×25mm以下のユニットで構成されてなり、前記島状滑り防止凸部表面は平面状又は曲面状であることを特徴とする建材が開示されている。
【選択図】 図1
Description
表面に正方形のユニットパターン20mm×20mm、溝の幅2mm、溝の深さ1mm、V字型の溝を形成した300mm×300mmの陶器質施釉タイルを作製した。作製には加圧成形を用いた。金型に成形体の溝を形成できるような凸部を設け、加圧させて成形体とし、締め焼きの後その上から釉薬を施釉して、1200℃40分焼成させる方法を採用した。これを傾斜約5度で床に設置し、その表面に水をかけた。水は、新しいタイル釉薬の上(新しいものは親水性が高く、水の接触角は約20度を示す)を広がり、溝に沿って流れた。島状凸部には、うっすらと水が薄膜状に残ったが、1時間後に自然乾燥した。これを浴室床に1ヶ月間曝露した。島状凸部は、金属石鹸が付着し親水性が阻害されていた。水の接触角は、約60度となっていった。新品時と同様に水をかけたが、溝に水が溜まった状態では、表面の水滴は徐々に溝部に吸収され、最終的には島状凸部の上に残留しなかった。また自然乾燥8時間後に確認したところ、表面はほぼ乾燥していた。
表面に正方形のユニットパターン20mm×20mm、溝の幅2mm、溝の深さ1mm、V字型の溝を形成した300mm×300mmのセッキ質施釉タイルを作製した。作製には湿式の押出し成形法を用いた。押出し成形により平板状に成形されたタイル生素地上に、溝となるパターンを刻んだ金属ロールを押し当て、溝部を形成した。成形体を乾燥し、締め焼きの後、上から釉薬を施釉して、1200℃60分焼成させる方法を採用した。これを傾斜約5度で床に設置し、その表面に水をかけた。水は、新しいタイル釉薬の上(新しいものは親水性が高く、水の接触角は約20度を示す)を広がり、溝に沿って流れた。島状凸部には、うっすらと水が薄膜状に残ったが、1時間後に自然乾燥した。これを浴室床に1ヶ月間曝露した。島状凸部は、金属石鹸が付着し親水性が阻害されていた。水の接触角は、約60度となっていった。新品時と同様に水をかけたが、溝に水が溜まった状態では、表面の水滴は徐々に溝部に吸収され、最終的には島状凸部の上に残留しなかった。また自然乾燥8時間後に確認したところ、表面はほぼ乾燥していた。
表面に正方形のユニットパターン20mm×20mm、溝の幅2mm、溝の深さ1mm、V字型の溝を形成した300mm×300mmの磁器質施釉タイルを作製した。作製には加圧成形を用いた。平板に加圧させた成形体上にタイルを切断するエネルギーの約1/4の弱いレーザー光線を照射させて溝を掘り、表面を清掃して成形体とした。その上から釉薬を施釉して、1280℃60分焼成させる方法を採用した。出来上がったタイルの上に平板ロールによりシリコーン系撥水材(ポロンC)を凸部にだけ塗布した。これを傾斜約5度で床に設置し、その表面に水をかけた。凸部は撥水性のため水の接触角は100度を示した。水は、タイルに塗られた撥水材の上を転がり、溝に収束されるように集まって流れた。島状凸部には、水は全く残らなかった。これを浴室床に1ヶ月間曝露した。島状凸部は、金属石鹸が付着し撥水性がやや阻害されていた。水の接触角は、約70度となっていった。新品時と同様に水をかけたが、溝に水が溜まった状態では、表面の水滴は徐々に溝部に吸収され、最終的には島状凸部の上に残留しなかった。また自然乾燥8時間後に確認したところ、表面はほぼ乾燥していた。
(実施例2−1)
表面に正方形のユニットパターン10mm×5mm、溝の幅1.5mm、溝の深さ0.5mm、V字型の溝を形成した300mm×300mmのFRP樹脂を作製した。溝の成形は溝を形成した型の中に射出成形させることで作製した。これを約60℃に加熱し、アルカリシリケート(日本化学社製 珪酸リチウム35)0.2%、酸化チタンゾル0.1%、硝酸銀0.001%混合水溶液をスプレーにて表面と溝部にコーティングした。60℃で2分乾燥しFRP上に、無機の薄膜を付着させた。さらにこの上からシリコーン系撥水材を凸部だけにロールにより塗布した。再び乾燥し、床材を得た。これを傾斜約3度で床に設置し、表面に水をかけた。水は、その上を転がり、溝に集まって流れた。島状凸部には、水が全く残らなかった。これを浴室床に2ヶ月間曝露した。島状凸部は、金属石鹸が付着し撥水性が少し阻害されていた。水の接触角は、約80度となっていった。新品時と同様に水をかけたが、溝に水が溜まった状態では、表面の水滴は徐々に溝部に吸収され、最終的には島状凸部の上に残留しなかった。また自然乾燥2時間後に確認したところ、表面はほぼ乾燥していた。また、表面を軽く洗浄し、その後同じように水をかけたところ、堆積していた金属石鹸などの汚れは取れ、約1時間後に表面は自然乾燥した。また、酸化チタンや、銀イオンの効果によって、カビやぬめりも確認されなかった。
を長期に亘って持続することの可能な建材を提供することができる。
Claims (3)
- 溝幅が0.5mm以上3mm以下、溝深さが0.5mm以上2mm以下で、前記溝で囲まれた島状滑り防止凸部の大きさが25mm×25mm以下のユニットで構成された建材であって、前記建材は少なくともその表面が無機材料からなり、前記溝および前記島状滑り防止凸部が形成された建材の表面形状は、ドーム状、釣鐘状などの中央部で高く周端部に向かって下り勾配となった形状を単独または複合化した形状であり、前記溝の方向は多方向性を有し、以て建材と建材との間の目地に前記島状滑り防止凸部の水が前記溝からスムーズに流れるようにしたことを特徴とする建材。
- 請求項1に記載の建材において、前記建材は加圧成形により形成されることを特徴とする建材の製造方法。
- 請求項2に記載の建材の製造方法において、建材表面側の金型に、成形体に溝が形成されるように凸部を設けておくことを特徴とする建材の製造方法。
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JP2005015976A JP2005113681A (ja) | 2002-01-28 | 2005-01-24 | 建材及びその製造方法 |
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JP2003564364A Division JP3671975B2 (ja) | 2002-01-28 | 2003-01-28 | 建材及びその製造方法 |
Publications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015200106A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | 住友大阪セメント株式会社 | 床用タイル及び床用タイルの製造方法 |
JP5946947B1 (ja) * | 2015-09-14 | 2016-07-06 | 株式会社白水館 | 男子便所用小便器ユニット |
-
2005
- 2005-01-24 JP JP2005015976A patent/JP2005113681A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015200106A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | 住友大阪セメント株式会社 | 床用タイル及び床用タイルの製造方法 |
JP5946947B1 (ja) * | 2015-09-14 | 2016-07-06 | 株式会社白水館 | 男子便所用小便器ユニット |
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