JP2005112905A - 多孔質フィルム - Google Patents

多孔質フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2005112905A
JP2005112905A JP2003345669A JP2003345669A JP2005112905A JP 2005112905 A JP2005112905 A JP 2005112905A JP 2003345669 A JP2003345669 A JP 2003345669A JP 2003345669 A JP2003345669 A JP 2003345669A JP 2005112905 A JP2005112905 A JP 2005112905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous film
molecular weight
weight
polyolefin
polyethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003345669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4149889B2 (ja
Inventor
Hideyuki Emori
秀之 江守
Kazunari Yamamoto
一成 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2003345669A priority Critical patent/JP4149889B2/ja
Publication of JP2005112905A publication Critical patent/JP2005112905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4149889B2 publication Critical patent/JP4149889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Cell Separators (AREA)
  • Primary Cells (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

【課題】 透過性能(空孔率、通気性)および機械的強度(突き刺し強度)、シャットダウン温度にすぐれるとともに、高温での低収縮性を有する多孔質フィルム、該多孔質フィルムを用いてなる非水電解液電池用セパレータ、該セパレータを用いてなる非水電解液電池、該多孔質フィルムからなる電解質膜、該電解質膜を用いてなる固体高分子型燃料電池を提供する。
【解決手段】 少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類と、無水マレイン酸がグラフトされDSC法による融点が126℃以上の変性ポリオレフィンとを含む樹脂組成物からなり、空孔率が45%以上、120℃で1時間加熱した際の面積収縮率が30%以下、0.5mmφ針を用いた場合の針突刺強度が2.0N以上、シャットダウン温度が134℃以下である多孔質フィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、多孔質フィルム及びその各種用途に関する。さらに詳しくは、空孔率、通気性、低収縮性、強度、シャットダウン特性等の膜特性に優れた多孔質フィルム、該多孔質フィルムからなる非水電解液電池用セパレータ、該セパレータを用いてなる非水電解液電池、該多孔質フィルムからなる電解質膜、該電解質膜を用いてなる固体高分子型燃料電池に関する。
リチウムなどの軽金属を電極とする非水電解液電池は、エネルギー密度が高く自己放電も少ないため、電子機器の高性能化、小型化などを背景として利用範囲を大きく広げている。このような非水電解液電池の電極としては、帯状の正極、負極、およびセパレータを積層捲回して構成することにより、広い有効電極面積を確保した渦巻状捲回体が用いられている。セパレータは、基本的には両極の短絡を防止するとともに、その微多孔構造によりリチウムイオンを透過させて電池反応を可能とするものであり、イオンがセパレータの孔を透過しやすいほど電池容量など電池特性は向上しうる。そのため、セパレータとして用いる多孔質フィルムの構造は、イオンが透過しやすいような薄膜、高空孔率、高通気性であることが電池特性の観点から望ましい。
また、セパレータは電池内において両電極間に挟まれ密着した状態で用いられるが、電池製造における電極とセパレータを捲回する際、あるいは充放電において電極が膨張・収縮を繰り返す際に、セパレータが破膜し、両電極間の短絡を生じせしめることがないよう、セパレータとして用いられる多孔質フィルムは高い突き刺し強度を有するのが望ましい。このような高強度を有するセパレータとしては、超高分子量ポリエチレンを主成分とし、高延伸倍率の二軸延伸を行った多孔質フィルムが知られている。
また、セパレータの孔を介してイオンは電極間を移動するが、もしも電池として用いている際に誤接続などにより異常電流が発生した場合に、電池内部温度の上昇が生じる。このため、温度上昇に伴って樹脂が熱変形して微多孔を塞ぎ電池反応を停止させる、いわゆるシャットダウン機能(SD機能)を有するものが、安全性向上の観点から採用されている。このようなSD機能を有するセパレータとしては、例えば、ポリエチレン製微多孔膜やポリエチレンとポリプロピレンとの多層構造の微多孔膜などが知られている。
次に、何らかの延伸工程を含む工程をもって製模された多孔質フィルムは、高温に昇温した際に、延伸以前の形状の方向に収縮変形しようとする性質を有する。従って、リチウムイオン電池を外部より昇温させていったときに、セパレータが特に電極の捲回幅方向に収縮し、両電極が露出して短絡する状態が起こり得るため、セパレータは特に幅方向に収縮しにくいことが望ましい。このような幅方向の収縮を抑制したセパレータについては、一軸延伸や配向をMD方向に制御し延伸を行い、その収縮応力、収縮率を低減せしめた多孔質フィルムなどが知られている。
上記を纏めると、リチウムイオン電池用セパレータとして用いられる多孔質フィルムには、次に挙げる要素を高いレベルで有していることが、リチウムイオン電池の高い安全性を確保する上で望ましい。
(1)高い空孔率
(2)高い通気性
(3)高い突き刺し強度
(4)低いシャットダウン温度
(5)低い収縮率
しかしながら、例えばシャットダウン温度と空孔率や通気性、収縮応力と突き刺し強度などは概してトレードオフの関係であり、これらの項目を高いレベルで両立させることは非常に困難な問題であった。
例えば、低分子量・低融点ポリエチレンを添加することで低温シャットダウン特性を有する多孔質膜を得る方法が開示されているが(例えば、特許文献1参照)、低分子量成分の添加では十分な空孔率や通気性が得られず、また突き刺し強度においても十分な強度を得ることができない。
これについては、下記の特許文献2〜3等でも同様であり、低分子量成分の高・低密度ポリエチレンを添加するだけでは、添加された樹脂成分が溶融する温度が低いため、延伸後に、収縮を抑制するのに十分高い温度で熱処理すると低空孔率化してしまうことから、通気性・空孔率・収縮率・強度のいずれにも優れた膜特性を得ることができない。
また、無機フィラーとしてシリカなどを添加することで、高い空孔率や通気性を得る方法が開示されているが(例えば、特許文献4参照)、突き刺し強度やSD温度が電池の安全性の観点で十分とは言えない。
このように、セパレータとして用いられる微多孔フィルムに望ましいとされる前述(1)〜(5)の諸膜特性の全てについて、高いレベルで達成できている例はこれまでになかった。
一方、任意成分又は必須成分として、無水マレイン酸などをグラフト化した変性ポリエチレンを、ポリオレフィン樹脂に混合した多孔質フィルムや、無水マレイン酸などをグラフト化した変性ポリエチレンからなる多孔質フィルムを電池用セパレータ等に使用する例も幾つか知られている(例えば、特許文献5〜7参照)。
特開平10−298325号公報(第2頁) 特開平8−64194号公報(第2頁) 特開平6−212006号公報(第2頁) 特開平11−322989号公報(第2頁) 特開2002−367589号公報(第5頁) 特開2002−343326号公報(第2頁) 特開平5−117430号公報(第3頁)。
しかしながら、特許文献5には、上記の変性ポリエチレンを使用できる旨の記載があるものの、粘度平均分子量50万未満のポリエチレンを含むため、所望のシャットダウン温度を得るためには、空孔率や機械的強度の低下を伴い易い。また、特許文献6の多孔質フィルムは、無水マレイン酸などをグラフト化した変性ポリエチレンのみで構成されているため、高分子量のポリオレフィンを併用する場合に比べて、機械的強度や高温での耐熱性が不十分となり易い。更に、特許文献7では、変性ポリオレフィンの融点が低いものを使用するため、機械的強度が低下し易く、延伸倍率を高めて強度の大きなものを得ようとすると、収縮率が高くなるなどの問題が生じうる。
本発明の目的は、上記課題に鑑みて、透過性能(空孔率、通気性)および機械的強度(突き刺し強度)、シャットダウン温度にすぐれるとともに、高温での低収縮性を有する多孔質フィルム、該多孔質フィルムを用いてなる非水電解液電池用セパレータ、該セパレータを用いてなる非水電解液電池、該多孔質フィルムからなる電解質膜、該電解質膜を用いてなる固体高分子型燃料電池を提供することにある。
本発明者らは、上記目的を達成すべく、前述(1)〜(5)の諸膜特性をバランス良く改善する方法について鋭意研究したところ、多孔質フィルムのSD成分として、無水マレイン酸がグラフトされた低融点の変性ポリオレフィンを使用することにより、非グラフトのポリオレフィン等のSD成分と比較して、少量で所望のSD機能を発現でき、その結果、高い機械的強度を維持しながら、空孔率と通気性を向上させられることを見出し、本発明にいたった。
即ち、本発明の多孔質フィルムは、少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類と、無水マレイン酸がグラフトされDSC法による融点が126℃以上の変性ポリオレフィンとを含む樹脂組成物からなり、空孔率が45%以上、120℃で1時間加熱した際の面積収縮率が30%以下、0.5mmφ針を用いた場合の針突刺強度が2.0N以上、シャットダウン温度が134℃以下であることを特徴とする。本発明における各種物性値は、具体的には実施例に記載の方法で測定される値である。
本発明の多孔質フィルムによると、重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類を含むため、高い機械的強度を維持することができる。更に、多孔質フィルムのSD成分として、上記の変性ポリオレフィンを使用するため、実施例の結果が示すように、透過性能(空孔率、通気性)および機械的強度(突き刺し強度)、シャットダウン温度にすぐれるとともに、高温での低収縮性を有する多孔質フィルムを提供することができる。
上記において、前記樹脂組成物は、少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類20〜90重量%と、無水マレイン酸がグラフトされた変性ポリオレフィン10〜80重量%とを含有することが好ましい。かかる組成とすることで、より確実に透過性能、機械的強度、シャットダウン温度にすぐれ、高温での低収縮性を有する多孔質フィルムを得ることができる。
また、重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類が超高分子量ポリエチレンであることが好ましい。超高分子量ポリエチレンを使用することで、相分離や延伸による分子配向が更に良好になり、機械的強度(突き刺し強度)をより高めることができる。
また、前記変性ポリオレフィンが、ポリエチレンに無水マレイン酸をグラフトしたものであることが好ましく、特に当該ポリエチレンが、重量平均分子量が1万〜50万、密度が0.925g/cm3 以上の高密度ポリエチレンであることが好ましい。当該変性ポリオレフィンを使用すると、高い融点を有するため透過性能(空孔率、通気性)が良好になると共に、前記ポリオレフィン類との相溶性が良くなり、より均一で強度の高い多孔質フィルムが得られ易くなる。
一方、本発明の電池用セパレータは、上記いずれかに記載の多孔質フィルムを用いてなるものである。また、本発明の非水電解液電池は、かかる電池用セパレータを用いてなるものである。本発明の多孔質フィルムは、上記のように、透過性能、機械的強度、シャットダウン温度にすぐれ、高温での低収縮性を有するため、電池特性および安全性に優れた、様々な大きさや用途の電池をえることができる。
他方、本発明の電解質膜は、上記いずれかに記載の多孔質フィルムが高分子電解質を担持してなるものである。また、本発明の固体高分子型燃料電池は、かかる電解質膜を用いてなるものである。本発明の多孔質フィルムは、上記のように、透過性能、機械的強度、シャットダウン温度にすぐれ、高温での低収縮性を有するため、電解質膜に使用することで、高分子電解質を担持した際にイオン伝導性が良好で、高い耐久性を有する固体高分子型燃料電池が得られる。
本発明の多孔質フィルムは、少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類と、無水マレイン酸がグラフトされた変性ポリオレフィンとを含む樹脂組成物樹脂組成物からなる。
本発明に用いられる変性ポリオレフィンは、例えば、無水マレイン酸がポリオレフィンの側鎖として、主鎖となるポリオレフィン類に対して無水マレイン酸のカルボニル基に隣接するいずれかの炭素が結合したものである。その無水マレイン酸のグラフト量は、グラフトされるポリオレフィン類に対して0.05〜10.0wt%が好ましく、0.1〜5.0wt%がより好ましい。
無水マレイン酸がグラフトされた変性ポリオレフィンのDSC(昇温速度20℃/min.)による融点は126℃以上であり、好ましくは126℃〜136℃である。この融点が126℃よりも低い場合、熱処理に際して空孔率、通気性の低下が著しく、十分な膜特性を得ることができない。また、該融点が140℃よりも高い場合、シャットダウン温度が高くなってしまい、電池内での異常時において、十分に孔を閉塞しにくくなる傾向がある。
また、無水マレイン酸がグラフトされる前のポリオレフィン類の分子量としては、好ましくは重量平均分子量で1万〜50万、より好ましくは5万〜30万である。50万よりも高い平均分子量では融点が上昇し十分なシャットダウン温度が得られにくくなる傾向があり、また1万よりも低い平均分子量では十分な空孔率、通気性が得られないだけでなく、重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類との相溶性が悪く均一なフィルムを得ることができない、突き刺し強度も低くなってしまうなどの問題が生じる傾向がある。
この無水マレイン酸がグラフトされる前のポリオレフィン類としては、主鎖にポリオレフィンを含むものであればよく、たとえば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン樹脂類が挙げられる。中でも、前述した相溶性や分子量、融点の観点より、密度が0.925g/cm3 以上の高密度ポリエチレンが好ましく用いられる
上記の変性ポリオレフィンが、非グラフトのポリオレフィン等のSD成分と比較して、少量でも所望のSD機能を発現できる理由は定かではないが、コントロールされた相溶性による、膜構造内での該樹脂の極性基不可部分が非晶質部分として局在化する可能性や、付加された無水マレイン酸の立体障害による非晶部の存在などがその要因として考えられる。
また重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂があげられる。特に多孔質フィルムの強度を高くできる観点から、重量平均分子量50万以上、特に重量平均分子量100万〜300万の超高分子量ポリエチレン等のポリエチレン系樹脂が好ましい。このポリオレフィン系樹脂は、単独でまたは2種以上を混合して使用してもよい。
本発明においては、樹脂組成物中に、少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類20〜90重量%と、無水マレイン酸がグラフトされた変性ポリオレフィン10〜80重量%とを含有することが好ましい。より好ましくは、樹脂組成物中に、前記ポリオレフィン類を35〜80重量%、前記変性ポリオレフィンを10〜50重量%を含有する場合である。
本発明の多孔質フィルムの製造には、乾式成膜法、湿式成膜法など公知の方法を利用することができる。例えば、湿式法では、樹脂組成物を溶媒と混合し、混練、加熱溶融しながらシート状に成形した後、冷却等により多孔質化し、これを圧延してから、一軸方向以上に延伸し、溶媒を除去することにより製造することができる。
以上のようにして得られる多孔質フィルムの厚みは、1〜60μmが好ましく、5〜50μmがより好ましい。その空孔率は、45〜80%が好ましく、50〜75%がより好ましい。その透過性としては、例えば、JISP8117に準拠した通気度が、50〜1000秒/100ccが好ましく、100〜500 秒/100ccがより好ましい。その機械的強度として、例えば突き刺し強度は2.0N以上が好ましく、2.3N以上がより好ましい。120℃で1時間加熱した際の面積収縮率が40%以下が好ましく、0〜30%がより好ましい。シャットダウン温度が134℃以下が好ましく、129〜132℃がより好ましい。
本発明の多孔質フィルムは、以上のように透過性能および機械的強度に優れるとともに、特に高温での収縮性にも優れた電池用セパレータとして使用することで、電池の様々な大きさや用途に対してより安全性を向上させることが期待できる。
次に本発明の非水電解液電池について説明する。当該非水電解液電池は、以上の如き複合多孔質フィルムからなるセパレータを用いてなり、その構造は、例えば帯状の負極、正極およびセパレータを積層捲回して得た捲回型電極体を電池缶に収納し、これに電解液を注入し、さらに電池上下の絶縁板など必要な部材を市販の電池に準じて適宜配して構成したものである。
電解液としては、例えば、リチウム塩を電解液とし、これを有機溶媒に溶解した電解液が用いられる。有機溶媒としては、特に限定されるものではないが、たとえば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジメチルカーボネート、プロピオン酸メチル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジメトキシメタン、ジメトキシプロパン、1,3−ジオキソラン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、4−メチル−1,3−ジオキソランなどのエーテル類、さらにはスルフォランなどの単独、もしくは二種類以上の混合溶媒が使用できる。
負極としてはアルカリ金属またはアルカリ金属を含む化合物をステンレス鋼製網などの集電材料と一体化したものが用いられる。その際のアルカリ金属として、たとえばリチウム、ナトリウム、カリウムなどが挙げられ、アルカリ金属を含む化合物としては、たとえばアルカリ金属とアルミニウム、鉛、インジウム、カリウム、カドミウム、スズ、マグネシウムなどの合金、さらにはアルカリ金属と炭素材料との化合物、低電位のアルカリ金属と金属酸化物、硫化物との化合物などが挙げられる。負極に炭素材料を用いる場合、炭素材料としては、リチウムイオンをドープ、脱ドープできるものであればよく、たとえば、黒鉛、熱分解炭素類、コークス類、ガラス状炭素類、有機高分子化合物の焼成体、メソカーボンマイクロビーズ、炭素繊維、活性炭などを用いることができる。
正極としては、たとえばリチウムコバルト酸化物、リチウムニッケル酸化物、リチウムマンガン酸化物、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、クロム酸化物、などの金属酸化物、二硫化モリブデンなどの金属窒化物などが活物質として用いられ、これらの正極活物質に導電助剤やポリテトラフルオロエチレンなどの結着剤などを適宜添加した合剤を、ステンレス鋼製網などの集電材料を芯材として成形体に仕上げたものが用いられる。
次に本発明の固体高分子型燃料電池について説明する。固体高分子型燃料電池の構造は、一般的に、プロトン伝導性を有する固体高分子電解質膜を挟んでアノードとカソードとを配設し、さらに、ガスケットを介して一対のセパレータにより挟持して単位セルを構成し、この単位セルを多数個積層し、単位セルどうしを電気的に直列に接続して燃料電池を構成している。
固体高分子電解質膜は、本発明の多孔質フィルムが高分子電解質を担持したものであり、例えば、多孔質フィルムの空孔内にポリマーを含浸させた後、このポリマーにスルホン酸基、プロトン化アミノ基、カルボキシル基等のイオン交換基を導入したものや、イオン交換基を有するモノマーを多孔質フィルムの空孔内に含浸させた後、モノマーを重合して高分子電解質を担持させたもの、更に担持した高分子電解質が架橋構造を有するもの、などが挙げられる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(重量平均分子量)
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)装置を用いて、カラム温度140℃、溶離液o−ジクロロベンゼンの条件で分子量分布を測定した。
(DSC法による融点)
DSC測定装置(セイコー電子製、EXSTAR6000)を用いて、サンプル質量5.0mg、昇温速度20℃/minで測定を行い、吸熱ピークの極小値を取る温度を融点とした。
(フィルム厚、空孔率)
1/10000直読ダイヤル式膜厚測定器により測定した。空孔率についてはフィルムの単位面積Sあたりの重さW、平均厚みt 、密度dから下式により算出した値を使用した。
[空孔率(%)]=(1−(104 ×W/S/t/d))×100
(通気度)
JISP8117に準拠して測定した。
(収縮率)
一定の面積に打ち抜いたセパレータについて、加熱前の面積S1 と、120℃で1時間乾燥機中にて加熱後の面積S2 をスキャナで読みとり、次式にて120℃における面積収縮率を算出した。
収縮率S=(S1 −S2 )/S1
(針突刺強度)
針刺し強度はカトーテック(株)製,圧縮試験機KES‐G5を使用して針突き刺し試験を行い、測定により得られた荷重変位曲線より最大荷重を読みとって針刺強度値とした。針は直径0.5mm、先端曲率半径0.25mmを用い、2cm/秒の速度で行った。
(シャットダウン温度)
25mmφの筒状の試験室を有し、試験室が密閉可能なSUS製のセルを用い、下部電極はφ20mm、上部電極は10mmφの白金板(厚さ1.0mm)を使用した。24mmφに打ち抜いた測定試料を電解液に浸漬して電解液を含浸し、電極間に挟み、セルにセットした。電極はセルに設けられたばねにて一定の面圧がかかるようにした。電解液はプロピレンカーボネートとジメトキシエタンを容量比で1:1の割合で混合した溶媒に、ホウフッ化リチウムを1. 0mol/1の濃度になるように溶解したものを用いた。
このセルに熱伝対温度計と、抵抗計を接続して温度と抵抗を測定できるようにし、180℃恒温器中へ投入し、温度と抵抗を測定した。100〜150℃の平均昇温速度は10℃/分であった。この測定により、抵抗が100Ω・cm2 に達した時の温度をシャットダウン温度とした。
[実施例1]
重量平均分子量150万の超高分子量ポリエチレン(ヘキスト製,GUR4012)66重量%、無水マレイン酸グラフト高密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン製,アドテックスER403A、密度0.95g/cm3 、DSC法融点135℃)33重量%からなる樹脂組成物15重量部と流動パラフィン85重量部とをスラリー状に均一に混合し、160℃の温度で小型ニーダーを用い約60分溶解混練りした。その後これらの混練物を0℃に冷却されたロールまたは金属板に挟み込みシート状に急冷した。これらの急冷シート状樹脂を、115℃の温度でシート厚0.4mmになるまでヒートプレスし、123℃の温度で同時に縦横4×4倍に二軸延伸し、ヘプタンを使用して脱溶媒処理を行った。その後、得られた多孔質フィルムを面方向固定した状態で空気中にて85℃で2時間熱処理し、ついで122℃で2時間熱処理して、多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムは厚み17μm、空孔率53%、通気度110秒/100cc、収縮率28%、針強度2.1N、シャットダウン温度131.5℃であった。
[実施例2]
重量平均分子量150万の超高分子量ポリエチレンを67重量%、無水マレイン酸グラフト高密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン製,アドテックスDK4200、密度0.93g/cm3 、DSC法融点131℃)33重量%からなる樹脂組成物15重量部と流動パラフィン85重量部とを用いて、最終工程で得られた多孔質フィルムを面方向固定した状態で空気中にて85℃で2時間熱処理し、ついで118℃で2時間熱処理した以外は実施例1と同様に製膜を行い、多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムは厚み16μm、空孔率50%、通気度115秒/100cc、収縮率29%、針強度2.6N、シャットダウン温度130.5℃であった。
[比較例1]
重量平均分子量150万の超高分子量ポリエチレン40重量%、重量平均分子量20万のポリエチレン60重量%からなる樹脂組成物15重量部と流動パラフィン85重量部とを用いて、最終工程で得られた多孔質フィルムを面方向固定した状態で空気中にて85℃で2時間熱処理し、ついで120℃で2時間熱処理した以外は実施例1と同様に製膜を行い、多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムは厚み17μm、空孔率36%、通気度320秒/100cc、収縮率30%、針強度2.0N、シャットダウン温度133.0℃であった。
[比較例2]
重量平均分子量150万の超高分子量ポリエチレンを67重量%、無水マレイン酸グラフト低密度ポリエチレン(日本ポリオレフィン製,アドテックスL6101M、密度0.92g/cm3 、DSC法融点122℃)33重量%からなる樹脂組成物15重量部と流動パラフィン85重量部とを用いて、最終工程で得られた多孔質フィルムを面方向固定した状態で空気中にて85℃で2時間熱処理し、ついで115℃で2時間熱処理した以外は実施例1と同様に製膜を行い、多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムは厚み17μm、空孔率40%、通気度240秒/100cc、収縮率36%、針強度1.9N、シャットダウン温度131.0℃であった。
[比較例3]
実施例1において、無水マレイン酸グラフト高密度ポリエチレンを用いる代わりに重量平均分子量20万のポリエチレンを同量使用すること以外は、実施例1と同様にして製膜を行い、多孔質フィルムを得た。
以上で得られた多孔質フィルムの評価結果を表1に示す。
Figure 2005112905
表1の結果より、実施例1〜2で得られた多孔質フィルムは、比較例1〜2に比べて高空孔率、高通気性であり、且つ低収縮率、高強度であることが分かる。また、実施例1〜2と同程度の量のSD成分を用いた比較例3では、十分なSD特性が得られないことが分かる。

Claims (9)

  1. 少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類と、無水マレイン酸がグラフトされDSC法による融点が126℃以上の変性ポリオレフィンとを含む樹脂組成物からなり、空孔率が45%以上、120℃で1時間加熱した際の面積収縮率が30%以下、0.5mmφ針を用いた場合の針突刺強度が2.0N以上、シャットダウン温度が134℃以下である多孔質フィルム。
  2. 前記樹脂組成物は、少なくとも重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類20〜90重量%と、無水マレイン酸がグラフトされた変性ポリオレフィン10〜80重量%とを含有するものである請求項1記載の多孔質フィルム。
  3. 重量平均分子量50万以上のポリオレフィン類が超高分子量ポリエチレンである請求項1又は2に記載の多孔質フィルム。
  4. 前記変性ポリオレフィンが、ポリエチレンに無水マレイン酸をグラフトしたものである請求項1〜3いずれかに記載の多孔質フィルム。
  5. 前記ポリエチレンが、重量平均分子量が1万〜50万、密度が0.925g/cm3 以上の高密度ポリエチレンである請求項4記載の多孔質フィルム。
  6. 請求項1〜5いずれかに記載の多孔質フィルムを用いてなる電池用セパレータ。
  7. 請求項6記載の電池用セパレータを用いてなる非水電解液電池。
  8. 請求項1〜5いずれかに記載の多孔質フィルムが高分子電解質を担持してなる電解質膜。
  9. 請求項8記載の電解質膜を用いてなる固体高分子型燃料電池。
JP2003345669A 2003-10-03 2003-10-03 多孔質フィルム Expired - Fee Related JP4149889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345669A JP4149889B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 多孔質フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003345669A JP4149889B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 多孔質フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005112905A true JP2005112905A (ja) 2005-04-28
JP4149889B2 JP4149889B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=34538871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003345669A Expired - Fee Related JP4149889B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 多孔質フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4149889B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515512A (ja) * 2008-03-07 2011-05-19 東燃化学株式会社 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
JP2011516624A (ja) * 2008-03-07 2011-05-26 東燃化学株式会社 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
CN102171856A (zh) * 2008-09-03 2011-08-31 株式会社Lg化学 具有多孔涂层的隔膜及含有该隔膜的电化学装置
CN104403195A (zh) * 2014-11-20 2015-03-11 深圳市星源材质科技股份有限公司 高浸润性锂离子电池隔膜的原料及隔膜的加工方法
JP2016164231A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 横浜ゴム株式会社 サイドウォール用ゴム組成物及びこれを使用する空気入りタイヤ
WO2022202095A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 東レ株式会社 ポリオレフィン微多孔膜、電池用セパレータ及び二次電池

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515512A (ja) * 2008-03-07 2011-05-19 東燃化学株式会社 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
JP2011516624A (ja) * 2008-03-07 2011-05-26 東燃化学株式会社 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
CN102171856A (zh) * 2008-09-03 2011-08-31 株式会社Lg化学 具有多孔涂层的隔膜及含有该隔膜的电化学装置
KR101093858B1 (ko) * 2008-09-03 2011-12-13 주식회사 엘지화학 다공성 코팅층을 구비한 세퍼레이터 및 이를 구비한 전기화학소자
US9142819B2 (en) 2008-09-03 2015-09-22 Lg Chem, Ltd. Separator having porous coating layer, and electrochemical device containing the same
US9960400B2 (en) 2008-09-03 2018-05-01 Lg Chem, Ltd. Separator having porous coating layer, and electrochemical device containing the same
CN104403195A (zh) * 2014-11-20 2015-03-11 深圳市星源材质科技股份有限公司 高浸润性锂离子电池隔膜的原料及隔膜的加工方法
JP2016164231A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 横浜ゴム株式会社 サイドウォール用ゴム組成物及びこれを使用する空気入りタイヤ
WO2016143662A1 (ja) * 2015-03-06 2016-09-15 横浜ゴム株式会社 サイドウォール用ゴム組成物及びこれを使用する空気入りタイヤ
US10723176B2 (en) 2015-03-06 2020-07-28 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Rubber composition for sidewalls, and pneumatic tire using same
WO2022202095A1 (ja) * 2021-03-23 2022-09-29 東レ株式会社 ポリオレフィン微多孔膜、電池用セパレータ及び二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP4149889B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Li et al. A PEO-based gel polymer electrolyte for lithium ion batteries
US6949318B2 (en) Polymeric gel electrolyte and lithium battery employing the same
JP5286001B2 (ja) 電池用セパレータとこれを用いてなる非水リチウムイオン二次電池
JP5174376B2 (ja) 非水リチウムイオン二次電池
JP5356878B2 (ja) 非水系二次電池用セパレータ
KR20180077190A (ko) 비수계 이차전지용 세퍼레이터 및 비수계 이차전지
JP5729442B2 (ja) セパレータおよびこれを用いた電池
WO2012005139A1 (ja) セラミックセパレータ及び蓄電デバイス
JP6299168B2 (ja) 芳香族ポリアミド多孔質膜および電池用セパレータ
JP4201255B2 (ja) 多孔質フィルム
KR20200110740A (ko) 리튬 이온 이차 전지 세퍼레이터용 조성물 및 리튬 이온 이차 전지 세퍼레이터용 2액성 조성물, 그리고, 리튬 이온 이차 전지용 세퍼레이터의 제조 방법 및 리튬 이온 이차 전지의 제조 방법
JP2004234879A (ja) 真性ポリマー電解質を備える二次電池用電極およびその製造方法、ならびに、二次電池
JP4149889B2 (ja) 多孔質フィルム
JP2004204141A (ja) 多孔質フィルム
JP5352075B2 (ja) リチウム二次電池
CN116565308A (zh) 一种固态电解质膜及其制备方法和应用
KR20150072868A (ko) 다공성 폴리올레핀 분리막 및 이의 제조 방법
KR101803526B1 (ko) 전기화학소자용 분리막 및 이를 포함하는 전기화학소자
JP2003147109A (ja) 多孔質フィルム、非水電解液電池用セパレータ及び非水電解液電池
JP2005232289A (ja) 多孔質フィルム
JPH11158304A (ja) 多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池
JP5373349B2 (ja) 電池用セパレータとこれを用いてなる非水リチウムイオン二次電池
KR20170024955A (ko) 경화된 바인더를 포함하는 이차전지용 음극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
JP2004263012A (ja) 多孔質フィルム及び電池用セパレータ
JP2006190507A (ja) リチウム二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080401

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4149889

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140704

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees