JP2005112573A - エレベータ用巻上機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軸受のグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分がオイルシール部より漏れ出た時にブレーキ制動面に流れ出ないようにし、制動面に流れ出る前に外部に排出することで、安定したブレーキ保持力が得られるようにしたエレベータ用巻上機を得る。
【解決手段】 綱車7eと一体に形成され、内周に制動面を有する回転体7と、この回転体の内側に設けられ、制動面7aを押圧する制動片6を有する制動機と、回転体の中央に設けられた回転軸10と、この回転軸を回転自在に支持する軸受8a、8bと、この軸受端に設けられ、軸受の潤滑油が漏れるのを防止するオイルシール11a、11bと、回転体の制動機側の側面7bと制動面7aとが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、オイルシールから漏れて回転体7の側面7bを伝わってきた油が流れ込む第1の溝7cとを備える。
【選択図】 図2

Description

この発明はエレベータ用巻上機の改良に関するものである。
従来のエレベータ用巻上機においては、ブレーキ装置がブレーキドラム内に設けられており、ブレーキ装置はブレーキ腕、ブレーキばね、制動片、電磁マグネット等が軸に対して両側に対称位置にそれぞれ配備されている。また、ブレーキドラムの中心には、軸受けが配置してあり、この軸受けのグリースを封印するオイルシールが取り付けてあり、通常時は、オイルシールがブレーキドラムの中心に配置した軸受けからグリースが漏れ出るのを防止している。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−289954号公報
上記従来のエレベータ用巻上機では、軸受けのグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分がオイルシール部より漏れ出た場合、ブレーキドラム壁面を伝わってブレーキ制動面に流れ出て、ブレーキシューに付着し制動面の摩擦保持が低下し、制動距離が長くなったり、制動距離が安定しなくなったりするという問題があった。また、綱車側においても、綱車側面を伝わった油が綱溝に付着しトラクションが低下するという問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、軸受けのグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分がオイルシール部より漏れ出た時にブレーキ制動面に流れ出ないようにし、制動面に流れ出る前に外部に排出することで、安定したブレーキ保持力が得られるようにしたエレベータ用巻上機を提供するものである。
また、主索及び綱車溝内にもグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分が付着しないようにし、主索が滑るのを防止したエレベータ用巻上機を提供するものである。
この発明に係るエレベータ用巻上機は、綱車と一体に形成され、内周に制動面を有する回転体と、この回転体の内側に設けられ、制動面を押圧する制動片を有する制動機と、回転体の中央に設けられた回転軸と、この回転軸を回転自在に支持する軸受と、この軸受端に設けられ、軸受の潤滑油が漏れるのを防止するオイルシールと、回転体の制動機側の側面と制動面とが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、オイルシールから漏れて回転体の側面を伝わってきた油が流れ込む第1の溝とを備えたものである。
この発明は以上説明したように、綱車と一体に形成され、内周に制動面を有する回転体と、この回転体の内側に設けられ、制動面を押圧する制動片を有する制動機と、回転体の中央に設けられた回転軸と、この回転軸を回転自在に支持する軸受と、この軸受端に設けられ、軸受の潤滑油が漏れるのを防止するオイルシールと、回転体の制動機側の側面と制動面とが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、オイルシールから漏れて回転体の側面を伝わってきた油が流れ込む第1の溝とを備えたので、軸受のオイルシール部から漏れ出た潤滑油であるグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分を、溝に溜めて制動面に流れ出るのを防止することができ、ブレーキが滑るのを防ぎ常に安定したブレーキ保持力が得られる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機を示す正面図、図2は図1のII−II線に沿った断面図、図3は図1のIII−III線に沿った断面図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機を示す背面図である。
図において、軸受支持部となるブレーキ側フレーム1と綱車側フレーム12とによりエレベータ用巻上機の本体ケーシングが構成されている。ブレーキ側フレーム1の内側には電磁マグネット2が固定されている。上記電磁マグネット2の下部にはブレーキ腕3がその一端を支持ピン4により回動可能に固定されている。ブレーキ腕3の他端にはブレーキばね5が取り付けられている。ブレーキ腕3の中央部には制動片6が取り付けられており、回転体であるブレーキドラム7の内周の制動面7aと対向している。ブレーキドラム7の中心には軸受8a、8b設けられている。この軸受8a、8bの端部はそれぞれ端部カバー9a、9bで覆われており、軸受8a及び端部カバー9aと、軸受8b及び端部カバー9bはそれぞれ回転軸10を挿通しており、これらの挿通部にはそれぞれオイルシール11a、11bが取り付けられ、軸受8a、8bの潤滑油が漏れるのを防止している。また、上記ブレーキドラム7の制動機構が配置してある反対側にはブレーキドラム7と一体的に綱車7eが形成されている。ブレーキドラム7の制動面7と制動機構側の側面7bとが交わる部分に円周方向に亘って第1の溝7cが設けられている。そして、この第1の溝7cからブレーキドラム7の外周面に向けて放射状に延びる第1の貫通穴7dが設けられている。ブレーキドラム7と一体に形成された綱車7eの外周の円筒部には綱溝7fが設けられている。また、上記綱車7eの反制動機側の側面7hと綱車7eの円筒部の内周面7gとが交わる部分に円周方向に亘って第2の溝7iが設けられている。そして、この第2の溝7iからブレーキドラム7内周の制動面7aに設けた第1の溝7cに向けて放射状に延びる第2の貫通穴7jが設けられている。また、上記ブレーキ側フレーム1のブレーキドラム7側面と対向する面1aの下端部には先鋭状の突起1bが設けられており、この突起1bの直下にはブレーキドラム7の溝7cが位置するように配置されている。上記綱車側フレーム12の綱溝7fの下部には主索13が貫通する開口部12aが設けられている。なお、図中、12bは綱車側フレーム12の綱車7eと対向する側面である。
上記のように構成されたエレベータ用巻上機の動作について説明する。長期間の使用により、オイルシール11aから漏れ出た潤滑油であるグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、ブレーキドラム7の側面7bを伝わって、第1の溝7cに流れ込み、油が制動面7aに流れ出るのを未然に防止している。また、オイルシール11aから漏れ出て回転軸10の表面を伝わり軸受支持部であるブレーキ側フレーム1の側面1aを伝わったグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、ブレーキ側フレーム1の下端部の先鋭状突起1bから直下に設けられたブレーキドラム7の第1の溝7cに滴下する。ブレーキドラム1の第1の溝7cに溜まったグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、第1の貫通穴7dを通って外部に排出される。
また、オイルシール11bから漏れ出たグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、綱車7eの反制動機側の側面7hを伝わって、第2の溝7iに流れ込み、綱溝7fに流れ出るのを未然に防止している。綱車7eの内周面の第2の溝7iに溜まったグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、第2の溝7iに設けた第2の貫通穴7jを通ってブレーキドラム7の第1の溝7cに流れ込み、第1の貫通穴7dを通って外部に排出される。また、オイルシール11bから漏れ出て回転軸10の表面を伝わり綱車側フレーム12の側面12bを伝わったグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分は、綱車側フレーム12の下部の開口部12aから外部に排出される。
従って、この発明によれば、軸受のオイルシール部から漏れ出た潤滑油であるグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分を、溝に溜めて制動面に流れ出るのを防止することができ、ブレーキが滑るのを防ぎ常に安定したブレーキ保持力が得られる効果がある。また、同様にして、綱車に巻き掛けられた主索及び綱溝に油が付着するのを防止することができ、主索が滑るのを防ぐことができる。さらにまた、溝に溜まったグリースやグリースが経年変化で分離した油を含んだ水分を、貫通穴を通して外部に排出するようにして、溝から溢れ出るのを防止することができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機を示す正面図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータ用巻上機を示す背面図である。
符号の説明
1 ブレーキ側フレーム(軸受支持部)
1a ブレーキドラムと対向する面
1b 突起
2 電磁マグネット
3 ブレーキ腕
4 支持ピン
5 ブレーキばね
6 制動片
7 ブレーキドラム(回転体)
7a 制動面
7b ブレーキドラムの側面
7c 第1の溝
7d 第1の貫通穴
7e 綱車
7f 綱溝
7g 綱車の内周面
7h 綱車の側面
7i 第2の溝
7j 第2の貫通穴
8a、8b 軸受
9a、9b 端部カバー
10 回転軸
11a、11b オイルシール
12 綱車側フレーム
12a 開口部
12b 側面
13 主索

Claims (6)

  1. 綱車と一体に形成され、内周に制動面を有する回転体と、
    この回転体の内側に設けられ、前記制動面を押圧する制動片を有する制動機と、
    前記回転体の中央に設けられた回転軸と、
    この回転軸を回転自在に支持する軸受と、
    この軸受端に設けられ、軸受の潤滑油が漏れるのを防止するオイルシールと、
    前記回転体の制動機側の側面と制動面とが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、前記オイルシールから漏れて前記回転体の側面を伝わってきた油が流れ込む第1の溝と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
  2. 綱車と一体に形成され、内周に制動面を有する回転体と、
    この回転体の内側に設けられ、前記制動面を押圧する制動片を有する制動機と、
    前記回転体の中央に設けられた回転軸と、
    この回転軸を回転自在に支持する軸受と、
    前記回転体の側面と対向して設けられ、前記軸受を支持する軸受支持部と、
    前記軸受端に設けられ、軸受の潤滑油が漏れるのを防止するオイルシールと、
    前記回転体の制動機側の側面と制動面とが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、前記オイルシールから漏れて前記回転体の側面を伝わってきた油が流れ込む第1の溝と、
    前記軸受支持部の回転体側の下端部に設けられ、前記オイルシールから漏れて軸受支持部を回転体側の側面を伝わってきた油を前記第1の溝に滴下させる突起と、
    を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
  3. 突起の下端部を先鋭状としたことを特徴とする請求項2記載のエレベータ用巻上機。
  4. 第1の溝に溜まった油を外部に排出するための第1の貫通穴を第1の溝から回転体の外周部に向かって放射状に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータ用巻上機。
  5. 綱車の反制動機側の側面と綱車の内周面とが交わる部分に円周方向に亘って設けられ、オイルシールから漏れて前記綱車の側面を伝わってきた油が流れ込む第2の溝を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータ用巻上機。
  6. 第2の溝に溜まった油を第1の溝に導くための第2の貫通穴を第2の溝から第1の溝に向かって放射状に設けたことを特徴とする請求項5記載のエレベータ用巻上機。
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