JP6794768B2 - インホイールモータのオイル漏れ監視構造 - Google Patents

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本発明は、インホイールモータにオイル漏れが生じたときには外部からそれを容易に知ることができるようにするインホイールモータのオイル漏れ監視構造に係る。
車輪のハブ内に電動機を組み込むことにより車輪駆動系のコンパクト化を図ったインホイールモータと称される車両用駆動構造が知られている。インホイールモータでは、ハブは、ハブ軸受を介してホイールを回転式に支持する構造に加えて、電動機とその出力回転を減速しつつ伝動する歯車機構とを内装している。この場合、電動機と歯車機構は、例えば下記の特許文献1に記載されている如く、内部に歯車機構のための潤滑用オイルを保持することができるモータハウジングにより内包されているが、歯車機構の出力軸は車軸となってハブ軸受を介してハブ外へ延在しているので、電動機と歯車機構とを内包するモータハウジングは、完全に閉じたハウジングとはならず、ハブ軸受の部分にて外部に開かれている。
特開2010-184556号公報
インホイールモータでは、上記の如く電動機と歯車機構とを内包するモータハウジングは、完全に閉じたハウジングとはならず、ハブ軸受の部分にて外部に開かれているので、かかるモータハウジング内に装填された歯車機構のための潤滑用オイルがハブ軸受を経て外部へ漏洩する虞れがあり、それに気付かずにいると歯車機構の潤滑が不足し、インホイールモータに損傷を来たす虞れがある。
本発明は、インホイールモータにおける上記のオイル漏洩の問題に着目し、そのようなオイル漏洩が生じたときにはそれを外部から容易に知ることができるインホイールモータのオイル漏れ監視構造を提供することを課題としている。
上記の課題を解決すべく、本発明は、インホイールモータの電動機と歯車機構とを内包するモータハウジング内よりハブ軸受のインナーレースとアウターレースの間の空隙へ通じるモータハウジング内オイルの漏洩可能通路を可撓性のオイルシールにて塞ぐと共に、車軸の端部に透視可能な板により塞がれたオイル溜を設け、更に前記ハブ軸受のインナーレースを貫通して前記漏洩可能通路の前記オイルシールよりオイル漏洩方向に沿った上流側を前記オイル溜に連通させるオイル漏れ通路を設けたことを特徴とするインホイールモータのオイル漏れ監視構造を提案するものである。
上記の如く、インホイールモータにおいて、電動機と歯車機構とを内包するモータハウジング内よりハブ軸受のインナーレースとアウターレースの間の空隙へ通じるモータハウジング内オイルの漏洩可能通路を可撓性のオイルシールにて塞ぐと共に、車軸の端部に透視可能な板により塞がれたオイル溜を設け、更に前記ハブ軸受のインナーレースを貫通して前記漏洩可能通路の前記オイルシールよりオイル漏洩方向に沿った上流側を前記オイル溜に連通させるオイル漏れ通路を設けておけば、インホイールモータのハウジングと回転するハブおよび回転出力軸の間の相対的回転を前記可撓性のオイルシールにて許容しつつ電動機と歯車機構とを内包するモータハウジング内よりハブ軸受のインナーレースとアウターレースの間の空隙へ通じるモータハウジング内オイルの漏洩可能通路を堰き止め、もしモータハウジング内よりオイルが漏洩してきたときには、それを車軸の端部に透視可能な板により塞がれたオイル溜へ導き、かかるオイル溜にオイルが現れたことを透視可能な板を通して観察することによって、容易にモータハウジング内オイルの漏洩を知ることができる。
インホイールモータの一例を本発明に係るその要部の拡大示を伴って示す縦断面図である。
図において、1は電動機であり、2はそのロータ、3はそのステータ、4はその出力軸である。電動機1の出力軸4は、その一端部に設けられた小歯車5により、それと噛み合う大歯車6を駆動するようになっている。電動機1と小歯車5および大歯車6よりなる伝動および減速のための歯車機構とはモータハウジング7に内包されており、このモータハウジング7内に歯車機構の潤滑のためのオイルが保持されるようになっている。モータハウジング7はインホイールモータのハウジング8に組み付けられている。
大歯車6には車軸9が一体に連結されている。車軸9には、そのスプライン部10と嵌り合うスプライン部11を備えたハブ12が装着されており、大歯車6と車軸9の一体物とそれに装着されたハブ12とは、車軸9の根本部が軸受13を介してモータハウジング7より支持され、またハブ12がハブ軸受14を介してインホイールモータのハウジング8により支持されることにより、インホイールモータのハウジング8に回転可能に組みつけられている。尚、ハブ軸受14のインナーレース15はハブ12の一部となっており、ハブ軸受14のアウターレース16は図示の如き環状部材であり、インホイールモータのハウジング8に組み付けられている。
モータハウジング7内の室空間は、軸受13のインナーレースとアウターレースの間の隙間、車軸9とそれを貫通させるモータハウジング7の孔17の周壁の間の隙間、ハブ軸受14のインナーレースとアウターレースの間の隙間を経て外部に解放されているので、モータハウジング7内に保持された歯車機構のための潤滑オイルは、これらの隙間を通って外部へ漏出する虞れがあり、もしそのようなオイルの漏洩が気付かれずにいると、歯車機構の滑らかな噛合いに不調を来たす虞れがある。
そこで、本発明によれば、上記の隙間を連ねたモータハウジング7内よりハブ軸受14のインナーレースとアウターレースの間の空隙へ通じるモータハウジング内オイルの漏洩可能通路を可撓性のオイルシール18にて塞ぐと共に、車軸9の端部に透視可能な板19により塞がれたオイル溜20を設け、更に図示の実施例ではハブ12と一体に形成されているハブ軸受14のインナーレースを貫通して前記漏洩可能通路のオイルシール18よりオイル漏洩方向に沿った上流側をオイル溜20に連通させるオイル漏れ通路21が設けられている。可撓性オイルシール18は、図示の実施例では、モータハウジング7の車軸9を貫通させる孔17に嵌挿され、車軸9の外周面の一部とハブ12の内端部とに摺接する環状のリップ部材として構成されている。またオイル漏れ通路21は、前記漏洩可能通路に開くその内端よりオイル溜20に開くその外端へ向けて車軸9の中心線より遠ざかる傾斜を付されており、その内端にオイルが流れてきたときには、それに車軸9の回転に伴う遠心吸引作用を及ぼし、漏洩オイルを速やかにオイル溜20へ到達させるようになっている。
かくして、モータハウジング7内の装填された歯車機構のための潤滑用オイルにハブ軸受14のインナーレースとアウターレース間の隙間を通る漏洩が生じようとすると、そのことがいち早くオイル溜20にオイルが現れることによって透視可能な板19を経て観察され、監視される。
以上に於いては本発明を一つの実施例について詳細に説明したが、かかる実施例について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
1…電動機、2…ロータ、3…ステータ、4…出力軸、5…小歯車、6…大歯車、7…モータハウジング、8…インホイールモータのハウジング、9…車軸、10…車軸のスプライン部、11…ハブのスプライン部、12…ハブ、13…軸受、14…ハブ軸受、15…ハブ軸受14のインナーレース、16…ハブ軸受14のアウターレース、17…モータハウジング7の孔、18…可撓性のオイルシール、19…透視可能な板、20…オイル溜、21…オイル漏れ通路

Claims (1)

  1. インホイールモータの電動機と歯車機構とを内包するモータハウジング内よりハブ軸受のインナーレースとアウターレースの間の空隙へ通じるモータハウジング内オイルの漏洩可能通路を可撓性の上流側部分と下流側部分とを含むオイルシールにて塞ぐと共に、車軸の端部に透視可能な板により塞がれたオイル溜を設け、更に前記ハブ軸受のインナーレースを貫通して前記漏洩可能通路の前記オイルシールの前記上流側部分と前記下流側部分の間を前記オイル溜に連通させるオイル漏れ通路を設けたことを特徴とするインホイールモータのオイル漏れ監視構造。
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