JP2005112140A - 車両のフード構造 - Google Patents

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Atsushi Mitsui
淳 三井
Kojiro Okabe
宏二郎 岡部
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 フードに衝突物が衝突した際に、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和する。
【解決手段】 車両のエンジンルームをふさぐフード(フードパネル)21と、このフード21を開閉可能に車体側に止めるフードヒンジと、フードクッション25と、からなる車両のフード構造17において、フードクッション25は、平均外径をD、取り付け高さをHとしたときに、H/Dを、1.3〜2に設定した。H/Dが1.3未満になると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは低過ぎ、衝撃吸収部41の変形量は少なく、緩衝の程度は小さい。従って、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。H/Dが2を超えると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは高くなり過ぎ、衝撃に対して衝撃吸収部41は屈曲しやすくなり、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。
【選択図】 図5

Description

本発明は、車両のフード構造に関するものである。
自動車のフロントボデーに開閉可能に取り付けてエンジンルームをカバーするフードは、一般的には前開き方式が多く、フードの前端とフロントボデーの前部に形成したバルクヘッドとの間にフードクッションを備える。
従来のフードとして、自動車のバンパ取付けクリップ及びバンパ取付構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−178861公報(第4頁、図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図8は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の技術の基本構成は、ピン101の頭部に、フード102の先端部による閉鎖時の衝撃を吸収するクッション部材103を係合させる係合部104を形成した。その結果、部品数を削減しかつ取り付け作業工数を削減することができる。
しかし、特許文献1のバンパ取付けクリップでは、フードに衝突物が当たった場合、クッション部材103は衝撃吸収には寄与するが、その寄与する割合は小さく、衝突物に生じる衝撃を緩和し難い。
本発明は、フードに衝突物が衝突した際に、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車両のエンジンルームをふさぐフードと、このフードを開閉可能に車体側に止めるフードヒンジと、フードを閉じるときの衝撃を緩和するためにフードヒンジから遠い部位に設けたフードクッションと、からなる車両のフード構造において、フードクッションは、平均外径をD、取り付け高さをHとしたときに、H/Dを、1.3〜2に設定したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、フードの下面に、下に突起する凸部を形成し、この凸部をフードクッションに当てるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フードクッションは、平均外径をD、取り付け高さをHとしたときに、H/Dを、1.3〜2に設定した。
H/Dが1.3未満になると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは低過ぎ、フードクッションの衝撃吸収部の変形量は少なく、緩衝の程度は小さい。従って、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。
H/Dが2を超えると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは高くなり過ぎ、衝撃に対してフードクッションの衝撃吸収部は屈曲しやすくなり、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。
このように、フードクッションによる緩衝の観点からH/Dを1.3以上とし、フードクッションの屈曲防止の観点からH/Dを2以下とした。
その結果、フードに対して、下方向きの荷重が加わると、フードクッションは、折れ曲がることなく、所望の変形量だけ変形して、衝撃を吸収し、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和するという利点がある。
請求項2に係る発明では、フードの下面に、下に突起する凸部を形成し、この凸部をフードクッションに当てるようにしたので、フードに衝突物が衝突して力が加わると、まず、フードクッションは所望の変形量だけ変形して衝撃を吸収し、引き続き、フードの凸部は所望の変形量だけ変形して残りの衝撃を吸収する。従って、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は、本発明のフード構造を採用した車両の斜視図である。
車両11は、自動車で、車体12を備える。車体12は、乗員室13の床をなすアンダボデー14と、乗員室13の前に設けるとともにアンダボデー14の前に連ねたフロントボデー15と、を備える。16はフロントボデー15のエンジンルーム、17はフード構造を示す。
フード構造17は、車両11のエンジンルーム16をふさぐフード(フードパネル)21と、このフードパネル21を開閉可能(矢印aの方向)に車体12側に止めるフードヒンジ22,22と、フードパネル21を閉じるときの衝撃を緩和するためにフードヒンジ22,22から遠い部位であるバルクヘッド23の上フレーム24に設けたフードクッション25…(…は複数を示す。以下同様。)と、からなる。
アンダボデー14は、フロントフロア27と、フロントフロア27の後部に連ねたリヤフロア31と、を備え、リヤフロア31はスペアタイヤ収納部構造32を有する。33はリヤフロア31の下方に配置した排気装置を示す。
図2は、本発明のフード構造を採用したフロントボデーの斜視図である。
フロントボデー15は、乗員室13とエンジンルーム16との間に設けたダッシュボード35と、ダッシュボード35に連なるフロントサイドフレーム36,36と、フロントサイドフレーム36,36の前端に取り付けたバルクヘッド23と、フロントサイドフレーム36,36側に取り付けた前輪の上方を覆うフェンダ37,37と、を備える。
バルクヘッド23の上フレーム24にフードクッション25…を4個取り付けた。
図3は、図2の3部詳細図であり、フードクッション25を示す。
フードクッション25は、円柱状の衝撃吸収部41を成形し、この衝撃吸収部41に連ねて高さ調整部42を成形したもので、調整部42をバルクヘッド23の上フレーム24にねじ込むことで、取り付け高さをHに調整して取り付けられる。
フードクッション25の材質は、ゴムを用いた。
図4は、本発明のフードクッションの正面図である。
フードクッション25はまた、衝撃吸収部41の上部43の上部外径をDt、下部44の下部外径をDb、平均外径をDとしたときに、平均外径Dは、(Dt+Db)/2であり、H/Dを、1.3〜2に設定した。
H/Dが1.3未満になると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは低過ぎ、衝撃吸収部41の変形量は少なく、緩衝の程度は小さい。従って、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。
H/Dが2を超えると、平均外径Dに比べて、取り付け高さHは高くなり過ぎ、衝撃に対して衝撃吸収部41は屈曲しやすくなり、衝突物に生じる衝撃を効果的に緩和できない。
調整部42は、おねじである。
バルクヘッド23の上フレーム24には、めねじ部45を形成した。めねじ部45の内径をD1、ピッチをPに設定した。
図5は、図1の5−5線断面図であり、本発明のフード構造の作用図を兼ねる。
フード(フードパネル)21は、インナパネル46にアウタパネル47を取り付けたもので、インナパネル46にクッション当接部51を4個のフードクッション25…に当接するように成形した。
次に本発明の作用を模式的に説明する。
フードパネル21に衝突物52が衝突して力Fが加わると、力はクッション当接部51を介してフードクッション25に矢印bの如く伝わり、フードクッション25は変形量δだけ変形して衝突物52に生じる衝撃を効果的に緩和する。
すなわち、フードクッション25は、平均外径をD、取り付け高さをHとしたときに、H/Dを、1.3〜2に設定した形態なので、フードパネル21に対して、下方向き(矢印cの方向)の荷重が加わると、フードクッション25は、折れ曲がることなく、所望の変形量だけ変形して、衝撃を吸収することができる。
次に、本発明の別の実施の形態を説明する。
図6は、別の実施の形態図であり、請求項2に対応する形態を示す。上記図4、図5に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
別の実施の形態のフード(フードパネル)21Bは、フードパネル21Bの下面54に、下に突起する凸部55を形成し、この凸部55をフードクッション25に当てるようにした構成である。
凸部55は、インナパネル46Bに第1吸収代56を長さL1で成形し、この第1吸収代56に連ねて第2吸収代57を長さL2で成形したものである。
図7(a),(b)は、別の実施の形態の作用図である。
(a)において、フードパネル21Bに衝突物61が衝突して力F1が加わると、力は凸部55を介してフードクッション25に伝わり、フードクッション25は変形量δ1だけ変形して衝撃を吸収する。
(b)において、フードクッション25の変形が最大に達する時点の直前若しくは直後から、凸部55の変形が始まり、凸部55は変形量δ2だけ変形して残りの衝撃を吸収する。従って、衝突物61に生じる衝撃を効果的に緩和することができる。
尚、本発明の車両のフード構造は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明の車両のフード構造は、四輪車に好適である。
本発明のフード構造を採用した車両の斜視図 本発明のフード構造を採用したフロントボデーの斜視図 図2の3部詳細図 本発明のフードクッションの正面図 図1の5−5線断面図 別の実施の形態図 別の実施の形態の作用図 従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
11…車両、12…車体、16…エンジンルーム、17…フード構造、21…フード(フードパネル)、22…フードヒンジ、24…遠い部位(バルクヘッドの上フレーム)、25…フードクッション。

Claims (2)

  1. 車両のエンジンルームをふさぐフードと、このフードを開閉可能に車体側に止めるフードヒンジと、フードを閉じるときの衝撃を緩和するために前記フードヒンジから遠い部位に設けたフードクッションと、からなる車両のフード構造において、
    前記フードクッションは、平均外径をD、取り付け高さをHとしたときに、H/Dを、1.3〜2に設定したことを特徴とする車両のフード構造。
  2. 前記フードの下面に、下に突起する凸部を形成し、この凸部を前記フードクッションに当てるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車両のフード構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009058288A1 (de) * 2009-12-14 2011-06-16 GM Global Technology Operations LLC, ( n. d. Ges. d. Staates Delaware ), Detroit Karosserie für ein Kraftfahrzeug
WO2012001799A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 いすゞ自動車株式会社 エンジンフードの支持構造
EP2910456A4 (en) * 2012-10-19 2016-07-13 Toyota Motor Co Ltd OPENING / CLOSING BODY STRUCTURE FOR VEHICLE

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