JP2005111074A - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005111074A JP2005111074A JP2003351121A JP2003351121A JP2005111074A JP 2005111074 A JP2005111074 A JP 2005111074A JP 2003351121 A JP2003351121 A JP 2003351121A JP 2003351121 A JP2003351121 A JP 2003351121A JP 2005111074 A JP2005111074 A JP 2005111074A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- normal symbol
- game
- electric accessory
- symbol start
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】 電動役物166cが作動した状態では、傾動した電動役物166cが遊技球Pを受け止めると同時に特定入球口167へ導き、遊技球Pは遊技者が視認可能な遊技盤前面に隣接する状態に設けられた球取込通路168に導かれ、センターケース139のワープ通路171に合流し、ステージ172へと導かれる。遊技球Pは、球取込通路168で普通図柄始動スイッチ177に検出されることによって普通電動役物136が作動するので、第1種始動入賞口である普通電動役物136へ入賞する可能性が飛躍的に高まる。
【選択図】図11
Description
また、特許文献1に記載の通り、可動翼片が開放した姿勢になると、左右の翼片の下方に球受け可能に形成された球受片が球受け可能となり始動口入口に導き、可動翼片が閉鎖した姿勢になると、球受片が球受け可能な姿勢ではないため始動検出をされないまま通過してしまう構成が開示されている。
また、特許文献2に記載の通り、可動翼片が開放している時に入球すると第1入賞通路に導かれ、閉鎖している時に入球すると第2入賞通路に導く構成が開示されている。
そこで、本発明は、確変遊技中や時短遊技中に普通電動役物の作動起因である普通図柄の保留記憶がなくなる状況の発生を減少させ、確率変動遊技中や時間短縮遊技中の特別図柄の変動表示を速やかに消化させること及び確変遊技中や時短遊技中に獲得球の減少を最小限に抑えることを課題とする。
遊技盤面上に発射された遊技球の入球を検出する第1の検出装置(普通図柄始動スイッチ66a,177)と、
該第1の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第1の電動役物(普通電動役物36,136)と、
該第1の電動役物への遊技球の入球を検出する第2の検出装置(第1種始動口スイッチ36a,136a)と、
該第2の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第2の電動役物(大入賞口40,140)と、
を備える弾球遊技機において、
遊技盤面上に発射された遊技球の入球を検出する第3の検出装置(普通図柄始動スイッチ66a,166a)と、該第3の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第3の電動役物(電動役物66c,166c)と、
該第3の電動役物の駆動に従って遊技盤裏面側へと遊技球を取り込むための球取込通路(68,168)と、を備え、
前記球取込通路(68,168)に取り込まれた遊技球を前記第1の検出装置(普通図柄始動スイッチ66a,177)に誘導することによって、直接的に第1の電動役物(普通電動役物36,136)の駆動頻度を高めることを特徴とする弾球遊技機である。
検出装置への入球に基づいて駆動するとは、検出装置への入球に起因して抽出された乱数に基づいて駆動する構成としても、乱数に基づいて立てられたフラグによって駆動する構成としても、単に検出したら駆動するように構成しても問題なく、検出装置への入球に基づいた起因で駆動する構成であれば、特に限定されない。また、第1〜第3の電動役物の駆動起因に変化を持たせるようにしても何ら差し支えない。
また、第1〜第3の電動役物は、駆動することにより駆動していない状態と比べて遊技盤面上に発射された遊技球を収集する能力が向上する構成であればよく、形状は特に限定されない。
さらに、第3の検出装置での検出及び/又は第3の電動役物の駆動を確率変動遊技中及び/又は変動時間短縮遊技中に限定するように構成しても何ら差し支えない。
また、請求項1では球取込通路に取り込まれた遊技球を前記第1の検出装置に誘導する構成を第1の検出装置に代わる第3の検出装置に誘導する構成としてもよい。
さらに、第1の検出装置の機能を移すことで、第1の検出装置が不要である場合には、遊技機から取り外しても何ら問題ない。
また、第1の電動役物の近傍へと誘導する誘導部材が別途備えてあるのであれば、最終的に第1の電動役物の近傍へと誘導されるため、その誘導部材まで誘導する構成としてもよい。
また、第1の検出装置での検出について賞球の払い出しを行わない構成であるため、賞球ベースを大幅に高めることなく、遊戯施設への負担も最小限に抑えることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態1のパチンコ機10は、大きくは長方形の外枠11と前面枠12とからなり、外枠11の左隣に公知のプリペイドカードユニット13が設けられている。前面枠12は、左端上下のヒンジ14により外枠11に対し回動可能に取り付けられている。前面枠12の下方には上皿15が設けられ、この上皿15に貸出釦16、精算釦17及び残高表示部18が設けられている。プリペイドカードユニット13のカード口19にプリペイドカードを挿入すると、記憶された残高が残高表示部18に表示され、貸出釦16を押下すると球の貸出しが実行され上皿15の払い出し口より球が排出される。前面枠12には、窓状の金枠20が前面枠12に対して解放可能に取り付けられている。この金枠20には板ガラス21が二重に嵌め込まれている。板ガラス21の奥には遊技盤22が収納されている。上皿15の前面枠12下部には、下皿23が設けられ、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付けられている。この発射ハンドル24の外周には、図示しない回動リングが擁され、これを時計方向に回動すれば球を遊技盤22上に発射することができる。上皿15と下皿23とは連結されていて、上皿15が球で満杯状態になれば下皿23に球を誘導するよう構成されている。
また、機構盤26には主制御装置30及び賞球制御装置31が脱着可能に、遊技盤22には特別図柄表示装置32が、前面枠12左下部には発射制御装置33が、特別図柄表示装置32の左側に盤用外部接続端子51が、各々取り付けられている。尚、機構盤26を中心とした球の払い出し等に関する構造は従来の構成と同様なのでその詳細な説明は割愛する。
図3に示すように遊技盤22には、中央に特別図柄表示装置32を構成するLCDパネルユニット(以下「LCD」とする。)32a、特別図柄保留記憶用LED48、センターケース(液晶枠飾り)39、LCD32aの下方に第1種始動口としての普通電動役物36、普通電動役物36に構成された普通図柄表示装置37及び普通図柄保留記憶用LED49、普通図柄表示装置37に表示される図柄の変動開始に用いられるLCD32aの左側に設けられた普通図柄始動ゲートユニット66、普通電動役物36下部の大入賞口40を備える大入賞装置、盤面最下部のアウト口41、その他の各種入賞口、風車及び図示しない遊技釘等が備えられている。本実施形態では普通図柄始動ゲートは、普通図柄始動ゲートユニット66として、普通図柄始動ゲート66dの上部近傍に電動役物66cが備えられた構成となっている。
この構成により、前述した発射ハンドル24を回動すれば発射制御装置33により駆動される発射モータ33aが駆動されて上皿15上の遊技球がガイドレールを介して遊技盤22上に発射される。発射された遊技球が各入賞口に入賞すれば遊技球は盤面裏面にセーフ球として取り込まれ、入賞しなければアウト口41を介してアウト球として同様に盤面裏面に取り込まれる。
主制御装置30の入力側には、第一種始動口スイッチ36a、普通図柄始動スイッチ66a、役物連続作動スイッチ(以下、単に「Vスイッチ」と呼ぶ)65、カウントスイッチ64、賞球払い出しスイッチ29a、満タンスイッチ43、補給スイッチ44、タッチスイッチ24a等が接続されている。また、主制御装置30の出力側には、盤用外部接続端子51、大入賞口ソレノイド40c、Vソレノイド40d、普通役物ソレノイド36b,66b等が接続されている。普通役物ソレノイド36bは、普通電動役物36を制御するもので、普通役物ソレノイド66bは普通図柄始動ゲートユニット66に備えられた電動役物66cを制御するものである。
ここで、満タンスイッチ43は下皿23内に球が満タン状態になったことを、補給スイッチ44は球タンク27内に球が存在することを、タッチスイッチ24aは発射ハンドル24に内蔵され遊技者が発射ハンドル24に触れていることを、第一種始動口スイッチ36aは普通電動役物36に入賞したことを、普通図柄始動スイッチ66aは普通図柄始動ゲート66dに入賞したことを、賞球払出しスイッチ29aは玉切りモータ29bにより上皿15に排出される球を、カウントスイッチ64は大入賞口に入賞する全ての球を、Vスイッチ65は大入賞口40内に入賞した遊技球がV通過口70を通過したことを、各々検出するためのものである。
また、主制御装置30の出力側に接続された普通役物ソレノイド36bは普通電動役物36の開閉に使用されるものであり、普通役物ソレノイド66bは普通図柄始動ゲートユニット66の電動役物66cの開閉に使用されるものである。
前述した特別図柄表示装置32、賞球制御装置31、発射制御装置33、ランプ制御装置34及び音制御装置35への送信は、主制御装置30からのみ送信することができるよう一方向通信の回路として構成されているが、双方向の通信も可能であるように構成できる。
従って、抽出された当否乱数の値が当否判定値と一致して大当りとなる確率は、通常確率時には1/250であり、高確率時には1/50(=5/250)となる。
実施形態1では、普通図柄始動ゲート66dの近傍に球取込通路68及び作動時に球取込通路68へ遊技球を誘導するための電動役物66cを設け、球取込通路68は取り込んだ遊技球を普通図柄始動ゲート66dに設けられた普通図柄始動スイッチ66aの近傍に誘導する。普通図柄始動スイッチ66aは誘導され通過した遊技球を検出し、その検出に起因して抽出した乱数値が所定値であった場合に、普通図柄を所定図柄で停止表示し、普通電動役物36及び電動役物66cを作動状態に変更する。
特別図柄始動スイッチ(第1種始動口)である普通電動役物36や、特別図柄の変動表示や、各種遊技状態(通常遊技、確変遊技及び時短遊技)については、従来の遊技機と同じ構成である。
図6(a)(b)に示すように、遊技盤22面上に発射された遊技球Pは、電動役物66cが非作動状態では、普通図柄始動ゲートユニット66の電動役物66cの間から普通図柄始動ゲート66dへかけて形成されている球通路63を流下するようになっている。このとき、遊技球Pはゲート66d内にある普通図柄始動スイッチ66aによって検出されると、図7に示す普通図柄乱数抽出処理によって乱数が抽出され、主制御装置30から普通役物ソレノイド36b及び66bに出力する構成となっている。
実施形態1では、第1種始動入賞口に設けられた普通電動役物36と、普通図柄始動ゲートユニット66に設けられた電動役物66cの作動契機を普通図柄始動ゲート66dの通過に起因して抽出された乱数値が所定値であることとしているので、その値によって普通電動役物36及び電動役物66cが作動するのである。
これにより、電動役物66cが非作動状態に比べて普通図柄始動ゲート66dへの通過率を向上させることができる。
確定普通図柄(普通当たり図柄及び普通はずれ図柄)に関しては、普通図柄当否乱数と1対1で普通当たり図柄が設定されていれば記憶する必要はないし、また、確定普通図柄か普通図柄当否乱数のいずれかを記憶するように構成すれば問題はない。
また保留記憶数が1〜4に応じて普通図柄当否乱数が記憶されるようになっている。
図10は、この電動役物開放処理を表したもので、先ず、変動が終了したか否かが判定され(S500)、肯定判定されると(S500:YES)、当たりフラグが1か否か判定される(S510)。変動が終了していない(S500:NO)か、当たりフラグが1でないと判定されると(S510:NO)処理はリターンに抜ける。当たりフラグが1ならば(S510:YES)、確変中か否かが判定され(S520)、確変中ならば(S520:YES)開放態様Aが選択される(S540)。確変中でなければ(S520:NO)、時短中か否かが判定され(S530)、肯定判定なら(S530:YES)開放態様Bが選択される(S550)。時短中でなければ(S530:NO)、開放態様Cが選択される(S560)。例えば、開放態様Aは6秒開放、開放態様Bは4秒開放、開放態様Cは0.2秒開放のように設定している。開放態様が選択されると、普通電動役物36及び電動役物66cの開放処理が行われ(S570)、更に所定時間が経過したか否かが判定される(S580)。所定時間経過すると(S580:YES)、普通電動役物36及び電動役物66cを閉鎖し(S590)、当たりフラグを0にして(S600)リターンに抜ける。
なお、開放態様は開放時間だけでなく、開放回数を1回開き、2回開き等に変化させるような構成としてもよい。
また、普通電動役物36内に設けられた第1種始動口(第1種始動口スイッチ36a)は遊技球を検出すると賞球を払い出す構成であるため、確変遊技中や時短遊技中に減少する獲得球(持ち球)を最小限に抑えることができる。
さらに、普通電動役物66cの作動により導かれる普通図柄始動ゲート66dに設けられた普通図柄始動スイッチ66aは遊技球を検出しても賞球を払い出す構成ではないため、極端に賞球の払出数を多くすることもない。
即ち、普通図柄始動ゲート66dに電動役物66cを設け、電動役物66cの作動時には遊技盤22の裏側の球取込通路68に誘導されることにより非作動時よりも普通図柄始動ゲートへ導かれる遊技球数を増大させることが可能になるが、導かれる場所が普通図柄始動ゲート66dであり賞球が得られないため、経時的に変化しても、ほとんど賞球ベースを変化させることはない。
このように、賞球ベースに極力影響を与えずに、速やかな確変遊技及び時短遊技を行わせることができることにより、遊技施設及び遊技者に時間的又は金銭的な損害を与えることがない遊技機を提供することができる。
なお、普通図柄始動スイッチ66aによる遊技球の検出に起因して抽出された乱数値が所定数であれば、電動役物66c及び普通電動役物36を作動させるように構成しているが、従来のパチンコ機と同様に、普通電動役物36のみを作動させるように構成しても良い。このとき、周期的に作動及び非作動を繰り返す経時的な変化をするように構成しても、普通図柄始動スイッチ66aとは別の検出スイッチを設けてその検出スイッチの検出に関係させるように構成しても良く、作動と非作動を遊技中に変化できる構成であれば何等差し支えない。
図12(a)(b)に示すように、遊技盤122面上に発射された遊技球Pが、電動役物166cが非作動状態では、普通図柄始動ゲートユニット166の電動役物166cの間の球通路163を通って流下し、ゲート166dへ誘導されて通過する。このとき、遊技球Pはゲート166d内にある普通図柄始動スイッチ166aによって検出されると、図15に示す普通図柄乱数抽出処理によって乱数が抽出され、主制御装置130から普通役物ソレノイド166bに出力する構成となっており、普通役物ソレノイド166bの制御によって、電動役物166cが作動する。図15は図7の説明を援用する。
このように、実施形態2の普通図柄始動ゲートユニット166は、電動役物166cが非作動時には、普通図柄始動ゲート166dに設けられた普通図柄始動スイッチ166aを通過後、直下に排出される従来の普通図柄始動ゲートと同様に通過口としての役割を果たすものである。
普通図柄始動ゲートユニット166はセンターケース139の左側方に設けられ、ゲート166dを通過した遊技球の一部は、第一種始動入賞口である普通電動役物136へ入賞する可能性を有している。
電動役物166cが作動した状態では、普通図柄始動ゲートユニット166は、可動片が開放することにより普通図柄始動ゲートユニット166への遊技球取り込み口が大きくなると共に、開放する可動片により遊技盤122前面より後方に遊技球Pを誘導する球取込通路168と連通するように構成している。図13(a)に示すように、傾動した電動役物166cが遊技球Pを受け止めると同時に特定入球口167へ導き、遊技球Pは球取込通路168に導かれ、センターケース139のワープ通路171に合流し、ステージ172へと導かれるように構成されている。特定入球口167へ入球した遊技球Pは、球取込通路168で普通図柄始動スイッチ177に検出され、前述したように、実施形態2では、第1種始動入賞口に設けられた普通電動役物136の作動契機を普通図柄始動ゲートユニット166の普通図柄始動スイッチ177としているので、普通電動役物136が作動し、ステージ172へと導かれた遊技球Pは、第1種始動入賞口である普通電動役物136へ入賞する可能性が飛躍的に高まるのである。
また、球取込通路168は、遊技盤前面に隣接する状態(遊技盤の厚さ内)に限らず、遊技盤122裏面(遊技盤の後方)に設けられた構成としても構わない。
具体的には、図15に示すように、普通図柄始動スイッチ166aに遊技球が検出されると(S700:YES)、スイッチフラグを0にし(S720)、普通図柄当否乱数を抽出する処理が行われる(S740)。普通図柄始動スイッチ166aに遊技球が検出されなければ(S700:NO)、普通図柄始動スイッチ177に検出されるか否かが判定され(S710)、肯定判定ならば(S710:YES)、スイッチフラグを1にし(S730)、普通図柄当否乱数を抽出する処理が行われる(S740)。普通図柄始動スイッチ177に遊技球が検出されなければ(S710:NO)、リターンに抜ける。
その後、実施形態1と同様の保留記憶を行いリターンに抜ける。
このように、通常、保留記憶される際には図15で抽出した普通図柄当否乱数に加えてスイッチフラグの値を記憶するように構成されている(図16参照)。実施形態1と同様に普通図柄の保留記憶数を最大4として記載しているが、変化させても何等問題はない。
確定普通図柄(普通当たり図柄及び普通はずれ図柄)に関しては実施形態1と同様に、普通図柄当否乱数と1対1で普通当たり図柄が設定されていれば記憶する必要はないし、また、確定普通図柄か普通図柄当否乱数のいずれかを記憶するように構成すれば問題はない。保留記憶数が1〜4に応じて普通図柄当否乱数及びスイッチフラグが記憶されるようになっている。
変動時間が選択されると、普通図柄当否乱数が所定数であるか否かが判定され(S1030)、肯定判定ならば(S1030:YES)当たりフラグを1にし(S1040)、普通当たり図柄を選択し(S1050)、普通図柄の変動処理を行い(S1070)リターンに抜ける。所定数でないならば(S1030:NO)普通はずれ図柄を選択し(S1060)、普通図柄変動処理を行い(S1070)リターンに抜ける。
また、普通電動役物136内に設けられた第1種始動口は遊技球を検出すると賞球を払い出す構成であるため、確変遊技中や時短遊技中に減少する獲得球(持ち球)を最小限に抑えることができる。
さらに、電動役物166cの作動により導かれる普通図柄始動ゲート166dに設けられた普通図柄始動スイッチ166a或いは普通図柄始動スイッチ177は遊技球を検出しても賞球を払い出す構成ではないため、極端に賞球の払出数を多くすることもない。
このように、賞球ベースに極力影響を与えずに、速やかな確変遊技及び時短遊技を行わせることができることにより、遊技施設及び遊技者に時間的又は金銭的な損害を与えることがない遊技機を提供することができる。
電気的構成においても、図20に示すように、実施形態1及び実施形態2では2つあった普通役物ソレノイドが、実施形態3では普通役物ソレノイド266bのみとなっている。
図21(a)(b)に示すように、電動役物266cが非作動時は、遊技球Pが左右に設けられた可動片の間の球通路263を通って流下し、普通図柄始動スイッチ266aを備えた普通図柄始動ゲート266dへ誘導されて通過する。このとき、遊技球Pはゲート266d内にある普通図柄始動スイッチ266aによって検出され、主制御装置30に出力する構成である。この普通図柄始動スイッチ266aの検出によって乱数が抽出され、その値によって電動役物266cが作動する。
普通図柄始動ゲートユニット266をセンターケース239の左側方に設けているため、普通図柄始動ゲート266dを通過した遊技球の一部は、遊技釘等を利用して第1種始動入賞口276へ入賞可能な構成とすることが好ましい。
普通図柄始動ゲートユニット266は、可動片が開放することにより普通図柄始動ゲートユニット266への遊技球取り込み口が大きくなると共に、開放する可動片により遊技盤222前面よりも後方に遊技球を誘導する球取込通路268を形成するように構成してあり、電動役物266cが作動した状態では、図22(a)に示すように、傾動した電動役物266cが遊技球Pを受け止めると同時に特定入球口267へ導き、遊技球Pは遊技盤面より後方(遊技盤の厚さ内又は遊技盤の後方)の球取込通路268を経由し、センターケース239とは別体に設けられたステージ272へと導かれる。
実施形態3の主制御装置230で行われる普通図柄の乱数抽出処理及び変動情報選択処理は、実施形態2と同じであるため、説明は省略する。
図23に示す実施形態3の電動役物開放処理は、図10の電動役物開放処理と同様であるが、S570及びS590をそれぞれS1370及びS1390に変更したものである。先ず、変動が終了したか否かが判定され(S1300)、肯定判定されると(S1300:YES)、当たりフラグが1か否か判定される(S1310)。変動が終了していない(S1300:NO)か、当たりフラグが1でないと判定されると(S1310:NO)リターンに抜ける。当たりフラグが1ならば(S1310:YES)、確変中か否かが判定され(S1320)、確変中ならば(S1320:YES)電動役物266cの制御において開放態様Aが選択され(S1340)、確変中でなければ(S1320:NO)時短中か否かが判定され(S1330)、肯定判定なら(S1330:YES)開放態様Bが(S1350)、時短中でなければ(S1330:NO)、開放態様Cが選択され(S1360)、この開放態様に応じて電動役物266cを開放処理する(S1370)。所定時間が経過していなければ(S1380:NO)所定時間が経過するのをまって、或いは、所定時間が経過していれば(S1380:YES)、電動役物266cを閉鎖し(S1390)、当たりフラグを0にして(S1400)リターンに抜ける。
図25に示すように、電気的構成においては、実施形態3と同様、第1種始動入賞口の普通電動役物を取り外したため、普通役物ソレノイド366bのみとなっている。
実施形態4の主制御装置330で行われる普通図柄の乱数抽出処理及び変動情報選択処理は、実施形態2と同じであるため、説明は省略する。
実施形態4の電動役物開放処理は、図18の処理と同様であるが、S1180を削除し、S1240及びS1260の処理をそれぞれS1630及びS1650に変更したものである。先ず、変動が終了したか否かが判定され(S1500)、肯定判定されると(S1500:YES)、当たりフラグが1か否か判定される(S1510)。変動が終了していない(S1500:NO)か、当たりフラグが1でないと判定されると(S1510:NO)処理はリターンに抜ける。当たりフラグが1ならば(S1510:YES)、スイッチフラグが0か否かが判定される(S1520)。スイッチフラグが0、即ち、普通図柄始動スイッチ166aによる検出であると判定されれば(S1520:YES)、確変中か否かが判定され(S1530)、確変中ならば(S1530:YES)電動役物366cの制御において開放態様Aが選択され(S1550)、確変中でなければ(S1530:NO)時短中か否かが判定され(S1540)、肯定判定なら(S1540:YES)開放態様Bが(S1560)、時短中でなければ(S1540:NO)、開放態様Cが選択され(S1570)、この開放態様に応じて電動役物366cを開放処理する(S1630)。スイッチフラグが0でない(S1520:NO)、即ち、普通図柄始動スイッチ377による検出であると判定されれば、確変中か否かが判定され(S1580)、確変中ならば(S1580:YES)開放態様Dが選択され(S1600)、確変中でなければ(S1580:NO)時短中か否かが判定され(S1590)、肯定判定なら(S1590:YES)開放態様Eが(S1610)、時短中でなければ(S1590:NO)、開放態様Fが選択される(S1620)、この開放態様に応じて電動役物366cを開放処理する(S1630)。電動役物366cの開放処理が行われると、所定時間が経過したか否かが判定される(S1640)。所定時間経過すると(S1640:YES)、電動役物366cを閉鎖し(S1650)、当たりフラグを0にして(S1660)リターンに抜ける。
例えば、実施形態1において、普通電動役物36の作動契機を普通図柄始動ゲート66dの通過に起因して抽出された乱数値が所定値であることとし、普通図柄始動ゲートユニット66の電動役物66cの作動契機を普通図柄始動ゲート66d内に設けられた普通図柄始動スイッチ66aとは異なる検出スイッチを遊技盤面上の所定の位置に設け、その検出スイッチが所定値であることとしても良い。この場合、新たに設けた検出スイッチからの入力を主制御装置に入力する構成が必要とされる。
また、普通電動役物36及び電動役物66cの2つの電動役物の制御(乱数抽出、ソレノイドへの出力など)を主制御装置30で行っているが、電動役物66cの作動契機に関連する制御をその他の制御装置(図柄、音又はランプのサブ制御装置)に入力する構成としても構わない。
遊技盤面上に発射された遊技球が通過可能な普通図柄始動ゲート(66,166)と、
該普通図柄始動ゲートを通過する遊技球を検出する普通図柄始動検出装置(66a,177)と、
入口が拡大又は縮小し、遊技盤面上に発射された遊技球の入賞を検出する特別図柄始動検出装置(36a)を備える第1の電動役物(36,136)と、
前記普通図柄始動検出装置の検出するタイミングで普通図柄乱数を抽選するとともに普通図柄を変動静止表示させ、該静止表示結果により、前記第1の電動役物を駆動し、また、前記特別図柄始動検出装置の検出するタイミングで特別図柄乱数を抽選し、該抽選される特別図柄乱数によって遊技者に有利なゲーム内容とするか否かを決定し、該決定毎に図柄指示コマンドを作成する主制御装置(30,130)と、
前記図柄指示コマンドを主制御装置から受信すると、特別図柄を変動表示した後、遊技者に有利なゲーム内容であることを示す当りの特別図柄又は遊技者に不利なゲーム内容であることを示す外れの特別図柄で静止表示するよう図柄表示装置を制御する図柄制御装置(32,132)と、
該当りの特別図柄の静止表示によって、遊技者にとって有利となる状態となるか又は外れの特別図柄の静止表示によって遊技者にとって不利となる状態とに変化する第2の電動役物(40,140)と、
を備える弾球遊技機において、
前記普通図柄始動ゲートの近傍に設けられ、入口が拡大又は縮小する第3の電動役物(66a,166a)を備え、
該第3の電動役物が駆動するときに入球する遊技球を遊技盤裏面に取り込む球取込通路(68,168)を設け、該球取込通路に取り込まれた遊技球を遊技盤面表側に誘導することにより前記普通図柄の始動確率を向上させることを特徴とする弾球遊技機である。
また、2つの検出装置を設けることで、第1の電動役物及び/又は第3の電動役物の駆動態様を変化させることができるので、創造性豊かな遊技機を製造することができる。
15…上皿 22…遊技盤 23…下皿 24…発射ハンドル
24a…タッチスイッチ 26…機構盤 27…球タンク 28…誘導樋
29…払出し装置 30,130…主制御装置 31…賞球制御基板
32,132…特別図柄表示装置 33…発射制御装置 34…ランプ制御装置
35…音制御装置 36,136…普通電動役物
36a,136a…第1種始動口スイッチ 37,137…普通図柄表示装置
39,139…センターケース 40,140…大入賞口
40c,140c…大入賞口ソレノイド 40d,140d…Vソレノイド
66,166…普通図柄始動ゲートユニット 66a,166a…普通図柄始動スイッチ 66b,166b…普通役物ソレノイド 66c,166c…電動役物
66d,166d…普通図柄始動ゲート 67,167…特定入球口
68,168…球取込通路 69…特定球排出口
Claims (3)
- 遊技盤面上に発射された遊技球の入球を検出する第1の検出装置と、
該第1の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第1の電動役物と、
該第1の電動役物への遊技球の入球を検出する第2の検出装置と、
該第2の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第2の電動役物と、
を備える弾球遊技機において、
遊技盤面上に発射された遊技球の入球を検出する第3の検出装置と、
該第3の検出装置での遊技球の検出に基づいて駆動する第3の電動役物と、
該第3の電動役物の駆動に従って遊技盤裏面側へと遊技球を取り込むための球取込通路と、
を備え、
前記球取込通路に取り込まれた遊技球を前記第1の検出装置に誘導することによって、第1の電動役物の駆動頻度を高めることを特徴とする弾球遊技機。 - 前記第3の検出装置に前記第1の検出装置の機能を移すとともに、第3の電動役物を第3の検出装置の近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
- 前記球取込通路へ取り込まれた遊技球を第1の電動役物の近傍に誘導することを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003351121A JP4478760B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003351121A JP4478760B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 弾球遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009254494A Division JP4635117B2 (ja) | 2009-11-06 | 2009-11-06 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005111074A true JP2005111074A (ja) | 2005-04-28 |
JP4478760B2 JP4478760B2 (ja) | 2010-06-09 |
Family
ID=34542485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003351121A Expired - Lifetime JP4478760B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 弾球遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4478760B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008188310A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2009226091A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2011019808A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2011019809A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2015003161A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-01-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2015027520A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-02-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003351121A patent/JP4478760B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008188310A (ja) * | 2007-02-06 | 2008-08-21 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2009226091A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2011019808A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2011019809A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2015003161A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-01-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2015027520A (ja) * | 2014-09-12 | 2015-02-12 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4478760B2 (ja) | 2010-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5017505B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4895165B2 (ja) | パチンコ機 | |
JP4592231B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP3769632B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2011130926A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4478760B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2006042999A (ja) | 遊技機 | |
JPH11300011A (ja) | 遊技機 | |
JP4635117B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2007175083A (ja) | 遊技機 | |
JP2004016292A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4420998B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006061370A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2012232220A (ja) | 遊技機 | |
JP5514988B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP5232946B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4592620B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2007307403A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2001017679A (ja) | 遊技機 | |
JP5424335B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4592618B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4127392B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP4592619B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2007275632A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2019195573A (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060920 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090910 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20090916 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100126 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |