JP2005110980A - 生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット - Google Patents
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Abstract
【課題】キッチンキャビネット内に生ゴミ処理機を設置すると、収納部の利用可能な容積が少なくなる。
【解決手段】キッチンキャビネットKのメインユニット1の背面側に非作業領域に臨む対面ユニット20を設け、その内部21に生ゴミ処理機10を設置し、背面部20aに開口部20bを形成し、上下に分割した扉23,24を取り付ける。対面ユニット20の正面部20cには生ゴミ投入口22を形成する。メインキャビネット1内の収納部Sを広く利用でき、引き出し4の取り付けが可能である。処理物の取り出しや生ゴミ処理機10の点検を非作業領域側から行えるので作業性がよい。
【選択図】 図1
【解決手段】キッチンキャビネットKのメインユニット1の背面側に非作業領域に臨む対面ユニット20を設け、その内部21に生ゴミ処理機10を設置し、背面部20aに開口部20bを形成し、上下に分割した扉23,24を取り付ける。対面ユニット20の正面部20cには生ゴミ投入口22を形成する。メインキャビネット1内の収納部Sを広く利用でき、引き出し4の取り付けが可能である。処理物の取り出しや生ゴミ処理機10の点検を非作業領域側から行えるので作業性がよい。
【選択図】 図1
Description
本発明は、台所などに設置されるキッチンキャビネットであって、生ゴミ処理機を組み込んだものに関する。
特許文献1に、台所に設置されるキッチンキャビネットの収納部内に、生ゴミ処理機を組み込んだものが記載されている。
特開平9−38622号公報
特許文献1に記載されたキッチンキャビネットは、組み込んだ生ゴミ処理機によって内部空間の大部分が使用され、物品収納用として利用できる空間がごくわずかしか残されていないという問題がある。また、内部に設置した生ゴミ処理機のため、棚板を設置することが困難であった。
前記従来の問題を解決するために創案した本発明に係る生ゴミ処理機付きキッチンキャビネットの特徴とするところは、台所等の作業領域とダイニングルーム等の非作業領域との間に配置されるキッチンキャビネットにおける非作業領域側に、内部に収納空間を有する対面ユニットを設け、該対面ユニット内に生ゴミ処理機を設置し、該生ゴミ処理機の点検口を前記対面ユニットに設けたことである。
あるいは、台所等の作業領域とダイニングルーム等の非作業領域との間に配置されるキッチンキャビネットにおける非作業領域側に、内部に収納空間を有する対面ユニットを設け、該対面ユニット内に生ゴミ処理機を設置し、該生ゴミ処理機の処理物取り出し口を前記対面ユニットに設けたことである。
また、台所等に配置されるキッチンキャビネットにおいて、底板よりも下側の領域に蹴込みを設け、該蹴込み部分の裏面側領域に生ゴミ処理機を設置することも可能である。さらには、キャビネットの収納部を上下に区画する仕切板を設け、該仕切板よりも下側の領域に生ゴミ処理機を設置する構成も可能である。
なお前記の場合、生ゴミ処理機を、手前側へ引き出し可能に構成することが望ましい。
さらに、台所等に配置されるキッチンキャビネットにおいて、キャビネットの収納部に設置した生ゴミ処理機の胴体部に溝部を形成し、棚板に形成した凹部を前記生ゴミ処理機の溝部に嵌合させることも考えられる。
台所等の作業領域とダイニングルーム等の非作業領域との間に配置されるいわゆる対面式キッチンキャビネットにおいて、対面ユニット内に生ゴミ処理機を設置した場合は、キャビネット内部の作業領域側空間を収納部として広く利用することができる。また、対面ユニットに生ゴミ処理機の点検口または処理物取り出し口を設けたことにより、ダイニングルーム等の広い非作業領域側から、処理機の点検作業や処理物の取り出し作業を行えるので、作業性に優れる。
底板よりも下側の領域に蹴込みを設け、該蹴込み部分の裏面側領域に生ゴミ処理機を設置した場合は、底板の上方空間全体を収納部として利用可能なので、収容能力の大きい生ゴミ処理機付きキッチンキャビネットを提供できる。キャビネットの収納部を上下に区画する仕切板を設け、該仕切板よりも下側の領域に生ゴミ処理機を設置する構成を採用した場合は、生ゴミ処理機が大型であっても、広い収納空間をキャビネット内に確保できる。
さらに、前記の場合において、生ゴミ処理機を手前側へ引き出し可能に構成することにより、点検作業や処理物の取り出し作業が容易になる。
キッチンキャビネットの収納部に設置した生ゴミ処理機の胴体部に溝部を形成し、棚板に形成した凹部を前記生ゴミ処理機の溝部に嵌合させた場合は、収納部内に棚板を設置するのが簡単になり、しかも棚板の耐荷重強度を向上させることができる。
[第1の実施形態]
図1及び図2に、本発明に係る生ゴミ処理機付きキッチンキャビネットKの一実施形態を示す。図示するキッチンキャビネットKは、台所等の作業領域とダイニングルームやリビングルーム等の非作業領域との間に配置されて、いわゆる対面式キッチンユニットを構成するものであって、作業領域に臨み、流し2や水栓器具3が備えられたメインユニット1と、その背面側に設けられ、非作業領域に臨む対面ユニット20とから成っている。
図1及び図2に、本発明に係る生ゴミ処理機付きキッチンキャビネットKの一実施形態を示す。図示するキッチンキャビネットKは、台所等の作業領域とダイニングルームやリビングルーム等の非作業領域との間に配置されて、いわゆる対面式キッチンユニットを構成するものであって、作業領域に臨み、流し2や水栓器具3が備えられたメインユニット1と、その背面側に設けられ、非作業領域に臨む対面ユニット20とから成っている。
前記キッチンキャビネットKは、対面ユニット20の内部21に生ゴミ処理機10を設置し、図2に示す如く、対面ユニット20における非作業領域に臨む背面部20aに、内部21の生ゴミ処理機10に通ずる開口部20bを形成し、この開口部20bに上下に分割した扉23,24を取り付けた。また、対面ユニット20における作業領域に臨む正面部20cに、生ゴミ処理機10とダクト13で接続される生ゴミ投入口22を形成し、該生ゴミ投入口22には蓋14が装着される。
前記キッチンキャビネットKは、かかる構成により、対面ユニット20内に生ゴミ処理機10を設置したので、メインキャビネット1内の収納部Sを広く利用することができ、それ故、図示するような引き出し4,4を取り付けることが可能である。また使用者は、作業領域側から生ゴミを投入することができ、生成される処理物の取り出しを、対面ユニット20の開口部20bを通じて非作業領域側から行うことが可能なので、作業性が非常によい。さらに必要時には、生ゴミ処理機10の点検も非作業領域側から行うことができるので、能率がよい。
なお本例では、開口部20bに取着する扉23,24を上下に分割したので、例えば生ゴミ処理機10が、生ゴミを処理する処理機能部11が上側に設けられ、生成された処理物を貯える貯蔵部12が下側に設けられており、処理機能部11については点検口11aが、貯蔵部12については取り出し口12aがそれぞれ表面部に形成されている場合、処理機能部11の点検時には上側の扉23だけを開ければよく、処理物の取り出し時には下側の扉24だけを開ければよいという利点が得られる。
[第2の実施形態]
図3に示すように、本例は、蹴込み部8を有するキッチンキャビネットKにおいて、該蹴込み部8の上方に底板4を配設し、この底板4の下側であって蹴込み部8の裏面側領域に、生ゴミ処理機10を設置したところを特色とする。かかる構成により、キッチンキャビネットK内部における底板4上の空間を収納部Sとして利用できるから、収容力の優れたキッチンキャビネットKを提供することが可能となる。
図3に示すように、本例は、蹴込み部8を有するキッチンキャビネットKにおいて、該蹴込み部8の上方に底板4を配設し、この底板4の下側であって蹴込み部8の裏面側領域に、生ゴミ処理機10を設置したところを特色とする。かかる構成により、キッチンキャビネットK内部における底板4上の空間を収納部Sとして利用できるから、収容力の優れたキッチンキャビネットKを提供することが可能となる。
なお本例では、生ゴミ処理機10を、蹴込み部8前面を構成する幅木9と共に引き出し可能にし、生ゴミ処理機10を引き出した状態で生ゴミの投入ができるように構成した。また必要に応じ、底板4に点検口6を形成し、該点検口6を蓋7で着脱可能に覆う構造を採用してもよい。また、流し2に接続される排水トラップTを、図示のように床下へ配置する構造を採用すれば、収納部Sの容積をより一層拡大することができる。
[第3の実施形態]
生ゴミ処理機10が比較的大型の場合、図4に示す如く、キッチンキャビネットKの内部を上下に区画する仕切板30を設け、該仕切板30の下側であり且つ蹴込み部8の裏面側を含む領域に、生ゴミ処理機10を設置する。かかる構成により、大型の生ゴミ処理機10であっても、蹴込み部8を収納空間として利用したから、仕切板30上の空間を比較的大きい収納部Sとして利用することが可能となる。
生ゴミ処理機10が比較的大型の場合、図4に示す如く、キッチンキャビネットKの内部を上下に区画する仕切板30を設け、該仕切板30の下側であり且つ蹴込み部8の裏面側を含む領域に、生ゴミ処理機10を設置する。かかる構成により、大型の生ゴミ処理機10であっても、蹴込み部8を収納空間として利用したから、仕切板30上の空間を比較的大きい収納部Sとして利用することが可能となる。
なお本例においても、生ゴミ処理機10を、蹴込み部8の幅木9及び前板の一部31と共に引き出し可能にして、生ゴミ処理機10を引き出した状態で生ゴミの投入ができるように構成することが望ましい。
[第4の実施形態]
図5及び図6に示すキッチンキャビネットKは、収納部S内に生ゴミ処理機10を設置した場合、収納部Sに棚板を設けるのが困難になるという問題を解決したものである。本例では、生ゴミ処理機10の側周面に溝13を形成すると共に、図6のように棚板32に凹部33を形成する。そして、生ゴミ処理機10の上記溝13に、棚板32の凹部33を嵌合させることにより、棚板32をキッチンキャビネットKの収納部Sに設置することができる。
図5及び図6に示すキッチンキャビネットKは、収納部S内に生ゴミ処理機10を設置した場合、収納部Sに棚板を設けるのが困難になるという問題を解決したものである。本例では、生ゴミ処理機10の側周面に溝13を形成すると共に、図6のように棚板32に凹部33を形成する。そして、生ゴミ処理機10の上記溝13に、棚板32の凹部33を嵌合させることにより、棚板32をキッチンキャビネットKの収納部Sに設置することができる。
かかる構成によれば、棚板32の荷重を生ゴミ処理機10によって支持することができるから、耐荷重強度の大きい棚板構造を提供できるという利点も得られる。
K…生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット
S…収納部
1…メインユニット
5…底板
8…蹴込み部
10…生ゴミ処理機
11a…点検口
12a…取り出し口
13…溝部
20…対面ユニット
30…仕切板
32…棚板
33…凹部
S…収納部
1…メインユニット
5…底板
8…蹴込み部
10…生ゴミ処理機
11a…点検口
12a…取り出し口
13…溝部
20…対面ユニット
30…仕切板
32…棚板
33…凹部
Claims (6)
- 台所等の作業領域とダイニングルーム等の非作業領域との間に配置されるキッチンキャビネットにおける非作業領域側に、内部に収納空間を有する対面ユニットが設けられ、該対面ユニット内に生ゴミ処理機が設置され、該生ゴミ処理機の点検口が前記対面ユニットに設けられていることを特徴とする生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
- 台所等の作業領域とダイニングルーム等の非作業領域との間に配置されるキッチンキャビネットにおける非作業領域側に、内部に収納空間を有する対面ユニットが設けられ、該対面ユニット内に生ゴミ処理機が設置され、該生ゴミ処理機の処理物取り出し口が前記対面ユニットに設けられていることを特徴とする生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
- 台所等に配置されるキッチンキャビネットにおいて、底板よりも下側の領域に蹴込みが設けられ、該蹴込み部分の裏面側領域に生ゴミ処理機が設置されていることを特徴とする生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
- 台所等に配置されるキッチンキャビネットにおいて、キャビネットの収納部を上下に区画する仕切板が設けられ、該仕切板よりも下側の領域に生ゴミ処理機が設置されていることを特徴とする生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
- 前記生ゴミ処理機は、手前側へ引き出し可能に構成されている請求項3又は4に記載する生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
- 台所等に配置されるキッチンキャビネットにおいて、キャビネットの収納部に設置した生ゴミ処理機の胴体部に溝部が形成され、棚板に形成した凹部を前記生ゴミ処理機の溝部に嵌合させたことを特徴とする生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003349547A JP2005110980A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | 生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003349547A JP2005110980A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | 生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005110980A true JP2005110980A (ja) | 2005-04-28 |
Family
ID=34541388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003349547A Pending JP2005110980A (ja) | 2003-10-08 | 2003-10-08 | 生ゴミ処理機付きキッチンキャビネット |
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JP (1) | JP2005110980A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017063911A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | Toto株式会社 | 化粧板の固定構造 |
-
2003
- 2003-10-08 JP JP2003349547A patent/JP2005110980A/ja active Pending
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