JP2005110355A - アクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 コネクタ及びコネクタ端子の劣化・破損を防止することができるアクチュエータを提供すること。
【解決手段】 アクチュエータ1では、分割ハウジング55のうちのロアハウジング2側に、プラグ13が嵌合するコネクタ端子20,20,20を有する入力用コネクタ14が収容される収容部56と、プラグ13の抜き差し方向に延びて収容部56に通じるガイド溝30を有するジャック部28とからなる収容室23が形成され、コネクタ端子20,20,20がガイド溝30内に突出した状態で、入力用コネクタ14が収容部56に設けられた下保持部35a,35a,35b,35b及び上保持部40,40によって前記抜き差し方向の両側から挟持されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 アクチュエータ1では、分割ハウジング55のうちのロアハウジング2側に、プラグ13が嵌合するコネクタ端子20,20,20を有する入力用コネクタ14が収容される収容部56と、プラグ13の抜き差し方向に延びて収容部56に通じるガイド溝30を有するジャック部28とからなる収容室23が形成され、コネクタ端子20,20,20がガイド溝30内に突出した状態で、入力用コネクタ14が収容部56に設けられた下保持部35a,35a,35b,35b及び上保持部40,40によって前記抜き差し方向の両側から挟持されている。
【選択図】 図3
Description
本発明はアクチュエータに関し、例えば自動車等の車両用空調装置に用いられるアクチュエータに関する。
自動車等の車両用空調装置には、例えば空調風の温度調節のために冷風と温風との混合具合を調整するエアミックスドアや、空調風の各吹出口の開閉を行うベントドア、デフロスタドア、フットドア等が設けられているが、これらの各ドア等を作動させる作動装置として、例えばアクチュエータが用いられている。
アクチュエータは、ロアハウジング及びアッパーハウジングからなるハウジング内にモータ、基板、モータの駆動力を出力軸に伝える伝動機構、外部からの電気信号を受けるための入力用コネクタ等を備え、出力軸に例えばエアミックスドアが固定されることによりエアミックスドアを作動させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この特許文献1に記載の従来のモータアクチュエータ(アクチュエータ)では、入力用コネクタの機能を備えた導電ユニットは、その取付部の穴にケース部(ロアハウジング)の底面内側に設けられた取付突起が挿通されて熱かしめされることにより、ケース部内に固定されている(特許文献1の図1参照。)。また、導電ユニットは外部のプラグ(外部プラグ)と接続するコネクタピン(コネクタ端子)を有するが、このコネクタピンがケース部に形成されたコネクタ部に突出するように導電ユニットをケース部内に固定した後にカバー部(アッパーハウジング)を装着することによって、ケース部のコネクタ部とカバー部のコネクタ部とでプラグを差し込むジャック(ジャック部)が形成されるようになっている。
特開平9−219957号公報
しかしながら、例えばプラグを抜き差しする場合は抜き差し方向に外力が加わるが、この従来のモータアクチュエータでは、上述の導電ユニットの固定位置がこの外力の作用線上になく、しかもその固定位置が一箇所のみであることから、プラグの抜き差し方向に加わる外力に弱く、コネクタピン、ひいては導電ユニットの劣化・破損を招きやすい。
さらに、プラグを抜きやすくするために軽くプラグをひねりながら抜くような場合があるが、従来のモータアクチュエータでは、上述のようにコネクタ部とコネクタ部との2部品でジャックが形成されているため、ジャックによってねじるように作用する外力を十分に低減することが難しく、ねじりの外力によってもコネクタピン及び導電ユニットが劣化・破損しやすいという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、コネクタ及びコネクタ端子(突出端子)の劣化・破損を防止することができるアクチュエータを提供することを課題としている。
このような課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、分割ハウジングのうちの一のハウジングに、外部プラグが嵌合する突出端子を有するコネクタが収容される収容部と、前記外部プラグの抜き差し方向に延びて前記収容部に通じるガイド溝を有するジャック部とからなる収容室が形成され、前記突出端子が前記ガイド溝内に突出した状態で、前記コネクタが前記収容部に設けられた保持部によって前記抜き差し方向の両側から挟持されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記収容室は前記コネクタを前記抜き差し方向に直交する向きから挿入するための切欠部を備え、前記切欠部から挿入された前記コネクタが前記保持部によって所定の位置まで案内されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記収容室は前記一のハウジングの隅部に設けられ、前記一のハウジングの一の側壁に前記切欠部が形成されるとともに、前記ガイド溝は前記一のハウジングの底壁に向かって開口されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記収容室は前記コネクタが接続された回路基板を支持することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記コネクタが前記収容部に設けられた保持部によって前記抜き差し方向の両側から挟持されることとしたので、コネクタは固定され上下方向の外力の影響を受けにくい。したがって、外部プラグが抜き差しされるときにコネクタ及び突出端子に与える上下方向の外力を低減することができ、コネクタ及び突出端子の劣化・破損を防止することができる。また、ジャック部が一のハウジングに形成されることとしたので、外部プラグをひねりながら抜くときも、ジャック部でねじりの外力を受け十分にねじりの外力を低減させることができ、コネクタ及び突出端子にかかる負担を軽減して劣化・破損を防止することができる。
請求項2の発明によれば、コネクタが保持部によって所定の位置まで案内されることとしたので、コネクタを切欠部から保持部に沿って収容室内にスライドさせて挿入するだけでコネクタをハウジング内に取り付けることができ、コネクタの組み付けが容易に可能となる。
請求項3の発明によれば、収容室がハウジングの隅部に設けられることとしたので、強度を有するコーナー部分を利用してさらに収容室の剛性の向上を図ることができ、コネクタ及び突出端子にかかる負担を軽減して劣化・破損を防止することができる。
請求項4の発明によれば、収容室が回路基板を支持することとしたので、回路基板がしっかりと支持され基板が外力による損傷を受けにくい。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に係るアクチュエータを模式的に示す分解斜視図である。このアクチュエータ1は、被駆動部材を作動させる作動装置、例えば、自動車等の車両用空調装置において、空調風の温度調節のために冷風と温風との混合具合を調整するエアミックスドアを作動させる作動装置として用いられる。アクチュエータ1は、上面が開口したロアハウジング(一のハウジング)2と、このロアハウジング2の上部に装着されてロアハウジング2を覆うアッパーハウジング3とからなる分割ハウジング55内に、回路基板15、入力用コネクタ(コネクタ)14等が配設されてなる。
ロアハウジング2内には、図2に示すように、駆動源であるモータ4と、このモータ4の回転軸5に固定されたウォームギア6を介して伝えられたモータ4の駆動力を減速させるギア7a,7b,7c,7dからなる伝動機構8と、この伝動機構8の最終段ギア7dの回転軸でありエアミックスドア27が固定される出力軸9と、ポテンショバランスレジスター10と、電気配線11によってモータ4に接続されるモータ用コネクタ12と、車両本体からのプラグ(外部プラグ)13に接続される入力用コネクタ14とが配設されている。
モータ用コネクタ12、入力用コネクタ14及びポテンショバランスレジスター10は、後述の回路基板15に接続されるようになっている。
エアミックスドア27の回動位置すなわち回動角度は、ポテンショバランスレジスター10により検出させるようになっている。ポテンショバランスレジスター10は、最終段ギア7dとロアハウジング2の底壁16との間に配置されており、突出した3つの端子17a,17b,17cを備えている。これらの3つの端子17a,17b,17cのうち、例えば両側の端子17a,17cには電圧が印加されるとともに、中央の端子17bにはエアミックスドア27の回動角度に応じた電圧が電気信号として出力されるようになっている。
回路基板15は、接続端子53,53…を介して入力用コネクタ14、モータ用コネクタ12及びポテンショバランスレジスター10と接続する。回路基板15は、入力用コネクタ14からエアミックスドア27の目標とする回動角度を示す電気信号を受けるとともに、ポテンショバランスレジスター10から検出されたエアミックスドア27の現在の回動角度を示す電気信号を受ける。これらの電気信号から、回路基板15は、目標とする回動角度と現在の回動角度との差分を求め、ポテンショバランスレジスター10が検出する回動角度が目標とする回動角度と一致するように、モータ用コネクタ12を介してモータ4の作動を帰還制御するようになっている。
この帰還制御により、上述したように、出力軸9に取り付けられたエアミックスドア27は車両用空調装置の温度調節レバーの目標とする回動角度に制御されるようになっている。
モータ用コネクタ12は2つの端子18,18を備え、その下端側はモータ4からの電気配線11が接続されるようになっている。また、端子18,18の上端側19,19は回路基板15に接続されるようになっており、これらの上端側19,19がロアハウジング2の上面開口から上方に突出するように、モータ用コネクタ12はロアハウジング2内に配設されている。
入力用コネクタ14は、図3に示すように、3つのコネクタ端子(突出端子)20,20,20を備え、その下端側21,21,21は車両本体からのプラグ13が接続されるようになっている一方、上端側22,22,22は回路基板15に接続されるようになっている。また、入力用コネクタ14は、コネクタ端子20,20,20の上端側22,22,22と下端側21,21,21との境目に樹脂製のベース部31を備え、このベース部31の長辺側の側面32,32の上下方向中央には後述する収容室23の下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bに係止するための凸状の係止部34,34が形成されている。この係止部34,34は側面32,32の左右方向の一端縁から他端縁へかけて延設されている。
ロアハウジング2には入力用コネクタ14が収容される収容室23が一体に設けられている。この収容室23は、側壁24a,24b,24c,24dで囲われて形成されており、ロアハウジング2の側壁25a(一の側壁),25bが収容室23の側壁24a,24bをそれぞれ兼ねるように、ロアハウジング2の一のコーナー部(隅部)26に収容室23が形成されている。また、収容室23の側壁24c,24dはロアハウジング2の底壁16から側壁25a,25bの高さまで立ち上がっている。
収容室23は、上部に位置する収容部56と、下部に位置するジャック部28とからなる。収容部56は、その上面が開口され上面開口部33が形成されている。ジャック部28の底面(ロアハウジング2の底壁16の一部分)はプラグ13が挿入されるための底面開口部29が形成され、この開口部29から上方に向かってプラグ13の形状を呈したガイド溝30が形成されている。このガイド溝30は収容部56に通じている。
収容部56には、側壁24bと側壁24dとの間に側壁24cに平行な隔壁36が一体に形成されて、後述するように入力用コネクタ14が収容室23内に挿入されて収容されるときの挿入方向(図3で示す矢印A)の位置決めを行うようになっている。
また、収容部56の側壁24b,24dの内側には、凸状の下保持部35a,35aが側壁24b,24dの左右方向に延設されて、その一端が側壁24a(ロアハウジング2の側壁25a)まで延びるとともに、凸状の下保持部35b,35bが側壁24b,24dの左右方向に延設されて、その一端が隔壁36まで延びている。下保持部35a,35aの上面37a,37aと下保持部35b,35bの上面37b,37bとは同一平面上にあり、また同様に、下保持部35a,35aの下面38a,38aと下保持部35b,35bの下面38b,38bとは同一平面上にある。さらに、隔壁36の下面39も下面38a,38a及び下面38b,38bと同一平面上にある。
収容部56の側壁24b,24dの上端内側には凸状の上保持部40,40が形成されている。これらの上保持部40,40は、側壁24b,24dにおいて、上下方向(図3の矢印Bで示すプラグ13の抜き差し方向)に下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bと重ならないように段違いに形成されている。
また、収容室23の側壁24a(ロアハウジング2の側壁25a)には、入力用コネクタ14が挿入可能な凹状の切欠部41が形成されて、ジャック部28のガイド溝30及び収容部56の上面開口部33までつながっている。この切欠部41から入力用コネクタ14が収容室23内に挿入されるようになっている。すなわち、入力用コネクタ14はプラグ13の抜き差し方向(矢印B)と直交する向き(図3の矢印A)から収容室23内に挿入されるようになっている。
ここで、図4を用いて入力用コネクタ14と収容室23との寸法関係を説明すると、まず入力用コネクタ14の係止部34,34の高さ方向の幅eと、収容部56の上保持部40,40の下面43,43と下保持部35a,35aの上面37a,37a及び下保持部35b,35bの上面37b,37bとが形成する面との間の距離Eとは略同一である。また、入力用コネクタ14の係止部34,34の上面44,44からベース部31の最上面45までの高さfと、収容部56の上保持部40,40の高さ方向の幅Fとは略同一である。さらに、入力用コネクタ14の係止部34,34の下面46,46からベース部31の最下面47までの高さgと、収容部56の下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bの高さ方向の幅Gとは略同一である。
収容室23内に入力用コネクタ14を収容するには、まず図3で示すように、入力用コネクタ14を切欠部41から収容室23内に向けて(矢印Aで示す方向に向けて)挿入する。このとき、入力用コネクタ14の係止部34,34の下面46,46が収容部56の下保持部35a,35aの上面37a,37a及び下保持部35b,35bの上面37b,37bと当接するように、入力用コネクタ14を挿入し矢印Aで示す方向にスライドさせる。これによって、下保持部35a,35aと下保持部35b,35bとが収容室23内の所定の位置まで入力用コネクタ14を案内する。また、入力用コネクタ14のベース部31の短辺側の側面48が隔壁36に当接するまで入力用コネクタ14を挿入する。これによって、隔壁36が入力用コネクタ14の挿入方向(図3で示す矢印A)の位置決めを行う。このようにして、入力用コネクタ14が所定の位置まで挿入されて、係止部34,34が下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bに係止した状態で収容室23内に収容される。また、収容部56の上面開口部33から入力用コネクタ14のコネクタ端子20,20,20の上端側22,22,22が上方に突出する一方、収容室23のジャック部28内にはコネクタ端子20,20,20の下端側21,21,21が突出するようになる。
このとき、幅eと距離Eとは略同一であるので、上保持部40,40の下面43,43が入力用コネクタ14の係止部34,34の上面44,44に当接し、係止部34,34を下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bと上保持部40,40とで挟持するようになり、入力用コネクタ14が図3の矢印Bで示す上下方向(プラグ13の抜き差し方向)の両側からしっかりと固定される。
また、高さfと幅Fとは略同一であるので、収容室23の側壁24bの上面49b及び側壁24dの上面49dと、入力用コネクタ14のベース部31の最上面45とが面一となる。さらに、高さgと幅Gとは略同一であるので、収容室23の下保持部35a,35aの下面38a,38a及び下保持部35b,35bの下面38b,38bと、入力用コネクタ14のベース部31の最下面47とが面一となる。
アクチュエータ1を組み立てる際は、モータ4と、伝動機構8と、出力軸9と、ポテンショバランスレジスター10と、モータ用コネクタ12と、入力用コネクタ14とが内部に配設されたロアハウジング2に、図1に示すように、回路基板15がロアハウジング2のコーナー部26の上方から装着されて、回路基板15の接続端子53,53…が、それぞれ入力用コネクタ14のコネクタ端子20,20,20の上端側22,22,22、モータ用コネクタ12の端子18,18の上端側19,19及びポテンショバランスレジスター10の端子17a,17b,17cと半田付けにより接続される。このとき、上述したように、収容室23の側壁24bの上面49b及び側壁24dの上面49dと、入力用コネクタ14のベース部31の最上面45とが面一となっているので、その上部に装着された回路基板15は上面49b、上面49d及び最上面45に当接ししっかりと支持される。
つぎに、ロアハウジング2の上部にアッパーハウジング3を装着する。すなわち、アッパーハウジング3の側壁50a,50b,50c,50dの下面51a,51b,51c,51dがロアハウジング2の側壁25a,25b,25c,25dの上面52a,52b,52c,52dに当接するとともに、アッパーハウジング3の側壁50aに設けられた突出部57がロアハウジング2の側壁25aに形成された切欠部41に嵌合して、アッパーハウジング3が所定の位置に装着されてロアハウジング2は閉塞される。また、アッパーハウジング3が装着されることによって、入力用コネクタ14はプラグ13の抜き差し方向(図3で示す矢印B)と直交する方向(左右方向)の両側からも、隔壁36と突出部57とでしっかりと固定される。
このアクチュエータ1に車両本体からのプラグ13を接続する際は、収容室23のジャック部28の底面開口部29からガイド溝30にプラグ13が挿入され保持される。そして、プラグ13の上面55が、下保持部35a,35aの下面38a,38a及び下保持部35b,35bの下面38b,38bと、入力用コネクタ14のベース部31の最下面47とに当接するまで挿入されることによって、収容室23内において、ジャック部28内に突出した入力用コネクタ14のコネクタ端子20,20,20の下端側21,21,21にプラグ13の接続端子54,54…が接続される。
この実施の形態に係るアクチュエータ1では、係止部34,34が下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bと上保持部40,40とで挟持されて、入力用コネクタ14が収容室23内に収容されるので、プラグ13を抜くときには入力用コネクタ14とコネクタ端子20,20,20とに対して下方向に外力が加わるが、入力用コネクタ14の係止部34,34が下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bに係止して、下方向に加わる外力に対する上方向の抗力が生じ、入力用コネクタ14は固定され下方向の外力の影響を受けにくい。同様に、プラグ13を差すときには入力用コネクタ14とコネクタ端子20,20,20とに対して上方向に外力が加わるが、入力用コネクタ14の係止部34,34が上保持部40,40で押圧されて、上方向に加わる外力に対する下方向の抗力が生じ、入力用コネクタ14は固定され上方向の外力の影響を受けにくい。したがって、従来のアクチュエータと比較して、アクチュエータ1では、入力用コネクタ14及びコネクタ端子20,20,20の劣化・破損が生じにくい。
また、上保持部40,40が係止部34,34を押圧するので、プラグ13を差すときに上方向に加えられる力によって、上面開口部33からプラグ13が上方に抜けるのを防止することができる。したがって、プラグ13が上方に抜けて上方に装着された回路基板15及び半田付けにより接続した箇所に力が加わるのを回避することができる。
さらに、ジャック部28がロアハウジング2に設けられて、一体に形成されているので、プラグ13をひねりながら抜くときも、ジャック部28でねじりの外力を受け十分にねじりの外力を低減させることができ、従来のアクチュエータと比較して、アクチュエータ1は入力用コネクタ14及びコネクタ端子20,20,20にかかる負担を軽減して劣化・破損を防止することができる。
また、下保持部35a,35aと下保持部35b,35bと(あるいは上保持部40,40も含めて)で入力用コネクタ14を所定の位置まで案内するようになっているので、入力用コネクタ14を切欠部41から下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bに沿って収容室23内にスライドさせて挿入するだけで入力用コネクタ14をロアハウジング2内に取り付けることができ、入力用コネクタ14の組み付けが容易に可能となる。
さらに、収容室23がロアハウジング2の一のコーナー部26に一体に形成されているので、強度を有するコーナー部分を利用してさらに収容室23の剛性の向上を図ることができ、さらに入力用コネクタ14及びコネクタ端子20,20,20にかかる負担を軽減して劣化・破損を防止することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、例えばアクチュエータ1では、側壁24b,24dにおいて、上保持部40,40と下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bとは上下方向に重ならないように互い違いに形成されていることとしたが、これに限られず、例えば下保持部35a,35aが隔壁36まで延設されて上保持部40,40と上下方向で重なってもよい。ただし、アクチュエータ1では上保持部40,40と下保持部35a,35a及び下保持部35b,35bとを互い違いに形成したので、射出成形によって製造する際にアンダーカットとする必要がなく、これによって製造工程を簡易にし、製造コストを抑えることができる。
1 アクチュエータ
2 ロアハウジング(一のハウジング)
13 プラグ(外部プラグ)
14 入力用コネクタ(コネクタ)
15 回路基板
16 底壁
20 コネクタ端子(突出端子)
23 収容室
25a 側壁(一の側壁)
26 コーナー部(隅部)
28 ジャック部
30 ガイド溝
35a、35b 下保持部(保持部)
40 上保持部(保持部)
41 切欠部
55 分割ハウジング
56 収容部
2 ロアハウジング(一のハウジング)
13 プラグ(外部プラグ)
14 入力用コネクタ(コネクタ)
15 回路基板
16 底壁
20 コネクタ端子(突出端子)
23 収容室
25a 側壁(一の側壁)
26 コーナー部(隅部)
28 ジャック部
30 ガイド溝
35a、35b 下保持部(保持部)
40 上保持部(保持部)
41 切欠部
55 分割ハウジング
56 収容部
Claims (4)
- 分割ハウジングのうちの一のハウジングに、外部プラグが嵌合する突出端子を有するコネクタが収容される収容部と、前記外部プラグの抜き差し方向に延びて前記収容部に通じるガイド溝を有するジャック部とからなる収容室が形成され、
前記突出端子が前記ガイド溝内に突出した状態で、前記コネクタが前記収容部に設けられた保持部によって前記抜き差し方向の両側から挟持されることを特徴とするアクチュエータ。 - 前記収容室は前記コネクタを前記抜き差し方向に直交する向きから挿入するための切欠部を備え、
前記切欠部から挿入された前記コネクタが前記保持部によって所定の位置まで案内されることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。 - 前記収容室は前記一のハウジングの隅部に設けられ、
前記一のハウジングの一の側壁に前記切欠部が形成されるとともに、前記ガイド溝は前記一のハウジングの底壁に向かって開口されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクチュエータ。 - 前記収容室は前記コネクタが接続された回路基板を支持することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
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---|---|---|---|---|
JP2012070543A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Panasonic Corp | インバータ装置一体型電動圧縮機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012070543A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-04-05 | Panasonic Corp | インバータ装置一体型電動圧縮機 |
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Legal Events
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