JP4249066B2 - 配線接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両のエンジンルーム及び車室にそれぞれ設けられた両ワイヤハーネスをエンジンルームと車室とを隔てるダッシュパネルを貫通して相互に接続するための配線接続構造に関する。
一般に、例えば車両のエンジンルーム内に設けられた電源から車室内に設けられた計器のような電動部に配線を施す必要がある。車室とエンジンルームとの間にはダッシュパネルが設けられているためそのダッシュパネルに配線を貫通させる必要があるが、組付け効率の向上を図るためにダッシュパネルの室内側とエンジンルーム側にそれぞれコネクタが設けられている。室内側のコネクタに設けられた接続端子には、電動部のワイヤハーネスの端部が接続され、エンジンルーム側のコネクタに設けられた接続端子には、電源のワイヤハーネスの端部が接続され、両コネクタの接続により両ワイヤハーネスが断続可能に接続されている。(例えば、特許文献1参照。)。
室内側及びエンジンルーム側の両コネクタは、相互の接続及びその解除が容易になるように、各接続端子がダッシュパネルに直角になるように互いに対向して接続される。このため、両コネクタの接続状態では、室内側のコネクタの接続端子に接続されたワイヤハーネスの端部は、ダッシュパネルに直角な方向に伸びて配置されている。
特開2001−126833号(第3−4頁、第2図)
しかしながら、ワイヤハーネスの剛性は高く、室内側のコネクタの接続端子に接続されたワイヤハーネスの端部が接続端子からダッシュパネルに直角な方向に伸びていることから、ダッシュパネルの室内側でのワイヤハーネスの配線に室内側の比較的大きな空間が占有されるという問題があった。
このため、ダッシュパネルの室内側の空間を有効に利用することが困難になる。
本発明の目的は、配線のための空間を減少させてその他の目的で空間を有効に利用することができる配線接続構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、板状部材の一方の側及び他方の側にそれぞれ配置される第一のワイヤハーネス及び第二のワイヤハーネスのうち、少なくとも何れか一方を前記板状部材に開口形成された係合孔を通して断続可能に相互に接続する配線接続構造であって、前記板状部材の前記一方の側から前記他方の側へ第一のワイヤハーネスの端部を案内するインナケース及び、アウタケースと、前記板状部材に沿って、案内部を延出するグロメットを前記係合孔を塞ぐように備えて、前記板状部材の該係合孔に係合するグロメットフレームとを有するハウジングと、前記第一のワイヤハーネスに接続される接続端子の端面が配置される接続端面を有し前記他方の側で前記接続端面が前記板状部材にほぼ直角に前記インナケースに保持される第一のコネクタと、該第一のコネクタの前記接続端面から該第一のコネクタの前記接続端子に接続可能な接続端子を有し該接続端子から該接続端子の長手方向に沿って前記第二のワイヤハーネスの端部が伸長する第二のコネクタと、前記インナケースには、前記第一及び第二の両コネクタを取り外し可能に接続すべく前記両コネクタが相近づく方向及び相離れる方向へ前記板状部材の面延設方向に沿って、前記第一及び第二のコネクタの少なくとも何れか一方に設けられたカムピンを係合することにより、該両コネクタの少なくとも一方の前記コネクタを、移動させる案内溝を備えると共に、前記グロメットには、前記第一のワイヤハーネス及び第二のワイヤハーネスのうち、少なくとも何れか一方を挿通して、L字型をなす筒状の前記案内部を有し、前記グロメットフレームによって、該グロメットを、前記板状部材に開口形成された係合孔の周縁に密着させて、前記インナケースに係合する係合爪を有し、該グロメットの頂壁に開口形成された挿通孔から、前記カム体の円筒部を回転可能に挿通して、該円筒部の該グロメットから突出した部分に、該円筒部を軸線の周りに回転させるレバーを設け、該レバーの回転により、前記案内溝を介して、該カム体のカム溝に係合する前記カムピンが一体に形成された第一のコネクタを、第二のコネクタ方向へ向けて、前記案内溝に沿って移動させることにより、第一のコネクタを、第二のコネクタに接続する操作機構とを備えることを特徴とする配線接続構造。
請求項1に記載の構成では、第二のコネクタはその接続端面が板状部材に直角になるように板状部材の他方の側に配置されており、第二のコネクタの接続端子に接続される第二のワイヤハーネスの端部が接続端子の長手方向すなわち板状部材に沿って伸長することから、第二のワイヤハーネスは板状部材に沿って延びる。従って、第二のワイヤハーネスが従来のように第二のコネクタから板状部材の他方の側に大きな曲率で撓むことはない。これにより、板状部材の他方の側でのワイヤハーネスの配線に他方の側の空間を従来に比べて不要とすることができる。
また、カムピンが案内溝に係合しているので、レバーの操作により、円筒部が軸線の周りに回転されると、該両コネクタの少なくとも一方の前記コネクタが、前記第一及び第二の両コネクタを取り外し可能に接続すべく前記両コネクタが相近づく方向及び相離れる方向へ前記板状部材の面延設方向に沿って、移動される。
更に、レバーの回転方向を、前記板状部材の面延設方向に沿ったものとすることが出来る。
そして、グロメットのL字型をなす筒状の案内部が、前記ワイヤハーネスのうち、少なくとも何れか一方を挿通して、該ワイヤハーネスを、頂壁から前記板状部材に沿って延出する。
従って、板状部材の一方側(エンジンルーム側)への突出量が、少ないため、エンジンルーム側の空間を有効に利用することが出来ると共に、レバーの突出量も減少させることが出来る。
また、第二のコネクタは、その接続端面が、板状部材に直角になるように、他方の側(室内側)に配置されており、第二のコネクタの接続端子に接続されるワイヤハーネスの長手方向を、板状部材に沿わせて伸長することができる。
このため、室内側でのワイヤハーネスの配線に必要とされる空間量を従来に比べて、減少させるできる。
従って、板状部材の両側面(エンジンルーム側及び室内側)の空間を有効に利用することができる。
しかも、カム体の円筒部を挿通孔に挿通する際に、前記頂壁に開口形成された挿通孔の内周面に摺接させて、回動可能な状態で容易に水密状態とすることができる。
このため、レバーを、該円筒部の該グロメットから突出した部分に設けて、水密状態としながら、カム体を、一方の側から容易に操作出来る。
れにより、板状部材の他方の側の空間を他の目的で有効に利用することができる。
また、第一及び第二の両コネクタを取り外し可能に接続すべく両コネクタが相近づく方向及び相離れる方向へ両コネクタの少なくとも一方のコネクタを移動させる操作機構にカム機構を用いることができる。これにより、第一または第二のコネクタをより容易に移動させることができるため、第一及び第二のコネクタの接続及びその解除を円滑に行うことができる。
そして、請求項2に記載されたものは、前記第一のコネクタは、該コネクタの前記接続端面が前進及び後退可能となるように、前記板状部材に沿って移動可能に前記インナケースに支持されており、前記第二のコネクタは前記カム板の回転操作時に前記アウタケースに静的に保持されることを特徴とする。
このように構成された請求項2に記載の構成では、第一のコネクタが移動可能にインナケースに支持されており、第二のコネクタがカム板の回転操作時にアウタケースに静的に保持されることから、第一及び第二の両コネクタの接続及びその解除をより容易に行うことができる。


本発明によれば、第二のコネクタはその接続端面が板状部材に直角になるように板状部材の他方の側に配置されており、第二のコネクタの接続端子に接続される第二のワイヤハーネスの端部が接続端子の長手方向すなわち板状部材に沿って伸長していることから、板状部材の他方の側でのワイヤハーネスの配線に他方の側の空間を従来に比べて不要とすることができる。これにより、板状部材の他方の側の空間を他の目的で有効に利用することができる。
本発明を配線接続構造の実施例に沿って説明する。
本実施例では、車両のエンジンルームに配置された電源のワイヤハーネス及び車室に設けられた電動部のワイヤハーネスを、エンジンルームと車室とを隔てる板状部材であるダッシュパネルを貫通して相互に断続可能に接続するのに本発明を適用した例について説明する。
本発明に係る配線接続構造10は、図1に示すように、第一のコネクタ11と、第一のコネクタ11に取り外し可能に接続される第二のコネクタ12(図2参照。)と、第一及び第二のコネクタ12を収容し、ダッシュパネル13に係合されるハウジング14とを備える。ダッシュパネル13には、ハウジング14を係合するための係合孔15が形成されている。
第一のコネクタ11は、直方体をなしており、その内部には複数の接続端子16が互いに同一方向を向いて整列して設けられている。図2に示すように、第一のコネクタ11の一端面11aには、各接続端子16の各一端面16aが配置されており、第一のコネクタ11の他端面11bには、エンジンルームに配置された例えば図示しない電源のワイヤハーネスの端部が接続される。各接続端子16の各一端面16aには、ハウジング14の後述する第二のコネクタ12の各接続端子18が接続可能である。第一のコネクタ11の上部には、後述するインナケース20に設けられた案内溝31及びカム板41のカム溝45に受け入れられるカムピン17が設けられている。
第二のコネクタ12は、図2に示すように、直方体をなしており、その内部には、複数の接続端子18が互いに同一方向を向いて整列して設けられている。各接続端子18の各一端部18aは、第一のコネクタ11の一端面11aである接続端面11aに当接可能な接続端面12aから該接続端面に直角に突出しており、第一のコネクタ11の接続端面11aからその各接続端子16に接続可能である。各接続端子18の各他端部16bには、車室内に配置された電動部の第二のワイヤハーネス46の端部46aが接続される。第二のワイヤハーネス46の端部46aは、第二のコネクタ12の各接続端子18の長手方向に沿って伸長する。
ハウジング14は、図1に示すように、ダッシュパネル13の室内側(図1で見てダッシュパネル13の下側。)に図示しないコックピットモジュールに固定されて配置され、第二のコネクタ12が装着されるアウタケース19と、第一のコネクタ11が収容され、ダッシュパネル13のエンジンルーム側(図1で見てダッシュパネル13の上側。)からアウタケース19に装着されるインナケース20と、エンジンルーム側からダッシュパネル13の係合孔15を塞ぐためのグロメット21とを備える。
アウタケース19は、頂壁22と、底壁23と、頂壁22及び底壁23を連結する側壁24とを有する。頂壁22には、インナケース20を受け入れるための開口25が形成されている。底壁23には、後述するインナケース20の突起部32が嵌合する嵌合孔26(図2参照。)が形成されている。側壁24には、第二のコネクタ12をアウタケース19に装着するための筒形状の装着部27が設けられている。装着部27の上部には、後述するカム板41の第一のカム溝44に受け入れられるカムピン47が設けられている。
アウタケース19に装着されるインナケース20は、円形の底壁28と、該底壁の周縁から立ち上がる周壁29とを有する。周壁29には、第一のコネクタ11の挿通を許す開口部30が形成されている。開口部30の上部には、前記した第一のコネクタ11のカムピン17が係合される案内溝31が開口部30を含む面に直角な方向に沿って形成されている。また、周壁29には、後述するグロメットフレーム37の各係合爪38aに係合可能な一対の切欠部29aが設けられている。底壁28には、アウタケース19の底壁23に形成された嵌合孔26に嵌合可能な突起部32が下方へ突出して形成されている。
グロメット21は、絶縁性、耐水性等を有する例えばゴムのような弾性材料で成形されており、円形の頂壁33と、環状の底壁34と、頂壁33及び底壁34をそれらの外周縁で連結する側壁とを有する。頂壁33には、電源のワイヤハーネスの端部をインナケース20内の第一のコネクタ11に接続させるために、ワイヤハーネスをエンジンルーム側から室内側へ案内するための筒状の案内部35が設けられている。案内部35は、L字型をなしており、頂壁33に沿って延びている。また、頂壁33には、後述するカム体40の挿通を許す挿通孔36が形成されている。底壁34の内径は、ダッシュパネル13の係合孔15の口径に等しい。頂壁33と底壁34との間には、その間を埋めるように環状のグロメットフレーム37が設けられている。グロメットフレーム37の内周縁には、ダッシュパネル13の係合孔15の周縁及びインナケース20の周壁29に設けられた各切欠部29aに係合可能な一対の係合爪38aと、ダッシュパネル13の係合孔15の周縁に係合可能な係合爪38bとが、グロメットフレーム37の内周縁から下方へ延びて設けられている。
図2は、第一のコネクタ11及び第二のコネクタ12を収容したハウジング14がダッシュパネル13に係合された状態の図1に示されたI−I線に沿った縦断面図である。
アウタケース19は、図2に示すように、その頂壁22に形成された開口25がダッシュパネル13の係合孔15に対向するように前記コックピットモジュールに固定されて配置されている。第二のコネクタ12は、その各接続端子18の各一端部18aがアウタケース19の内方へダッシュパネル13に沿って突出するようにアウタケース19の装着部27内に固定されている。このため、第二のコネクタ12の各接続端子18の各他端部18bに接続された電動部のワイヤハーネス46の端部46aは、ダッシュパネル13に沿って伸長する。
インナケース20は、その開口部30が第二のコネクタ12の接続端面12aに対向するようにアウタケース19内に装着されている。また、インナケース20の底壁28に設けられた突起部32は、アウタケース19の嵌合孔26に嵌合されている。第一のコネクタ11は、その接続端面11aがインナケース20の開口部30から露出し、第二のコネクタ12の接続端面12aに対向するようにインナケース20内に配置されている。すなわち、第一のコネクタ11は、その接続端面11aがダッシュパネル13に直角になり且つ接続端子16がダッシュパネル13に沿うように配置されている。また、第一のコネクタ11は、その上部に設けられたカムピン17がインナケース20の案内溝31に係合されている。案内溝31は、前記したように、インナケース20の開口部30に直角な方向に沿って形成されていることから、第一のコネクタは第二のコネクタ12に近づく方向及び第二のコネクタ12から離れる方向へのダッシュパネル13に沿って移動可能である。
グロメットフレーム37は、その各係合爪38a,bでダッシュパネル13の係合孔15の周縁にエンジンルーム側から係合されている。この係合により、グロメット21は、その底壁34をダッシュパネル13の係合孔15の周縁に密着させてダッシュパネル13の係合孔15を塞いでいる。このため、エンジンルーム側から室内側への水の浸入が防止される。また、グロメットフレーム37の一対の係合爪38aは、インナケース20の周壁29に設けられた各切欠部29aに係合している。この係合により、インナケース20及び第一のコネクタ11は、グロメット21及びグロメットフレーム37に支持される。グロメット21に設けられた案内部35は、ダッシュパネル13に沿って延びている。このため、案内部35でインナケース20内に案内される電源のワイヤハーネスの端部は、ダッシュパネル13に沿って配置される。
更に、本発明に係る配線接続構造10には、インナケース20内に配置された第一のコネクタ11を移動させるためのカム機構39が設けられている。
カム機構39は、グロメット21と第一のコネクタ11との間に設けられるカム体40を備える。カム体40は、扇形をなしたカム板41及び該カム板の上面41aに設けられた円筒部42を有する。カム体40は、その円筒部42をグロメット21の挿通孔36に挿通することにより、円筒部42の軸線の周りに回転可能にグロメット21に支持される。円筒部42のグロメット21から上方へ突出した部分には、カム体40を回転させるためのレバー43が設けられている。
カム板41の下面41bには、図3に示すように、前記した第一のカム溝44と、第二のカム溝45とが形成されている。第一のカム溝44は、その一端44aから他端44bまで円筒部42の軸線からの距離を一定に保って形成されており、アウタケース19の装着部27の上部に形成されたカムピン47を受け入れる。第二のカム溝45は、第一のカム溝44よりもカム板41の径方向の内側に、その一端45aから他端45bに向けて第一のカム溝44との間隔が漸増するように形成されており、第一のコネクタ11の上部に形成されたカムピン17を受け入れる。
各カムピン17,47が、各カム溝44,45の各他端44b、45bにある図3に示す状態では、図2に示すように、第一のコネクタ11は第二のコネクタ12から間隔をおいて保持される。この状態でレバー43を操作することによりカム板41を図3に示す矢印の方向(時計回り方向である。)に回転させると、アウタケース19の装着部27に装着された第二のコネクタ12は、第一のカム溝44が円筒部42の軸線からの距離を一定に保って形成されていることから、ハウジング14に静的に保持される。他方、第一のコネクタ11は、カム板41の回転により、そのカムピン17が第二のカム溝45に案内されて第一のカム溝44に引き寄せられる。これにより、第一のコネクタ11は、前記したようにそのカムピン17がインナケース20の案内溝31に沿った移動が許されていることから、第二のコネクタ12へ向けて移動する。各カムピン17,47が、カム板41の回転により各カム溝の各一端まで移動した状態では、図4に示すように、第一のコネクタ11は第二のコネクタ12に接続される。このレバー43の操作により、第一のコネクタ11と第二のコネクタ12との相互の接続及びその解除を行うことができることから、電源及び電動部の両ワイヤハーネスを相互に断続的に接続することができる。
本実施例によれば、前記したように、第二のコネクタ12はその接続端面がダッシュパネル13に直角になるようにダッシュパネル13の室内側に配置されており、第二のコネクタ12の接続端子18に接続される電動部の第二のワイヤハーネス46の端部46aが接続端子18の長手方向すなわちダッシュパネル13に沿って伸長していることから、ダッシュパネル13の室内側でのワイヤハーネスの配線に室内側の空間を従来に比べて不要とすることができる。これにより、ダッシュパネル13の室内側の空間を有効に利用することができる。
また、前記したように、第一のコネクタ11が移動可能にハウジング14に支持されており、第二のコネクタ12がカム板41の回転操作時にハウジング14に静的に保持されることから、第一及び第二の両コネクタ11,12の接続をより容易に行うことができる。
また、前記したように、第一のコネクタ11が、第二のコネクタ12へ向けて移動する方向も、前記案内溝に沿って、ダッシュパネル13に沿うように移動する。更に、エンジンルームから室内へ電源の第一のワイヤハーネスを案内するための案内部35が、ダッシュパネル13に沿うようにグロメット21に設けられていることから、この第一のコネクタ11に接続される第一のワイヤハーネスのダッシュパネル13のエンジンルーム側への突出量が少ないため、エンジンルーム側の空間も有効に利用することができる。
本実施例では、カム機構39で第一のコネクタ11を移動させた例を示したが、第二のコネクタ12を移動させるようにすることができる。
本発明に係る配線接続構造を概略的に示す分解斜視図である。 本発明に係るハウジングが車両のダッシュパネルに係合した状態を概略的に示す図1におけるI−I線に沿った縦断面図である。 図1におけるII−II線に沿った横断面図である。 本発明に係る第一のコネクタが第二のコネクタに接続された状態を概略的に示す図1におけるI−I線に沿った縦断面図である。
符号の説明
13 板状部材(ダッシュパネル)
10 配線接続構造
14 ハウジング
16 接続端子(第一のコネクタの接続端子)
16a 端面(第一のコネクタの接続端子の一端面)
11a 接続端面(第一のコネクタの接続端面)
11 第一のコネクタ
18 接続端子(第二のコネクタの接続端子)
46a 端部(第二のワイヤハーネスの端部)
12 第二のコネクタ
39 操作機構(カム機構)

Claims (2)

  1. 板状部材の一方の側及び他方の側にそれぞれ配置される第一のワイヤハーネス及び第二のワイヤハーネスのうち、少なくとも何れか一方を前記板状部材に開口形成された係合孔を通して断続可能に相互に接続する配線接続構造であって、
    前記板状部材の前記一方の側から前記他方の側へ第一のワイヤハーネスの端部を案内するインナケース及び、アウタケースと、前記板状部材に沿って、案内部を延出するグロメットを前記係合孔を塞ぐように備えて、前記板状部材の該係合孔に係合するグロメットフレームとを有するハウジングと、
    前記第一のワイヤハーネスに接続される接続端子の端面が配置される接続端面を有し前記他方の側で前記接続端面が前記板状部材にほぼ直角に前記インナケースに保持される第一のコネクタと、
    該第一のコネクタの前記接続端面から該第一のコネクタの前記接続端子に接続可能な接続端子を有し該接続端子から該接続端子の長手方向に沿って前記第二のワイヤハーネスの端部が伸長する第二のコネクタと、
    前記インナケースには、前記第一及び第二の両コネクタを取り外し可能に接続すべく前記両コネクタが相近づく方向及び相離れる方向へ前記板状部材の面延設方向に沿って、前記第一及び第二のコネクタの少なくとも何れか一方に設けられたカムピンを係合することにより、該両コネクタの少なくとも一方の前記コネクタを、移動させる案内溝を備えると共に、
    前記グロメットには、前記第一のワイヤハーネス及び第二のワイヤハーネスのうち、少なくとも何れか一方を挿通して、L字型をなす筒状の前記案内部を有し、
    前記グロメットフレームによって、該グロメットを、前記板状部材に開口形成された係合孔の周縁に密着させて、前記インナケースに係合する係合爪を有し、
    該グロメットの頂壁に開口形成された挿通孔から、前記カム体の円筒部を回転可能に挿通して、該円筒部の該グロメットから突出した部分に、該円筒部を軸線の周りに回転させるレバーを設け、
    該レバーの回転により、前記案内溝を介して、該カム体のカム溝に係合する前記カムピンが一体に形成された第一のコネクタを、第二のコネクタ方向へ向けて、前記案内溝に沿って移動させることにより、第一のコネクタを、第二のコネクタに接続する操作機構とを備えることを特徴とする配線接続構造。
  2. 前記第一のコネクタは、該コネクタの前記接続端面が前進及び後退可能となるように、前記板状部材に沿って移動可能に前記インナケースに支持されており、前記第二のコネクタは前記カム板の回転操作時に前記アウタケースに静的に保持されることを特徴とする請求項1に記載の配線接続構造。
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