JP2005109833A - インタ−ホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幹線の通信方式の変更(使用変更)が生じても、ハ−ドウェアを変更せずに対応できるようにする。
【解決手段】インタ−ホン装置は、呼び出し通話を行うインタ−ホン子機1a、1b、・・・と、インタ−ホン子機から呼び出され通話を行うためのインタ−ホン親機2a、2b、・・・とを備える。
インタ−ホン子機1a、1b、・・・とインタ−ホン親機2a、2b、・・・は、インタ−ホン子機とインタ−ホン親機間で制御デ−タd104、d105、d204、d205、音声信号s103、s106、s203、s206、映像信号s101、s202を相互に多重伝送するのに必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を数値演算によって行う子機、親機デジタル信号処理装置112、212を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インタ−ホン装置に係わり、特に変調・復調回路をソフトウェアによって構成したインタ−ホン装置に関する。
従来から、この種のインタ−ホン装置として、カメラを備えた複数台のインターホン子機と、カメラで撮影された画像を表示するモニタを備えたインターホン親機とから成るインタ−ホン装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このインタ−ホン装置においては、モニタ画像信号及びインターホン通話信号のうちのいずれか一方の信号をベースバンド伝送信号とし、他方の信号を上記ベースバンド信号の周波数帯域外の比較的に低い周波数の搬送波に重畳したキャリア伝送信号として、上記ベースバンド伝送信号及びキャリア伝送信号を合成して周波数多重伝送して、インターホン親機とインターホン子機との間でモニタ画像信号及びインターホン通話信号の送受信を行い、インターホン子機の呼び出しスイッチが押されたことを示すと共に、上記ベースバンド伝送信号及びキャリア伝送信号の周波数帯域の複数の周波数を時系列に組み合わせて構成され夫々のインターホン子機毎に個別に設定された制御信号を、インターホン親機に送信する制御信号伝送手段を各インターホン子機に設け、上記制御信号を検出していずれのインターホン子機からの呼出であるかを識別する制御信号検出手段をインターホン親機に設けている。
このような構成のインタ−ホン装置においては、モニタ画像信号を伝送する同軸ケーブルを必要とせず、インターホン通話線だけでインターホン子機とインターホン親機との信号伝送を行うことができる。また、インターホン親機側でいずれの子機からの呼出であるかを分かるようにして、1台のインターホン親機に対して複数台のインターホン子機をつなぐことができる。
しかしながら、このような構成のインタ−ホン装置においては、制御信号、インターホン通話信号(音声信号)およびモニタ画像信号(映像信号)を多重化する際、フィルタ回路、変調器回路および復調器回路などの専用ハ−ドウェアが多重化する信号ごとに独立して必要となるため、多重化する信号数が増えるに伴いハ−ドウェアが複雑かつ大規模となり、コスト高になるという難点があった。また、変調方式および復調方式の変更には、ハ−ドウェアの変更が伴うなどの難点があった。
特許第2634443号公報 (「特許請求の範囲」の欄、「発明の詳細な説明の作用の欄)、図1〜図5)
本発明は、このような難点を解決するためになされたもので、フィルタ回路、変調器回路および復調器回路などを、デジタル信号処理装置(Digital Signal Processor:DSP)を用いてデジタルによる数値演算に置き換えることにより、ハ−ドウェアを共用化するとともに、同一のハ−ドウェアでデジタル信号処理装置のソフトウェアを変更することで、変調方式および復調方式の変更を可能としたインタ−ホン装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様であるインタ−ホン装置は、呼び出し通話を行うインタ−ホン子機と、インタ−ホン子機から呼び出され通話を行うためのインタ−ホン親機とを設け、インタ−ホン子機とインタ−ホン親機のそれぞれには、インタ−ホン子機とインタ−ホン親機間で制御デ−タ、音声信号、映像信号を相互に多重伝送するのに必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を数値演算によって行うデジタル信号処理装置を備えたものである。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様であるインタ−ホン装置において、デジタル信号処理装置に搭載されるソフトウェアの切替え又は変更によって、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)などの異なる多重化方式を選択できるように構成したものである。
また、本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様であるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、デジタル信号処理装置に搭載されるソフトウェアを外部の設定用メモリによって変更するものである。
また、本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部の設定用スイッチによって切替えるものである。
また、本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアをインタ−ホン親機及びインタ−ホン子機の少なくとも何れか一方に搭載されたCPUの制御によって変更するものである。
また、本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアをインタ−ホン子機および前記インタ−ホン親機の一方から他方へ切替え、変更信号を伝送することによって変更するものである。
また、本発明の第7の態様は、第1の態様乃至第6の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアを前記インタ−ホン子機およびインタ−ホン親機の一方から他方へ伝送することによって変更するものである。
また、本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部ネットワ−クから切替え、変更信号を伝送することによって変更するものである。
また、本発明の第9の態様は、第1の態様乃至第8の態様の何れかであるインタ−ホン装置において、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更するにあたり、デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部ネットワ−クからソフトウェアを伝送することによって変更するものである。
本発明の第1の態様乃至第9の態様のインタ−ホン装置によれば、デジタル信号処理装置を用いることにより、フィルタ回路、変調器回路および復調器回路などをデジタルによる数値演算に置き換えていることから、変調方式および復調方式をソフトウェアにて変更することができ、また、変調方式および復調方式に係るハ−ドウェアの構成を共用化でき、例えば、伝送速度の向上や信頼性の向上のため、変調方式および復調方式を変更した場合でも旧来の製品のハ−ドウェアはそのままで変調および復調のソフトウェアの変更で対応することができる。
以下、本発明のインタ−ホン装置を適用した実施の形態例について、図面を参照して詳述する。ここで、図1は、本発明のインタ−ホン装置における一実施例の全体構成を示すブロック図、図2は、本発明のインタ−ホン装置におけるデ−タの構成を示すタイミング図である。
図1において、本発明のインタ−ホン装置は、来訪者が呼び出し通話を行うための複数台のインタ−ホン子機1a、1b、・・・と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・からの呼び出しを受け来訪者との通話を行う複数台のインタ−ホン親機2a、2b、・・・と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・とインタ−ホン親機2a、2b、・・・を接続する伝送線路3とを備えており、伝送線路3には、インターフェイス(I/F)4を介して外部ネットワーク5および外部通信機器6が接続されている。
各インタ−ホン子機1a、1b、・・・は、それぞれ同様の構成とされ、来訪者を撮像するカメラ101と、カメラ101のアナログ映像信号s101をデジタル化するA/D変換器(以下「第1の子機A/D変換器」という。)102と、第1の子機A/D変換器102でデジタル化されたデジタル映像信号s102をモ−ションJPEGなどの伝送に適したデ−タ(以下「映像デ−タ」という。)d101に変換する映像信号処理回路(以下「子機映像信号処理回路」という。)103と、来訪者が通話をするためのマイク(以下「子機マイク」という。)104およびスピーカ(以下「子機スピーカ」という。)105と、子機マイク104のアナログ音声信号s103をデジタル音声s104に変換するA/D変換器(以下「第2の子機A/D変換器」という。)106と、インタ−ホン親機2a、2b、・・・から伝送されてきたデジタル音声信号s105をアナログ音声信号s106に変換するD/A変換器(以下「第1の子機D/A変換器」という。)107と、子機マイク104からデジタルに変換されたデジタル音声信号s104を、μ則PCMやADPCMなど伝送に適したデ−タ(以下「音声デ−タ」という。)d102に変換し、逆にインタ−ホン親機2a、2b、・・・から伝送されてきた音声デ−タd103をμ則PCMやADPCMなどから元のデ−タに逆変換する音声信号処理回路(以下「子機音声信号処理回路」という。)108と、来訪者がインタ−ホン親機2a、2b、・・・を呼出すための呼出ボタン109と、呼出ボタン109の状態を検知するとともにインタ−ホン親機2a、2b、・・・との通信制御を行うためのCPU(以下「子機CPU」という。)110と、カメラ101で撮像されデジタル変換された映像デ−タd101、子機マイク104で集音されデジタル変換された音声デ−タd102および子機CPU110より送出された制御デ−タd104を伝送に適した送信フレ−ムf101に組み立てるとともに、インタ−ホン親機2a、2b、・・・より伝送されてきた受信フレ−ムf102から音声デ−タd103および制御デ−タd105を取り出すためのフレーム生成分離回路(以下「子機フレーム生成分離回路」という。)111と、設定されたソフトウェアにより子機フレーム生成分離回路111から送出された送信フレ−ムf101を変調するとともに、インタ−ホン親機2a、2b、・・・より伝送されてきた受信信号s107を復調するデジタル信号処理装置(以下「子機デジタル信号処理装置」という。)112と、子機デジタル信号処理装置112の設定用ソフトウェアを格納する設定用メモリ(以下「子機設定用メモリ」という。)113と、子機デジタル信号処理装置112を外部より設定するための設定用スイッチ(以下「子機設定用スイッチ」という。)114と、子機デジタル信号処理装置112で変調されたデジタル送信信号s108をアナログに変換するD/A変換器(以下「第2の子機D/A変換器」という。)115と、インタ−ホン親機2a、2b、・・・より伝送されてきた受信信号s110をデジタルに変換するA/D変換器(以下「第3の子機A/D変換器」という。)116と、送信信号s109を伝送線路3へ送信するための送信ドライバ機能、伝送線路3からの受信信号s110を受信するためのレシ−バ−機能および伝送線路3とのインピ−ダンスマッチングをとるマッチング機能を有するアナログフロントエンド回路(以下「子機アナログフロントエンド回路」という。)117とを備えている。
ここで、子機フレーム生成分離回路111は、子機映像信号処理回路103、子機音声信号処理回路108、子機CPU110および子機デジタル信号処理装置112に接続され、子機映像信号処理回路103には第1の子機A/D変換器102、子機音声信号処理回路108には第2の子機A/D変換器106および第1の子機D/A変換器107が、子機CPU110には呼出ボタン109が、子機デジタル信号処理装置112には子機CPU110、子機設定用メモリ113、子機設定用スイッチ114、第2の子機D/A変換器115および第3の子機A/D変換器116がそれぞれ接続されている。また、第1の子機A/D変換器102はカメラ101に、第2の子機A/D変換器106は子機マイク104に、第1の子機D/A変換器107は子機スピーカ105に、第2の子機D/A変換器115および第3の子機A/D変換器116は子機アナログフロントエンド回路117にそれぞれ接続され、子機アナログフロントエンド回路117には伝送線路3が接続されている。
各インタ−ホン親機2a、2b、・・・は、それぞれ同様の構成とされ、インタ−ホン子機1a、1b、・・・のカメラ101で撮像した来訪者映像を表示するためのモニタ201と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・から伝送されてきたモ−ションJPEGなどの映像デ−タd201をモニタ201に表示するためにデジタルRGB信号s201に変換するための映像信号処理回路(以下「親機映像信号処理回路」という。)203と、デジタルRGB信号s201をアナログRGB信号s202に変換するD/A変換器(以下「第1の親機D/A変換器」という。)202と、応対者が来訪者と通話するためのマイク(以下「親機マイク」という。)204およびスピーカ(以下「親機スピーカ」という。)205と、親機マイク204のアナログ音声信号s203をデジタル音声s204に変換するA/D変換器(以下「第1の親機A/D変換器」という。)206と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・から伝送されてきたデジタル音声信号s205をアナログ音声信号s206に変換するD/A変換器(以下「第2の親機D/A変換器」という。)207と、親機マイク204の入力をA/D変換したデジタル音声信号s204をμ則PCMやADPCMなど伝送に適したデ−タ(以下「音声デ−タ」という。)d202に変換し、逆にインタ−ホン子機1a、1b、・・・から伝送されてきた音声デ−タd203をμ則PCMやADPCMなどから元のデ−タに逆変換する音声信号処理回路(以下「親機音声信号処理回路」という。)208と、応対者が応答するための応答ボタン209と、応答ボタン209の状態を検知するとともにインタ−ホン子機1a、1b、・・・との通信制御を行うためのCPU(以下「親機CPU」という。)210と、親機音声信号処理回路208より送出された音声デ−タd202および親機CPU210より送出された制御デ−タd204を伝送に適したフレ−ムに組み立てるとともに、インタ−ホン子機1a、1b、・・・より伝送されてきた受信フレ−ムf201から映像デ−タd201、音声デ−タd203および制御デ−タd205を取り出すフレーム生成分離回路(以下「親機フレーム生成分離回路」という。)211と、設定されたソフトウェアによって親機フレーム生成分離回路211から送出された送信フレ−ムf202を変調するとともに、インタ−ホン子機1a、1b、・・・より伝送されてきた受信信号s205を復調するデジタル信号処理装置(以下「親機デジタル信号処理装置」という。)212と、親機デジタル信号処理装置212の設定用ソフトウェアを格納する設定用メモリ(以下「親機設定用メモリ」という。)213と、親機デジタル信号処理装置212を外部より設定するための設定用スイッチ(以下「親機設定用スイッチ」という。)214と、親機デジタル信号処理装置212で変調されたデジタル送信信号s206をアナログに変換するD/A変換器(以下「第3の親機D/A変換器」という。)215と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・より伝送されてきた受信信号s207をデジタルに変換するA/D変換器(以下「第2の親機A/D変換器」という。)216と、インタ−ホン子機1a、1b、・・・への送信信号s208を伝送線路3へ送信するための送信ドライバ機能、伝送線路3からの受信信号s207を受信するためのレシ−バ−機能および伝送線路3とのインピ−ダンスマッチングをとるマッチング機能を有するアナログフロントエンド回路(以下「親機アナログフロントエンド回路」という。)217とを備えている。
ここで、親機フレーム生成分離回路211は、親機映像信号処理回路203、親機音声信号処理回路208、親機CPU210および親機デジタル信号処理装置212に接続され、親機映像信号処理回路203には第1の親機D/A変換器202が、親機音声信号処理回路208には第1の親機A/D変換器206および第2の親機D/A変換器207が、親機CPU210には第2の親機D/A変換器207および応答ボタン209が、親機デジタル信号処理装置212には親機CPU210、親機設定用メモリ213、親機設定用スイッチ214、第3の親機D/A変換器215および第2の親機A/D変換器216がそれぞれ接続されている。また、第1の親機D/A変換器202はモニタ201に、第1の親機A/D変換器206は親機マイク204に、第2の親機D/A変換器207は親機スピーカ205に、第3の親機D/A変換器215および第2の親機A/D変換器216は親機アナログフロントエンド回路217に接続され、親機アナログフロントエンド回路217には伝送線路3が接続されている。
次に、このように構成された本発明のインタ−ホン装置の動作について説明する。
例えば、来訪者がインターホン親機2a(以下「第1のインターホン親機2a」という。)の居住者を呼び出すために、インターホン子機1a(以下「第1のインターホン子機1a」という。)の呼出ボタン109を押下操作すると、子機CPU110により呼び出しが検知され、呼出要求としての制御デ−タd104が変換されて第1のインターホン親機2aに対して送出される。また、これと共にカメラ101で撮像された来訪者の映像がアナログ映像信号s101として第1のインターホン親機2aに対して送出される。
かかる変換された制御デ−タd205が第1のインターホン親機2aで受信されると、親機CPU210において制御デ−タd205から呼出要求が解釈され、第2の親機D/A変換器207を介して親機スピーカ205より呼出音を鳴動させるとともに、第1のインタ−ホン子機1aのカメラ101で撮像した来訪者の映像がモニタ201に表示される。
ここで、応対者が応答ボタン209を押下操作すると、応答ボタン209の状態が親機CPU210で検知されて、第1のインターホン親機2aと第1のインターホン子機1a間に通話路が形成される。これにより、来訪者は応対者と通話することができる。なお、通話状態において、応対者が応答ボタン209を再度押下操作すると終話する。
次に、第1のインターホン子機1aおよび第1のインターホン親機2aを例にとり、子機デジタル信号処理装置112および親機デジタル信号処理装置212における変調・復調動作について説明する。
最初に、変調動作について説明する。
先ず、カメラ101で撮像されたアナログ映像信号s101は、第1の子機A/D変換器102によりデジタル映像信s102に変換され、子機映像信号処理回路103にてモ−ションJPEGなどの映像デ−タd101に変換される。また、子機マイク104で集音されたアナログ音声信号s103は、第2の子機A/D変換器106によりデジタル音声信号s104に変換され、子機音声信号処理回路108においてμ則PCMなどの音声デ−タd102に変換される。さらに、子機CPU110から制御デ−タd104が送出される。
これらの映像デ−タd101、音声デ−タd102および制御デ−タd104は、子機フレーム生成分離回路111において、図2(a)に示すように、送信フレ−ムf101として組み立てられ、子機デジタル信号処理装置112へ送出される。かかる送信フレ−ムf101は、子機デジタル信号処理装置112において、子機設定用メモリ113に格納されたソフトウェアにより数値演算によって変調されデジタル送信信号s108が生成される。
このようにして変調されたデジタル送信信号s108は、第2の子機D/A変換器115によりアナログ送信信号s109に変換され、子機アナログフロントエンド回路117から伝送線路3を介して第1のインターホン親機2aへ送出される。
次に、復調動作について説明する。
先ず、第1のインターホン親機2aから送信される音声デ−タd202および制御デ−タd204は、伝送線路3を介して第1のインターホン子機1aの子機アナログフロントエンド回路117で受信され、アナログ受信信号s110として第3の子機A/D変換器116へ入力される。かかるアナログ受信信号s110は、第3の子機A/D変換器116においてデジタル受信信号s107に変換され、子機デジタル信号処理装置112へ入力される。かかるデジタル受信信号s107は、子機デジタル信号処理装置112において、子機設定用メモリ113に格納されたソフトウェアにより数値演算によって復調され、図2(b)に示すような受信フレ−ムf102が生成される。かかる受信フレ−ムf102は、子機フレーム生成分離回路111において、音声デ−タd103と制御デ−タd105に分離され、音声デ−タd103は、子機音声信号処理回路108においてμ則PCMなどから逆変換によってデジタル音声信号s105を送出し、第1の子機D/A変換器107においてアナログ音声信号s106に変換され子機スピーカ105へ出力される。また、制御デ−タd105は、子機CPU110で受信され処理される。
以上のように、このような構成のインタ−ホン装置によれば、第1のインタ−ホン子機1a並びに第1のインタ−ホン親機2aのそれぞれに、第1のインタ−ホン子機1aと第1のインタ−ホン親機2a間で制御デ−タd104、d105、d204、d205、音声信号s103、s106、s203、s206および映像信号s101、s202を相互に多重伝送するのに必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能をデジタル信号処理装置112、212の数値演算によって行うことができることから、ハ−ドウェアを共用化することができる。また、ソフトウェアによる数値演算で変復調回路を構成しているため、図2(c)に示すように、マルチキャリア変調も容易に実現することができる。
次に、本発明のインタ−ホン装置の付加機能について説明する。
第1に、子、親機デジタル信号処理装置112、212に搭載されるソフトウェアの切替え又は変更によって、振幅変調(AM)および周波数変調(FM)などの異なる多重化方式を選択することができる。
第2に、子、親機デジタル信号処理装置112、212に搭載されるソフトウェアを外部の設定用メモリ113、213よって変更することにより、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更することができる。
第3に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアを外部の設定用スイッチ114、214よって切替えることにより、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更することができる。
第4に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアをインタ−ホン親機及びインタ−ホン子機の少なくとも何れか一方に搭載されたCPU110、210を制御することによって、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更することができる。
第5に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアをインタ−ホン子機およびインタ−ホン親機の一方から他方へ切替え、変更信号を伝送することによって、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更することができる。
第6に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアをインタ−ホン子機およびインタ−ホン親機の一方から他方へソフトウェアを伝送することによって、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更することができる。
第7に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアを外部ネットワ−ク5から切替え、変更信号を伝送することによって、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更することができる。
第8に、子、親機デジタル信号処理装置112、212のソフトウェアを外部ネットワ−ク5からソフトウェアを伝送することによって、多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更することができる。
なお、本発明のインタ−ホン装置における好ましい実施の形態例においては、複数台のインタ−ホン子機並びに複数台のインタ−ホン親機を有するインタ−ホン装置について説明しているが、本発明はこれに限定されず、インタ−ホン子機並びにインタ−ホンは1台でも同様の効果を得ることができる。また、本発明のインタ−ホン装置は、集合住宅用のインタ−ホン装置やナースコール装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
本発明におけるインタ−ホン装置の一実施例の全体構成を示すブロック図。 本発明におけるインタ−ホン装置のデ−タの構成を示すタイミング図。
符号の説明
1a、1b・・・インタ−ホン子機
110・・・CPU(子機CPU)
112・・・デジタル信号処理装置(子機デジタル信号処理装置)
113・・・設定用メモリ(子機設定用メモリ)
114・・・設定用スイッチ(子機設定用スイッチ)
2a、2b・・・インタ−ホン親機
210・・・CPU(親機CPU)
212・・・デジタル信号処理装置(親機デジタル信号処理装置)
213・・・設定用メモリ(親機設定用メモリ)
214・・・設定用スイッチ(親機設定用スイッチ)
d104、d105、d204、d205・・・制御デ−タ
s103、s106、s203、s206・・・音声信号
s101、s202・・・映像信号
5・・・外部ネットワ−ク

Claims (9)

  1. 呼び出し通話を行うインタ−ホン子機(1a、1b、・・・)と、前記インタ−ホン子機から呼び出され通話を行うためのインタ−ホン親機 (2a、2b、・・・)とを設け、
    前記インタ−ホン子機と前記インタ−ホン親機のそれぞれには、前記インタ−ホン子機と前記インタ−ホン親機間で制御デ−タ(d104、d105、d204、d205)、音声信号(s103、s106、s203、s206)、映像信号(s101、s202)を相互に多重伝送するのに必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を数値演算によって行うデジタル信号処理装置(112、212)を備えたことを特徴とするインタ−ホン装置。
  2. 前記デジタル信号処理装置に搭載されるソフトウェアの切替え又は変更によって、振幅変調(AM)、周波数変調(FM)などの異なる多重化方式を選択できるように構成したことを特徴とする請求項1記載のインタ−ホン装置。
  3. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置に搭載されるソフトウェアを外部の設定用メモリ(113、213)によって変更することを特徴とする請求項1または請求項2記載のインタ−ホン装置。
  4. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部の設定用スイッチ(114、214)によって切替えることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のインタ−ホン装置。
  5. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを前記インタ−ホン親機及び前記インタ−ホン子機の少なくとも何れか一方に搭載されたCPU(110、210)の制御によって変更することを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のインタ−ホン装置。
  6. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを前記インタ−ホン子機および前記インタ−ホン親機の一方から他方へ切替え、変更信号を伝送することによって変更することを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載のインタ−ホン装置。
  7. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを切替え又は変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを前記インタ−ホン子機および前記インタ−ホン親機の一方から他方へ伝送することによって変更することを特徴とする請求項1乃至請求項6何れか1項記載のインタ−ホン装置。
  8. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部ネットワ−ク(5)から切替え、変更信号を伝送することによって変更することを特徴とする請求項1乃至請求項7何れか1項記載のインタ−ホン装置。
  9. 前記多重伝送に必要なフィルタ、ミキサ、乗算回路、変調器および復調器などの多重化機能を構成するソフトウェアを変更するにあたり、
    前記デジタル信号処理装置のソフトウェアを外部ネットワ−ク(5)からソフトウェアを伝送することによって変更することを特徴とする請求項1乃至請求項8何れか1項記載のインタ−ホン装置。
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