JP2004357087A - 回線切替器、これを用いたシステム及び伝送路確立方法 - Google Patents

回線切替器、これを用いたシステム及び伝送路確立方法 Download PDF

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幸男 小澤
Norio Takada
紀夫 高田
Hiroyuki Murano
弘幸 村野
Masato Ozawa
政人 小澤
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Abstract

【課題】簡単な構成で、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる回線切替器を提供する。
【解決手段】回線切替器22は、通信回線3を介して接続されるホスト4との間で送受信する信号を変復調するモデム21と、第1の端末29、第2の端末30が接続される複数のポート36、37と、モデム21と各ポート36、37間に、各ポート36、37に対応して設けられた電圧変換部31、32と、電圧変換部31、32に対するサンプリングにて、各ポート36、37が出力する端末選択信号を収集するCPU33とを備え、CPU33が収集した端末選択信号に応じて、モデム21と端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線切替器、これを用いたシステム及び伝送路確立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信回線を介してデータ送信を行う場合には、一般にモデムと呼ばれる変復調装置が用いられている。このモデムは、デジタル信号を搬送波で通信回線にのせるための変調器と通信回線の信号をデジタル信号に戻す働きをする復調器とによって構成されている。
【0003】
図1は、従来のシステム概要を示す図である。図1に示すように、システム1は、回線切替器2、通信回線3、ホスト4、電話8、モデム9、10、第1の端末13、第2の端末14を備える。ホスト4と、回線切替器2は、外線となる通信回線3を介して接続されている。回線切替器2と電話8は、内線5を介して接続されている。回線切替器2とモデム9、10は内線6、7を介して接続されている。モデム9、10と、第1の端末13、第2の端末14は、シリアル通信線11、12を介して接続されている。
【0004】
しかし、ホスト4と第1の端末13又は第2の端末14とのモデム通信を行う場合、各端末ごとに専用のモデム9、10を付設する必要があった。また、外線が1本しかないので、ホスト4とのモデム通信は、ホスト4と第1の端末13間、又はホスト4と第2の端末14間のどちらかになる。すなわち、どちらかのモデムは必ず待機状態にあった。
【0005】
モデム9、10は、パーソナルコンピュータ等の各端末ごとに用意された通信回線との間に接続されるのが一般的であるため、1つの端末毎にモデムが必要となり、コストがかかるという問題があった。このような問題点を解決する従来技術として以下のようなものが提案されている。
【0006】
特許文献1は、複数の端末で1つのモデムを共用できるモデム装置について提案されている。このモデム装置の優先制御回路は、端末からのER信号を監視し、いずれかのER信号のオン変化を検出すると、CH1選択信号とCH2選択信号の状態を調べ、いずれかがオン状態であった場合はそのチャネル側の端末が通信中であると判断し、引き続きER信号を監視する。
【0007】
一方、CH1選択信号及びCH2選択信号が共にオフであった場合は、ER信号のうちオンとなっている側のチャネル選択信号をオンに変化させる。そして、切換回路により第1の端末または第2の端末のいずれか一方がモデム部に接続され、所定のシーケンスで相手局との通信が行われるというものである。
【0008】
特許文献2は、1個のモデムを複数の端末で共用するボタン電話装置について提案している。
【0009】
特許文献3は、1個のモデムを複数の端末で共用する電話モデムについて提案している。
【0010】
【特許文献1】
特開平5−130168号公報
【特許文献2】
実開平5−18155号公報
【特許文献3】
特開平4−266254号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1記載のモデム装置では、優先制御回路及び切替回路が必要となり構成が複雑になるという問題があった。また、特許文献2記載のボタン電話装置では、1個のモデムを複数の端末で共用するようにしたものであるが、端末側からの発信動作については特に言及がされていない。
【0011】
また、特許文献3記載の電話モデムでは、1個のモデムを複数の端末で共用するようにしたものであるが、複数のリレー部を設けなければならないため、構成が複雑になるという問題がある。
【0012】
そこで、本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる回線切替器、これを用いたシステム及び伝送路確立方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の回線切替器は、通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポートと、前記変復調器と前記各ポート間に、前記各ポートに対応して設けられた電圧変換部と、前記電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する端末選択信号を収集する収集手段と、前記収集手段が収集した端末選択信号に応じて、前記変復調器と前記端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立する伝送路確立手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項1記載の発明によれば、端末選択信号に応じて、変復調器と端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。これにより、複数の端末から1個の変復調器を制御することができる。
【0015】
また、請求項2記載の発明は、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号(例えばER信号)を用いている。
【0016】
また、請求項3記載の発明は、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する変復調器への送信を要求するための信号(例えばRS信号)を用いている。
【0017】
また、請求項4記載の発明は、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する変復調器へのATコマンド等の制御コマンドを用いている。
【0018】
また、請求項5記載の回線切替器は、請求項1記載の回線切替器において、更に、前記収集手段が収集する端末選択信号を、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号、及び前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドの中から少なくともいずれか一つ選択する選択スイッチを備えることを特徴とする。請求項5記載の発明によれば、収集する端末選択信号を選択することができるようにしたので、利用者にニーズに応じて端末の選択を行うことができる。
【0019】
また、請求項6記載の回線切替器は、通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポートと、前記各ポートが出力する前記変復調器への制御コマンドを収集する収集手段と、前記収集手段が収集した制御コマンドの出力に応じて、前記変復調器と前記制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立する伝送路確立手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明によれば、制御コマンドの出力に応じて、変復調器と制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。
【0021】
また、請求項7記載の回線切替器は、請求項6記載の回線切替器において、更に、前記変復調器と前記各ポート間に設けられた電圧切換器を備え、前記収集手段は、前記電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する制御コマンドを収集することを特徴とする。請求項7記載の発明によれば、電圧変換部に対するサンプリングにて、各ポートから出力される制御コマンドを収集するようにしたので、制御コマンドを出力するポートを適切に監視することができる。
【0022】
また、請求項8記載の回線切替器は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回線切替器において、更に、内線と、前記通信回線を介して受信した信号中から識別子を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記通信回線の着信先を、前記変復調器側又は前記内線側に切り替える着信切替手段とを備えることを特徴とする。請求項8記載の発明によれば、検出手段が検出した識別子に応じて、通信回線の着信先を、変復調器又は内線に切り替えることができる。
【0023】
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項8記載の回線切替器において、前記着信切替手段は、前記通信回線の着信先を前記変復調器側に切り替えた際に、前記変復調器と前記検出手段が検出した識別子に対応したポート間の伝送路を確立することを特徴とする。請求項9記載の発明によれば、通信回線の着信先を変復調器側に切り替えた際に、変復調器と検出した識別子に対応したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で外部が複数の端末と通信を行うことができる。
【0024】
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項8又は請求項9記載の回線切替器において、前記着信切替手段は、前記通信回線からの着信後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えることを特徴とする。請求項10記載の発明によれば、通信回線からの着信後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えるようにしたので、適切に外部と内線を接続することができる。
【0025】
また、請求項11記載のシステムは、変復調器と複数のポートを備えた回線切替器と、前記各ポートに接続された複数の第1情報処理装置と、通信回線を介して前記変復調器に接続された第2情報処理装置とを備えたシステムであって、前記回線切替器は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の回線切替器であることを特徴とする。請求項11記載の発明によれば、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うシステムを提供できる。
【0026】
また、請求項12記載の伝送路確立方法は、通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポート間の伝送路を確立する伝送路確立方法であって、前記各ポートに対応して設けられた電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する端末選択信号を収集する第1段階と、前記第1段階により収集した端末選択信号に応じて、前記変復調器と前記端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立する第2段階とを有することを特徴とする。
【0027】
請求項12記載の発明によれば、電圧切換器に対するサンプリングにて収集した端末選択信号に応じて、変復調器と端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。
【0028】
また、本発明は、請求項13に記載のように、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号(例えばER信号)を用いている。
【0029】
また、本発明は、請求項14に記載のように、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する変復調器への送信を要求をするための信号(RS信号)を用いている。
【0030】
また、本発明は、請求項15に記載のように、端末選択信号の一例として、情報処理装置が出力する変復調器へのATコマンド等の制御コマンドを用いている。
【0031】
また、請求項16記載の伝送経路確立方法は、請求項12記載の伝送経路確立方法において、更に、前記第1段階により収集する端末選択信号を、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号、及び前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドの中から少なくともいずれか一つを選択する第3段階を有することを特徴とする。請求項16記載の発明によれば、端末選択信号を選択することができるようにしたので、利用者にニーズに応じて、伝送路を確立できる。
【0032】
また、請求項17記載の伝送路確立方法は、通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポート間の伝送経路を確立する伝送路確立方法であって、前記各ポートが出力する前記変復調器への制御コマンドを収集する第1段階と、前記第1段階で収集した制御コマンドの出力に応じて、前記変復調器と前記制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立する第2段階とを有することを特徴とする。
【0033】
請求項17記載の発明によれば、収集した制御コマンドの出力に応じて、変復調器と制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。
【0034】
また、本発明は、請求項18に記載のように、請求項17記載の伝送路確立方法において、前記第1段階は、前記変復調器と前記各ポート間に、前記各ポートに対応して設けられた電圧切換器に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する制御コマンドを収集することを特徴とする。
【0035】
請求項18記載の発明によれば、電圧変換部に対するサンプリングにて、各ポートが出力する制御コマンドを収集するようにしたので、制御コマンドを出力するポートを適切に監視することができる。
【0036】
また、請求項19記載の伝送路確立方法は、請求項12から請求項18のいずれか一項に記載の伝送路確立方法において、更に、前記通信回線から受信する信号中から識別子を検出する第3段階と、前記第3段階の検出結果に応じて、前記通信回線の着信先を、前記変復調器側又は内線側に切り替える第4段階とを有することを特徴とする。請求項19記載の発明によれば、検出手段が検出した識別子に応じて、通信回線の着信先を、変復調器又は内線に切り替えることができる。
【0037】
また、請求項20記載の伝送路確立方法は、請求項19記載の伝送経路確立方法において、更に、前記第4段階により前記通信回線の着信先を前記変復調器側に切り替えた際に、前記変復調器と前記第3段階により検出した識別子に対応する前記ポート間の伝送路を確立する第5段階を有することを特徴とする。請求項20記載の発明によれば、通信回線の着信先を変復調器側に切り替えた際に、変復調器と識別子に対応するポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で外部が複数の端末と通信を行うことができる。
【0038】
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項19又は請求項20記載の伝送経路確立方法において、前記第4段階は、前記通信回線から着信があった後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えることを特徴とする。請求項21記載の発明によれば、通信回線から着信があった後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えるようにしたので、適切に外部と内線を接続することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明を適用した第1実施形態について説明する。図2は、第1実施形態に係るシステム概要を示す図である。図2に示すように、システム20は、モデム21を内臓する回線切替器22、通信回線3を介して接続されるホスト4、内線25を介して接続される電話26、第1シリアル通信線27、第2シリアル通信線28を介して接続される第1の端末29、第2の端末30を備える。この回線切替器22は、モデム21を1つ備え、第1の端末29、第2の端末30のどちらからでもモデム制御ができるようになっている。
【0040】
次に、回線切替器22について説明する。図3は、第1実施形態に係る回線切替器22のブロック図である。図3に示すように、回線切替器22は、モデム21、電圧変換部31、32、CPU(Central processing Unit)33、着信検出ID切替部34、ポート36、37、切替スイッチ38、信号選択スイッチ39、リレーRYを備える。回線切替器22には、電話26、第1の端末29、第2の端末30、ホスト4に接続されている。第1の端末29、第2の端末30が第1情報処理装置又は情報処理装置に相当し、ホスト4が第2情報処理装置に相当する。
【0041】
モデム21は、通信回線3を介して接続されるホスト4との間で送受信する信号を変復調する。このモデム21は、第1電圧変換部31、第2電圧変換部32、リレーRY、着信検出ID切替部34に接続されている。モデム21は、RS232C信号線郡35を介して電圧変換部31、32に接続されている。電圧変換部31、32は、ドライバとして機能し、モデム21と第1の端末29、第2の端末30間の通信を制御する。
【0042】
電圧変換部31、32は、RS232C信号線郡、ポート36、37、第1シリアル通信線27、第2シリアル通信線28を介して、第1の端末29、第2の端末30に接続されている。ポート36は、第1の端末29、第2の端末を接続するコネクタとして機能する。電話26は、内線25を介してリレーRYの一端に接続されている。リレーRYは、通信回線3の接続先を、モデム21又は内線が接続される電話26に切り替えるものである。
【0043】
CPU33は、回線切替器22全体を制御するものである。このCPU33は、第1電圧変換器31、第2電圧変換器32、着信検出ID切替部34、切替スイッチ38、信号選択スイッチ39が接続されている。CPU33のフォースオフ(FORCEOFF)1、2端子は、第1電圧変換部31及び第2電圧変換部32の各フォースオフ(FORCEOFF)端子に接続されている。CPU33は、伝送路確立手段として機能し、フォースオフ端子をオンオフ制御することにより、電圧変換部31、32の起動を制御する。
【0044】
また、CPU33は、第1の端末29からのER信号、RS信号、SD信号の出力を第1の端末用のER1端子、RS1端子、SD1端子により監視する。同様に、CPU33は、第2端末29からのER信号、RS信号、SD信号の出力を第2の端末用のER2端子、RS2端子、SD2端子により監視する。
【0045】
CPU33は、収集手段として機能し、第1電圧変換部31、第2電圧変換部32に対するサンプリングにて、各ポート36、37が出力する端末選択信号を収集する。なお、ER信号、RS信号、SD信号に現れるATコマンドが端末選択信号に相当する。
【0046】
モデム21、第1の端末29、第2の端末30のER(Equipment Ready)信号は、端末側が受信可能な状態であるか否かを表示する信号である。RS(Request to Send)信号は、端末からモデムに対する送信を要求するための信号で、モデムはこの信号がオンの間、相手局のモデムに対してキャリアを送出するようになっている。SD(Send Data)信号は、端末からモデムに送出されるシリアルデータである。
【0047】
DR(Data Set Ready)信号は、モデムと接続されたことを示す信号である。CS(Carrier Detect)信号は、キャリアを送り出していることを示す信号である。RD(Receive Data)信号は、受信データである。CD(Carrier Detect)信号は、相手局からのキャリアを受信中であることを示す信号である。CI信号は、被呼されたことを表示するための信号である。
【0048】
着信検出ID切替部34は、着信切替手段として機能し、通信回線3を介して、発信側のホスト4から送出されるID(identification)を検出し、IDに応じてリレーRY又はCPU33を介して第1電圧変換部31、第2電圧変換部32を駆動させて、内線25又はモデム21に着信させるものである。
【0049】
切替スイッチ38は、例えばトグルスイッチで構成され、モデム21と第1の端末29、第2の端末30間の伝送路の確立を、第1の端末29、第2の端末30が出力するER信号、RS信号で行うか、又はATコマンドで行うかを選択するためのスイッチである。なお、第1実施形態では、モデム21と端末29、20間の伝送路の確立を第1の端末29、第2の端末30が出力するER信号又はRS信号で行う実施の形態について説明し、第2実施形態において、ATコマンドを用いる実施の形態について説明する。
【0050】
信号選択スイッチ39は、例えばトグルスイッチで構成され、モデム21と端末29、30間の伝送路の確立をER信号で行うか又はRS信号で行うかを選択するためのスイッチである。なお、切替スイッチ38及び信号選択スイッチ39が選択スイッチに相当する。
【0051】
次に、第1実施形態に係る回線切替器の動作について説明する。ここでは、第1の端末29又は第2の端末30からホスト4に発呼して通信を行う場合と、ホスト4からの発呼による通信を行う場合の動作を説明する。まず、第1の端末29又は第2の端末30からホスト4に発呼して通信を行う場合について説明する。
【0052】
図4は、第1実施形態に係る回線切替器の動作フローチャートである。ステップS101において、CPU33は、信号選択スイッチ39でER信号側が選択されているかどうかを検出し、信号選択スイッチ39でER信号側が選択されている場合は、ステップS102に進み、第1シリアル通信線27のER信号がオン状態にあるかどうかを検出する。
【0053】
ステップS102において、CPU33は、第1シリアル通信線27のER信号がオン状態にある場合には、ステップS110に進む。ステップS110において、CPU33は、第1電圧変換部31へのフォースオフ信号を起動状態にして、第1の端末29と、モデム21間の伝送路を確立する。
【0054】
ステップS102において、CPU33は、第1シリアル通信線27のER信号がオン状態でない場合には、ステップS103に進み、第2シリアル通信線28のER信号がオン状態にあるかどうかを検出し、第2シリアル通信線28のER信号がオン状態にある場合には、ステップS120に進む。
【0055】
ステップS120において、CPU33は、第2電圧変換部32へのフォースオフ信号を起動状態にして、第2の端末30とモデム21間の伝送路を確立する。ステップS103において、CPU33は、第2シリアル通信線28のER信号がオン状態にない場合には、ステップS102に戻り、上記処理を繰り返す。
【0056】
一方、ステップS101において、CPU33は、信号選択スイッチ39で、RS信号側が選択されている場合は、ステップS104に進み、第1シリアル通信線27のRS信号がオン状態にあるかどうかを検出する。ステップS104において、CPU33は、第1シリアル通信線27のRS信号がオン状態にある場合には、ステップS110に進む。ステップS110において、CPU33は、第1電圧変換部31へのフォースオフ信号を起動状態にして、第1の端末29とモデム21間の伝送路を確立する。
【0057】
ステップS104において、CPU33は、第1シリアル通信線27のRS信号がオン状態にない場合には、ステップS105に進み、第2シリアル通信線28のRS信号がオン状態にあるかどうかを検出する。
【0058】
ステップS105において、CPU33は、第2シリアル通信線28のRS信号がオン状態にある場合には、ステップS120に進む。ステップS120において、CPU33は、第2電圧変換部32へのフォースオフ信号を起動状態にして、第2の端末30と、モデム21間の伝送路を確立する。ステップS105において、CPU33は、第2シリアル通信線28のRS信号がオン状態にない場合には、ステップS104に戻り、上記処理を繰り返す。
【0059】
次に、上記図4の点線で示したP1の箇所の動作について詳細に説明する。つまり、ER信号を用いて端末とモデム間との経路を確立する場合の動作について説明する。図5は、ER信号を用いて伝送路を確立する場合のタイミングチャートである。なお、以下では、第1の端末29がホスト4に接続する場合について説明する。
【0060】
図5において、同図(a)は第1の端末29のER信号、(b)はRS信号、(c)はSD信号をそれぞれ示している。CPU33は、端末1用のER1端子を用いて、第1の端末29のER信号のオン/オフを監視する。
【0061】
また、図5(d)は第1電圧変換部31のフォースオフ端子の状態、(e)はER信号、(f)はRS信号、(g)はSD信号、(h)はDR信号、(i)はCS信号、(j)はRD信号、(k)はCPU33のER1端子の走査結果をそれぞれ示している。図5(d)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(e)〜(j)の各信号線がアクティブとなり、(d)のフォースオフ端子がアクティブでない時は、(e)〜(j)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0062】
また、図5(l)は第2電圧変換部32のフォースオフ端子の状態、(m)はER信号、(n)はRS信号、(o)はSD信号、(p)はDR信号、(q)はCS信号、(r)はRD信号、(s)はCPU33のER2端子の走査結果をそれぞれ示している。図5(l)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(m)〜(r)の各信号がアクティブになり、(l)のフォースオフ端子がアクティブでない時は、(m)〜(r)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0063】
まず、CPU33は、第1の端末29、第2の端末30からのER信号起動を第1電圧変換部31、第2電圧変換部32のサンプリング(enable−disableの繰り返し)で情報を収集する。
【0064】
より詳細には、CPU33は、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*1)。この時、図5(a)の第1の端末29のER信号がオフ状態であるため、同図(k)のCPU33のER1端子の走査結果は0となる。
【0065】
次に、CPU33は、第2電圧変換部32のフォースオフ端子をアクティブにする(*2)。この時、図示は省略するが、第2の端末30のER信号がオフ状態であるため、図5(s)のCPU33のER2端子の走査結果は0となる。
【0066】
次に、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*3)。この時、図5(a)のER信号が起動状態となっているので(*4)、同図(k)のCPUのER1端子の走査結果は1となる。次に、CPU33は、第1の端末29に対応する第1電圧変換部31を常時起動させる。以後、CPU33は、第1電圧変換部31、第2電圧変換部32のサンプリングでの情報収集を終了する(*5、*6)。これにより、第1の端末29とモデム21間の各信号線が接続され、第1の端末29とモデム21間の伝送路が確立される。よって、第1の端末29は、通信回線3を介してホスト4と通信を行うことができる。
【0067】
次に、上記図4の点線で示したP2の箇所の動作について詳細に説明する。次に、RS信号を用いて端末とモデム間との経路を確立する場合の動作について説明する。図6は、ER信号が選択された場合のタイミングチャートである。なお、以下では、第1の端末29がホスト4に接続する場合について説明する。
【0068】
図6において、同図(a)は第1の端末29のER信号、(b)はRS信号、(c)はSD信号をそれぞれ示している。CPU33は、端末1用のRS1端子を用いて、第1の端末29のRS信号のオン/オフを監視する。
【0069】
また、図6(d)は第1電圧変換部31のフォースオフ端子の状態、(e)はER信号、(f)はRS信号、(g)はSD信号、(h)はDR信号、(i)はCS信号、(j)はRD信号、(k)はCPU33のRS1端子の走査結果をそれぞれ示している。図6(d)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(e)〜(j)の各信号線がアクティブになり、(d)のフォースオフ端子がアクティブでない時に、(e)〜(j)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0070】
また、図6(l)は第2電圧変換部32のフォースオフ端子の状態、(m)はER信号、(n)はRS信号、(o)はSD信号、(p)はDR信号、(q)はCS信号、(r)はRD信号、(s)はCPU33のRS1端子の走査結果をそれぞれ示している。図6(l)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(m)〜(r)の各信号がアクティブになり、(l)のフォースオフ端子がアクティブでない時に、(m)〜(r)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0071】
まず、CPU33は、第1の端末29、第2の端末30からのRS信号起動を第1電圧変換部31、第2電圧変換部32のサンプリング(enable−disableの繰り返し)で情報を収集する。
【0072】
より詳細には、CPU33は、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*11)。この時、図6(b)の第1の端末29のRS信号がオフであるため、同図(k)のCPU33のRS1端子の走査結果は0となる。
【0073】
次に、CPU33は、第2電圧変換部32のフォースオフ端子をアクティブにする(*12)。この時、図示は省略するが、第2の端末30のRS信号がオフ状態であるため、図6(s)のCPU33のRS2端子の走査結果は0となる。
【0074】
次に、CPU33は、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*13)。この直後、図6(b)のER信号が起動状態となっているので(*14)、同図(k)のCPUのRS1端子の走査結果は1となる。CPU33は、第1の端末29に対応する第1電圧変換部31を常時起動させる。以後、CPU33は、第1電圧変換部31、第2電圧変換部32のサンプリングでの情報収集を終了する(*15、*16)。これにより、第1の端末29とモデム21間の各信号線が接続され、第1の端末29とモデム21間の伝送路が確立される。よって、第1の端末29は、通信回線3を介してホスト4と通信を行うことができる。
【0075】
次に、ホスト4からの発呼による通信を行う場合の動作を説明する。着信があると、回線切替器22が自動応答し、通信回線3を介して、発信側から送出されるIDを着信検出ID切替部34が検出し、検出したIDに応じてリレーRY又はCPU33を介して第1電圧変換部31、第2電圧変換部32を駆動して、内線又はモデムに着信させる。
【0076】
なお、着信があると、回線切替器22が自動応答し、一定期間内に着信検出ID切替部34がIDを受信しなかった場合は内線電話26に着信させる。これにより、外部のホスト4は、第1の端末29又は第2の端末30と通信を行うことができる。
【0077】
以上本実施の形態によれば、ER信号、RS信号等の端末選択信号に応じて、モデム21とER信号、RS信号等の端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。これにより、簡単に、複数の端末から1個のモデム21を制御することができる。
【0078】
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る回線切替器について説明する。第2実施形態では、ATコマンド用いて端末とモデム間の経路を選択するようにしたものである。第2実施形態に係る回線切替器は、第1実施形態に係る回線切替器22と構成が同一であるため、図3を用いて説明する。
【0079】
図7は、第2実施形態に係る回線切替器の動作フローチャートである。ステップS201において、CPU33は、第1シリアル通信線27からATコマンドを受信したかどうかを検出し、第1シリアル通信線27からATコマンドを受信した場合には、ステップS210に進み、第1の端末29とモデム21との伝送路を確立する。
【0080】
ステップS201において、CPU33は、第1シリアル通信線27からATコマンドを受信していない場合には、ステップS202に進み、第2シリアル通信線28からATコマンドを受信したかどうかを検出する。ステップ202において、CPU33は、第2シリアル通信線28からATコマンドを受信した場合には、第2の端末30とモデム21間の伝送路を確立する。
【0081】
次に、ATコマンドを用いて端末とモデム間との経路を確立する場合の動作について説明する。図8は、ATコマンド用いて伝送路を確立する場合のタイミングチャートである。なお、以下では、第1の端末29がホスト4に接続する場合について説明する。
【0082】
図8において、同図(a)は第1の端末29のER信号、(b)はRS信号、(c)はSD信号をそれぞれ示している。CPU33は、端末1用のSD1端子を用いて、第1の端末29からのATコマンドを監視する。ATコマンドは、(c)のSD信号に現れる。
【0083】
また、図8(d)は第1電圧変換部31のフォースオフ端子の状態、(e)はER信号、(f)はRS信号、(g)はSD信号、(h)はDR信号、(i)はCS信号、(j)はRD信号、(k)はCPU33のSD1端子の走査結果をそれぞれ示している。図8(d)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(e)〜(j)の各信号線がアクティブとなり、(d)のフォースオフ端子がアクティブでない時は、(e)〜(j)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0084】
また、図8(l)は第2電圧変換部32のフォースオフ端子の状態、(m)はER信号、(n)はRS信号、(o)はSD信号、(p)はDR信号、(q)はCS信号、(r)はRD信号、(s)はCPU33のSD2端子の走査結果をそれぞれ示している。図8(l)のフォースオフ端子がアクティブの時に、(m)〜(r)の各信号がアクティブとなり、(l)のフォースオフ端子がアクティブでない時は、(m)〜(r)の各信号線がハイインピーダンスとなる。
【0085】
まず、CPU33は、起動したい端末からのATコマンドを各電圧変換部31、32のサンプリング(enable−disableの繰り返し)で情報を収集する。
【0086】
より詳細には、CPU33は、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*21)。この時、図8(c)の第1の端末29のSD信号にATコマンドが現れていないので、同図(k)のCPU33のSD1端子に割込要求は発生しない。
【0087】
次に、CPU33は、第2電圧変換部32のフォースオフ端子をアクティブにする(*22)。この時、図示は省略するが、第2の端末30のSD信号にATコマンドは現れていないので、図8(s)のCPU33のSD2端子に割込要求は発生しない。
【0088】
次に、第1電圧変換部31のフォースオフ端子をアクティブにする(*23)。この直時、図8(c)のSD信号にATコマンドが現れているので、(*24)、同図(k)のCPU33のSD1端子に割込要求が発生する。CPU33は、第1の端末29に対応する第1電圧変換部31を常時起動させる。以後、CPU33は、第1電圧変換部31、第2電圧変換部32のサンプリングでの情報収集を終了する(*25、*26)。これにより、第1の端末29とモデム21間の各信号線が接続され、第1の端末29とモデム21間の伝送路が確立される。従って、第1の端末29は、通信回線3を介してホスト4と通信を行うことができる。
【0089】
以上本実施の形態によれば、ATコマンド等の制御コマンドの出力に応じて、モデム21とATコマンドを出力したポート間の伝送路を確立するようにしたので、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる。
【0090】
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成で、1つの変復調器で複数の端末が外部と通信を行うことができる回線切替器、これを用いたシステム及び伝送路確立方法を提供できる。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のシステム概要を示す図である。
【図2】第1実施形態に係るシステム概要を示す図である。
【図3】第1実施形態に係る回線切替器のブロック図である。
【図4】第1実施形態に係る回線切替器の動作フローチャートである。
【図5】ER信号を用いて伝送路を確立する場合のタイミングチャートである。
【図6】ER信号が選択された場合のタイミングチャートである。
【図7】第2実施形態に係る回線切替器の動作フローチャートである。
【図8】ATコマンド用いて伝送路を確立する場合のタイミングチャートである。
【符号の説明】
20 システム
21 モデム
22 回線切替器
25 内線
27 第1シリアル通信線
28 第2シリアル通信線
29 第1の端末
30 第2の端末
31 第1電圧変換部
32 第2電圧変換部
33 CPU
34 着信検出ID切替部
36、37 ポート
38 切替スイッチ
39 信号選択スイッチ

Claims (21)

  1. 通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、
    所定の情報処理装置が接続される複数のポートと、
    前記変復調器と前記各ポート間に、前記各ポートに対応して設けられた電圧変換部と、
    前記電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する端末選択信号を収集する収集手段と、
    前記収集手段が収集した端末選択信号に応じて、前記変復調器と前記端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立する伝送路確立手段とを備えたことを特徴とする回線切替器。
  2. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号であることを特徴とする請求項1記載の回線切替器。
  3. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号であることを特徴とする請求項1記載の回線切替器。
  4. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドであることを特徴とする請求項1記載の回線切替器。
  5. 前記回線切替器は更に、前記収集手段が収集する端末選択信号を、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号、及び前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドの中から少なくともいずれか一つ選択する選択スイッチを備えることを特徴とする請求項1記載の回線切替器。
  6. 通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、
    所定の情報処理装置が接続される複数のポートと、
    前記各ポートが出力する前記変復調器への制御コマンドを収集する収集手段と、
    前記収集手段が収集した制御コマンドの出力に応じて、前記変復調器と前記制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立する伝送路確立手段とを備えたことを特徴とする回線切替器。
  7. 前記回線切替器は更に、前記変復調器と前記各ポート間に設けられた電圧切換器を備え、
    前記収集手段は、前記電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する制御コマンドを収集することを特徴とする請求項6記載の回線切替器。
  8. 前記回線切替器は更に、内線と、
    前記通信回線を介して受信した信号中から識別子を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて、前記通信回線の着信先を、前記変復調器側又は前記内線側に切り替える着信切替手段とを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の回線切替器。
  9. 前記着信切替手段は、前記通信回線の着信先を前記変復調器側に切り替えた際に、前記変復調器と前記検出手段が検出した識別子に対応したポート間の伝送路を確立することを特徴とする請求項8記載の回線切替器。
  10. 前記着信切替手段は、前記通信回線からの着信後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えることを特徴とする請求項8又は請求項9記載の回線切替器。
  11. 変復調器と複数のポートを備えた回線切替器と、前記各ポートに接続された複数の第1情報処理装置と、通信回線を介して前記変復調器に接続された第2情報処理装置とを備えたシステムであって、
    前記回線切替器は、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の回線切替器であることを特徴とするシステム。
  12. 通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポート間の伝送路を確立する伝送路確立方法であって、
    前記各ポートに対応して設けられた電圧変換部に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する端末選択信号を収集する第1段階と、
    前記第1段階により収集した端末選択信号に応じて、前記変復調器と前記端末選択信号を出力したポート間の伝送路を確立する第2段階とを有することを特徴とする伝送路確立方法。
  13. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号であることを特徴とする請求項12記載の伝送経路確立方法。
  14. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号であることを特徴とする請求項12記載の伝送経路確立方法。
  15. 前記端末選択信号は、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドであることを特徴とする請求項12記載の伝送経路確立方法。
  16. 前記伝送経路確立方法は更に、前記第1段階により収集する端末選択信号を、前記情報処理装置が出力する受信可能状態を示す信号、前記情報処理装置が出力する前記変復調器への送信を要求するための信号、及び前記情報処理装置が出力する前記変復調器への制御コマンドの中から少なくともいずれか一つを選択する第3段階を有することを特徴とする請求項12記載の伝送経路確立方法。
  17. 通信回線を介して接続される外部との間で送受信する信号を変復調する変復調器と、所定の情報処理装置が接続される複数のポート間の伝送経路を確立する伝送路確立方法であって、
    前記各ポートが出力する前記変復調器への制御コマンドを収集する第1段階と、
    前記第1段階で収集した制御コマンドの出力に応じて、前記変復調器と前記制御コマンドを出力したポート間の伝送路を確立する第2段階とを有することを特徴とする伝送路確立方法。
  18. 前記第1段階は、前記変復調器と前記各ポート間に、前記各ポートに対応して設けられた電圧切換器に対するサンプリングにて、前記各ポートが出力する制御コマンドを収集することを特徴とする請求項17記載の伝送路確立方法。
  19. 前記伝送路確立方法は更に、
    前記通信回線から受信する信号中から識別子を検出する第3段階と、
    前記第3段階の検出結果に応じて、前記通信回線の着信先を、前記変復調器側又は内線側に切り替える第4段階とを有することを特徴とする請求項12から請求項18のいずれか一項に記載の伝送路確立方法。
  20. 前記伝送路確立方法は更に、前記第4段階により前記通信回線の着信先を前記変復調器側に切り替えた際に、前記変復調器と前記第3段階により検出した識別子に対応する前記ポート間の伝送路を確立する第5段階を有することを特徴とする請求項19記載の伝送経路確立方法。
  21. 前記第4段階は、前記通信回線から着信があった後、所定期間内に前記識別子が検出されないときは、前記通信回線の着信先を前記内線側に切り替えることを特徴とする請求項19又は請求項20記載の伝送経路確立方法。
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