JPH09247073A - 通信方式 - Google Patents

通信方式

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JPH09247073A
JPH09247073A JP5734596A JP5734596A JPH09247073A JP H09247073 A JPH09247073 A JP H09247073A JP 5734596 A JP5734596 A JP 5734596A JP 5734596 A JP5734596 A JP 5734596A JP H09247073 A JPH09247073 A JP H09247073A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の受信局と制御局とで構成される多元接
続通信ネットワークでは、受信局からの呼接続要求信号
が輻輳した場合に、制御局での処理が規定値を越えると
制御局が動作不能な状態となる。 【解決手段】 制御局1での呼接続処理や受信信号解析
処理が規定値を超えた場合に、制御局1では呼処理装置
の制御により受信周波数を変更し、かつその変更した周
波数の情報を制御局が選択した特定の受信局2にのみ送
出し、その信号を受信した受信局2では周波数情報を用
いて受信局用変復調装置において制御局宛の送信周波数
を変更する。受信局2からの呼接続要求が輻輳した場合
も、制御局1での呼接続要求受信に制限を行い、制御局
動作不能となることが回避でき、信頼性の高いネットワ
ークが構築できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信方式に関
し、特に回線の呼輻輳時の通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星通信における多元接続方式技術を提
案している特開平3−55926号公報では、要求した
呼接続が不成立の場合、再呼予約信号を送出し、再呼起
動信号を受信すると信号伝送を開始する端末をそれぞれ
備えた複数の通信地球局と、これら通信地球局が、共用
する通信回線の割り当てを前記通信地球局の要求に応じ
て制御し、前記再呼予約信号を受け付け、前記不成立の
原因がなくなるとあらかじめ定めた規則に基づく順番に
前記再呼起動信号を送出する制御装置を備えた制御地球
局とを具備した構成がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術においては、受信局の呼接続要求が輻輳した場
合、制御局での呼処理が増加し、最悪の場合処理しきれ
ず、制御局動作不能となる事があった。すなわち、受信
局(子局)が制御局での呼処理状況によらず、呼接続要
求を送出してくるためである。また、呼接続不成立の場
合に、何らかの制御により呼接続不成立の問題がなくな
った事を通知し、回線の使用効率を向上させていたが、
子局側では呼接続不成立の情報を容易に収集する事がで
きないために構成が大規模になるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、前述の問題点を克服し、
呼接続要求が輻輳した場合でも制御局が動作不能になら
ないような、信頼性の高いネットワークが構築できる通
信方式を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、CSC多元接
続通信ネットワークにおいて、複数の受信局からの応答
信号や、呼接続要求信号が輻輳し、制御局での呼接続処
理や受信信号解析処理が規定値を超えた場合、制御局で
それまで受信局からの送信に使用していた周波数の使用
を中止して別周波数に変更する機能と、その変更した周
波数の情報を、制御局が選択した特定の受信局にのみ送
出する機能と、その信号を受信した受信局では周波数情
報を用いて制御局宛の送信周波数に変更する機能とを備
えることを特徴とする。
【0006】例えば、制御局は、呼処理装置と、共通制
御信号変復調装置と、周波数変換装置を備えており、さ
らに前記呼処理装置には、監視用信号を送出するための
データを発生する送信データ制御部と、受信したデータ
を処理する受信データ制御部と、前記受信データ制御部
でのデータ処理状態を監視し、受信局からの呼接続要求
信号が所定の負荷量を越えたときに前記共通制御信号変
復調部における受信側の周波数変更を行なわせる呼処理
負荷検出回路とが備えられた構成とされる。また、この
場合、呼処理負荷検出回路は、共通制御信号変復調部の
復調部と受信制御部を制御して受信側の周波数変更を行
うと共に、その変更された周波数情報を送信データ制御
部で形成するデータに重畳させ、特定の受信局にのみ送
出するように構成される。また、受信局は、受信したデ
ータを処理し、周波数変更の情報が含まれていたときに
周波数変更信号を出力する受信制御部と、この受信制御
部からの周波数変更信号に基づいてその送信周波数が変
更される送信制御部とを備える構成とされる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明を衛星通信ネットワー
クに適用した実施形態のシステム構成図であり、制御局
1と、複数の受信局2とが衛星3を介して無線接続され
る。制御局1は、図2に示すように、呼処理装置11
と、共通制御信号、すなわちCSC(Common Signallin
g Channel )信号の変復調装置12と、周波数変換装置
13とアンテナ14とを備えている。また、複数の受信
局(子局)i(i=1〜N,Nは整数)2は、それぞれ
図3に示すように、電話機21と、受信局用変復調装置
22と、周波数変換装置23と、アンテナ24とを備え
ている。そして、制御局1と受信局2とは衛星3を介し
て相互間でのデータ通信を行っている。
【0008】前記制御局1において、前記呼処理装置1
1は、受信局に対して監視用信号を送出するためのデー
タを発生する送信データ制御部111と、受信したデー
タを処理する受信データ制御部112と、このデータ処
理を監視するための呼処理負荷検出部113とを備えて
いる。また、CSC変復調装置12は、前記呼処理装置
11の送信データ制御部111からのデータが伝送され
てきたときに、システムの伝送形式に合わせてデータの
加工を行う送信制御部121と、このデータを変調して
前記周波数変換装置13に出力する変調部122と、受
信されかつ周波数変換装置13で周波数変換された信号
を復調する復調部123と、この復調信号を前記呼処理
装置11の受信データ制御部112に送出する受信制御
部124とを備えている。
【0009】一方、前記受信局2の変復調装置22は、
受信されかつ周波数変換装置23で周波数変換された信
号を復調する復調部221と、この復調信号を出力する
受信制御部222と、電話機21との接続を行う電話機
インターフェース223と、電話機21からの信号をC
SC上り回線の伝送形式に合わせたデータに加工する送
信制御部224と、このデータを変調して周波数変換装
置23に出力する変調部225とを備えている。
【0010】次に、前記システムにおける動作を説明す
る。制御局1では、呼処理装置11は、受信局に対し、
監視用信号を送出するために送信データ制御部111に
てデータを発生させ、CSC変復調装置12の送信制御
部121へ伝送する。送信制御部121では、システム
の伝送形式に合わせてデータの加工を行い、変調部12
2へ送出する。変調部122で変調されたデータは周波
数変換装置13、アンテナ14を経由して衛星3に送出
される。
【0011】一方、受信局2では、制御局1から送出さ
れたデータをCSC下り回線4にて受信し、アンテナ2
4、周波数変換装置23、復調部221を通して受信制
御部222へ送られる。受信制御部222では、データ
内容の解析を行い、自局宛のデータを取り出し、監視信
号であれば、自局のアラーム状態などの監視情報を送信
制御部224に伝送する。送信制御部224では、CS
C上り回線5の伝送形式に合わせたデータに加工し、変
調部225、周波数変換装置23、アンテナ24から衛
星3に送出する。
【0012】衛星3に送出されたデータは、CSC上り
回線5から、アンテナ14、周波数変換装置13、復調
部123を経由して、受信制御部124から受信データ
制御部112に送られる。受信データ制御部112での
データ処理状態は、常に呼処理負荷検出回路113で監
視されている。
【0013】ここで、図4に衛星を使用した場合のCS
C上り/下り回線及び電話機通信を行う場合の音声通信
用回線の周波数配列の一例を示す。受信局2において、
電話機21からの呼接続要求信号を電話インタフェース
223が受け取ると、その要求信号は、前記したように
受信局2から制御局1へ送出される。呼接続要求信号を
制御局1の受信データ制御部113が受信すると、図2
に示した音声通信用周波数f1〜fNのうち空いている
2つの周波数が選ばれ、呼接続要求局とその対向局の局
識別番号とともに、送信データ制御部111に送られ、
各受信局2ヘ向けて送出される。
【0014】ここで、受信局2からの呼接続要求信号が
増加し、制御局1の受信データ制御部112でのデータ
処理がある一定の負荷量を超えたと呼処理負荷検出回路
113が判断した時には、呼処理負荷検出回路113は
音声通信用周波数f1〜fNの中から空きの周波数を探
し出し、周波数変更制御信号S1によりCSC変復調装
置12の受信制御部124と復調部123の周波数変更
を行う。それが、一時的CSC上り周波数fxとなる。
すなわち、制御局1での呼処理の負荷が軽い場合は図2
の実線配列であり、呼処理負荷がある一定値を超えた
ら、同図の破線で示すように、CSC上り周波数を音声
用周波数の現在使用していないところに変更する。そし
て、この周波数の変更情報を送信データ制御部111の
データに重畳し、特定の受信局2にのみ通知する。
【0015】特定の受信局2では、データを受信制御部
222において処理し、この処理の結果周波数変更の周
波数情報が解析されたときには、周波数変更信号S2を
出力する。送信制御部224は、この周波数変更信号S
2に基づいて送信周波数を変更し、以降はこの周波数、
すなわち一時的CSC上り周波数fxを用いて呼接続要
求を行うことになる。
【0016】このとき、周波数の変更が通知されない受
信局側は制御局側でCSC上り周波数が一時的に変更に
なった事を知らないので、呼接続要求信号や、その再送
信号、監視応答信号を今までのCSC上り周波数f1〜
fNに送出してくるが、制御局側の復調器周波数が一時
的CSC上り周波数fxになっているため、一切受信さ
れず、呼処理の増大にかかわらず呼処理装置11で処理
する事が可能となる。
【0017】これに対し、周波数の変更が通知された特
定の受信局2は、この通知に基づいて周波数変更を行っ
て一時的CSS上り周波数fxに設定しているため、制
御局1はこの特定の受信局2からのみ呼接続要求を受け
付けることが可能となり、制御局1における呼処理負荷
が極端に増大されることなくネットワークの運用を行う
ことが可能となる。この特定の受信局2は、例えば、優
先的に呼処理を行いたい局や、現在呼処理を行っている
呼接続要求局とその対向局であり、これらの局に対して
は随時CSC下り回線4から一時的CSC上り回線周波
数fxを通知する必要がある。
【0018】なお、呼処理負荷検出部113で受信デー
タ制御部112の呼処理状態を監視し、ある一定の負荷
量より減少したらCSC上り回線の周波数を一時的CS
C上り回線周波数fxからCSC上り周波数f1〜fN
に戻す。このとき、一時的CSC上り回線周波数fxを
通知した受信局に対しては正規のCSC上り開設周波数
を通知する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、制御局で
の呼接続処理や受信信号解析処理が規定値を超えた場合
に、制御局では受信周波数を変更し、かつその変更した
周波数の情報を制御局が選択した特定の受信局にのみ送
出し、その信号を受信した受信局では周波数情報を用い
て制御局宛の送信周波数に変更する構成としているの
で、受信局からの呼接続要求が輻輳した場合も、制御局
での呼接続要求受信に制限を行い、制御局動作不能とな
ることが回避でき、信頼性の高いネットワークが構築で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信方式のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】制御局の構成を示すブロック図である。
【図3】受信局の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明における周波数の配列を示す図である。
【符号の説明】
1 制御局 2 受信局 3 衛星 11 呼処理装置 12 CSC変復調装置 13 周波数変換装置 14 アンテナ 21 電話機 22 受信局用変復調装置 23 周波数変換装置 24 アンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信局の監視,制御を行う共通制御信号
    を送出し、受信局から送出される応答信号、呼接続要求
    信号を受信する機能を有する制御局と、制御局からの共
    通制御信号を受信し、その内容を解読し、必要なデータ
    を取り込み、内容により局を制御する機能と、応答信号
    を送出する機能と、接続されている端末からの呼接続要
    求により呼接続要求信号を送出する機能を有する複数の
    受信局から成る多元接続通信ネットワークにおいて、受
    信局からの応答信号や、呼接続要求信号が輻輳し、制御
    局での呼接続処理や受信信号解析処理が規定値を超えた
    場合、制御局でそれまで受信局からの送信に使用してい
    た周波数の使用を中止して別周波数に変更する機能と、
    その変更した周波数の情報を、制御局が選択した特定の
    受信局にのみ送出する機能と、その信号を受信した受信
    局では周波数情報を用いて制御局宛の送信周波数に変更
    する機能とを備えることを特徴とする通信方式。
  2. 【請求項2】 制御局は、呼処理装置と、共通制御信号
    変復調装置と、周波数変換装置を備え、前記呼処理装置
    には、監視用信号を送出するためのデータを発生する送
    信データ制御部と、受信したデータを処理する受信デー
    タ制御部と、前記受信データ制御部でのデータ処理状態
    を監視し、受信局からの呼接続要求信号が所定の負荷量
    を越えたときに前記共通制御信号変復調部における受信
    側の周波数変更を行なわせる呼処理負荷検出回路とが備
    えられる請求項1の通信方式。
  3. 【請求項3】 呼処理負荷検出回路は、共通制御信号変
    復調部の復調部と受信制御部を制御して受信側の周波数
    変更を行うと共に、その変更された周波数情報を送信デ
    ータ制御部で形成するデータに重畳させ、特定の受信局
    にのみ送出する請求項2の通信方式。
  4. 【請求項4】 受信局は、受信したデータを処理し、周
    波数変更の情報が含まれていたときに周波数変更信号を
    出力する受信制御部と、この受信制御部からの周波数変
    更信号に基づいてその送信周波数が変更される送信制御
    部とを備える請求項3の通信方式。
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