JPH11355316A - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

無線通信ネットワークシステム

Info

Publication number
JPH11355316A
JPH11355316A JP10172176A JP17217698A JPH11355316A JP H11355316 A JPH11355316 A JP H11355316A JP 10172176 A JP10172176 A JP 10172176A JP 17217698 A JP17217698 A JP 17217698A JP H11355316 A JPH11355316 A JP H11355316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
data
wireless communication
terminal
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10172176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3535743B2 (ja
Inventor
Kenju Iwasaki
健樹 岩崎
Koichi Kato
晃一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP17217698A priority Critical patent/JP3535743B2/ja
Publication of JPH11355316A publication Critical patent/JPH11355316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3535743B2 publication Critical patent/JP3535743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポーリング手順を用いながら端末局の基地局
への登録と抹消を簡易に実現することができると共に、
無線データフレーム長を固定長としながらも、ダイナミ
ックにデータフレーム長を変更することができる無線通
信ネットワークシステムを提供する。 【解決手段】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
基地局2と、無線通信装置を有し基地局2との無線通信
を行う複数の端末局3とを備え、情報テーブルに登録さ
れた情報データに対応する端末局に対しポーリング方式
により順次データアクセスを行う無線通信ネットワーク
システムにおいて、端末局3から送信される離脱要求デ
ータを受信した場合に離脱要求データを送信した端末局
3に対応する情報データを情報テーブルから削除する情
報データ削除手段を基地局2が備えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動局とし
ての端末局の基地局への登録、抹消を簡易に行う無線通
信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブルを用いた有線ネットワークは、
すでに確立した技術として社会の様々な場所で活用され
ている。しかしながら、有線であるがために移設、配置
変更に多額の費用を要するという問題点がある。このよ
うな問題点に対しケーブルの無線化、即ち無線LANの
実現は有効な手段である。しかし、無線LANを構築す
る場合、無線であるがために幾つかの問題点が生ずる。
具体的には、端末局の移設・配置変更を認めるためには
全ての端末局が何処に移動しても(或いは新たに新設さ
れる場合にも)、これを基地局に接続する手段を必要と
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信ネット
ワークシステムでは、ポーリング手順を用いながら、端
末局を基地局に登録することが行われる。この作業で
は、通信システムの運営を一時的に停止して、新規端末
局の登録作業を行う。
【0004】しかし、このような通信システムの更新作
業は運営上非常に問題視され、通信システムの効率的な
運用を妨げる要因となる。
【0005】また、複数の基地局により構成される通信
システムにおいては、端末局の登録先基地局の変更作業
が行われる。例えば、機器の移動や向きの変更、または
人の移動等により無線通信環境が大きく変化するので、
安定した無線通信状態を得るために登録先基地局の修正
を行わなければならない。
【0006】しかし、従来の通信システムでは、通信状
況の変化に簡易に対応することができず、効率的な通信
システムを構築することができない。
【0007】更に、この種の無線通信システムでは、有
線と同様のビットエラー率を保証するためには、非常に
高度な技術を必要とし、高価で大形な装置を必要とする
のが一般的である。また、受信フレーム内にデータを埋
め込むときに、データ長が正しく設定されていないと、
短いデータフレームを長いデータフレームと判断した
り、或いは長いデータフレームを短いデータフレームと
判断したりするので、受信しながらデータ長を判断する
ことは危険であり、これらは当然ながら、通信システム
の性能に大きな影響を与えることになる。
【0008】従って、従来の無線通信ネットワークシス
テムでは、安価で小型な通信装置を実現するために、デ
ータ長を固定することが多い。
【0009】しかしながら、各アプリケーション毎に最
適なデータ長がそのシステムに唯一一個であることは珍
しく、従来では通信システム全体の効率を考慮し、応用
アプリケーションに適した固定データ長を選択してい
る。
【0010】そこで、本発明の目的は、ポーリング手順
を用いながら端末局の基地局への登録と抹消を簡易に実
現することができると共に、無線データフレーム長を固
定長としながらも、ダイナミックにデータフレーム長を
変更することができる無線通信ネットワークシステムを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、無線通信装置及び情報テーブルを有する基地局と、
無線通信装置を有し前記基地局との無線通信を行う複数
の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録された情報
データに対応する端末局に対しポーリング方式により順
次データアクセスを行う無線通信ネットワークシステム
において、前記端末局から送信される離脱要求データを
受信した場合に前記離脱要求データを送信した端末局に
対応する情報データを前記情報テーブルから削除する情
報データ削除手段を前記基地局が備えることを特徴とす
るものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、無線通信装置及
び情報テーブルを有する基地局と、無線通信装置を有し
前記基地局との無線通信を行う複数の端末局とを備え、
前記情報テーブルに登録された情報データに対応する端
末局に対しポーリング方式により順次データアクセスを
行う無線通信ネットワークシステムにおいて、前記基地
局からの加入要求データの受信を許容することを示す信
号に対応して送信される端末局からの加入要求データを
受信し、この加入要求データを送信した端末局に関する
情報データを前記情報テーブルに登録する情報データ登
録手段を前記基地局が備えることを特徴とするものであ
る。
【0013】請求項3に記載の発明は、無線通信装置及
び情報テーブルを有する基地局と、無線通信装置を有し
前記基地局との無線通信を行う複数の端末局とを備え、
前記情報テーブルに登録された情報データに対応する端
末局に対しポーリング方式により順次データアクセスを
行う無線通信ネットワークシステムにおいて、前記端末
局から送信される離脱要求データを受信した場合に前記
離脱要求データを送信した端末局に対応する情報データ
を前記情報テーブルから削除する情報データ削除手段
と、前記基地局からの加入要求データの受信を許容する
ことを示す信号に対応して送信される端末局からの加入
要求データを受信し、前記加入要求データを送信した端
末局に関する情報データを前記情報テーブルに登録する
情報データ登録手段とを前記基地局が備えることを特徴
とするものである。
【0014】請求項4に記載の発明は、無線通信装置及
び情報テーブルを有する基地局と、無線通信装置を有し
前記基地局との無線通信を行う複数の端末局とを備え、
前記情報テーブルに登録された情報データに対応する端
末局に対しポーリング方式により順次データアクセスを
行う無線通信ネットワークシステムにおいて、前記基地
局と前記端末局との間のデータ交換時のデータ長を指示
するデータ長指示手段を前記基地局が備えることを特徴
とするものである。
【0015】請求項5に記載の発明は、無線通信装置及
び情報テーブルを有する基地局と、無線通信装置を有し
前記基地局との無線通信を行う複数の端末局とを備え、
前記情報テーブルに登録された情報データに対応する端
末局に対しポーリング方式により順次データアクセスを
行う無線通信ネットワークシステムにおいて、前記基地
局から離脱確認問合せを送信し、対応する端末局の情報
データを情報テーブルから削除する情報データ削除手段
を基地局が備え、前記基地局との接続を解除する離脱手
段を端末局が備えることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面を参照して説明する。
【0017】図1は、スペクトラム拡散(SS)無線通
信方式による無線LANの構築例であり、2個の基地局
2−1,2−2と端末局3−1,3−2,3−3…3−
iとを備えている。基地局2−1と当該基地局2−1の
通信エリア内の端末局3−1,3−2,3−3とはSS
通信方式によりデータを送受信している。基地局2−2
と当該基地局2−2の通信エリア内の端末局3−3…3
−iとはSS通信によりデータを授受している。言い替
えれば、これら基地局はその通信エリア内の各端末局と
無線LANを構成し、ポーリング手順により端末局をア
クセスしデータの授受を行う。このため、ある基地局の
無線LANを構成する端末局は当該基地局に登録されて
いることを要する。また、基地局2−1と基地局2−2
は有線LAN1に接続し、有線LAN1の端末として機
能する。
【0018】図2は基地局におけるSS通信機の構成例
を示すブロック図であり、図3は端末局におけるSS通
信機の構成例を示すブロック図である。
【0019】図2において、基地局側のSS通信機2
は、有線系通信部21、SS無線通信部22、メモリ部
23、及び制御部24から構成されている。
【0020】有線系通信部21は有線LAN1との通信
を行う部分であり、例えば、イサーネット等に代表され
るものである。SS無線通信部22はSS変調/復調を
司る部分であり、メモリ部23は有線系通信部21とS
S無線通信部22とのデータを記憶・中継する部分であ
り、制御部24はこれら三ブロックを制御し定められた
手順(プロトコル)によりデータの中継を行う部分であ
る。
【0021】図3において、この端末局3は基地局側の
SS通信機2と無線でデータを授受し、SS通信機4と
当該SS通信機4に接続する端末機器5とから構成さ
れ、SS通信機4は、端末I/F部41、SS無線通信
部42、メモリ部43、及び制御部44から構成されて
いる。端末I/F部41は端末機器5との接続及びデー
タの授受を行う部分であり、シリアルインターフェイス
或いはパラレルインターフェイス等のデータ授受方式が
知られている。SS無線通信部42はSS復調/変調を
司る部分である。当然のことであるが基地局2の無線通
信部22と端末局3のSS無線通信部42とのSS変調
及びSS復調方式は同じものでなければならない。メモ
リ部23は端末I/F部41とSS無線通信部42との
データを記憶・中継する部分であり、制御部44はこれ
ら三ブロックを制御し、定められた手順(プロトコル)
によりデータの中継を行う部分である。
【0022】図4は、基地局2、端末局3のいずれにも
共通するSS無線データ通信に関する詳細を示すブロッ
ク図である。同図中、11は通信データを記録するメモ
リ部であり、無線データの入出力及びホスト機器との間
のデータ入出力の双方からのアクセスを可能としてい
る。このメモリ部11はシステム効率の重要なポイント
の一つである。例えば、無線データの送出中において、
ホスト機器からアクセスがあった場合には、データ送出
中であっても当該ホスト機器からのアクセスを許可しな
ければ効率的なシステムを構築することができない。そ
のため、このメモリ部11には複数の入出力ポートを持
つメモリが採用される。この実施形態では、ホスト機器
側と無線側との2ポートを持つメモリが採用される。1
2はシリアル/パラレル変換部であり、このシリアル/
パラレル変換部12は、メモリ部11からのパラレルデ
ータをシリアルデータに変換し、このシリアルデータを
SS無線通信部22,42に送出すると共に、SS無線
通信部22,42からのシリアルデータをパラレルデー
タに変換し、このパラレルデータをメモリ部11に送出
する。13はシリアルデータの送受信部であり、デジタ
ルデータの送受信を行う。以上は基地局2、端末局3の
メモり部23,43に相当する。
【0023】14はSS無線通信部とのインターフェイ
ス部であり、採用するSS無線変復調にあわせたデジタ
ルデータ変復調を行う。15はSS無線変復調部であ
り、直接拡散方式や周波数ホッピング方式などがある。
以上は基地局2、端末局3のSS無線通信部22,42
に相当する。16は端末機器または基地局側とのインタ
ーフェイス部であり。端末機器であれば、その接続方式
に応じた、例えば、外部接続としてRS−232Cなど
のシリアル方式や内部接続としてバス接続などが採用さ
れる。基地局側の場合は、高速なデータ通信が必要とな
ることからバス接続方式が採用される。以上は基地局2
の有線系通信部21、端末局3の端末I/F部41に相
当する。17はこの構成ブロックを制御するCPUであ
る。このCPU17は、基地局2、端末局3の制御部2
4,44に相当する。
【0024】この種の無線通信システムでは、有線シス
テムで用いられているようなCSMA(キャリア検出マ
ルチアクセス)方式は有効なマルチアクセスを提供する
手段とはなり得ない。(1)受信側では目的の端末以外
からの送信が検出できる時であっても、送信側では他端
末の送信検出ができない、(2)複数の無線局が同時の
送信をした場合、受信局側では全く受信できない時と目
的の端末からのフレームを受信できる時と妨害となって
いる他方の端末からのフレームを受信できる時がある、
といった遠近問題、隠れ端末問題等があるからである。
【0025】これに対し、無線通信分野では上記問題を
根本的に発生させないポーリング方式が採用されること
が多い。このポーリング方式では基地局の管理下で通信
が行われるため、同時に複数の端末局が送信する状況が
起こり得ない。
【0026】このポーリング方式は有線ネットワークで
良く知られたアクセス方式の一つであり、典型的には、
ネットワーク管理装置がネットワークに接続する端末装
置を一定時間間隔で逐次呼び出してデータ授受の可否、
装置がビジーか否か等を知り、対応する処理(データの
送受信等)を行う方式である。
【0027】しかしながら、ポーリング方式における基
地局の管理とは、基地局に登録されている端末を意味す
るものであり、無線機器特有の移動や無線状況の悪化に
よる基地局の切り換え作用の煩雑さによる不利な面を持
っている。
【0028】この実施形態では、この問題に対し簡便な
基地局の切り換え手法を提供する。以下では、この基地
局切り換えに関する用語として加入と離脱とを用いる。
加入とは目的の基地局が管理するポーリングテーブルに
端末局を登録することを意味し、離脱とはそのテーブル
から端末局を削除することを意味する。
【0029】図5は、図4で示される機器の動作フェー
ズを示している。Pフェーズはポーリング動作と離脱動
作を行うフェーズ、Cフェーズは加入動作を行うフェー
ズである。このPフェーズではアクセス方式にポーリン
グ方式を採用し、CフェーズではCSMAによるコンテ
ンション方式を採用している。
【0030】図6は、Pフェーズにおけるポーリング手
順の具体例であり、図7及び図8は、そのフローチャー
トである。図7を参照して、基地局2が宣伝フレームを
用いてPフェーズを開始する(S1)。このPフェーズ
開始フレームの送信が処理されると(S2)、基地局の
ポーリングテーブル(情報テーブル)が参照される(S
3)。このポーリングテーブルには、図9に示すよう
に、各種の情報が格納されている。このポーリングテー
ブルに従って端末局の接続が確認された場合(S4)、
その接続されている端末局に問合せフレームが送信され
る(S5)。最初の端末局からの応答フレームが送信さ
れるまで待機し(S6)、応答フレームが受信された場
合には(S7)、つぎのテーブル(端末局)に進み(S
8)、つぎの端末局が存在していれば、S3〜S8を繰
り返す。S6で、所定時間内に応答フレームが受信され
ない場合、受信エラー処理が行われる(S9)。
【0031】S8で、つぎのテーブル(端末局)が存在
しない場合には、図7に示すS10に進み、基地局のポ
ーリングテーブル(情報テーブル)が参照される。そし
て、最初の端末局に送信すべき通信データがある場合に
は(S11)、まず、その端末局に指示フレームが送信
される(S12)。ついで、情報フレームが送受信され
(S13)、その後につぎのテーブル(端末局)に進み
(S14)、つぎの端末局が存在していれば、S10〜
S14を繰り返す。そして、つぎの端末局が存在してい
ない場合には、Pフェーズを終了する。
【0032】つぎに、端末局の離脱動作を図10を参照
して説明する。
【0033】この離脱動作は、以上説明したPフェーズ
におけるS5〜S7において実行される。この実施形態
では、図10に示すように、基地局から所定の端末局3
−2を離脱するものとする。まず、図6に示すように、
接続が確認された端末局3−1に問合せフレームが送信
され(S5)、この端末局3−1からの応答フレームが
送信されるまで待機し(S6)、応答フレームが受信さ
れた場合には(S7)、つぎの端末局3−2に進む(S
8)。つぎの端末局3−2が存在すれば、今度は接続が
確認された端末局3−2に問合せフレームが送信される
(S5)。
【0034】この端末局3−2を離脱するものとすれ
ば、端末局3−2からの応答フレームには「離脱要求」
が埋め込まれ、「離脱要求」が埋め込まれた応答フレー
ムの送信を待ち(S6)、その応答フレームが基地局に
受信される(S7)。そして、図10に図示は省略した
が、つぎの端末局3−3に進み(S8)、つぎの端末局
3−3が存在していれば、S3〜S8が繰り返される。
【0035】このように基地局からの離脱は、Pフェー
ズで実現することができる。つまり、端末局は、基地局
からの「問合せ」に対して「問合せ応答」を行うが、こ
の「問合せ応答」内に離脱要求情報を埋め込むことによ
り基地局内では、端末局の離脱要求を検出することがで
きる。この離脱要求を検出した基地局は、次回のこの端
末局に対する「問合せ」を行う時に、図10の後段部に
示すように、離脱要求確認を行い、肯定応答を確認した
後この端末局を基地局のポーリングテーブル(情報テー
ブル)から削除する。
【0036】以上の離脱動作手法を用いれば、ポーリン
グ方式を採用しながら端末局の離脱動作を簡単に実行す
ることができる。
【0037】また、別の例としては、基地局主導による
端末局の離脱動作を実行させるようにしてもよい。例え
ば、基地局がその運営を停止するとき、所属する端末局
を当該基地局からの指示によって離脱させることができ
れば、端末局は通信が突然途切れることなく、別の基地
局との接続を試行することができる。
【0038】この場合の離脱動作を説明すると、基地局
が何らかの理由により端末局を離脱させたいとき、例え
ば、図10の後段部に示される手順によって、基地局か
らの目的端末局への「問合せ」フレームに「離脱確認」
を埋め込み、この「離脱確認」が埋め込まれた「問合
せ」フレームを受信した端末局はその応答として「離脱
確認」を埋め込んだ応答フレームを送信する。この離脱
確認を行うことにより基地局は当該端末局をポーリング
テーブルから削除することができる。
【0039】このような手法を用いることにより、基地
局と端末局との間の通信接続を切断する時点を互いに確
認できるので、基地局と端末局とが突然通信不能状態に
至ることがなく、つぎの処理にスムースに移行させるこ
とができる。
【0040】以上のPフェーズでは、要するに、基地局
のポーリングテーブルに登録された端末局に対して以下
を目的に端末局状態の問合わせが行われる。(1)端末
局の存在を確認し、通信の可能性を確認する。(2)送
信すべきデータの存在を確認する。このデータには、D
own−Link(基地局→端末局)とUp−Link
(端末局→基地局)の双方がある。(3)送信したデー
タ(Down−LinkまたはUp−Link)に対す
る正常応答または異常応答を確認する。(4)端末局の
離脱要求(ポーリングテーブルからの削除要求)を確認
する。
【0041】また、通信すべきデータが存在する時に
は、以下のことを目的として、端末局との間で個別にデ
ータのやりとりを行う。(1)基地局と端末局間での
「データ交換」。Down−LinkとUp−Link
の双方向がある。(2)「データ交換」の際に用いるデ
ータフレームの長さを確認する。
【0042】ここで、「データ交換」について説明す
る。
【0043】すでに説明したように、ポーリング手順
は、「問合せ」と「データ交換」の二つの作業により構
成される。最初の「問合せ」期間では、基地局は各端末
局に対して通信すべき「データ」(このデータは、ポー
リング機能内では単なる1と0の集まりであり、その内
容は上位のプロトコルもしくはプログラム等により取り
扱われる。)の有無並びに通信結果、基地局と端末機器
との動作情報等が確認される。これは基地局と各端末局
間での「問合せ」及び「問合せ応答」制御フレームによ
り行われる。「データ交換」期間は上記の「問合せ」作
業によりデータ通信が必要とされた各端末局に対して順
次処理される。この時のデータ転送の方向と長さについ
ては「指示」フレームにより示される。例えば、基地局
からの「指示」フレームにより、(1)基地局から長さ
「100バイト」のデータを送信。(2)端末局から長
さ「128バイト」のデータを送信。等の指示を行う。
このような「指示」フレームを基地局が「データ交換」
時に指示した後、実際のデータが送出されるので、この
データの宛先となる端末局又は基地局は事前に「デー
タ」フレームが送出されることとそのデータ長を知るこ
とができる。
【0044】この実施形態では、データ転送の方向と長
さを示す「指示」フレームを基地局が「データ交換」時
に指示した後、実際のデータが送出されるので、端末局
毎に必要に応じてデータ長をダイナミックに変更するこ
とができる。
【0045】つぎに、端末局の加入動作を説明する。
【0046】この実施形態では、基地局には、もう一つ
の動作フェーズであるCフェーズが採用される。このC
フェーズは加入処理を目的としたフェーズである。基地
局は、設定条件によりPフェーズとCフェーズを切り換
えながら運営される。この切り換え手順は応用事例先に
より最適な手法が選択される。
【0047】図11は、Cフェーズにおける加入手順の
具体例であり、図12、図13は、そのフローチャート
である。図12を参照して、基地局2が宣伝フレームを
用いてCフェーズを開始する(S21)。このCフェー
ズ開始フレームの送信が処理されると(S22)、基地
局主導動作が開始される(S23)。この基地局主導動
作は、図11の後段部に示すように、加入希望端末局に
対しその確認を行い、その確認結果を基地局のポーリン
グテーブルに登録する動作である。この基地局主導動作
が開始されると、基地局のポーリングテーブルが参照さ
れ(S24)、加入指示の確認が行われる(S25)。
加入指示が確認された場合、その端末局に対し加入指示
フレームが送信される(S26)。そして、端末局から
の応答フレームが送信されるまで待機し(S27)、そ
の応答フレームが受信された場合(S28)、つぎのテ
ーブル(端末局)に進み(S29)、つぎの端末局が存
在していれば、S24〜S29を繰り返す。S27で、
所定時間内に応答フレームが受信されない場合には、受
信エラー処理が行われる(S30)。
【0048】S30で、つぎのテーブル(端末局)が存
在しない、或いは時間切れの場合には、図13に示すS
31に進み、端末局主導動作が開始される。
【0049】この端末局主導動作は、図11の前段部に
示すように、コンテンション方式により加入希望の端末
局からその要求を収集する動作である。この端末局主導
動作が開始されると、端末局からの加入要求の受信があ
ったか否かの確認が行われる(S32)。この加入要求
の受信があった場合には、加入要求応答フレームが端末
局に送信される(S33)。そして、基地局のポーリン
グテーブルの更新処理が行われ(S34)、時間切れに
なるまで(S35)、S32〜S34を繰り返して、本
実施形態のCフェーズを終了する。
【0050】以上の手順は、端末局が基地局に加入した
い場合の手順であり、端末局が(1)Cフェーズ(端末
局主導動作期間)においてコンテンション方式にて加入
要求を送信する処理、(2)Cフェーズ(基地局主導動
作期間)において基地局からの加入要求応答を受信する
処理で構成されている。
【0051】これに対して、例えば家庭のテレビや、ビ
デオレコーダ、或いはオフィスのプリンタ等、通常待機
状態にあって、使用者からの操作を待ち受けている機器
(端末局)の場合には通信する情報が存在しないので、
通常、基地局のポーリングテーブルから削除されている
ことが望ましい。
【0052】従って、待機状態にある機器(端末局)へ
の通信の必要が生じた場合には、基地局からその端末局
を加入させる作業が必要になる。この場合には、基地局
側で既に当該基地局の管理下にある端末局の有無が判明
しているので、基地局から加入を促す動作を実行するこ
とになる。この場合には、既に説明したように、Cフェ
ーズ(基地局主導動作期間)を利用することにより、未
接続である既知の端末局に対し加入指示フレームを用い
て、基地局側から端末局の加入処理を開始することがで
きる。この端末局はこのCフェーズの加入指示フレーム
を受信したならば、加入応答フレームを用いて基地局へ
加入を実行する。
【0053】以上の加入動作手法を用いれば、Pフェー
ズをCフェーズに切り換え、このCフェーズにより端末
局の加入を簡単に実行することができる。このCフェー
ズでは、加入目的の端末局は、基地局のCフェーズを検
出し、図11に示される手順により基地局への加入処理
が行われる。同図によると、このCフェーズには、
(1)端末局からの加入要求を受け付ける期間、(2)
基地局から端末局に加入確認を行う期間が、あることが
わかる。つまり、Cフェーズは、(1)コンテンション
方式により加入希望の端末局からその要求を収集する動
作(端末局主導動作)、(2)加入希望端末局(被加入
端末局)にその確認を行い、ポーリングテーブルに登録
する基地局主導動作により構成されている。この切り換
えは、例えば、(1)Cフェーズ開始フレーム内にその
情報(端末局主導動作又は基地局主導動作)を埋め込
む、(2)Cフェーズ全体の時間の内、ある一定時間を
各々の動作期間に割り当てる、等の手法により実現する
ことができる。
【0054】以上に示した手法を用いれば、ポーリング
方式を採用しながら端末局の加入及び離脱を可能にする
ことができると共に、端末局毎に必要に応じてデータ長
をダイナミックに変更することができる等の効果を奏す
る。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、ポーリング手順に従い
ながら、基地局への端末局の加入と離脱を簡単に実行す
ることができると共に、フレーム長切り換え機能によ
り、無線LANシステムの確実なデータ通信と簡便な運
用と最適な無線フレーム長による高い性能を示す無線通
信ネットワークシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線LANシステム構成例を示す図。
【図2】基地局SS無線通信機のブロック図。
【図3】端末局SS無線通信機のブロック図。
【図4】詳細なSS無線通信機器のブロック図。
【図5】動作フェーズのブロック図。
【図6】Pフェーズにおける基地局と端末局間の通信手
順を示す図。
【図7】Pフェーズにおける基地局と端末局間の通信手
順を示すフローチャート。
【図8】Pフェーズにおける基地局と端末局間の通信手
順を示すフローチャート。
【図9】ポーリングテーブルを示す図。
【図10】Pフェーズにおける離脱の手順を示す図。
【図11】Cフェーズにおける加入の手順を示す図。
【図12】Cフェーズにおける加入の手順を示すフロー
チャート。
【図13】Cフェーズにおける加入の手順を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
2−1,2−2 基地局 3−1,3−2,3−3…3−i 端末局 21 有線系通信部 22 SS無線通信部 23 メモリ部 24 制御部 41 端末I/F部 42 SS無線通信部 43 メモリ部 44 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    基地局と、無線通信装置を有し前記基地局との無線通信
    を行う複数の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
    された情報データに対応する端末局に対しポーリング方
    式により順次データアクセスを行う無線通信ネットワー
    クシステムにおいて、前記端末局から送信される離脱要
    求データを受信した場合に前記離脱要求データを送信し
    た端末局に対応する情報データを前記情報テーブルから
    削除する情報データ削除手段を前記基地局が備えること
    を特徴とする無線通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    基地局と、無線通信装置を有し前記基地局との無線通信
    を行う複数の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
    された情報データに対応する端末局に対しポーリング方
    式により順次データアクセスを行う無線通信ネットワー
    クシステムにおいて、前記基地局からの加入要求データ
    の受信を許容することを示す信号に対応して送信される
    端末局からの加入要求データを受信し、この加入要求デ
    ータを送信した端末局に関する情報データを前記情報テ
    ーブルに登録する情報データ登録手段を前記基地局が備
    えることを特徴とする無線通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    基地局と、無線通信装置を有し前記基地局との無線通信
    を行う複数の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
    された情報データに対応する端末局に対しポーリング方
    式により順次データアクセスを行う無線通信ネットワー
    クシステムにおいて、前記端末局から送信される離脱要
    求データを受信した場合に前記離脱要求データを送信し
    た端末局に対応する情報データを前記情報テーブルから
    削除する情報データ削除手段と、前記基地局からの加入
    要求データの受信を許容することを示す信号に対応して
    送信される端末局からの加入要求データを受信し、前記
    加入要求データを送信した端末局に関する情報データを
    前記情報テーブルに登録する情報データ登録手段とを前
    記基地局が備えることを特徴とする無線通信ネットワー
    クシステム。
  4. 【請求項4】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    基地局と、無線通信装置を有し前記基地局との無線通信
    を行う複数の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
    された情報データに対応する端末局に対しポーリング方
    式により順次データアクセスを行う無線通信ネットワー
    クシステムにおいて、前記基地局と前記端末局との間の
    データ交換時のデータ長を指示するデータ長指示手段を
    前記基地局が備えることを特徴とする無線通信ネットワ
    ークシステム。
  5. 【請求項5】 無線通信装置及び情報テーブルを有する
    基地局と、無線通信装置を有し前記基地局との無線通信
    を行う複数の端末局とを備え、前記情報テーブルに登録
    された情報データに対応する端末局に対しポーリング方
    式により順次データアクセスを行う無線通信ネットワー
    クシステムにおいて、前記基地局から離脱確認問合せを
    送信し、対応する端末局の情報データを情報テーブルか
    ら削除する情報データ削除手段を基地局が備え、前記基
    地局との接続を解除する離脱手段を端末局が備えること
    を特徴とする無線通信ネットワークシステム。
JP17217698A 1998-06-04 1998-06-04 無線通信ネットワークシステム Expired - Lifetime JP3535743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17217698A JP3535743B2 (ja) 1998-06-04 1998-06-04 無線通信ネットワークシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17217698A JP3535743B2 (ja) 1998-06-04 1998-06-04 無線通信ネットワークシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11355316A true JPH11355316A (ja) 1999-12-24
JP3535743B2 JP3535743B2 (ja) 2004-06-07

Family

ID=15936993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17217698A Expired - Lifetime JP3535743B2 (ja) 1998-06-04 1998-06-04 無線通信ネットワークシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3535743B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052066A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Electronic Navigation Research Institute 無線ネットワークシステム
WO2006043411A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Pioneer Corporation 通信装置および端末存在確認方法
JP2006279847A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Canon Inc ポーリングを行う制御局及びその制御方法
JP2021036444A (ja) * 2020-11-02 2021-03-04 ヤマハ株式会社 情報提供方法、情報提供装置、移動端末の動作方法、移動端末およびプログラム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052066A (ja) * 2001-08-08 2003-02-21 Electronic Navigation Research Institute 無線ネットワークシステム
JP4716472B2 (ja) * 2001-08-08 2011-07-06 独立行政法人電子航法研究所 無線ネットワークシステム
WO2006043411A1 (ja) * 2004-10-20 2006-04-27 Pioneer Corporation 通信装置および端末存在確認方法
JPWO2006043411A1 (ja) * 2004-10-20 2008-05-22 パイオニア株式会社 通信装置および端末存在確認方法
JP2006279847A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Canon Inc ポーリングを行う制御局及びその制御方法
JP4651089B2 (ja) * 2005-03-30 2011-03-16 キヤノン株式会社 ポーリングを行う制御局及びその制御方法
JP2021036444A (ja) * 2020-11-02 2021-03-04 ヤマハ株式会社 情報提供方法、情報提供装置、移動端末の動作方法、移動端末およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3535743B2 (ja) 2004-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4588954B2 (ja) 無線ネットワーク内のトーク・グループを動的に制御するための方法および装置
JP4374334B2 (ja) 無線端末装置の位置情報入手方法
JPH0810862B2 (ja) データ通信方法及び装置
KR100612151B1 (ko) 통신모드를 자동 전환하는 단말장치, 이를 포함한 무선네트워크 시스템, 및 그 방법
JP2004260258A (ja) 無線lanシステム
KR20000071467A (ko) 무선송신방법 및 무선송신장치
KR20040102369A (ko) 이동통신 시스템에서의 중계기 원격 제어 시스템 및 그 방법
KR20120066979A (ko) 근거리 무선 통신 시스템
US6829228B2 (en) Information transfer method radio terminal and radio gateway device using datalink layer signaling of protocol indentifier
JPH11355316A (ja) 無線通信ネットワークシステム
JPH05235845A (ja) 端末収容方式
KR100211062B1 (ko) 무선근거리통신망을 이용한 이동단말의 위치 추적 방법
US20020123276A1 (en) Network comprising a plurality of sub-networks which can be linked via bridge terminals
JP2001156794A (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
KR100226781B1 (ko) 노드(node)인식(recognition)방법
JP3399375B2 (ja) 通信装置及び通信制御方法
JP2007028231A (ja) 無線lanシステム
WO2002037716A1 (fr) Systeme de communication optique
JP3713198B2 (ja) シリアルインターフェースバス接続ネットワーク及びその制御方法
EP0877321B1 (en) State information managing method and system using the same
JPS62283724A (ja) 多所一系無線通信制御方式
JP2908181B2 (ja) 通信装置
JP2001036527A (ja) ネットワーク課金データ管理システム及びその管理方法
JP2858558B2 (ja) 簡易型無線ローカルエリアネットワークシステム
JP2004214952A (ja) 通信システム及び通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110319

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 9