JP3713198B2 - シリアルインターフェースバス接続ネットワーク及びその制御方法 - Google Patents

シリアルインターフェースバス接続ネットワーク及びその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばIEEE1394のようなシリアルインターフェースバス接続ネットワーク及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のAV機器間でAVデータを送受するネットワークの一つとしてIEEE1394ネットワークがある。IEEE1394ネットワークでは、所定のバス管理ノードが、ノード制御、アイソクロナス資源管理、及びバス・マネージャと言う管理機能を果たしつつ、1個の送信機器から複数個の受信機器への1:多のアイソクロナス転送を可能にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のIEEE1394ネットワークでは、アイソクロナス転送において、送信機器が、送信データのフォーマット(以下、適宜「データフォーマット」と言う。)を変更する場合、送信機器は、相手方の受信機器がどれであるかを認識していないので、IEEE1394ネットワークへ接続されている最悪、全部の機器について、それが該送信機器の相手方受信機器となっているか否かを調べ上げ、相手方受信機器となっている機器へ変更後のデータフォーマットを通知する必要がある。このことは、データフォーマットの切替に伴う処理時間を長くし、かつ通信効率を低下させる原因になる。
【0004】
本発明の目的は、1個の受信機器から所定の複数の受信機器への1:多通信において、データフォーマットの変更に伴う処理を効率化できるシリアルインターフェースバス接続ネットワーク及びその制御方法をを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、複数の機器がシリアルインターフェースバスにより接続されてネットワークを構築し、該ネットワークに接続された1個の機器(以下、「送信機器」と言う。)から少なくとも2個の他の接続された機器(以下、「受信機器」と言う。)への1:多通信を可能としている。該シリアルインターフェースバス接続ネットワークは、1:多の各通信についての送信機器、受信機器、及びデータフォーマットの関連付け情報を更新自在に登録するデータ伝送マネージャを設け、送信機器が受信機器へ伝送するデータのフォーマット(以下、「データフォーマット」と言う。)を変更する場合には、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0006】
1:多通信の「多」とは、「複数」の意味であり、2以上を意味する。シリアルインターフェースバス接続ネットワークにはIEEE1394ネットワークが含まれる。1:多通信には、少なくともIEEE1394ネットワークのアイソクロナス転送が含まれる。データ伝送マネージャ及び送信機器は、例えばAV(オーディオ及びビジュアル)機器を含み、データ伝送マネージャ及び送信機器間で送受されるデータには、例えばAVデータが含まれる。
【0007】
「データフォーマット」とは、本発明の適用されるシリアルインターフェースバス接続ネットワークがIEEE1394ネットワークである場合には、例えばIEC61883(←IEEE1394企画のIEC番号)で信号フォーマットとして定義されるものであり、IEC61883では下記のようになっている。
IEC61883−1:General。
IEC61883−2:SD−DVCR。
IEC61883−3:HD−DVCR。
IEC61883−4:MPEG2−TS。
IEC61883−5:SDL−DVCR。
IEC61883−6:Audio。
【0008】
IEEE1394ネットワークのアイソクロナス転送では、チャンネルが割り当てられ、その場合、各関連付け情報はチャンネルに対応させて登録されるのが好ましい。シリアルインターフェースバス接続ネットワークがIEEE1394ネットワークである場合には、アイソクロナス・リソース・マネージャが存在し、送信機器は、送信に際して、アイソクロナス・リソース・マネージャからアイソクロナスチャンネルと通信帯域を貰うことになっている。すなわち、1回の送信ごとにチャンネルが変更されることになり、関連付け情報をチャンネルに対応させて登録すると、次の送信には登録された関連付け情報が利用できない。そこで、本発明をIEEE1394ネットワークに適用する場合には、アイソクロナス・リソース・マネージャは、送信の申請のあった送信機にアイソクロナスチャンネルを発行すると、該送信機の開放(送信終了)まで、確保されること着目し、送信機器は、アイソクロナス・リソース・マネージャではなく、データ伝送マネージャに送信希望を伝え、データ伝送マネージャは、該送信機器の代理を行って、アイソクロナス・リソース・マネージャと交渉して、アイソクロナス・リソース・マネージャからアイソクロナスチャンネルを貰い、該送信機器が今回の送信を終了しても、アイソクロナス・リソース・マネージャへは送信終了を通知しないことにしておけば、一度、付与されたアイソクロナスチャンネルを必要な時まで確保することができ、該送信機器に対して送信の都度、アイソクロナスチャンネルが変更する支障を回避できる。
【0009】
第1及び第8の発明において、送信機器に係る関連付け情報に基づいて割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するのは、好ましくはデータ伝送マネージャであるが、データ伝送マネージャでなくてもよい。送信機器が、データ伝送マネージャの関連付け情報を参照して、相手方受信機器を割り出し、割り出した相手方受信機へ変更後のデータフォーマットを通知することもできる。
【0010】
このように、データ伝送マネージャが、1:多通信の各々についての送信機器、受信機器、及びデータフォーマットの関連付け情報を登録しているので、送信機器がそのデータフォーマットを変更する場合は、該送信機器に係る関連付け情報から割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知することにより、受信機器は、データフォーマットの変更があっても、送信機器からのデータを支障なく処理できる。また、データフォーマットの変更があった場合、シリアルインターフェースバス接続ネットワークのどの機器が該送信機器の相手方受信機器になっているかをデータ伝送マネージャの関連情報の参照により直ちに把握することができるので、データフォーマットの変更に伴う付帯処理を能率化できる。
【0011】
第2の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第1の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、送信機器は、最初の送信に先立ち又は最初の送信の際にデータ伝送マネージャへデータフォーマットを届け出て、データ伝送マネージャは送信機器からの該届け出に伴い該送信機に係る関連付け情報を登録開始するようになっている。
【0012】
送信機器が、最初の送信に先立ち又は最初の送信の際にデータフォーマットをデータ伝送マネージャへ自主的に届け出るので、データ伝送マネージャは、シリアルインターフェースバス接続ネットワーク上のどの機器が送信機器となるのかを常時監視する手間を省かれ、負担を軽減されるとともに、送信機器に係る関連付け情報の登録開始を円滑に実施できる。
【0013】
第3の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第1の又は第2の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、受信機器は、その相手側送信機器をデータ伝送マネージャへ届け出て、データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0014】
受信機器は、相手方送信機器がどれであるかをデータ伝送マネージャへ自主的に届け出るので、データ伝送マネージャは、シリアルインターフェースバス接続ネットワーク上の各機器へその相手方送信機器がどれであるかを一々問い合わせる手間を省略できる。
【0015】
第4の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第3の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、データ伝送マネージャは、受信機器よりその受信機器の相手側送信機器の届け出を受け付けたときには、該受信機器へ該相手側送信機器のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0016】
受信機器は、データ伝送マネージャへ相手方送信機器を届け出ると、データ伝送マネージャからデータフォーマットを通知されるので、速やかに相手方送信機器から受信データの処理に対処できる。
【0017】
第5の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第1〜第4の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、送信機器は、データフォーマットを変更するときはデータ伝送マネージャへ変更後のデータフォーマットを届け出て、データ伝送マネージャは、該送信機器からの届け出に基づいて該送信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0018】
送信機器は、データフォーマットを変更するときはデータ伝送マネージャへ変更後のデータフォーマットを届け出るようになっていることにより、データ伝送マネージャは、送信機器のデータフォーマットの変更を監視するために、送信機器へ頻繁に問い合わせる手間を省略することができる。
【0019】
第6の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第1〜第4のいずかの発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、データ伝送マネージャは、送信機器からデータフォーマットの変更の届け出を受け付けたときは、変更後のデータフォーマットを、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて該送信機器の相手方受信機器として割り出した各受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0020】
データ伝送マネージャは、送信機器よりデータフォーマットの変更を通知されると、変更後のデータフォーマットを該送信機器の相手側受信機器へ通知するので、各受信機器は送信機器の変更後のデータフォーマットに速やかに対処できる。
【0021】
第7の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークによれば、第1〜第6の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、受信機器は、受信を中止する相手側送信機器をデータ伝送マネージャへ届け出て、データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0022】
受信機器は、受信を中止する送信機器をデータ伝送マネージャへ届け出ることになっているので、データ伝送マネージャは、関連付け情報の更新のために、各送信機器へ頻繁に問い合わせる手間を省略することができる。
【0023】
第8の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、複数の機器がシリアルインターフェースバスにより接続されてネットワークを構築し、該ネットワークに接続された1個の機器(以下、「送信機器」と言う。)から少なくとも2個の他の接続された機器(以下、「受信機器」と言う。)への1:多通信を可能としているシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、各送信機器に係わる1:多通信についての送信機器、受信機器、及びデータフォーマットの関連付け情報を更新自在に登録するデータ伝送マネージャを設け、送信機器が受信機器へ伝送するデータのフォーマット(以下、「データフォーマット」と言う。)を変更する場合には、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0024】
第9の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第8の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、送信機器は、最初の送信に先立ち又は最初の送信の際にデータ伝送マネージャへデータフォーマットを届け出て、データ伝送マネージャは送信機器からの該届け出に伴い該送信機に係る関連付け情報を登録開始するようになっている。
【0025】
第10の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第8又は第9の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、受信機器は、その相手側送信機器をデータ伝送マネージャへ届け出て、データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0026】
第11の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第10の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、データ伝送マネージャは、受信機器よりその受信機器の相手側送信機器の届け出を受け付けたときには、該受信機器へ該相手側送信機器のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0027】
第12の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第8〜第11のいずれか発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、送信機器は、データフォーマットを変更するときはデータ伝送マネージャへ変更後のデータフォーマットを届け出て、データ伝送マネージャは、該送信機器からの届け出に基づいて該送信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0028】
第13の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第12の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、データ伝送マネージャは、送信機器からデータフォーマットの変更の届け出を受け付けたときは、変更後のデータフォーマットを、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて該送信機器の相手方受信機器として割り出した各受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっている。
【0029】
第14の発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法によれば、第8〜第13のいずれか発明のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、受信機器は、受信を中止する相手側送信機器をデータ伝送マネージャへ届け出て、データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっている。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はIEEE1394ネットワークシステム10のブロック図である。IEEE1394ネットワーク20上には、複数の機器がIEEE1394バスのディジーチェーンやスター接続等の接続方式により接続される。IEEE1394ネットワーク20では、1:多のアイソクロナス転送が設定され、各アイソクロナス転送では、IEEE1394ネットワーク20に接続中の機器の内の1個が送信機器となり、他の所定の1個以上の機器が受信機器となる。図1では、Nチャンネルアイソクロナス転送に係る送信機器及び受信機器として、それぞれ送信機器1、及び受信機器2,3,・・・,nが例示されている。IEEE1394ネットワーク20へ接続されている機器の内の特定の1個の機器がデータ伝送マネージャ30に設定される。データ伝送マネージャ30は、送信機器1、及び受信機器2,3,・・・,nの中から選択されることもあり得る。データ伝送マネージャ30には、アイソクロナス転送のチャンネルの0〜Nに対応して0チャンネル用登録エリア40〜Nチャンネル用登録エリア4Nが設定され、各0チャンネル用登録エリアは、送信機器、受信機器、及びメッセージの各フィールドをもつ。例えば、Nチャンネルのアイソクロナス転送では、送信機器1、及び受信機器2,3,・・・,nが設定されているてので、Nチャンネル用登録エリア4Nの送信機器のフィールドには、送信機器1が、また、受信機器のフィールドには、受信機器2,3,・・・,nが、それぞれ登録されている。さらに、Nチャンネル用登録エリア4Nのメッセージのフィールドには、送信機器1の送信データのフォーマットが登録される。
【0031】
Nチャンネルのアイソクロナス転送の実施に伴う処理手順を説明しつつ、データ伝送マネージャ30の管理機能について説明する。
送信機器1がアイソクロナス転送でデータを送信する場合の処理手順:
(a)送信機器1はデータ伝送マネージャ30に「送信」を申請する。
(b)送信を申請されたデータ伝送マネージャ30は、アイソクロナス・リソース・マネージャ(アイソクロナス・リソース・マネージャはルートのノードが担当する。)から送信チャンネルと帯域を取得する。
(c)上記(b)で取得した送信チャンネルをNと仮定する。データ伝送マネージャ30は、Nチャンネル用登録エリア4Nの送信機器のフィールドに送信機器1を書き込む。同時に、送信機器1へ、送信チャンネルNを取得したことを通知する。
(d)送信機器1は、Nの送信チャンネルによりデータを送信開始する。送信機器1は、同時に、データ伝送マネージャ30へ送信データのフォーマットを通知する。送信機器1からデータ伝送マネージャ30への送信データのフォーマットの通知は、送信機器1がNの送信チャンネルによりデータ送信を開始する前であってもよい。
(e)データ伝送マネージャ30は、送信機器1から送信データのフォーマットを通知されると、該フォーマットをNチャンネル用登録エリア4Nのメッセージフィールドに登録する。
【0032】
受信機器2がアイソクロナス転送でデータを受信する場合の処理手順(送信機器が受信機器2以外の場合も同一である。):
(a)受信機器2が相手側送信機器として送信機器1を希望するときは、受信機器2は、その旨をデータ伝送マネージャ30へ通知する。メッセージエリアに書き込まれている送信機器1の送信データのフォーマットを受信機器2へ通知する。
(b)データ伝送マネージャ30は、受信機器2から送信機器1が受信機器2の受信希望の相手側送信機器である旨を通知されると、送信機器1に対応付けられているNチャンネル用登録エリア4Nの受信機器フィールドに受信機器2を書き込む。データ伝送マネージャ30は、また、送信機器1が送信するアイソクロナス転送の伝送チャンネルがNであること及び送信機器1からの送信データのフォーマットを受信機器2へ通知する。
(c)受信機器2は、データ伝送マネージャ30から通知された伝送チャンネルN及びフォーマットに基づいて以降の送信機器1からのデータを受信する。
【0033】
送信機器1が送信データのフォーマットを変更する場合の処理手順:
(a)送信機器1はデータ伝送マネージャ30へフォーマット変更を申請する。
(b)データ伝送マネージャ30は、送信機器1からのフォーマット変更の申請を許可する旨を通知する。
(c)送信機器1は、データ伝送マネージャ30へ変更後のフォーマットを通知する。
(d)データ伝送マネージャ30は、送信機器1から通知された変更後のフォーマットへNチャンネル用登録エリア4Nのメーセージエリアの内容を更新する。
(e)データ伝送マネージャ30は、送信機器1に対応付けられているNチャンネル用登録エリア4Nの受信機器フィールドに書き込まれている受信機器リストの1番目の受信機器としての受信機器2へ変更後のフォーマットを通知する。
(f)受信機器2は、フォーマットをデータ伝送マネージャ30から通知されたものへ変更するとともに、変更終了した旨をデータ伝送マネージャ30へ通知する。
(g)データ伝送マネージャ30は、Nチャンネル用登録エリア4Nの受信機器フィールドに書き込まれている受信機器リストの2番目の受信機器へ変更後のフォーマットを通知し、該2番目の受信機器は、フォーマットを変更すると、その旨をデータ伝送マネージャ30へ通知する。同じことを受信機器リストの最後の受信機器としての受信機器nまで繰り返す。
(h)データ伝送マネージャ30は、相手側受信機器の全部へのフォーマット変更通知が完了した旨を送信機器1へ通知する。
(i)送信機器1は変更後のフォーマットによるデータをNチャンネルで送信する。
【0034】
受信機器2が送信機器1からのデータ受信を中止する場合の処理手順(送信機器が受信機器2以外の場合も同一である。):
(a)受信機器2は、送信機器1からのデータ受信を中止する旨をデータ伝送マネージャ30へ通知する。
(b)データ伝送マネージャ30は、受信機器2に対応付けられているNチャンネル用登録エリア4Nの受信機器フィールドから受信機器2を削除し、受信機器2へ削除完了を通知する。
(c)受信機器2は送信機器1からの受信を終了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394ネットワークシステムのブロック図である。
【符号の説明】
10 IEEE1394ネットワークシステム(シリアルインターフェースバス接続ネットワーク)
20 IEEE1394ネットワーク(シリアルインターフェースバス)
30 データ伝送マネージャ
4N Nチャンネル用登録エリア4N

Claims (14)

  1. 複数の機器がシリアルインターフェースバスにより接続されてネットワークを構築し、該ネットワークに接続された1個の機器(以下、「送信機器」と言う。)から少なくとも2個の他の接続された機器(以下、「受信機器」と言う。)への1:多通信を可能としているシリアルインターフェースバス接続ネットワークにおいて、
    1:多の各通信についての送信機器、受信機器、及びデータフォーマットの関連付け情報を更新自在に登録するデータ伝送マネージャを設け、
    送信機器が受信機器へ伝送するデータのフォーマット(以下、「データフォーマット」と言う。)を変更する場合には、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とするシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  2. 前記送信機器は、最初の送信に先立ち又は最初の送信の際に前記データ伝送マネージャへデータフォーマットを届け出て、前記データ伝送マネージャは前記送信機器からの該届け出に伴い該送信機に係る関連付け情報を登録開始するようになっていることを特徴とする請求項1記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  3. 前記受信機器は、その相手側送信機器を前記データ伝送マネージャへ届け出て、前記データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  4. 前記データ伝送マネージャは、受信機器よりその受信機器の相手側送信機器の届け出を受け付けたときには、該受信機器へ該相手側送信機器のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とする請求項3記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  5. 前記送信機器は、データフォーマットを変更するときは前記データ伝送マネージャへ変更後のデータフォーマットを届け出て、前記データ伝送マネージャは、該送信機器からの届け出に基づいて該送信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  6. 前記データ伝送マネージャは、送信機器からデータフォーマットの変更の届け出を受け付けたときは、変更後のデータフォーマットを、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて該送信機器の相手方受信機器として割り出した各受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とする請求項5記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  7. 受信機器は、受信を中止する相手側送信機器を前記データ伝送マネージャへ届け出て、前記データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワーク。
  8. 複数の機器がシリアルインターフェースバスにより接続されてネットワークを構築し、該ネットワークに接続された1個の機器(以下、「送信機器」と言う。)から少なくとも2個の他の接続された機器(以下、「受信機器」と言う。)への1:多通信を可能としているシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法において、
    各送信機器に係わる1:多通信についての送信機器、受信機器、及びデータフォーマットの関連付け情報を更新自在に登録するデータ伝送マネージャを設け、
    送信機器が受信機器へ伝送するデータのフォーマット(以下、「データフォーマット」と言う。)を変更する場合には、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて割り出した相手方受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とするシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  9. 前記送信機器は、最初の送信に先立ち又は最初の送信の際に前記データ伝送マネージャへデータフォーマットを届け出て、前記データ伝送マネージャは前記送信機器からの該届け出に伴い該送信機に係る関連付け情報を登録開始するようになっていることを特徴とする請求項8記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  10. 前記受信機器は、その相手側送信機器を前記データ伝送マネージャへ届け出て、前記データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項8又は9記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  11. 前記データ伝送マネージャは、受信機器よりその受信機器の相手側送信機器の届け出を受け付けたときには、該受信機器へ該相手側送信機器のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とする請求項10記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  12. 前記送信機器は、データフォーマットを変更するときは前記データ伝送マネージャへ変更後のデータフォーマットを届け出て、前記データ伝送マネージャは、該送信機器からの届け出に基づいて該送信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  13. 前記データ伝送マネージャは、送信機器からデータフォーマットの変更の届け出を受け付けたときは、変更後のデータフォーマットを、該送信機器に係る関連付け情報に基づいて該送信機器の相手方受信機器として割り出した各受信機器へ変更後のデータフォーマットを通知するようになっていることを特徴とする請求項12記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
  14. 受信機器は、受信を中止する相手側送信機器を前記データ伝送マネージャへ届け出て、前記データ伝送マネージャは、該受信機器からの届け出に基づいて該受信機器に係る関連付け情報を更新するようになっていることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載のシリアルインターフェースバス接続ネットワークの制御方法。
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