JP2002217928A - 通信制御方法及び通信装置 - Google Patents

通信制御方法及び通信装置

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JP2002217928A
JP2002217928A JP2001007934A JP2001007934A JP2002217928A JP 2002217928 A JP2002217928 A JP 2002217928A JP 2001007934 A JP2001007934 A JP 2001007934A JP 2001007934 A JP2001007934 A JP 2001007934A JP 2002217928 A JP2002217928 A JP 2002217928A
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communication device
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JP2001007934A
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Hiroshi Kawaguchi
浩 河口
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394方式などのネットワーク
で、バスリセットが発生したときの処理が簡単に行える
ようにする。 【解決手段】 複数台の通信装置の間で相互にデータ通
信可能に構成されたネットワーク内での通信を制御する
場合に、ネットワーク内の各通信装置間の接続状態を示
すリンクポインタを、第1の情報として記憶し、ネット
ワーク内の各通信装置の存在を示すリンクポインタを、
第2の情報として記憶するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIEEE
(The Institute of Electrical and ElectronicsEngin
eers )1394方式のバスラインで接続された機器の
間でデータ伝送を行う場合に適用して好適な通信制御方
法と、この通信制御方法を適用した通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394方式のシリアルデータ
バスを用いたネットワークで介して、相互に情報を伝送
することができるネットワークに接続されているオーデ
ィオ機器やビデオ機器(これらの機器をAV機器と称す
る)が開発されている。このバスを介してデータ伝送を
行う際には、比較的大容量の動画データ,オーディオデ
ータなどをリアルタイム伝送する際に使用されるアイソ
クロナス転送モードと、静止画像,テキストデータ,制
御コマンドなどを確実に伝送する際に使用されるアシン
クロナス転送モードとが用意され、それぞれのモード毎
に専用の帯域が伝送に使用され、両モードの伝送は1つ
のバス上で混在できるようにしてある。
【0003】このネットワークにおいては、例えば所定
のコマンド(AV/C Command Transaction Set:以下AV
/Cコマンドと称する)を用いることにより、AV機器
を遠隔制御することが可能である。IEEE1394方
式の詳細及びAV/Cコマンドの詳細については、IE
EE1394方式を規格化した団体である1394 TradeAs
sociationで公開しているAV/C Digital Interface Comm
and Set General Specificationに記載されている。な
お、IEEE1394方式と称される規格としては、I
EEE1394−1995規格と呼ばれる規格と、その
IEEE1394−1995規格の拡張規格であるP1
394a規格と呼ばれる規格などがあるが、以下の説明
では、P1394a規格に特有の処理であると特に述べ
た箇所以外では、両規格に共通に適用される処理であ
る。
【0004】このIEEE1394方式のバスラインで
AV機器やコンピュータ用の機器を接続させてネットワ
ークを構成させた場合には、バスライン上の1台の機器
がバスマネージャ(BM)となり、そのバスマネージャ
がバス構成の管理を行う。また、アイソクロナス通信に
ついては、アイソクロナスリソースマネージャ(IR
M)として設定された機器が、アイソクロナス通信に必
要なリソースの管理を行うようにしてある。バスマネー
ジャとアイソクロナスリソースマネージャは、同一の機
器である場合もある。
【0005】また、ネットワーク内の各機器は、ノード
とも称される。ノードのネットワークへの接続状態とし
ては、2つ以上のノードが接続されたブランチノードの
場合と、1台のノードだけが接続されたリーフノードの
場合の2種類に分けることができる。ネットワーク内の
各ノードには、ノードIDが付与される。また、各ノー
ドのポートには、ポート番号が振られている。そして、
ネットワーク内のノードの内の特定の1台がルートノー
ドに選定される。ルートノードはバスリセット時に決め
られるものである。
【0006】バスリセットは、ネットワーク構成に変化
があったとき発生する。具体的には、例えばネットワー
クへの新たな機器の接続があったり、ネットワークに接
続されたいずれか1台の機器が、バスラインから外され
たときに、バスリセットが発生する。このバスリセット
が発生すると、ネットワークが初期化状態になり、その
ときのネットワーク構成から決まる特定の1台がルート
ノードに選定され、そのルートノードの制御でネットワ
ーク内のノードの接続状態であるツリー構造が解析され
て、各ノードにノードIDが再付与される。付与される
ノードIDは、バスリセット前のノードIDと同じであ
るとは限らない。
【0007】図18〜図28は、バスリセットが発生し
たときにネットワーク内で行われる処理例を示した図で
ある。ここでは、ネットワーク構成として、図18に示
すように、4台のノードa,b,c,dが接続してあ
り、その内のノードa,cがリーフノードであり、ノー
ドb,dがブランチノードとなる接続構成としてある。
ノードa,bはポート番号0,1の2つのポートを備
え、ノードcはポート番号0の1つのポートを備え、ノ
ードdはポート番号0〜5の6つのポートを備える。
【0008】この図18に示すネットワークでバスリセ
ットが発生したとき、バスリセット信号がバスライン上
に出力される。このバスリセット信号が出力されると、
全てのノードは、トポロジーの情報をいったん全部クリ
アする。このバスリセットが発生すると、まず接続構成
であるツリー識別が行われる。このツリー識別では、1
つのノードをルートノードに指定し、接続されている各
ポートにラベルを指定し、トポロジーの中にループが存
在するかどうかを検出することも行われる。ループが存
在する場合には、ツリー識別が完了しないため、タイム
アウトとなって、結果的にループが検出される。何も接
続されていないポートは、接続なしと認識される。
【0009】以下、ツリー識別処理を説明すると、まず
図19に示すように、各リーフノードは、接続された相
手のノードに対して、親であることを知らせる信号(pa
rentnotify 信号)を送信する。図19の例では、リー
フノードaがノードdに対してparent notify 信号を送
信し、リーフノードcがノードbに対してparent notif
y 信号を送信している。
【0010】この状態では、ノードbとノードdには、
親子関係が認識されてないポートが1つあり、図20に
示すように、ノードbとノードdは、相手のポートに対
してparent notify 信号を送信する。また、リーフノー
ドからのparent notify 信号に対しては、子であること
を知らせる信号(child notify信号)を送信する。
【0011】このchild notify信号が送信されること
で、図21に示すように、child notify信号を受信した
各リーフノードa,cでは、出力していたparent notif
y 信号の出力を停止させる。また、相互にparent notif
y 信号が出力されているノードbとノードdの間では、
競合した状態になるが、ルートコンテンションと称され
る処理で、いずれか一方のノードだけが競合に勝ち残
り、child notify信号を出力する状態に変化する。図2
1の例では、ノードbが勝ち残り、ノードdに対してch
ild notify信号を出力するようになっている。
【0012】この図21に示す状態になることで、ノー
ドbがルートノードとして決定し、ノードbは全てのポ
ートを子ポートとして認識するようになり、ルートノー
ドが接続構成であるツリー構造を認識する。
【0013】このツリー構造の認識が完了すると、次に
自己認識と称される作業が行われる。この自己認識処理
は、各ノードにPhysical ID と呼ばれる物理的な識別子
を与えるものである。Physical ID は、例えば6ビット
のIDで構成され、バスリセット時には全てのノードの
Physical ID は“0”に設定される。
【0014】まずルートノードは、図22に示すよう
に、自分の持つポートの中で最も小さな番号を持つポー
トに接続されているノードに対して、確認用の信号(gr
ant 信号)を送信し、ほかのポートに接続されているノ
ードに対しては、データプレフィックス信号(data pre
fix 信号)を送信する。このdata prefix 信号は、デー
タを送る準備用の信号であり、この信号が出ていると
き、ほかのノードは通信することができない状態にな
る。図22の例では、ルートノードbが、ノードdに対
してgrant 信号を送信し、ノードcに対してdata prefi
x 信号を送信している。また、grant 信号を受信したノ
ードdは、子ポートに接続されているノードaに、この
grant 信号をリピートして送信する。このリピートされ
たgrant 信号を受信したノードaは、リーフノードであ
り、これ以降接続されているノードがないため、自分の
ノードID(self ID )を“0”に設定する。
【0015】このノードaでのノードID“0”の設定
があると、図23に示すように、ノードaはノードdに
対して、data prefix 信号を送信し、ノードIDの送信
準備ができたことを知らせる。そして、ノードaからノ
ードdに対して、設定されたself ID “0”の値を送
る。このself ID の値を受信したノードでは、ノードI
Dカウンタの値を1つ加算する。ノードaからself ID
“0”の値を受信したノードdでは、self ID “1”が
設定される。self ID のデータを送り終わると、図24
に示すように、ノードaはその終了を知らせる信号(id
ent done信号)を送信する。
【0016】次に、ルートノードbは、図25に示すよ
うに、ポート0に接続されているノードdにgrant 信号
を送信し、同時にノードcに対してdata prefix 信号を
送信する。ノードdは、grant 信号を受信すると、図2
6に示すように、ノードbとノードaに対してdata pre
fix 信号を送信し、self ID を送信できるように準備す
る。そして、self ID を送信する。各ノードは、self I
D を受信すると、ノードIDカウンタの値を1つ加算す
る。そして、図27に示すように、ノードdはself ID
の送信終了を知らせる信号(ident done信号)をノード
bに送る。この段階では、ノードaにノードID#0が
設定され、ノードdにノードID#1が設定されてい
る。
【0017】次に、同様の処理で、ルートノードbのポ
ート番号1のポートに接続されたリーフノードcに対し
てノードID#2が設定され、最後にルートノードb自
身にノードID#3が設定され、ネットワーク内のノー
ドIDの設定作業を終了する。図28は、ネットワーク
内の全てのノードにノードIDが設定された状態を示し
たものである。
【0018】このようにしてバスリセット発生時には、
自動的にネットワークのツリー構造が判別されて、ネッ
トワーク内の各ノードにノードIDが付与される。ここ
まで説明した処理は、各ノード内の物理層で実行される
ものであり、各ノード(機器)のアプリケーションやド
ライバは介在しない。このようにして判別されたツリー
構造と、ノードIDのデータは、ネットワーク内のバス
マネージャに送られて、バスマネージャがネットワーク
内の通信を制御する際に使用する。
【0019】ところで、IEEE1394方式の拡張規
格であるP1394aの規格では、バスマネージャは、
バスリセット後に各ノード間の伝送遅延を測定するため
のピング(Ping)パケットの送信を行うように決められ
ている。このピングパケットを受信したノードでは、セ
ルフIDを送り返す。バスマネージャでは、ピングパケ
ットの送信開始から、セルフIDを受信するまでの時間
を計測することで、2つのノード間の遅延時間が判るよ
うになる。これを元に、データ伝送時の最適なギャップ
カウント値を計算し、設定する処理が行われる。ギャッ
プカウント値は、1つの単位の伝送処理の区切りに必要
なギャップ(サブアクションギャップ)の設定に使用さ
れる。サブアクションギャップは、長い時間設定すれば
確実に機能するが、その期間は何もデータが伝送できな
いので、あまり長い時間を設定すると、それだけネット
ワーク内での伝送効率が低下する問題があり、各ノード
間の実際の伝送遅延時間に基づいた最適な時間を設定す
る必要がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図18以降
の図を参照して説明した処理は、ノードが4台だけの比
較的小規模なネットワークの場合の初期化処理である
が、IEEE1394方式の場合には最大で63台まで
のノードを1つのネットワークに接続することができ
る。ネットワーク内のノードが数が増えることで、必要
な処理ステップは増えることになり、大規模なネットワ
ークの場合には初期化処理に非常に多くの処理工程と時
間を必要とする問題がある。特に、上述したP1394
aの規格で必要なピング処理を行う場合には、より多く
の工程と時間を必要とする問題があった。
【0021】なお、ここではIEEE1394方式のバ
スラインで接続されたネットワークの初期化時の問題に
ついて説明したが、その他の通信構成のネットワーク内
で同様の初期化処理を行う場合にも同様の問題が存在す
る。
【0022】本発明の目的は、IEEE1394方式の
バスラインなどで構成されるネットワーク内において、
バスリセットが発生したときの処理が簡単に行えるよう
にすることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明においては、複数
台の通信装置の間で相互にデータ通信可能に構成された
ネットワーク内での通信を制御する場合に、ネットワー
ク内の各通信装置間の接続状態を示すリンクポインタ
を、第1の情報として記憶し、ネットワーク内の各通信
装置の存在を示すリンクポインタを、第2の情報として
記憶するようにしたものである。
【0024】かかる発明によると、例えばバスリセット
時には、第2の情報として記憶されたリンクポインタを
使用して、ネットワーク制御用の第1の情報を生成させ
ることで、ネットワーク制御用のリンクポインタを少な
い工程で効率良く生成させることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図1〜図17を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施の形態によるネッ
トワーク構成例を示す図である。本例の場合には、IE
EE1394方式で規格化されたバスラインを使用し
て、複数台のAV機器を接続させてネットワークを構成
させてある。ここでは、複数台のリーフノードL1,L
2,L3,L4‥‥LN(Nは任意の整数)と、複数台
のブランチノードB1,B2,B3,B4‥‥BNとで
構成されるネットワークとしてある。
【0027】リーフノードは、従来例で説明したように
1台の機器にだけ接続された通信装置であり、ブランチ
ノードは2台以上の機器に接続された通信装置である。
リーフノードとブランチノードは接続された結果で分け
られるものであり、バスラインを接続するポートが2つ
以上あれば、各通信装置はリーフノード,ブランチノー
ドのいずれにも成り得る。
【0028】このように複数台の機器のIEEE139
4方式のポートをバスラインで接続させてネットワーク
を構成させたときには、ネットワーク内の任意の1台が
ルートノードに選定され、そのルートノードからの信号
の送受信で、各ノードにセルフIDが設定される。ま
た、ネットワーク内の任意の1台がバスマネージャ(B
M)となり、そのバスマネージャがバス構成の管理を行
う。また、アイソクロナス通信については、アイソクロ
ナスリソースマネージャ(IRM)として設定された機
器が、アイソクロナス通信に必要なリソースの管理を行
うようにしてある。本例のネットワークの場合には、リ
ーフノードであるノードLNがバスマネージャとなり、
ブランチノードであるノードB4がアイソクロナスリソ
ースマネージャとなっている。
【0029】ここで、IEEE1394方式のバスライ
ンが接続可能な通信装置として構成されたAV機器の具
体的な構成例について説明する。ここでは、IRD(In
tegrated Receiver Decoder :デジタル衛星放送受信装
置)100と、テレビジョン受像機200と、ビデオ記
録再生装置300を例にして説明する。
【0030】図2は、IRD100の具体的な構成例を
示す図である。衛星からの放送電波をアンテナ100a
によって受信して端子100bに入力し、デジタル衛星
放送受信機100に設けられている番組選択手段として
のチューナ101に供給する。IRD100は、中央制
御ユニット(CPU)111の制御に基づいて各回路が
動作するようになされており、チューナ101によって
所定のチャンネルの信号を得る。チューナ101で得た
受信信号は、デスクランブル回路102に供給する。
【0031】デスクランブル回路102は、IRD10
0本体に差し込まれたICカード(図示せず)に記憶さ
れている契約チャンネルの暗号キー情報に基づいて、受
信データのうち契約されたチャンネル(又は暗号化され
ていないチャンネル)の多重化データだけを取り出して
デマルチプレクサ103に供給する。
【0032】デマルチプレクサ103は、供給される多
重化データを各チャンネル毎に並び換え、ユーザによっ
て指定されたチャンネルだけを取り出し、映像部分のパ
ケットからなるビデオストリームをMPEGビデオデコ
ーダ104に送出すると共に、音声部分のパケットから
なるオーバーラップストリームをMPEGオーディオデ
コーダ109に送出する。
【0033】MPEGビデオデコーダ104は、ビデオ
ストリームをデコードすることにより、圧縮符号化前の
映像データを復元し、これを加算器105を介してNT
SCエンコーダ106に送出する。NTSCエンコーダ
106は、映像データをNTSC方式の輝度信号及び色
差信号に変換し、これをNTSC方式のビデオデータと
してデジタル/アナログ変換器107に送出する。デジ
タル/アナログ変換器107は、NTSCデータをアナ
ログビデオ信号に変換し、これを接続された受像機に供
給する。
【0034】また、本例のIRD100は、CPU11
1の制御に基づいて、グラフィカル・ユーザ・インター
フェース(GUI)用に各種表示用の映像データを生成
させるGUIデータ生成部108を備える。このGUI
データ生成部108で生成されたGUI用の映像データ
(表示データ)は、加算器105に供給して、MPEG
ビデオデコーダ104が出力する映像データに重畳し
て、GUI用の映像が受信した放送の映像に重畳される
ようにしてある。
【0035】MPEGオーディオデコーダ109は、オ
ーディオストリームをデコードすることにより、圧縮符
号化前のPCMオーディオデータを復元し、デジタル/
アナログ変換器110に送出する。
【0036】デジタル/アナログ変換器110は、PC
Mオーディオデータをアナログ信号化することにより、
LChオーディオ信号及びRChオーディオ信号を生成し、
これを接続されたオーディオ再生システムのスピーカ
(図示せず)を介して音声として出力する。
【0037】また本例のIRD100は、デマルチプレ
クサ103で抽出したビデオストリーム及びオーディオ
ストリームを、IEEE1394インターフェース部1
12に供給し、インターフェース部112に接続された
IEEE1394方式のバスラインに送出できる構成と
してある。この受信したビデオストリーム及びオーディ
オストリームは、アイソクロナス転送モードで送出され
る。さらに、GUIデータ生成部108でGUI用の映
像データを生成させている際には、その映像データを、
CPU111を介してインターフェース部112に供給
し、インターフェース部112からバスラインにGUI
用の映像データを送出できるようにしてある。
【0038】CPU111には、ワークRAM113及
びRAM114が接続してあり、これらのメモリを使用
して制御処理が行われる。また、操作パネル115から
の操作指令及び赤外線受光部116からのリモートコン
トロール信号が、CPU111に供給されて、各種操作
に基づいた動作を実行できるようにしてある。また、バ
スライン側からインターフェース部112に伝送される
コマンドやレスポンスなどを、CPU111が判断でき
るようにしてある。
【0039】図3は、テレビジョン受像機200の構成
例を示すブロック図である。本例のテレビジョン受像機
200は、デジタルテレビジョン受像機と称されるデジ
タル放送を受信して、表示させる装置である。
【0040】図示しないアンテナが接続されたチューナ
201で、所定のチャンネルを受信して得たデジタル放
送データを、受信回路部202に供給しデコードする。
デコードされた放送データを、多重分離部203に供給
して、映像データと音声データに分離する。分離された
映像データを映像生成部204に供給し、受像用の処理
を行い、その処理された信号によりCRT駆動回路部2
05で陰極線管(CRT)206を駆動し、映像を表示
させる。また、多重分離部203で分離された音声デー
タを、音声信号再生部207に供給して、アナログ変
換,増幅などの音声処理を行い、処理された音声信号を
スピーカ208に供給して出力させる。
【0041】また、テレビジョン受像機200は、IE
EE1394方式のバスラインに接続するためのインタ
ーフェース部209を備えて、IEEE1394方式の
バスライン側からこのインターフェース部209に得ら
れる映像データや音声データを、多重分離部203に供
給して、CRT206での映像の表示及びスピーカ20
8からの音声の出力ができるようにしてある。また、チ
ューナ201が受信して得た映像データや音声データ
を、多重分離部203からインターフェース部209に
供給して、IEEE1394方式のバスラインに送出で
きるようにしてある。
【0042】テレビジョン受像機200での表示処理及
びインターフェース部209を介した伝送処理について
は、中央制御ユニット(CPU)210の制御により実
行される。CPU210には、制御に必要なプログラム
などが記憶されたROMであるメモリ211及びワーク
RAMであるメモリ212が接続してある。また、操作
パネル214からの操作情報及び赤外線受光部215が
受光したリモートコントロール装置からの制御情報が、
CPU210に供給されて、その操作情報や制御情報に
対応した動作制御を行うようにしてある。さらに、IE
EE1394方式のバスを介してインターフェース部2
09がAV/Cコマンドなどの制御データを受信した際
には、そのデータはCPU210に供給して、CPU2
10が対応した動作制御を行えるようにしてある。
【0043】図4は、ビデオ記録再生装置300の具体
的な構成例を示すブロック図である。
【0044】記録系の構成としては、ビデオ記録再生装
置300に内蔵されたチューナ301で所定のチャンネ
ルを受信して得たデジタル放送データを、MPEG(Mo
vingPicture Expers Group )エンコーダ302に供給
し、記録に適した方式のデータ、例えばMPEG2方式
の映像データ及び音声データとする。受信した放送デー
タがMPEG2方式の場合には、エンコーダ302での
処理は行わない。
【0045】MPEGエンコーダ302でエンコードさ
れたデータは、記録再生部303に供給して、記録用の
処理を行い、処理された記録データを回転ヘッドドラム
304内の記録ヘッドに供給して、テープカセット30
5内の磁気テープに記録させる。
【0046】外部から入力したアナログの映像信号及び
音声信号については、アナログ/デジタル変換器306
でデジタルデータに変換した後、MPEGエンコーダ3
02で例えばMPEG2方式の映像データ及び音声デー
タとし、記録再生部303に供給して、記録用の処理を
行い、処理された記録データを回転ヘッドドラム304
内の記録ヘッドに供給して、テープカセット305内の
磁気テープに記録させる。
【0047】再生系の構成としては、テープカセット3
05内の磁気テープを回転ヘッドドラム304で再生し
て得た信号を、記録再生部303で再生処理して映像デ
ータ及び音声データを得る。この映像データ及び音声デ
ータは、MPEGデコーダ307に供給して、例えばM
PEG2方式からのデコードを行う。デコードされたデ
ータは、デジタル/アナログ変換器308に供給して、
アナログの映像信号及び音声信号とし、外部に出力させ
る。
【0048】また、ビデオ記録再生装置300は、IE
EE1394方式のバスラインに接続するためのインタ
ーフェース部309を備えて、IEEE1394方式の
バスライン側からこのインターフェース部309に得ら
れる映像データや音声データを、記録再生部303に供
給して、テープカセット305内の磁気テープに記録さ
せることができるようにしてある。また、テープカセッ
ト305内の磁気テープから再生した映像データや音声
データを、記録再生部303からインターフェース部3
09に供給して、IEEE1394方式のバスライン側
に送出できるようにしてある。
【0049】このインターフェース部309を介した伝
送時には、このビデオ記録再生装置300内で媒体(磁
気テープ)に記録する方式(例えば上述したMPEG2
方式)と、IEEE1394方式のバス上で伝送される
データの方式とが異なるとき、ビデオ記録再生装置30
0内の回路で方式変換を行うようにしても良い。
【0050】ビデオ記録再生装置300での記録処理や
再生処理、及びインターフェース部309を介した伝送
処理については、中央制御ユニット(CPU)310の
制御により実行される。CPU310には、ワークRA
Mであるメモリ311が接続してある。また、操作パネ
ル312からの操作情報及び赤外線受光部313が受光
したリモートコントロール装置からの制御情報が、CP
U310に供給されて、その操作情報や制御情報に対応
した動作制御を行うようにしてある。さらに、IEEE
1394方式のバスを介してインターフェース部309
がAV/Cコマンドなどの制御データを受信した際に
は、そのデータはCPU310に供給して、CPU31
0が対応した動作制御を行えるようにしてある。
【0051】なお、ここまで説明した各機器100,2
00,300のIEEE1394方式のバスライン用の
インターフェース部112,209,309は、接続さ
れたバスラインでの通信に必要な機能を備えるようにし
てあり、例えばバスマネージャやアイソクロナスリソー
スマネージャとして必要な機能を実行する処理部につい
ても、このインターフェース部が備える。このため、例
えばバスマネージャとして機能するときに必要な、ネッ
トワーク構成の情報や、ネットワーク内の他の通信装置
に関する情報などを記憶する記憶部として使用されるR
AMなども備える。
【0052】次に、以上説明したような機器を接続した
IEEE1394方式のバスラインでデータ伝送が行わ
れる処理構成について説明する。
【0053】図5は、IEEE1394で接続された機
器のデータ伝送のサイクル構造を示す図である。IEE
E1394では、データは、パケットに分割され、12
5μSの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送さ
れる。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノ
ード(バスに接続ささたいずれかの機器)から供給され
るサイクルスタート信号によって作り出される。アイソ
クロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に
必要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保
する。このため、アイソクロナス伝送では、データの一
定時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発
生した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われ
る。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていな
い時間に、アービトレーションの結果、バスを確保した
ノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンク
ロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用い
ることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイ
ミングは一定とはならない。
【0054】所定のノードがアイソクロナス伝送を行う
為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応してい
なければならない。また、アイソクロナス機能に対応し
たノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有
していなければならない。更に、IEEE1394シリ
アスバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、
アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していな
ければならない。
【0055】IEEE1394は、ISO/IEC13
213で規定された64ビットのアドレス空間を有する
CSR(Control&Status Register )アーキテクチャに
準拠している。図6は、CSRアーキテクチャのアドレ
ス空間の構造を説明する図である。上位16ビットは、
各IEEE1394上のノードを示すノードIDであ
り、残りの48ビットが各ノードに与えられたアドレス
空間の指定に使われる。この上位16ビットは更にバス
IDの10ビットと物理ID(狭義のノードID)の6
ビットに分かれる。全てのビットが1となる値は、特別
な目的で使用されるため、1023個のバスと63個の
ノードを指定することができる。
【0056】下位48ビットにて規定されるアドレス空
間のうちの上位20ビットで規定される空間は、204
8バイトのCSR特有のレジスタやIEEE1394特
有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジスタスペー
ス(Initial Register Space)、プライベートスペース
(Private Spece )、およびイニシャルメモリスペース
(Initial Memory Spece)などに分割され、下位28ビ
ットで規定される空間は、その上位20ビットで規定さ
れる空間が、イニシャルレジスタスペースである場合、
コンフィギレーションROM(configuration read onl
y memory)、ノード特有の用途に使用されるイニシャル
ユニットスペース(Initial Unit Space)、プラグコン
トロールレジスタ(Plug Control Register (PCR
s))などとして用いられる。
【0057】図7は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。図7のオフ
セットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFF
FFF0000000h(最後にhのついた数字は16
進表示であることを表す)番地よりのオフセットアドレ
スを示している。オフセット220hを有するバンドワ
イズアベイラブルレジスタ(Bandwidth Available Regi
ster)は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を
示しており、アイソクロナスリソースマネージャとして
動作しているノードの値だけが有効とされる。すなわ
ち、図7のCSRは、各ノードが有しているが、バンド
ワイズアベイラブルレジスタについては、アイソクロナ
スリソースマネージャのものだけが有効とされる。換言
すれば、バンドワイズアベイラブルレジスタは、実質的
に、アイソクロナスリソースマネージャだけが有する。
バンドワイズアベイラブルレジスタには、アイソクロナ
ス通信に帯域を割り当てていない場合に最大値が保存さ
れ、帯域を割り当てる毎にその値が減少していく。
【0058】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルアベイラブルレジスタ(Channels Available Resis
ter )は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示してい
る。アイソクロナスリソースマネージャとして動作して
いるノードのチャンネルアベイラブルレジスタのみが有
効である。
【0059】図6に戻り、イニシャルレジスタスペース
内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM
フォーマットに基づいたコンフィギレーションROMが
配置される。図8は、ゼネラルROMフォーマットを説
明する図である。IEEE1394上のアクセスの単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(unit directorie
s)は、このユニットに対するソフトウェアのバージョ
ンや位置を示すことができる。バスインフォブロック
(bus info block)とルートディレクトリ(root direc
tory)の位置は固定されているが、その他のブロックの
位置はオフセットアドレスによって指定される。
【0060】図9は、バスインフォブロック、ルートデ
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany
IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。
Chip IDには、その機器固有の、他の機器と重複
のない世界で唯一のIDが記憶される。また、IEC1
833の規格により、IEC1883を満たした機器の
ユニットディレクトリのユニットスペックID(unit s
pec id)の、ファーストオクテットには00hが、セカ
ンドオクテットにはAohが、サードオクテットには2
Dhが、それぞれ書き込まれる。更に、ユニットスイッ
チバージョン(unit sw version )のファーストオクテ
ットには、01hが、サードオクテットのLSB(Leas
t Significant Bit )には、1が書き込まれる。
【0061】インターフェースを介して、機器の入出力
を制御する為、ノードは、図6のイニシャルユニットス
ペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC1
883に規定されるPCR(Plug Control Register )
を有する。これは、論理的にアナログインターフェース
に類似した信号経路を形成するために、プラグという概
念を実体化したものである。図10は、PCRの構成を
説明する図である。PCRは、出力プラグを表すoPC
R(output Plug Control Register)、入力プラグを表
すiPCR(input Plug Control Register )を有す
る。また、PCRは、各機器固有の出力プラグまたは入
力プラグの情報を示すレジスタoMPR(output Maste
r Plug Register )とiMPR(input Master Plug Re
gister)を有する。各機器は、oMPRおよびiMPR
をそれぞれ複数持つことはないが、個々のプラグに対応
したoPCRおよびiPCRを、機器の能力によって複
数持つことが可能である。図10に示されるPCRは、
それぞれ31個のoPCRおよびiPCRを有する。ア
イソクロナスデータの流れは、これらのプラグに対応す
るレジスタを操作することによって制御される。
【0062】図11は、oMPR,oPCR,iMP
R、およびiPCRの構成を示す図である。図11
(A)はoMPRの構成を、図11(B)はoPCRの
構成を、図11(C)はiMPRの構成を、図11
(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRお
よびiMPRのMSB側の2ビットのデータレートケイ
パビリティ(data rate capability)には、その機器が
送信または受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送
速度を示すコードが格納される。oMPRのブロードキ
ャストチャンネルベース(broadcast channel base)
は、ブロードキャスト出力に使用されるチャンネルの番
号を規定する。
【0063】oMPRのLSB側の5ビットのナンバー
オブアウトプットプラグス(numberof output plugs)
には、その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPC
Rの数を示す値が格納される。iMPRのLSB側の5
ビットのナンバーオブインプットプラグス(number of
input plugs )には、その機器が有する入力プラグ数、
すなわちiPCRの数を示す値が格納される。non-pers
istent extension fild およびpersistent extension f
ieldは、将来の拡張の為に定義された領域である。
【0064】oPCRおよびiPCRのMSBのオンラ
イン(on-line )は、プラグの使用状態を示す。すなわ
ち、その値が1であればそのプラグがON−LINEで
あり、0であればOFF−LINEであることを示す。
oPCRおよびiPCRのブロードキャストコネクショ
ンカウンタ(broadcast connection counter)の値は、
ブロードキャストコネクションの有り(1)または無し
(0)を表す。oPCRおよびiPCRの6ビット幅を
有するポイントトウポイントコネクションカウンタ(po
int-to-point connection counter )が有する値は、そ
のプラグが有するポイントトウポイントコネクション
(point-to-point connection )の数を表す。
【0065】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有
するチャンネルナンバー(channelnumber)が有する値
は、そのプラグが接続されるアイソクロナスチャンネル
の番号を示す。oPCRの2ビット幅を有するデータレ
ート(data rate )の値は、そのプラグから出力される
アイソクロナスデータのパケットの現実の伝送速度を示
す。oPCRの4ビット幅を有するオーバーヘッドID
(overhead ID )に格納されるコードは、アイソクロナ
ス通信のオーバーのバンド幅を示す。oPCRの10ビ
ット幅を有するペイロード(payload )の値は、そのプ
ラグが取り扱うことができるアイソクロナスパケットに
含まれるデータの最大値を表す。
【0066】図12はプラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。AVデバイス(AV-device )71〜73は、I
EEE1394シリアスバスによって接続されている。
AVデバイス73のoMPRにより伝送速度とoPCR
の数が規定されたoPCR
〔0〕〜oPCR〔2〕のう
ち、oPCR〔1〕によりチャンネルが指定されたアイ
ソクロナスデータは、IEEE1394シリアスバスの
チャンネル#1(channel #1)に送出される。AVデ
バイス71は、IEEE1394シリアスバスのチャン
ネル#1に送出されたアイソクロナスデータを読み込
む。同様に、AVデバイス72は、oPCR
〔0〕で指
定されたチャンネル#2(channel #2)に、アイソク
ロナスデータを送出し、AVデバイス71は、iPRC
〔1〕にて指定されたチャンネル#2からそのアイソク
ロナスデータを読み込む。
【0067】このようにして、IEEE1394シリア
スバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行
われる。ここで図1のネットワーク構成の説明に戻る
と、バスマネージャとして選定されたノードLNは、バ
スマネージャとしてのネットワーク内での通信の管理及
び制御を行うために、ネットワーク構成とネットワーク
内の各機器の状態を把握するようにしてある。このネッ
トワーク構成などの把握は、従来例で説明したようにバ
スリセット時(即ちネットワーク構成に変化があったと
き)に行うようにしてある。
【0068】このバスマネージャによるネットワーク構
成の把握と、その把握したデータのバスマネージャ内で
の記憶は、本例においてはメモリ管理用の記憶データ
と、ネットワーク制御用の記憶データとの2つに分けて
行うようにしてある。それぞれの記憶データは、例えば
バスマネージャとして作動する通信装置(例えば図2〜
図4に示すAV機器の何れか)のIEEE1394イン
ターフェース部が備えるメモリの記憶エリアを分けるこ
とで2つのデータ記憶部を設定して、個別に記憶され
る。或いは、2つのメモリを使用して、個別に記憶させ
るようにしても良い。CPUに接続されたメモリなど
の、通信装置内の他のメモリを使用しても良い。
【0069】そして、メモリ管理用の記憶データについ
ては、リーフノード用のリンクポインタと、ブランチノ
ード用のリンクポインタとを分けて記憶させるようにし
てある。図13は、リーフノード用のリンクポインタの
例の概要を示した図で、ネットワーク内に存在する全て
のリーフノードのノードIDのデータと、それぞれのリ
ーフノードの接続先のノードのデータとが記憶される。
図14は、ブランチノード用のリンクポインタの例の概
要を示した図で、ネットワーク内に存在する全てのブラ
ンチノードのノードIDのデータと、それぞれのブラン
チノードの全ての接続先のノードのデータとが記憶され
る。
【0070】メモリ管理用の記憶データとして記憶され
るリンクポインタの場合には、いずれのポインタの場合
にも、それぞれの機器毎に、機器の詳細のデータが記憶
させてある。図15は、1つのノード毎の詳細なデータ
例を示した図である。この例では、〔id〕としてセルフ
IDの値が記憶され、〔port〕としてその機器が持つポ
ート数のデータが記憶され、〔icom lvl〕としてその機
器がどのフォーマットに対応した機器であるかが記憶さ
れる。例えば、IEEE1394−1995規格に準拠
した機器であるか、P1394a規格に準拠した機器で
あるかなどのデータが記憶される。また〔productid 〕
として、その機器に固有のID(ここではVenderIDとPr
oductID から32ビットの値)が記憶される。また〔de
lay 〕として、バスマネージャからの伝送遅延時間の値
が記憶される。また〔ping〕として、ピング(ping)の
値を保持するための構造体が記憶される。ピングは伝送
遅延時間の測定に使用されるデータである。また〔pmod
e 〕として、その機器の現在の動作状態の区別が記憶さ
れる。
【0071】動作状態の区別としては、具体的には例え
ばアクティブ(接続されてパケットの送受信ができる状
態)/サスペンド(物理的に接続されているがバイアス
が出力されてない状態)/ディセーブル(ポートが信号
を出力したり検出することができない状態)/ディスコ
ネクト(物理的に何も接続されてない状態)/ノーポー
ト(ポートなし)のいずれかの状態が記憶される。これ
らの状態は、P1394a規格で定義されたポートのス
テートである。
【0072】このように構成されるメモリ管理用のリン
クポインタは、バスマネージャ内のメモリ管理部と、バ
スマネージャとして制御動作を行う制御部との間でのデ
ータのやり取りで、データが更新される。図16は、こ
のメモリ管理部とバスマネージャ制御部との間でやり取
りされるデータの例を示したもので、バスマネージャ制
御部からは、ノード取得要求がメモリ管理部に送られ、
そのノード取得要求に従ってメモリ内の情報を取得する
処理が行われる。また、ネットワーク内のノードが、バ
スリセット時にリーフノードとブランチノードとの間で
変更があったとき、その変更要求がバスマネージャ内の
メモリ管理部に送られて、該当するポインタの記憶デー
タ変更処理が行われる。また、バスリセット時にいずれ
かのノードが外されたとき、ノード削除要求がメモリ管
理部に送られて、該当するメモリの開放処理が行われ
る。
【0073】そして本例においては、このように生成さ
れたメモリ管理用のリンクポインタに基づいて、ネット
ワーク管理用のリンクポインタが生成され、バスマネー
ジャとして機能する通信装置内の所定のメモリに記憶さ
れる。バスマネージャとしてネットワーク内の通信を管
理する際には、このネットワーク管理用のリンクポイン
タが使用される。このネットワーク管理用のリンクポイ
ンタは、バスリセットがある毎に、メモリ管理用のリン
クポインタのデータと、新規に取得したデータとに基づ
いて生成される。
【0074】図17は、バスリセットがあった際の各ポ
インタの設定処理例を示したフローチャートである。バ
スマネージャとして選定された通信装置には、バスリセ
ット後にネットワークに接続された各通信装置のデータ
を取得する。バスマネージャがセルフIDを受け取ると
(ステップS11)、そのセルフIDの通信装置(ノー
ド)に関するデータが、メモリ管理用のリンクポインタ
に記憶されているか否か判断する(ステップS12)。
このときの判断としては、セルフIDについてはバスリ
セット時に変更される可能性があるが、その機器に固有
のID(例えば図15に示す〔productid 〕)の値が一
致したとき、同一の機器であると判断できる。
【0075】この判断で同一の機器であると判断したと
きには、セルフIDだけを新しい値に更新させる。ま
た、同一機器であっても、接続先に変更があるときに
は、その変更されたデータを更新させる。
【0076】そして、ステップS12の判断で、該当す
るノードに関するデータが記憶されてないと判断した場
合には、該当するノードの詳細のデータを取得する処理
を行う(ステップS13)。このときには、例えばピン
グパケットの送出処理を行って、該当するノードとの伝
送遅延の測定処理を行っても良い。そして、この取得さ
れたデータに基づいて、メモリ管理用のリンクポインタ
を設定する(ステップS14)。このとき設定されるリ
ンクポインタは、例えば図15に示したようなデータ構
造とされる。
【0077】そして、ステップS14でメモリ管理用の
リンクポインタを設定したとき、及びステップS12で
該当する機器のデータが存在した場合には、ネットワー
ク内に存在する全てのセルフIDについての判断を行っ
たか否か判断し(ステップS15)、まだステップS1
1で取得処理を行ってないセルフIDが存在する場合に
は、ステップS11に戻る。
【0078】そして、ステップS15の判断で、全ての
セルフIDについて処理したと判断したときには、この
とき更新されたメモリ管理用のリンクポインタのデータ
を使用して、ネットワークのトポロジーツリーの構造解
析を行い(ステップS16)、解析された構造に基づい
て、トポロジーツリー用のポインタを設定させ(ステッ
プS17)、バスリセット時の処理を終了する。
【0079】このように本例のバスマネージャ内に用意
されるポインタとして、メモリ管理用のポインタと、ネ
ットワークの管理に使用されるトポロジーツリー用のポ
インタの2種類を用意するようにしたことで、ネットワ
ーク構成に何らかの変化があって、バスリセットが発生
した際の処理が、少ない工程による簡単な処理で行える
ようになる。また、処理工程が少なくなることで、処理
に要する時間の削減にもなる。
【0080】即ち、メモリ管理用のポインタについて
は、リーフノードのポインタと、ブランチノードのポイ
ンタとの2種類に分けて生成させるようにしたことで、
ポインタの管理が容易に行える。具体的には、バスリセ
ット時に例えばネットワーク内のノードがリーフノード
かブランチノードかの判別を行って、リーフノードのデ
ータについては、基本的にセルフIDの変更だけで対処
でき、ピングパケットの送出などによる伝送遅延時間の
測定についても省略して、バスリセット前に記憶された
値をそのまま使用できる。ブランチノードのデータにつ
いては、接続されるノード数の変更などが考えられるの
で、バスリセット前に記憶された情報を使用しないで更
新させ、接続状況などの詳細のデータを取得する処理を
実行すれば良い。ブランチノードの場合には、ピングパ
ケットの送出などによる伝送遅延時間の測定も行う必要
がある。但し、リーフノードの場合でも、バスリセット
後のネットワーク構成からバスの接続経路の変更が考え
られる場合には、伝送遅延時間の測定などを行うように
しても良い。
【0081】そして、このようにしてメモリ管理用のポ
インタを生成させた後に、メモリ管理用のポインタのデ
ータを使用して、ネットワーク管理用のポインタを生成
させることで、バスマネージャ内の制御部での演算処理
だけで、ネットワーク管理用のポインタを生成させるこ
とができる。従来のようにネットワーク管理用のポイン
タを、バスリセット時に全てデータを取得して生成させ
ていた場合には、全てのノードから詳細なデータを取得
する必要があり、また各ノードとの伝送遅延について
も、全てのノードとの間で実際に測定を行う必要がある
が、本例の場合には、バスリセットがあっても一部のノ
ードに関するデータを取得して、伝送遅延の測定につい
ても一部のノードとの間だけで良く、結局短時間でネッ
トワーク管理用のポインタが生成できるようになる。
【0082】なお、上述した実施の形態では、バスマネ
ージャがデータをトポロジー判別用のポインタを生成さ
せる場合の例について説明したが、リーフノードなどの
ネットワーク内の他の通信装置が同様の処理でネットワ
ーク構成を判別する場合にも適用できる。
【0083】また、上述した実施の形態では、IEEE
1394方式のバスで構成されるネットワークの場合に
ついて説明したが、その他のネットワーク構成の機器間
で同様のデータ伝送を行う場合にも適用できるものであ
る。この場合、有線の信号線で直接接続して構成される
ネットワークの他に、無線伝送により機器間のデータ伝
送が行われる構成のネットワークで、トポロジーの判断
を行う場合にも適用できるものである。
【0084】
【発明の効果】請求項1に記載した通信制御方法及び請
求項7に記載した通信装置によると、例えばバスリセッ
ト時には、第2の情報として記憶されたリンクポインタ
を使用して、ネットワーク制御用の第1の情報を生成さ
せることで、ネットワーク制御用のリンクポインタを少
ない工程で効率良く生成させることが可能になる。
【0085】請求項2に記載した通信制御方法及び請求
項8に記載した通信装置によると、請求項1又は請求項
7に記載した発明において、ネットワークにリセットが
かかって、ネットワーク内の通信装置の情報を新たに取
得する必要が発生したとき、第2の情報で記憶された通
信装置については、リセット前に記憶された第2の情報
を使用して、第2の情報を更新させ、その更新された第
2の情報に基づいて、ネットワーク内の各通信装置間の
接続状態を示す第1の情報を生成させるようにしたこと
で、第1の情報を生成させるのに必要な全ての情報を新
たに取得しなくても、第1の情報が生成でき、少ない工
程で効率良くネットワーク制御用の情報が得られるよう
になる。
【0086】請求項3に記載した通信制御方法及び請求
項9に記載した通信装置によると、請求項2又は請求項
8に記載した発明において、第2の情報の更新は、セル
フIDの変更処理であることで、ネットワークにリセッ
トがかかる前から存在している通信装置については、セ
ルフIDを新たに付与されたセルフIDに変更するだけ
で、新たな第2の情報とすることができ、新規に接続さ
れた通信装置だけが、詳細な情報を取得する処理が必要
で、簡単に第2の情報を更新できるようになる。
【0087】請求項4に記載した通信制御方法及び請求
項10に記載した通信装置によると、請求項2又は請求
項8に記載した発明において、第2の情報として記憶さ
れるリンク情報として、ネットワークの末端に存在する
通信装置の情報と、ネットワークの途中に存在する通信
装置の情報とを区別して記憶し、ネットワークの末端に
存在する通信装置の情報については、リセット前に記憶
された第2の情報を使用して更新させ、ネットワークの
途中に存在する通信装置の情報については、リセット前
に記憶された第2の情報を使用しないで更新させるよう
にしたことで、第2の情報の更新が、過去の情報を効率
良く使用できるようになる。
【0088】請求項5に記載した通信制御方法及び請求
項11に記載した通信装置によると、請求項2又は請求
項8に記載した発明において、第1の情報を生成させる
際には、それぞれの通信装置間の伝送遅延時間に関する
情報を、第2の情報から得るようにしたことで、リセッ
ト前から接続されていた通信装置間の伝送遅延時間の測
定処理が必要なくなり、伝送遅延時間の測定処理に必要
な時間と工程を削減することができる。
【0089】請求項6に記載した通信制御方法及び請求
項12に記載した通信装置によると、請求項5又は請求
項11に記載した発明において、第2の情報から伝送遅
延時間の情報が得られない通信装置間の伝送遅延時間
を、測定用のパケットの送出で計測するようにしたこと
で、この測定用のパケットの送出を、全ての通信装置に
対して行う必要がなくなり、それだけ短時間で簡単にリ
セット時の伝送遅延時間の測定ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるネットワーク構成
例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態のネットワーク内の機器
の構成例(IRDの例)を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態のネットワーク内の機器
の構成例(テレビジョン受像機の例)を示すブロック図
である。
【図4】本発明の一実施の形態のネットワーク内の機器
の構成例(ビデオ記録再生装置の例)を示すブロック図
である。
【図5】IEEE1394方式のバスでのデータ伝送の
サイクル構造の例を示す説明図である。
【図6】CRSアーキテクチャのアドレス空間の構造の
例を示す説明図である。
【図7】主要なCRSの位置、名前、働きの例を示す説
明図である。
【図8】ゼネラルROMフォーマットの例を示す説明図
である。
【図9】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、
ユニットディレクトリの例を示す説明図である。
【図10】PCRの構成の例を示す説明図である。
【図11】oMPR、oPCR、iMPR、iPCRの
構成の例を示す説明図である。
【図12】プラグ、プラグコントロールレジスタ、伝送
チャンネルの関係の例を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態によるリーフノードの
ポインタの例を示す説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態によるブランチノード
のポインタの例を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態によるポインタの詳細
構造の例を示す説明図である。
【図16】本発明の一実施の形態によるバスマネージャ
制御部とメモリ制御部とのやり取りを示す説明図であ
る。
【図17】本発明の一実施の形態によるセルフIDの取
得処理例を示すフローチャートである。
【図18】バスリセット時の処理を説明するための接続
図である。
【図19】バスリセット時のツリー識別処理(第1のツ
リー識別処理)を示す説明図である。
【図20】バスリセット時のツリー識別処理(第2のツ
リー識別処理)を示す説明図である。
【図21】バスリセット時のツリー識別処理(第3のツ
リー識別処理)を示す説明図である。
【図22】バスリセット時の自己認識処理(第1の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図23】バスリセット時の自己認識処理(第2の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図24】バスリセット時の自己認識処理(第3の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図25】バスリセット時の自己認識処理(第4の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図26】バスリセット時の自己認識処理(第5の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図27】バスリセット時の自己認識処理(第6の自己
認識処理)を示す説明図である。
【図28】バスリセット時の自己認識処理(第7の自己
認識処理)を示す説明図である。
【符号の説明】
100…IRD(デジタル衛星放送受信装置)、200
…テレビジョン受像機、300…ビデオ記録再生装置、
L1,L2,L3,L4,LN…リーフノード、B1,
B2,B3,B4,BN…ブランチノード

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の通信装置の間で相互にデータ通
    信可能に構成されたネットワーク内での通信を制御する
    通信制御方法において、 上記ネットワーク内の各通信装置間の接続状態を示すリ
    ンクポインタを、第1の情報として記憶し、 上記ネットワーク内の各通信装置の存在を示すリンクポ
    インタを、第2の情報として記憶するようにした通信制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の通信制御方法において、 上記ネットワークにリセットがかかって、ネットワーク
    内の通信装置の情報を新たに取得する必要が発生したと
    き、第2の情報で記憶された通信装置については、リセ
    ット前に記憶された第2の情報を使用して、第2の情報
    を更新させ、 その更新された第2の情報に基づいて、ネットワーク内
    の各通信装置間の接続状態を示す第1の情報を生成させ
    る通信制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の通信制御方法において、 上記第2の情報の更新は、セルフIDの変更処理である
    通信制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の通信制御方法において、 上記第2の情報として記憶されるリンク情報として、ネ
    ットワークの末端に存在する通信装置の情報と、ネット
    ワークの途中に存在する通信装置の情報とを区別して記
    憶し、 上記ネットワークの末端に存在する通信装置の情報につ
    いては、リセット前に記憶された第2の情報を使用して
    更新させ、 上記ネットワークの途中に存在する通信装置の情報につ
    いては、リセット前に記憶された第2の情報を使用しな
    いで更新させるようにした通信制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の通信制御方法において、 上記第1の情報を生成させる際には、それぞれの通信装
    置間の伝送遅延時間に関する情報を、上記第2の情報か
    ら得るようにした通信制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の通信制御方法において、 上記第2の情報から伝送遅延時間の情報が得られない通
    信装置間の伝送遅延時間を、測定用のパケットの送出で
    計測するようにした通信制御方法。
  7. 【請求項7】 所定の伝送路により形成されたネットワ
    ークに接続されて、そのネットワーク内の他の通信装置
    と相互にデータ通信が可能な通信装置において、ネット
    ワーク内の他の通信装置と通信を行う通信手段と、 上記ネットワーク内の通信装置間の接続状態を示すリン
    クポインタを、第1の情報として記憶する第1の記憶手
    段と、 上記ネットワーク内の通信装置の存在を示すリンクポイ
    ンタを、第2の情報として記憶する第2の記憶手段と、 上記第1の記憶手段に記憶された第1の情報に基づい
    て、上記通信手段で通信可能な他の通信装置での通信を
    制御する制御手段とを備えた通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の通信装置において、 上記通信手段に接続されたネットワークにリセットがか
    かったことを上記制御手段が検出して、ネットワーク内
    の通信装置の情報を新たに取得する必要が発生したと
    き、 上記第2の記憶手段に第2の情報として記憶された通信
    装置については、リセット前に記憶された第2の情報を
    使用して、上記第2の記憶手段に記憶される第2の情報
    を更新させ、 その更新された第2の情報に基づいて、上記第1の記憶
    手段に記憶される第1の情報を生成させる通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の通信装置において、 上記第2の情報の更新は、セルフIDの変更処理である
    通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の通信装置において、 上記第2の記憶手段に記憶される第2の情報のリンク情
    報として、ネットワークの末端に存在する通信装置の情
    報と、ネットワークの途中に存在する通信装置の情報と
    を区別して記憶し、 上記ネットワークの末端に存在する通信装置の情報につ
    いては、上記制御手段の制御で、リセット前に記憶され
    た第2の情報を使用して更新させ、 上記ネットワークの途中に存在する通信装置の情報につ
    いては、上記制御手段の制御で、リセット前に記憶され
    た第2の情報を使用しないで更新させるようにした通信
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の通信装置において、 上記制御手段が第1の情報を生成させる際には、それぞ
    れの通信装置間の伝送遅延時間に関する情報を、上記第
    2の情報から得るようにした通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の通信装置において、 上記第2の情報から伝送遅延時間の情報が得られない通
    信装置間の伝送遅延時間を、上記通信手段からの測定用
    のパケットの送出で計測するようにした通信装置。
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