JP2002009864A - 制御方法及び通信装置 - Google Patents

制御方法及び通信装置

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JP2002009864A
JP2002009864A JP2000185048A JP2000185048A JP2002009864A JP 2002009864 A JP2002009864 A JP 2002009864A JP 2000185048 A JP2000185048 A JP 2000185048A JP 2000185048 A JP2000185048 A JP 2000185048A JP 2002009864 A JP2002009864 A JP 2002009864A
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communication mode
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JP2000185048A
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Junji Kato
淳二 加藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE1394方式のバスラインによるネ
ットワークなどに接続される通信機器における通信に要
する消費電力を削減する。 【解決手段】 同期通信モードの通信と非同期通信モー
ドの通信が行える場合に、同期通信モードの通信処理を
実行する部分110の電源を、非同期通信モードの通信
処理を実行する部分105,106の電源とは別に独立
に制御するようにした。又は、非同期通信モードの通信
処理を実行する部分105,106の電源を、同期通信
モードの通信処理を実行する部分110の電源とは別に
独立に制御するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE(The In
stitute of Electrical and Electronics Engineers )
1394方式のバスライン等のネットワークで接続され
た機器の間でデータ伝送を行う場合に適用される制御方
法、及びこの制御方法を適用した通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394方式のシリアルデータ
バスを用いたネットワークで介して、相互に情報を伝送
することができるAV機器が開発されている。このバス
を介してデータ伝送を行う際には、比較的大容量の動画
データ,オーディオデータなどをリアルタイム伝送する
際に使用される同期通信モードと、静止画像,テキスト
データ,制御コマンドなどを確実に伝送する際に使用さ
れる非同期通信モードとが用意され、それぞれのモード
毎に専用の帯域が伝送に使用される。IEEE1394
方式においては、同期通信モードは、アイソクロナス通
信モードと称され、非同期通信モードは、アシンクロナ
ス通信モードと称される。
【0003】アイソクロナス通信モードでの通信につい
ては、ネットワーク内のIRM(Isochronous Resource
Manager)として設定された機器が、チャンネルと帯域
の管理を行い、アイソクロナス通信モードで通信を実行
する機器は、IRMに対してチャンネルと帯域を取得す
る処理を行う。ここでのチャンネルとは、送信側と受信
側との間でアイソクロナスデータを流す道(path)であ
り、帯域は、1つのチャンネル上に伝送されるパケット
の大きさに比例し、伝送速度に反比例したアイソクロナ
ス通信の帯域量のことである。
【0004】そして、取得されたチャンネルと帯域を使
用して、コネクションを設定した機器間でアイソクロナ
スデータの伝送が行われる。コネクションの設定として
は、1台の機器の出力プラグと、別の1台の機器の入力
プラグとを接続するポイントトウポイントコネクション
(以下PtoPコネクションと称する)と、ブロードキャス
ト用のチャンネルを使用して伝送するためのブロードキ
ャストコネクションとがある。
【0005】アシンクロナス通信モードでの通信につい
ては、アイソクロナス通信モードとは別の入力プラグ及
び出力プラグが設定されて、アイソクロナス通信モード
とは別の制御処理で実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、IEEE1
394方式のバスラインに接続される機器が備える通信
回路は、上述したように、それぞれ通信形態が異なる2
つの通信モードである、アイソクロナス通信モードの通
信と、アシンクロナス通信モードの通信の双方を実行で
きるように構成してあるため、比較的大規模な回路構成
であり、その消費電力も比較的大きいという問題があ
る。
【0007】基本的に、従来のIEEE1394方式の
バスラインに接続される機器においては、バスラインを
介した通信ができる状態と、機器の電源がオフ状態又は
スタンバイ状態であってバスラインを介した通信が全く
できない状態との、2つの状態が選択できるだけであ
る。従って、機器の電源が投入されて、通信ができる状
態となっているとき、バスラインに接続される通信回路
は絶えず作動して、通信処理のための電力を消費させて
いる。
【0008】なお、ここではIEEE1394方式のバ
スラインに接続される機器における通信処理について説
明したが、同期通信モードの通信と、非同期通信モード
の通信が並行して可能な各種通信方式用の通信機器にお
いて、同様な問題が存在する。
【0009】本発明の目的は、この種のネットワークに
接続される通信機器における通信に要する消費電力を削
減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の制御方法
は、同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源
を、非同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源
とは別に独立に制御するようにしたものである。
【0011】かかる第1の発明によると、同期通信モー
ドの通信処理を実行する部分だけが、独立に電源制御が
行われて、例えば同期通信を行う必要がないとき、その
部分だけ電源を落とすことが可能になる。
【0012】第2の発明の制御方法は、非同期通信モー
ドの通信処理を実行する部分の電源を、同期通信モード
の通信処理を実行する部分の電源とは別に独立に制御す
るようにしたものである。
【0013】かかる第2の発明によると、非同期通信モ
ードの通信処理を実行する部分だけが独立に電源制御が
行われて、例えば非同期通信を行う必要がないとき、そ
の部分だけ電源を落とすことが可能になる。
【0014】第3の発明の通信装置は、同期通信モード
の通信処理を行う第1の通信処理部と、非同期通信モー
ドの通信処理を行う第2の通信処理部と、第1及び第2
の通信処理部とネットワークとの間の処理を行う入出力
部と、同期通信及び非同期通信の制御を行い第1の通信
処理部の電源供給だけを独立に制御できる制御部とを備
えたものである。
【0015】かかる第3の発明によると、制御部の制御
で、同期通信モードの通信処理を実行する第1の通信処
理部の電源だけを独立に制御でき、例えば同期通信を行
う必要がないとき、第1の通信処理部だけ電源を落とす
ことが可能になる。
【0016】第4の発明の通信装置は、同期通信モード
の通信処理を行う第1の通信処理部と、非同期通信モー
ドの通信処理を行う第2の通信処理部と、第1及び第2
の通信処理部とネットワークとの間の処理を行う入出力
部と、同期通信及び非同期通信の制御を行い第2の通信
処理部の電源供給だけを独立に制御できる制御部とを備
えたものである。
【0017】かかる第4の発明によると、制御部の制御
で、非同期通信モードの通信処理を実行する第2の通信
処理部の電源だけを独立に制御でき、例えば非同期通信
を行う必要がないとき、第2の通信処理部だけ電源を落
とすことが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
添付図面を参照して説明する。
【0019】本発明を適用したネットワークシステムの
構成の一例について、図1を参照して説明する。このネ
ットワークシステムは、IEEE1394方式のシリア
ルデータバスを構成するケーブル26を介して、複数台
の機器が接続されるものとしてある。ここでは、図1に
示すように、それぞれがIEEE1394方式のバス接
続用端子を備えたIRD(Integrated Receiver Decode
r )10とディスク記録再生装置50とが、ケーブル2
6に接続してある。このケーブル26が、IEEE13
94方式のバスラインに相当する。
【0020】IRD10は、デジタル衛星放送受信機で
あり、接続されたアンテナ30を介して入力した信号の
受信処理を行うと共に、その受信したチャンネルの放送
信号の復調処理などについても行うようにしてある。こ
の場合、受信可能なチャンネルとしては、映像信号と音
声信号によるテレビジョン放送用のチャンネルの他に、
音声信号(オーディオ信号)によるラジオ放送用のチャ
ンネルや、データ放送用のチャンネルが存在する。
【0021】IRD10には、テレビジョンモニタ40
がアナログケーブルで接続してあり、IRD10で受信
した放送の視聴が、モニタ40で可能である。なお、モ
ニタ40をケーブル26に接続して、ケーブル26を介
してビデオデータなどをモニタ40に伝送するようにし
ても良い。
【0022】ディスク記録再生装置50は、ミニディス
ク(MD)と称される光磁気ディスク又は光ディスクを
記録媒体として使用してオーディオ信号などを記録し再
生する装置である。
【0023】なお、図1ではバスラインであるケーブル
26に、2台の機器だけを接続させた最も簡単な構成の
ネットワーク構成としてあるが、他の機器をケーブル2
6に接続して、より大きなネットワーク構成とすること
も可能である。
【0024】図2は、デジタル衛星放送システムの放送
信号を受信して記録する構成の詳細を示す図である。衛
星(図示せず)からの放送電波をアンテナ30によって
受信し、これを番組受信装置としてのIRD10に設け
られている番組選択手段としてのチューナ11に送出す
る。IRD30は、CPU20の制御に基づいて各回路
が動作するようになされており、チューナ11によって
選局したトランスポンダからの受信信号S30をフロン
トエンド部12に送出する。
【0025】フロントエンド部12は、受信信号S30
を復調し、その結果得られる受信データに対して誤り訂
正処理を施した後、これを受信データストリームD31
としてデスクランブル回路13に送出する。
【0026】デスクランブル回路13は、IRD10本
体に差し込まれたICカード(図示せず)に記憶されて
いる契約チャンネルの暗号キー情報に基づいて、受信デ
ータストリームD31のうち契約チャンネルの多重化デ
ータD32を取り出してデマルチプレクサ14に送出す
る。
【0027】デマルチプレクサ14は、多重化データD
32を各チャンネル毎に並び換え、ユーザによって指定
されたチャンネルだけを取り出し、映像部分のパケット
からなるビデオストリームD33をMPEGビデオデコ
ーダ15に送出すると共に、音声部分のパケットからな
るオーバーラップストリームD34AをMPEGオーデ
ィオデコーダ16に送出する。
【0028】MPEGビデオデコーダ15は、ビデオス
トリームD33をデコードすることにより、圧縮符号化
前のビデオデータD35を復元し、これをNTSCエン
コーダ17に送出する。NTSCエンコーダ17は、ビ
デオデータD35をNTSC方式の輝度信号及び色差信
号に変換し、これをNTSCデータD36としてディジ
タルアナログ変換回路18に送出する。ディジタルアナ
ログ変換回路18は、NTSCデータD36をアナログ
信号S37に変換し、これをモニタ40に映像として出
力する。
【0029】MPEGオーディオデコーダ16は、オー
ディオストリームD34Aをデコードすることにより、
圧縮符号化前のPCM(Pulse Code Modulation )オー
ディオデータD38を復元し、ディジタルアナログ変換
回路19に送出する。また、このPCMオーディオデー
タD38は、インターフェース24に供給して、バスラ
イン26に送出できる。さらに、PCMオーディオデー
タD38は、バスラインではないケーブル27を介して
ディスク記録再生装置50側に直接伝送することも可能
としてある。
【0030】ディジタルアナログ変換回路19は、PC
MオーディオデータD38をアナログ信号化することに
より、LChオーディオ信号S39A及びRChオーディオ
信号S39Bを生成し、これをモニタ40のスピーカ
(図示せず)を介して音声として出力すると共に、ディ
スク記録再生装置50のアナログディジタル変換回路5
8に送出する。
【0031】デマルチプレクサ14は、契約チャンネル
のうち音楽チャンネルが指定されていた場合、多重化デ
ータD32の中からオーディオストリームD34AをM
PEGオーディオデコーダ16に送出すると共に、音声
付加情報のパケットからなる付加情報としての音声付加
情報ストリームD34BをIEEE1394インターフ
ェース24を介してCPU20に送出する。
【0032】CPU20は、文字及び数字等によって表
現された音声付加情報ストリームD34Bのパケットの
中から、それぞれに付加されたID(IDentification)
番号を基に番組付加情報としてのタイトルデータD40
を生成する。
【0033】このとき記録制御手段としてのCPU20
は、操作パネル23上の操作ボタン(図示せず)を介し
てユーザによって入力された記録命令に基づいて記録開
始及び記録停止等の記録動作を制御する制御信号として
の記録制御データD41を生成し、当該記録制御データ
D41及びタイトルデータD40を制御データD42と
してIEEE1394インターフェース26に送り返
す。
【0034】IEEE1394インターフェース26
は、CPU20から供給された制御データD42をデー
タ送受信手段としてのIEEE1394ケーブル26か
らデータ記録再生手段としてのディスク記録再生装置5
0のIEEE1394インターフェース51を介してC
PU52に送出すると共に、PCMオーディオデータD
38をIEEE1394ケーブル26からIEEE13
94インターフェース51を介してATRAC(登録商
標)エンコーダ53に送出する。
【0035】ATRACエンコーダ53は、CPU52
の制御に基づいてPCMオーディオデータD38をAT
RAC方式で高能率符号化し、これをPCMオーディオ
データD43として記録再生系54に送出する。
【0036】ディスク記録再生装置50のCPU52
は、制御データD42のうちの記録制御データD41に
基づいて記録再生系54及び光ピックアップ55の記録
動作を制御するようになされており、記録再生系54に
よりPCMオーディオデータD43に対する誤り訂正符
号の付加及び所定の変調処理を施した後、これを記録デ
ータD44として光ピックアップ55を介して記録媒体
としての光磁気ディスク56の指定された領域に記録す
る。
【0037】またディスク記録再生装置50のCPU5
2は、記録制御データD41に基づいて記録再生系54
及び光ピックアップ55の記録動作を制御することによ
り、タイトルデータD40のうち、半角のカタカナ及び
英数字によって表記されたデータをカナ英数コードタイ
トルデータD40Aとして光磁気ディスク56の所定の
エリアに記録すると共に、全角漢字及びひらがなによっ
て表記されたデータを漢字コードタイトルデータD40
Bとして、所定のエリアに記録するようになされてい
る。
【0038】このようにIRD10は、CPU20によ
ってディスク記録再生装置50の記録動作を制御してP
CMオーディオデータD38を光磁気ディスク56の所
定領域に記録し得ると共に、当該記録するPCMオーデ
ィオデータD38に対応したタイトルデータD40を光
磁気ディスク56の所定のエリア(TOCエリア)に記
録するようになされている。
【0039】再生時において、ディスク記録再生装置5
0は、光ピックアップ55によって再生した再生データ
D45を記録再生系54に送出する。記録再生系54
は、再生データD45に対して誤り訂正処理及び所定の
復調処理を施した後、これを再生データD46としてA
TRACデコーダ57に送出する。
【0040】ATRACデコーダ57は、再生データD
46をATRAC方式でデコードし、これをディジタル
の再生データD47として光ディジタルケーブル60を
介して外部に出力するか、あるいはディジタルアナログ
変換回路59を介してアナログのLChオーディオ信号S
48及びRChオーディオ信号S49に変換し、これをア
ンプ装置61に接続されたスピーカ61L,61Rから
音声として出力する。
【0041】またディスク記録再生装置50は、光磁気
ディスク56のTOC1エリア及び又はTOC4エリア
から再生中の再生データD45に対応したタイトルデー
タD50を光ピックアップ55によって読み出し、これ
を記録再生系54に送出する。記録再生系54は、タイ
トルデータD50に対して誤り訂正処理及び所定の復調
処理を施した後、これをタイトルデータD51としてC
PU52に送出する。
【0042】CPU52は、タイトルデータD51はR
AM52Aに記憶させると共に、当該タイトルデータD
51をIEEE1394インターフェース51、IEE
E1394ケーブル26、IEEE1394インターフ
ェース24及びCPU20を介してRAM21に送出す
ることにより、タイトルデータD51を記憶手段として
RAM21に記憶させる。
【0043】この状態において、表示制御手段としての
CPU20は、タイトルデータD51に応じた画像デー
タをモニタ40に表示する指示情報が操作パネル46を
介して入力された場合には、RAM21からタイトルデ
ータD52を読み出し、これをMPEGビデオデコーダ
15に送出する。MPEGビデオデコーダ15は、タイ
トルデータD52に対して所定のグラフィックス処理を
施し、その結果得た画像データをNTSCエンコーダ1
7及びディジタルアナログ変換回路を介してモニタ40
に送出してGUI(グラフィック・ユーザ・インターフ
ェース)画面を表示手段としてのモニタ40に表示す
る。
【0044】なお、ディスクからの再生時において、そ
の再生されたオーディオデータなどを、IEEE139
4インターフェース51からケーブル26を介して他の
機器に伝送するようにしても良い。
【0045】次に、このように構成されてIEEE13
94方式のバスラインであるケーブル26に接続される
各機器(ここではIRD10及びディスク記録再生装置
50)の、そのバスラインで通信を行うための構成につ
いて、図3を参照して説明する。
【0046】図3において、通信処理ブロック100
は、ケーブル26を介して他の機器と通信を行うための
処理ブロックである。この通信処理ブロック100は、
IRD10の場合にはIEEE1394インターフェー
ス24に相当し、ディスク記録再生装置50の場合には
IEEE1394インターフェース51に相当する。ま
た、この通信処理ブロック100での通信処理は、制御
部120の制御により実行される。この制御部120
は、IRD10の場合にはCPU20に相当し、ディス
ク記録再生装置50の場合にはCPU52に相当する。
また、通信処理ブロック100で送信するストリームデ
ータの処理、又は受信したストリームデータの処理を、
信号処理部130で実行する。この信号処理部130
は、IRD10の場合には、放送データを受信するブロ
ックに相当し、ディスク記録再生装置50の場合には、
ディスクにストリームデータを記録し再生するブロック
に相当する。
【0047】また図3では、これらのブロックに電源を
供給する電源回路140を示してある。この電源回路1
40からの電源の供給状態については、制御部120で
制御されるようにしてある。特に、後述するアイソクロ
ナスブロック110に対する電源供給を、他のブロック
への電源供給とは別に独立で制御できるようにしてあ
る。その電源供給処理の詳細については後述する。さら
に、制御部120に対して機器の動作状態を設定する操
作キー150が接続してある。この操作キー150は、
例えば図2に示したIRD10内の操作パネル23で構
成される。
【0048】IEEE1394方式のバスラインと通信
を行う通信処理ブロック100の構成について説明する
と、この通信処理ブロック100は、ケーブル26と直
接接続される入出力部が物理レイヤ(PHYレイヤ)1
01と称され、この物理レイヤ101内で、バスライン
からの入力処理及びバスラインへの出力処理が行われ
る。
【0049】物理レイヤ101には、物理レイヤインタ
ーフェース部102を介して受信部103及び送信部1
04が接続してある。ここで、IEEE1394方式の
バスラインでの伝送には、ストリームデータを同期通信
するモードであるアイソクロナス通信モードでの通信
と、制御データなどを非同期通信するモードであるアシ
ンクロナス通信モードでの通信とが可能であり、受信部
103及び送信部104では、両通信モードの処理が可
能としてある。即ち、受信部103では、バスラインを
介して伝送されたデータの中で、この機器を届け先とし
たデータを受信し、アイソクロナス通信モードで受信し
たデータを、アイソクロナスブロック110内のアイソ
クロナスデータバッファ112に供給し、アシンクロナ
ス通信モードで受信したデータを、アシンクロナスデー
タバッファ105に供給する。送信部104は、アイソ
クロナスブロック110内のアイソクロナスデータバッ
ファ112から供給される送信データを、アイソクロナ
ス通信モードで送信処理し、アシンクロナスデータバッ
ファ105から供給される送信データを、アシンクロナ
ス通信モードで送信処理する。
【0050】アイソクロナスブロック110は、アイソ
クロナス信号処理部111と、アイソクロナスデータバ
ッファ112とで構成される。受信したパケット単位の
アイソクロナスデータは、バッファ112を介してアイ
ソクロナス信号処理部111に供給して受信処理を行
い、データに付与されたタイムスタンプに基づいて、連
続したストリームデータを得る。得られたストリームデ
ータは、信号処理部130に供給する。また、信号処理
部130側から送信させるストリームデータが供給され
る場合には、アイソクロナス信号処理部111でパケッ
ト単位のアイソクロナスデータに分割し、各パケットの
データにタイムスタンプなどを付与させる。パケット単
位とされたアイソクロナスデータは、バッファ112を
介して送信部104に供給する。バッファ112にデー
タが入出力されるタイミングは、アイソクロナス信号処
理部111と受信部103及び送信部104により制御
される。
【0051】なお、本例のアイソクロナスブロック11
0内のアイソクロナス信号処理部111とバッファ11
2については、制御部120からの制御に基づいて、通
信処理ブロック100内の他の回路とは別に独立に電源
供給が制御されるようにしてある。即ち、通信処理ブロ
ック100内の他の回路に電源が供給された状態で、ア
イソクロナスブロック110への電源供給を停止させる
ことができるようにしてある。
【0052】アシンクロナスデータバッファ105に
は、アシンクロナス信号処理部106が接続してあり、
アシンクロナス通信モードで受信したデータ(アシンク
ロナスパケット)がアシンクロナス信号処理部106で
判断されて、必要により制御部120に供給される。ま
た、アシンクロナス信号処理部106から送信させるデ
ータ(アシンクロナスパケット)が、バッファ105を
介して送信部104に供給される。アシンクロナス信号
処理部106には、通信を管理するためのレジスタ10
7が接続してあり、受信したデータによって、このレジ
スタ107へのデータの読み書きや、レジスタ107か
ら読み出したデータの返答などが行われる。このレジス
タ107の構成については、後述するIEEE1394
方式の通信処理構成において説明するが、一部の記憶エ
リアを使用して、各通信モードで仮想的にプラグを設定
するためのプラグコントロールレジスタが用意されてい
る。アイソクロナスブロック110でアイソクロナス通
信を行う際にも、アシンクロナス通信でプラグコントロ
ールレジスタの読み書きを行ってコネクションを張って
実行するようにしてある。このレジスタ107内のプラ
グコントロールレジスタの値については、制御部120
が判断できるようにしてある。
【0053】次に、IEEE1394方式のバスライン
での通信状態と、その通信に必要な処理構成について説
明する。図4は、IEEE1394で接続された機器の
データ伝送のサイクル構造を示す図である。IEEE1
394では、データは、パケットに分割され、125μ
Sの長さのサイクルを基準として時分割にて伝送され
る。このサイクルは、サイクルマスタ機能を有するノー
ド(バスに接続されたいずれかの機器)から供給される
サイクルスタート信号によって作り出される。アイソク
ロナスパケットは、全てのサイクルの先頭から伝送に必
要な帯域(時間単位であるが帯域と呼ばれる)を確保す
る。このため、アイソクロナス伝送では、データの一定
時間内の伝送が保証される。ただし、伝送エラーが発生
した場合は、保護する仕組みが無く、データは失われ
る。各サイクルのアイソクロナス伝送に使用されていな
い時間に、アービトレーションの結果、バスを確保した
ノードが、アシンクロナスパケットを送出するアシンク
ロナス伝送では、アクノリッジ、およびリトライを用い
ることにより、確実な伝送は保証されるが、伝送のタイ
ミングは一定とはならない。
【0054】所定のノードがアイソクロナス伝送を行う
為には、そのノードがアイソクロナス機能に対応してい
なければならない。また、アイソクロナス機能に対応し
たノードの少なくとも1つは、サイクルマスタ機能を有
していなければならない。更に、IEEE1394シリ
アスバスに接続されたノードの中の少なくとも1つは、
アイソクロナスリソースマネージャの機能を有していな
ければならない。
【0055】IEEE1394は、ISO/IEC13
213で規定された64ビットのアドレス空間を有する
CSR(Control&Status Register )アーキテクチャに
準拠している。図5は、CSRアーキテクチャのアドレ
ス空間の構造を説明する図である。このデータが、図3
に示すレジスタ107に記憶されて設定される。上位1
6ビットは、各IEEE1394上のノードを示すノー
ドIDであり、残りの48ビットが各ノードに与えられ
たアドレス空間の指定に使われる。この上位16ビット
は更にバスIDの10ビットと物理ID(狭義のノード
ID)の6ビットに分かれる。全てのビットが1となる
値は、特別な目的で使用されるため、1023個のバス
と63個のノードを指定することができる。
【0056】下位48ビットにて規定されるアドレス空
間のうちの上位20ビットで規定される空間は、204
8バイトのCSR特有のレジスタやIEEE1394特
有のレジスタ等に使用されるイニシャルレジスタスペー
ス(Initial Register Space)、プライベートスペース
(Private Space )、およびイニシャルメモリスペース
(Initial Memory Space)などに分割され、下位28ビ
ットで規定される空間は、その上位20ビットで規定さ
れる空間が、イニシャルレジスタスペースである場合、
コンフィギレーションROM(Configuration ROM )、
ノード特有の用途に使用されるイニシャルユニットスペ
ース(Initial Unit Space)、プラグコントロールレジ
スタ(Plug Control Register (PCRs))などとし
て用いられる。
【0057】図6は、主要なCSRのオフセットアドレ
ス、名前、および働きを説明する図である。図6のオフ
セットとは、イニシャルレジスタスペースが始まるFF
FFF0000000h(最後にhのついた数字は16
進表示であることを表す)番地よりのオフセットアドレ
スを示している。オフセット220hを有するバンドワ
イズアベイラブルレジスタ(Bandwidth Available Regi
ster)は、アイソクロナス通信に割り当て可能な帯域を
示しており、アイソクロナスリソースマネージャ(IR
M)として動作しているノードの値だけが有効とされ
る。すなわち、図5のCSRは、各ノードが有している
が、バンドワイズアベイラブルレジスタについては、ア
イソクロナスリソースマネージャのものだけが有効とさ
れる。換言すれば、バンドワイズアベイラブルレジスタ
は、実質的に、アイソクロナスリソースマネージャだけ
が有する。バンドワイズアベイラブルレジスタには、ア
イソクロナス通信に帯域を割り当てていない場合に最大
値が保存され、帯域を割り当てる毎にその値が減少して
いく。
【0058】オフセット224h乃至228hのチャン
ネルアベイラブルレジスタ(Channels Available Regis
ter )は、その各ビットが0乃至63番のチャンネル番
号のそれぞれに対応し、ビットが0である場合には、そ
のチャンネルが既に割り当てられていることを示してい
る。アイソクロナスリソースマネージャとして動作して
いるノードのチャンネルアベイラブルレジスタのみが有
効である。
【0059】図5に戻り、イニシャルレジスタスペース
内のアドレス200h乃至400hに、ゼネラルROM
フォーマットに基づいたコンフィギレーションROMが
配置される。図7は、ゼネラルROMフォーマットを説
明する図である。IEEE1394上のアクセスの単位
であるノードは、ノードの中にアドレス空間を共通に使
用しつつ独立して動作をするユニットを複数個有するこ
とができる。ユニットディレクトリ(unit directorie
s)は、このユニットに対するソフトウェアのバージョ
ンや位置を示すことができる。バスインフォブロック
(bus info block)とルートディレクトリ(root direc
tory)の位置は固定されているが、その他のブロックの
位置はオフセットアドレスによって指定される。
【0060】図8は、バスインフォブロック、ルートデ
ィレクトリ、およびユニットディレクトリの詳細を示す
図である。バスインフォブロック内のCompany
IDには、機器の製造者を示すID番号が格納される。
Chip IDには、その機器固有の、他の機器と重複
のない世界で唯一のIDが記憶される。また、IEC6
1833の規格により、IEC61883を満たした機
器のユニットディレクトリのユニットスペックID(un
it spec id)の、ファーストオクテットには00hが、
セカンドオクテットにはAohが、サードオクテットに
は2Dhが、それぞれ書き込まれる。更に、ユニットス
イッチバージョン(unit sw version )のファーストオ
クテットには、01hが、サードオクテットのLSB
(Least Significant Bit )には、1が書き込まれる。
【0061】インターフェースを介して、機器の入出力
を制御する為、ノードは、図5のイニシャルユニットス
ペース内のアドレス900h乃至9FFhに、IEC6
1883の規格で規定されるPCR(Plug Control Reg
ister )を有する。これは、論理的にアナログインター
フェースに類似した信号経路を形成するために、プラグ
という概念を、レジスタで仮想的に構成させて実体化し
たものである。
【0062】図9は、PCRの構成を説明する図であ
る。PCRは、出力プラグを表すoPCR(output Plu
g Control Register)、入力プラグを表すiPCR(in
put Plug Control Register )を有する。また、PCR
は、各機器固有の出力プラグまたは入力プラグの情報を
示すレジスタoMPR(output Master Plug Registe
r)とiMPR(input Master Plug Register)を有す
る。各機器は、oMPRおよびiMPRをそれぞれ複数
持つことはないが、個々のプラグに対応したoPCRお
よびiPCRを、機器の能力によって複数持つことが可
能である。図9に示されるPCRは、それぞれ31個の
oPCRおよびiPCRを有する。アイソクロナスデー
タの流れは、これらのプラグに対応するレジスタを操作
することによって制御される。
【0063】図10は、oMPR,oPCR,iMP
R、およびiPCRの構成を示す図である。図10
(A)はoMPRの構成を、図10(B)はoPCRの
構成を、図10(C)はiMPRの構成を、図10
(D)はiPCRの構成を、それぞれ示す。oMPRお
よびiMPRのMSB側の2ビットのデータレートケイ
パビリティ(data rate capability)には、その機器が
送信または受信可能なアイソクロナスデータの最大伝送
速度を示すコードが格納される。oMPRのブロードキ
ャストチャンネルベース(broadcast channel base)
は、ブロードキャスト出力に使用されるチャンネルの番
号を規定する。
【0064】oMPRのLSB側の5ビットのナンバー
オブアウトプットプラグス(numberof output plugs)
には、その機器が有する出力プラグ数、すなわちoPC
Rの数を示す値が格納される。iMPRのLSB側の5
ビットのナンバーオブインプットプラグス(number of
input plugs )には、その機器が有する入力プラグ数、
すなわちiPCRの数を示す値が格納される。non-pers
istent extension fieldおよびpersistent extension f
ieldは、将来の拡張の為に定義された領域である。
【0065】oPCRおよびiPCRのMSBのオンラ
イン(on-line )は、プラグの使用状態を示す。すなわ
ち、その値が1であればそのプラグがオンラインであ
り、0であればオフラインであることを示す。プラグが
オンラインであるとは、そのプラグを使用して伝送でき
る状態であることを示し、プラグがオフラインであると
は、そのプラグを使用した伝送ができない状態であるこ
とを示す。oPCRおよびiPCRのブロードキャスト
コネクションカウンタ(broadcast connection counte
r:bcc)の値は、ブロードキャストコネクションの有り
のとき1となり、ブロードキャストコネクションが張ら
れてないとき0となる。
【0066】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有
するポイントトウポイントコネクションカウンタ(poin
t-to-point connection counter:pcc )が有する値は、
そのプラグが有するポイントトウポイントコネクション
(PtoPコネクション)の状態を表す。このポイントトウ
ポイントコネクションカウンタの値についても、PtoPコ
ネクションがある場合には、1〜63のいずれかの値と
なり、PtoPコネクションが張られてないとき0となる。
従って、ブロードキャストコネクションカウンタとポイ
ントトウポイントコネクションカウンタの合計7ビット
が全て0データであること、該当するプラグにコネクシ
ョンが張られてない状態であり、7ビットの内の1つの
ビットでも1データがあるとき、このプラグにコネクシ
ョンが張られている状態が示される。
【0067】oPCRおよびiPCRの6ビット幅を有
するチャンネルナンバー(channelnumber)が有する値
は、そのプラグが接続されるアイソクロナスチャンネル
の番号を示す。oPCRの2ビット幅を有するデータレ
ート(data rate )の値は、そのプラグから出力される
アイソクロナスデータのパケットの現実の伝送速度を示
す。例えば、100Mbps(S100モード),200Mb
ps(S200モード),400Mbps(S400モード)
の3種類の伝送速度が用意されて、そのときのコネクシ
ョンで送出されるデータがいずれの伝送速度であるかが
示される。oPCRの4ビット幅を有するオーバーヘッ
ドID(overhead ID )に格納されるコードは、アイソ
クロナス通信でストリームデータを伝送させる際の伝播
遅延を考慮した値とされる。oPCRの10ビット幅を
有するペイロード(payload )の値は、そのプラグで伝
送されるストリームデータの大きさが、クワッドレット
単位で示される。
【0068】図11はプラグ、プラグコントロールレジ
スタ、およびアイソクロナスチャンネルの関係を表す図
である。AVデバイス71〜73は、IEEE1394
シリアスバスによって接続されている。AVデバイス7
3のoMPRにより伝送速度とoPCRの数が規定され
たoPCR
〔0〕〜oPCR〔2〕のうち、oPCR
〔1〕によりチャンネルが指定されたアイソクロナスデ
ータは、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#
1(channel #1)に送出される。AVデバイス71の
iMPRにより伝送速度とiPCRの数が規定されたi
PCR
〔0〕とiPCR〔1〕のうち、入力チャンネル
#1がiPCR
〔0〕により設定されて、AVデバイス
71は、IEEE1394シリアスバスのチャンネル#
1に送出されたアイソクロナスデータを読み込む。同様
に、AVデバイス72は、oPCR
〔0〕で指定された
チャンネル#2(channel #2)に、アイソクロナスデ
ータを送出し、AVデバイス71は、iPRC〔1〕に
て指定されたチャンネル#2からそのアイソクロナスデ
ータを読み込む。
【0069】このようにして、IEEE1394シリア
スバスによって接続されている機器間でデータ伝送が行
われるが、本例のシステムでは、このIEEE1394
シリアスバスを介して接続された機器のコントロールの
ためのコマンドとして規定されたAV/Cコマンドセッ
トを利用して、各機器のコントロールや状態の判断など
が行えるようにしてある。次に、このAV/Cコマンド
セットについて説明する。
【0070】まず、本例のシステムで各種の情報を記録
しておく際に、使用されるSubunitIdentifier Descript
or のデータ構造について、図12〜図15を参照しな
がら説明する。図12は、Subunit Identifier Descrip
tor のデータ構造を示している。図12に示すように、
Subunit Identifier Descriptor の階層構造のリストに
より形成されている。リストとは、例えば、チューナで
あれば、受信できるチャンネル、ディスクであれば、そ
こに記録されている曲などを表す。階層構造の最上位層
のリストはルートリストと呼ばれており、例えば、リス
ト0がその下位のリストに対するルートとなる。リスト
2乃至(n−1)も同様にルートリストとなる。ルート
リストはオブジェクトの数だけ存在する。ここで、オブ
ジェクトとは、例えば、AV機器がチューナである場
合、デジタル放送における各チャンネル等のことであ
る。また、1つの階層の全てのリストは、共通の情報を
共有している。
【0071】図13は、The general Subunit Identifi
er Descriptor のフォーマットを示している。Subunit
Identifier Descriptor には、機能に関しての属性情報
がcontentsに記述されている。descriptor length フィ
ールド自身の値は含まれていない。generation ID は、
AV/Cコマンドセットのバージョンを示しており、そ
の値は図14に示すように、現在“00h”(hは16
進を表す)となっている。ここで、“00h”は、デー
タ構造とコマンドがAV/C General Specification
のバージョン3.0であることを意味している。また、
図14に示すように、“00h”を除いた全ての値は、
将来の仕様のために予約確保されている。
【0072】size of list ID は、リストIDのバイト
数を示している。size of object ID は、オブジェクト
IDのバイト数を示している。size of object positio
n は、制御の際、参照する場合に用いられるリスト中の
位置(バイト数)を示している。number of root objec
t lists は、ルートオブジェクトリストの数を示してい
る。root object list id は、それぞれ独立した階層の
最上位のルートオブジェクトリストを識別するためのI
Dを示している。
【0073】subunit dependent lengthは、後続のsubu
nit dependent information フィールドのバイト数を示
している。subunit dependent information は、機能に
固有の情報を示すフィールドである。manufacturer dep
endent length は、後続のmanufacturer dependent inf
ormationフィールドのバイト数を示している。manufact
urer dependent informationは、ベンダー(メーカ)の
仕様情報を示すフィールドである。尚、ディスクリプタ
の中にmanufacturer dependent informationがない場合
は、このフィールドは存在しない。
【0074】図15は、図13で示したリストIDの割
り当て範囲を示している。図15に示すように、“00
00h乃至0FFFh”および“4000h乃至FFF
Fh”は、将来の仕様のための割り当て範囲として予約
確保されている。“1000h乃至3FFFh”および
“10000h乃至max list ID value ”は、機能タイ
プの従属情報を識別するために用意されている。
【0075】次に、本例のシステムで使用されるAV/
Cコマンドセットについて、図16〜図21を参照しな
がら説明する。図16は、AV/Cコマンドセットのス
タックモデルを示している。図16に示すように、物理
レイヤ81、リンクレイヤ82、トランザクションレイ
ヤ83、およびシリアスバスマネジメント84は、IE
EE1394に準拠している。FCP(Function Contr
ol Protocol )85は、IEC61883に準拠してい
る。AV/Cコマンドセット86は、AV/CDigital
Interface Command Set General Specificationに準拠
している。
【0076】図17は、図16のFCP85のコマンド
とレスポンスを説明するための図である。FCPはIE
EE1394上のAV機器の制御を行うためのプロトコ
ルである。図17に示すように、制御する側がコントロ
ーラで、制御される側がターゲットである。FCPのコ
マンドの送信またはレスポンスは、IEEE1394の
アシンクロナス通信のライトトランザクションを用い
て、ノード間で行われる。データを受け取ったターゲッ
トは、受信確認のために、アクノリッジをコントローラ
に返す。
【0077】図18は、図17で示したFCPのコマン
ドとレスポンスの関係をさらに詳しく説明するための図
である。IEEE1394バスを介してノードAとノー
ドBが接続されている。ノードAがコントローラで、ノ
ードBがターゲットである。ノードA、ノードBとも
に、コマンドレジスタおよびレスポンスレジスタがそれ
ぞれ、512バイトずつ準備されている。図18に示す
ように、コントローラがターゲットのコマンドレジスタ
93にコマンドメッセージを書き込むことにより命令を
伝える。また逆に、ターゲットがコントローラのレスポ
ンスレジスタ92にレスポンスメッセージを書き込むこ
とにより応答を伝えている。以上2つのメッセージに対
して、制御情報のやり取りを行う。FCPで送られるコ
マンドセットの種類は、後述する図19のデータフィー
ルド中のCTSに記される。
【0078】図19は、AV/Cコマンドのアシンクロ
ナス転送モードで伝送されるパケットのデータ構造を示
している。AV/Cコマンドセットは、AV機器を制御
するためのコマンドセットで、CTS(コマンドセット
のID)=“0000”である。AV/Cコマンドフレ
ームおよびレスポンスフレームが、上記FCPを用いて
ノード間でやり取りされる。バスおよびAV機器に負担
をかけないために、コマンドに対するレスポンスは、1
00ms以内に行うことになっている。図19に示すよ
うに、アシンクロナスパケットのデータは、水平方向3
2ビット(=1quadlet )で構成されている。図中上段
はパケットのヘッダ部分を示しており、図中下段はデー
タブロックを示している。destination IDは、宛先を示
している。
【0079】CTSはコマンドセットのIDを示してお
り、AV/CコマンドセットではCTS=“0000”
である。ctype/responseのフィールドは、パケットがコ
マンドの場合はコマンドの機能分類を示し、パケットが
レスポンスの場合はコマンドの処理結果を示す。コマン
ドは大きく分けて、(1)機能を外部から制御するコマ
ンド(CONTROL)、(2)外部から状態を問い合
わせるコマンド(STATUS)、(3)制御コマンド
のサポートの有無を外部から問い合わせるコマンド(G
ENERAL INQUIRY(opcodeのサポートの有
無)およびSPECIFIC INQUIRY(opcode
およびoperandsのサポートの有無))、(4)状態の変
化を外部に知らせるよう要求するコマンド(NOTIF
Y)の4種類が定義されている。
【0080】レスポンスはコマンドの種類に応じて返さ
れる。CONTROLコマンドに対するレスポンスに
は、NOT INPLEMENTED(実装されていな
い)、ACCEPTED(受け入れる)、REJECT
ED(拒絶)、および(INTERIM(暫定)があ
る。STATUSコマンドに対するレスポンスには、N
OT INPLEMENTED、REJECTED、I
N TRANSITION(移行中)、およびSTAB
LE(安定)がある。GENERAL INQUIRY
およびSPECIFIC INQUIRYコマンドに対
するレスポンスには、IMPLEMENTED(実装さ
れている)、およびNOT IMPLEMENTEDが
ある。NOTIFYコマンドに対するレスポンスには、
NOT IMPLEMENTED,REJECTED,
INTERIMおよびCHANGED(変化した)があ
る。
【0081】subunit typeは、機器内の機能を特定する
ために設けられており、例えば、tape recorder/playe
r,tuner等が割り当てられる。同じ種類のサブユニット
が複数存在する場合の判別を行うために、判別番号とし
てsubunit idでアドレッシングを行う。opcodeはコマン
ドを表しており、operand はコマンドのパラメータを表
している。Additional operands は必要に応じて付加さ
れるフィールドである。paddingも必要に応じて
付加されるフィールドである。data CRC(CyclicRedund
ancy Chack )はデータ伝送時のエラーチェックに使わ
れる。
【0082】図20は、AV/Cコマンドの具体例を示
している。図20(A)は、ctype/responseの具体例を
示している。図中上段がコマンドを表しており、図中下
段がレスポンスを表している。“0000”にはCON
TROL、“0001”にはSTATUS、“001
0”にはSPECIFIC INQUIRY、“001
1”にはNOTIFY、“0100”にはGENERA
L INQUIRYが割り当てられている。“0101
乃至0111”は将来の仕様のために予約確保されてい
る。また、“1000”にはNOT INPLEMEN
TED、“1001”にはACCEPTED、“101
0”にはREJECTED、“1011”にはIN T
RANSITION、“1100”にはIMPLEME
NTED/STABLE、“1101”にはCHNGE
D、“1111”にはINTERIMが割り当てられて
いる。“1110”は将来の仕様のために予約確保され
ている。
【0083】図20(B)は、subunit typeの具体例を
示している。“00000”にはvideo Monitor 、“0
0011”にはDisk recorder/Player、“00100”
にはTape recorder/Player、“00101”にはTuner
、“00111”にはVideoCamera、“11100”に
はVender unique 、“11110”にはSubunit typeex
tended to next byteが割り当てられている。尚、“1
1111”にはユニット(unit)が割り当てられている
が、これは機器そのものに送られる場合に用いられ、例
えば電源のオンオフなどが挙げられる。
【0084】図20(C)は、opcodeの具体例を示して
いる。各サブユニットタイプ毎にopcodeのテーブルが存
在し、ここでは、サブユニットタイプがTape recorder/
Playerの場合のopcodeを示している。また、opcode毎に
operand が定義されている。ここでは、“00h”には
VENDER-DEPENDENT、“50h”にはSEACH MODE、“51
h”にはTIMECODE、“52h”にはATN 、“60h”に
はOPEN MIC、“61h”にはREAD MIC、“62h”には
WHITE MIC 、“C1h”にはLOAD MIDIUM 、“C2h”
にはRECORD、“C3h”にはPLAY、“C4h”にはWIND
が割り当てられている。
【0085】図21は、AV/Cコマンドとレスポンス
の具体例を示している。例えば、ターゲット(コンスー
マ)としての再生機器に再生指示を行う場合、コントロ
ーラは、図21(A)のようなコマンドをターゲットに
送る。このコマンドは、AV/Cコマンドセットを使用
しているため、CTS=“0000”となっている。ct
ype には、機器を外部から制御するコマンド(CONT
ROL)を用いるため、ctype =“0000”となって
いる(図20(A)参照)。サブユニットタイプはTape
recorder/Playerであることより、サブユニットタイプ
=“00100”となっている(図20(B)参照)。
idはID0の場合を示しており、id=000となっ
ている。opcodeは再生を意味する“C3h”となってい
る(図20(C)参照)。operand はFORWARD を意味す
る“75h”となっている。そして、再生されると、タ
ーゲットは図21(B)のようなレスポンスをコントロ
ーラに返す。ここでは、受け入れを意味するACCEP
TEDがレスポンスに入るため、レスポンス=“100
1”となっている(図20(A)参照)。レスポンスを
除いて、他は図21(A)と同じであるので説明は省略
する。
【0086】次に、以上説明したIEEE1394方式
のバスラインに接続された各機器で通信を行う場合にお
ける、本例での各機器の状態の制御処理について説明す
る。既に図9,図10を参照して説明したように、本例
の場合には、IEC61883の規格で規定されるPC
Rと称されるプラグがレジスタ内に設定されて、そのプ
ラグにより、アイソクロナス通信を行う場合に、他の機
器とのコネクションが設定される。ここで、図10
(B)に示した出力プラグoPCRと、図10(D)に
示した入力プラグiPCRには、オンラインのデータ
で、プラグの使用状態を示すようにしてあり、このオン
ラインのデータで、オンライン状態であるか、又はオフ
ライン状態であるかによって、機器の制御部が通信処理
ブロック及びその周辺回路の電源供給の制御を行うよう
にしてある。
【0087】ここで、機器のプラグがオンライン状態で
ある場合と、オフライン状態である場合について、図2
2を参照して説明すると、該当するプラグにコネクショ
ンが張られている場合と、コネクションが張られてない
場合の何れの場合でも、オンラインとオフラインの状態
が存在する。即ち、該当するプラグにコネクションが張
られて、オンライン状態の場合には、アイソクロナスパ
ケットの出力又は入力ができるアクティブ状態であり、
該当するプラグにコネクションが張られて、オフライン
状態の場合には、アイソクロナスパケットの出力又は入
力を行うために待機しているサスペンデッド状態であ
る。また、該当するプラグにコネクションが張られてな
い状態で、オンライン状態の場合には、アイソクロナス
パケットの出力又は入力ができないレディ状態であり、
コネクションが張られてない状態で、オフライン状態の
場合には、通信ができないアイドル状態である。プラグ
を構成するレジスタへのデータの書込みにより、オンラ
イン状態とオフライン状態との間の変化、又はコネクシ
ョンが張られた状態とコネクションが張られてない状態
との間の変化がある。
【0088】この図22から判るように、実際にアイソ
クロナスパケットの入力又は出力があるのは、オンライ
ン状態のときだけである。本例においては、この点に着
目して、オフライン状態であるとき、アイソクロナス通
信を行うための回路に電源を供給しないようにしてあ
る。即ち、図3に示した通信処理ブロック100内のレ
ジスタ107の各プラグの設定を制御部120が判断し
て、アイソクロナス通信用の全てのプラグがオフライン
状態であると判断したとき、電源回路140からアイソ
クロナスブロック110への電源供給を停止させて、電
源オフ状態とするようにしてある。通信処理ブロック1
00内のその他の回路については、この通信処理ブロッ
ク100が内蔵された機器が作動中である限り、常時電
源を供給して作動させて、アシンクロナス通信が行える
状態としておく。
【0089】このオンラインとオフラインの設定につい
ては、例えば通信処理ブロック100が内蔵された機器
の電源モードにより設定されるようにする。例えば、次
の〔表1〕に示すように、機器に用意された操作キー1
50の中の電源キーの操作により、この機器が電源オン
状態に設定されているときには、この機器の全てのoP
CR及びiPCRの状態をオンラインとする。そして、
機器に用意された操作キー150の中の電源キーの操作
により、この機器がスタンバイ状態に設定されていると
きには、この機器の全てのoPCR及びiPCRの状態
をオフラインとする。そして、オンラインのとき、アイ
ソクロナス通信処理部に電源を供給するオン状態とし、
オフラインのとき、アイソクロナス通信処理部への電源
供給を停止させるオフ状態とする。
【0090】
【表1】
【0091】なお、機器に用意された電源キーが直接的
に操作されて電源が制御される場合の他に、上述したA
V/Cコマンドの伝送などにより、他の機器から電源オ
ン状態とスタンバイ状態の設定が制御される場合もあ
る。
【0092】図23のフローチャートは、制御部120
がレジスタ107の各プラグの設定を判断して、アイソ
クロナスブロックの電源制御を行う処理の一例を示した
ものである。その処理について説明すると、ここでは、
初期状態としてアイソクロナスブロックの電源がオン状
態であるとすると、制御部120はレジスタ107内の
各プラグの状態がオンライン状態からオフライン状態に
変化したか否か判断し(ステップS11)、変化がない
とき、そのままで待機する。そして、オンライン状態か
らオフライン状態への変化を検出すると、アイソクロナ
スブロック110への電源回路140からの電源供給を
停止させて、電源オフ状態を設定する(ステップS1
2)。
【0093】この電源オフ状態に設定させた後は、レジ
スタ107内の各プラグの状態がオフライン状態からオ
ンライン状態に変化したか否か判断し(ステップS1
3)、変化がないとき、そのままで待機する。そして、
オフライン状態からオンライン状態への変化を検出する
と、アイソクロナスブロック110への電源回路140
からの電源供給を開始させて、電源オン状態を設定する
(ステップS14)。その後、ステップS11の判断に
戻る。
【0094】このようにして、アイソクロナス通信用の
プラグのオンライン,オフラインの設定に基づいて、ア
イソクロナス通信のための信号処理を行う部分の電源を
制御するようにしたことで、アイソクロナス通信を行う
必要のない期間には、アイソクロナス通信のための処理
を行う部分の電源を落とすことができ、それだけ通信回
路の消費電力を低減させることができる。この場合、ア
シンクロナス通信のための信号処理を行う部分について
は、常時電源を供給して作動状態としてあるため、他の
機器とのアシンクロナス通信については常時可能であ
り、ネットワーク構成上からは、該当する機器(ノー
ド)がバスラインに接続されたままであり、バスリセッ
トなどが発生することはなく、バスリセットに伴って発
生するノードIDの再付与なども行われず、ネットワー
ク上のコントローラがバスリセットを頻繁に行う必要が
なくなり、それだけネットワークの制御処理が簡単にな
る。
【0095】また、アイソクロナス通信のための信号処
理部の電源が落ちた状態で、他の機器とのアシンクロナ
ス通信が可能であることで、このアシンクロナス通信に
より他の機器から上述したAV/Cコマンドなどの伝送
で、この機器のアイソクロナス通信のための信号処理部
の電源を投入させる指令を送って、該当する処理を実行
させることも可能であり、アイソクロナスブロックの電
源がオフ状態であっても、他の機器からストリームデー
タを送りたい場合の対処が可能である。
【0096】なお、図23に示した処理では、各プラグ
のオンライン,オフラインの状態の検出に基づいて、ア
イソクロナスブロックの電源の制御を、他のブロックと
は独立して行うようにしたが、その他の状態の検出か
ら、アイソクロナスブロックの電源の制御を、他のブロ
ックとは独立して行うようにしても良い。図24のフロ
ーチャートは、別の例を示したものである。この例で
は、図10(B)に示した出力プラグoPCRと、図1
0(D)に示した入力プラグiPCRの中の、ブロード
キャストコネクションカウンタ(broadcast connection
counter:bcc)の値と、ポイントトウポイントコネクシ
ョンカウンタ(point-to-point connectioncounter:pcc
)の値から、コネクションの設定状況を判断し、その
判断でコネクションが全く設定されていないと判断した
とき、電源をオフ状態とするようにしたものである。
【0097】即ち、図24に示すように、初期状態とし
てアイソクロナスブロックの電源がオン状態であるとす
ると、制御部120はレジスタ107内の各プラグの状
態を判断し、全てのプラグのbcc 及びpcc の値が0デー
タになったか否か判断し(ステップS21)、変化がな
いとき、そのままで待機する。そして、全てのプラグの
bcc 及びpcc の値が0データになったことを検出する
と、アイソクロナスブロック110への電源回路140
からの電源供給を停止させて、電源オフ状態を設定する
(ステップS22)。
【0098】この電源オフ状態に設定させた後は、レジ
スタ107内の各プラグの状態を判断し、いずれかのプ
ラグのbcc 又はpcc の値が、1つのビットでも1データ
になったか否か判断し(ステップS23)、変化がない
とき、そのままで待機する。そして、いずれか1つのプ
ラグで、bcc 又はpcc のいずれか1つのビットでも、1
データになったことを検出すると、アイソクロナスブロ
ック110への電源回路140からの電源供給を開始さ
せて、電源オン状態を設定する(ステップS24)。そ
の後、ステップS21の判断に戻る。
【0099】このように処理を行うことでも、上述した
図23のフローチャートの場合と同様に、アイソクロナ
ス通信の有無が確実に判断されて、アイソクロナスブロ
ックの電源のオン・オフが制御され、アイソクロナス通
信を行う必要がないとき、その通信処理を行うブロック
の電源が落とされて、それだけ通信回路の消費電力を削
減することが可能になる。
【0100】また、図23,図24のフローチャートの
例では、アイソクロナス通信用のプラグの状態を判断し
て、アイソクロナス通信を行う必要がない状態であると
き、アイソクロナス通信処理用のブロックの電源を落と
すようにしたが、機器の電源キーの操作状況に応じてア
イソクロナス通信処理用のブロックの電源を単独で制御
するようにしても良い。即ち、機器の電源投入状態とし
て、電源オンの状態であるとき(即ち機器を動作状態と
するとき)、アイソクロナス通信処理用のブロックの電
源と、アシンクロナス通信処理用のブロックの電源の双
方を投入させて、スタンバイ状態であるとき(即ち機器
の制御部だけを動作状態とするとき)、アイソクロナス
通信処理用のブロックの電源を落とし、アシンクロナス
通信処理用のブロックの電源だけを投入させたままとす
るようにしても良い。この場合、スタンバイ状態とは別
に電源オフ状態が設定できるようにして、アイソクロナ
ス通信処理用のブロックの電源と、アシンクロナス通信
処理用のブロックの電源の双方の電源を落とすことがで
きるモードが設定できるようにしても良い。
【0101】また、上述した実施の形態では、直接的に
通信処理を行うブロック内だけの電源制御を行うように
したが、アイソクロナス通信を行うブロックの電源制御
に連動して、そのブロックで送信処理又は受信処理を行
うストリームデータのフォーマットに依存した回路ブロ
ックについても、連動して電源制御を行うようにしても
良い。
【0102】例えば、ディスク記録再生装置50内のア
イソクロナス通信ブロックの電源をオフ状態とすると
き、そのブロックで得たデータをATRAC方式で記録
処理するブロック、及びATRAC方式で再生処理し
て、アイソクロナス通信ブロックに送るブロックについ
ても電源オフ状態としても良い。
【0103】また、例えばIRD10内のアイソクロナ
ス通信ブロックの電源をオフ状態とするとき、そのブロ
ックで機器がMPEG方式のビデオデータを受信処理す
るブロックについても、電源オフ状態として、アイソク
ロナス通信ブロックから出力させるストリームデータで
あるビデオデータなどの受信処理も行わないようにして
も良い。このようにすることで、より機器の消費電力を
低減させることができる。
【0104】また、上述した実施の形態では、通信処理
ブロック内のレジスタの状態に基づいて、アイソクロナ
ス通信ブロックの電源を制御するようにしたが、機器の
何らかの状態に連動させて、アイソクロナス通信ブロッ
クの電源を自動制御するようにしても良い。例えば、デ
ィスク記録再生装置50のような記録媒体を使用した機
器の場合に、その機器への記録媒体(ディスク)の装着
に連動して、アイソクロナス通信ブロックの電源を制御
するようにしても良い。即ち、機器に記録媒体が装着さ
れてないとき、その機器でのストリームデータの入力や
出力を行う必要がないと判断して、制御部がアイソクロ
ナス通信ブロックの電源をオフ状態とし、記録媒体が装
着されたとき、その機器で記録又は再生ができる状態で
あるので、制御部がアイソクロナス通信ブロックの電源
をオン状態とするようにしても良い。このようにするこ
とで、機器の状態に基づいて、アイソクロナス通信ブロ
ックの電源を適切に制御できる。本例のディスク記録再
生装置50は、オーディオデータの記録装置であるが、
ビデオデータなどを媒体(ディスク,テープ,メモリカ
ードなど)に記録し再生させる記録再生装置の場合に
も、同様に媒体の装着の有無に連動して、アイソクロナ
ス通信処理部の電源を制御するようにしても良い。
【0105】また、上述した実施の形態では、図3に示
した通信処理ブロック100が内蔵された機器として、
IRD10とディスク記録再生装置50を示したが、そ
の他の機器に、同様の通信処理ブロックを内蔵させて、
バスラインに接続させて同期通信と非同期通信を行う場
合にも適用できる。
【0106】また、上述した実施の形態では、アイソク
ロナス通信処理を行うブロックを、他の通信処理を行う
ブロックとは独立に電源の供給を制御するようにした
が、アシンクロナス通信処理を行うブロック(即ち非同
期通信用のブロック)を、他の通信処理を行うブロック
とは独立に電源の供給を制御するようにしても良い。即
ち、例えば図3に示した通信処理ブロック100内のア
シンクロナス信号処理部106と、アシンクロナスデー
タバッファ105の電源を、通信処理ブロック100内
の他の回路とは独立に電源制御できるようにする。そし
て、制御部120がアシンクロナス通信だけを行う必要
がないと判断したとき、アシンクロナス信号処理部10
6と、アシンクロナスデータバッファ105への電源の
供給を停止させるようにする。
【0107】このアシンクロナス通信だけを行う必要が
ない状態とは、例えば通信処理ブロック100を内蔵さ
せた機器として、監視用のビデオカメラとし、その監視
用のビデオカメラで連続的に一定の状態で撮影を実行さ
せる。そして、撮影して得た映像データを、アイソクロ
ナス通信モードで、常時連続的に記録装置やモニタに伝
送する処理を行い、そのビデオカメラの動作制御を行う
コマンドを、アシンクロナス通信で伝送する必要が全く
ないとする。
【0108】このような場合に、アシンクロナス通信を
処理するブロックの電源を落とすことで、少ない消費電
力で通信処理が可能になり、連続的な一定状態での監視
が可能になる。このような監視カメラ以外の場合でも、
連続的なストリームデータの伝送を一定状態で連続的に
行う必要がある場合には、同様にアシンクロナス通信を
処理するブロックの電源だけを独立して制御するように
しても良い。
【0109】また、上述した実施の形態では、IEEE
1394方式のバスで構成されるネットワークの場合に
ついて説明したが、その他のネットワーク構成の機器間
で同様のデータ伝送を行う場合にも適用できるものであ
る。この場合、各機器間の伝送路としては、上述したよ
うなバスラインの他に、無線伝送路を使用しても良い。
この無線伝送路としては、例えばブルートゥース(Blue
tooth )と称される規格の無線通信により、複数台の機
器間でネットワークが構成される場合に、そのネットワ
ーク内の各機器で、同期通信の処理を行うブロックと、
非同期通信の処理を行うブロックの、少なくともいずれ
か一方を独立して電源制御できるようにしても良い。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載した制御方法によると、
同期通信モードの通信処理を実行する部分だけが、独立
に電源制御が行われて、例えば同期通信を行う必要がな
いとき、その部分だけ電源を落とすことが可能になる。
従って、同期通信モードの通信処理を実行する部分につ
いては、同期通信を行う必要があるときだけ電源を供給
すれば良く、それだけ通信処理に要する電力を削減でき
るようになる。
【0111】請求項2に記載した制御方法によると、請
求項1に記載した発明において、同期通信モードでの通
信を実行しない期間に、同期通信モードの通信処理を実
行する部分の電源を落とし、非同期通信モードの通信処
理を実行する部分の電源だけを入れた状態を設定するよ
うにしたことで、同期通信モードの通信を行わない期間
には、非同期通信モードの通信処理部だけに電源投入さ
せれば良く、通信処理に要する電力を削減できる。
【0112】請求項3に記載した制御方法によると、請
求項2に記載した発明において、同期通信モードで通信
するデータのフォーマットに依存した処理を行う部分の
電源についても落とすようにしたことで、より消費電力
を低減させることができる。
【0113】請求項4に記載した制御方法によると、請
求項1に記載した発明において、接続されるネットワー
クは、非同期通信モードの通信と、同期通信モードの通
信とが、同一ライン上で時分割で混在可能なバスライン
で接続されて構成されるネットワークであることで、こ
のような構成のバスラインで接続されて構成されるネッ
トワークを使用して通信を実行する場合における各機器
での通信に要する電力を効果的に削減できるようにな
る。
【0114】請求項5に記載した制御方法によると、請
求項4に記載した発明において、同期通信モード用のプ
ラグの設定がオフ状態であるとき、同期通信モードの通
信処理を実行する部分の電源を落とすようにしたこと
で、同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源の
制御が良好に行える。
【0115】請求項6に記載した制御方法によると、請
求項4に記載した発明において、ネットワーク内の他の
機器との同期通信用のコネクションが設定されてないと
き、同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源を
落とすようにしたことで、同期通信モードの通信処理を
実行する部分の電源の制御が良好に行える。
【0116】請求項7に記載した制御方法によると、請
求項1に記載した発明において、記録媒体の非装着を検
出したとき、同期通信モードの通信処理を実行する部分
の電源を落とし、記録媒体が装着されたとき、同期通信
モードの通信処理を実行する部分の電源を入れるように
したことで、記録媒体の着脱に連動して同期通信モード
の通信処理部の電源がオン・オフ制御されるようにな
る。例えば記録媒体から読み出したデータを同期通信モ
ードでネットワークに送出させたり、或いはネットワー
クを介して同期通信モードで受信したデータを記録媒体
に記録させるようにしたとき、それらの処理が実行でき
ないとき、自動的に同期通信モードの通信処理部の電源
が落ちるようになり、同期通信モードの通信処理部の電
源制御が、機器の状態に対応して良好に行えるようにな
る。
【0117】請求項8に記載した制御方法によると、非
同期通信モードの通信処理を実行する部分だけが独立に
電源制御が行われて、例えば非同期通信を行う必要がな
いとき、その部分だけ電源を落とすことが可能になる。
従って、非同期通信モードの通信処理を実行する部分に
ついては、非同期通信を行う必要があるときだけ電源を
供給すれば良く、それだけ通信処理に要する電力を削減
できるようになる。
【0118】請求項9に記載した制御方法によると、請
求項8に記載した発明において、同期通信モードの通信
が継続的に実行されて、非同期通信モードの通信を行う
必要がないとき、非同期通信モードの通信処理を実行す
る部分の電源を落とすようにしたことで、例えば同期通
信モードで監視カメラからの映像データの伝送等のよう
に、一定の状態で継続的なデータ通信が行われて、非同
期通信モードでそのデータ通信に関する制御データなど
を伝送する必要がないとき、少ない消費電力で通信のた
めの処理が行えるようになる。
【0119】請求項10に記載した通信装置によると、
制御部の制御で、同期通信モードの通信処理を実行する
第1の通信処理部の電源だけを独立に制御でき、例えば
同期通信を行う必要がないとき、第1の通信処理部だけ
電源を落とすことが可能になり、制御部が判断した通信
状況に応じて、第1の通信処理部の電源を落として消費
電力を削減させることが可能になる。
【0120】請求項11に記載した通信装置によると、
請求項10に記載した発明において、制御部の制御によ
り、同期通信モードでの通信を実行しない期間に、第1
の通信処理部の電源を落とし、第2の通信処理部及び入
出力部の電源は入れた状態に設定することで、同期通信
モードの通信を行わない期間には、第2の通信処理部だ
けを電源投入させれば良く、通信処理に要する電力を削
減できる。
【0121】請求項12に記載した通信装置によると、
請求項11に記載した発明において、同期通信モードで
通信するデータのフォーマットに依存した処理を行うデ
ータ処理部を備えて、制御部の制御により、同期通信モ
ードでの通信を実行しない期間に、データ処理部の電源
についても落とすようにしたことで、より消費電力を低
減させることができる。
【0122】請求項13に記載した通信装置によると、
請求項10に記載した発明において、入出力部に接続さ
れるネットワークは、非同期通信モードの通信と、同期
通信モードの通信とが、同一ライン上で時分割で混在可
能なバスラインで構成されるネットワークであること
で、このような構成のバスラインで接続されて構成され
るネットワーク用の通信装置での通信に要する電力を効
果的に削減できるようになる。
【0123】請求項14に記載した通信装置によると、
請求項13に記載した発明において、制御部は、同期通
信モード用のプラグの設定がオフ状態であることを判断
したとき、第1の通信処理部の電源を落とすようにした
ことで、同期通信モードの通信処理を実行する第1の通
信処理部の電源供給の制御が良好に行える。
【0124】請求項15に記載した通信装置によると、
請求項13に記載した発明において、制御部は、ネット
ワーク内の他の機器との同期通信用のコネクションが設
定されてないことを判断したとき、第1の通信処理部の
電源を落とすようにしたことで、同期通信モードの通信
処理を実行する第1の通信処理部の電源供給の制御が良
好に行える。
【0125】請求項16に記載した通信装置によると、
請求項10に記載した発明において、記録媒体が装着さ
れる装着部を備えて、制御部が装着部への記録媒体の非
装着を検出したとき、第1の通信処理部の電源を落と
し、制御部が装着部への記録媒体の装着を検出したと
き、第1の通信処理部の電源を入れるようにしたこと
で、記録媒体の着脱に連動して、第1の通信処理部の電
源が自動的にオン・オフ制御されるようになる。例えば
記録媒体から読み出したデータを同期通信モードでネッ
トワークに送出させたり、或いはネットワークを介して
同期通信モードで受信したデータを記録媒体に記録させ
るようにしたとき、それらの処理が実行できないとき、
自動的に同期通信モードの通信処理部の電源が落ちるよ
うになり、同期通信モードの通信処理部の電源制御が、
機器の状態に対応して良好に行えるようになる。
【0126】請求項17に記載した通信装置によると、
制御部の制御で、非同期通信モードの通信処理を実行す
る第2の通信処理部の電源だけを独立に制御でき、例え
ば非同期通信を行う必要がないとき、第2の通信処理部
だけ電源を落とすことが可能になり、制御部が判断した
通信状況に応じて、第2の通信処理部の電源を落として
消費電力を削減させることが可能になる。
【0127】請求項18に記載した通信装置によると、
請求項17に記載した発明において、第1の通信処理部
で同期通信モードの通信が継続的に実行されて、第2の
通信処理部で非同期通信モードの通信を行う必要がない
とき、制御部は、第2の通信処理部の電源を落とすよう
にしたことで、例えば同期通信モードで監視カメラから
の映像データの伝送等のように、一定の状態で継続的な
データ通信が行われて、非同期通信モードでそのデータ
通信に関する制御データなどを伝送する必要がないと
き、少ない消費電力で通信のための処理が行えるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるシステム全体の構
成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるIRDとディスク
記録再生装置の内部構成の例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による通信処理部の構成
例を示すブロック図である。
【図4】IEEE1394方式のバスでのデータ伝送の
サイクル構造の例を示す説明図である。
【図5】CRSアーキテクチャのアドレス空間の構造の
例を示す説明図である。
【図6】主要なCRSの位置、名前、働きの例を示す説
明図である。
【図7】ゼネラルROMフォーマットの例を示す説明図
である。
【図8】バスインフォブロック、ルートディレクトリ、
ユニットディレクトリの例を示す説明図である。
【図9】PCRの構成の例を示す説明図である。
【図10】oMPR、oPCR、iMPR、iPCRの
構成の例を示す説明図である。
【図11】プラグ、プラグコントロールレジスタ、伝送
チャンネルの関係の例を示す説明図である。
【図12】ディスクリプタの階層構造によるデータ構造
例を示す説明図である。
【図13】ディスクリプタのデータフォーマットの例を
示す説明図である。
【図14】図13のジェネレーションIDの例を示す説
明図である。
【図15】図13のリストIDの例を示す説明図であ
る。
【図16】AV/Cコマンドのスタックモデルの例を示
す説明図である。
【図17】FCPのコマンドとレスポンスの関係を示す
説明図である。
【図18】図17のコマンドとレスポンスの関係を更に
詳しく示す説明図である。
【図19】AV/Cコマンドのデータ構造例を示す説明
図である。
【図20】AV/Cコマンドの具体例を示す説明図であ
る。
【図21】AV/Cコマンドのコマンド及びレスポンス
の具体例を示す説明図である。
【図22】フラグの状態とコネクションとの関係の例を
示す説明図である。
【図23】アイソクロナスブロックの電源制御処理の一
例を示すフローチャートである。
【図24】アイソクロナスブロックの電源制御処理の他
の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】 10…IRD(デジタル衛星放送受信装置)、11…チ
ューナ、12…フロントエンド部、13…デスクランブ
ル回路、14…デマルチプレクサ、15…MPEGビデ
オデコーダ、16…MPEGオーディオデコーダ、17
…NTSCエンコーダ、18…ディジタルアナログ変換
回路,19…ディジタルアナログ変換回路、20…CP
U、21…RAM、22…ワークRAM、23…操作パ
ネル、24…IEEE1394インターフェース、26
…IEEE1394方式のバスを構成するケーブル、2
7…ケーブル、40…モニタ、50…ディスク記録再生
装置、51…インターフェース、52…CPU、52A
…RAM、53…ATRACKエンコーダ、54…記録
再生系、55…光ピックアップ、56…光磁気ディスク
(光ディスク)、57…ATRACデコーダ、58…ア
ナログディジタル変換回路、59…ディジタルアナログ
変換回路、61…アンプ装置、61L…スピーカ、61
R…スピーカ、81…物理レイヤ、82…リンクレイ
ヤ、83…トランザクションレイヤ、84…シリアスバ
スマネジメント、85…FCP、86…AV/Cコマン
ドセット、91…コマンドレジスタ、92…レスポンス
レジスタ、93…コマンドレジスタ、94…レスポンス
レジスタ、100…通信処理ブロック、101…物理レ
イヤ(PHYレイヤ)、102…物理レイヤインターフ
ェース部、103…受信部、104…送信部、105…
アシンクロナスデータバッファ、106…アシンクロナ
ス信号処理部、107…プラグコントロールレジスタ、
110…アイソクロナスブロック、111…アイソクロ
ナス信号処理部、112…アイソクロナスデータバッフ
ァ、120…制御部、130…信号処理部、140…電
源回路、150…操作キー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のネットワークに接続されて、同期
    通信モードの通信と、非同期通信モードの通信とが可能
    な機器の制御方法において、 上記同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源
    を、上記非同期通信モードの通信処理を実行する部分の
    電源とは別に独立に制御するようにした制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御方法において、 上記同期通信モードでの通信を実行しない期間に、上記
    同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源を落と
    し、上記非同期通信モードの通信処理を実行する部分の
    電源だけを入れた状態を設定するようにした制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の制御方法において、 上記同期通信モードで通信するデータのフォーマットに
    依存した処理を行う部分の電源についても落とすように
    した制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御方法において、 上記所定のネットワークは、非同期通信モードの通信
    と、同期通信モードの通信とが、同一ライン上で時分割
    で混在可能なバスラインで接続されて構成されるネット
    ワークである制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の制御方法において、 同期通信モード用のプラグの設定がオフ状態であると
    き、上記同期通信モードの通信処理を実行する部分の電
    源を落とすようにした制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の制御方法において、 ネットワーク内の他の機器との同期通信用のコネクショ
    ンが設定されてないとき、上記同期通信モードの通信処
    理を実行する部分の電源を落とすようにした制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の制御方法において、 記録媒体の非装着を検出したとき、上記同期通信モード
    の通信処理を実行する部分の電源を落とし、 記録媒体が装着されたとき、上記同期通信モードの通信
    処理を実行する部分の電源を入れるようにした制御方
    法。
  8. 【請求項8】 所定のネットワークに接続されて、同期
    通信モードの通信と、非同期通信モードの通信とが可能
    な機器において通信を制御する制御方法において、 上記非同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源
    を、上記同期通信モードの通信処理を実行する部分の電
    源とは別に独立に制御するようにした制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の制御方法において、 上記同期通信モードの通信が継続的に実行されて、上記
    非同期通信モードの通信を行う必要がないとき、上記非
    同期通信モードの通信処理を実行する部分の電源を落と
    すようにした制御方法。
  10. 【請求項10】 所定のネットワークに接続されて、上
    記ネットワークを介した同期通信モードの通信と、上記
    ネットワークを介した非同期通信モードの通信とが可能
    な通信装置において、 上記同期通信モードの通信処理を行う第1の通信処理部
    と、 上記非同期通信モードの通信処理を行う第2の通信処理
    部と、 上記第1及び第2の通信処理部と上記ネットワークとの
    間の処理を行う入出力部と、 同期通信及び非同期通信の制御を行い、上記第1の通信
    処理部の電源供給だけを独立に制御できる制御部とを備
    えた通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の通信装置において、 上記制御部の制御により、同期通信モードでの通信を実
    行しない期間に、上記第1の通信処理部の電源を落と
    し、上記第2の通信処理部及び上記入出力部の電源は入
    れた状態に設定する通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の通信装置において、 上記同期通信モードで通信するデータのフォーマットに
    依存した処理を行うデータ処理部を備えて、 上記制御部の制御により、同期通信モードでの通信を実
    行しない期間に、上記データ処理部の電源についても落
    とす通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の通信装置において、 上記入出力部に接続されるネットワークは、非同期通信
    モードの通信と、同期通信モードの通信とが、同一ライ
    ン上で時分割で混在可能なバスラインで構成されるネッ
    トワークである通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の通信装置において、 上記制御部は、同期通信モード用のプラグの設定がオフ
    状態であることを判断したとき、上記第1の通信処理部
    の電源を落とすようにした通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の通信装置において、 上記制御部は、ネットワーク内の他の機器との同期通信
    用のコネクションが設定されてないことを判断したと
    き、上記第1の通信処理部の電源を落とすようにした通
    信装置。
  16. 【請求項16】 請求項10記載の通信装置において、 記録媒体が装着される装着部を備えて、 上記制御部が上記装着部への記録媒体の非装着を検出し
    たとき、上記第1の通信処理部の電源を落とし、 上記制御部が上記装着部への記録媒体の装着を検出した
    とき、上記第1の通信処理部の電源を入れるようにした
    通信装置。
  17. 【請求項17】 所定のネットワークに接続されて、上
    記ネットワークを介した同期通信モードの通信と、上記
    ネットワークを介した非同期通信モードの通信とが可能
    な通信装置において、 上記同期通信モードの通信処理を行う第1の通信処理部
    と、 上記非同期通信モードの通信処理を行う第2の通信処理
    部と、 上記第1及び第2の通信処理部と上記ネットワークとの
    間の処理を行う入出力部と、 同期通信及び非同期通信の制御を行い、上記第2の通信
    処理部の電源供給だけを独立に制御できる制御部とを備
    えた通信装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の通信装置において、 上記第1の通信処理部で同期通信モードの通信が継続的
    に実行されて、上記第2の通信処理部で非同期通信モー
    ドの通信を行う必要がないとき、上記制御部は、上記第
    2の通信処理部の電源を落とすようにした通信装置。
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