JP2005109780A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 過電流を遮断して保護することができ、また構成が簡単で構成部品点数も必要最小限でよく、組立性、コスト面で優れているスピーカ装置を得る。
【解決手段】 スピーカのボイスコイル10に直列に接続され過電流が入力したときに増大する抵抗値によって遮断するサーミスタ16を、ボイスコイルボビン11にプリント配線して設ける。また、サーミスタと並列に接続される抵抗部材17を、さらにボイスコイルボビンにプリント配線することにより付設する。
【選択図】 図1
【解決手段】 スピーカのボイスコイル10に直列に接続され過電流が入力したときに増大する抵抗値によって遮断するサーミスタ16を、ボイスコイルボビン11にプリント配線して設ける。また、サーミスタと並列に接続される抵抗部材17を、さらにボイスコイルボビンにプリント配線することにより付設する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、各種音響機器に用いられるスピーカ装置に関し、特に過電流が入力したときのスピーカ用保護回路を備えてなるスピーカ装置に関する。
従来から、スピーカ装置において、過大入力、特にボイスコイルに過電流が流れることによる不具合を防止することが求められている。すなわち、過電流に対する保護回路がないと、ボイスコイルは、過電流が入力された場合、発熱から発火による銅線の炭化、あるいはボイスコイル線の断線に至るおそれがある。このため、このような過電流が流れることを遮断するための保護回路を、ボイスコイル回路に付設することが従来から行われている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、上述した従来のスピーカ装置では、保護回路を構成するサーミスタ、さらに該サーミスタで遮断された入力信号を完全に遮断しないようにするチップ抵抗等を設けるにあたっての構造が複雑で、また構成部品点数が多く、組み立てが面倒かつ煩雑となり、コスト高を招くなどの不具合を避けられないものであった。
すなわち、従来のボイスコイル1は、図5に示すように、ボイスコイルボビン2に押さえ紙3を巻き付けし、それにボイスコイル線4を巻回することにより形成されている。なお、4a,4bはボイスコイル1の巻回部分から引き出された引き出し端である。一方、スピーカ装置において、このようなボイスコイル1に近接して設けられるプリント基板(図示せず)上には、上記のサーミスタやチップ抵抗等からなる保護回路が形成され、上記のボイスコイル線4と適宜結線されて構成されていた。
したがって、このような従来構造によるスピーカ装置では、全体の構成部品点数が多くなり、構造が複雑で組み立ても面倒かつ煩雑となり、コスト高を避けられないものであり、このような不具合を一掃できる何らかの対策を講じることが望まれている。
特に、上述した組み立て性等の問題は、サーミスタと共に、それに並列に接続してチップ抵抗を設ける場合に著しいものであった。
特に、上述した組み立て性等の問題は、サーミスタと共に、それに並列に接続してチップ抵抗を設ける場合に著しいものであった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、過電流が流れたときにこれを遮断してスピーカ装置を保護するができるとともに、構成が簡単で、構成部品点数も必要最小限でよく、組立性、コスト面で優れているスピーカ装置を得ることを目的とする。
このような目的に応えるために本発明に係るスピーカ装置は、スピーカのボイスコイルに直列に接続され過電流が入力したときに増大する抵抗値によって遮断するサーミスタを、ボイスコイルボビンにプリント配線して設けたことを最も主要な特徴とする。
また、本発明に係るスピーカ装置は、請求項1記載のスピーカ装置をより具体的に限定したものであり、前記サーミスタと並列に接続される抵抗部材を、さらに設けたことを特徴とする。
さらに、本発明に係るスピーカ装置は、請求項2記載のスピーカ装置を技術的に限定したものであり、前記抵抗部材を、前記ボイスコイルボビンにプリント配線することにより付設したことを特徴とする。
さらに、本発明に係るスピーカ装置は、請求項2記載のスピーカ装置を技術的に限定したものであり、前記抵抗部材を、前記ボイスコイルボビンにプリント配線することにより付設したことを特徴とする。
以上説明したように本発明に係るスピーカ装置によれば、過電流が流れたときにこれを遮断してスピーカ装置を保護することができる。また、過電流を遮断すると同時に、サーミスタの自動復帰動作により、遮断後もサーミスタ温度が低下すれば正常動作に復帰することができる。
また、本発明に係るスピーカ装置によれば、過電流を遮断する保護回路を、ボイスコイルボビンに組み込むことにより、通常のボイスコイルとして扱えるため、新たに部品などを追加する必要がなく、全体の構成が簡単で、構成部品点数も必要最小限でよく、組立性に優れ、しかも低コストで形成できる等の種々優れた効果を奏する。
さらに、本発明に係るスピーカ装置によれば、抵抗部材をサーミスタに並列接続して設けているから、サーミスタで過電流を遮断したときに、それまで出力されていたオーディオ信号が突然出力されなくなって、使用者が困惑し機器の故障等と誤解してしまう等の不具合をなくすことができる。これは、サーミスタが作動して信号入力が遮断されても、抵抗部材により所定の信号入力を確保し、オーディオ信号出力が完全に遮断されてしまわないようにし、結果として使用者の困惑を防止できるからである。
図1ないし図4は本発明に係るスピーカ装置の一つの実施の形態を示すものであり、これらの図において、符号10は、スピーカ装置に用いられるボイスコイルであり、このボイスコイル10は、図1、図2に示すように、ポリイミド等の樹脂シートをほぼ円筒状に巻回することにより形成されるボイスコイルボビン11を備えている。
ここで、このボイスコイルボビン11を形成する樹脂シート上には、図2、図3に示すように、3つの接続端子12a,12b;13がプリント配線技術で形成されるとともに、接続端子12a,12b間には、ボイスコイル線14に過電流が流れることを遮断するための保護回路15が形成されている。この保護回路15は、図4に示すように、スピーカ装置のボイスコイル10に直列に接続され過電流が入力したときに増大する抵抗値によって遮断するサーミスタ16を備えている。このサーミスタ16は、ポリマー系PTCなどからなり、ボイスコイルボビン11上にプリント配線することで設けられている。
また、前記保護回路15は、サーミスタ16と並列に接続される抵抗部材17を備えており、この抵抗部材17は、前記サーミスタ16と同様に、ボイスコイルボビン11にプリント配線することにより付設されている。ここで、このようなサーミスタ16と抵抗部材17を設けた保護回路15の形成部分や接続端子12a,12b,13は、それぞれの結線作業が終了した後、押さえ紙等を巻きつけることで固定するようになっている。
なお、前記ボイスコイル線14は、ボイスコイルボビン11の外周部に所定巻き数だけ巻回され、その両端は、前記接続端子12a,13に接続されている。また、18a,18bは前記接続端子12b,13に接続されたリード線である。
以上のような構成によれば、過電流が流れたときには、サーミスタ16が抵抗値を増大することによりその流れを遮断してスピーカ装置を保護することができる。また、過電流を遮断した後は、サーミスタ16の自動復帰動作により、サーミスタ16の温度が低下すれば抵抗値が低下し、電流の流れを許容する正常動作に復帰することができる。
また、上述した構成によれば、過電流を遮断する保護回路15を、ボイスコイルボビン11にプリント配線することで組み込んだことにより、通常のボイスコイル10として扱えるため、新たに部品などを追加する必要がない。したがって、スピーカ装置全体での構成が簡単で、構成部品点数も必要最小限でよく、組立性に優れ、しかも低コストで形成することができる。
さらに、上述した構成では、抵抗部材17をサーミスタ16に並列接続して設けることにより、サーミスタ16のみを設けることによる不具合を解消することができる。すなわち、サーミスタ16のみを設けた場合には、過電流を遮断したときに、それまで出力されていたオーディオ信号が突然出力されなくなってしまい、使用者がこの状態に困惑し、機器の故障等と誤解することなどの不具合を生じる。これに対して抵抗手段17を付設すると、サーミスタ16が作動して信号入力が遮断されても、抵抗部材17により所定の信号入力を確保し、オーディオ信号出力が完全に遮断されてしまわないようにすることができるから、結果として使用者の困惑を防止できることになる。
なお、本発明は上述した実施の形態で説明した構造には限定されず、各部の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。
たとえば上述した実施の形態では、抵抗部材17を、前記ボイスコイルボビン11にプリント配線することにより付設しているが、本発明はこれに限定されない。要は、抵抗部材17が、サーミスタ16と並列に接続された状態で設けられておればよく、適宜の位置に配設することは自由である。
たとえば上述した実施の形態では、抵抗部材17を、前記ボイスコイルボビン11にプリント配線することにより付設しているが、本発明はこれに限定されない。要は、抵抗部材17が、サーミスタ16と並列に接続された状態で設けられておればよく、適宜の位置に配設することは自由である。
また、本発明に係るスピーカ装置においてのボイスコイルボビン11は、ポリイミド系の樹脂材で形成したボビン用の樹脂シートによるものに限らず、適宜の材料で形成したボビンであってもよい。
10…ボイスコイル、11…ボイスコイルボビン、12a,12b,13…接続端子、14…ボイスコイル線、15…保護回路、16…サーミスタ、17…抵抗部材、18a,18b…リード線。
Claims (3)
- スピーカのボイスコイルに直列に接続され過電流が入力したときに増大する抵抗値によって遮断するサーミスタを、ボイスコイルボビンにプリント配線して設けたことを特徴とするスピーカ装置。
- 請求項1記載のスピーカ装置において、
前記サーミスタと並列に接続される抵抗部材を、さらに設けたことを特徴とするスピーカ装置。 - 請求項2記載のスピーカ装置において、
前記抵抗部材を、前記ボイスコイルボビンにプリント配線することにより付設したことを特徴とするスピーカ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003339173A JP2005109780A (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | スピーカ装置 |
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JP2005109780A true JP2005109780A (ja) | 2005-04-21 |
Family
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016225917A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | アルパイン株式会社 | スピーカーおよび音響装置 |
KR20200063519A (ko) * | 2018-11-28 | 2020-06-05 | 김성수 | 폴리스위치 내장형 스피커 장치 |
FR3125940A1 (fr) * | 2021-07-30 | 2023-02-03 | Automation Plus | Transducteur acoustique |
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2003
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