JP2002247692A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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JP2002247692A
JP2002247692A JP2001044632A JP2001044632A JP2002247692A JP 2002247692 A JP2002247692 A JP 2002247692A JP 2001044632 A JP2001044632 A JP 2001044632A JP 2001044632 A JP2001044632 A JP 2001044632A JP 2002247692 A JP2002247692 A JP 2002247692A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
bobbin
sheet
conductive sheet
protection sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001044632A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Chatani
郁夫 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過大入力によるスピーカの発火を防止する。 【解決手段】 所定の大きさの電流が流れたとき、発熱
により断線する保護シート15をボビン12の外周に設
ける。この保護シート15は、ボイスコイル13と直列
に接続する。ボイスコイル13と保護シート15との直
列回路に、パワーアンプの出力を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、異常発熱や発火
などを防止するようにしたスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】スピーカは、許容入力以上のパワーが長
い期間に渡って供給されると、ボイスコイルの温度が過
大に上昇し、その結果、ボイスコイルの皮膜が次第に炭
化して、ついには部分的にショートしてしまう。
【0003】すると、この部分的なショート状態では、
ボイスコイルに過大な電流、例えば数Aから十数Aの電
流が流れるので、ボイスコイルの残った部分が赤熱し
て、異常な高温になり、ときには発火に至ることがあ
る。特に、最近のように大出力のパワーアンプが多く使
用されるようになると、異常発熱も増加し、かなり危険
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うに、ボイスコイルが過大入力により絶縁破壊を起こ
し、最終的に発煙や発火を起こすことを防止しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明においては、例
えば、所定の大きさの電流が流れたとき、発熱により断
線する導電性シートがボビンの外周に設けられ、この導
電性シートは、上記ボビンに巻回されたボイスコイルと
直列に接続され、上記ボイスコイルと上記導電性シート
との直列回路に、パワーアンプの出力が供給されるよう
にしたスピーカとするものである。したがって、過大入
力によりボイスコイルが部分的にショートすると、この
とき流れる電流により導電性シートが断線する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、この発明によるスピーカ
の要部の一形態を示し、この図はスピーカを伏せた状態
で示している。
【0007】そして、符号11はコーン(振動板)を示
し、このコーン11は円錐状に形成されているととも
に、その中心に円筒状のボビン12の一端が接着され、
このボビン12にボイスコイル13が巻回されている。
そして、ボイスコイル13の一端13Aは、コーン11
に設けられたラグ端子14Aに接続され、他端は保護シ
ート15およびリード線16を通じてラグ端子14Bに
接続されている。
【0008】この場合、保護シート15は、一般のプリ
ント配線基板あるいはプリント配線シートと同様の方法
で作成することができるものであり、すなわち、例えば
図2にも示すように、絶縁シート151の一方の面上
に、帯状の導電性シート152が接着により設けられた
ものである。
【0009】そして、導電性シート152の両端152
A、152Bは、ボイスコイル13の一端13Bおよび
リード線16を接続するための接続部となるものであ
り、このため、幅広とされている。また、導電性シート
152の中央部分152Cは所定の幅wとされ、あらか
じめ決められた大きさの電流が流れたとき、発熱により
断線するようにされている。
【0010】そして、この保護シート15は、図1にも
示すように、接着剤あるいは両面接着テープによりボビ
ン12の外周に取り付けられるとともに、接続部152
A、152Bに、上記のようにボイスコイル13の一端
13Bおよびリード線16が、例えばハンダ付けにより
接続されている。したがって、保護シート15は、ボイ
スコイル13に直列接続されていることになる。
【0011】なお、図示はしないが、ラグ端子14A、
14Bは所定のリード線を通じてスピーカのフレームに
設けられた端子に接続され、この端子にパワーアンプの
オーディオ出力が供給される。
【0012】このような構成によれば、過大入力により
ボイスコイル13が部分的にショートすると、上記のよ
うにボイスコイル13に過大な電流、例えば数Aから十
数Aの電流が流れる。
【0013】しかし、このとき、ボイスコイル13に
は、保護シート15が直列接続されているので、その過
大電流は保護シート15をも流れることになり、その過
大電流により導電性シート152の中央部152Cが短
時間のうちに発熱して焼き切れる。したがって、以後、
ボイスコイル13に過大電流の流れることがないので、
ボイスコイル13の発熱による発火を防ぐことができ
る。
【0014】また、通常の使用時にボイスコイル13に
流れる電流は、ボイスコイル13が部分的にショートし
たときに流れる過大な電流に比べ、十分に小さいので、
通常の使用時に、導電性シート152の中央部152C
が発熱して焼き切れることはなく、すなわち、誤動作す
ることがない。
【0015】さらに、保護シート15は十分に軽量に作
ることができるので、ボビン12の動き、すなわち、コ
ーン11の振動に影響を与えることがない。しかも、上
記の保護シート15は、数円以下で製造することがで
き、スピーカのコストはほとんど上がらない。
【0016】なお、上述において、導電性シート152
をボビン12の外周に直接に設けることもできる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、過大入力が続いたと
きには、保護シートが短時間のうちに発熱して焼き切れ
るので、ボイスコイルの発火を防ぐことができる。ま
た、通常の使用時に導電性シートが発熱して焼き切れる
ことはなく、すなわち、誤動作することがない。
【0018】さらに、保護シートは十分に軽量に作成す
ることができるので、コーンの振動に影響を与えること
がない。しかも、保護シートは、極めて安価に製造する
ことができ、スピーカのコストはほとんど上がらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスピーカの要部の一形態を示す
斜視図である。
【図2】この発明によるスピーカの要部の一形態を示す
平面図である。
【符号の説明】
11…コーン、12…ボビン、13…ボイスコイル、1
4Aおよび14B…ラグ端子、15…保護シート、16
…リード線、151…絶縁シート、152…導電性シー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさの電流が流れたとき、発熱に
    より断線する導電性シートがボビンの外周に設けられ、 この導電性シートは、上記ボビンに巻回されたボイスコ
    イルと直列に接続され、 上記ボイスコイルと上記導電性シートとの直列回路に、
    パワーアンプの出力が供給されるようにしたスピーカ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のスピーカにおいて、 上記導電性シートは絶縁シート上に設けられ、 この絶縁シートが上記ボビンに設けられているようにし
    たスピーカ。
JP2001044632A 2001-02-21 2001-02-21 スピーカ Pending JP2002247692A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016225917A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 アルパイン株式会社 スピーカーおよび音響装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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