JP2005108523A - 薄膜電極とその製造方法およびその薄膜電極を用いたリチウム二次電池 - Google Patents

薄膜電極とその製造方法およびその薄膜電極を用いたリチウム二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】 電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なく、かつ、柔軟性の高い薄膜電極とその製造方法、およびその薄膜電極を用いた電池容量、サイクル特性およびレート特性の高いリチウム二次電池を提供する。
【解決手段】 リチウムと合金化しない金属から形成された集電体2と、集電体2の表面に形成され、リチウムと合金化する元素を含む薄膜3とを備え、薄膜3の空隙率が、1%以上40%未満である薄膜電極1とする。また、リチウムと合金化しない金属からなる集電体2の表面に、リチウムと合金化する元素と空隙形成材とを含む薄膜3を、電解めっき法により形成する工程と、薄膜3中の上記空隙形成材を除去することにより、薄膜3の空隙率を1%以上40%未満にする工程とを含む薄膜電極の製造方法とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薄膜電極とその製造方法およびその薄膜電極を用いたリチウム二次電池に関するものである。
近年、携帯電話、ノートパソコン、PDAなどの携帯端末機器の需要が急激に拡大しており、これらの機器の小型軽量化および高機能化に伴って、それらの電源として主として用いられるリチウム二次電池のさらなる高エネルギー密度化が要求されている。しかし、現在実用化されているリチウム二次電池に用いられる炭素系負極の電気容量は理論値に近い値にまで到達しており、より高容量なリチウム二次電池を実現するためには負極材料の新規開発が必須である。
このような中で最近では、高容量リチウム二次電池用の新たな負極材料として、Liと合金化しない材料からなる集電体上に、Liと合金化するSnまたはSn含有合金からなる薄膜を形成し、その薄膜を負極材料として用いる薄膜電極が注目されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。特許文献1は、集電体である銅板上に、電解めっき法によりSn薄膜を形成するものであり、特許文献2は、電解めっき法により、銅箔上にSn、Zn、Sb、またはそれらを含有する合金を素材とする薄膜を形成するものである。
Liと合金化する金属の中でも、特にSnは従来の黒鉛系負極材料と比較して高いエネルギー密度(994mAh/g)を有するため、次世代の負極材料として注目されている。しかし、実際の薄膜電極にSnを用いた場合は、LixSnの組成式でx=4.4までLiを電気化学的に挿入すると、薄膜の体積が3〜4倍にまで膨張してしまう。かかる体積膨張はリチウム二次電池の充放電特性(サイクル特性)の低下を招くことになる。さらに、Snを単独で用いると、Sn自身が触媒能を持つために電解液を分解してしまうという問題もある。
上記問題を解決するために、Sn系の合金薄膜が提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。非特許文献1には、電解めっき法によりCu箔上に形成されたSn薄膜を、Snの融点付近で熱処理することで、Cu−Sn界面でCu原子とSn原子とが相互拡散した傾斜性構造の薄膜を得ることができると記載されている。即ち、Cu箔上にSnをめっきすることで形成した薄膜をSnの融点付近で長時間熱処理するとCu−Sn界面で原子の相互拡散が起こり、最終的にCu/Cu3Sn/Cu6Sn5/Snもしくはこの組成に近い結晶構造を有するCu−Sn合金が形成される。このとき形成されるCu6Sn5合金はLiを可逆的に吸蔵・脱離可能であり、体積変化もSnと比較して小さく、加えて触媒能を持たないため、前述のSn薄膜特有の問題を解決できる負極材料として期待されている。
特開2001−68094号公報 特開2001−256968号公報 Journal of Power Sources, 107(2002),p.48−55
上記電解めっき法により薄膜電極を形成すると、集電箔(集電体)と活物質層とがより強固に一体化する。そのため、充放電に伴う活物質の微粉化などが発生しても集電箔から活物質が脱落しにくく、サイクル特性が向上するといった利点もある。
しかし、集電箔と活物質との密着性が高くなると、Liの挿入・脱離に伴う活物質薄膜の体積変化の影響を電極自体が受けやすくなるため、電極の膨張、集電箔の皺寄れおよび活物質薄膜内部のクラックの発生が顕著に現れる。その結果、電極内の電子伝導性が低下するため、サイクル特性が低下することになる。
また、Cu6Sn5合金は純Snと比較して非常に硬度が高いため、応力が加わると破壊されやすい。従って、上記電極を捲回して用いる場合には、集電体に活物質を塗布して形成する従来の塗布電極に比べて、活物質薄膜にクラックが入りやすいという問題がある。
本発明は、リチウムと合金化しない金属から形成された集電体と、前記集電体の表面に形成され、リチウムと合金化する元素を含む薄膜とを備えた薄膜電極であって、前記薄膜の空隙率が、1%以上40%未満であることを特徴とする薄膜電極を提供する。
本発明は、リチウムと合金化しない金属からなる集電体の表面に、リチウムと合金化する元素と空隙形成材とを含む薄膜を、電解めっき法により形成する工程と、前記薄膜中の前記空隙形成材を除去することにより、前記薄膜の空隙率を1%以上40%未満にする工程とを含むことを特徴とする薄膜電極の製造方法を提供する。
本発明は、上記構成を有することにより、電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なく、かつ、柔軟性の高い薄膜電極とその製造方法、およびその薄膜電極を用いた電池容量、サイクル特性およびレート特性の高いリチウム二次電池を提供することができる。
前述の問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明者らは活物質層となる薄膜部分を多孔質化することで、集電体との密着性をコントロールして電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生を抑制でき、かつ、柔軟性の高い薄膜電極を開発するに至った。以下、本発明の実施の形態を説明する。
先ず、本発明の薄膜電極の実施形態を説明する。本発明の薄膜電極の一例は、Liと合金化しない金属から形成された集電体(例えば、集電箔)と、上記集電体の表面に形成され、Liと合金化する元素を含む薄膜とを備えた薄膜電極であって、上記薄膜の空隙率が、1%以上40%未満であることを特徴とする。
上記薄膜電極は、薄膜の内部に空隙が均一に分散して多孔質となっているので、充放電に伴う活物質の体積変化による応力が空隙部分で緩和される。このため、電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生を抑制することができる。また、上記薄膜が多孔質となっているため、従来の合金薄膜に比べて柔軟性が高い。このため、上記電極を捲回して用いても活物質薄膜にクラックが入りにくい。さらに、上記薄膜が多孔質であるため、活物質の比表面積が従来の合金薄膜に比べて大きくなるため、上記薄膜電極を負極として用いたリチウム二次電池はより高いレート特性を有する。
本発明の多孔質薄膜において、活物質薄膜内部の空隙率は1%以上40%未満であることが必要であり、より好ましくは5%以上20%以下の範囲であることが望ましい。これは1%未満では空隙が少なすぎるため上記効果が得られず、また40%以上となると単位面積あたりの有効活物質量が少なくなり、現行の黒鉛系材料と比較して容量面でのメリットがなくなるためである。このとき、空隙は薄膜中にできるだけ均一に分散していることが好ましい。ここで、空隙率とは、薄膜の全体積に対する薄膜に含まれる空隙の体積百分率である。
上記集電体の材質としては、Liと合金化しない金属から形成されていることが必要であり、例えば、Ni、Cu、ステンレス、またはNi合金、Cu合金などが好ましい。Liと合金化する金属であると、電池に組み込んだ場合に活物質層より先にLiと反応してしまい、集電体として機能しなくなるからである。なお、NiおよびCuと合金化する元素としては、例えば、Si、Fe、Cu、Ni、Sn、Zn、In、Sb、Zrなどが挙げられ、集電体の特性を損なわない範囲で合金化することができる。
上記Liと合金化する元素としては、Si、Sn、Pb、Geなどが挙げられ、特にSiおよびSnから選ばれる少なくとも一つの元素であることが好ましい。これらは、Liの挿入・脱離における可逆性が高いからである。
上記薄膜の成分としては、上記Liと合金化する元素を主成分とし、その他の元素として、Li、Bi、Cu、Fe、Ni、Zn、Ag、Zr、Pbなどを1種類または2種類以上を含むことができる。ここで、主成分とは、薄膜の全重量に対して90重量%以上含まれることをいう。
上記集電体の厚みは、5μm以上30μm以下であることが好ましく、10μm以上20μm以下がより好ましい。この範囲内であれば、上記薄膜電極を作製する上で、集電体の強度と柔軟性をともに確保できるからである。
また、薄膜の体積変化を減少させるためには、薄膜の厚みは小さいほうが好ましいが、厚みが小さすぎると電池容量が低下するので、上記薄膜の厚みは、1μm以上10μm以下であることが好ましい。
また、上記薄膜の主成分としては、Cu6Sn5およびSiBから選ばれるいずれか一つであることが好ましい。これらは、Liを可逆的に吸蔵・脱離可能であり、体積変化もSn、Siの単体に比べて小さいからである。ここで、主成分とは、薄膜の全重量に対して90重量%以上含まれていることをいう。
上記薄膜の主成分が、Cu6Sn5またはSiBである場合、さらに上記薄膜中に粒状または繊維状の炭素材料を含有させることが好ましい。これにより、充放電に伴い活物質薄膜が体積変化を起こし薄膜にクラックが形成されてCu6Sn5自体またはSiB自体の導電パスが切断されても、より体積変化の少ない炭素材料が導電パスを維持することができる。このため、この薄膜電極を用いたリチウム二次電池の充放電効率やサイクル特性などの電池特性の向上が可能となる。
次に、本発明の薄膜電極の製造方法の実施形態を説明する。本発明の薄膜電極の製造方法の一例は、Liと合金化しない金属からなる集電体(例えば、集電箔)の表面に、Liと合金化する元素と空隙形成材とを含む薄膜を、電解めっき法により形成する工程と、上記薄膜中の上記空隙形成材を除去することにより、上記薄膜の空隙率を1%以上40%未満にする工程とを含むことを特徴とする。
より具体的には、ナノサイズまたはミクロンサイズの有機材料粒子を空隙形成材としてめっき浴中に分散させておき、成膜時に金属めっき薄膜の内部に上記有機材料粒子を取り込ませ、その後に上記有機材料粒子を熱分解させて金属薄膜の内部に空孔を形成させる方法が挙げられる。空隙形成に用いる有機材料粒子としては、めっき浴への分散性が良いものが望ましい。これは電解めっき法により金属めっき薄膜を成膜する際、空隙形成材の分散性が高いほど薄膜中に空隙を均一に形成できるからである。
めっきされた金属内の空隙形成材を熱分解して空隙を形成する場合、空隙形成材はめっき金属であるLiと合金化する金属に対して、および電池系内に含まれる電解液、正極活物質、セパレータなどの他の材料に対して、安定でありかつ熱分解後の残余成分ができるだけ少なく、その残余成分が電池特性に影響を及ぼさないものが望ましい。また、空隙形成材の熱分解温度は、めっき温度より高いものが最適であり、熱分解温度が60〜220℃、より好ましくは80〜180℃のものを好適に用いることができる。
このような空隙形成材としては、熱分解温度が80〜180℃のナノサイズまたはサブミクロンサイズの有機材料粒子が適しており、具体的には発泡剤として知られるアジゾカルボンアミドなどのアゾ化合物、またはポリエチレン系ポリマーなどを使用できる。なお、上記空隙形成材としては、酸性のめっき液に溶出するもの、もしくは分解生成物が電極特性に悪影響を及ぼすものは適さない。例えば、ニトロソ化合物やヒドラジン誘導体は適さない。
特に、集電体の表面に多孔質Cu6Sn5薄膜を形成する場合は、あらかじめ空隙形成材をめっき浴中に分散させて、Snめっき薄膜の成膜時に上記空隙形成材をめっき薄膜中に取り込み、続く熱処理工程で上記空隙形成材を熱分解させる方法、上記空隙形成材が熱処理工程では熱分解しない場合は上記熱処理後に空隙形成材をその可溶性溶媒で洗い流す方法、集電体上にあらかじめ炭素微粒子または炭素繊維からなる低密度導電層を形成しておき、そこにSnをめっきすることで低密度なSn膜を作製する方法、または、均一なCu6Sn5薄膜を形成した後でエッチング処理やレーザーパターニングなどでめっき膜表面から膜厚方向にアスペクト比の高い孔を形成する方法などを採用することができる。
一方、空隙形成材をめっき浴中に分散させて、Snめっき薄膜の成膜時に上記空隙形成材をめっき薄膜中に取り込み、合金化処理(熱処理)後に空隙形成材をその可溶性溶媒で洗い流し、多孔質めっき薄膜を作成する場合、めっき浴中に分散させた空隙形成材は、Cu−Snの熱処理温度である200℃以上で安定に存在するナノサイズまたはサブミクロンサイズの有機材料粒子が適しており、具体的にはポリスチレン、ポリオレフィンなどが使用できる。
続いて、本発明のリチウム二次電池の実施形態を説明する。本発明のリチウム二次電池の一例は、上記で説明した薄膜電極を負極として用いたリチウム二次電池である。充放電に伴う電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なく、かつ、柔軟性の高い薄膜電極を用いることにより、電池容量、サイクル特性およびレート特性の高いリチウム二次電池を提供できる。
本実施形態のリチウム二次電池に用いる正極としては、正極活物質に導電助剤、およびポリフッ化ビニリデンなどの結着剤などを適宜添加した合剤を、アルミニウム箔などの集電体を芯材として成形体に仕上げたものが用いられる。正極活物質としては、例えば、LiCoO2などのリチウム・コバルト酸化物、LiMn24などのリチウム・マンガン酸化物、LiNiO2などのリチウム・ニッケル酸化物、LiNiO2のNiの一部をCoで置換したLiNixCo(1-x)2、さらに、MnとNiとを等量含んだLiNi(1-x)/2Mn(1-x)/2Cox2、オリビン型LiMPO4(M:Co、Ni、Mn、Fe)を用いることができる。
上記リチウム二次電池に用いる電解質の溶媒としては、例えば、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどが挙げられ、これらは複数を同時に使用することもできる。また、この溶媒には必要に応じて他の成分を添加することも可能である。
上記電解質の溶質としては、例えば、LiClO4、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiSbF6、LiCF3SO3、LiC49SO3、LiCF3CO2、Li224(SO32、LiN(CF3SO22、LiN(CF3SO22、LiCn2n+1SO3(n≧2)、LiN(RfOSO22[ここで、Rfはフルオロアルキル基を示す。]、LiN(CF3SO2)(C49SO2)、LiN(C25SO2)(C49SO2)、LiN(CF3SO2)(C25SO2)などが挙げられる。
さらに、上記電解質(電解液)以外にも、Liイオンの輸送体であれば制約無く用いることができ、例えば、各種ポリマーからなるゲルポリマー電解質、真性ポリマー電解質、LiPONなどの無機固体電解質、Liイオン含有常温溶融塩などを用いることができる。
上記リチウム二次電池に用いるセパレータとしては、強度が充分で上記電解液を多く保持できるものが良く、この点から、厚さ10〜50μm、開口率30〜70%のポリプロピレン製、ポリエチレン製、またはポリプロピレンとポリエチレンのコポリマー製のフィルムや不織布からなるセパレータが好ましい。
さらに、本実施形態の薄膜電極は、上記リチウム二次電池以外にも、リチウム一次電池などの電極としても使用することができる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は、本発明の薄膜電極の一例を示す模式図である。図1において、薄膜電極1は、リチウムと合金化しない金属から形成された集電体2と、集電体2の表面に形成され、リチウムと合金化する元素を含む薄膜3とを備えている。また、薄膜3には、空孔4が存在し、その空隙率は1%以上40%未満に設定されている。
薄膜3が、上記のようにスポンジ状の多孔体で形成されているので、充放電によるLiの吸蔵・脱離に伴う体積変化が起っても、ちょうどスポンジが水分を吸収しても全体の厚みがそれほど変化しないのと同様に、見かけの体積変化を抑制することができ、薄膜電極の柔軟性も維持できる。これにより、電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なく、かつ、柔軟性の高い薄膜電極を提供できる。
次に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
古河サーキットフォイル社製の厚み10μmの電解銅箔を50mm×30mmに切り出して本実施例の集電体とした。次に、表面の酸化被膜、油脂、汚れなどを除去するために、上記集電体を40℃に加熱した濃度10%の硫酸水溶液中に4分間浸漬した。その後、水酸化ナトリウム5g/dm3、オルトケイ酸ナトリウム20g/dm3、炭酸ナトリウム(無水)10g/dm3、n−ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド1g/dm3をそれぞれ溶解させた脱脂水溶液を準備し、この脱脂水溶液を60℃に加熱した浴中で、上記集電体を5A/dm2の電流密度で1分間の陰極電解脱脂を行った。次に、この集電体を蒸留水で水洗した後、再び濃度10%の硫酸水溶液中に浸漬して集電体表面を中和するとともに脱脂剤を完全に除去した。
続いて、硫酸第一錫40g/dm3、硫酸60g/dm3、クレゾールスルホン酸40g/dm3、ゼラチン2g/dm3、β−ナフトール1g/dm3を溶解させた水溶液からなるSnめっき浴に、空隙形成材として永和化成工業社製のアゾ化合物(商品名:ビニホールSE♯30、分解温度:142℃)を0.2g/dm3混合してめっき液を調製した。このめっき液をスターラーで攪拌しながら、めっき液中に上記集電体を浸漬して、1A/dm2の電流密度で150分間の電解めっきを行い、集電体表面に厚さ5μmのSnめっき薄膜を形成して薄膜電極を得た。この薄膜電極を水洗後、真空電気炉にて200℃で17時間熱処理して上記空隙形成材を熱分解するとともにSnめっき薄膜をCu合金化した後、室温まで徐冷した。次に、この薄膜電極をアルゴン雰囲気中のドライボックスに移し、直径16mmの円形に打ち抜いて実施例1の負極とした。
(実施例2)
空隙形成材として、上記アゾ化合物に代えて、粒径50nmのポリスチレンラテックスビーズ(分解温度:230℃)を2g/dm3混合した以外は、実施例1と同様にして薄膜電極を得た。この薄膜電極中の上記空隙形成材を除去するため、上記薄膜電極をトルエンの中に浸漬し、10分間超音波照射した後、乾燥機で60℃、15時間乾燥した。次に、この薄膜電極をアルゴン雰囲気中のドライボックスに移し、直径16mmの円形に打ち抜いて実施例2の負極とした。
(比較例1)
空隙形成材を使用しなかった以外は、実施例1と同様にして比較例1の負極を作製した。
(比較例2)
空隙形成材として、ポリスチレンラテックスビーズに代えて、粒径50μmのポリテトラフルオロエチレン(分解温度:350℃)を同量用い、かつこのポリテトラフルオロエチレンを除去しなかった以外は、実施例2と同様にして比較例2の負極を作製した。
<初回充放電効率およびサイクル特性の測定>
次に、上記で作製した負極と組み合わせるための正極を以下のように作製した。先ず、正極活物質であるLiCoO2を90重量部、導電助剤であるカーボンブラックを6重量部、バインダとしてポリフッ化ビニリデンを4重量部、溶剤としてN−メチルピロリドンを40重量部、をそれぞれ均一になるように混合して正極合剤含有ペーストを調製した。続いて、集電体となる厚み20μmのアルミニウム箔の片面に、上記正極合剤含有ペーストを、単位面積あたりの合剤重量が32mg/cm2になるように塗布して乾燥した後、カレンダー処理を行って、全厚94μm、電極密度3.2g/cm3となるように正極合剤層の厚みを調整した。その後、直径15mmの円形に打ち抜いて正極とした。
電解液としては、1.2mol/dm3のLiPF6を、エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートの混合溶媒(混合体積比=1:2)に溶解したものを用いた。セパレータとしては、東燃セティーラ社製のポリエチレンとポリプロピレンからなるセパレータ“EMM25”(商品名、厚み25μm)を用いた。
上記正極と、実施例1、2および比較例1、2の負極とをそれぞれ組み合わせ、その正極と負極との間に上記セパレータを配置して積層した後、ステンレス製のコイン型セルに挿入し、上記電解液を注入して、モデルセルを作製した。
このモデルセルを用いて充放電試験を行った。充電は、電流密度0.2mA/cm2の定電流で4.3Vまで行い、その後、放電は、電流密度0.2mA/cm2の定電流で放電終止電圧3Vまで行い、充電電気量および放電電気量を測定して、下記式1により初回充放電効率を算出した。また、この条件で充放電試験を行い、下記式2によりサイクル特性を算出した。なお、下記放電容量および充電容量は、正極合剤1gあたりの電気容量(mAh/g)で表される。
(数1)
初回充放電効率(%)=(初回放電容量/初回充電容量)×100 (式1)
(数2)
サイクル特性(%)=(20サイクル後の放電容量/初回放電容量)×100 (式2)
<厚み変化率の測定>
上記正極の大きさを2.5cm×2.5cm、実施例1、2および比較例1、2の負極の大きさを2.7cm×2.7cmとして、それぞれを組み合わせてその正極と負極との間に上記セパレータを配置して積層した後、アルミラミネートフィルム製の外装材に挿入し、上記電解液を注入し、外装材の電解液注入口をヒートシールにより封止して、モデルセルを作製した。そして、電流密度0.2mA/cm2の定電流で4.3Vまで充電した初回充電時の電池の厚み変化を負極の厚み変化によるものとして、下記式3により充電時の負極の厚み変化率(%)を算出した。なお、本測定では、正極の厚み変化は起らないと仮定した。
(数3)
厚み変化率(%)=〔(初回充電時の電池厚み)−(充電前の電池厚み)〕/(充電前の薄膜の厚み+集電体の厚み)×100 (式3)
電池の厚みの測定は、上記各モデルセルをミツトヨ社製のレーザホロゲージに取り付けてカウンタ装置によって厚み変化を測定した。
<空隙率の測定>
実施例1、実施例2、比較例1、および比較例2の負極の大きさを5cm×5cmとして測定用の試料を準備した。それぞれの試料について薄膜部分の空隙率を測定した。空隙率の測定は、水中飽和法と寸法測定法で行った。先ず、上記試料の厚みをチックネスゲージで測定し、その平均値より見かけ体積Vを算出した。次に、この試料を水中に沈め、約50torrの減圧容器内で含水させた後、水中から試料を取り出し、表面水を拭き取って表面乾燥飽和重量Msatを測定した。その後、その試料を110℃の恒温槽で恒温となるまで乾燥させた後、デシケータ中で冷却し、試料の乾燥重量Msを測定した。これらの測定値から下記式4により空隙体積を算出し、この空隙体積の試料の見かけ体積Vに対する割合として下記式5から空隙率を求めた。
(数4)
空隙体積=(Msat−Ms)/水の密度 (式4)
(数5)
空隙率(%)=(空隙体積/見かけ体積V)×100 (式5)
なお、上記薄膜中の空隙が均一に分散していることは、試料の空隙部の通気・通水特性を測定することにより求められる。即ち、試料の空隙部の単位面積あたりを、所定の圧力下で通過する空気または水の流量を測定し、その流量(dm3/分)と圧力(kPa)とをプロットすると、空隙が均一に分散している場合は、ほぼ比例関係のある直線あるいは直線に近い近似曲線が得られる。
以上の結果を表1に示す。
Figure 2005108523
表1から明らかなように、実施例1、2は、比較例1、2に比べて、サイクル特性が高く、厚み変化率が低かった。これは、実施例1、2では、活物質薄膜の体積膨張による応力を薄膜電極の空隙が緩和し、電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なくなったためと考えられる。
<柔軟性の測定>
薄膜電極の柔軟性について、以下のように国際標準規格であるASTM B489に準拠した試験を行い評価した。
厚み10μmの電解銅箔に代えて、厚み1mmの銅箔を用いた以外は、実施例1、実施例2、比較例1、および比較例2と同様にして、幅10mmで種々の厚みT(mm)の薄膜電極サンプルを作製した。ここで、厚みTは、銅箔と薄膜との全体の厚みである。この各サンプルを種々の直径のマンドレルを用いて曲げ、各サンプルの薄膜にクラックが発生しなかったマンドレルの最小直径D(mm)から、薄膜伸び率E(%)を下記式6から算出した。
(数6)
薄膜伸び率E(%)=〔T/(D+T)〕×100 (式6)
また、上記薄膜伸び率Eを測定したサンプルの薄膜の空隙率を前述と同様にして測定した。その結果を表2に示す。
Figure 2005108523
表2から明らかなように、実施例1、2に準拠したサンプルは、比較例1、2に準拠したサンプルに比べて、薄膜伸び率が大きいことが分かる。これは、実施例1、2に準拠したサンプルは、薄膜が多孔質となっているため、柔軟性が高くなっているためと考えられる。
本発明の薄膜電極は、活物質薄膜の体積変化による影響を最小限に抑えて、電極の膨張、集電体の皺寄れ、および活物質薄膜内部のクラックの発生が少なく、かつ、柔軟性の高い薄膜電極とその製造方法、およびその薄膜電極を用いた電池容量、サイクル特性およびレート特性の高いリチウム二次電池の作製が可能となり、このリチウム二次電池を電源とする各種の携帯電子端末機器などの小型軽量化に貢献できる。
本発明の薄膜電極の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 薄膜電極
2 集電体
3 薄膜
4 空孔

Claims (7)

  1. リチウムと合金化しない金属から形成された集電体と、前記集電体の表面に形成され、リチウムと合金化する元素を含む薄膜とを備えた薄膜電極であって、
    前記薄膜の空隙率が、1%以上40%未満であることを特徴とする薄膜電極。
  2. 前記集電体の厚みが、5μm以上30μm以下である請求項1に記載の薄膜電極。
  3. 前記薄膜の厚みが、1μm以上10μm以下である請求項1または2に記載の薄膜電極。
  4. 前記リチウムと合金化する元素が、ケイ素および錫から選ばれる少なくとも一つの元素である請求項1〜3のいずれかに記載の薄膜電極。
  5. 前記薄膜の主成分が、Cu6Sn5およびSiBから選ばれるいずれか一つである請求項1〜4のいずれかに記載の薄膜電極。
  6. リチウムと合金化しない金属からなる集電体の表面に、リチウムと合金化する元素と空隙形成材とを含む薄膜を、電解めっき法により形成する工程と、
    前記薄膜中の前記空隙形成材を除去することにより、前記薄膜の空隙率を1%以上40%未満にする工程と、
    を含むことを特徴とする薄膜電極の製造方法。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の薄膜電極を負極として用いたことを特徴とするリチウム二次電池。
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