JP2005108283A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 球面収差を補正するエクスパンダレンズを少ない消費電力で且つ高速に精度高く位置調整が可能な光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 エクスパンダレンズの一方のレンズ15bを保持するレンズホルダ21の片側を複数の板バネ22,22により支持するレンズ支持手段と、電磁力によりレンズホルダ21に駆動力を及ぼすレンズ駆動手段(23,24)と、レンズホルダ21の片側の面において板バネ22,22がそれぞれ接続される複数の接続部位の中間の位置に弾性部材26を介してプランジャ25aが当接/離間可能にされたソレノイド25とを備えている。
【選択図】 図3

Description

この発明は、光ディスクに情報の記録や再生を行う光ピックアップ装置に関し、例えば複数層の記録面を有する光ディスクに対応した光ピックアップ装置に利用して有用な技術に関する。
例えば2層の記録面を有する光ディスクに情報の記録再生を行う場合、レーザ光が光ディスクの透明層を通過して記録面に到達するまでの距離は第1層の記録面にアクセスする場合と第2層の記録面にアクセスする場合とで異なる。
また、透明層にレーザ光が入射して記録面に集光される際、透明層の通過によりレーザ光に球面収差が発生するが、透明層を通過する距離が異なることから第1層記録面にアクセスする場合と第2層記録面にアクセスする場合とで球面収差の大きさも異なってくる。特に、書き込み可能なDVD(デジタル多用途ディスク)や青紫色レーザ用の光ディスクなどを対象と装置では、レーザ光を記録面に集光させる対物レンズとして開口数が大きなレンズを用いなければならず、開口数が大きいことから球面収差の発生量も大きくなるので、第1層の記録面と第2層の記録面における球面収差の違いは無視できないものとなる。
そこで、以前より、上記のような光ディスクを対象とした光ピックアップ装置では、レーザダイオードから対物レンズまでの光路上に、2個のレンズを有するエクスパンダレンズを設け、これらのレンズ間隔を動的に変化させてビーム径を変化させることで球面収差の補正を行うようにしていた。
かかる光ピックアップ装置において、エクスパンダレンズのレンズ間隔を変化させる従来の構成としては、例えばレンズホルダを軸摺動可能な状態に支持した上、このレンズホルダにネジ穴を設けてスクリューシャフトと螺合させ、このスクリューシャフトをモータで回転させることで、レンズホルダを平行移動させてレンズ間隔を変化させる構成があった。
また、特許文献1〜3に開示されるように、エクスパンダレンズの一方のレンズまたは両方のレンズを板バネ等により可動状態に支持し、コイルと磁石を用いてレンズホルダに電磁力を作用させることでレンズ間隔を変化させる構成も提案されている。
特開2003−30890号公報 特開2003−45067号公報 特開2003−115127号公報
しかしながら、上記従来のスクリューシャフトによる駆動構成では、スクリューシャフトとネジ穴との間にあるクリアランスによりスクリューシャフトを一定の回転位置で停止させても、レンズホルダに所謂バックラッシュなどの位置ブレが伴うので、僅かな振動などでレンズ位置が動いてしまい正確な位置調整が難しい。また、この構成ではモータを必要とするため小型化が難しく、さらにスクリューシャフトにより駆動力を発生させるため高速にレンズホルダの位置を変化させるのが難しいという課題を有する。
また、特許文献1〜3に開示の駆動構成は、レンズホルダに駆動力を及ぼすコイルに電流を流しつづけないとレンズの調整位置を保てないという課題を有する。
この発明の目的は、エクスパンダレンズの位置調整を高速に且つ高い精度で行うことが出来るとともに、この位置調整機構の消費電力の低減を図ることのできる光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、光ディスクの記録面にレーザ光を照射してデータの記録又は再生を行う光ピックアップ装置において、光軸方向に変位することでレーザ光の球面収差を補正可能な第1レンズと、この第1レンズを保持するレンズホルダを弾性体を介して光軸方向に変位可能な状態に支持するレンズ支持手段と、電磁力により上記レンズホルダに駆動力を及ぼすレンズ駆動手段と、上記レンズホルダに当接/離間可能にされた当接体と、この当接体を駆動する当接体駆動手段とを備えたものである。
このような手段によれば、当接体がレンズホルダから離間した状態で、第1レンズを高速に且つ精度高く位置調整することが出来るとともに、当接体をレンズホルダに当接させることでレンズ駆動手段の作用がなくともレンズを調整した位置に保持することが出来る。一般に、球面収差の補正は、アクセスする記録面を複数層の中で切り替えるときだけに行い、同一の層の記録面にアクセスしている間は補正を行う必要がない。そのため、同一層の記録面にアクセスが続くときに当接体をレンズホルダに当接させてレンズ駆動手段の駆動を停止させることで、その間の消費電力の削減が図れる。
望ましくは、上記当接体は、上記当接体駆動手段に通電がなされてないときに、バネの作用力により上記レンズホルダに当接した状態にされ、上記当接体駆動手段に通電されたときに当該当接体駆動手段の駆動力により上記レンズホルダから離間されるように設けるとよい。
この構成により、同一層の記録面にアクセスが続くときに当接体駆動手段の駆動も停止することができ、その間の消費電力をさらに削減することが出来る。
具体的には、上記レンズ支持手段は複数の板バネを介して上記レンズホルダを支持するようにすると良い。板バネを第1レンズの調整方向に対して垂直になるような向きでレンズホルダに接続することで、第1レンズに必要な移動方向のみ弾性により移動可能とし、その他の方向への位置ぶれを少なくすることが出来る。
また具体的には、上記当接体および上記当接体駆動手段は、プランジャおよび該プランジャを上記レンズホルダに当接/離間させるソレノイドを適用することが出来る。その他、複数の板バネ等を介して当接体を保持し、コイルと永久磁石による電磁力を用いてレンズホルダに当接体を当接/離間させる構成を適用することも出来る。これらの構成により、コンパクトでコストの低い構成を実現できる。その他、小型モータで当接体を移動させる構成を用いることも出来る。
望ましくは、上記当接体と上記レンズホルダの当接部分に弾性部材を設けると良い。さらに望ましくは、上記当接体は、上記レンズホルダの上記片側の面において上記弾性体がそれぞれ接続される複数の接続部位の中間の位置に当接されるように配置すると良い。
このような手段によれば、上記弾性部材により当接体が当接/離間する際の衝撃を緩衝するとともに、上記の当接位置により小さな力でも少しの振動程度でずれたりしない安定した固定が可能となる。そして、固定するための力を小さくすることが出来るので、当接体がレンズホルダに当接する際に生じるレンズホルダの位置ブレを最少にすることが出来る。
本発明に従うと、球面収差を調整する第1レンズを高速に且つ精度高く位置調整することが出来るとともに、位置調整機構の省電力化を図ることができるという効果がある。
また、モータなどを用いないことで位置調整機構をコンパクトに且つ抵抗コストに構成することが出来るという効果がある。
また、第1レンズを位置調整した後、レンズホルダを固定する際に、レンズホルダの位置ブレを防ぐとともに、少しの振動程度では調整が狂うことのない安定した固定が可能となるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施の形態の光ピックアップ装置の光学系の全体構成図を示す。
この実施の形態の光ピックアップ装置1は、例えば、2層の記録面を有する青紫色レーザ用の光ディスクD0を対象として、その記録面に青紫レーザを照射して情報の記録と再生とを行うものである。
この光ピックアップ装置1の光学系は、例えば405nm波長のレーザ光を出射する半導体レーザ10と、この出射光を平行光にするコリメータレンズ11と、フォーカス補正やトラッキング補正を行うためにレーザ光を3ビームにする回折格子12と、出射光と反射光とを分離する偏光ビームスプリッタ13と、偏光ビームスプリッタ13と協働して光アイソレータとして機能する1/4波長板14と、ビーム径を変更してレーザ光の球面収差を補正するエクスパンダレンズ15と、立上げミラー16と、レーザ光を光ディスクD0の記録面に集光する対物レンズ17と、光ディスクD0で反射されビームスプリッタ13で分離された反射光を集光するコリメータレンズ7と、フォーカス補正のためにレーザ光に非点収差を与える円筒レンズ8と、反射光を検出する光センサ9とから構成される。
これらの光学系は、光ピックアップ装置1の図示しない機枠に組みつけられてユニット化されるが、対物レンズ17とエクスパンダレンズ15の凸レンズ15bについてはその位置を動的に変化させることが可能なアクチュエータ17K,15Kを介して機枠に固定される。
上記の対物レンズ17は、開口数が例えばNA=0.85〜1.00などと大きく、光ディスクの記録面を覆う透明層をレーザ光が通過する際に、データの記録再生を行うのに無視できない量の球面収差が生じる。
エクスパンダレンズ15は、2個1組のレンズ(例えば凹レンズ15aと凸レンズ15b)からなり、これらのレンズ間隔を変化させることで入射光と出射光のビーム径を変化させ、それによりレーザ光の球面収差を補正することが可能になっている。
この実施の形態では、エクスパンダレンズ15の2個のレンズ15a,15bのうち凸レンズ15bがアクチュエータ15Kにより光軸方向に変位可能にされている。なお、変位可能とするレンズを凹レンズ15aにしたり、或いは両方のレンズ15a,15bを変位可能としても良い。
図2には、エクスパンダレンズ15の凸レンズ15bのアクチュエータ15Kの平面図を、図3にはその正面図を示す。
エクスパンダレンズ15のアクチュエータ15Kは、図2と図3に示すように、レンズを保持するレンズホルダ21と、レンズホルダ21を支持する弾性体としての2個の板バネ22,22と、レンズホルダ21の一方の側面(板バネ22,22と張出枠20Aとの接続点がある側と逆の側面)に固着されたコイル23と、このコイル23に対向するように配置された永久磁石24と、図示略の機枠に固定されプランジャ25aを前後に駆動するソレノイド25と、レンズホルダ21の他方の側面(板バネ22,22と張出枠20Aとの接続点がある側の面)に固着された緩衝用の弾性部材26等から構成される。
レンズホルダ21は、一端側が接続された2つの平行な板バネ22,22の他端側が機枠20の張出枠20A(レンズ支持手段)に固着されることで、この板バネ22の法線方向に平行移動可能な状態に支持されている。
図4には、レンズホルダの側面に設けられたコイル23と永久磁石24の配置関係の説明図を示す。
レンズホルダ21の側面に設けられたコイル23は、図4に示すように、薄い角型のフレームにその四辺に沿った方向に配線を巻いてなる薄型・角型のコイルである。一方、永久磁石24はコイル23と対向する面が縦方向の分極線を境に中央でN極とS極とに分割されるように磁化されたものである。これら角型コイル23と永久磁石24とは、レンズホルダ21がフリーな状態で、且つコイル23に通電がなされていないときに、角型コイル23と永久磁石24との中央線が互いに対向して重なる位置に配置される。このような構成により、角型コイル23に所定方向の通電がなされることでレンズホルダはX方向に、逆方向の通電がなされることで反対方向に駆動するようになっている。
ソレノイド25(図2,図3)は、無通電時にはバネ25bによりプランジャ25aが前方に押された状態にされる一方、通電時にはプランジャ25aが後方に引っ張られるように駆動されるものである。そして、無通電時においてプランジャ25aの先端がレンズホルダ21の弾性部材26を僅かに押した状態にされるように不図示の機枠に固定されている。なお、レンズホルダ21を支持している張出枠20Aはプランジャ25aが通過する部分に貫通孔が開いていてプランジャ25aと干渉しないようになっている。
レンズホルダ21に対するプランジャ25aの当接位置は、板バネ22,22が伸びる側の側面の中央近傍である。この位置はレンズホルダ21と板バネ22,22との2つの接続箇所の中間位置でもあり、この当接位置によりプランジャ25aが当接した際に安定した固定が可能となる。レンズホルダ21の側面に固着された弾性部材は、例えば、ゴムや各種の樹脂を適用することが出来る。
上述のエクスパンダレンズ15のアクチュエータ15Kは、プランジャ25aがレンズホルダ21から離間し、且つ、角型コイル23に通電がなされていないとき(以下、基準状態とする)に、その凸レンズ15bの位置が、光ディスクの第1層の記録面に対応する位置と、第2層の記録面に対応する位置との中間にくるように配置される。
そして、この状態で角型コイル23に通電を行い、レンズホルダ21を基準状態の位置からX方向に例えば+4.5μm移動させた後に、ソレノイド25の通電を停止してレンズホルダ21をプランジャ25aで固定することで、エクスパンダレンズ15a,15bを第1層の記録面に対応した間隔に設定することが出来る。
また、第1層の記録面から第2層の記録面へのアクセスに切り換わる際には、同様に、ソレノイド25に通電が行われてレンズホルダ21の固定が解除された状態で、角型コイル23に通電が行われてレンズホルダ21を基準状態の位置から−X方向に例えば4μm移動させ、その後、ソレノイド25の通電を停止してレンズホルダ21をプランジャ25aにより固定することで、エクスパンダレンズ15a,15bを第2層の記録面に対応した間隔に設定することが出来る。なお、レンズホルダ21をプランジャ25aで固定した後は、角型コイル23の通電は停止させる。
以上のように、この実施の形態の光ピックアップ装置1によれば、球面収差を調整するエクスパンダレンズ15の凸レンズ15bを高速に且つ精度高く位置調整することが出来るとともに、位置調整後に同一層の記録面にアクセスしている間は凸レンズ15bのアクチュエータ15Kを無通電状態にできるので、光ピックアップ装置1のトータルの電力の削減を図ることが出来る。
また、光ピックアップ装置1のエクスパンダレンズ15の位置調整機構(アクチュエータ15K)にモータ等の大きな部品が不要であることから、構成のコンパクト化と低コスト化を図ることが出来る。
また、レンズホルダ21の上記支持構造とレンズホルダ21に対する上記プランジャ25aの当接位置とにより、小さな力で安定した固定が可能であるとともに、小さな力でよいことからレンズホルダ21の固定時にその位置ブレを最少にすることが出来る。
[その他の実施の形態]
次に、レンズホルダ21の支持構造およびレンズホルダ21の固定と固定解除を行う機構のその他の実施の形態を示す。
図5には、エクスパンダレンズ15(凸レンズ15b)のアクチュエータを示す平面図を、図6には板バネ32A,32Bとその駆動手段の左側面図を示す。
この実施の形態に係るエクスパンダレンズ15のアクチュエータ15Lは、レンズを保持するレンズホルダ21と、レンズホルダ21を支持する4個の板バネ22B,22B…と、レンズホルダ21の支持される面の反対の側面に固着されたコイル23と、このコイル23に対向するように配置された永久磁石24と、張出枠20Bと可動フレーム31との間に互いに平行な状態に接続された2つの板バネ32A,32Bと、この板バネ32A,32Bや可動フレーム31を左右に駆動するためのコイル33と張出枠20Cに固着された永久磁石34およびヨーク35等から構成される。
この実施の形態においてレンズホルダ21は、機枠20の張出枠20Bに一端側が固着された板バネ22B,22B…の他端側にそれぞれ接続されることで、これら板バネ22B,22B…の法線方向に平行移動が可能な状態に支持されている。4つの板バネ22Bは、図6に示すように、レンズホルダ21の一方の側面において上下左右の4箇所に互いに平行な状態に接続されている。そのうちの左側の上下2つの板バネ22B,22Bは同一平面上に重なるように配置され、また、右側の上下2つの板バネ22B,22Bも同一平面上に重なるように配置されている。
レンズホルダ21を駆動する角型コイル23と磁石24ならびに弾性部材26は、図2のものと同様である。
この実施の形態のエクスパンダレンズ15のアクチュエータ15Lにおいて、レンズホルダ21の位置を固定する当接体としては、板バネ32Aに形成された突起Pを適用している。この板バネ32Aおよびそれと平行に接続された板バネ32Bとは、レンズホルダ21を支持する4つの板バネ22B,22B…と干渉しないように、上側の板バネ22B,22Bと下側の板バネ22B,22Bの間の高さに配置されている。また、突起Pは、板バネ22B,22B…とレンズホルダ21の4つの接続部位の中間の位置に配置されるように形成されている。また、板バネ32A,32Bは、コイル33に通電がされず可動フレーム31に駆動力が作用していない状態で、板バネ32Aの突起Pがレンズホルダ21の弾性部材26に小さな力で当接した状態になるよう配置されている。
板バネ32Aを駆動するためのコイル33は、導線を筒状に巻回してなるもので、上記の板バネ32Aが接続された可動フレーム31に取り付けられている。このコイル33の中にはヨーク35が配設され、磁石34とヨーク35との間に発生された磁束がコイル33の側部を貫くようになっている。このような構成により、コイル33に所定方向の電流が流れることで可動フレーム31や板バネ32A,32Bをレンズホルダ21から遠ざける方向に駆動することが可能になっている。
上記のような構成によれば、図2のアクチュエータ15Kの場合と同様に、コイル33に通電を行って板バネ32Aの突起Pをレンズホルダ21から離間させた状態で、レンズホルダ21の位置調整が可能となり、位置調整が済んだ後にコイル33の通電を停止することで、板バネ32Aの突起Pがレンズホルダ21の弾性部材26に当接してレンズホルダ21の位置が固定されるようになっている。
以上のように、この実施の形態の光ピックアップ装置によれば、図2の実施の形態と同様に、エクスパンダレンズ15の調整を高速に且つ精度高く行え、且つ、位置調整後の通常動作時における省電力化を測ることができる。また、モータ等の大きな部品を用いないので、構成のコンパクト化と低コスト化を図ることが出来る。
また、上記の板バネ22B,22B…によるレンズホルダ21の支持構造と、板バネ32Aの突起Pの当接位置とにより、小さな力で安定した固定が可能であるとともに、小さな力でよいことからレンズホルダ21の固定時にその位置ブレを最少にすることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、この実施の形態では、2層の記録面を有する光ディスクD0に対応する光ピックアップ装置を例示したが、4層の記録面に対応した光ピックアップ装置に対しても同様の構成を適用できる。また、光ディスクも青紫レーザ用のディスクに制限されるものではない。
また、レンズホルダ21を電磁力で駆動する構成も、図2や図5で示したものに限られず、例えば、図5の可動フレーム31を駆動する筒状コイル33と磁石34とヨーク35と同様の構成を適用することも出来る。また、レンズホルダの位置を固定する当接体の駆動手段(アクチュエータ)としては、図2や図5のソレノイドを用いるほか、ボイスコイルモータなどのモータを利用することも可能である。
本発明の実施の形態の光ピックアップ装置の光学系の全体構成を示す図である。 図1のエクスパンダレンズのアクチュエータを示す平面図である。 同、アクチュエータの正面図である。 図2のレンズホルダの側面に設けられたコイルと永久磁石の配置関係を説明する図である。 エクスパンダレンズのアクチュエータのその他の実施の形態を示す平面図である。 図5のアクチュエータのうち突起Pを有した板バネ32Aやその駆動手段を示す左側面図である。
符号の説明
1 光ピックアップ装置
15 エクスパンダレンズ
15b 凸レンズ
15K,15L アクチュエータ
20 機枠
20A〜20C 張出枠
21 レンズホルダ
22,22B 板バネ
23 角型コイル(レンズ駆動手段)
24 磁石(レンズ駆動手段)
25 ソレノイド(当接体駆動手段)
25a プランジャ(当接体)
26 弾性部材
31 可動フレーム
32A,32B 板バネ
P 突起(当接体)
33 筒状コイル
34 磁石
35 ヨーク
D0 光ディスク

Claims (7)

  1. 光ディスクの記録面にレーザ光を照射してデータの記録又は再生を行う光ピックアップ装置において、
    光軸方向に変位することでレーザ光の球面収差を補正可能な第1レンズと、
    この第1レンズを保持するレンズホルダの片側を複数の板バネにより当該レンズホルダが光軸方向に変位可能なように支持するレンズ支持手段と、
    電磁力により上記レンズホルダに駆動力を及ぼすレンズ駆動手段と、
    上記レンズホルダの上記片側の面において上記板バネがそれぞれ接続される複数の接続部位の中間の位置に弾性部材を介してプランジャが当接/離間可能にされたアクチュエータとを備え、
    上記アクチュエータに通電がなされていないときに上記プランジャがバネの作用力により上記レンズホルダに当接した状態にされ、上記アクチュエータに通電されたときに上記プランジャが上記レンズホルダから離間した状態にされることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 光ディスクの記録面にレーザ光を照射してデータの記録又は再生を行う光ピックアップ装置において、
    光軸方向に変位することでレーザ光の球面収差を補正可能な第1レンズと、
    この第1レンズを保持するレンズホルダを弾性体を介して光軸方向に変位可能な状態に支持するレンズ支持手段と、
    電磁力により上記レンズホルダに駆動力を及ぼすレンズ駆動手段と、
    上記レンズホルダに当接/離間可能にされた当接体と、
    この当接体を駆動する当接体駆動手段とを備えていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 上記当接体は、上記当接体駆動手段に通電がなされてないときに、バネの作用力により上記レンズホルダに当接した状態にされ、上記当接体駆動手段に通電されたときに当該当接体駆動手段の駆動力により上記レンズホルダから離間されるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の光ピックアップ装置。
  4. 上記レンズ支持手段は複数の板バネを介して上記レンズホルダを支持するように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の光ピックアップ装置。
  5. 上記当接体および上記当接体駆動手段は、プランジャおよび該プランジャを上記レンズホルダに当接/離間させるソレノイドからなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の光ピックアップ装置。
  6. 上記当接体と上記レンズホルダの当接部分に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の光ピックアップ装置。
  7. 上記レンズ支持手段はレンズホルダの片側を複数の弾性体を介して支持するように構成され、上記当接体は上記レンズホルダの上記片側の面において上記弾性体がそれぞれ接続される複数の接続部位の中間の位置に当接されるように配置されていることを特徴とする請求項2〜6の何れかに記載の光ピックアップ装置。
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