JP3662299B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動検針システム、あるいは警報機連動システム等のマイコンメータを用いた通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
昨今、ガスマイコンメータ等の指針値を公衆回線を介してセンタに送る自動検針システムや、ガス供給における安全を確保するために警報機がガス漏れを検知すると、マイコンメータがガスの供給を遮断する警報機連動システムなどの普及がなされつつある。
【0003】
図6は自動検針システムにおけるTーNCU(網制御装置)101とマイコンメータ103を示す図である。図6に示すように、TーNCU101はインターフェース回路107を有し、インターフェース回路107はフォトカプラ109、フォトカプラ111、コンデンサ113を有する。フォトカプラ109はフォトダイオード115、フォトトランジスタ117を有し、フォトカプラ111はフォトダイオード119、フォトトランジスタ121を有する。TーNCU101は公衆回線を介してセンタ(図示せず)に接続される。フォトダイオード115にはセンタ側からの信号に応じてフォトダイオード115に電流を印加する回路(図示せず)が接続される。又、フォトトランジスタ121にはフォトトランジスタ121のオンオフをセンタ側に伝える回路(図示せず)が接続される。
【0004】
マイコンメータ103は次のように構成される。端子139は電源電圧Vccに接続され、端子139に抵抗131、抵抗133が接続される。端子127に接続されたスイッチ135は端子141、端子143を切換え、端子129に接続されたスイッチ137は端子145、端子147を切換える。端子141は抵抗131に接続され、端子143はアースされる。同様に端子145は抵抗133に接続され、端子147はアースされる。
【0005】
TーNCU101とマイコンメータ103はツイストペア線105によって接続される。即ち、端子123と端子127とが、および端子125と端子129とがツイストペア線105によって接続される。
【0006】
次にTーNCU101とマイコンメータ103における電文のやりとりの動作を説明する。マイコンメータ103がセンタから下り電文Dを受け取る場合、スイッチ135、スイッチ137は実線で示すようにそれぞれ端子141、端子147に常時接続される。センタからの下り電文Dに応じてフォトトランジスタ117がオンオフする。フォトトランジスタ117がオンの状態では、電源電圧Vccに接続された端子139から端子141、端子127、端子123、フォトトランジスタ117、端子125、端子129、端子147に電流が流れるが、フォトトランジスタ117がオフの状態では電流が流れない。従ってフォトトランジスタ117のオンオフに応じて端子141の電圧値が変化し、この電圧を測定することにより、マイコンメータ103は下り電文Dを受け取ることができる

【0007】
マイコンメータ103からセンタに上り電文Eを送る場合、スイッチ135は端子143に接続される。スイッチ137は、マイコンメータ103からの上り電文Eの「1」又は「0」に応じて端子145と端子147との接続を切換える。スイッチ137が端子147と接続された時にはフォトカプラ111のフォトダイオード119には電流が流れないが、スイッチ137が端子145と接続された時にはフォトカプラ111のフォトダイオード119に電流が流れる。フォトダイオード119に電流が流れる時にはフォトトランジスタ121はオンとなり、フォトダイオード119に電流が流れない時にはフォトトランジスタ121はオフとなる。このようなフォトカプラ111のオンオフによって、センタに上り電文Eを送ることができる。
【0008】
図7は警報機連動システムにおける連動装置149とマイコンメータ103を示す図である。図7に示すように、連動装置149はインターフェース回路153を有し、インターフェース回路153にはフォトカプラ155、コンデンサ157が設けられる。フォトカプラ155はフォトダイオード159、フォトトランジスタ161を有する。連動装置149はガス警報器(図示せず)に接続され、フォトダイオード159にはガス警報器からの信号に応じてフォトダイオード159に電流を印加する回路(図示せず)が接続される。マイコンメータ103の構成は図6と同様である。
【0009】
連動装置149とマイコンメータ103はツイストペア線151によって接続される。即ち、端子163と端子127とが、および端子165と端子129とがツイストペア線151によって接続される。
【0010】
連動装置149からマイコンメータ103に遮断電文Fを送るときの動作を説明する。スイッチ135、スイッチ137は実線に示すようにそれぞれ端子141、端子147に常時接続される。ガス警報機からの遮断電文Fに応じてフォトトランジスタ161がオンオフする。フォトトランジスタ161がオンの状態では、電源電圧Vccに接続された端子139から端子141、端子127、端子163、フォトトランジスタ161、端子165、端子129、端子147に電流が流れるが、フォトトランジスタ161がオフの状態では電流が流れない。従ってフォトトランジスタ161のオンオフに応じて端子141の電圧値が変化し、この電圧を測定することにより、マイコンメータ103は遮断電文Fを受け取ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような通信システムではTーNCU101とマイコンメータ103の間及び、マイコンメータ103と連動装置149との間の断線が検出できないため、断線が発生した場合、次の通信事象発生タイミングまで断線状態が放置される恐れがある。また、図6の場合、断線発生時に通信を試みても通信不能であることしか結果が得られず、メンテナンスに有効な情報を早期に入手することが困難な場合がある。また図7の場合、断線発生時に連動遮断を試みても断線のため遮断が成功せず危険な状況が発生することが危惧される。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、TーNCU101とマイコンメータ103及びマイコンメータ103と連動装置149との間の断線を検出することができる通信システムを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために第1の発明は、公衆回線に接続された網制御装置にマイコンメータを接続して公衆回線とマイコンメータとの間で通信を行う通信システムにおいて、前記マイコンメータと前記網制御回路との電文送受信を切り替えるスイッチと、前記マイコンメータと前記網制御装置との間の通信線路に挿入する導通検知手段と、前記導通検知手段の導通を判定する判定手段とを具備し、前記スイッチを、前記マイコンメータ又は前記網制御装置から電文送信を行うモードに切り替えて、前記導通検知手段を含む前記通信線路に形成したループに電流を印加し、前記判定手段は前記導通検知手段の導通の有無を判定して、前記マイコンメータと前記網制御装置との間の断線の有無を判定することを特徴とする通信システムである。
【0014】
また、第2の発明は、ガス漏れを検知する警報機に接続された連動装置にマイコンメータを接続し、ガス漏れ時には前記警報機から前記マイコンメータに警報信号を送る通信システムにおいて、前記マイコンメータと前記連動装置との電文送受信を切り替えるスイッチと、前記マイコンメータと前記連動装置との間の通信線路に挿入する導通検知手段と、前記導通検知手段の導通を判定する判定手段とを具備し、前記スイッチを、前記連動装置又は前記マイコンメータから電文送信を行うモードに切り替えて、前記導通検知手段を含む前記通信線路に形成したループに電流を印加し、前記判定手段は前記導通検知手段の導通の有無を判定して、前記マイコンメータと前記連動装置との間の断線の有無を判定することを特徴とする通信システムである。
【0015】
【作用】
第1の発明では、マイコンメータと網制御装置との間にループの形成と、このループに電流が流れるか否かを検知して網制御装置とマイコンメータとの間の断線の有無を判定する。
【0016】
また、第2の発明では、マイコンメータと連動装置との間にループの形成と、このループに電流が流れるか否かを検知してマイコンメータと連動装置との間の断線の有無を判定する。
【0017】
【実施例】
以下、図面に基づいて本発明の1実施例を詳細に説明する。図1は本発明の1実施例に係るマイコンメータ9を用いた通信システムの概略図である。図1に示すように、センタ1は公衆回線3を介してTーNCU(網制御装置)5に接続され、TーNCU5はツイストペア線7を介してマイコンメータ9に接続される。マイコンメータ9はツイストペア線15を介して連動装置13に接続され、連動装置13はガス警報機11に接続される。
【0018】
マイコンメータ9は自動検針等を行う場合、測定されたガス流量や圧力等のデータをツイストペア線7、TーNCU5、公衆回線3を介してセンタ1に送る。ガス警報機11はガス漏れを検知すると、連動装置13にマイコンメータ9の遮断弁(図示せず)を遮断する信号を送る。ガス警報機11から遮断信号を送られた連動装置13は、ツイストペア線15を介してマイコンメータ9に遮断信号を送り、マイコンメータ9の遮断弁が遮断される。
【0019】
即ち、本実施例におけるマイコンメータ9を用いた通信システムには、ツイストペア線7を介して自動検針等のためにセンタ1と通信を行うシステムと、ツイストペア線15を介して安全対策のために警報機11から信号を受ける警報機連動システムとが含まれる。
【0020】
第1の実施例として、自動検針の通信システムにおけるTーNCU5とマイコンメータ9について説明する。図2はTーNCU5とマイコンメータ9を示す図である。図2に示すように、TーNCU5はインターフェース回路17を有し、インターフェース回路17はフォトカプラ19、フォトカプラ21、コンデンサ23を有する。フォトカプラ19はフォトダイオード25、フォトトランジスタ27を有し、フォトカプラ21はフォトダイオード29、フォトトランジスタ31を有する。TーNCU5は公衆回線3を介してセンタ1に接続される。フォトダイオード25にはセンタ1からの信号に応じてフォトダイオード25に電流を印加する回路(図示せず)が接続される。又、フォトトランジスタ31にはフォトトランジスタ31のオンオフをセンタ1に伝える回路(図示せず)が接続される。
【0021】
マイコンメータ9は次のように構成される。端子57は電源電圧Vccに接続され、端子57に抵抗45、47が接続される。端子37に接続されたスイッチ53は端子59、端子61を切換え、端子39に接続されたスイッチ55は端子63、端子65を切換える。端子59は抵抗45に接続され、端子61はアースされる。抵抗47と端子63との間にフォトカプラ41が設けられる。フォトカプラ41はフォトダイオード49とフォトトランジスタ51からなり、フォトトランジスタ51には検知回路43が接続される。検知回路43はフォトトランジスタ51の導通を検知するものである。端子63はフォトダイオード49に接続され、端子65はアースされる。
【0022】
TーNCU5とマイコンメータ9はツイストペア線7によって接続される。即ち、端子33と端子37とが、および端子35と端子39とがツイストペア線7によって接続される。
【0023】
まず、TーNCU5とマイコンメータ9における電文のやりとりの動作を説明する。マイコンメータ9がセンタ1から下り電文Aを受けとる場合、スイッチ53、スイッチ55は実線に示すようにそれぞれ端子59、端子65に常時接続される。センタ1からの下り電文Aに応じて、フォトトランジスタ27がオンオフする。フォトトランジスタ27がオンの状態では、電源電圧Vccに接続された端子57から端子59、端子37、端子33、フォトトランジスタ27、端子35、端子39、端子65に電流が流れるが、フォトトランジスタ27がオフの状態では電流が流れない。従ってフォトトランジスタ27のオンオフに応じて端子59の電圧値が変化し、この電圧を測定することにより、マイコンメータ9は下り電文Aを受け取ることができる。
【0024】
マイコンメータ9からセンタ1に上り電文Bを送る場合、スイッチ53は端子61に接続される。スイッチ55は、マイコンメータ9からの上り電文Bの「1」又は「0」に応じて端子63と端子65との接続を切換える。スイッチ55が端子65と接続された時にはフォトカプラ21のフォトダイオード29には電流が流れないが、スイッチ55が端子63と接続された時にはフォトカプラ21のフォトダイオード29に電流が流れる。フォトダイオード29に電流が流れる時にはフォトトランジスタ31はオンとなり、フォトダイオード29に電流が流れない時にはフォトトランジスタ31はオフとなる。このようなフォトカプラ21のオンオフによって、センタ1に上り電文Bを送ることができる。
【0025】
次に、TーNCU5とマイコンメータ9の間の断線の有無を検査する場合の動作を説明する。図3はTーNCU5とマイコンメータ9との間の断線検査の手順を示すフローチャートである。通常時スイッチ53、スイッチ55は実線の位置にあるので、フォトカプラ41のフォトダイオード49に電流が流れない。断線を検出する場合、マイコンメータ9はスイッチ53、スイッチ55をそれぞれ端子61、端子63に接続するように切換える(ステップ301)。この場合、端子57、フォトダイオード49、端子63、スイッチ55、端子39、端子35、フォトダイオード29、端子33、端子37、スイッチ53、端子61でループが形成され、端子57は電源電圧Vccに接続されているので、このループに電流(断線検査信号)が流される(ステップ302)。ツイストペア線7に断線がない場合、このループに断線検査信号が流れ、フォトダイオード49が点灯し、フォトトランジスタ51が導通して検知回路43でフォトトランジスタ51の導通を検知して、断線がないものとみなす。ツイストペア線7に断線が生じている場合には、このループに断線検査信号が流れないので、フォトダイオード49は点灯せずフォトトランジスタ51も導通しない。
【0026】
このようにして検知回路43によってフォトトランジスタ51の導通を検知し(ステップ303)、フォトトランジスタ51が導通した場合、ツイストペア線7は断線していないと判定する(ステップ304)。フォトダイオード49に電流が流れず、検知回路43がフォトトランジスタ51の導通を検知しない場合(ステップ303)、断線ありと判定する(ステップ305)。そして、スイッチ53、スイッチ55をそれぞれ端子59、端子65に切換える(ステップ306)。
【0027】
ここで断線検査信号とは、20ms程度のマーク信号であり、通信電文の150ms〜250ms程度のマーク信号と区別できる。更に、20ms程度の短い継続時間の信号であるので、断線検査信号送出による消費電力を抑えることができる。断線検査信号を送る頻度は、消費電力低減と断線の迅速な検出を考慮して決定される。例えば1日1回断線検査をした場合、断線検査信号送出時の消費電力を20mAとして10年間の消費電流容量は、20(mA)×20(msec)×365(日)×10(年)=0.4mAhとなり、断線検査に伴う消費電力は少ない。
【0028】
このように本実施例によれば、TーNCU5とマイコンメータ9との間の断線が検出できるため、緊急の通報発生時に断線のため通信ができない事象が起こることを防ぐことができる。また、多くの付加回路を増加することなく、消費電力も余り増やさずに、断線を検知することができる。尚、本実施例では、断線検出用のフォトカプラ41、検知回路43をマイコンメータ9に設けたが、フォトカプラ41と検知回路43をTーNCU5側に設けるようにしてもよい。
【0029】
また、断線検出用フォトカプラ、検知回路をRFアダプタ(自動検針用無線通信端末)に設けるようにしてもよい。RFアダプタは、TーNCU5に接続する親機とマイコンメータ9に接続する子機があり、TーNCU5とマイコンメータ9との間を無線で通信する際に用いる。
【0030】
第2の実施例として、警報機連動システムにおけるマイコンメータ9aと連動装置13について説明する。図4はマイコンメータ9aと連動装置13を示す図である。図4に示すように、連動装置13はインターフェース回路67を有し、インターフェース回路67にはフォトカプラ69、フォトカプラ71、コンデンサ75、検知回路73が設けられる。フォトカプラ69はフォトダイオード77、フォトトランジスタ79を有する。フォトカプラ71はフォトダイオード81、フォトトランジスタ83を有する。連動装置13はガス警報器11に接続され、フォトダイオード77にはガス警報器11からの信号に応じてフォトダイオード77に電流を印加する回路(図示せず)が接続される。フォトカプラ71のフォトダイオード81が点灯すると、フォトトランジスタ83が導通し、検知回路73はフォトトランジスタ83の導通を検知する。
【0031】
マイコンメータ9aと連動装置13はツイストペア線15によって接続される。即ち、端子85と端子37とが、および端子87と端子39とがツイストペア線15によって接続される。
【0032】
まず、連動装置13からマイコンメータ9aに遮断電文Cを送るときの動作を説明する。スイッチ53、スイッチ55は実線に示すようにそれぞれ端子59、端子65に常時接続される。ガス警報機11からの遮断電文Cに応じて、フォトトランジスタ79がオンオフする。フォトトランジスタ79がオンの状態では、電源電圧Vccに接続された端子57から端子59、端子37、端子85、フォトトランジスタ79、端子87、端子39、端子65に電流が流れるが、フォトトランジスタ79がオフの状態では電流が流れない。従ってフォトトランジスタ79のオンオフに応じて端子59の電圧値が変化し、この電圧を測定することにより、マイコンメータ9aは遮断電文Cを受け取ることができる。
【0033】
次に、マイコンメータ9aと連動装置13との間の断線の有無を検査する場合の動作を説明する。図5はマイコンメータ9aと連動装置13との間の断線検査の手順を示すフローチャートである。通常時スイッチ53、スイッチ55は実線の位置にあるので、端子57、端子59、スイッチ53、端子37、端子85、フォトトランジスタ79、フォトダイオード81、端子87、端子39、スイッチ55、端子65でループが形成される。断線を検出する場合、連動装置13から断線検査信号C2がフォトカプラ69に送られる(ステップ502)。ツイストペア線15に断線がない場合、このループに電流が流れ、フォトダイオード81が点灯し、フォトトランジスタ83が導通して検知回路73でフォトトランジスタ83の導通を検知して、断線がないものとみなす。ツイストペア線15に断線が生じている場合には、このループに電流が流れないので、フォトダイオード81は点灯せずフォトトランジスタ83も導通しない。
【0034】
このようにして検知回路73によってフォトトランジスタ83の導通を検知し(ステップ503)、フォトトランジスタ83が導通した場合、ツイストペア線15は断線していないと判定する(ステップ504)。フォトダイオード81に電流が流れず、検知回路73がフォトトランジスタ83の導通を検知しない場合(ステップ503)、断線ありと判定する(ステップ505)。そして、連動装置13は断線検査信号C2の出力を止める(ステップ506)。
【0035】
断線検査信号C2とは、110ms程度の信号であり、通信電文の150ms〜250ms程度のマーク信号と区別できる。更に、110ms程度の短い継続時間の信号であるので、断線検査信号送出による消費電力を抑えることができ、マイコンメータ9aからツイストペア線15に100ms程度の間欠動作で電流印加が行われる場合にも、この信号と区別できる。断線検査信号を送る頻度は、消費電力低減と断線の迅速な検出を考慮して決定される。例えば1日1回断線検査をした場合、断線検査信号送出時の消費電力を20mAとして10年間の消費電流容量は、20(mA)×110(msec)×365(日)×10(年)=2.3mAhとなり、断線検査に伴う消費電力は少ない。通常時、マイコンメータ9a側の消費電流は2.3mAhと同程度である。尚、断線検査信号を送る頻度は、消費電力低減と断線の迅速な検出を考慮して決定される。
【0036】
このように本実施例によれば、マイコンメータ9aと連動装置13との間の断線が検出できるため、緊急の通報発生時に断線のため連動遮断ができない事象が起こることを防ぐことができる。また、多くの付加回路を増加することなく、消費電力も余り増やさずに、断線を検知することができる。更に、検知した断線状況情報を活用する新たなアラーム機能等の付加が可能となる。
【0037】
以上のように本実施例の通信システムによれば、TーNCU5とマイコンメータ9を接続するライン、あるいはマイコンメータ9aと連動装置13を接続するラインの断線を検出できるため、断線が起こった場合に速やかにメンテナンスを行うことができる。このため、断線状態の放置を回避できるので、緊急の通報発生時に通信ができない、あるいは連動遮断ができない等の事象発生を防ぐことができる。また、従来の技術に若干の回路を付加することによって、消費電力を余り増やさずに断線を検知する機能を提供することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明による通信システムは、TーNCUとマイコンメータ及びマイコンメータと連動装置との間の断線を検出することができる

【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るマイコンメータ9を用いた通信システムの概略図
【図2】 TーNCU5とマイコンメータ9を示す図
【図3】 TーNCU5とマイコンメータ9との間の断線検査の手順を示すフローチャート
【図4】 マイコンメータ9aと連動装置13を示す図
【図5】 マイコンメータ9aと連動装置13との間の断線検査の手順を示すフローチャート
【図6】 TーNCU101とマイコンメータ103を示す図
【図7】 マイコンメータ103と連動装置149を示す図
【符号の説明】
1………センタ
3………公衆回線
5………TーNCU
7、15………ツイストペア線
9、9a………マイコンメータ
11………警報機
13………連動装置
17、67………インターフェース回路
19、21、41、69、71………フォトカプラ
23、75………コンデンサ
25、29、49、77、81………フォトダイオード
27、31、51、79、83………フォトトランジスタ
33、35、37、39、57、59、61、63、65、85、87………端子
43、73………検知回路
45、47………抵抗
53、55………スイッチ

Claims (4)

  1. 公衆回線に接続された網制御装置にマイコンメータを接続して公衆回線とマイコンメータとの間で通信を行う通信システムにおいて、
    前記マイコンメータと前記網制御回路との電文送受信を切り替えるスイッチと、
    前記マイコンメータと前記網制御装置との間の通信線路に挿入する導通検知手段と、
    前記導通検知手段の導通を判定する判定手段と、
    を具備し、
    前記スイッチを、前記マイコンメータ又は前記網制御装置から電文送信を行うモードに切り替えて、前記導通検知手段を含む前記通信線路に形成したループに電流を印加し、前記判定手段は前記導通検知手段の導通の有無を判定して、前記マイコンメータと前記網制御装置との間の断線の有無を判定することを特徴とする通信システム。
  2. 前記導通検知手段は、前記ループに設けられたフォトカップラであり、
    前記判定手段は、前記フォトカップラ内のフォトトランジスタの導通を判定することを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. ガス漏れを検知する警報機に接続された連動装置にマイコンメータを接続し、ガス漏れ時には前記警報機から前記マイコンメータに警報信号を送る通信システムにおいて、
    前記マイコンメータと前記連動装置との電文送受信を切り替えるスイッチと、
    前記マイコンメータと前記連動装置との間の通信線路に挿入する導通検知手段と、
    前記導通検知手段の導通を判定する判定手段と、
    を具備し、
    前記スイッチを、前記連動装置又は前記マイコンメータから電文送信を行うモードに切り替えて、前記導通検知手段を含む前記通信線路に形成したループに電流を印加し、前記判定手段は前記導通検知手段の導通の有無を判定して、前記マイコンメータと前記連動装置との間の断線の有無を判定することを特徴とする通信システム。
  4. 前記導通検知手段は、前記ループに設けられたフォトカップラであり、
    前記判定手段は、前記フォトカップラ内のフォトトランジスタの導通を判定することを特徴とする請求項3記載の通信システム。
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