JP4334739B2 - ガス遮断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス漏れを検出して警報を発する警報器を続して使用するガス遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のガス遮断装置に接続される警報器として、例えば特開平6−111161号公報に示されるような警報器があり、図3の構成になっていた。
【0003】
図3において、ガスメータ1とガス漏れ警報器2とは2本の信号線3を介して接続されている。ガス漏れ警報器2は、ガス漏れを検知するガス検知部4、全体をコントロールする警報器制御部5、ガス漏れ警報を発する警報部6、及び入出力部7とで構成されている。その入出力部7はガス漏れ検知時ONされるフォトカプラ8とガス漏れ検知時とは逆方向に電流を流す電流路を形成するようにフォトカプラ8のフォトトランジスタ8aに接続されたダイオード9とで構成されている。又、ガスメータ1はガスを計量する計量部10、全体をコントロールするガスメータ制御部11、遮断弁12、ガス漏れの有無及び接続の有無を判定する判定部13で構成されている。
【0004】
次に上記従来例の構成の動作を説明する。ガス漏れ警報器2がガス漏れを検知していない時は、フォトカプラ8はオフであるため、即ちフォトカプラ8のフォトトランジスタ8aはオフであるため、a方向の電流路が生じておらず、ガスメータ1の判定部13はガス漏れ無しと判定する。又判定部13は、ガス漏れ無しの時ダイオード9を介するb方向の電流路が生じているか否かも定期的に判定する。もしb方向の電流路が生じていない時は、ガス漏れ警報器2が接続されていないと判断して遮断弁12を閉じる。
【0005】
一方、ガス漏れ警報器2として前述のフォトトランジスタ8でガスメータ1と接続されるインターフェース回路を有さず、ガス漏れ検知時と非ガス漏れ検知時とで異なった電圧出力を行う警報器があり、図4に一例を示す。図4において、15はガス漏れ警報器で、室内の所定位置に設置される。14はガス遮断器で、ガスメータに組み込まれる。12はガス遮断弁で、ガスメータ内に設置される。このシステムはガス漏れ警報器2とガス遮断器14と組み合わせて、ガス漏れ時にガスを遮断するもので、ガス漏れが検知されてから一定時間経過後ガスメータに内蔵されたガス遮断弁12を閉じるものである。即ちガス遮断器14はガス漏れ警報器2に接続される2つの端子間に接続され、端子間の電圧は通常ガス漏れ警報器2がガス漏れを検出していない時第1の電圧レベル、例えば6V位であるが、ガス漏れ警報器2がガス漏れを検出すると端子間の電圧が所定の第2の電圧レベル、例えば12Vとなり、ガス遮断弁12を駆動可能な電圧レベルとなってガス遮断弁12を閉じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、ガスメータ1に接続されるガス漏れ警報器2がフォトカプラ8を介してガス漏れ信号の受け渡しをガスメータ1側に行う構成になっており、市場で間違ってガス漏れ時電圧出力を行うガス漏れ警報器2が接続される場合がある。このように間違って電圧出力タイプのガス漏れ警報器2が接続されると、ガス漏れ発生時本来フォトカプラ8がオン状態となって検出するが、電圧が印加されるだけでガス漏れを検出できず、かつ本来ガスメータ1で使用する以上の高い電圧が印加されるためガスメータ1側の制御部11、判定部13等周辺回路部で常時オン状態となる部分が発生し、ガスメータ1の電源である電池の消耗が著しくなり、本来安全監視を行うべき所定期間より短い期間で電池電圧が低下し安全監視を行えなくなるという課題を有していた。
【0007】
本発明は上記課題を解決するもので、ガス遮断装置に本来接続されるガス漏れ警報器以外の異なった、例えば電圧出力をガス漏れ信号として出力するガス漏れ警報器が接続された場合、これを検出することのできるガス遮断装置を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明は、ガス漏れ警報器が接続されているかを検出するための駆動信号を出力する警報信号間欠駆動手段に、警報器接続検知間欠駆動手段より駆動信号出力時警報器接続信号を入力する警報器接続入力手段で、ガス漏れ警報器接続を判定すると共に、駆動信号判定手段で警報信号間欠駆動手段と警報器接続検知間欠駆動手段の出力信号無判定時、警報器接続入力手段からの出力信号より警報器接続検知信号の確認を行い、即ち異種警報器接続の有無を警報器接続判定手段で判定し、警報器接続判定手段で異種警報器接続と判定すると媒体流路を遮断手段で遮断する構成にしている。
【0009】
このことにより、ガス遮断装置により異常使用検知時流路を遮断し再度ガス器具を使用可能な状態か或いはガス漏洩状態かを素早く判定でき、ガス漏洩状態ならば即遮断でき、ガス漏れのない配管状態か或いはガス器具が正常な設定状態に戻っているかを正確に判断でき、かつ使用状態を監視でき、漏洩状態であるのに漏れの判定に長時間要することなく生ガスの漏れを早期に防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態は上記目的を達成するため、ガス漏れ警報器の信号を検出するため駆動信号を出力する警報信号間欠駆動手段と、ガス漏れ警報器が接続されているかを検出するための駆動信号を出力する警報器接続検知間欠駆動手段と、前記警報信号間欠駆動手段と前記警報器接続検知間欠駆動手段の出力信号の確認を行う駆動信号判定手段と、前記警報信号間欠駆動手段により駆動信号出力時ガス漏れ警報器からの信号を入力する警報信号入力手段と、前記警報器接続検知間欠駆動手段より駆動信号出力時警報器接続信号を入力する警報器接続入力手段と、前記警報信号入力手段よりガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、前記警報器接続入力手段の出力信号より警報器接続を判定すると共に前記駆動信号判定手段より駆動出力信号無と判定した時異種警報器接続の有無を判定する警報器接続判定手段と、前記警報器接続判定手段で異種警報器接続と判定すると媒体流路を遮断する遮断手段とからなる。
【0011】
そしてガス漏れ警報器をガス遮断装置に接続された時、駆動信号判定手段より警報信号間欠駆動手段と警報器接続検知間欠駆動手段とから駆動信号が出力されていないと判定時警報器接続入力手段より出力される信号を警報器接続判定手段で異種警報器接続か否かを判定するので、一方警報器接続検知間欠駆動手段でガス漏れ警報器を駆動した時、警報器接続入力手段で警報器接続判定を行うが、電圧出力を行う異種警報器が接続された時も同様な警報器接続信号が出力されるが、駆動信号判定手段により警報信号間欠駆動手段と及び警報器接続検知間欠駆動手段を駆動停止している時に警報器接続入力手段より信号を入力すると本来非警報器接続信号レベルが入力されるのに対し警報器接続有信号が出力され、警報器接続判定手段で異種警報器と判定できガス流路を遮断し報知するのでガス需要家及びガス事業者にガス漏れ警報器接続異常を警告報知でき、常に警報器接続を含めガス漏れ等の異常監視を正確に行え信頼性や安全性が向上する。
【0012】
また本発明の第2の実施形態は上記目的を達成するため、ガス漏れ警報器の信号を検出するため駆動信号を出力する警報信号間欠駆動手段と、ガス漏れ警報器が接続されているかを検出するための駆動信号を出力する警報器接続検知間欠駆動手段と、前記警報信号間欠駆動手段と前記警報器接続検知間欠駆動手段の出力信号の確認を行う駆動信号判定手段と、前記警報信号間欠駆動手段により駆動信号出力時ガス漏れ警報器からの信号を入力する警報信号入力手段と、前記警報器接続検知間欠駆動手段より駆動信号出力時警報器接続信号を入力する警報器接続入力手段と、前記警報信号入力手段よりガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、前記警報器接続入力手段の出力信号より警報器接続を判定すると共に前記駆動信号判定手段より駆動信号が出力無と判定した時異種警報器接続の有無を判定する警報器接続判定手段と、前記警報器接続判定手段で判定した異種警報器接続の報知を行う警告通報手段とからなる。
【0013】
そしてガス漏れ警報器をガス遮断装置に接続された時、駆動信号判定手段より警報信号間欠駆動手段及び警報器接続検知間欠駆動手段から駆動出力信号無を検出時、警報器接続入力手段より出力される信号を警報器接続判定手段で異種警報器か否かを判定するので、通常異種警報器検知信号が出力されず警報器接続検知間欠駆動手段でガス漏れ警報器を駆動した時、警報器接続入力手段で警報器接続判定を行うが、電圧出力を行う異種警報器が接続された時も同様な警報器接続信号が出力されるが、駆動信号判定手段により警報信号間欠駆動手段及び警報器接続検知間欠駆動手段とが駆動停止しているのを検出時に警報器接続入力手段より信号を入力すると本来非警報器接続信号レベルが入力されるのに対し、警報器接続有信号が出力されるが警報器接続判定手段で異種警報器と判定することができかつ警告報知手段で警報報知するのでガス需要家及びガス事業者にガス漏れ警報器接続異常を警告報知でき、常に警報器接続を含めガス漏れ等の異常監視を正確に行え信頼性や安全性が向上する。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の第1及び第2の実施例を図1、図2を参照して説明する。図1、図2、において、図3、図4と同一機能を有する構成要素に関しては同一番号を付した。
【0015】
(実施例1)
図1は本発明の第1の実施例のガス遮断装置で、ガス遮断装置30にガス漏れ警報器2が信号線3を経由し端子台28を介して接続されている。以下このガス遮断装置30を説明していく。16は警報信号間欠駆動手段で、所定時間毎駆動信号を端子台15の+端子を介し、更に信号線3を介してガス漏れ警報器2のフォトカプラ8に供給する。17は警報器信号入力手段で、警報信号間欠駆動手段16で駆動信号をガス漏れ警報器2に供給すると、ガス漏れ警報器2よりガス漏れ信号の有無信号が出力されこれを検出する。18はガス漏れ判定手段で、警報信号入力手段17で検出したガス漏れ信号の有無信号よりガス漏れがあるか否かを判定する。ガス漏れと判定した時、遮断手段27に遮断信号を出力する。
【0016】
19は警報器接続検知間欠駆動手段で、ガス漏れ警報器2の接続有無を検出するための駆動信号を出力する。20は警報器接続入力手段で、警報器接続検知間欠駆動手段19により駆動信号が出力された時、ガス漏れ警報器2より警報器接続の有無信号を検出する。21は警報器接続判定手段で、警報器接続入力手段20でガス漏れ警報器2接続有無信号が出力されるとガス漏れ警報器2の接続判定を行う。22は異常判定手段で、警報器接続判定手段21で判定した警報器接続か、警報器未接続かの信号でガス器具の使用時間の遮断判定レベルを変更する。23は駆動信号判定手段で、定期的に接続された警報器が本来接続されるべきものかを確認するためのもので、定期的に警報信号間欠駆動信号16及び警報器接続検知間欠駆動手段19より駆動信号が出力状態か、また非出力状態かを判定する。24は報知手段で、遮断した内容を警告表示する。更に電話回線等を利用してガス事業者へガス漏れ警報器接続異常通知を行い、メンテナンス対応を要求する。25は流量検出手段で、使用ガス器具のガス流量を検出し異常判定手段22に出力する。
【0017】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置30を設置する時等に、ガス漏れ警報器2を台所やストーブ等を使用する場所のガス漏れ監視として設置し、信号線3でガス遮断装置30の端子台28に接続する。通常図1に示すようなフォトカプラ8を介して接続するガス漏れ警報器2が接続される。この時のガス漏れ警報器2の接続検知及びガス漏れ信号検出方法を説明する。定期的に警報器接続検知間欠駆動手段19により端子台28のマイナス端子を経由してガス漏れ警報器2のフォトダイオード8bのアノード側に駆動信号が供給される。駆動信号はフォトダイオード8bのカソードを介して端子台28のプラス端子を介して警報器接続入力手段20に信号が出力される。駆動信号がフォトダイオード8bを経由して警報器接続入力手段20に入ると警報器接続判定手段21で警報器接続と判定し、異常判定手段22に出力する。ここでガス漏れ警報器2が未接続の場合、駆動信号はマイナス端子を介して警報器接続入力手段20に到達しないので、接続検知時と逆の論理信号が警報器接続判定手段21より出力される。この場合、未接続信号を異常判定手段22に出力する。
【0018】
異常判定手段22にはガス器具の使用可能な制限時間がテーブルデータとして格納されている。この制限時間は警報器接続時は長く、又警報器未接続時は短く設定されており、ガス器具の使用時間を監視する際のしきい値は警報器接続判定手段21の出力信号で選択される。流量検出手段25で検出したガス器具の流量に応じて異常判定手段22で器具使用時間の監視を行い、異常時遮断手段12に遮断信号を出力しガス供給を停止する。
【0019】
ガス漏れ警報器2からのガス漏れ信号は、警報器接続検知間欠駆動手段19とは異なる周期で、定期的に警報信号間欠駆動手段16を駆動することにより検出される。警報器接続状態において、まず警報信号間欠駆動手段16で出力された駆動信号が端子台28を介してフォトカプラ8のフォトトランジスタ8aに供給される。非ガス漏れ時はフォトトランジスタ8aがオフ状態であり、ガス漏れ時はフォトトランジスタ8aがオン状態であり、ガス漏れ時は駆動信号がガス漏れ判定手段18に到達し、非ガス漏れ時は到達しない。警報信号入力手段17は警報信号間欠駆動手段16が出力した駆動信号の到達の有無をお互い逆の論理信号として検知しガス漏れ判定手段18に出力する。ガス漏れ判定手段18は駆動信号の有無でガス漏れの有無を判定し、駆動信号到達時即ちガス漏れ検出時、異常と判定し遮断手段12で遮断信号を出力する。その結果を報知手段24で遮断内容を報知する。
【0020】
更に駆動信号判定手段23は定期的に接続された警報器の確認のために警報信号間欠駆動手段16と及び警報器接続検知間欠駆動手段19の駆動信号の出力状態を判定する。即ち本来接続されるべきフォトカプラ式ガス漏れ警報器か、ガス漏れ検知の有無を異なる2種の電圧信号として出力するガス漏れ警報器かを定期的に確認する。
【0021】
まず駆動信号判定手段23より警報信号間欠駆動手段16と警報器接続検知間欠駆動手段19とが共に駆動停止状態になっているかを判定し、駆動停止状態と検出した時、その時の警報器接続入力手段20の信号を警報器接続判定手段21に入力し判定する。即ち通常のフォトカプラ8のインタフェース回路でなる、本来接続可能なガス漏れ警報器2の場合、フォトトランジスタ8aがオフ状態のままであり、警報器接続入力手段20より警報器未接続状態と同じ信号が検出される。即ち警報器接続駆動手段19が駆動信号出力した時のみ警報器接続信号が検出され、それ以外では検出されない。
【0022】
ところが、市場においてガス漏れ警報器2より直接遮断手段27を駆動できる信号を出力するガス漏れ警報器2が間違って端子台28に接続されることがある。このような時定期的に警報器確認を行う駆動信号判定手段23より警報信号間欠駆動手段16と警報器接続検知間欠駆動手段19とが共に駆動出力状態が停止状態であるのを検出すると、警報器接続入力手段20より警報器接続信号を入力する。
【0023】
電圧出力信号タイプのガス漏れ警報器2が接続されると端子台28に対し、非ガス漏れ時第1の電圧レベル、例えば6V等が常時印加されており、ガス漏れ検知時第2の電圧レベル、例えば12V等が出力される。従って警報器接続入力手段20は、警報器接続検知間欠駆動手段19より駆動信号が出力された時と同じ信号レベルが検出される。駆動信号判定手段23で共に駆動信号が出力されない状態で警報器接続判定を行うが、本来警報器非接続となるはずが警報器接続信号を検出するので、即ち警報器接続手段21より異種警報器接続信号が遮断手段12へ出力され、ガス供給を停止する。その状態を報知手段24で報知する。
【0024】
このようにしてガス漏れ警報器2が間違って接続されても、警報信号間欠駆動手段16や警報器接続検知間欠駆動手段19より駆動信号を出力しないときに警報器接続信号を検出するので異種警報器接続と、即ち本来接続されるべきでない警報器を識別でき、かつガス供給を停止してガス需要家及びガス事業者に通知することができる。よって、ガスを使い続けることによりいつの間にか電池電源がなくなり、ガス器具使用時の異常を検出出来ないという不具合、危険性がなくなり、即座にガス漏れ警報器等の安全監視器具のメンテナンスを要求することが出来て安全性や信頼性が向上する。又電圧出力式警報器の場合、ガス漏れ検知しても警報信号入力手段17で検出できず危険であったが警報器識別が可能となり、かつ利用者に通知でき安全性が向上する。
【0025】
(実施例2)
図2は本発明の第2の実施例のガス遮断装置である。図2において、図1、図3及び図4と同一機能を有する構成要素には同一番号を付し説明は省略する。
【0026】
ガス遮断装置30中の26は警告通報手段で、電話回線などを通じてガス事業者の保安監視センター等に本来接続されてはいけないガス漏れ警報器2が接続されている状態の通報を行う。又、逆にガス事業者よりガス漏れ警報器2の接続種類の確認を行える双方向通信機能を有している。
【0027】
次に上記構成の動作を説明する。ガス遮断装置30の端子台28にガス漏れ警報器2を接続する。通常図2に示すようなフォトカプラ8を介して接続するガス漏れ警報器2が接続される。この時のガス漏れ警報器2の接続検知及びガス漏れ信号検出方法を説明する。定期的に警報器接続検知間欠駆動手段19により端子台28のマイナス端子を経由してガス漏れ警報器2のフォトダイオード8bのアノード側に駆動信号が供給される。駆動信号はフォトダイオード8bのカソードを介して端子台28のプラス端子を介して警報器接続入力手段20に信号が出力される。駆動信号がフォトダイオード8bを経由して警報器接続入力手段20に入ると警報器接続判定手段21で警報器接続と判定し、異常判定手段22に出力する。ここでガス漏れ警報器2が未接続の場合、駆動信号はマイナス端子を介して警報器接続入力手段20に到達しないので、接続検知時と逆の論理信号が警報器接続判定手段21より出力される。この場合、未接続信号を異常判定手段22に出力する。
【0028】
異常判定手段22にはガス器具の使用可能な制限時間がテーブルデータとして格納されており、制限時間は警報器接続時は長く、又警報器未接続時は短く設定されており、ガス器具の使用時間を監視する際のしきい値は警報器接続判定手段21の出力信号で選択される。流量検出手段25で検出したガス器具の流量に応じて異常判定手段22で器具使用時間の監視を行い、異常時遮断手段12に遮断信号を出力しガス供給を停止する。
【0029】
ガス漏れ警報器2からのガス漏れ信号は、警報器接続検知間欠駆動手段19とは異なる周期で、定期的に警報信号間欠駆動手段16を駆動することにより検出される。警報器接続状態において、まず警報信号間欠駆動手段16で出力された駆動信号が端子台15を介してフォトカプラ8のフォトトランジスタ8aに供給される。非ガス漏れ時はフォトトランジスタ8aがオフ状態であり、ガス漏れ時はフォトトランジスタ8aがオン状態であり、ガス漏れ時は駆動信号がガス漏れ判定手段18に到達し、非ガス漏れ時は到達しない。警報信号入力手段17は警報信号間欠駆動手段16が出力した駆動信号の到達の有無をお互い逆の論理信号として検知しガス漏れ判定手段18に出力する。ガス漏れ判定手段18は駆動信号の有無でガス漏れの有無を判定し、駆動信号到達時即ちガス漏れ検出時、異常と判定し遮断手段12で遮断信号を出力する。
【0030】
更に駆動信号判定手段23は定期的に接続された警報器の確認のために警報信号間欠駆動手段16及び警報器接続検知間欠駆動手段19の駆動状態を確認し異種警報器を確認できる状態かを判定する。即ち本来接続されるべきフォトカプラ式ガス漏れ警報器か、ガス漏れ検知の有無を異なる2種の電圧信号として出力するガス漏れ警報器かを定期的に確認する。
【0031】
まず駆動信号判定手段23より警報信号間欠駆動手段16と警報器接続検知間欠駆動手段19とが共に駆動停止状態かを判定し、その時の警報器接続入力手段20の信号を警報器接続判定手段21で入力し判定する。即ち通常のフォトカプラ8のインタフェース回路でなる、本来接続可能なガス漏れ警報器2の場合、フォトトランジスタ8aがオフ状態のままであり、警報器接続入力手段20より警報器未接続状態と同じ信号が検出される。即ち警報器接続駆動手段19が駆動信号出力した時のみ警報器接続信号が検出され、それ以外では検出されない。
【0032】
ところが、市場においてガス漏れ警報器2より直接遮断手段12を駆動できる信号を出力するガス漏れ警報器2が間違って端子台15に接続されることがある。このような時定期的に警報器確認を行う駆動手段判定手段23より警報信号間欠駆動手段16と警報器接続検知間欠駆動手段19とが共に駆動出力停止状態であるのを検出すると、警報器接続入力手段20より警報器接続信号を入力する。
【0033】
電圧出力信号タイプのガス漏れ警報器2が接続されると端子台28に対し、非ガス漏れ時第1の電圧レベル、例えば6V等が常時印加されており、ガス漏れ検知時第2の電圧レベル、例えば12V等が出力される。従って警報器接続入力手段20は、警報器接続検知間欠駆動手段19より駆動信号が出力された時と同じ信号レベルが検出される。本来駆動信号判定手段23で駆動信号が出力されない状態を検出した時に警報器接続判定を行うが、この時警報器接続状態信号を検出すると本来の接続すべきでない警報器が接続されていると判定し、そして警報器接続手段21より異種警報器接続信号が警告通報手段26へ出力され、ガス事業者に電話回線等の公衆回線を通信手段で伝達される。
【0034】
このようにしてガス漏れ警報器2が間違って接続されても、警報信号間欠駆動手段16と警報器接続検知間欠駆動手段19とが共に駆動信号を出力していないのを検出した時、警報器接続信号を検出するので異種警報器接続と判定でき、即ち本来接続されるべきでない警報器と識別でき、かつガス漏れ警報器接続異常をガス需要家及びガス事業者に警告通知する。よって、ガスを使い続けることによりいつの間にか電池電源がなくなり、ガス器具使用時の異常を検出出来ないという不具合、危険性がなくなり、即座にガス漏れ警報器等の安全監視器具のメンテナンスを要求することが出来て安全性や信頼性が向上する。又電圧出力式警報器の場合、ガス漏れ検知しても警報信号入力手段17で検出できず危険であったが警報器識別が可能となり、かつ利用者に通知でき安全性が向上する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1によれば、通常警報器接続検知間欠駆動手段で駆動信号を出力しかつガス漏れ警報器を駆動した時、警報器接続入力手段で警報器接続判定を行う。その際、駆動信号判定手段で駆動信号停止状態である時に電圧出力を行う異種警報器が接続されていると同様な警報器接続信号が出力されるが、本来非警報器接続信号レベルが入力されるのに対し警報器接続有信号が出力されるので、警報器接続判定手段で異種警報器と判定することが出来、更にガス流路を遮断するので、ガス需要家及びガス事業者にガス漏れ警報器接続異常を警告報知でき、いつの間にか電池電圧がなくなりガス遮断装置としてガス需要家の使用ガス器具の異常監視が出来なくなるという不具合がなくなり、常に警報器接続を含めガス漏れ等の異常監視を正確に行え信頼性や安全性が向上する効果がある。
【0036】
又本発明の請求項2によれば、ガス漏れ警報器がガス遮断装置に接続された時、定期的に駆動信号判定手段より警報信号間欠駆動手段と警報器接続検知間欠駆動手段とが駆動停止状態かを判定しその時に警報器接続入力手段より出力される信号を警報器接続判定手段で異種警報器か否かを判定するので、通常警報器接続検知間欠駆動手段でガス漏れ警報器を駆動した時、警報器接続入力手段で警報器接続判定を行い、かつ電圧出力を行う異種警報器が接続された時も同様な警報器接続信号が出力されるが、駆動信号判定手段により警報信号間欠駆動手段と警報器接続検知間欠駆動手段とが共に駆動停止している時に警報器接続入力手段より信号を入力すると本来非警報器接続信号レベルが入力されるのに対し警報器接続有信号が出力されるので、警報器接続判定手段で異種警報器と判定することが出来、警告通報手段で警報報知してガス需要家及びガス事業者にガス漏れ警報器接続異常を警告報知でき、いつの間にか電池電圧がなくなりガス遮断装置としてガス需要家の使用ガス器具の異常監視が出来なくなるという不具合がなくなり、常に正しい警報器接続かを監視でき、ガス漏れ異常等の異常監視を正確に行え信頼性や安全性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるガス遮断装置の制御ブロック図
【図2】本発明の実施例2におけるガス遮断装置の制御ブロック図
【図3】従来のガス遮断装置を示す制御ブロック図
【図4】従来の他のガス遮断装置を示す制御ブロック図
【符号の説明】
2 ガス漏れ警報器
16 警報信号間欠駆動手段
17 警報信号入力手段
18 ガス漏れ判定手段
19 警報器接続検知間欠駆動手段
20 警報器接続入力手段
21 警報器接続判定手段
23 駆動信号判定手段
26 警告通報手段
27 遮断手段
30 ガス遮断装置
Claims (2)
- ガス漏れ警報器の信号を検出するため駆動信号を出力する警報信号間欠駆動手段と、ガス漏れ警報器が接続されているかを検出するための駆動信号を出力する警報器接続検知間欠駆動手段と、前記警報信号間欠駆動手段と前記警報器接続検知間欠駆動手段の出力信号の確認を行う駆動信号判定手段と、前記警報信号間欠駆動手段により駆動信号出力時ガス漏れ警報器からの信号を入力する警報信号入力手段と、前記警報器接続検知間欠駆動手段より駆動信号出力時警報器接続信号を入力する警報器接続入力手段と、前記警報信号入力手段よりガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、前記警報器接続入力手段の出力信号より警報器接続を判定すると共に前記駆動信号判定手段より駆動出力信号無と判定した時異種警報器接続の有無を判定する警報器接続判定手段と、前記警報器接続判定手段で異種警報器接続と判定すると媒体流路を遮断する遮断手段とを備えたガス遮断装置。
- ガス漏れ警報器の信号を検出するため駆動信号を出力する警報信号間欠駆動手段と、ガス漏れ警報器が接続されているかを検出するための駆動信号を出力する警報器接続検知間欠駆動手段と、前記警報信号間欠駆動手段と前記警報器接続検知間欠駆動手段の出力信号の確認を行う駆動信号判定手段と、前記警報信号間欠駆動手段により駆動信号出力時ガス漏れ警報器からの信号を入力する警報信号入力手段と、前記警報器接続検知間欠駆動手段より駆動信号出力時警報器接続信号を入力する警報器接続入力手段と、前記警報信号入力手段よりガス漏れの有無を判定するガス漏れ判定手段と、前記警報器接続入力手段の出力信号より警報器接続を判定すると共に前記駆動信号判定手段より駆動信号が出力無と判定した時異種警報器接続の有無を判定する警報器接続判定手段と、前記警報器接続判定手段で判定した異種警報器接続の報知を行う警告通報手段とを備えたガス遮断装置。
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